JPH07125934A - ボビンの残糸除去機構と、それを使用するボビンの残糸除去装置 - Google Patents

ボビンの残糸除去機構と、それを使用するボビンの残糸除去装置

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JPH07125934A
JPH07125934A JP27863593A JP27863593A JPH07125934A JP H07125934 A JPH07125934 A JP H07125934A JP 27863593 A JP27863593 A JP 27863593A JP 27863593 A JP27863593 A JP 27863593A JP H07125934 A JPH07125934 A JP H07125934A
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JP
Japan
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bobbin
residual thread
residual
cutter
removing mechanism
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JP27863593A
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Yoshinari Tatsumi
恵成 辰巳
Motomi Ota
基美 太田
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Murao and Co Ltd
Original Assignee
Murao and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 残糸付きボビンBa 上のガラス繊維糸からな
る残糸を円滑に除去する。 【構成】 残糸付きボビンBa をクランプするチャック
11、12と、ロータリカッタ13、エッジカッタ14
とを設ける。ロータリカッタ13は、残糸付きボビンB
a のカッタ溝B1aに対応して軸方向に進行し、エッジカ
ッタ14は、カッタ溝B1aに向けて移動することによ
り、胴部B1 上のすべての残糸を切断し、除去すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガラス繊維糸(ガラ
ス繊維の他、炭素繊維、金属繊維、アラミド繊維などか
らなる高強度繊維糸を総称していう、以下同じ)を巻き
取るボビン上の残糸を円滑に除去処理することができる
ボビンの残糸除去機構と、それを使用するボビンの残糸
除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紡績用のスパン糸からなる残糸をボビン
上から円滑に除去するために、各種の残糸除去装置が提
案されている。
【0003】これらの装置としては、たとえば、ボビン
上の残糸に対し、サクションノズルによるエアサクショ
ンを作用させ、残糸を巻きほどくことによって除去する
ものや、ボビン上の残糸に対し、表面に無数の剛毛を有
する植毛布を押し付けた上、植毛布を進行させることに
より、残糸を巻きほどいて行くものなどが知られてい
る。なお、後者の植毛布は、残糸を捕捉し易くするため
に、剛毛を一定方向に斜めに傾斜させることが好まし
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、残糸は、エアサクションや植毛布によって糸端
を捕捉し、ボビン上から順に巻きほどくことによって除
去するが、このような手法は、残糸がガラス繊維糸であ
るときは、殆ど有効ではなく、ボビン上の残糸を円滑に
除去することが極めて困難である上、残糸の除去処理に
過大な時間を要するという問題があった。すなわち、一
般に、ガラス繊維糸は、極めて強力であり、ボビンに対
する巻付け張力が大きく、滑り易い単糸であることが少
なくないから、その糸端をエアサクションや植毛布によ
って確実に捕捉することは容易でない上、長い残糸を順
に巻きほどいて行くために、処理に長時間を要するから
である。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、ボビンの軸方向に移動するロータリカ
ッタを採用することによって、ガラス繊維糸からなる残
糸であっても、ボビン上から円滑に短時間のうちに除去
することができるボビンの残糸除去機構と、それを使用
するボビンの残糸除去装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの出願に係る第1発明の構成は、ガラス繊維糸か
らなる残糸付きボビン(表面に残糸を有するボビンをい
い、単にボビンということもある、以下同じ)を回転不
能にクランプするチャックと、チャックによってクラン
プされたボビンのカッタ溝に対応してボビンの軸方向に
移動するロータリカッタとを備えることをその要旨とす
る。
【0007】なお、ロータリカッタには、エアフードを
付設することができる。
【0008】また、チャックによってクランプされたボ
ビンのフランジ部に近接して配設し、ボビンのカッタ溝
に向けてボビンの径方向に移動するエッジカッタを付設
することができる。
【0009】さらに、エッジカッタには、エッジカッタ
に先行してボビンの表面に当接する変形可能な押え部材
を付設することができる。
【0010】第2発明の構成は、第1発明に係るボビン
の残糸除去機構と、残糸除去機構の上流側に配設し、残
糸付きボビンのカッタ溝を所定の回転位置に位置決めす
る割出し機構とを備えることをその要旨とする。
【0011】また、残糸除去機構の下流側には、ボビン
を清拭するクリーニング機構を付設することができる。
【0012】
【作用】かかる第1発明の構成によるときは、ロータリ
カッタは、チャックによって回転不能にクランプされて
いる残糸付きボビンに対し、そのカッタ溝に対応してボ
ビンの軸方向に移動することより、ボビン上の残糸を1
周ごとに切断することができ、このようにして切断され
た残糸は、それ自体の巻付け張力により自動的にばら
け、ボビンの表面から滑落するようにして、ボビン上か
ら除去することができる。
【0013】ロータリカッタにエアフードを付設すれ
ば、エアフードは、ロータリカッタの近傍にエアの流れ
を作ることにより、残糸がロータリカッタの軸に巻き付
くことを防止し、それに起因するトラブルを一掃するこ
とができる。
【0014】ボビンのカッタ溝に向けて移動するエッジ
カッタを設けるときは、エッジカッタは、ボビンのフラ
ンジ部に極く近い位置の残糸、すなわち、ロータリカッ
タによって切断できない残糸をも確実に切断することが
でき、ボビン上の残糸を一層完全に除去することが可能
である。
【0015】エッジカッタに押え部材を付設すれば、押
え部材は、エッジカッタがボビンの表面に接近する際
に、エッジカッタに先行してボビン上の残糸を押さえ、
残糸が緩むことを防止するから、エッジカッタによる残
糸の切断が不調になるおそれが少ない。
【0016】第2発明の構成によるときは、割出し機構
は、残糸付きボビンのカッタ溝を所定の回転位置に位置
決めするから、残糸除去機構は、そのようにして位置決
めされた残糸付きボビンに対し、そのままロータリカッ
タを作用させることができる。ただし、割出し機構と残
糸除去機構との間には、割出し済の残糸付きボビンを割
出し機構から残糸除去機構にまで搬送する搬送機構を介
在させるものとする。
【0017】一方、残糸除去機構の下流側にクリーニン
グ機構を付設すれば、クリーニング機構は、残糸除去機
構からのボビンの表面を清拭し、残糸の断片やボビンの
汚れを完全に除去した上で、外部に排出することができ
る。
【0018】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0019】ボビンの残糸除去機構10は、残糸付きボ
ビンBa を回転不能にクランプするチャック11、12
と、ロータリカッタ13とを主要部材としてなり(図
1)、エッジカッタ14が付設されている。
【0020】残糸付きボビンBa は、ボビンBに対し、
ガラス繊維糸からなる少量の残糸Bs が巻かれている
(図2)。なお、ボビンBは、胴部B1 の上端に鍔部B
2 を形成するとともに、下端にフランジ部B3 を有す
る。また、胴部B1 の表面には、浅いカッタ溝B1a、B
1aが軸方向に対称位置に形成されている。
【0021】胴部B1 は、フランジ部B3 の底面中央部
に丸孔B1bとして開口しており(図2、図3)、フラン
ジ部B3 の内部には、放射状のリブB3a、B3a…が等間
隔に形成されている。また、フランジ部B3 の外周に
は、浅い凹溝B3bが形成されている。さらに、特定の隣
接するリブB3a、B3aの間には、カッタ溝B1a、B1aの
位置を検出するために、光反射テープによる位置決め用
のマーカB4 がフランジ部B3 の天板下面に貼着されて
いる。
【0022】残糸除去機構10の上流側には、搬入機構
20、割出し機構30が配設され(図4)、下流側に
は、クリーニング機構40が配設されており、全体は、
ボビンの残糸除去装置を形成している。なお、割出し機
構30、残糸除去機構10、クリーニング機構40の後
方には、共通の搬送機構50が配設されている。
【0023】搬入機構20は、複数の残糸付きボビンB
a 、Ba …を整然と立設して貯留するストックテーブル
21と、ストックテーブル21の上方に垂設するチャッ
ク22と、残糸付きボビンBa を水平搬送する別のチャ
ック23とを備えてなる。ただし、ストックテーブル2
1は、搬送用のパレットであってもよい。チャック22
は、シリンダ22aを介し、下向きに上下動自在に支持
されており、シリンダ22aは、上方に直交して配設す
るロッドレスシリンダ22b、22cを介し、図4の矢
印X方向、Y方向に水平移動自在に支承されている。
【0024】チャック23は、ストックテーブル21の
片側上方に、長いロッドレスシリンダ23aを介して水
平移動自在に配設されている。チャック23は、ロータ
リアクチュエータ23b、把持爪23c、23c、開閉
機構23dを一体に組み立ててなり(図4、図5)、ロ
ッドレスシリンダ23aのスライダ23a1 に突設され
ている。把持爪23c、23cは、ロータリアクチュエ
ータ23bを介して90度ごとに回転させることがで
き、開閉機構23dを介して左右に開閉することができ
る。ただし、ロッドレスシリンダ23aは、割出し機構
30の上方にまで十分に長く延長されているものとす
る。
【0025】割出し機構30は、上方にV字形に開く受
け座31、31と、受け座31、31の両側に対向して
配設する支持部32、駆動部33とを備えてなる。受け
座31、31は、上向きのブラケット31a、上向きの
シリンダ31bを介し、上下動自在になっている。支持
部32は、ブラケット32aの上端部に、一対の支持ロ
ーラ32b、32bを平行に軸着してなる。また、駆動
部33は、ブラケット33a上に、モータ33b、鍔付
きの駆動ローラ33c、33cを含むすべての部材が組
み付けられている。
【0026】各駆動ローラ33cには、残糸付きボビン
Ba のフランジ部B3 の外周の凹溝B3bに適合する突条
33c1 が形成されている(図6)。また、各駆動ロー
ラ33cの軸は、ブラケット33aに対し、軸受33c
2 を介して回転自在に取り付け、ブラケット33aを貫
通する軸端には、プーリ33c3 が固定されている。な
お、駆動ローラ33c、33cは、プーリ33c3 、3
3c3 と、モータ33bの軸端のプーリ33b1 とに共
通に巻き掛けるベルト33dを介し、モータ33bに連
結されている(図6、図7)。
【0027】ブラケット33aには、駆動ローラ33
c、33cの中間に小孔33f、33fが形成されてお
り、各小孔33fに対応して、光電センサ33e、33
eが配設されている。各光電センサ33eは、駆動ロー
ラ33c、33cが残糸付きボビンBa のフランジ部B
3 を支持するとき、対応する小孔33fを介し、フラン
ジ部B3 の天板下面に貼着するマーカB4 を検出するも
のとする。
【0028】ブラケット33aの上部には、短ストロー
クのシリンダ33gが取り付けられている(図5、図
6)。シリンダ33gのロッド33g1 は、ブラケット
33aを貫通してブラケット33aの前面に進退自在に
突出しており、後退するときは、駆動ローラ33c、3
3c上の残糸付きボビンBa と干渉することがないが
(図6の実線)、前進するときは、フランジ部B3 の内
部のリブB3a、B3a…と係合して(同図の二点鎖線、図
7)、残糸付きボビンBa の回転を停止させることがで
きる。
【0029】残糸除去機構10の一方のチャック11
は、残糸付きボビンBa の鍔部B2 を三方から把持する
把持爪11a、11a…を有する(図1)。チャック1
1は、ブラケット11bを介し、ロッドレスシリンダ1
1cの上面に搭載されている。他方のチャック12は、
チャック11に対向する支持板12aの中央部に円形の
突部12bを形成するとともに、突部12bの外周に一
対のストッパブロック12c、12cを付設してなる。
ただし、ストッパブロック12c、12cは、チャック
11、12間に残糸付きボビンBa をクランプすると
き、残糸付きボビンBa のリブB3aが円滑に進入し、リ
ブB3aを両側から挟み込むことができるように、互いに
対面する側の上部を三角形に切り欠くとともに、リブB
3aの厚さに等しい間隔を隔てて、突部12bの径方向に
配設されている。なお、突部12bの外径は、残糸付き
ボビンBa のフランジ部B3 の下面に開口する丸孔B1b
に適合するものとする。また、支持板12aは、背面の
シリンダ12dにより、前後動自在に支持されている。
【0030】ロータリカッタ13は、エアモータ13b
によって高速回転駆動するカッタ刃13aを有する。ロ
ータリカッタ13は、ブラケット13c、アジャストボ
ルト13d、13dを介し、ロッドレスシリンダ13e
のスライダ13e1 の下面に取り付けられている。な
お、ロッドレスシリンダ13eは、揺動ビーム13fの
下面に固定されており、揺動ビーム13fの一端は、図
示しない固定フレームに対し、ピン13f1 を介して上
下に揺動自在に連結されている。また、揺動ビーム13
fの他端には、連結コネクタ13f2 、13g1 を介
し、上向きのシリンダ13gが連結されている。なお、
ロッドレスシリンダ13eは、揺動ビーム13fを介
し、チャック11、12間にクランプされる残糸付きボ
ビンBa に対し、平行に配設されているものとする。
【0031】そこで、ロータリカッタ13のカッタ刃1
3aは、シリンダ13gを伸縮させ、揺動ビーム13f
を上下に揺動させることにより、上下に移動することが
でき(図1の実線と二点鎖線)、ロッドレスシリンダ1
3eを駆動することにより、左右に駆動することができ
る。なお、シリンダ13gを短縮するとき、揺動ビーム
13f、ロッドレスシリンダ13eは、チャック11、
12によってクランプされている残糸付きボビンBa と
平行な水平姿勢をとり、したがって、このとき、カッタ
刃13aは、残糸付きボビンBa の胴部B1 の最上位置
にあるカッタ溝B1aに対し、刃先が僅かだけ進入するも
のとする(図8)。
【0032】ロータリカッタ13のカッタ刃13aは、
極薄の回転砥石からなり、エアモータ13bに連結する
軸13a1 の軸端に固定されている。また、軸13a1
をカバーするスピンドルケース13a2 には、エアフー
ド13a3 が固定されている。エアフード13a3 の先
端部は、カッタ刃13aに接近してラッパ状に拡径し、
また、エアフード13a3 には、エア供給ポート13a
4 を介し、図示しないエア源からのエアが導入されてい
る。なお、ロータリカッタ13には、カッタ刃13aの
刃先に向けてエアを噴出するエアノズル13hが付設さ
れている(図1)。
【0033】エッジカッタ14は、チャック11、12
の間にクランプされる残糸付きボビンBa のフランジ部
B3 に近接して、下向きに配設されている(図1、図
9)。
【0034】エッジカッタ14は、カッタ刃14aと、
カッタ刃14aの左右両側にカッタ刃14aより下方に
まで垂下する押え部材14b、14bとを有する。カッ
タ刃14a、押え部材14b、14bは、共通のブラケ
ット14cの下面に下向きに取り付けられており、カッ
タ刃14aは、止めねじ14a1 を介し、交換可能とな
っている。なお、ブラケット14cは、別のブラケット
14dと一体に組み合わされ、全体としてエッジカッタ
14を形成しており、かかるエッジカッタ14は、取付
板14e、シリンダ14fを介し、上下動自在に配設さ
れている。ただし、シリンダ14fは、ブラケット板1
4gを介して下向きに固定されており、ブラケット板1
4gは、チャック12の支持板12aの上部に上向きに
突設されている。また、取付板14eには、エアノズル
14hが取り付けられており、エアノズル14hは、押
え部材14b、14bの間にエアを吹き込むことができ
る。
【0035】なお、エッジカッタ14の下方には、図示
しない減圧源に連結するサクションホース15の先端部
が開口しており(図1)、チャック11、12の中間部
下方には、大形のダストボックス16が置かれている。
【0036】クリーニング機構40は、ボビンBを水平
に保持して回転させる駆動ユニット41と、駆動ユニッ
ト41の上部に配設するクリーニングユニット42とを
備えてなる(図4、図10)。
【0037】駆動ユニット41は、箱形のフレーム41
aと、フレーム41aの一方の側板の上部に水平に軸着
する支持ローラ41b、41bと、フレーム41aの他
方の側板の上部に水平に軸着する鍔付きの駆動ローラ4
1c、41cとを有し、駆動ローラ41c、41cは、
ベルト41dを介し、共通のモータ41eに連結されて
いる。なお、駆動ローラ41c、41c、ベルト41
d、モータ41eは、全体として、割出し機構30の駆
動ローラ33c、33c、ベルト33d、、モータ33
bと同様の構成により、フレーム41aの一方の側板上
に組み付けられている。
【0038】支持ローラ41b、41b、駆動ローラ4
1c、41cは、それぞれ、ボビンBの鍔部B2 、フラ
ンジ部B3 を支持することにより、ボビンBを水平に保
持することができる。また、このとき、モータ41e
は、ベルト41dを介して駆動ローラ41c、41cを
回転させることにより、ボビンBを回転駆動することが
できる。
【0039】フレーム41aの底板41a1 は、上向き
のシリンダ41fによって支持されており、したがっ
て、駆動ユニット41は、全体として、シリンダ41f
を介し、上下動自在となっている。また、フレーム41
aの支持ローラ41b、41b側の側板には、ブラケッ
ト41gを介し、ストッパプレート41hが付設されて
いる。ただし、ストッパプレート41hは、支持ローラ
41b、41bによって支持されているボビンBの鍔部
B2 の直近前方に、上向きに突設されている。
【0040】駆動ユニット41の上方には、フレーム4
1aに直交するようにして、一対のガイドロッド43、
43が配設されている。ガイドロッド43、43は、後
部が高く、前部が低くなるように屈曲されており、図示
しない固定部材を介し、駆動ユニット41から独立して
固定されている。
【0041】クリーニングユニット42は、ボビンBの
胴部B1 とほぼ同一長さの清拭布42aを主要部材とす
る。清拭布42aは、長い笠形のブラケット42b、ブ
ラケット42bの両側に固定するロッド42c、42c
を介し、ボビンBの直上に、ボビンBと平行に張設され
ている。なお、清拭布42aを取り付けるためのロッド
42c、42cは、それぞれの一端に圧縮ばね42c1
を有し、圧縮ばね42c1 を押し縮めてブラケット42
bから取り外すことにより、清拭布42aを交換可能に
張設している。また、清拭布42aは、洋服などの払拭
用ブラシに使用する植毛布を使用することが好ましい。
ブラケット42bの上面には、下向きのシリンダ42d
が連結されており、したがって、クリーニングユニット
42は、シリンダ42dを伸長させて下方に移動するこ
とにより、清拭布42aをボビンBの胴部B1 に押し付
けることができる。
【0042】搬送機構50は、ガイドレール51a、5
1a上を左右に走行する架台51と、架台51の両側に
水平に取り付ける長いシリンダ52、52と、シリンダ
52、52を介して前後動自在に配設するチャック5
3、53とからなる(図4)。チャック53、53は、
架台51を割出し機構30、残糸除去機構10の間に位
置させるとき、それぞれ、割出し機構30、残糸除去機
構10上の残糸付きボビンBa にアクセスすることがで
き、架台51を残糸除去機構10、クリーニング機構4
0の間に位置させるとき、残糸除去機構10上の残糸付
きボビンBa 、クリーニング機構40上のボビンBにア
クセスすることができる。すなわち、割出し機構30、
残糸除去機構10、クリーニング機構40は、架台51
の長さと同一の間隔により、横一列に配設されているも
のとする。
【0043】各チャック53は、上下に開閉する把持爪
53a、53aと、把持爪53a、53aを開閉する開
閉機構53bとからなり(図5)、シリンダ52を伸長
して前進させることにより、残糸付きボビンBa または
ボビンBの胴部B1 を把持することができる(図1の二
点鎖線)。
【0044】かかるボビンの残糸除去装置の作動は、次
のとおりである。
【0045】いま、搬入機構20のストックテーブル2
1上に、多数の残糸付きボビンBa、Ba …が縦横に整
然と整列して立設されているものとすると(図4)、ス
トックテーブル21の上方のチャック22は、ロッドレ
スシリンダ22b、22cを介して任意の座標位置に位
置決めし、シリンダ22aを伸縮することにより、スト
ックテーブル21上の任意の座標位置に立設する残糸付
きボビンBa をクランプして上方に吊り上げることがで
きる。なお、チャック22は、残糸付きボビンBa の上
端の鍔部B2 をクランプするものとする。
【0046】残糸付きボビンBa を吊り上げたチャック
22は、ロッドレスシリンダ22b、22cを介し、ス
トックテーブル21上に、左右に開いて待機しているチ
ャック23の位置に移動する。そこで、チャック23
は、把持爪23c、23cを閉じることにより、チャッ
ク22が吊り上げている残糸付きボビンBa の胴部B1
を把持し(図4の実線)、それを、ロータリアクチュエ
ータ23bによって水平姿勢に転倒させた上(同図の二
点鎖線)、ロッドレスシリンダ23aにより、ストック
テーブル21の上方から、割出し機構30上の所定位置
にまで水平搬送することができる(同図の一点鎖線、図
5の実線)。なお、チャック22は、吊り上げた残糸付
きボビンBa をチャック23に受け渡すに際し、シリン
ダ22aを介し、残糸付きボビンBa を所定の高さに位
置決めするものとする。また、チャック22は、チャッ
ク23が残糸付きボビンBa を水平姿勢に転倒させるに
先き立ち、チャック23の位置から退避するものとす
る。
【0047】チャック23が、割出し機構30の受け座
31、31の上方の所定位置に残糸付きボビンBa を搬
入すると、シリンダ31bが伸長し、受け座31、31
は、上昇して残糸付きボビンBa の胴部B1 をチャック
23の両側において支持する(図5の二点鎖線)。そこ
で、チャック23は、把持爪23c、23cを上下に大
きく開き、残糸付きボビンBa を解放するとともに、残
糸付きボビンBa のフランジ部B3 の方向に後退し、ス
トックテーブル21の上方に戻る。
【0048】一方、受け座31、31は、シリンダ31
bを短縮させることにより下降し、残糸付きボビンBa
の両端部を支持部32の支持ローラ32b、32b、駆
動部33の駆動ローラ33c、33cによって支持させ
ることができる(図4の実線、図5の二点鎖線)。な
お、このとき、支持ローラ32b、32b、駆動ローラ
33c、33cは、それぞれ、残糸付きボビンBa の鍔
部B2 、フランジ部B3を介し、全体を水平に保持する
ものとする。また、受け座31、31は、その後、さら
に下降し、残糸付きボビンBa から下方に僅かに離れて
待機する(図5の実線)。
【0049】つづいて、モータ33bを起動すると(図
7の矢印K1 方向)、モータ33bは、ベルト33dを
介して駆動ローラ33c、33cを同時に同方向に回転
させ、駆動ローラ33c、33c、支持ローラ32b、
32b上の残糸付きボビンBa をゆっくりと回転させる
ことができる(同図の矢印K2 方向)。このとき、光電
スイッチ33e、33eは、小孔33f、33fを介し
て残糸付きボビンBaのマーカB4 を検出するから、い
ま、残糸付きボビンBa の回転方向後方側の光電スイッ
チ33eがマーカB4 を検出したときに、モータ33b
の通電を断つとともに、シリンダ33gを駆動してロッ
ド33g1 を前進させれば、ロッド33g1 は、光電ス
イッチ33eとシリンダ33gとの相対位置関係によっ
て決まる特定のリブB3a、B3aの間に進入し、その一方
に係合することにより、残糸付きボビンBa を特定の回
転位置に位置決めして停止させることができる。
【0050】また、このとき、残糸付きボビンBa の回
転方向前方側の光電スイッチ33eがマーカB4 を検出
することにより、ロッド33g1 が正しく所定のリブB
3a、B3aの間に進入し、残糸付きボビンBa を正規の回
転位置に位置決めして停止させたことを確認することが
できる。ロッド33g1 の前進動作が遅れると、マーカ
B4 は、回転方向前方側の光電スイッチ33eの位置を
通過してしまい、光電スイッチ33eは、マーカB4 を
検出することができなくなってしまうからである。
【0051】なお、シリンダ33gは、残糸付きボビン
Ba を停止させたら、ロッド33g1 を後退させて待機
する。また、シリンダ31bは、その中間位置にまで伸
長し、受け座31、31を介して残糸付きボビンBa を
中間の受渡し位置にまで上昇させて待機する(図4の二
点鎖線)。なお、このとき、残糸付きボビンBa は、カ
ッタ溝B1aに対するリブB3a、B3a…の形成位置、マー
カB4 の貼着位置、シリンダ33g、光電スイッチ33
e、33eの取付位置などを適切に設定することによ
り、カッタ溝B1aが胴部B1 の最上位置となるように、
回転位置を位置決めされるものとする。
【0052】つづいて、搬送機構50を作動させ、割出
し機構30において所定の回転位置に位置決めされ、受
渡し位置に待機している残糸付きボビンBa を残糸除去
機構10に搬入する。すなわち、まず、搬送機構50の
架台51を割出し機構30、残糸除去機構10の間に移
動させ、割出し機構30に対応する側のシリンダ52を
伸長すれば、対応するチャック53は、割出し機構30
上の残糸付きボビンBa に向けて前進し、それを把持す
ることができる(図4の二点鎖線)。したがって、その
後、シリンダ52を短縮させて、架台51を残糸除去機
構10、クリーニング機構40の間に移動し、シリンダ
52を伸長すれば、チャック53は、残糸除去機構10
のチャック11、12間に残糸付きボビンBa を水平に
挿入することができる(図1の二点鎖線)。
【0053】そこで、チャック11は、ロッドレスシリ
ンダ11cを介して僅かに前進させ、把持爪11a、1
1a…を閉じることによって、残糸付きボビンBa の鍔
部B2 をクランプすることができる。また、チャック1
2は、シリンダ12dを介して前進させることにより、
突部12bを残糸付きボビンBa の丸孔B1bに挿入する
とともに、特定のリブB3aをストッパブロック12c、
12cの間に進入させ、したがって、チャック11、1
2は、残糸付きボビンBa を回転不能にクランプするこ
とができる。なお、このようにしてチャック11、12
間にクランプされた残糸付きボビンBa は、割出し機構
30によって回転位置が位置決めされたままであるか
ら、カッタ溝B1aが胴部B1 の最上位置にある。また、
搬送機構50は、残糸付きボビンBa がチャック11、
12によってクランプされ、残糸除去機構10に搬入さ
れたら、残糸付きボビンBa を解放した上でチャック5
3を後退させ、架台51を元の位置に戻して待機する。
【0054】一方、このようにして残糸付きボビンBa
を残糸除去機構10に搬入するとき、架台51上の他方
のシリンダ52、チャック53も、同時に作動するもの
とする。すなわち、架台51が割出し機構30、残糸除
去機構10の間にあるとき、残糸除去機構10に対応す
るチャック53は、残糸除去機構10上に先行して装着
されているボビンBに対してアクセスし、そのボビンB
を把持することができ、その後、搬送機構50が割出し
機構30上の残糸付きボビンBa を残糸除去機構10に
搬入すると同時に、残糸除去機構10からのボビンBを
クリーニング機構40に搬入することができる。
【0055】ただし、残糸除去機構10のチャック1
1、12は、チャック53がボビンBを把持すると、把
持爪11a、11a…を開くとともに、ロッドレスシリ
ンダ11c、シリンダ12dを介して双方を後退させ、
ボビンBを解放するものとする。また、このようにして
搬送機構50が残糸除去機構10に残糸付きボビンBa
を搬入し、残糸除去機構10からボビンBを搬出すると
き、ロータリカッタ13は、シリンダ13gを伸長させ
て上方に退避させるとともに、ロッドレスシリンダ13
eを介してチャック11側の所定位置に戻し、また、エ
ッジカッタ14は、シリンダ14fを短縮させ、上方に
退避させておくものとする。
【0056】残糸付きボビンBa が残糸除去機構10に
搬入されたら、残糸除去機構10は、ロータリカッタ1
3のカッタ刃13aを作動させるとともに、シリンダ1
3gを短縮してカッタ刃13aを下降させ、さらに、ロ
ッドレスシリンダ13eを介し、ロータリカッタ13を
残糸付きボビンBa の軸方向に移動させる。そこで、ロ
ータリカッタ13は、残糸付きボビンBa 上の残糸Bs
をカッタ溝B1aの位置において1周ごとに切断しながら
進行し、切断された残糸Bs は、下方のダストボックス
16内に落下することができる。また、このとき、エア
ノズル13hからのエアは、切断された残糸Bs を胴部
B1 の表面から引き剥がして胴部B1 から分離させ、エ
アフード13a3 からのエアは、カッタ刃13aの径方
向に吹き出し(図8の矢印K3 、K3 方向)、切断され
た残糸Bs がカッタ刃13aの軸13a1 に巻き付くこ
とを防止する。
【0057】ロータリカッタ13は、残糸付きボビンB
a のフランジ部B3 の直近位置にまで進行したら、上方
に退避させ、カッタ刃13aを停止させた上、元の位置
に復帰させる。
【0058】つづいて、エッジカッタ14が作動する。
すなわち、エッジカッタ14は、シリンダ14fを伸長
させることにより、残糸付きボビンBa のフランジ部B
3 の上面に沿って、カッタ溝B1aに向けて下降し、この
とき、押え部材14b、14bは、カッタ刃14aに先
行して残糸付きボビンBa の胴部B1 の表面に到達し、
胴部B1 上の残糸Bs に対し、残糸Bs を緊張させる方
向に力を加えることができる(図9の矢印K4 、K4 方
向)。ただし、押え部材14b、14bは、たとえば、
ゴムのような弾性材料からなり、胴部B1 に押し付けら
れることにより、左右に開拡するように変形するものと
する(同図の二点鎖線)。
【0059】つづいて、さらにエッジカッタ14を下降
させれば、カッタ刃14aの刃先がカッタ溝B1aに進入
し、胴部B1 上の残糸Bs を切断することができる。な
お、このとき、カッタ刃14aの作用位置は、フランジ
部B3 の上面に直近する位置であり、エッジカッタ14
は、フランジ部B3 に極く近く、ロータリカッタ13に
よって切断できなかった残糸Bs を切断するものとす
る。また、このとき、エアノズル14hからのエアは、
エッジカッタ14によって切断された残糸Bs を胴部B
1 から引き離す。そこで、切断された残糸Bs は、一部
がダストボックス16に落下し、一部は、サクションホ
ース15を介して外部に排出することができる。ただ
し、サクションホース15は、そのエアサクションによ
り、フランジ部B3 と胴部B1 との間に形成されるコー
ナ部分に残留する数巻程度の少量の残糸Bs をコーナ部
分から引き剥がし、それを除去することにも役立つ。
【0060】エッジカッタ14は、その後、フランジ部
B3 に近接するすべての残糸Bs を完全に切断するため
に、必要により複数回上下動させた上、シリンダ14f
を短縮させて上方に退避させる。また、以上の手順によ
り、残糸除去機構10上の残糸付きボビンBa は、すべ
ての残糸Bs が除去され、残糸除去済ボビン、すなわち
ボビンBとなる。
【0061】次いで、搬送機構50を介し、残糸除去機
構10上のボビンBをクリーニング機構40に搬入する
とともに、割出し機構30によって回転位置を位置決め
されて待機している次ぎの残糸付きボビンBa を残糸除
去機構10に搬入する。ただし、搬入機構20は、割出
し機構30から残糸付きボビンBa が搬出されるととも
に、次ぎの残糸付きボビンBa を割出し機構30に搬入
し、割出し機構30は、搬入された残糸付きボビンBa
の回転位置を位置決めした上、待機位置に待機させるも
のとする。
【0062】一方、残糸除去機構10からのボビンBが
搬入されるに際し、クリーニング機構40は、シリンダ
41fを伸長させて駆動ユニット41を上昇させるとと
もに、シリンダ42dを短縮させてクリーニングユニッ
ト42を上方に退避させた状態にある。そこで、搬送機
構50のチャック53は、ボビンBを把持して駆動ユニ
ット41上に前進し、ボビンBを解放することにより、
クリーニング機構40に対し、ボビンBの搬入を完了す
ることができる(図10)。なお、このとき、ボビンB
は、ガイドロッド43、43の上方において、駆動ユニ
ット41の支持ローラ41b、41bによって鍔部B2
が支持され、駆動ローラ41c、41cによってフラン
ジ部B3 が支持されており、ガイドロッド43、43に
は、接触していないものとする。
【0063】クリーニング機構40は、ボビンBが搬入
されると、モータ41eを起動してボビンBを回転させ
るとともに、シリンダ42dを伸長してクリーニングユ
ニット42を下降させ、清拭布42aをボビンBの胴部
B1 に押し当てることより、ボビンBを清拭する。ま
た、クリーニング機構40は、所定時間の経過後、クリ
ーニングユニット42を上方に退避させるとともに、モ
ータ41eを停止させ、シリンダ41fを介して駆動ユ
ニット41を下降させる。
【0064】駆動ユニット41を下降させると、支持ロ
ーラ41b、41b、駆動ローラ41c、41c上のボ
ビンBは、ガイドロッド43、43上に移載され、フラ
ンジ部B3 が駆動ローラ41c、41cから外れるとと
もに、ガイドロッド43、43上を転落するようにし
て、前方に排出することができる。また、このとき、駆
動ユニット41のストッパプレート41hは、フランジ
部B3 より小径の鍔部B2 が先きに支持ローラ41b、
41bから外れても、ボビンBの鍔部B2 側が先行して
ガイドロッド43上に滑り落ち、ボビンBがガイドロッ
ド43、43上において斜めになってしまうことを防止
する。すなわち、ストッパプレート41hは、その高さ
を適当に設定することにより、フランジ部B3 が駆動ロ
ーラ41c、41cから外れると同時に、鍔部B2 がス
トッパプレート41hの上端を越えるようになってい
る。
【0065】なお、クリーニング機構40は、ボビンB
を排出した後、駆動ユニット41を上昇させ、次ぎのボ
ビンBの搬入に備える。
【0066】搬入機構20、割出し機構30、残糸除去
機構10、クリーニング機構40、搬送機構50は、以
上の動作を繰り返すことにより、ストックテーブル21
上の残糸付きボビンBa 、Ba …のすべてについて、連
続的に残糸除去動作を継続することができる。
【0067】以上の説明において、搬送機構50は、単
一の架台51と、架台51上の各一対のシリンダ52、
52、チャック53、53を使用することにより、同時
に、割出し機構30からの残糸付きボビンBa を残糸除
去機構10に搬入し、残糸除去機構10からのボビンB
をクリーニング機構40に搬入するが、これに代えて、
これらの各動作を個別に実行する独立の搬送機構を設け
てもよい。また、搬送機構50は、チャック53、53
を上下動可能にしてもよく、搬入機構20は、ストック
テーブル21を使用するに代えて、残糸付きボビンBa
、Ba …を連続搬送するコンベヤシステムと連結する
ようにしてもよい。すなわち、この発明は、搬入機構2
0、搬送機構50を変更することにより、他のシステム
との連結方法を含む全体レイアウトを任意に変更するこ
とが可能である。
【0068】また、ボビンBは、胴部B1 のカッタ溝B
1aに連続するスリットまたは溝をフランジ部B3 にも延
長して形成してもよい。エッジカッタ14は、カッタ刃
14aがフランジ部B3 のスリットまたは溝に入り込む
ようにして作動することにより、胴部B1 上のすべての
残糸Bs を切断することができるから、サクションホー
ス15は、これを省略することができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、この出願に係る第
1発明によれば、残糸付きボビンをクランプするチャッ
クと、ロータリカッタとを組み合わせることによって、
ロータリカッタは、ボビンのカッタ溝に対応してボビン
の軸方向に移動し、ボビン上の残糸を機械的に切断して
除去することができるから、他の方法では除去できない
ガラス繊維糸からなる残糸であっても、ボビン上から極
めて円滑に、短時間のうちに除去することができるとい
う優れた効果がある。
【0070】第2発明によれば、第1発明にかかる残糸
除去機構と、割出し機構とを設けることによって、割出
し機構は、ボビンのカッタ溝を所定の回転位置に位置決
めすることができるから、残糸除去機構を含む全体は、
容易に全自動システムとして構築可能であるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 要部斜視説明図(1)
【図2】 ボビンの構成説明図
【図3】 ボビンの要部斜視図
【図4】 全体概略斜視図
【図5】 要部斜視説明図(2)
【図6】 図5の要部拡大断面図
【図7】 図6のA−A線矢視相当説明図
【図8】 図1の要部拡大断面図(1)
【図9】 図1の要部拡大断面図(2)
【図10】 要部斜視説明図(3)
【符号の説明】
Ba …残糸付きボビン Bs …残糸 B…ボビン B1a…カッタ溝 B3 …フランジ部 10…残糸除去機構 11、12…チャック 13…ロータリカッタ 13a3 …エアフード 14…エッジカッタ 14b…押え部材 30…割出し機構 40…クリーニング機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス繊維糸からなる残糸付きボビンを
    回転不能にクランプするチャックと、該チャックによっ
    てクランプされたボビンのカッタ溝に対応してボビンの
    軸方向に移動するロータリカッタとを備えてなるボビン
    の残糸除去機構。
  2. 【請求項2】 前記ロータリカッタには、エアフードを
    付設することを特徴とする請求項1記載のボビンの残糸
    除去機構。
  3. 【請求項3】 前記チャックによってクランプされたボ
    ビンのフランジ部に近接して配設し、ボビンのカッタ溝
    に向けてボビンの径方向に移動するエッジカッタを付設
    することを特徴とする請求項1または請求項2記載のボ
    ビンの残糸除去機構。
  4. 【請求項4】 前記エッジカッタには、該エッジカッタ
    に先行してボビンの表面に当接する変形可能な押え部材
    を付設することを特徴とする請求項3記載のボビンの残
    糸除去機構。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか記載
    のボビンの残糸除去機構と、該残糸除去機構の上流側に
    配設し、残糸付きボビンのカッタ溝を所定の回転位置に
    位置決めする割出し機構とを備えてなるボビンの残糸除
    去装置。
  6. 【請求項6】 前記残糸除去機構の下流側には、ボビン
    を清拭するクリーニング機構を付設することを特徴とす
    る請求項5記載のボビンの残糸除去装置。
JP27863593A 1993-11-08 1993-11-08 ボビンの残糸除去機構と、それを使用するボビンの残糸除去装置 Pending JPH07125934A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100352231B1 (ko) * 2000-03-09 2002-09-12 송철수 섬유용 보빈의 잔사 제거장치
CN110167856A (zh) * 2017-04-10 2019-08-23 未来股份公司 用于从用来生产纸材料的卷材的主卷轴移除纸的设备
CN111923112A (zh) * 2020-07-27 2020-11-13 杭州查凤科技有限公司 一种纺织加工用纱管处理装置
US11931949B2 (en) 2019-01-15 2024-03-19 Murata Machinery, Ltd. Filament winding device

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