JPH07126590A - 感圧性接着剤組成物 - Google Patents
感圧性接着剤組成物Info
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- JPH07126590A JPH07126590A JP29431393A JP29431393A JPH07126590A JP H07126590 A JPH07126590 A JP H07126590A JP 29431393 A JP29431393 A JP 29431393A JP 29431393 A JP29431393 A JP 29431393A JP H07126590 A JPH07126590 A JP H07126590A
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- Japan
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- pressure
- sensitive adhesive
- tackifying resin
- adhesive composition
- parts
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 粘着力、接着力および凝集力のバランス特性
に格段にすぐれたゴム系の感圧性接着剤組成物を提供す
る。 【構成】 天然ゴムまたはポリイソプレンゴム100重
量部に対して、脂肪族石油系粘着付与樹脂20〜160
重量部とテルペンフエノ―ル系粘着付与樹脂5〜50重
量部とを含ませる。
に格段にすぐれたゴム系の感圧性接着剤組成物を提供す
る。 【構成】 天然ゴムまたはポリイソプレンゴム100重
量部に対して、脂肪族石油系粘着付与樹脂20〜160
重量部とテルペンフエノ―ル系粘着付与樹脂5〜50重
量部とを含ませる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム系の感圧性接着剤
組成物に関するものである。
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴム系の感圧性接着剤組成物は、天然ゴ
ムまたは合成ゴムに粘着付与樹脂、軟化剤、架橋剤など
を配合して、溶液状、水分散状、固形状などの各種形態
とし、これを基材上に塗工して感圧性接着シ―トまたは
テ―プ類を作製している。
ムまたは合成ゴムに粘着付与樹脂、軟化剤、架橋剤など
を配合して、溶液状、水分散状、固形状などの各種形態
とし、これを基材上に塗工して感圧性接着シ―トまたは
テ―プ類を作製している。
【0003】この感圧性接着シ―トまたはテ―プ類の接
着特性は、粘着力、接着力および凝集力によつて評価さ
れるが、これらの特性は一般に相反する性格を有してい
るため、一特性を向上させると他の特性が低下してしま
うというように、すべての特性をバランスよく満足させ
ることは決して容易ではない。
着特性は、粘着力、接着力および凝集力によつて評価さ
れるが、これらの特性は一般に相反する性格を有してい
るため、一特性を向上させると他の特性が低下してしま
うというように、すべての特性をバランスよく満足させ
ることは決して容易ではない。
【0004】このため、たとえば、天然ゴムまたはポリ
イソプレンゴムに対して、脂肪族と芳香族とを共重合さ
せた石油系粘着付与樹脂を主成分とし、これにテルペン
系、ロジン系、それらの変性品などの粘着付与樹脂を加
えたものを配合して、上記接着特性のバランス化を図る
試みがなされている。
イソプレンゴムに対して、脂肪族と芳香族とを共重合さ
せた石油系粘着付与樹脂を主成分とし、これにテルペン
系、ロジン系、それらの変性品などの粘着付与樹脂を加
えたものを配合して、上記接着特性のバランス化を図る
試みがなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
試みによつて、ある程度の成果は得られているものの、
なお十分に満足できるものとはいえず、前記バランス特
性に非常にすぐれた実用価値の高い感圧性接着剤組成物
の出現が強く望まれていた。
試みによつて、ある程度の成果は得られているものの、
なお十分に満足できるものとはいえず、前記バランス特
性に非常にすぐれた実用価値の高い感圧性接着剤組成物
の出現が強く望まれていた。
【0006】本発明は、このような事情に鑑み、ゴム系
の感圧性接着剤組成物として、粘着力、接着力および凝
集力のバランス特性に格段にすぐれた感圧性接着剤組成
物を提供することを目的としている。
の感圧性接着剤組成物として、粘着力、接着力および凝
集力のバランス特性に格段にすぐれた感圧性接着剤組成
物を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するため、鋭意検討した結果、天然ゴムまたは
ポリイソプレンゴムに、特定の粘着付与樹脂を二種組み
合わせて配合したときに、粘着力、接着力および凝集力
のバランス特性にすぐれた感圧性接着剤組成物が得られ
ることを知り、本発明を完成するに至つた。
的を達成するため、鋭意検討した結果、天然ゴムまたは
ポリイソプレンゴムに、特定の粘着付与樹脂を二種組み
合わせて配合したときに、粘着力、接着力および凝集力
のバランス特性にすぐれた感圧性接着剤組成物が得られ
ることを知り、本発明を完成するに至つた。
【0008】すなわち、本発明は、天然ゴムまたはポリ
イソプレンゴム100重量部に対して、脂肪族石油系粘
着付与樹脂20〜160重量部とテルペンフエノ―ル系
粘着付与樹脂5〜50重量部とが含まれていることを特
徴とするゴム系の感圧性接着剤組成物に係るものであ
る。
イソプレンゴム100重量部に対して、脂肪族石油系粘
着付与樹脂20〜160重量部とテルペンフエノ―ル系
粘着付与樹脂5〜50重量部とが含まれていることを特
徴とするゴム系の感圧性接着剤組成物に係るものであ
る。
【0009】
【発明の構成・作用】本発明に用いる天然ゴムおよびポ
リイソプレンゴムは、ム―ニ―粘度ML1+4(100
℃)が20〜120の範囲にあるのが好ましい。ム―ニ
―粘度が低すぎると、凝集力が小さくなり、また高すぎ
ると粘着力が乏しくなる。ム―ニ―粘度の設定は、ロ―
ルによる素練り時間、素練り促進剤の量などを適宜調整
することにより、容易に行うことができる。
リイソプレンゴムは、ム―ニ―粘度ML1+4(100
℃)が20〜120の範囲にあるのが好ましい。ム―ニ
―粘度が低すぎると、凝集力が小さくなり、また高すぎ
ると粘着力が乏しくなる。ム―ニ―粘度の設定は、ロ―
ルによる素練り時間、素練り促進剤の量などを適宜調整
することにより、容易に行うことができる。
【0010】本発明に用いる粘着付与樹脂は、脂肪族石
油系粘着付与樹脂と、テルペンフエノ―ル系粘着付与樹
脂との二種の樹脂成分からなる。すなわち、両樹脂成分
の併用が粘着力、接着力および凝集力のバランス特性に
すぐれた効果を奏するものであつて、どちらか一方だけ
を用いたり、どちらか一方と他の粘着付与樹脂との併用
系などでは、本発明の如き効果は奏されない。
油系粘着付与樹脂と、テルペンフエノ―ル系粘着付与樹
脂との二種の樹脂成分からなる。すなわち、両樹脂成分
の併用が粘着力、接着力および凝集力のバランス特性に
すぐれた効果を奏するものであつて、どちらか一方だけ
を用いたり、どちらか一方と他の粘着付与樹脂との併用
系などでは、本発明の如き効果は奏されない。
【0011】脂肪族石油系粘着付与樹脂とは、石油系の
不飽和炭化水素の中で脂肪族系のものを原料成分とした
樹脂であつて、市販品としては、たとえば、日本ゼオン
(株)製の商品名「クイントンC−100」、ト―ネツ
クス(株)製の商品名「エスコレツツ−1202」、住
友化学(株)製の商品名「タツキロ―ル5000」など
が挙げられる。
不飽和炭化水素の中で脂肪族系のものを原料成分とした
樹脂であつて、市販品としては、たとえば、日本ゼオン
(株)製の商品名「クイントンC−100」、ト―ネツ
クス(株)製の商品名「エスコレツツ−1202」、住
友化学(株)製の商品名「タツキロ―ル5000」など
が挙げられる。
【0012】テルペンフエノ―ル系粘着付与樹脂は、テ
ルペンとフエノ―ルとの共重合樹脂であつて、好ましく
は軟化点が100〜150℃の範囲にあるものを使用す
る。市販品としては、たとえば、ヤスハラケミカル
(株)製の商品名「Ysポリスタ―T−115」、住友
デユレズ(株)製の商品名「スミライトレジンPR12
603N」、荒川化学(株)製の商品名「タマノル80
3L」などがある。
ルペンとフエノ―ルとの共重合樹脂であつて、好ましく
は軟化点が100〜150℃の範囲にあるものを使用す
る。市販品としては、たとえば、ヤスハラケミカル
(株)製の商品名「Ysポリスタ―T−115」、住友
デユレズ(株)製の商品名「スミライトレジンPR12
603N」、荒川化学(株)製の商品名「タマノル80
3L」などがある。
【0013】このような二種の粘着付与樹脂は、天然ゴ
ムまたはポリイソプレンゴム100重量部に対して、脂
肪族石油系粘着付与樹脂が20〜160重量部、好まし
くは60〜120重量部で、テルペンフエノ―ル系粘着
付与樹脂が5〜50重量部、好ましくは10〜20重量
部であつて、両者の合計量としては、好ましくは80〜
120重量部の範囲にあるのがよい。
ムまたはポリイソプレンゴム100重量部に対して、脂
肪族石油系粘着付与樹脂が20〜160重量部、好まし
くは60〜120重量部で、テルペンフエノ―ル系粘着
付与樹脂が5〜50重量部、好ましくは10〜20重量
部であつて、両者の合計量としては、好ましくは80〜
120重量部の範囲にあるのがよい。
【0014】脂肪族石油系粘着付与樹脂が20重量部よ
り少ないと、粘着力が低下し、160重量部を超える
と、凝集力や粘着力が低下してくる。また、テルペンフ
エノ―ル系粘着付与樹脂が5重量部より少ないと、粘着
力、保持力が低下し、50重量部を超えても、粘着力が
低下する。すなわち、両成分の使用量が上記の範囲を逸
脱すると、粘着力、接着力および凝集力のバランス特性
に劣つてくる。
り少ないと、粘着力が低下し、160重量部を超える
と、凝集力や粘着力が低下してくる。また、テルペンフ
エノ―ル系粘着付与樹脂が5重量部より少ないと、粘着
力、保持力が低下し、50重量部を超えても、粘着力が
低下する。すなわち、両成分の使用量が上記の範囲を逸
脱すると、粘着力、接着力および凝集力のバランス特性
に劣つてくる。
【0015】本発明においては、天然ゴムやポリイソプ
レンゴムの種類(たとえば、ム―ニ―粘度)に応じて、
上記二種の粘着付与樹脂のほかに、架橋剤として、とく
にポリイソシアネ―ト化合物を含ませて、凝集力の向上
を図るようにしてもよい。このポリイソシアネ―ト化合
物としては、フエニレンジイソシアネ―ト、トリレンジ
イソシアネ―ト、ジフエニルメタンジイソシアネ―ト、
ジフエニルエ―テルジイソシアネ―ト、ヘキサメチレン
ジイソシアネ―トなど、その他イソシアネ―トアダクト
体およびこれらとROH(Rは芳香族、脂環族、脂肪族
の一価の基)とを反応させて得られるブロツク化合物な
どがある。
レンゴムの種類(たとえば、ム―ニ―粘度)に応じて、
上記二種の粘着付与樹脂のほかに、架橋剤として、とく
にポリイソシアネ―ト化合物を含ませて、凝集力の向上
を図るようにしてもよい。このポリイソシアネ―ト化合
物としては、フエニレンジイソシアネ―ト、トリレンジ
イソシアネ―ト、ジフエニルメタンジイソシアネ―ト、
ジフエニルエ―テルジイソシアネ―ト、ヘキサメチレン
ジイソシアネ―トなど、その他イソシアネ―トアダクト
体およびこれらとROH(Rは芳香族、脂環族、脂肪族
の一価の基)とを反応させて得られるブロツク化合物な
どがある。
【0016】このようなポリイソシアネ―ト化合物の使
用量は、天然ゴムまたはポリイソプレンゴム100重量
部に対して、0.5〜20重量部、好ましくは1〜5重
量部とするのがよい。少なすぎると凝集力の向上効果が
十分に得られず、また多すぎると粘着力や接着力の低下
などの問題を起こしやすい。
用量は、天然ゴムまたはポリイソプレンゴム100重量
部に対して、0.5〜20重量部、好ましくは1〜5重
量部とするのがよい。少なすぎると凝集力の向上効果が
十分に得られず、また多すぎると粘着力や接着力の低下
などの問題を起こしやすい。
【0017】本発明の感圧性接着剤組成物は、天然ゴム
またはポリイソプレンゴムを有機溶剤に溶解させた溶液
とするか、あるいは水分散状または固形状として、これ
に上記の粘着付与樹脂と必要によりポリイソシアネ―ト
化合物を添加して、均一に混合することにより、調製さ
れる。この接着剤組成物には、上記の成分のほか、炭酸
カルシウム、クレ―などの充てん剤、顔料、老化防止
剤、軟化剤、可塑剤などの公知の各種の添加剤を、必要
に応じて配合してもよい。
またはポリイソプレンゴムを有機溶剤に溶解させた溶液
とするか、あるいは水分散状または固形状として、これ
に上記の粘着付与樹脂と必要によりポリイソシアネ―ト
化合物を添加して、均一に混合することにより、調製さ
れる。この接着剤組成物には、上記の成分のほか、炭酸
カルシウム、クレ―などの充てん剤、顔料、老化防止
剤、軟化剤、可塑剤などの公知の各種の添加剤を、必要
に応じて配合してもよい。
【0018】この感圧性接着剤組成物を、使用に際し、
ポリエステルフイルムなどのプラスチツクフイルム、不
織布、織布、紙、金属箔などの公知の各種基材や、剥離
紙などの離型基材に塗着して、所定厚みの感圧性接着剤
層を形成することにより、感圧性接着シ―トまたはテ―
プ類とすることができる。
ポリエステルフイルムなどのプラスチツクフイルム、不
織布、織布、紙、金属箔などの公知の各種基材や、剥離
紙などの離型基材に塗着して、所定厚みの感圧性接着剤
層を形成することにより、感圧性接着シ―トまたはテ―
プ類とすることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明の感圧性接着剤組成物は、常態に
おいてすぐれた粘着力および接着力を有すると同時に、
極めて大きい凝集力、換言すれば応力に対する耐凝集破
壊性が強くて被接着物品に対して驚くべき高い保持力を
有しており、接着特性のバランス特性にすぐれるため、
実用価値の極めて高いものである。
おいてすぐれた粘着力および接着力を有すると同時に、
極めて大きい凝集力、換言すれば応力に対する耐凝集破
壊性が強くて被接着物品に対して驚くべき高い保持力を
有しており、接着特性のバランス特性にすぐれるため、
実用価値の極めて高いものである。
【0020】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を記載して、より具
体的に説明する。なお、以下において、部とあるのは重
量部を意味する。
体的に説明する。なお、以下において、部とあるのは重
量部を意味する。
【0021】実施例1 天然ゴム(ペ―ルクレ―プ)をミキシングロ―ルで素練
りし、ム―ニ―粘度ML1+4 (100℃)が70の素練
りゴムを得た。この素練りゴム100部、脂肪族石油系
粘着付与樹脂である日本ゼオン(株)製の商品名「クイ
ントンC−100」70部、テルペンフエノ―ル系粘着
付与樹脂であるヤスハラケミカル(株)製の商品名「Y
sポリスタ―T−115」(軟化点115℃)10部
を、トルエン400部に均一に溶解して、感圧性接着剤
組成物溶液を調製した。
りし、ム―ニ―粘度ML1+4 (100℃)が70の素練
りゴムを得た。この素練りゴム100部、脂肪族石油系
粘着付与樹脂である日本ゼオン(株)製の商品名「クイ
ントンC−100」70部、テルペンフエノ―ル系粘着
付与樹脂であるヤスハラケミカル(株)製の商品名「Y
sポリスタ―T−115」(軟化点115℃)10部
を、トルエン400部に均一に溶解して、感圧性接着剤
組成物溶液を調製した。
【0022】つぎに、この感圧性接着剤組成物溶液を、
厚さ30μmのポリエチレンテレフタレ―トフイルム上
に、乾燥後の厚さが30μmとなるように塗布し、10
0℃で5分間加熱乾燥して、感圧性接着テ―プを作製し
た。
厚さ30μmのポリエチレンテレフタレ―トフイルム上
に、乾燥後の厚さが30μmとなるように塗布し、10
0℃で5分間加熱乾燥して、感圧性接着テ―プを作製し
た。
【0023】実施例2 テルペンフエノ―ル系粘着付与樹脂として、「Ysポリ
スタ―T−115」に代えて、住友デユレズ(株)製の
商品名「スミライトレジンPR12603N」(軟化点
133℃)を10部用いるようにした以外は、実施例1
と同様にして、感圧性接着剤組成物溶液を調製し、また
これを用いて実施例1と同様に感圧性接着テ―プを作製
した。
スタ―T−115」に代えて、住友デユレズ(株)製の
商品名「スミライトレジンPR12603N」(軟化点
133℃)を10部用いるようにした以外は、実施例1
と同様にして、感圧性接着剤組成物溶液を調製し、また
これを用いて実施例1と同様に感圧性接着テ―プを作製
した。
【0024】比較例1 テルペンフエノ―ル系粘着付与樹脂に代えて、テルペン
系粘着付与樹脂であるヤスハラケミカル(株)製の商品
名「YsレジンPx1150」10部を使用した以外
は、実施例1と同様にして、感圧性接着剤組成物溶液を
調製し、またこれを用いて実施例1と同様に感圧性接着
テ―プを作製した。
系粘着付与樹脂であるヤスハラケミカル(株)製の商品
名「YsレジンPx1150」10部を使用した以外
は、実施例1と同様にして、感圧性接着剤組成物溶液を
調製し、またこれを用いて実施例1と同様に感圧性接着
テ―プを作製した。
【0025】比較例2 脂肪族石油系粘着付与樹脂に代えて、脂肪族と芳香族と
の共重合型石油系粘着付与樹脂である日本ゼオン(株)
製の商品名「クイントンG−100」70部を使用した
以外は、実施例1と同様にして、感圧性接着剤組成物溶
液を調製し、またこれを用いて実施例1と同様に感圧性
接着テ―プを作製した。
の共重合型石油系粘着付与樹脂である日本ゼオン(株)
製の商品名「クイントンG−100」70部を使用した
以外は、実施例1と同様にして、感圧性接着剤組成物溶
液を調製し、またこれを用いて実施例1と同様に感圧性
接着テ―プを作製した。
【0026】比較例3 脂肪族石油系粘着付与樹脂に代えて、比較例2で用いた
脂肪族と芳香族との共重合型石油系粘着付与樹脂「クイ
ントンG−100」70部を使用し、かつテルペンフエ
ノ―ル系粘着付与樹脂に代えて、比較例1で用いたテル
ペン系粘着付与樹脂「YsレジンPx1150」10部
を使用した以外は、実施例1と同様にして、感圧性接着
剤組成物溶液を調製し、またこれを用いて実施例1と同
様に感圧性接着テ―プを作製した。
脂肪族と芳香族との共重合型石油系粘着付与樹脂「クイ
ントンG−100」70部を使用し、かつテルペンフエ
ノ―ル系粘着付与樹脂に代えて、比較例1で用いたテル
ペン系粘着付与樹脂「YsレジンPx1150」10部
を使用した以外は、実施例1と同様にして、感圧性接着
剤組成物溶液を調製し、またこれを用いて実施例1と同
様に感圧性接着テ―プを作製した。
【0027】実施例3 天然ゴムのム―ニ―粘度ML1+4 (100℃)を40と
し、かつポリイソシアネ―ト化合物として日本ポリウレ
タン(株)製の商品名「コロネ―トL」3部を追加配合
した以外は、実施例1と同様にして、感圧性接着剤組成
物溶液を調製し、これを用いて実施例1と同様に感圧性
接着テ―プを作製した。
し、かつポリイソシアネ―ト化合物として日本ポリウレ
タン(株)製の商品名「コロネ―トL」3部を追加配合
した以外は、実施例1と同様にして、感圧性接着剤組成
物溶液を調製し、これを用いて実施例1と同様に感圧性
接着テ―プを作製した。
【0028】比較例4 テルペンフエノ―ル系粘着付与樹脂に代えて、比較例1
で用いたテルペン系粘着付与樹脂「YsレジンPx11
50」10部を使用した以外は、実施例3と同様にし
て、感圧性接着剤組成物溶液を調製し、またこれを用い
て実施例1と同様に感圧性接着テ―プを作製した。
で用いたテルペン系粘着付与樹脂「YsレジンPx11
50」10部を使用した以外は、実施例3と同様にし
て、感圧性接着剤組成物溶液を調製し、またこれを用い
て実施例1と同様に感圧性接着テ―プを作製した。
【0029】比較例5 脂肪族石油系粘着付与樹脂に代えて、比較例2で用いた
脂肪族と芳香族との共重合型石油系粘着付与樹脂「クイ
ントンG−100」70部を使用した以外は、実施例3
と同様にして、感圧性接着剤組成物溶液を調製し、また
これを用いて実施例1と同様に感圧性接着テ―プを作製
した。
脂肪族と芳香族との共重合型石油系粘着付与樹脂「クイ
ントンG−100」70部を使用した以外は、実施例3
と同様にして、感圧性接着剤組成物溶液を調製し、また
これを用いて実施例1と同様に感圧性接着テ―プを作製
した。
【0030】比較例6 脂肪族石油系粘着付与樹脂に代えて、比較例2で用いた
脂肪族と芳香族との共重合型石油系粘着付与樹脂「クイ
ントンG−100」70部を使用し、かつテルペンフエ
ノ―ル系粘着付与樹脂に代えて、比較例1で用いたテル
ペン系粘着付与樹脂「YsレジンPx1150」10部
を使用した以外は、実施例3と同様にして、感圧性接着
剤組成物溶液を調製し、またこれを用いて実施例1と同
様に感圧性接着テ―プを作製した。
脂肪族と芳香族との共重合型石油系粘着付与樹脂「クイ
ントンG−100」70部を使用し、かつテルペンフエ
ノ―ル系粘着付与樹脂に代えて、比較例1で用いたテル
ペン系粘着付与樹脂「YsレジンPx1150」10部
を使用した以外は、実施例3と同様にして、感圧性接着
剤組成物溶液を調製し、またこれを用いて実施例1と同
様に感圧性接着テ―プを作製した。
【0031】実施例4 天然ゴムに代えて、ム―ニ―粘度ML1+4 (100℃)
が80のポリイソプレンゴム100部を用いた以外は、
実施例1と同様にして、感圧性接着剤組成物溶液を調製
し、これを用いて実施例1と同様に感圧性接着テ―プを
作製した。
が80のポリイソプレンゴム100部を用いた以外は、
実施例1と同様にして、感圧性接着剤組成物溶液を調製
し、これを用いて実施例1と同様に感圧性接着テ―プを
作製した。
【0032】比較例7 テルペンフエノ―ル系粘着付与樹脂に代えて、比較例1
で用いたテルペン系粘着付与樹脂「YsレジンPx11
50」10部を使用した以外は、実施例4と同様にし
て、感圧性接着剤組成物溶液を調製し、またこれを用い
て実施例1と同様に感圧性接着テ―プを作製した。
で用いたテルペン系粘着付与樹脂「YsレジンPx11
50」10部を使用した以外は、実施例4と同様にし
て、感圧性接着剤組成物溶液を調製し、またこれを用い
て実施例1と同様に感圧性接着テ―プを作製した。
【0033】比較例8 脂肪族石油系粘着付与樹脂に代えて、比較例2で用いた
脂肪族と芳香族との共重合型石油系粘着付与樹脂「クイ
ントンG−100」70部を使用した以外は、実施例4
と同様にして、感圧性接着剤組成物溶液を調製し、また
これを用いて実施例1と同様に感圧性接着テ―プを作製
した。
脂肪族と芳香族との共重合型石油系粘着付与樹脂「クイ
ントンG−100」70部を使用した以外は、実施例4
と同様にして、感圧性接着剤組成物溶液を調製し、また
これを用いて実施例1と同様に感圧性接着テ―プを作製
した。
【0034】比較例9 脂肪族石油系粘着付与樹脂に代えて、比較例2で用いた
脂肪族と芳香族との共重合型石油系粘着付与樹脂「クイ
ントンG−100」70部を使用し、かつテルペンフエ
ノ―ル系粘着付与樹脂に代えて、比較例1で用いたテル
ペン系粘着付与樹脂「YsレジンPx1150」10部
を使用した以外は、実施例4と同様にして、感圧性接着
剤組成物溶液を調製し、またこれを用いて実施例1と同
様に感圧性接着テ―プを作製した。
脂肪族と芳香族との共重合型石油系粘着付与樹脂「クイ
ントンG−100」70部を使用し、かつテルペンフエ
ノ―ル系粘着付与樹脂に代えて、比較例1で用いたテル
ペン系粘着付与樹脂「YsレジンPx1150」10部
を使用した以外は、実施例4と同様にして、感圧性接着
剤組成物溶液を調製し、またこれを用いて実施例1と同
様に感圧性接着テ―プを作製した。
【0035】以上の実施例1〜4および比較例1〜9の
各感圧性接着テ―プについて、下記の要領で、粘着力
(ボ―ルタツク)、接着力および保持力を調べた。これ
らの結果は、後記の表1に示されるとおりであつた。
各感圧性接着テ―プについて、下記の要領で、粘着力
(ボ―ルタツク)、接着力および保持力を調べた。これ
らの結果は、後記の表1に示されるとおりであつた。
【0036】<粘着力の測定>水平面に対して30度の
角度を有する非接着性の平滑な板の上に、長さ10cmの
試料テ―プを接着剤層を上にして固定し、この試料テ―
プの上端より10cmの位置から1/32インチより1イ
ンチまでの間で1/32インチ刻みの各種直径の鋼球を
転がし、テ―プ上でとどまる最大の鋼球の直径で、粘着
力(タツク)を測定した。便宜のため、1/32インチ
球が1、1インチ球が32とするタツクNo.で示し
た。
角度を有する非接着性の平滑な板の上に、長さ10cmの
試料テ―プを接着剤層を上にして固定し、この試料テ―
プの上端より10cmの位置から1/32インチより1イ
ンチまでの間で1/32インチ刻みの各種直径の鋼球を
転がし、テ―プ上でとどまる最大の鋼球の直径で、粘着
力(タツク)を測定した。便宜のため、1/32インチ
球が1、1インチ球が32とするタツクNo.で示し
た。
【0037】<接着力の測定>JIS Z−0237に
準じて、SUS−430のステンレス板に、幅20mmの
試料テ―プを貼り合わせ、20℃において180度の引
き剥がし角度、30cm/分の速度で引き剥がした際の接
着力(g/20mm幅)を測定した。
準じて、SUS−430のステンレス板に、幅20mmの
試料テ―プを貼り合わせ、20℃において180度の引
き剥がし角度、30cm/分の速度で引き剥がした際の接
着力(g/20mm幅)を測定した。
【0038】<保持力の測定>ベ―クライト板に10mm
×20mmの試料テ―プを貼り付け、40℃の雰囲気中で
試料テ―プの一端に500gの荷重をかけ、120分後
のテ―プ片のずれ距離を測定した。また、120分以内
にテ―プ片が落下してしまつた場合は、その落下時間
(分)を示した。
×20mmの試料テ―プを貼り付け、40℃の雰囲気中で
試料テ―プの一端に500gの荷重をかけ、120分後
のテ―プ片のずれ距離を測定した。また、120分以内
にテ―プ片が落下してしまつた場合は、その落下時間
(分)を示した。
【0039】
【表1】
【0040】上記表1の結果から明らかなように、本発
明の実施例1〜4の感圧性接着テ―プは、良好な粘着力
と接着力を有するとともに、大きな保持力を備えてお
り、従来最もすぐれると考えられていた脂肪族と芳香族
との共重合型石油系粘着付与樹脂を用いた感圧性接着テ
―プ(比較例2,3,5,6,8,9)に比べて、接着
特性のバランス特性により一段とすぐれていることがわ
かる。
明の実施例1〜4の感圧性接着テ―プは、良好な粘着力
と接着力を有するとともに、大きな保持力を備えてお
り、従来最もすぐれると考えられていた脂肪族と芳香族
との共重合型石油系粘着付与樹脂を用いた感圧性接着テ
―プ(比較例2,3,5,6,8,9)に比べて、接着
特性のバランス特性により一段とすぐれていることがわ
かる。
Claims (3)
- 【請求項1】 天然ゴムまたはポリイソプレンゴム10
0重量部に対し、脂肪族石油系粘着付与樹脂20〜16
0重量部とテルペンフエノ―ル系粘着付与樹脂5〜50
重量部とが含まれていることを特徴とする感圧性接着剤
組成物。 - 【請求項2】 テルペンフエノ―ル系粘着付与樹脂の軟
化点が100〜150℃である請求項1に記載の感圧性
接着剤組成物。 - 【請求項3】 天然ゴムまたはポリイソプレンゴム10
0重量部に対し、ポリイソシアネ―ト化合物0.5〜2
0重量部が含まれている請求項1または請求項2に記載
の感圧性接着剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29431393A JPH07126590A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 感圧性接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29431393A JPH07126590A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 感圧性接着剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07126590A true JPH07126590A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17806083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29431393A Pending JPH07126590A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 感圧性接着剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07126590A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997007963A1 (en) * | 1995-08-31 | 1997-03-06 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Use of non-thermosettable phenolic tackifying resins in the preparation of pressure sensitive adhesives |
JP2001181596A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-03 | Nitto Denko Corp | 固形タイプの粘着剤組成物とその粘着シ―ト類 |
DE102011085223A1 (de) * | 2011-10-26 | 2013-05-02 | Tesa Se | Biobasierte Naturkautschukmasse und deren Verwendung |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP29431393A patent/JPH07126590A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997007963A1 (en) * | 1995-08-31 | 1997-03-06 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Use of non-thermosettable phenolic tackifying resins in the preparation of pressure sensitive adhesives |
US5914157A (en) * | 1995-08-31 | 1999-06-22 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Solventless hot melt process for the preparation of pressure sensitive adhesives |
JP2001181596A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-03 | Nitto Denko Corp | 固形タイプの粘着剤組成物とその粘着シ―ト類 |
JP4651767B2 (ja) * | 1999-12-27 | 2011-03-16 | 日東電工株式会社 | 固形タイプの粘着剤組成物とその粘着シ―ト類 |
DE102011085223A1 (de) * | 2011-10-26 | 2013-05-02 | Tesa Se | Biobasierte Naturkautschukmasse und deren Verwendung |
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