JPH0712613U - ブラインドリベット - Google Patents

ブラインドリベット

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JPH0712613U
JPH0712613U JP4282393U JP4282393U JPH0712613U JP H0712613 U JPH0712613 U JP H0712613U JP 4282393 U JP4282393 U JP 4282393U JP 4282393 U JP4282393 U JP 4282393U JP H0712613 U JPH0712613 U JP H0712613U
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JP
Japan
Prior art keywords
rivet
stem
head
rivet body
blind rivet
Prior art date
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Pending
Application number
JP4282393U
Other languages
English (en)
Inventor
進 片岡
Original Assignee
アブデル株式会社
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0712613U publication Critical patent/JPH0712613U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、ブラインドリベットのステム頭
部やリベット本体の押し潰された頭部が腐食されて壊れ
るのを防止すべく少なくともブラインドリベットの本体
部分とステムの頭部部分とに合成樹脂の被膜を形成する
ことを特徴としている。 【構成】 この考案のブラインドリベットは、一端に拡
大された頭部を有する中空の筒状のリベット本体と、リ
ベット本体の中空部に差し込まれて且つ一端に頭部を有
するステムと、リベット本体とリベット本体の中空部に
差し込まれたステムの頭部との組を覆う合成樹脂の被膜
とから構成されたことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はブラインドリベット、特にリベット全体が合成樹脂被膜にて覆われ たブラインドリベットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、2つの部材を一体的に1つに固着または連結する場合に、ボルトやリベ ット等が用いられるのが一般的であるが、特に片側からのみしか取付作業が出来 ない時には、所謂ブラインドリベットが多く用いられる。この様なブラインドリ ベットは、一端に拡大された頭部を有する筒状の中空リベット本体と、リベット 本体の中空部分に挿入された頭部付のステムとから成り、固着連結すべき2つの 部材の孔を合致させてブラインドリベットの先端を差し込み、ステムを引っ張る ことによってリベット本体の差し込み側の先端部分を押し潰して平坦な拡大部ま たは3方に割れた、所謂3つ割れ型の拡大部を形成するよう広げて、2つの部材 がしっかりと一体的に固着された時に、ステムが途中の破断発生部で破断されて 必要な固着が行われる様に成っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
併し乍ら、この様なブラインドリベットにおいて、例えばダクトの接続部分に 用いた場合にダクトを流れる流体や、或はダクトを流れる気体中に含まれる水分 等によってステム頭部およびリベット本体の押し潰された頭部等が腐食して、リ ベットの連結効果が消失して連結部分が互いに離れたり、或は水漏れが生じる等 の欠点が見られる。
【0004】 従って、この考案の目的は、この様な従来における問題点を解決するために、 ブラインドリベットのステム頭部やリベット本体の押し潰された頭部が腐食され て壊れるのを防止すべく少なくともブラインドリベットの本体部分とステムの頭 部部分とに合成樹脂の被膜を形成して成ることを特徴とするブラインドリベット を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この考案に依れば、ブラインドリベットは、一 端に拡大された頭部を有する中空の筒状のリベット本体と、リベット本体の中空 部に差し込まれて且つ一端に頭部を有するステムと、リベット本体とリベット本 体の中空部に差し込まれたステムの頭部との組を覆う合成樹脂の被膜とから主に 構成されている。
【0006】
【作用】
この様に構成されたこの考案のブラインドリベットに依れば、一端に頭部を有 する中空の筒状のリベット本体と、このリベット本体の中空部分に差し込まれて 組み合わせられたステムとを塩化ビニル樹脂等の合成樹脂の被膜によって覆って 構成されているので、この様なブラインドリベットを用いて2つ以上の部材を結 合または連結する場合に塩化ビニル樹脂等の合成樹脂の被膜を介してリベット本 体とステムとが取付けられるために塩化ビニル樹脂等の合成樹脂の被膜によって リベット本体とステムが覆われて、結合された両部材の上を流れる或は覆う流体 や気体中に含まれる水分等によってリベット本体やステムが腐食されることが防 止されると共に、ブラインドリベットによる取付部分の水密性を維持することが 出来るので当該部分における水漏れを防止することが出来、また、ブラインドリ ベットの取付後のステムの頭部が外れて脱落するのを防止することが出来る。
【0007】 この考案の他の目的と特長および利点は以下の添付図面に沿っての詳細な説明 から明らかになろう。
【0008】
【実施例】
図面の図1および図2には、この考案のブラインドリベットの一実施例が示さ れており、図示される様に、この考案のブラインドリベット10は、一端に拡大 された頭部14を有する筒状の中空部12から成るリベット本体11と、リベッ ト本体11と組み合わせるようリベット本体11の中空部12に差し込まれて且 つ一端に頭部21を有するステム20と、リベット本体12とリベット本体11 の中空部12に差し込まれたステム20の頭部22との組を覆う合成樹脂の被膜 25とから主に構成されている。
【0009】 図示される様に、この考案のブラインドリベット10において、リベット本体 11は変形可能な筒状の中空部12と、中空部12の一端に形成されて径方向に 拡大された環状の頭部14とから成り、アルミニウム、ステンレス鋼、鉄等の変 形可能な金属によって造られている。また、ステム20は円形のステム部材21 と、ステム部材21の一端に形成された頭部22とから成り、ステンレス鋼や鉄 またはアルミニウム等の金属から造られており、ステム20の中間部分に破断溝 23が形成されている。この様なリベット本体11とステム20とから成るブラ インドリベット10は、リベット本体11の頭部14と反対側からリベット本体 11の中空部12にステム20を差し込んで、ステム20、すなわちステム部材 21の頭部22がリベット本体11の中空部12の端部に当接するように組み合 わせられる。
【0010】 この様に、リベット本体11とステム20とが組み合わせられたこの考案のブ ラインドリベット10は次いで合成樹脂として、溶融した、例えば熱可塑性の塩 化ビニル樹脂の溜まりの中に浸漬され、これを引き上げることによって溶融した 熱可塑性塩化ビニル樹脂が固まってリベット本体11全体とステム20の頭部2 2との表面全体に塩化ビニル樹脂の薄い被膜25が好適に形成される。従って、 塩化ビニル樹脂の被膜25はブラインドリベット10の全体に亙った大体均一な 厚さをもって図示の様に形成される。
【0011】 この様に、表面全体に亙って、例えば塩化ビニル樹脂の被膜25が形成された ブラインドリベット10は図2に示される様に2つの部材A、Bを一体的に固着 すべく使用される。すなわち、2つの部材A、Bを一体的に固着するために各部 材A、Bの孔a、bにこの考案のブラインドリベット10が先ず差し込まれる。 次いで、適宜なリベッテイング機を用いて、例えば図示のリベット本体11の頭 部14の所にリベッテイング機の金敷を押し当てゝリベッテイング機によってス テム21を引っ張れば、ステム21の頭部22によってリベット本体11の中空 部12の端部付近が押圧されて変形されて、やがて座屈して拡大した頭状の変形 部12aが形成され、更に引っ張ることによってリベット本体11の頭部14と 変形部12aとによって2つの部材A、Bが密着され、破断部23においてステ ム21が破断して図2に示される如く変形したブラインドリベット10によって 部材A、Bがしっかり固定連結される。この場合のブラインドリベット10は全 体が合成樹脂の被膜25によってすっかり覆われており、且つリベット本体11 と部材A、Bとの間に被膜25が機密封止するよう良好に作用する。
【0012】
【考案の効果】
上述した様に構成されたこの考案のブラインドリベットに依れば、一端に頭部 を有する中空の筒状のリベット本体と、このリベット本体の中空部分に差し込ま れて組み合わせられたステムとを塩化ビニル樹脂等の合成樹脂の被膜によって覆 って構成されているので、この様なブラインドリベットを用いて2つ以上の部材 を結合または連結する場合に塩化ビニル樹脂等の合成樹脂の被膜を介してリベッ ト本体とステムとが取付けられるために塩化ビニル樹脂等の合成樹脂の被膜によ ってリベット本体とステムが覆われて、結合された両部材の上を流れる或は覆う 流体や気体中に含まれる水分等によってリベット本体やステムが腐食されること が防止されると共に、ブラインドリベットによる取付部分の水密性を維持するこ とが出来るので当該部分における水漏れを防止することが出来、また、ブライン ドリベットの取付後のステムの頭部が外れて脱落するのを防止することが出来る 等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のブラインドリベットを示す縦断面図
である。
【図2】この考案のブラインドリベットを用いて2つの
部材を結合した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ブラインドリベット 11 リベット本体 12 中空部 14 頭部 20 ステム 21 ステム部材 22 頭部 23 破断部 25 合成樹脂の被膜

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に拡大された頭部を有する中空の筒
    状のリベット本体と、リベット本体の中空部に差し込ま
    れて且つ一端に頭部を有するステムと、リベット本体と
    リベット本体の中空部に差し込まれたステムの頭部との
    組を覆う合成樹脂の被膜とから構成されたことを特徴と
    するブラインドリベット。
JP4282393U 1993-08-04 1993-08-04 ブラインドリベット Pending JPH0712613U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4282393U JPH0712613U (ja) 1993-08-04 1993-08-04 ブラインドリベット

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JP4282393U JPH0712613U (ja) 1993-08-04 1993-08-04 ブラインドリベット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0712613U true JPH0712613U (ja) 1995-03-03

Family

ID=12646680

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JP4282393U Pending JPH0712613U (ja) 1993-08-04 1993-08-04 ブラインドリベット

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JP (1) JPH0712613U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006340548A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Nippon Steel Corp リベット締着積層鉄芯とその製造方法及び装置
WO2013082421A1 (en) * 2011-12-01 2013-06-06 Illinois Tool Works Inc. Fastening device
KR20180002904U (ko) * 2017-03-31 2018-10-11 김준영 긁힘 방지 리벳
EP3862584A1 (de) * 2020-02-06 2021-08-11 BBA S.r.l. Befestigungsmittel aufweisend ein blindnietelement und ein dichtelement

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