JPH07125695A - 重航空機の自動制御装置 - Google Patents

重航空機の自動制御装置

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JPH07125695A
JPH07125695A JP6125481A JP12548194A JPH07125695A JP H07125695 A JPH07125695 A JP H07125695A JP 6125481 A JP6125481 A JP 6125481A JP 12548194 A JP12548194 A JP 12548194A JP H07125695 A JPH07125695 A JP H07125695A
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thruster
control
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circuit
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ピエゾン ベノワ
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ギョール ジョルジュ
Florence Limon
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    • G05D1/0055Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots with safety arrangements
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    • G05D1/0055Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots with safety arrangements
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 コンピュータ1は、センサ4からデータを取
込むとともに、アクチュエータ2a,3aを制御する。
コンピュータ1は、そのサービス量(service quality
)をモニタする手段20と、アクチュエータ2a,3
aの動作を制御する手段28,19と、故障が生じた場
合にアクチュエータ2aを元の位置に戻す手段29と、
を有する。 【効果】 ヘリコプタの自動制御装置の機能及び安全性
を低下することなく制御装置を簡単にすることが出来
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、ヘリコプタなどの重航空機の自
動制御装置に関する。このような装置の目的は、通常不
安定な重航空機の飛行特性を改善し、パイロットによっ
て選択された所定軌道に重航空機を維持するような所定
の操縦操作を行いながらも所定数の操作の制御を軽減す
ることである。
【0002】ヘリコプタに備えられる自動制御装置の目
的は、特に手動操縦中の航空機の安定性を改善すること
であり、異なる飛行制御翼面の効果の特性に対してはよ
り大きな安定性と均等性とを呈する操縦を行うことであ
る。
【0003】
【背景技術】今日、上記装置において、各制御軸(ロー
ル、ピッチ、ヨーイング)に対し、パイロットからのコ
マンドやセンサによって供給される情報に応じて飛行制
御翼面に作用するアクチュエータを制御するアナログ処
理が用いられている。一般に、制御軸のアクチュエータ
は、非常に動作は速いが支配力(authority)の小さい
直列スラスタと、十分な支配力を有するが動作が遅く且
つ直列スラスタの位置を再度中心に戻す平衡スラスタと
を有する。
【0004】制御軸の故障によってヘリコプタの主な動
作が速くなった場合、または委任された任務が一部のク
ルーのかなりの注意を要する場合、別のシステムが所望
の安全レベルを確保するために用いられる。すなわち、
各制御軸に対する処理シーケンスが2重となり、2つの
アクチュエータが各飛行制御翼面のロッドに直列に組み
込まれる。このように、制御軸の2つのコマンドシーケ
ンスのうちの一方がブーレクダウンした場合、他方のコ
マンドシーケンスが一方のコマンドシーケンスに逆ら
い、誤ったコマンドシーケンスが操作からはずれれば、
任務は継続することができる。
【0005】上記方法は、自動制御装置の占める領域を
増大させコストを増大させることが問題となっている。
さらに、複数の飛行制御軸の操縦を制御するディジタル
コンピュータを使用した装置の場合、またはこれら装置
に故障が生じた場合、自動制御装置は任意の制御軸に対
してもはや操作不能となる。従って、この方法は、ヘリ
コプタのタイプやその任務の内容によっては取り入れる
ことができない。
【0006】上記問題を解決するために、2つめのコン
ピュータが最初のコンピュータに併設される。この場
合、一方のコンピュータがブーレクダウンした場合、他
方のコンピュータが自動制御を継続する。所望の安全性
の制限によって、航空機は、自動再編成を行う自動制御
装置を取り付けることが課せられている。よって、コン
ピュータの故障を判定するために、またいかなる状況に
おいても自動制御機能を実行するために、並行して動作
する3つのコンピュータが使用されている。しかしなが
ら、上記構成は、高価になるという問題点を有する。
【0007】
【発明の目的】本発明の主な目的は、上記問題点を解決
することであり、低価格で十分な信頼性を有する重航空
機の自動制御装置を提供することである。この装置は、
センサからの情報が入力され且つ飛行制御翼面に作用す
るアクチュエータを制御するディジタルコンピュータを
使用するものである。
【0008】
【発明の概要】従って、本発明の特徴は、装置のサービ
ス量をモニタし、装置の給電を遮断し、障害の検出に続
いてアクチュエータを中心に再び配置する自発手段を有
するコンピュータを有することにある。ディジタルシス
テムの応答速度によって、特に直列スラスタなどのアク
チュエータは、障害の検出に続いて迅速に再び中心に配
置される。これによって、障害によって安全基準が低下
することを防止している。
【0009】本発明によれば、コンピュータは、3つの
制御軸の1つに応じた制御を確実に行う手段と、装置の
サービス量をモニタし、装置の給電を遮断し、さらに障
害の検出に続けてアクチュエータを中心に再び配置する
手段と、を有するハードウェア及びソフトウェアを備え
た自発処理モジュールの少なくとも1つを有する。本発
明によれば、コンピュータは、3つの制御軸の任意の1
つに応じて制御を確実に行うハードウェア及びソフトウ
ェアを備えた自発処理モジュールの少なくとも2つを有
する。2つのモジュールの少なくとも一方は、他方のモ
ジュールによって実行される制御をモニタし、他方のモ
ジュールの給電を遮断し、さらに障害の検出に続いて制
御しているアクチュエータを中心に再び配置する手段を
有する。従って、各処理モジュールには各制御軸に固有
な機能が集積され、各処理モジュールは、制御し且つモ
ニタすべき軸を判断する手段を有している。
【0010】制御軸毎に処理モジュールを使用する際に
必要な処理機能を集積しているディジタルシステムは、
当業者の見識に反している。さらに、過剰な従来の方法
を加えるならば、ハイパワーのコンピュータを複数要す
ることとなり、コストが非常に高くなる。これら問題点
を解決する理由は、1制御軸毎に1コンピュータを用い
ることが欠点となっている事実による。パワーを減らせ
ば、フレキシビリティ及びメンテナンスから引出される
効果によってオフセットされる。
【0011】また、モジュール形式を採ることによっ
て、ヘリコプタや任務の各タイプに適合した構成を提案
することができる。最小の構成は、1制御軸のみを制御
しモニタする処理モジュールの1つからなるものであ
る。さらに、モニタ手段は、モニタされる軸に応じて制
御するために用いられる手段のように同一の制御法則を
適用する。この手段を形成するために必要とされる別の
ハードウェア及びソフトウェアは、かなり小さい。
【0012】本発明によれば、各処理モジュールでは、
単一の基板に、モジュールを収納するボックス内でのモ
ジュール間の相互接続を行うことなく直接センサやアク
チュエータとインターフェースすることができるコネク
タの全てが集積されている。故に、各モジュールには、
直接アクチュエータを制御することのできるパワー回路
が集積されている。
【0013】このような構成によって、コンピュータの
テストやメンテナンスは、単一の処理モジュールのテス
ト及びメンテナンスに限られる。さらに、アクチュエー
タにパワーコントロール回路を取り付けることもでき
る。この場合、処理モジュールは、パワーコントロール
回路を備えずに形成される。
【0014】応用する際のフレキシビリティを改良して
コンピュータの製造及びメンテナンスコストを低減する
ために、各処理モジュールは、たいていの場合配置を変
えるだけで良いパワーコントロール回路及びI/Oマネ
ージメント回路を有するプラグインモジュールの少なく
とも1つを有する。これらの構成によって、ハードウェ
アに関しては簡単な構成の自動制御装置を得ることがで
きる。故に、自動制御装置の製造及びメンテナンスコス
トを、従来提案された装置に比較してかなり低減させる
ことができる。
【0015】
【実施例】本発明の特徴及び効果を、本発明を限定する
ことのない実施例の記載及び対応する添付図面に基づい
て説明する。図1に、ピッチまたはロール軸の一方に対
応した異なる制御部品を示す。これらの部品はコントロ
ールカラム7を有する。コントロールカラム7は、パイ
ロットによって操作され、軸12を中心に回動するため
にコックピットの床面15を挿通して伸長している。さ
らに、コントロールカラム7は下方に伸長して装置9に
よって作動されるレバーを構成する。この装置9は、制
御カラムに所定の作用法則による抗力を供給する。ま
た、レバーは、直列スラスタ(series thrustor)2に
よって動作される。
【0016】この装置9は、モータ3によって操作され
るレバー13に取り付けられた支点を有する。このモー
タ3は、平衡(trim)スラスタと呼ばれ、床面15に固
定されている。直列スラスタ2の他端は、床面15に位
置する軸を中心に回動するレバー14を操作する。この
レバー14によって、ヘリコプタの飛行制御翼面に直接
作用する水圧システム11の分配器を操作することがで
きる。
【0017】上記構成において、平衡スラスタ3は、全
てのロッドをオフセットしながら、ゆっくりと直列スラ
スタ2の位置を中心に戻す。一方、直列スラスタ2の動
作は、ニュートラルの位置に戻り且つ制御の支配力を復
活させるために、かなり速い。図2において、コンピュ
ータ1は、センサ、ヘリコプタのコックピット、または
テスト装置を表すユニット4と情報を交換するモジュー
ル10を有する。
【0018】コンピュータ1は、ヘリコプタの他の2つ
の制御軸を制御するために、第1のモジュールと同一の
モジュール10(破線にて図示)をさらに2つ収納する
ように設計されている。モジュール10によって、ユニ
ット4からの情報に応じて制御軸の直列スラスタ2及び
平衡スラスタ3を直接制御することができる。故に、コ
ンピュータ1はコンタクトピン5を有する。このコンタ
クトピン5は、センサ、アクチュエータ及びコックピッ
トからの電気リンクの全ての端部につながるコンタクト
ソケット6と係合する。
【0019】図2は、自動制御装置の最小の構成を示
す。この構成では、コンピュータ1は、ヨーイング軸を
制御する単一のモジュール10を有する。上記構成によ
って、接続された有効なセンサからの情報に応じて、ヨ
ーイングダンプや自動コース維持を行うことができる。
図3において、各処理モジュール10は、 − プログラムを実行するマイクロプロセッサ及びデー
タを保存するメモリからなるディジタル心臓部20と、 − コンピュータ1の他のモジュール10やヘリコプタ
の他の機器とやりとりするデータの種類、すなわちデー
タのディジタル、またはアナログとは無関係なデータI
/Oマネージメント回路27と、 − ディジタル心臓部20から、制御軸のアクチュエー
タに供給されるアナログコマンドインストラクションが
入力される制御軸のアクチュエータのパワーコントロー
ル回路26と、 − 直流パワーをモジュール10の別の回路に供給する
フィード回路21と、 − 光放射及び電磁放射の影響に対してモジュール10
の全入出力を保護するフィルタ・保護回路22と、 − センサ4、アクチュエータ2、及びコックピットを
有する電気リンクの全部が一緒にまとめられたコンタク
トピン6と係合するマルチソケットコンタクトコネクタ
5と を有する。
【0020】I/Oマネージメント回路27は、垂直制
御ユニット、高度計、ラジオナビゲーションマーカに追
従するナビゲーションシステム、または空気に対する速
度を測定する装置などのヘリコプタの他の装置からのデ
ータを取り込む。この情報は、ナビゲーションなどのハ
イレベルの機能を実行するために、ディジタル心臓部2
0にて処理される。
【0021】ディジタル心臓部20は、直列リンクを介
してコックピットやテスト装置に直接連絡をとる。ディ
ジタル心臓部20は、次に説明する機能、すなわち、 − モジュール及びプログラムの初期化、 − リアルタイムスケジューリング及び中断のマネージ
メント、 − I/Oポート、メモリ、及びプログラムのロードの
マネージメント、 − 対象となる軸の制御法則によって、接続されたアク
チュエータに供給される制御インストラクションの処
理、 − コンピュータ1の他のモジュール10の状態に応じ
たモジュール10の動作のマネージメント、 − コンピュータ1の他のモジュール10のモニタ及び
コンピュータ1に障害が生じた場合のモジュールの停
止、 − 各フライト前及びフライト中に指示されるテストの
マネージメント及びシステムのメンテナンス、及び − テスト装置及びコックピットと連絡する直列リンク
のマネージメント、 を実行するための全てのハードウェア及びソフトウェア
を有する。
【0022】インストラクション処理機能は、ナビゲー
ションなどのハイレベルの制御機能も含む。実行される
制御法則が制御軸毎に異なるので、インストラクション
処理、モニタ及びテスト機能は、各制御軸毎に固有の機
能を有する。実行すべき制御法則を判定するために、各
モジュール10は、コネクタ5に差し込まれた外部コネ
クタの接続方法によって、処理しモニタすべき制御軸を
判断する。従って、制御すべき制御軸を各モジュール1
0に対して示すための特別なマニュプレータを必要とし
ない。
【0023】故に、コネクタ6は、1セットの遊んでい
るコネクタポイント19を有する。このコネクタポイン
ト19は、各処理モジュールが接続された制御軸を理解
するために用いられている。各モジュール10のディジ
タル心臓部は、モジュール10に給電された場合に、各
制御軸を所定のプラグチャートに対応させながら、ソケ
ットコネクタ6においてコネクタポイント19間の相互
連結をテストするためのトリガを発する自己整合機能を
有する。
【0024】2つのモジュールが同じ軸に割り当てられ
ることを防止するために、自己整合機能は、コンピュー
タ1のモジュール2a,2b間で対話を行う。この間、
各モジュールは、接続された軸を確認するコードを送信
し、同じコードを送信するモジュールが他に無いことを
チェックする。図4に示す実施例において、パワーコン
トロール及びI/Oマネージメント回路はプラグイン
(piug-in )モジュール23にまとめられている。すな
わち、各処理モジュール10は、プラグインモジュール
23に形成されたコネクタ25と係合するコネクタ24
を有する。
【0025】図5において、各プラグインモジュール2
3は、 − ヘリコプタの他の装置とやりとりするデータ、コン
ピュータ1の他の処理モジュール10とやりとりするデ
ータの種類、すなわちこれらデータのディジタル、また
はアナログとは無関係なデータI/Oマネージメント回
路27と、 − 直列スラスタの位置の値、ディジタル心臓部20か
らのデータ、及び対象となる制御軸のアクチュエータに
供給されるアナログコマンドインストラクションが入力
される制御軸のアクチュエータのパワーコントロール回
路26と を有する。
【0026】応用範囲を拡大するために、処理モジュー
ル10は2つのプラグインモジュール23’,23”を
有する。一方のプラグインモジュール23’はパワーコ
ントロール回路26を含み、他方のプラグインモジュー
ル23”はI/Oマネージメント回路27を含む。な
お、アクチュエータにパワーコントロール回路が取り付
けられている場合、処理モジュールには、I/Oマネー
ジメント回路27を含むプラグインモジュール23”の
みが含まれる。
【0027】I/Oマネージメント回路27には、垂直
制御ユニット、高度計、ラジオナビゲーションマーカに
追従するナビゲーションシステム、または空気に対する
速度を測定する装置などのヘリコプタの他の装置からの
データが入力される。この情報は、ナビゲーションなど
のハイレベルの機能を実行するために、ディジタル心臓
部20にて処理される。
【0028】図6に示す回路は、直列スラスタ2のモー
タを、ディジタル心臓部20によって生成されI/Oマ
ネージメント回路27によってアナログ値へと変換され
るインストラクションによって制御することができる。
この回路の入力部には、整合回路42を介して予め送信
された直列スラスタ2の位置の値が入力される。
【0029】アナログインストラクション及び直列スラ
スタの位置の値は、最初に加算積分器41によって加算
され、加算積分器41の出力がパルスジェネレータ43
を駆動する。パルスジェネレータ43の出力信号は、整
合回路44を通過し、動電気絶縁回路45に入力され、
次にHブリッジ46を有するパワー増幅器によって処理
される。
【0030】次に、増幅された信号は、リレー49及び
Lフィルタ50を介して直列スラスタ2のモータに送信
される。パワー増幅器46には、スイッチング回路48
及び電流リミッタ・遮断器47を介して28Vの電圧5
4が印加される。出力された信号は、別の動電気絶縁回
路51を介してディジタル心臓部に送られてチェックさ
れる。
【0031】リレー49によって、増幅器46にて発せ
られたコマンド、またはコンピュータの同じモジュール
10または別のモジュールにある、図7に示す直列スラ
スタ中心再配置装置によって発せられたコマンドの一方
から、直列スラスタ2のモータに伝送されるコマンドが
選択される。図7の回路もパワーコントロール回路の一
部を示す。しかしながら、この回路は、前述のパワーコ
ントロール回路とは完全に独立しており、このパワーコ
ントロール回路によって、直列スラスタ2の中心再配置
コマンドが発せられる。
【0032】従って、この回路には、入力部において整
合回路61を介して別の直列スラスタ2の位置の値が入
力される。この位置の値は、しきい値コンパレータ60
に入力されてニュートラルの位置と比較される。この比
較の結果は、Hブリッジを有する別のパワー増幅器によ
って処理され、前述のリレー(図6)に送信され、さら
に動電気絶縁回路68を介してディジタル心臓部20に
送信される。
【0033】パワー増幅器62には、直列スラスタ2の
中心再配置速度を制限するステップダウントランス63
及びスイッチ64を介して28Vの電圧66が供給され
る。これら2つの回路(図6及び図7)によって、ディ
ジタル心臓部20にて処理されるインストラクションに
応じた直列スラスタ2の制御と、不一致が検出された場
合の直列スラスタの自動中心再配置の制御とが可能とな
る。
【0034】さらに、中心再配置はリレー49のトリッ
プコマンド55によって常時手動にて作動され、中心再
配置コマンドは他のモジュールにて連続的に生成され
る。さらに、コントロール回路(図6)及び中心再配置
回路(図7)にて用いられるHブリッジパワー増幅器4
6は、入力部56,59を介して直接、またはパワー遮
断スイッチ48を作動させる信号53,65の伝送によ
って、手動で停止させることができる。
【0035】図8に、パワーコントロール回路26の一
部をなす平衡スラスタのモータへのパワーを制御する回
路を示す。この回路には、入力部において、ディジタル
心臓部によって生成され平衡スラスタ3の回転方向及び
回転速度を提供するパルスコマンドと、ハードウェア7
1によって生成され平衡スラスタの回転方向を示す論理
コマンドと、が入力される。
【0036】この装置71は、接続された直列スラスタ
2の位置から直接的に、しきい値コンパレータによって
方向のコマンドを生成する。従って、直列スラスタ2の
位置は、ゼロと比較されて、中心位置に対する直列スラ
スタ2の位置の符号を表す論理信号を生成する。装置7
1は、ディジタル心臓部とは完全に独立している。さら
に、装置71は、このスラスタへのパワーコマンドを生
成する際に使われるものとは独立した直列スラスタ
(2)の位置センサに接続されている。
【0037】パルスコマンド及び論理コマンドは、整合
ステージ70及び動電気絶縁ステージ72を介してHブ
リッジ増幅器73に送られる。増幅されると直ちに、こ
れらコマンドはLフィルタ76を通過して平衡スラスタ
モータを駆動するとともに、動電気絶縁回路77を通過
してディジタル心臓部20に送られる。
【0038】パワー増幅器には、他のパワーコントロー
ル回路26とは独立して、28Vの電圧79が、スイッ
チ75及び電流リミッタ・遮断器74を介して供給され
る。平衡スラスタのコマンドは、様々な方法により保護
される。最初に、パワー増幅器73は、ディジタル心臓
部20によって生成された方向のコマンドと、ハードウ
ェア装置71によって生成された方向のコマンドと、が
同一の方向を示す場合、平衡スラスタのコマンド信号の
みを生成するように設計されている。これらのコマンド
によって示された方向が互いに異なる場合、平衡スラス
タのモータは制御されず、その抑制状態を維持する。
【0039】このモータは、信号80によって制御され
るスイッチ75によってパワー増幅器73への給電を遮
断することによって、または増幅禁止コマンド78の入
力によって、停止させることもできる。さらに、パワー
コマンドは、ステージ77によって動電気的に絶縁され
るとともに、ディジタル心臓部20に送られて生成され
たコマンドが直列スラスタの位置と一致していることを
チェックする。
【0040】上記構成によって、図8に示すパワーコン
トロール回路は、他のパワーコントロール回路26とは
完全に独立している。従って、ディジタル心臓部20や
直列スラスタ2のパワーコントロール回路の故障から、
平衡スラスタは計画的に保護される。図9に示すI/O
マネージメント回路27は、16個のブールデータ入力
及び出力の2組と、32個のアナログ入力32EAと4
個のアナログ出力4SAとを有する。ブールデータ入力
部は整合回路(adapting circuit)32を介してシリア
ライザ(serializer)33に接続されている。この回路
は、さらにディジタル心臓部20に接続されるバス30
を有する。このバス30を介して入出力されるデータと
チャネル選択信号CSとが伝送される。一方のシリアラ
イザ33にディジタル心臓部20からの信号CSが入力
されると、このシリアライザ33は、入力部において並
行形態にて入力されたデータを直列形態にしてバス30
に送る。ヘリコプタの他の機器への送信用に、ブールデ
ータの出力16SBへの転送を制御するために、ディジ
タル心臓部20は、信号CSを送信することによって一
方のデシリアライザ(deserializer)34を選択する。
従って、バス30のデータが並行形態を採る出力16S
Bとなって適合回路32を介して送られる。
【0041】I/Oマネージメント回路27は、アナロ
グデータも処理する。故に、I/Oマネージメント回路
27は、入力部32EAから整合回路37を通過したア
ナログデータをディジタルデータに変換するアナログ・
ディジタルコンバータ35を有する。これらのアナログ
データを入力するために、ディジタル心臓部20は、バ
ス30を介してコンバータ35に選択信号CSを送信す
る。次に、コンバータ35は、入力部にて入力されたア
ナログデータをディジタル形態にしてバス30に送る。
【0042】バス30は、アナログ信号を管理する部分
とディジタルデータを管理する部分とを分けるために、
動電気絶縁装置31によって互いに絶縁された2つの部
分からなる。アナログデータをヘリコプタの他の機器に
伝送するために、ディジタル心臓部20は、信号CSを
送信することによってディジタル・アナログコンバータ
36を選択する。バス30を通過したデータは、アナロ
グに変換されて整合回路37を介してアナログデータ出
力部4SAに送られる。
【0043】この回路27は、バス30の一部となりデ
ィジタル心臓部20に接続される動電気絶縁回路をさら
に有する。この動電気絶縁回路において、ブールデータ
が通過する部分と、アナログデータが通過する部分とが
別々に分けられている。パワーコントロール回路26及
びI/Oマネージメント回路27の記載から、これら回
路は、ヘリコプタの装置とできる限り精度良く整合する
ように、複数のコンピュータに対する高い可変性を呈す
るアーキテクチャを有する。従って、これら回路は、1
つまたは2つのプラグインモジュール23,23’,2
3”に効率良く配置することができる。モジュール2
3’の有無は、アクチュエータのタイプ、すなわちパワ
ーコントロールがアクチュエータと一体となっているか
否かに依存している。
【0044】回路27の入力及び出力の個数は、ヘリコ
プタの機器及びディジタル心臓部によって実行される機
能のみならず、パワーコントロール回路26によって実
行される機能に応じて決まる。コネクタ24,25は、
これら2つの回路26,27や回路26,27に応じて
形成されるプラグインモジュールの構成の様々なバージ
ョンに従うことは言うまでもない。
【0045】故に、コネクタ24,25は、プラグイン
モジュールのあらゆる構成において全てが計画的に用い
られるわけではない複数のコネクタポイントを有する。
この観点から、コンピュータの起動時において、ディジ
タル心臓部20の自己整合機能は、 − プラグインモジュール23または23”によって管
理される入力及び出力の個数と種類(ブールまたはアナ
ログ)を判定する手段と、 − パワーコントロール回路を保持するモジュール2
3’の有無を検出する手段と、 − パワーコントロール回路26によって実行されるパ
ワーコマンドを判定する手段、すなわち直列スラスタ2
の制御回路、直列スラスタ2の中心再配置制御回路、及
び平衡スラスタ3の制御回路の有無を検出する手段と、 からなる。
【0046】さらに、形成される全てのプラグインモジ
ュールの構成と整合するために、ディジタル心臓部20
を制御するソフトウェアは、あらゆる場合においてプラ
グインモジュール23,23’,23”を制御するため
に必要な機能の全てを有する。このようなハードウェア
及びソフトウェアアーキテクチャによって、各ヘリコプ
タの飛行特性とその任務とに自動制御装置を精度良く適
合させることができる。
【0047】図10に、単一の制御軸、すなわちヨーイ
ング軸の自動制御を行うコンピュータ1の構成を示す。
従って、コンピュータ1は、一方がセンサ4に接続され
他方がアクチュエータ2a,3aに接続された単一のモ
ジュール10aのみからなる。前述の如く、モジュール
10aは直列スラスタ2aのコマンド機能部28、平衡
スラスタ3aのコマンド機能部19、及びセンサからの
情報が入力されるディジタル心臓部20からなる。
【0048】直列スラスタ2aの動作は非常に速いの
で、コマンドシーケンスに障害が生じた場合、直ちに直
列スラスタ2a自身を保護できる。もちろん、パイロッ
トはヘリコプタの制御全体を手動で操作する可能性を有
するが、ヘリコプタの種類によっては、操縦に要する反
応時間があまりにも短いために、ヘリコプタの制御を安
全な状態に戻せないことがある。
【0049】これを未然に防止するために、モジュール
10aは、図7に示すパワーコントロール部のモニタ及
び中心再配置機能部29を有する。このモニタ機能は、
パワー増幅器46及び動電気絶縁手段51に残されたコ
マンドをディジタル心臓部20によって生成されたイン
ストラクションと比較するように設計されている。これ
らの値が一致しなければ、モニタ機能は、リレー49の
トリップを制御することによって、直列スラスタ2aの
自動中心再配置を起動させ、障害が生じたモジュール1
0aを停止させる。
【0050】図11において、コンピュータ1は、一側
がセンサ4及びヘリコプタのコックピットに接続された
3つの処理モジュール10a,10b,10cを有す
る。これらモジュール10a,10b,10cによっ
て、センサ4及びコックピットから入力される情報に応
じて、3つの制御軸(ロール、ピッチ、ヨーイング)の
直列スラスタ2a,2b,2c及び平衡スラスタ3a,
3b,3cを直接制御する。
【0051】各モジュール10a,10b,10cは、
直列スラスタ2a,2b,2cのコマンド機能部28、
平衡スラスタ3a,3b,3cのコマンド機能部19、
及び制御される軸に接続されたセンサからのデータの選
択機能部20、及び直列スラスタ及び中心再配置機能部
29からなる。例えば、ピッチ、ロール軸にそれぞれ相
当するモジュール10a,10bは、直列スラスタ2
a,2bのコマンドシーケンスの相互制御を行うため
に、外部コネクタ5によって相互に接続される。すなわ
ち、モジュール10aの中心再配置制御回路はモジュー
ル10bの直列スラスタ2bの位置センサに接続され、
モジュール10aのモニタ機能はモジュール10bのリ
レー49に作用する。同様に、モジュール10bのモニ
タ及び中心再配置機能はモジュール10a及びモジュー
ル10aが制御する直列スラスタ2aに接続されてい
る。各モジュール10a,10bのディジタル心臓部2
0に集積されたモニタ機能は、他の軸のセンサからのデ
ータを処理するように設計されている。このように、ピ
ッチ、ロール軸に相当するモジュール10a,10b
は、同一のセンサ4に接続されている。このように、セ
ンサ4の選択機能部19は、他の軸に取り付けられたセ
ンサからのデータを選択してモニタ機能部29に伝送す
る。次に、モニタ機能部29は、他のシーケンスの直列
スラスタ2b,2aのコマンドインストラクションを生
成し、他のモジュールの直列スラスタ2b,2aに伝送
されるパワーコマンドの値とコマンドインストラクショ
ンとを比較する。これらの値が一致しなければ、モニタ
機能29は、スラスタ2a,3aの自動制御処理を停止
し、コマンド55によって第2モジュール10bのリレ
ー49のトリップを制御し、第2直列スラスタ2bの位
置の値によって、第1モジュール10aにて生成された
中心再配置コマンドを第2直列スラスタ2bに送信す
る。
【0052】スラスタ2aの制御プロセスが停止される
ので、第1モジュール2aをモニタしている第2モジュ
ール2bのディジタル心臓部20は、同様な方法で不一
致を検出する。従って、スラスタ2b,3bの自動制御
の処理が中断され、第1スラスタ2aを再度中心に配置
するために、第1モジュール2aのリレー49のトリッ
プがトリガされる。
【0053】さらに、他のモジュール2a,2bとは独
立に、モジュール2cがアクチュエータ2c,3cに接
続される。このモジュール10cのモニタ及び中心再配
置機能部29は、機能していない。ヘリコプタのタイプ
や任務に対する安全機能が非常に過酷であれば、制御軸
コマンドシーケンスの全ては、障害により制御されない
制御軸の1つを外すために2重となる(図12)。
【0054】この構成では、装置は、コンピュータ1と
同一に構成された第2のコンピュータ40、センサ3
9、各制御軸にスラスタ2と直列に配置された直列スラ
スタ41を有する。平衡スラスタ3の役割は、直列スラ
スタ2の役割の次となるので、2重にする必要がない。
このように、1の軸の2つのコマンドシーケンスが同一
の飛行制御翼面に作用する。2つのシーケンスの一方に
障害があれば、他方のシーケンスが飛行制御翼面への作
用を継続する。
【0055】迅速な対処ももちろん可能である。従っ
て、図13において、第2コンピュータ40は、ピッチ
軸及びロール軸にそれぞれ対応する2つのモジュールを
有するのみである。この構成によって、これら2軸に対
してかなりの安全性が提供され、コマンドシーケンスを
2重にしていないヨーイング軸に対する安全性は小さ
い。
【0056】前述の如く、自動制御回路は、ハイレベル
の制御機能を実行することができる。従って、コンピュ
ータは、コックピットに配置されたコントロールボック
スに接続されている。これら制御機能は、 − 一定高度での航空機の保持、 − 航空機の速度の保持、 − コースの維持、 − ラジオナビゲーションマーカの追従、 などに関する。
【0057】図14に示す自動制御装置は、4つの軸、
すなわちピッチ、ロール、ヨーイング、及びコレクティ
ブ(collective)に関する制御を行う。ハイレベルの操
作の安全性を確保するために、自動制御装置は、1制御
軸に対して2つの制御翼面コマンドシーケンスを有す
る。つまり、この装置は、ピッチ、ロール、ヨーイング
軸に応じてそれぞれ自動制御を行う3つの処理モジュー
ル10a,10b,10cを有する2つのコンピュータ
1,1’からなる。これら制御軸の各々には、対応する
飛行制御翼面のロッドと直列に取り付けられた2つの直
列スラスタ2a,2a’− 2b,2b’−2c,2
c’と、平衡スラスタ3a,3b,3cと、が取り付け
られている。各制御軸の2つの直列スラスタは、それぞ
れ2つのコンピュータ1,1’によって制御され、平衡
スラスタも2つのコンピュータによって操作される。
【0058】2つのコンピュータ1,1’には、ARI
NC 429などの特定のプロトコルを使用したネット
ワークを介して、 − ナビゲーションコンピュータ81, − ナビゲーションコンピュータによって供給されるイ
ンストラクションによる確実な制御を行う飛行マネージ
メントコンピュータ、 − フライトインジケータ83、 − 水平リファレンス及び姿勢制御コントロールユニッ
ト84,84’、 − ジャイロの垂直姿勢及び方向リファレンスユニット
86,87 からの情報が入力される。処理モジュール10a,10
b,10cは、それぞれディジタル心臓部「CPU」、
I/Oマネージメントモジュール「I/O」、パワーコ
ントロールモジュール「CP」によって構成されてい
る。さらに、2つのコンピュータ1,1’の処理モジュ
ールは、対応する制御軸の2つの直列スラスタの一方、
すなわち2a,2b,2cと平衡スラスタ3a,3b,
3cとを制御するように、さらに、他方の直列スラスタ
2a’,2b’,2c’のコントロールシーケンスのサ
ービス量をモニタするように、互いに連結されている。
このようにして、同一の制御軸の2つの直列スラスタ2
a,2a’のコマンドシーケンスの間に矛盾が生じた場
合に、これら2つの直列スラスタは自動的に中心に配置
され、対応する制御軸の自動制御は停止される。
【0059】コンピュータ1,1’は、光及び電磁放射
の影響と対抗するフィルタ・保護回路22と、コックピ
ット85,85’とインターフェースするボード16
と、ヘリコプタ全体を制御する平衡スラスタ3dを作動
させるパワーコントロールモジュール「CP」と、さら
に有している。図15に示す構成は、「インテリジェン
ト」として周知である、直列スラスタタイプ17a,1
7a’− 17b,17b’− 17c,17c’及び
平衡スラスタタイプ18a,18b,18cのアクチュ
エータを使用している。すなわち、これらのアクチュエ
ータはそれぞれパワーコントロール回路を有している。
故に、コンピュータ1,1’を構成する処理モジュール
10a,10b,10cは、プラグインパワー回路モジ
ュールを必要としない。ヘリコプタ内のアクチュエータ
及び他の機器と2つのコンピュータとの全ての接続は、
図14と同じネットワークによって行われる。
【0060】このように、コンピュータ1,1’を調整
することによって、図12の装置を、同一の機能及び同
一レベルの安全性を有しながらもかなり簡単にすること
ができる。なお、本発明において、制御とは、制御に限
らず、操縦、操作、調整などの動作をも意味するものと
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヘリコプタの制御軸の1つに対応する姿勢制御
システム内の自動制御装置を示す構成図である。
【図2】アクチュエータ及びセンサに接続されたコンピ
ュータのハードウェアアーキテクチャを示す構成図であ
る。
【図3】コンピュータのモジュールのハードウェアアー
キテクチャを示す構成図である。
【図4】プラグインモジュールを備えた処理モジュール
を示す構成図である。
【図5】プラグインモジュールを示す構成図である。
【図6】アクチュエータのパワーコントロール回路の一
部を示す構成図である。
【図7】アクチュエータのパワーコントロール回路にお
ける図6とは異なる部分を示す構成図である。
【図8】アクチュエータのパワーコントロール回路にお
ける図6及び図7とは異なる部分を示す構成図である。
【図9】I/Oマネージメント回路の一例を示す構成図
である。
【図10】制御装置の一実施例を示す構成図である。
【図11】制御装置の一実施例を示す構成図である。
【図12】制御装置の一実施例を示す構成図である。
【図13】制御装置の一実施例を示す構成図である。
【図14】制御装置の一実施例を示す構成図である。
【図15】制御装置の一実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 直列スラスタ 3 平衡スラスタ(モータ) 10 処理モジュール 19 平衡スラスタのコマンド機能部 20 ディジタル心臓部 22 フィルタ・保護回路 23 プラグインモジュール 26 パワーコントロール回路 27 I/Oマネージメント回路 28 直列スラスタのコマンド機能部28
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フロレンス リモン フランス国 ジフ スール イヴェット 91170 リュ ラウル ドトリ 7

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサからの情報を取り込み且つ飛行制
    御翼面に作用するアクチュエータを制御するディジタル
    コンピュータの少なくとも1つを用いた重航空機の自動
    制御装置であって、 前記コンピュータは、サービス量(the service qualit
    y )をモニタし、前記装置の給電を遮断し、障害の検出
    に続いて前記アクチュエータを中心に再び配置する自発
    手段(autonomous means)を有することを特徴とする自
    動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータは、3つの制御軸(pi
    loting axes )のうちの任意の1つに応じた制御を確実
    に行う手段と、前記手段のサービス量をモニタし、前記
    装置の給電を遮断し、さらに障害の検出に続いて前記ア
    クチュエータを中心に再び配置する手段と、を有するハ
    ードウェア及びソフトウェアを備えた自発処理モジュー
    ル(autonomous computing module )の少なくとも1つ
    を有することを特徴とする請求項1記載の自動制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記コンピュータは、前記3つの制御軸
    の任意の2つに応じた制御を確実に行う手段を有するハ
    ードウェア及びソフトウェアを備えた自発処理モジュー
    ルの少なくとも2つを有し、 前記モジュールの少なくとも一方は、前記センサ及び他
    方の前記モジュールのアクチュエータに接続され、他方
    のモジュールのサービス量をモニタし、他方のモジュー
    ルの給電を遮断し、さらに障害の検出に続いて他方の前
    記モジュールによって制御されるアクチュエータを中心
    に再び配置する手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の自動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記モジュールの2つは同一であり、 前記モジュールの一方は、他方のモジュールのサービス
    量をモニタし、他方のモジュールの給電を遮断し、さら
    に前記他方のモジュールによって制御されるアクチュエ
    ータを中心に再び配置するために、他方のモジュールの
    センサ及びアクチュエータに接続され、 各モジュールは、それぞれの制御及びモニタを確実に行
    う2つの制御軸を判断し、これら2つの制御軸に対して
    それぞれ整合する手段を有することを特徴とする請求項
    3記載の自動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御軸の各々に対応する前記アクチ
    ュエータは、直列スラスタと、前記直列スラスタの位置
    の中心への再配置を可能とする平衡スラスタと、からな
    り、 各モジュールは、直列スラスタのコマンド機能部と、平
    衡スラスタのコマンド機能部と、直列スラスタのモニタ
    及び中心再配置機能とを有することを特徴とする請求項
    2記載の自動制御装置。
  6. 【請求項6】 各処理モジュールは、 制御し且つモニタすべき軸とは独立に同一のソフトウェ
    アによって制御されるマイクロプロセッサを有するディ
    ジタル心臓部と、 制御軸のアクチュエータを直接制御するパワーコントロ
    ール回路と、 フィード回路と、 I/Oマネージメント回路と、 光放射及び電磁放射の影響から装置を保護するためのフ
    ィルタ・保護回路とを有することを特徴とする請求項2
    記載の自動制御装置。
  7. 【請求項7】 各処理モジュールは、前記処理モジュー
    ルの入出力を管理するマネージメント回路と、前記アク
    チュエータへのパワーコントロール回路と、のうち少な
    くとも前記マネージメント回路が集積されたプラグイン
    モジュールの少なくとも1つを有することを特徴とする
    請求項6記載の自動制御装置。
  8. 【請求項8】 各処理モジュールは2つのプラグインモ
    ジュールを有し、前記プラグインモジュールの一方は前
    記アクチュエータへのパワーを制御する回路を含み、他
    方は前記処理モジュールの前記入出力を管理する前記マ
    ネージメント回路を含むことを特徴とする請求項6記載
    の自動制御装置。
  9. 【請求項9】 各処理モジュールは、 前記プラグインモジュールによって管理される前記入出
    力の個数と種類(ブールまたはアナログ)とを判定する
    手段と、 前記パワーコントロール回路を保持する前記モジュール
    の有無を検出する手段と、 パワーコマンドが前記パワーコントロール回路によって
    実行されたか否かを判定する手段とをさらに有すること
    を特徴とする請求項7記載の自動制御装置。
  10. 【請求項10】 前記プラグインモジュールの前記入出
    力を管理する前記回路は、ディジタル及びアナログデー
    タを送受信する手段を有することを特徴とする請求項6
    記載の自動制御装置。
  11. 【請求項11】 前記ディジタル心臓部を制御するソフ
    トウェアは、前記プラグインモジュールを制御するのに
    要する機能の全てを有することを特徴とする請求項5記
    載の自動制御装置。
  12. 【請求項12】 前記パワーコントロール回路は、制御
    している軸に係る制御法則によって、さらに前記軸に対
    応している直列スラスタの位置の値から、前記直列スラ
    スタ及び対応する平衡スラスタに対するパワーコマンド
    を生成する手段を有することを特徴とする請求項11記
    載の自動制御装置。
  13. 【請求項13】 前記処理モジュールの2つのうちのい
    ずれか一方のディジタル心臓部は、他方のモジュールに
    よって制御される直列スラスタに供給されるコマンドを
    生成し、さらに他方のモジュールによって供給されるコ
    マンドと先のコマンドとを比較する手段を有し、 これら2つのコマンドが不一致の場合、自動制御プロセ
    スを中断し、さらに他方のモジュールによって制御され
    る直列スラスタの中心への再配置をトリガする手段を有
    することを特徴とする請求項11記載の自動制御装置。
  14. 【請求項14】 第1直列スラスタを制御する前記パワ
    ーコントロール回路は、第2直列スラスタの中心再配置
    コマンドを生成する回路と、生成されたコマンド及び別
    のモジュールによって生成された中心再配置コマンドの
    いずれか一方を前記第1直列スラスタに供給するリレー
    と、を有することを特徴とする請求項11記載の自動制
    御装置。
  15. 【請求項15】 前記処理モジュールの2つのうちの一
    方のリレーは、前記第1モジュールをモニタする他方の
    処理モジュールによって制御されることを特徴とする請
    求項14記載の自動制御装置。
  16. 【請求項16】 前記モジュールは、前記直列スラスタ
    の相互のモニタ及び中心再配置を確実に行うために対応
    するコネクタによって相互に連結されていることを特徴
    とする請求項4記載の自動制御装置。
  17. 【請求項17】 前記制御軸の各々に固有な確認コード
    を定義する手段をさらに有し、 各モジュールは、制御し且つモニタすべき制御軸の機能
    にモジュールそのものを整合させるために前記確認コー
    ドを読み取る手段を有することを特徴とする請求項2記
    載の自動制御装置。
  18. 【請求項18】 各々が2つの軸の各々に応じて制御す
    る処理モジュールの少なくとも2つからなる2つの同一
    なコンピュータを有し、 各軸に応じた制御は、前記コンピュータの2つにそれぞ
    れ属する2つのモジュールによって同時に行われ、 前記コンピュータは、対応するセンサからの情報に応じ
    て、平衡スラスタ及び直列に取り付けられた2つの直列
    スラスタを制御することを特徴とする請求項4記載の自
    動制御装置。
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