JPH07126719A - 微粉体の吹込量制御方法 - Google Patents

微粉体の吹込量制御方法

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JPH07126719A
JPH07126719A JP26914293A JP26914293A JPH07126719A JP H07126719 A JPH07126719 A JP H07126719A JP 26914293 A JP26914293 A JP 26914293A JP 26914293 A JP26914293 A JP 26914293A JP H07126719 A JPH07126719 A JP H07126719A
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JP
Japan
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pressure
tank
injection
weight
injection tank
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Application number
JP26914293A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Ogata
清志 緒方
Masao Fujita
昌男 藤田
Katsumi Ino
勝己 井野
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インジェクションタンクから輸送して高炉羽
口に吹込む微粉炭量の検出精度向上を達成する。 【構成】 均圧タンク2およびインジェクションタンク
3の圧力、重量、インジェクションタンク3内のガス重
量の各変化量を求め、これによって微粉体吹込重量を修
正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は均圧タンクとインジェク
ションタンクとを上下に直列に接続し、均圧タンクの均
圧および排圧により微粉体の払い出しおよび受け入れを
くり返し行う一方、インジェクションタンクに配備した
ロードセルにより微粉体の重量を検知しながら連続的に
高圧輸送する微粉体の吹込量制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】微粉体を輸送ガスによって連続輸送する
に際して、使用される2台のタンクを直列に接続した高
圧連続供給系においては、それぞれの高圧計量タンクの
重量を計量して微粉体の単位時間当りの輸送重量を検出
するようにしている。たとえば、特開昭57−101605号公
報には、インジェクションタンクに設けたロードセルに
より重量の変化量を検知することにより高炉の羽口部を
介して炉内に微粉炭を吹込む技術が開示されている。
【0003】このような微粉体の高圧連続供給系におい
ては、図5に示すようにサービスタンク1、均圧タンク
2およびインジェクションタンク3は、それぞれ投入管
22aおよび投入管22bを介して直列に接続されており、
投入管22a、22bには、それぞれ投入弁4a、4bおよ
び可撓管5a、5bが配設してある。インジェクション
タンク3の下部には、N2 ガスや、空気などの加圧気体
が加圧気体供給管6から供給され、またインジェクショ
ンタンク3内で流動する微粉炭に上側から近接して外部
に延長する輸送管7が配設してある。
【0004】この輸送管7の出口に接続されたブースタ
管8からN2 ガスや空気などのブースタ気体を供給し、
これによって輸送管7を介して微粉炭を高炉近くまで輸
送し、高炉の羽口部に吹き込むものである。また均圧タ
ンク2およびインジェクションタンク3にはそれぞれロ
ードセル9および10によってタンク重量が独立して計量
できるようになっている。
【0005】前記のような微粉炭の高圧連続供給系にお
いて、均圧タンク2はサービスタンク1およびインジェ
クションタンク3の内圧の違いを補償するため設置され
ているものである。サービスタンク1から均圧タンク2
に微粉炭が供給される時は、均圧タンク2の内圧がサー
ビスタンク1の内圧(大気圧)とほぼ等しくなるよう
に、また均圧タンク2からインジェクションタンク3に
微粉炭を供給する時には均圧タンク2内の内圧がインジ
ェクションタンク3の内圧(高圧)とほぼ等しくなるよ
うに制御される。そしてサービスタンク1から均圧タン
ク2へ供給された微粉炭が、インジェクションタンク3
内の微粉炭量が減少した段階で間欠的にインジェクショ
ンタンク3に補給され、インジェクションタンク3から
は輸送管7を通して連続的に高炉羽口に輸送するように
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにインジェ
クションタンク3に配備したロードセル10によって計量
される重量変化によって高炉への微粉炭吹込み量を検知
する場合には、(1)均圧タンク2およびインジェクシ
ョンタンク3の均圧、排圧操作による圧力状態変化に起
因するロードセルへの反力の影響力、(2)均圧タンク
内の重量に起因するインジェクションタンクのロードセ
ル10に対する影響力、(3)インジェクションタンク内
の加圧ガス体積変動によるガス重量の変化による影響力
を考慮していない。
【0007】その結果、図2に示すように均圧タンク2
の均圧・排圧時、均圧タンク2からインジェクションタ
ンク3への微粉炭払出し時、均圧タンク2への微粉炭の
受入れ時の各工程、、、では、ロードセル9、
10によって高炉羽口への微粉炭吹込み量を正確に検出す
ることができず、ロードセル9、10によって微粉炭の重
量変化を正確に検出できるのは、その前後の工程のみ
であった。
【0008】すなわち、図2に示すプロセスにおいて、
ロードセル10によって計量されるインジェクションタン
ク3の重量変化量が高炉羽口への輸送量と比例するのは
工程のみであり、他の工程、、、では正確に
検出するのが極めて困難であった。このため微粉炭の吹
込み量を検出できない期間については、微粉炭吹込み量
の制御方法を、インジェクションタンクのロードセルに
よる重量変化量を実績値として目標設定値に近づける以
外の制御方法と切替える必要がある。しかるにその切替
え時に吹込み目標設定値と実績値とが大きく異なる場
合、もしくは現状に対して大きく異なる目標設定値を設
定した場合、微粉炭の吹込み量が不安定になり安定する
まで時間がかかり、安定してもまた次の制御への切替え
となり、不安定な状態を繰り返すことになるという問題
点があった。
【0009】インジェクションタンクが備えたロードセ
ルにより検出した重量変化量の値を平滑化するために、
現時点から過去に塑及するT時間のデータを平均する移
動平均法が用いられる例はあるが、正確さに欠ける。本
発明は、前記従来技術の問題点を解消し、インジェクシ
ョンタンクに備えたロードセルにより微粉体の吹込量を
全期間に亘り正確に検出することができる微粉体の吹込
量制御方法を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1記載の本発明は、均圧タンクとインジェクシ
ョンタンクとを上下に直列に接続し、均圧タンクの均圧
および排圧により微粉体の払い出しおよび受け入れをく
り返し行う一方、均圧タンクおよびインジェクションタ
ンクにそれぞれ配備したロードセルにより微粉体の重量
を検知しながら連続的に高圧輸送する微粉体の吹込量制
御方法において、前記インジェクションタンクのロード
セルにより検知された微粉体重量の変化量を均圧タンク
の圧力と重量、インジェクションタンクの圧力と重量お
よびインジェクションタンク内の気体重量から選ばれる
要因の組み合わせによって補正することを特徴とする微
粉体の吹込量制御方法である。
【0011】また請求項2記載の本発明は、均圧タンク
とインジェクションタンクとを直列に接続し、均圧タン
クの均圧および排圧により微粉体の払い出しおよび受け
入れをくり返し行う一方、インジェクションタンクに備
えたロードセルにより微粉体重量の変化を検知しながら
連続的に高圧輸送する微粉体の吹込量制御方法におい
て、前記インジェクションタンクの圧力またはブースタ
ガス量もしくは両方を変化させることにより微粉体吹き
込み量を制御するに際し、微粉体吹き込み量の実績値と
目標設定値とから設備の制御応答性に基いて仮目標値を
求め、その仮目標値を制御上の目標値として滑らかな変
化で最終的に目標設定値に実績値を近づけることを特徴
とする微粉体の吹込量制御方法である。
【0012】
【作用】均圧タンクとインジェクションタンクとの均
圧、排圧等の圧力状態によるインジェクションタンクに
備えたロードセルへの影響力(Fp)は、均圧タンクお
よびインジェクションタンクが空の状態で各圧力を変化
させ、その圧力を検出してインジェクションタンクへの
影響力(Fp)を実験により求める。
【0013】均圧タンクの重量状態によるインジェクシ
ョンタンクに備えたロードセルへの影響力(Fw)は、
均圧タンクとインジェクションタンクとを空にし、均圧
タンクに重量既知の種々のおもりを吊すことによりイン
ジェクションタンクへの影響力(Fw)を求める。また
インジェクションタンク内の加圧ガスの重量(Wg)の
変化については、関係式(1)を用いて求めることがで
きる。
【0014】前記圧力状態によるインジェクションタン
クのロードセルへの影響力(Fp)、重量状態によるイ
ンジェクションタンクのロードセルへの影響力(Fw)
およびインジェクションタンク内の加圧ガスの重量(W
g)を補正量とし、インジェクションタンクのロードセ
ルの重量読み値(WL )とした場合には、微粉炭の真重
量(Wr)は関係式(2)により求めることができる。
【0015】
【数1】
【0016】前記の関係式(1)と(2)とから微粉体
の真重量(Wr)は次の関係式(3)により求めること
ができる。
【0017】
【数2】
【0018】このようにして関係式(3)によって求め
た微粉炭の真重量(Wr)の変化量dWr/dtよりイ
ンジェクションタンクから輸送した微粉体の吹き込み量
を求めるものである。
【0019】
【実施例】以下、本発明の構成および作用を実施例に基
いて詳細に説明する。 実施例1 高炉羽口への微粉炭の高圧連続供給系において図1に示
すようにサービスタンク1の下部に接続した投入管22a
には投入弁4aおよび可撓管5aが配設してあり、均圧
タンク2の下部に接続した投入管22bには投入弁4bお
よび可撓管5bが配設してあり、最下部にインジェクシ
ョンタンク3が接続してある。インジェクションタンク
3の下部に空気やN2 などの加圧気体供給管6が接続し
てあり、この加圧気体供給管6には、圧力調節弁11が介
装してある。
【0020】この圧力調節弁11には、常時インジェクシ
ョンタンク3に配設された圧力検出器12を用いて検出し
た圧力値がフィードバックされ、これによって圧力調節
弁11の開度を調整し、インジェクションタンク3内の圧
力が所要の圧力値になるように加圧気体供給管6を通し
て加圧気体を供給して定値制御される。このようにして
加圧気体供給管6からインジェクションタンク3の下部
に供給された加圧気体によってタンク3内で微粉炭がエ
アレーションされる。タンク3内でエアレーションした
微粉炭は、インジェクションタンク3の下部内で上側か
ら近接して外部に延長する輸送管7に導かれる。
【0021】輸送管7には輸送弁13が介装してあり、こ
の輸送弁13は微粉炭の輸送時には全開、非輸送時には全
閉に操作される。また輸送管7に介装した輸送弁13の二
次側にブースタ管8が接続してあると共に、このブース
タ管8には流量調節弁16が介装してあり、この流量調節
弁16を操作することによってブースタ気体の流量が所要
値に維持される。
【0022】かくしてインジェクションタンク3から輸
送管7に導かれる微粉炭の流量は、ブースタ管8から供
給されるブースタ気体の流量によって制御され、これに
よって輸送管7を通して微粉炭をブースタ気体と共に高
炉近くまで輸送し、羽口部に吹き込むものである。均圧
タンク2およびインジェクションタンク3にはそれぞれ
ロードセル9、10がそれぞれ配備してあり、タンク重量
が独立に計量できるようになっている。ロードセル10を
用いてインジェクションタンク3の重量読み値WL を計
量し、その変化dWL /dtから高炉羽口へ輸送される
微粉炭重量を検出するようになっている。
【0023】なお、均圧タンク2の頂部とインジェクシ
ョンタンク3の頂部との間には制御弁14を介装した循環
配管15が配設してある。前述のようにしてインジェクシ
ョンタンク3から連続して高炉羽口へ微粉炭を輸送しつ
つ間欠的に均圧タンク2からインジェクションタンク3
に微粉炭を払い出すと共に、サービスタンク1から均圧
タンク2に微粉炭を受入れると均圧タンク2とインジェ
クションタンク3の重量は図2に示すような推移を経て
変化する。
【0024】図2における時刻t0 からt1 までの工程
では、均圧タンク2内には、微粉炭を上限設定レベル
に貯蔵した状態で待機しているのでロードセル9によっ
て計量される均圧タンク2の重量は変化がなく一定値を
示している。一方、インジェクションタンク3では、輸
送管7を通して一定流量の微粉炭が高炉羽口に吹き込ま
れているので、ロードセル10により計量されるインジェ
クションタンク3の重量は高炉羽口に吹込んだ微粉炭量
に応じて徐々に減少する。
【0025】この工程では、前述のように均圧タンク
2内は常圧であると共に微粉炭の重量が一定であり変化
がなく、またインジェクションタンク3内が高圧である
だけで圧力状態が安定しているばかりでなく微粉炭の重
量は、羽口への吹込量に応じ徐々に減少するのみである
ので、ロードセル10によって計量されるインジェクショ
ンタンク3の重量読み値WL の変化に基いて羽口への微
粉炭吹込量をほぼ正確に検出することができることにな
る。
【0026】インジェクションタンク3内の微粉炭吹込
みによってインジェクションタンク3内の微粉炭の残量
が設定下限重量値に近くなると均圧工程に入る。すな
わち時刻t1 でロードセル10の出力に基づき圧力調節弁
20を制御して均圧タンク2に配設した圧力検出器19によ
って検出される圧力値がインジェクションタンク3内の
圧力と等しくなって均圧されるように圧力調節弁20を開
いて気体供給管21から高圧気体を供給する。
【0027】もし、均圧タンク2内の圧力が既定のしき
い値を越えるならば圧力調節弁17を開いて排気管23から
排気して設定圧力値に戻す。このようにして均圧タンク
2内を充圧してインジェクションタンク3との均圧後
に、均圧タンク2からインジェクションタンク3への微
粉炭払出し工程に入る。すなわち図2において微粉炭
払出し開始時刻t2 でまず投入弁4bが開かれ、均圧タ
ンク2内の微粉炭がインジェクションタンク3内にその
輸送量より多い払出し量で払出される。その結果、均圧
タンク2の重量は急激に減少すると共に、インジェクシ
ョンタンク3の重量は増加する。インジェクションタン
ク3内の微粉炭量が設定上限重量値になる時刻t3 でロ
ードセル10の出力に基づき投入弁4bを閉じて払出しを
停止する。
【0028】なお、微粉炭の払出し開始時刻t2 にて制
御弁14が開かれ、インジェクションタンク3内に払出さ
れる微粉炭量の増加に追従してインジェクションタンク
3内の加圧気体を均圧タンク2内に循環させる。かくし
て時刻t2 からt3 に至る微粉炭払出し工程では、排
気用圧力調節弁17を介して均圧タンク2内の加圧気体が
所定量放出され、均圧タンク2とインジェクションタン
ク3内の圧力が定値制御される。この時、加圧気体供給
管6を通じて供給される加圧気体流量が所定流量になる
ように制御され必要な微粉炭の輸送が継続されている。
【0029】このようにして均圧タンク2からインジェ
クションタンク3に払出し開始時刻t2 から払出し終了
時刻t3 までの工程では、前述のようにインジェクシ
ョンタンク3には高炉羽口に輸送される量より多い微粉
炭量が払出されるのでロードセル10によって計量される
重量WL の変化dWL /dtにより高炉羽口に輸送され
る微粉炭量を検出することができない。
【0030】均圧タンク2からの微粉炭払出しを終了し
たら時刻t3 からt4 までの排圧工程で均圧タンク2
の排圧操作を行って常圧に戻した後、時刻t4 で投入弁
4aを開いてサービスタンク1から均圧タンク2に微粉
炭の受入れを開始する。この時、ロードセル9によって
計量される均圧タンク2の重量は急激に上昇する。ロー
ドセル9によって計量される均圧タンク2の重量値が設
定上限値になる時刻t 5 で投入弁4aを閉じ微粉炭の受
入れ作業を停止する。
【0031】前述のように均圧タンク2を充圧する工程
および排圧する工程では均圧タンク2内の圧力が常
圧から高圧に、また高圧から常圧に急激に変化するた
め、その圧力変化により、ロードセル10によって計量さ
れるインジェクションタンク3の重量読み値WL が影響
を受けて変化し、読み他の変化dWL /dtにより微粉
炭の羽口への吹込み量を正確に検出することができなく
なる。
【0032】たとえば、均圧タンク2を充圧する場合に
は、可撓管5aの圧力が上昇するので上下方向の推力
が、排圧する場合には、圧力が低下するので、その逆の
力が発生する。このようにして発生した力Fpが均圧タ
ンク2および投入管22bを介してインジェクションタン
ク3に作用するため、ロードセル10によって計量される
重量読み値WL に比較して真重量WrがFpだけ変動す
ることになる。
【0033】均圧タンク2からインジェクションタンク
3に微粉炭を払い出す場合およびサービスタンク1から
受入れる場合には均圧タンク2の重量が急減または急増
するので均圧タンク重量変化による影響力Fwだけ、ロ
ードセル10によって計量される重量読み値WL が変動す
ることになる。またインジェクションタンク3内を所定
の圧力値に維持するために必要な加圧気体の重量も、た
とえば図2に示すように均圧タンクからインジェクショ
ンタンク3に払出す時にはインジェクションタンク3内
の微粉炭量の変化に伴って大幅に変化する。このインジ
ェクションタンク3内の加圧気体重量Wgの変化に連れ
て、ロードセル10によって計量される読み値WL が変化
することになる。
【0034】本発明では、ロードセル10によって計量さ
れるインジェクションタンク3の読み値WL を、前述の
ような均圧タンク、インジェクションタンク圧力による
影響力Fp、均圧タンク重量によるインジェクションタ
ンク重量への影響力Fwおよびインジェクションタンク
内のガス重量Wgの要因を採り込んで補正し、真の微粉
炭輸送量を求めることを骨子とするものである。
【0035】たとえば図2に示す微粉炭の受払いプロセ
スにおいて、均・排圧や払出・受入を行っていない工程
では、均圧タンク2内は常圧であるのでロードセル10
によって計量されるインジェクションタンク3の重量読
み値WL の変化dWL /dtによって高炉羽口へ吹込ま
れる真重量Wrをダイレクトに求める。 Wr≒WL また均圧タンク2とインジェクションタンク3との均圧
工程および排圧工程では、均圧タンク・インジェク
ションタンクの圧力による影響力Fpにより、ロードセ
ル10により計量されるインジェクションタンクの重量読
み値WL を補正して高炉羽口へ輸送する微粉炭の真重量
Wrを求める。 Wr≒WL −Fp 均圧タンク2からインジェクションタンク3への微粉炭
払出し工程では、均圧タンク2内の常圧から高圧への
変化、均圧タンク2の重量急減およびインジェクション
タンク3内の加圧気体重量変化を伴うことになる。
【0036】そこで工程では、均圧タンク・インジェ
クションタンクの圧力による影響力Fp、均圧タンク重
量によるインジェクションタンク影響力Fwおよびイン
ジェクションタンク内の気体重量Wgの要因を用いて補
正し、高炉羽口へ輸送する微粉炭の真重量Wrを求め
る。この場合、たとえばロードセル9により計量される
均圧タンク2の重量W1 とロードセル10によって計量さ
れるインジェクションタンク3の重量W2 との差W 1
2 をロードセルの読み値WL (=W1 −W2 )とす
る。この読み値WL を前記Fp、FwおよびWgを用い
て補正し、高炉羽口へ輸送する微粉炭の真重量Wrを求
める。 Wr≒WL −(Fp+Fw+Wg) さらにサービスタンク1から均圧タンク2への微粉炭受
入れ工程では、タンク内は、常圧でありロードセル9
によって計量される微粉炭の重量値が急激に上昇するの
で均圧タンク2の重量によるインジェクションタンク影
響力Fwを用いてロードセル10により計量される重量読
み値WL を補正し、高炉羽口へ輸送する微粉炭の真重量
Wrを求める。 Wr≒WL −Fw 以上説明したように本発明の実施例1ではインジェクシ
ョンタンク3に配備したロードセル10によって計量され
る重量読み値WL を均圧タンク2の圧力と重量およびイ
ンジェクションタンク3の圧力と重量から選ばれる要因
の組み合わせによって補正し、下記の関係式を用いて真
の微粉炭の真重量を求めるものである。 Wr=WL −(Fp+Fw+Wg) 実施例2 図2に示す均圧タンクとインジェクションタンクの微粉
炭受入れ払い出しの工程において、の工程では均圧タ
ンクがインジェクションタンクへ微粉炭を払い出すため
に均圧タンクの圧力をインジェクションタンクの圧力ま
で加圧している。の工程では均圧タンクからインジェ
クションタンクへ微粉炭を払い出している。の工程で
は均圧タンクが微粉炭ホッパーから微粉炭を受け入れる
ために排圧している。の工程では、均圧タンクがサー
ビスタンクから微粉炭を受け入れている。この〜の
期間以外は均圧タンクは待機状態となり、一般にインジ
ェクションタンクのロードセルの変化量は外乱を受ける
事なく、正確な微粉炭吹込み量を示す。、および
の期間は補正をうまく行えば、インジェクションタンク
のロードセルの変化量は正確な微粉炭吹込み量を示す
が、の期間はインジェクションタンクへの微粉炭受入
過程であり、ロードセル計量値は外乱を受けるため役立
たない。
【0037】いずれにしても、インジェクションタンク
のロードセルの変化量で微粉炭吹込み量を検知する制御
方法と、その他の制御方法、例えばインジェクションタ
ンク圧力を固定する等とを併用しなければならない。そ
の制御の移り変わりの際もしくは大きく微粉炭吹込み量
目標設定値を変更した際に、微粉炭吹込み量の実績値と
目標設定値から設備の応答性を考慮して仮目標値を求
め、その仮目標値を制御上の目標値とし安定した滑らか
な変化で最終的には目標設定値に実績値を近づけること
を特徴とする制御方法で安定した微粉炭吹込みを可能と
する。
【0038】例えば、〜の期間をP1kg/cm2 のイ
ンジェクションタンク圧力に固定しておき、インジェク
ションタンクのロードセルでの制御に切り替えた際、図
3に示すように吹込量目標設定値:W1に対して実績
値:W2で吹き込んでいたとすると、W1にするよう
に、インジェクションタンク圧力が変化する、この変化
が急激であると図3に示すように、W1の吹込み量を越
え、不安定な動きを見せる。そこで図4に示すようにW
1とW2の間もしくはW1を通りすぎたところに、設備
の制御応答性を考慮した位置で仮目標値を設定し、その
仮目標値を制御上の設定値としてインジェクションタン
ク圧力を変化させることによりW1を大きく越えること
なしに滑らかに目標設定値W1での微粉炭吹込みを可能
とする。図4にW1>W2で仮目標値の位置をW2+α
×(W1−W2)とした場合の制御を取り入れた際の吹
込み量の変動を示す。αは0≦α≦1の範囲で用いる。
αが1を越えると反って外乱が大きくなる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば均圧
タンクの均・排圧、均圧タンクからインジェクションタ
ンクへの微粉体の払出し、サービスタンクから均圧タン
クへの微粉体の受入れおよびインジェクションタンク内
の気体重量の影響を考慮してインジェクションタンクか
ら微粉体を輸送するので、吹込量が正確に制御すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す構成図である。
【図2】均圧タンクおよびインジェクションタンクの重
量変化の推移を示すグラフである。
【図3】微粉炭吹込量の目標設定値に対する実績値の推
移を示すグラフである。
【図4】微粉炭吹込量の目標設定値に対する仮目標値を
定めて微粉炭吹込量を修正し吹込む場合の推移を示すグ
ラフである。
【図5】従来例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 サービスタンク 2 均圧タンク 3 インジェクションタンク 4 投入弁 5 可撓管 6 加圧気体供給管 7 輸送管 8 ブースタ管 9 ロードセル(均圧タンク用) 10 ロードセル(インジェクションタンク用) 11 圧力調節弁 12 圧力検出器 13 輸送弁 14 制御弁 15 循環配管 16 流量調節弁 17 排気用圧力調節弁 19 圧力検出器 20 圧力調節弁 21 気体供給管 22 投入管 23 排気管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 均圧タンクとインジェクションタンクと
    を直列に接続し、均圧タンクの均圧および排圧により微
    粉体の払い出しおよび受け入れをくり返し行う一方、均
    圧タンクおよびインジェクションタンクにそれぞれ配備
    したロードセルにより微粉体の重量を検知しながら連続
    的に高圧輸送する微粉体の吹込量制御方法において、前
    記インジェクションタンクのロードセルにより検知され
    た微粉体重量の変化量を均圧タンクの圧力と重量、イン
    ジェクションタンクの圧力と重量およびインジェクショ
    ンタンク内の気体重量から運ばれる要因の組み合わせに
    よって補正することを特徴とする微粉体の吹込量制御方
    法。
  2. 【請求項2】 均圧タンクとインジェクションタンクと
    を上下に直列に接続し、均圧タンクの均圧および排圧に
    より微粉体の払い出しおよび受け入れを繰り返し行う一
    方、インジェクションタンクに備えたロードセルにより
    微粉体重量の変化を検知しながら連続的に高圧輸送する
    微粉体の吹込量制御方法において、前記インジェクショ
    ンタンクの圧力またはブースタガス量もしくは両方を変
    化させることにより微粉体吹き込み量を制御するに際
    し、微粉体吹き込み量の実績値と目標設定値とから設備
    の制御応答性に基いて仮目標値を求め、その仮目標値を
    制御上の目標値として滑らかな変化で最終的に目標設定
    値に実績値を近づけることを特徴とする微粉体の吹込量
    制御方法。
JP26914293A 1993-10-27 1993-10-27 微粉体の吹込量制御方法 Pending JPH07126719A (ja)

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