JPH07124393A - 衣類仕上げ機 - Google Patents

衣類仕上げ機

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JPH07124393A
JPH07124393A JP5341131A JP34113193A JPH07124393A JP H07124393 A JPH07124393 A JP H07124393A JP 5341131 A JP5341131 A JP 5341131A JP 34113193 A JP34113193 A JP 34113193A JP H07124393 A JPH07124393 A JP H07124393A
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finishing machine
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clothes
sliding
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JP5341131A
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Hideaki Shibata
英明 柴田
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06CFINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
    • D06C5/00Shaping or stretching of tubular fabrics upon cores or internal frames
    • D06C5/005Shaping or stretching of tubular fabrics upon cores or internal frames of articles, e.g. stockings

Landscapes

  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイシャツ、ズボン、スカート等種類・サイ
ズを問わず、家庭で素早くクリーニング並に仕上げられ
る簡便な衣類仕上げ機を提供することにある。 【構成】本発明は、洗濯後の衣類の内部に装着し、弾性
部材4で布の形状に沿って押し広げ、加圧を保って乾燥
させ仕上げる構造となっている。 即ち、衣類を横に押
し広げる弾性部材4を開閉する弾性部材開閉機構Bと、
開閉を任意の幅で固定する停止機構Cと、衣類を縦に引
っ張る挟持具22とを支持部材1に設けるほか、布地へ
の加圧を保つ為の弾性体5A、5Cと、乾燥気体送風機
27Aとを設けてある。 本発明を洗濯後の湿った状態
の各種衣類に装着し乾燥気体送風機のスイッチ27Aa
を入れると、衣類は素早く乾燥し仕上がる。スカートに
は1台、ズボンには両脚に2台、ワイシャツ等には胴に
1台、両腕に乾燥気体送風機不付きのものを2台装着す
ればよい。この他、数種類の衣類仕上げ機を提案してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】はじめに、本明細書で使用する用語のうち
一般的ではない用語を下記のとおり定義する。 用語の定義 入気口 :送風機や乾燥気体送風機の吹出口から
中空体に送り込まれる気流の入り口。 出気口 :上記気流の中空体からの出口 乾燥気体送風機:暖めて吸湿許容度を高めた気体や除湿
した気体を送り出す機器。ヘアードライヤーやふとん乾
燥機等の市販されている乾燥機を含み、より広い概念で
使用する。 空気透過性袋体:空気を透過させる機能をもち、通常の
布等に比べ空気を通しにくい素材で形成した袋体
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、業務用の洗濯プレス仕
上げ機やアイロンを用いずに、洗濯した衣類のしわ伸ば
し・仕上げができる簡便な衣類仕上げ機に関するもので
ある。
【0003】
【従来の技術】従来、シャツ、ズボン等の洗濯物のしわ
を伸ばして仕上げる機器としては次のものがあった。 イ、プレス式衣類仕上げ機 ロ、アイロン また、類似品としては濡れた衣類を乾燥させる次のもの
があった。 ハ、衣類乾燥機
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの機器
には次のような欠点があった。 イ、プレス式衣類仕上げ機としては、業務用の洗濯物プ
レス仕上げ機があるが、これは、大掛かりな設備を必要
とし小型化が困難なため簡便な衣類仕上げ機というには
程遠かった。簡便な衣類プレス機器としては、ズボンプ
レッサーのような電熱利用のプレス式しわ伸ばし器が家
庭で用いられているが、ズボンのような単純な形状の衣
類専用であり、かつ、リンクル(すじ)の復元が目的と
いう限られた用途の機器で汎用性がなく、また、両側か
ら板状の部材で挟む構造であるため内部に蒸気がこもり
洗濯物のしわ伸ばし・仕上げには使用できなかった。
【0005】ロ、アイロンは、家庭で入手でき、衣類の
サイズや種類に拘わらず、しわ伸ばし・仕上げのできる
機器として、現状では最も有効なものと言えるが次のよ
うな欠点があった。 (イ)洗濯物を乾燥させるという前段階が必要なこと (ロ)アイロンとアイロン台、および作業スペースが必
要で熟練を要すること等から、必ずしも簡便と言う訳に
はいかず、独身者や単身赴任者には使用されていない。
その結果、ズボンのしわ伸ばしやリンクル(すじ)の復
元はアイロンで出来るにも拘わらずズボンプレッサーが
使用されている。
【0006】ハ、一方、衣類の簡便な乾燥機として、ハ
ンガーに温風発生器を設けたものが各種提案されてい
た。しかし、これらはいずれも衣類の乾燥のみを目的と
した機器であった。例えば、特開3−99、実開平2−
94798、実願平3−62594、実願平3−921
79で提案された機器は、いずれも温風発生装置と衣服
ハンガーないし衣類を覆うカバーの組み合わせにより、
濡れたり湿ったりした衣類を乾燥させることや保温する
ことのみが目的の機器で、洗濯した衣類のしわを伸ばし
仕上げたり、着用してしわの寄った衣類のしわを伸ばし
て復元することはできなかった。
【0007】以上のように、安価で誰でもが入手でき、
衣類のサイズや種類に拘わらず洗濯後の衣類を仕上げら
れる簡便な機器はなかった。その結果、一般の家庭で
は、手間をかけて洗濯後の衣類にアイロン掛けをするか
クリーニングに出し、寮、アパート住まいの独身者や単
身赴任者は、かなりのコストがかかってもクリーニング
に出さざるを得なかった。ちなみに、クリーニングに出
すと、ワイシャツだけで1枚230円かかり年間1人当
たり2万円から3万円もの出費になっている(平成5年
現在)。本発明が解決しようとする課題は、クリーニン
グ代を節約でき、アイロン掛けも必要としない簡便な衣
類仕上げ機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、この課題を解決
するため、洗濯プレス仕上げ機、アイロン以外に衣類の
しわ伸ばし・仕上げにもっと簡便で有効な方法はないか
考えてみた。その結果、ほとんどの衣類が1以上の偏平
な略矩形か略台形の布の筒から構成されていることに気
付いた。そこで、衣類のしわ伸ばし・仕上げには「衣類
を1以上の偏平な略矩形か略台形の布の筒のユニットの
複合体と見なし、各ユニット毎に内部から布の形状に沿
って押し広げ乾燥させる」のが最適かつ簡便な方法であ
ることを見いだした。その観点から各種の構造をしわ伸
ばし器として特願平3−125652で提案したが、そ
の後改良を重ね、衣類への装着が容易で、仕上がりが良
くしかも素早く仕上がる、衣類仕上げ機を開発した。
【0009】本発明に係る衣類仕上げ機は、前記の課題
を解決したものであって、次のようなものである。 イ、回動自在に連結した2本のリンク2、2の各1端
を、支持部材1と、支持部材1に滑動自在に設けた滑り
部材3とに回動自在に連結してリンク装置Aを構成し、 ロ、1以上のリンク装置Aの外端を、弾性部材4と、弾
性部材4に滑動自在に設けた1以上の滑り部材7とに回
動自在に連結して、弾性部材開閉機構Bを構成し、 ハ、1以上の弾性部材開閉機構Bを支持部材1に形成し ニ、滑り部材3に直接又は他の部材を介して停止機構C
を設けた構造になっている。
【0010】布の形状に沿って弾性部材4、4で布を押
し広げ圧力を加え続ける為に、リンク装置Aを構成する
リンクの少なくとも1以上を弾性材で形成したり、リン
ク装置Aの一部に弾性体を設けることが望ましい。リン
ク装置Aの一部に弾性体を設ける方法としては、種々考
えられる。リンクの一部や複数のリンク間に弾性体5を
設けてもよい。また、回動自在に連結した2本のリンク
2、2の1端を支持部材1に回動自在に連結する代わり
に、該1端を支持部材1に滑動自在に設けた滑り部材3
Aに回動自在に連結するとともに、支持部材1に設けた
ばね止め1dと滑り部材3Aとの間に弾性体5Aを取り
付けることも考えられる。この他、回動自在に連結した
2本のリンク2、2の1端を滑り部材3に回動自在に連
結する代わりに、該1端を滑り部材3Bに回動自在に連
結するとともに、支持部材1に滑動自在に設けた滑り部
材3Bと滑り部材3との間に弾性体5Bを取り付けるこ
とも考えられる。
【0011】リンク装置Aに用いるリンク2、2の連結
形態としては、リンク2、2を中程で回動自在に連結し
交叉状リンクを形成してもよいが、リンク2、2を端部
で回動自在に連結しv字状リンクを形成することや、リ
ンク2、2の一方の中程に他方の端部を回動自在に連結
しy字状リンクを形成することが考えられる。
【0012】支持部材1としては、支持部材1を、支持
部材本体1aと該支持部材本体1aの長手方向に沿って
直接又は取付脚1cを介して設けたガイド部材1bとか
ら構成し、滑り部材(3、3A、3B)の1以上をガイ
ド部材1bに滑動自在に設けた構造も考えられる。
【0013】リンク装置Aとしては、通常、回動自在に
連結した2本のリンク2、2の2端を、直接、支持部材
1、滑り部材3、滑り部材3A、滑り部材3Bのいずれ
か2つに、それぞれ回動自在に連結するが、該2端を、
中程で2本のリンクを回動自在に連結して成る交叉状リ
ンクXを1以上2端づつ順次回動自在に連結したものを
介して、支持部材1、滑り部材3、滑り部材3A、滑り
部材3Bのいずれか2つに、それぞれ回動自在に連結し
た構造も考えられる。
【0014】滑り部材(3、3A、3B)は、通常、支
持部材1の外部に滑動自在に設けるが、中空状の部材で
形成し外部に開口した貫通溝m4を長手方向に設けた支
持部材1の内部に、1以上の滑り部材(3、3A、3
B)を滑動自在に設け、貫通溝m4を通じて、該滑り部
材(3、3A、3B)とリンク2の端部を直接又は1以
上の交叉状リンクXを介して回動自在に連結した構造も
考えられる。
【0015】停止機構Cは、何らかの方法で滑り部材3
を支持部材1の任意の位置で停止させられる構造であれ
ばどんなものでもよいが、支持部材1の長手方向に繰り
返し設けた掛止部k1と、掛止部k1に入る突起t1を
設けた可動操作片Kaを有する固定具Kを滑り部材3に
連結して構成するとよい。
【0016】また、停止機構Cを、支持部材1の長手方
向に繰り返し設けた掛止部k2と、滑り部材3に設けた
貫通ネジ穴15にネジ16を取り付けて形成した固定具
Kとから構成してもよい。
【0017】停止機構Cは、滑り部材3に直接設けても
よいが、連係部材6を介して滑り部材3に連結した構造
としてもよい。
【0018】滑り部材3を複数設ける場合、個別に独立
させて設けてもよいが、複数の滑り部材3を連係部材6
を介して連結した構造としてもよい。
【0019】連係部材6は、支持部材1の外方に設けて
もよいが、中空の部材で形成し外部に開口した貫通溝m
4を長手方向に設けた支持部材1の内部に滑動自在に設
けてもよい。該貫通溝m4を通じて、内部の連係部材6
が外部の滑り部材(3、3A、3B)と連結を保つ。
【0020】支持部材1の端部寄りに、弾性体5Cを介
して挟持具22を取り付けると衣類のしわを縦方向に伸
ばすのに効果的である。また、支持部材1の端部寄り
に、弾性体5Cを介して挟持具22を取り付けた滑り部
材3Dを滑動自在に設けるとともに、該滑り部材3Dに
停止機構Cを設けると、衣類の丈に合わせてしわを縦方
向に伸ばすのに効果的である。
【0021】衣類の乾燥を早めるため、ふとん乾燥機等
の市販の各種乾燥気体送風機の吹出口を接続する入気口
と、衣類の内部に送風する出気口とを設けた構造の衣類
仕上げ機にするとよい。すなわち、支持部材1を中空状
の部材で形成し、該支持部材1に入気口1nと1以上の
出気口1sとを設けたり、本発明の衣類仕上げ機の一部
に中空状部材24を設け、該中空状部材24に入気口2
4nと1以上の出気口24sとを設けたり、あるいは、
該中空状部材24に入気口24nと1以上の出気口24
sとを設け、該入気口24nを支持部材1の出気口1s
に接続した構造とすればよい。
【0022】また、本発明の衣類仕上げ機の一部に空気
透過性袋体25を取り付け、該空気透過性袋体25に入
気口25nを設けたり、中空状の支持部材1や中空状部
材24に入気口(1n、24n)と1以上の出気口(1
s、24s)を設け、該出気口(1s、24s)に空気
透過性袋体25に設けた入気口25nを接続したり、上
記の中空状の支持部材1や中空状部材24の出気口(1
s、24s)を内方に包み込んで空気透過性袋体25を
取り付けたりした構造とし、入気口(1n、24n、2
5n)のいずれかに各種乾燥気体送風機の吹出口を接続
できるようにしてもよい。
【0023】衣類の乾燥を早める為、送風機26付きの
衣類仕上げ機とするとよい。すなわち、本発明の衣類仕
上げ機の一部に送風機26を設け、該送風機26の吹出
口26fを、前記構造の支持部材1の入気口1n、中空
状部材24の入気口24n、空気透過性袋体25の入気
口25nのいずれかに接続したものとすればよい。
【0024】さらに衣類の乾燥を早める為、乾燥気体送
風機27付きの衣類仕上げ機とするとよい。すなわち、
本発明の衣類仕上げ機の一部に乾燥気体送風機27を設
け、乾燥気体送風機27の吹出口27fを、前記構造の
支持部材1の入気口1n、中空状部材24の入気口24
n、空気透過性袋体25の入気口25nのいずれかに接
続したものとすればよい。
【0025】以上の送風機26付きの衣類仕上げ機や乾
燥気体送風機27付きの衣類仕上げ機を安価に実現する
ため、市販の各種乾燥気体送風機を活用することが考え
られる。その為には、ヘアードライヤー等の市販の各種
乾燥気体送風機27Aとの接続機構Dを前記構造の入気
口(1n、24n、25n)付近に設け、簡単な操作
で、該乾燥気体送風機27Aの吹出口27Afを入気口
(1n、24n、25n)に着脱可能とすればよい。
【0026】シャツ、ブラウス、上着等の胴部のしわ伸
ばし・仕上げのため、送風機26や乾燥気体送風機27
と支持部材1または中空状部材24とハンガー9とを一
体に形成することも考えられる。
【0027】
【作用】本発明に係る衣類仕上げ機は、次のように使用
する。すなわち、弾性部材開閉機構Bを閉じて洗濯後の
湿った衣類の内部に挿入し、支持部材1上の滑り部材3
を動かしリンク装置Aを働かせて弾性部材開閉機構Bを
開くことにより、長尺の弾性部材4で衣類を内部から押
し広げる。そして、更にリンク装置Aの滑り部材3を動
かし弾性部材4で衣類を押し気味にしながら停止機構C
で固定する。その結果、弾性部材4が衣類の内形に沿っ
てしなりながら加圧を持続ししわを伸ばし続ける。この
まま、衣類を乾燥させると衣類はしわのない状態に仕上
がる。
【0028】リンク装置Aを構成するリンクの少なくと
も一部を弾性材で形成した場合は、上記の操作のうち、
リンク装置Aの滑り部材3を更に動かし弾性部材4で衣
類を押し気味にして停止機構Cで固定する際、該リンク
がしなり、その復元力が弾性部材4を加圧し続け、衣類
のしわを伸ばし続ける力としてより効果的に働く。ま
た、リンク装置Aの一部や、複数の滑り部材(3、3
A、3B)相互間や、滑り部材3Aと支持部材1上のば
ね止め1dとの間に、弾性体(5、5A、5B)を設け
た場合は、リンク装置Aの滑り部材3を更に動かし弾性
部材4で衣類を押し気味にして停止機構Cで固定する
際、該弾性体(5、5A、5B)が伸縮し、その復元力
が同様の働きをする。
【0029】一方、支持部材1の端部寄りに、弾性体5
Cを介して挟持具22を取り付けたものの場合は、該弾
性体5Cを引き伸ばしながら挟持具22でシャツや上着
の裾や袖口、あるいは各種衣類の上下の端部を挟んで使
用する。すると、弾性体5Cの復元力が働きそれら衣類
のしわを弾性部材4と略直角方向に伸ばし続ける。ま
た、支持部材1の端部寄りに、弾性体5Cを介して挟持
具22を取り付けた滑り部材3Dを滑動自在に設けると
ともに、該滑り部材3Dに停止機構Cを設けた場合は、
挟持具22で衣類の裾や袖口、上下の端部を挟んで滑り
部材3Dを動かし、弾性体5Cを適度に引き伸ばしなが
ら停止機構Cで滑り部材3Dを固定することにより、上
記の弾性体5Cの復元力を適切に働かせることができ
る。
【0030】スカートのような単純な形状の衣類には本
発明の衣類仕上げ機を1台装着し、ズボンの場合は2台
を両脚部に装着して使用する。シャツ、ブラウス、ジャ
ケットのような形状の衣類には、胴部用に1台、両腕部
用に2台、合計3台使用すればよい。
【0031】本発明に係る衣類仕上げ機で入気口と1以
上の出気口を有する中空状の支持部材1や、中空状部材
24を設けたり、入気口を有する空気透過性袋体25を
設けたものの場合は、前述の操作により衣類内部に装着
した後、中空状の支持部材1や、中空状部材24や、空
気透過性袋体25のそれぞれの入気口(1n、24n、
25n)のいずれかに、市販の布団乾燥機やドライヤー
等の乾燥気体送風機の吹出口を直接又は送風ホースを介
して接続し、該乾燥気体送風機のスイッチを入れる。す
ると、中空状の支持部材1や、中空状部材24のそれぞ
れの1以上の出気口(1s、24s)や、空気透過性袋
体25の無数の通気孔のいずれかから衣類の内部に温風
が送り込まれ、衣類の乾燥が促進され仕上がりが早めら
れる。
【0032】本発明に係る衣類仕上げ機で上記構造に加
え送風機26を設けたものの場合は、前述の操作により
衣類の内部に装着した後、該送風機26のスイッチを入
れる。すると、中空状の支持部材1や、中空状部材24
のそれぞれの1以上の出気口(1s、24s)や、空気
透過性袋体25の無数の通気孔のいずれかから衣類の内
部に送風され、衣類の乾燥が促進され仕上がりが早めら
れる。
【0033】本発明に係る衣類仕上げ機で上記構造の送
風機26に替えて乾燥気体送風機27を設けたものの場
合は、前述の操作により衣類の内部に装着した後、該乾
燥気体送風機27のスイッチを入れる。すると、中空状
の支持部材1や、中空状部材24のそれぞれの1以上の
出気口(1s、24s)や、空気透過性袋体25の無数
の通気孔のいずれかから衣類の内部に乾燥気体が送り込
まれ、衣類の乾燥が更に促進され仕上がりが早められ
る。
【0034】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例1を図2に基づいて説明する。図2は実
施例1の構造を示す正面図である。請求項1の実施例で
あり、リンク2、2の連結形態について請求項8の、停
止機構Cについて請求項12の、実施例でもある。 イ、リンク装置Aの2本のリンク2、2を長リンク2と
短リンク2とで構成し、長リンク2の中程に短リンク2
の端部を回動自在に連結してy字状リンクを形成し、そ
のy字状リンクの3端のうち2端を、長尺の支持部材1
と、支持部材1に滑動自在に設けた滑り部材3とにそれ
ぞれ回動自在に連結し、リンク装置Aを構成している。 ロ、2つのリンク装置A、Aを支持部材1の片側に設
け、該リンク装置A、Aの外端を、断面略U字状の弾性
材で形成した長尺の弾性部材4と、弾性部材4に設けた
溝m1に滑動自在に取り付けた軸状の滑り部材7とに、
回動自在に連結し、弾性部材開閉機構Bを構成してい
る。 ハ、そして、該弾性部材開閉機構Bを、滑り部材3、3
を共有して支持部材1の両側に2つ設けてある。 ニ、支持部材1に櫛状の溝Mを設け上部滑り部材3に固
定具Kを取り付けることにより、上部滑り部材3に停止
機構Cを設け、同様にして、下部滑り部材3にも停止機
構Cを設けている。停止機構Cについて実施例2で説明
する。
【0035】実施例2 実施例2を図3に基づいて説明する。 図3は、実施例
2の停止機構Cを示す一部切欠正面図である。請求項1
2の実施例の1つであるとともに、実施例1における下
部の停止機構Cの拡大図でもある。 イ、支持部材1の長手方向に横溝状の掛止部k1を繰り
返し設け、各掛止部k1の端部を縦溝m2で結んで、櫛
状の溝Mを形成し、 ロ、筒状の可動操作片Kaの内側下部に突起t1を、内
側上部に突起t2を、それぞれ設けて固定具Kを形成
し、固定具Kの突起t1を櫛状の溝Mにはめいれること
により停止機構Cを形成し、 ハ、突起t2を 滑り部材3の下部に設けた横溝m3に
はめいれて、固定具Kと滑り部材3を回動自在に組み合
わせている。このため、固定具Kの突起t1が支持部材
1の掛止部k1内にある時は、停止機構Cが働いており
滑り部材3は支持部材1上に固定されている。固定具K
を左に回して突起t1を縦溝m2に入れると停止機構C
が解除され、滑り部材3は支持部材1上を滑動自在とな
る。
【0036】スカートへの使用例 ここで、図4に基づき実施例1、2のスカートへの使用
例を説明する。実施例1の衣類仕上げ機H1を、弾性部
材開閉機構Bの閉じた状態で、洗濯して湿ったままのス
カート10の内部に差し込む。一方の手で下部の柄20
を持ち他方の手で下部滑り部材3を上方に、上部滑り部
材3を下方にそれぞれ移動させ、4つのリンク装置A、
A、A、Aにより2つの弾性部材開閉機構Bを両側に開
かせる。すると、2本の長尺の弾性部材4、4がスカー
ト10の布地を内部から押し広げしわを伸ばす。ここ
で、下部滑り部材3を更に上方に押し弾性部材4、4で
スカート10の下部の布地に加圧しながら、図3に示す
下部固定具Kを右に回し突起t1を支持部材1の掛止部
k1に掛けて下部停止機構Cを働かせ、下部滑り部材3
を固定する。次に、一方の手で上部の柄20を持ち他方
の手で上部滑り部材3を更に下方に押し弾性部材4、4
をスカート10の上部内部形状に沿ってしならせ布地に
加圧しながら、上部固定具Kを回して上部停止機構Cを
働かせ、上部滑り部材3を固定する。そして、このまま
乾燥させてやれば、スカートはアイロンをかけたのと同
様の状態に仕上がる。本発明の衣類仕上げ機は、弾性部
材開閉機構Bの開き具合を滑り部材3、3で自由に調節
できるので、スカートの幅に拘わらず使用することがで
きる。なお、スカートに使用する場合は、図4のように
弾性部材4、4の上部を外側に曲げたものを使用すると
スカートの上部形状に合った仕上げがし易い。
【0037】実施例3 本発明の実施例3を図5に基づいて説明する。 図5は
実施例3の構造を示す斜視図である。請求項2の実施例
であり、リンク2、2の連結形態について請求項8の、
停止機構Cについて請求項12及び請求項14の、滑り
部材3、3を連結するやり方について請求項15と請求
項16の、実施例でもある。実施例1と異なる点は下記
の通りである。 イ、長リンク2と短リンク2を断面U字状の弾性材で形
成している。 ロ、支持部材1の下部にのみ、櫛状の溝Mを形成してい
る。 ハ、下部滑り部材3にのみ、停止機構Cの固定具Kを設
け、下部滑り部材3と上部滑り部材3とを連係部材6で
連結することにより、上部滑り部材3にも間接的に停止
機構Cの固定具Kを設けた構造としている。
【0038】実施例4 本発明の実施例4を図6に基づいて説明する。図6は実
施例4のリンク装置Aの構造を示す正面図である。請求
項3の実施例であり、リンク2、2の連結形態について
は請求項7の実施例でもある。実施例3と異なる点は下
記の通りである。 イ、実施例3では、リンク装置Aの長リンク2の中間部
に短リンク2の端部を回動自在に連結してy字状リンク
を形成しているが、実施例4では、等しい長さのリンク
2、2を端部で回動自在に連結しv字状リンクを形成し
ている。 ロ、弾性部材4を外方に付勢する機能を持たせるため、
実施例3では、 長リンク2と短リンク2を断面U字状
の弾性材で形成しているが、その代わりに、実施例4で
は、リンク装置Aの一部に弾性体5を設けている。すな
わち、各リンク2をリンク片2aと、回動を部分的に留
めるためのストッパー2sを設けたリンク片2bとに分
割し、リンク片2a、2bの端部どおしを部分回動自在
に連結して、リンク片2aをストッパー2sに押しつけ
る方向に付勢する弾性体5をリンク片2a、2bの連結
部分に設けてある。なお、本実施例4では、弾性体5と
して、ねじりコイルばねを使用しているが、円弧状のば
ねでもよい。
【0039】実施例5 本発明の実施例5を図7に基づいて説明する。図7は実
施例5の構造を示す斜視図である。請求項4の実施例で
あり、リンク2、2の連結形態については請求項8の、
停止機構Cについて請求項12及び請求項14の、滑り
部材3、3を連結するやり方について請求項15と請求
項16の、実施例でもある。実施例3と異なる点は下記
の通りである。弾性部材4を外方に付勢する機能を持た
せるため、実施例3では、 長リンク2と短リンク2を
断面U字状の弾性材で形成しているが、その代わりに、
実施例5では、リンク装置Aの一部に弾性体5Aを設け
ている。すなわち、リンク2、2の2端を、支持部材1
に滑動自在に設けた滑り部材3Aと滑り部材3とに、回
動自在に連結するとともに、ばね止め1dを支持部材1
に設け、弾性体5Aをばね止め1dと滑り部材3Aとの
間に取り付けている。
【0040】実施例6 本発明の実施例6を図8に基づいて説明する。図8は実
施例6の構造を示す斜視図である。請求項5の実施例で
あり、請求項8、請求項12及び請求項14〜請求項1
6の実施例ともなっている点は実施例5と同様である。
実施例5と異なる点は下記の通りである。実施例5で
は、滑り部材3と滑り部材3Aとを支持部材1に滑動自
在に設けるとともに支持部材1にばね止め1dを設け、
弾性体5Aをばね止め1dと滑り部材3Aの間に設けて
いるが、実施例6では、滑り部材3と滑り部材3Bとを
支持部材1に滑動自在に設け、弾性体5Bを滑り部材3
と滑り部材3Bの間に設けており、リンク2、2の1端
を滑り部材3に回動自在に連結する代わりに、該1端を
滑り部材3Bに回動自在に連結している。
【0041】実施例7 本発明の実施例7を図9に基づいて説明する。図9は実
施例7の構造を示す斜視図である。請求項5の2番目の
実施例であり、請求項4の実施例でもある。また、請求
項8、請求項12及び請求項14〜請求項16の実施例
ともなっている点も実施例6と同様である。実施例7
は、実施例5と実施例6を合成した構造となっている。
すなわち、滑り部材3の他に滑り部材3A、3Bを支持
部材1に滑動自在に設けるとともに支持部材1にばね止
め1dを設け、弾性体5Aをばね止め1dと滑り部材3
Aの間に設け、弾性体5Bを滑り部材3と滑り部材3B
の間に設けており、リンク2、2の1端を滑り部材3A
に、もう1端を滑り部材3Bにそれぞれ回動自在に連結
している。
【0042】ワイシャツへの使用例 ここで、図10a〜図10dに基づき本発明の衣類仕上
げ機のワイシャツへの使用例を説明する。代表として実
施例3の衣類仕上げ機H3の使用例を示す。実施例3の
衣類仕上げ機H3の支持部材1の上端に吊具8を設けて
ハンガー9の下部に吊し(図10a)、該ハンガー9に
洗濯後湿ったままのワイシャツ11をかける(図10
b)。 胸のボタンを下までかけ片手でしわ伸ばし器の
柄20を持ち他方の手で下部の滑り部材3を上方に移動
させると、図5に示した連係部材6の働きで上部の滑り
部材3も上方に移動し、弾性部材開閉機構B、Bが開い
て、弾性部材4、4がワイシャツ11の胴部を内部から
押し広げしわを伸ばす。固定具Kを右に回して滑り部材
3を固定する(図10c)。 次に、両方の袖口から
2台の衣類仕上げ機H3を差し込み、上端に設けた吊具
8によりハンガー9の下部に引っ掛け、同様の操作によ
り装着する(図10d)。 すると、3台の衣類仕上げ
機H3、H3、H3の弾性材で形成された各々の長リン
ク2、2、2、2の張力に付勢された各々の弾性部材
4、4が、ワイシャツ11の内形に沿ってしなったまま
内部から加圧し続け、ワイシャツ全体のしわを伸ばす。
そして、このまま乾燥させてやればワイシャツ11は
しわのない状態に仕上がる。(糊付けしたければ、本発
明の衣類仕上げ機を装着した後、スプレー式糊を噴霧し
乾燥させればよい。)着用してしわのよったスーツをし
わのない状態に復元する場合もほぼ同様である。 衣類
仕上げ機H3を3台装着後、霧吹きし乾燥させるとより
効果的にしわを伸ばせる。実施例3に代えて実施例1、
実施例4、実施例5、実施例6、実施例7を用いても類
似の効果が得られる。実施例1の場合は、固定具Kを右
に回し停止機構Cを働かせ滑り部材3を固定する際、滑
り部材3を更に上方に押して弾性部材4に加圧し衣類の
布地を伸ばしているが、実施例3の場合は、弾性材で形
成した長リンク2の張力で弾性部材4に加圧し、実施例
4、実施例5、実施例6、実施例7の場合は、弾性体
5、5A、5Bの張力で弾性部材4に加圧し衣類の布地
を伸ばしている。
【0043】スカート、ズボンへの使用例 次に、図11、図12にもとずき本発明の衣類仕上げ機
のスカート、ズボンへの使用例を説明する。ここでは、
代表例として実施例5の衣類仕上げ機H5の使用例を示
す。図11は、スカート10に衣類仕上げ機H5を1台
装着した例であり、図12は、ハンガー9Aに吊したズ
ボン12の両脚部に衣類仕上げ機H5を2台装着した例
である。 装着方法はワイシャツ11と同様である。実
施例5に代えて実施例1、実施例3、実施例4、実施例
6、実施例7を用いても類似の効果が得られる。
【0044】これまでの実施例のリンク装置Aでは、主
として長リンク2の中程に短リンク2の端部を回動自在
に連結したy字状リンクを例示してきたが、2本のリン
ク2、2を中程で回動自在に連結した交叉状リンクや、
2本のリンク2、2を端部で回動自在に連結したv字状
リンクとしてもよい。また、これまでの実施例の弾性部
材開閉機構Bでは、2つのリンク装置A、Aを有するも
のを例示してきたが、リンク装置Aを3つ以上設けると
衣類の形状により適応した仕上げが可能になる(図示省
略)。一方、弾性部材開閉機構Bにリンク装置Aを1つ
だけ設けたケースも考えられる。更に、これまでの実施
例では、支持部材1の両側に2つの弾性部材開閉機構
B、Bを設けたものを例示してきたが、弾性部材開閉機
構Bを3つ以上設けるとより立体的に衣類を仕上げるこ
とが可能になる(図示省略)。逆に、弾性部材開閉機構
Bを1つだけ設けたケースも考えられる。以下、2本の
リンク2、2が交叉状リンクやv字状リンクを成す例、
弾性部材開閉機構Bがリンク装置Aを1つだけ含んだ
例、支持部材1に弾性部材開閉機構Bを1つだけ設けた
例などを示す。
【0045】実施例8 図13に基づいて実施例8を説明する。図13は、実施
例8の構造を示す斜視図である。請求項6の実施例であ
るとともに、リンク装置Aを1つだけ設けた弾性部材開
閉機構Bを、支持部材1に1つだけ設けた例でもある。 イ、2本のリンク2、2を中程で回動自在に連結して交
叉状リンクを形成し、該交叉状リンクの隣合う2端を、
長尺の支持部材1と、支持部材1に滑動自在に設けた滑
り部材3Bとにそれぞれ回動自在に連結し、支持部材1
に滑動自在に設けた滑り部材3と滑り部材3Bとの間に
弾性体5Bを設けて、リンク装置Aを構成している。 ロ、1つのリンク装置Aの外端の2端を、断面略U字状
の弾性材で形成した長尺の弾性部材4と、弾性部材4の
長手方向の溝m1に滑動自在に設けた軸状の滑り部材7
とに回動自在に連結して、弾性部材開閉機構Bを構成し
ている。 ハ、支持部材1に櫛状の溝Mを設け滑り部材3に固定具
Kを取り付けることにより、停止機構Cを設けている。
実施例8は、半袖シャツの腕部のように、衣類の中でも
幅が細く丈が短い部分に用いるとよい。
【0046】実施例9 図14に基づいて実施例9を説明する。図14は、実施
例9の構造を示す斜視図である。実施例9は、実施例8
に示した、リンク装置Aを1つだけ設けた弾性部材開閉
機構Bを支持部材1の両側に2つ設けた例であり、請求
項6の実施例の1つである。
【0047】実施例10 図15に基づいて実施例10を説明する。図15は、実
施例10の構造を示す斜視図である。実施例10は、実
施例8に示したリンク装置Aを2つ設けた弾性部材開閉
機構Bを支持部材1の両側に2つ設けた例であり、請求
項6の実施例の1つである。
【0048】2本のリンク2、2を端部で回動自在に連
結したv字状リンクを用いた場合を次に示す。 実施例11 図16に基づいて実施例11を説明する。図16は、実
施例11の構造を示す斜視図である。実施例11は、リ
ンク装置Aに2本のリンク2、2を端部で回動自在に連
結したv字状リンクを用い、該リンク装置Aを2つ設け
た弾性部材開閉機構Bを支持部材1の両側に2つ設けた
例であり、請求項7の実施例である。
【0049】これまでの実施例では、支持部材1を1本
の棒状の部材で例示してきたが、支持部材1を支持部1
aとガイド部1bとから構成することも考えられる。 実施例12 図17に基づいて実施例12を説明する。図17は、実
施例12の構造を示す正面図である。請求項9の実施例
である。実施例12は、支持部材1を、長尺の支持部材
本体1aと、該支持部材本体1aの両側に取付脚1c、
1c、1c、1cを介して固着した2本の棒状のガイド
部材1b、1bとから構成し、それぞれのガイド部材1
bに2つのリンク装置A、Aを有する弾性部材開閉機構
Bを1つづつ設け、リンク装置Aには、長リンク2の中
程に短リンク2の端部を回動自在に連結したy字状リン
クを用いた実施例である。この実施例12の場合、2つ
の弾性部材開閉機構B、Bがそれぞれ滑り部材3と固定
具Kを独立に有するので各々の弾性部材開閉機構Bの開
閉度を個別に変えることができ左右の形状の異なる衣類
(例えばズボンの脚部)の仕上げに有効である。
【0050】なお、図示は省略するが、長尺の支持部材
本体1aの前後左右に取付脚を介して棒状のガイド部材
1bを4本以上設け、各ガイド部材1bに弾性部材開閉
機構Bを1つづつ設けた衣類仕上げ機の場合は、衣類の
前後左右の形状に合わせて各弾性部材開閉機構Bの開閉
度を個別に調節できるので、上着やシャツ等を立体的に
仕上げるのに有効である。また、長尺の支持部材本体1
aの片側に取付脚を介して棒状のガイド部材1bを取り
付け、該ガイド部材1bに上記の弾性部材開閉機構Bを
1つ設けた衣類仕上げ機の場合は、支持部材本体1a側
に滑り部材3や固定具K等の出っ張りが無いので、衣類
の内部に挿入した際、内部片側を支持部材本体1aで、
反対側を弾性部材4で、押し広げるのに都合良く、長袖
シャツの袖のように幅の狭い衣類に使用するのに適して
いる。
【0051】これまでの実施例では、支持部材1にリン
ク2、2を直接設けた例を示してきたが、別のリンクを
介して設けることも考えられる。 実施例13 図18は、実施例13の構造を示す正面図であり、これ
に基づいて説明する。実施例13は請求項10の実施例
である。リンク2、2の連結形態としては請求項7の実
施例11を代表例として用いている。実施例13では、
2本のリンク2、2を端部で回動自在に連結して形成し
たv字状リンクの2端を、2本のリンクを中程で回動自
在に連結して成る交叉状リンクXを3個並べそれぞれの
隣合う2端づつ順次回動自在に連結した交叉状リンク群
の片側2端に、それぞれ回動自在に連結し、該交叉状リ
ンク群の反対側2端を、支持部材1と滑り部材3Bにそ
れぞれ回動自在に連結し、滑り部材3Bと滑り部材3と
の間に弾性体5Bを設けてリンク装置Aを構成してい
る。本実施例13のように1以上の交叉状リンクXを介
在させた場合、滑り部材(3、3A、3B)の移動量に
比べ弾性部材4の開閉幅を大きくできるので、幅の広い
衣類用の衣類仕上げ機を製作するのに有効である。な
お、図示は省略するが、実施例13において、交叉状リ
ンクXの数を変えた数種類の交叉状リンク群をアタッチ
メントとして用意し、支持部材1、滑り部材3B及び弾
性部材4に着脱可能としておけば、衣類の幅に拘わらず
広範囲に使用できる衣類仕上げ機にすることができる。
【0052】これまでの実施例では、滑り部材(3、3
A、3B)を支持部材1の外部に設けた例を示してきた
が、内部に設けることも考えられる。 実施例14 実施例14は請求項11の実施例である。図19は、実
施例14の構造の要部を示す斜視図であり、図20は、
図19における滑り部材3の上方で支持部材1を切断し
た断面図である。これらに基づいて説明する。滑り部材
3を、丸棒状の本体3aに板状のリンク取付部3b、3
bを設けて形成している。長尺のパイプで形成した支持
部材1の両側の長手方向に、外部に開口した貫通溝m
4、m4を設け、支持部材1の中空部に滑り部材3の本
体3aを、貫通溝m4、m4にリンク取付部3b、3b
を、滑動自在に設け、該リンク取付部3b、3bにリン
ク2、2を回動自在に連結している。
【0053】実施例15 実施例15も請求項11の実施例である。図21は、実
施例15の構造の要部を示す斜視図であり、図22は、
図21における滑り部材3の上方で支持部材1を切断し
た断面図である。これらに基づいて説明する。滑り部材
3を軸状の部材で形成している。長尺のパイプで形成し
た支持部材1の前後の長手方向に、外部に開口した貫通
溝m4、m4を設け、該貫通溝m4、m4に軸状の滑り
部材3を滑動自在に設けている。そして、先端を分岐さ
せたリンク2、2を該滑り部材3に回動自在に連結し、
滑り部材3の両端を太くしてリンク2、2の脱落を防止
している。
【0054】停止機構Cは、衣類を内部から押し広げる
ため開いた弾性部材開閉機構Bを、布地に加圧している
状態で固定するため、滑り部材3を支持部材1の任意の
位置で固定できるものであれば、どんな構造でもよい。
代表例として既に実施例2を示したが、この他、次のよ
うな構造も考えられる。 実施例16 実施例16も、実施例2と同様、請求項12の実施例で
ある。図23は、実施例16の構造の要部を示す一部切
欠正面図である。これに基づいて説明する。支持部材1
の両側の長手方向に段溝状の掛止部k1を繰り返し設
け、滑り部材3の両側面に軸受13を設け軸j1を通
し、先端に突起t1を有する可動操作片Kaを該軸j1
に回動自在に取り付けるとともに、該可動操作片Kaの
突起t1を支持部材1の方向に強く押し付けるよう付勢
するねじりコイルばね14を設けて固定具Kを形成し、
停止機構Cを構成している。外力を加えない時は、可動
操作片Ka、Kaの突起t1、t1が、ねじりコイルば
ね14、14の張力で、左右から支持部材1の両側面の
段溝状の掛止部k1を強く噛み、滑り部材3は支持部材
1上に固定されている。可動操作片Ka、Kaを両側か
ら押すと、突起t1、t1が掛止部k1、k1から外
れ、滑り部材3は支持部材1上を滑動自在となる。
【0055】実施例17 実施例17は、請求項13の実施例である。図24は、
実施例17の構造の要部を示す一部切欠正面図である。
これに基づいて説明する。周回する段溝状の掛止部k2
を支持部材1の長手方向に繰り返し設け、筒状の滑り部
材3に設けた貫通ネジ穴15につまみ付きのネジ16を
取り付けて固定具Kを形成し、停止機構Cを構成してい
る。つまみ付きのネジ16を貫通ネジ穴15にねじ込み
先端部を段溝状の掛止部k2に押し込むと、滑り部材3
は支持部材1上に固定される。つまみ付きのネジ16を
ねじ戻すと先端部が掛止部k2から外れ、滑り部材3は
支持部材1上を滑動自在となる。この他にも、停止機構
Cとしては、種々のものが考えられる。例えば、市販の
カメラ用三脚の長さ調節に使用されている固定具のよう
に、太パイプに設け、該太パイプから繰り出された細パ
イプを、てこ応用のレバー操作によって締めつけ任意の
位置で固定する構造の固定具を、本発明の衣類仕上げ機
の滑り部材3に取り付けることも考えられる(図示省
略)。
【0056】これまでの実施例のうち実施例3や実施例
5〜7等で、請求項14の例として、停止機構Cを連係
部材6を介して間接的に滑り部材3に設けた例を示して
きたが、これら以外に請求項14の実施例として、次の
ような構造が考えられる。 実施例18 図25は、実施例18の構造を示す斜視図である。これ
に基づき説明する。滑り部材3、3のほか、滑り部材3
Cを支持部材1の下部に滑動自在に設け、滑り部材3、
3を連結した連係部材6を延長して下端に滑り部材3C
を連結し、該滑り部材3Cに図3の固定具Kを設け、支
持部材1に櫛状の溝Mを設けて停止機構Cを構成するこ
とにより、該停止機構Cを間接的に滑り部材3、3に設
けている。ところで、 実施例1及び実施例3〜18で
は、滑り部材3を押し上げて弾性部材開閉機構Bを開く
タイプを示したが、本実施例18では、滑り部材3を引
き下げることにより弾性部材開閉機構Bを開く構造を示
している。このように滑り部材3の移動方向はどちらに
設定してもよい。 この場合は、滑り部材3、3が上方
に位置するため衣類の内部に入り操作しづらくなるの
で、本図25のように滑り部材3、3を連結する連係部
材6を延長し、下端に滑り部材3Cを連結し停止機構C
を設けた方が操作し易くなる。
【0057】実施例19 図26は、実施例19の構造を示す側面図である。これ
に基づいて説明する。実施例19は、請求項15及び請
求項16の実施例であり、請求項14の実施例の1つで
もある。連係部材6を支持部材1の外方に設け、該連係
部材6の上部を上部滑り部材3に、下部を下部滑り部材
3にそれぞれ取り付けている。
【0058】実施例20 図27は、実施例20の構造の要部を示す一部切欠断面
図である。これに基づいて説明する。実施例20は、請
求項15及び請求項17の実施例であり、請求項14の
実施例の1つでもある。これまでの実施例においては、
連係部材6を支持部材1の外方に設ける構造を示してき
たが、本図27のように支持部材1を中空状の部材で形
成し、該支持部材1の内部に連係部材6を滑動自在に設
け、支持部材1の長手方向に外部に開口した貫通溝m
4、m4を設け、該貫通溝m4、m4を通じて連結ピン
17、17により、該連係部材6と滑り部材3、3とを
連結させてもよい。連係部材6を支持部材1の内部に設
ける構造は支持部材1の外方に張り出した部分を減らせ
るので外方に装着する衣類に当たる部分を無くすのに有
効である。
【0059】実施例21 図28は、実施例21の構造を示す正面図である。これ
に基づき説明する。実施例21は、請求項17の実施例
であり、請求項14の実施例の1つでもある。停止機構
Cとして、請求項12の実施例16を使用した例となっ
ている。図27と同様、支持部材1を中空状の部材で形
成し、長手方向に外部に開口した貫通溝m4、m4を設
けている。そして、該支持部材1の内部に滑動自在に設
けた連係部材6と連結ピン17、17とにより、貫通溝
m4、m4を通じて、上部滑り部材3と最下方の固定具
Kを設けた滑り部材3Cとを連結し、上部滑り部材3に
間接的に固定具Kを設けている。一方、下部滑り部材3
には固定具Kを直接設けている。そして、該固定具K、
Kと、支持部材1の長手方向に繰り返し設けた段溝状の
掛止部k1とにより、停止機構Cを構成している。
【0060】本実施例21と前述した実施例1の2つの
実施例はいずれも、上部の滑り部材3と下部の滑り部材
3のそれぞれに直接または連係部材6を介して別々の固
定具Kを設けてあるため、個々の滑り部材3を独立に支
持部材1上の任意の位置で固定できるので、上部のリン
ク装置Aと下部のリンク装置Aの開閉度を別々に操作で
き、弾性部材4、4をハの字状や逆ハの字状にすること
もできる。従って、これらの実施例は、上下で形状の異
なる衣類のしわ伸ばし・仕上げに有効である。そのうち
でも、本実施例21は、シャツやブラウスのように1方
向から操作したい衣類に適しており、前述の実施例1
は、スカートやズボンのように上下の形状が異なり、2
方向から操作し易い衣類のしわ伸ばし・仕上げに適して
いる。一方、これら以外の大部分の実施例で示したよう
に、複数の滑り部材3に固定具Kを共有させると、少な
い操作で複数の滑り部材3を支持部材1に固定でき、操
作が容易となる利点がある。
【0061】実施例22 図29は、実施例22の構造を示す斜視図であり、シャ
ツへの使用図である。これに基づき説明する。実施例2
2は、請求項18の実施例である。ハンガー9に掛けた
シャツ11Aの内部に本発明の衣類仕上げ機を装着して
いる。該衣類仕上げ機の支持部材1の下部端部寄り直角
方向に取付部材21を設け、該取付部材21に取り付け
た弾性体5Cを介して、長い挟持部22aを有する挟持
具22を2つ取り付けてある。本図29のように、シャ
ツ11Aの布地を、内部から衣類仕上げ機の弾性部材
4、4で横方向に伸ばすとともに、シャツ11Aの裾を
長い挟持部22aを有する挟持具22で挟んでやれば、
弾性体5Cの張力によりシャツ11Aの布地は縦方向に
も引っ張られ、このまま乾燥させてやればシャツ11A
を奇麗に仕上げることができる。また、取付部材21を
用いず、図30のように支持部材1に弾性体5Cを介し
て、挟持具22を設けてもよい。この場合は、シャツの
袖口を挟持具22で挟んで腕部の布地を長手方向に伸ば
して仕上げるのに用いるとよい。
【0062】実施例23 図31は、実施例23の構造を示す斜視図であり、シャ
ツ11Aへの使用図である。これに基づき説明する。実
施例23は、請求項19の実施例である。本実施例23
では、支持部材1の下部端部寄りに滑り部材3Dを滑動
自在に取り付け、滑り部材3Dに図3と同様の固定具K
を設け、支持部材1に設けた櫛状の溝Mとからなる停止
機構Cを構成している。そして、滑り部材3Dに支持部
材1と直角方向の取付部材21、21を設け、該取付部
材21に取り付けた弾性体5Cを介して、長い挟持部2
2aを有する挟持具22を2つ取り付けてある。これを
使用する時は、衣類の裾を挟持具22、22で挟み、衣
類の裾の長さに応じて滑り部材3Dを上下に移動させ、
弾性体5C、5Cの張力が適切に働く位置で、固定具K
により固定してやる。すると、布地のしわを縦方向に程
良く伸ばすことができ、衣類をより良く仕上げることが
できる。また、本構造は、シャツの袖口用の場合にも有
効である。袖口用の場合は取付部材21は必ずしも必要
ではない。なお、実施例22及び実施例23の、取付部
材21を設ける場合においては、取付部材21が支持部
材1と交わるあたりの両側や取付部材21を滑り部材3
Dに取り付けた部分に蝶番か軸を設けて、取付部材21
の両端を柄20側にのみ折り畳めるようにしておくと収
納に便利である(図示省略)。
【0063】構成要素の説明 ここで実施例1〜実施例23の構成要素について説明し
補足する。以下、実施例3(図5)、実施例5(図
7)、実施例6(図8)をベースに説明する。
【0064】支持部材1 支持部材1は、図5において長尺の円柱で示してある
が、滑り部材(3、3A、3B、3C、3D)が滑動で
きる平滑部分を少なくとも一部に有する部材であればど
んなものでもよい。例えば、中空状部材でもよいし板状
部材でもよい。支持部材1の断面形状も円形に限らな
い。例えば、矩形、楕円形、曲線の形状、一部に直線を
含む形状、凹凸を含む形状等いろいろ考えられる。円形
の場合は、強度上の利点があり、非円形の場合は、複数
の開閉機構Aを同一平面上に保つ上での利点がある
【0065】リンク2 リンク2の断面形状は、図5では略U字状、図7、図8
では矩形のものを示しているが、弾性部材4を押して衣
類を加圧するのに充分な強度を持ったものであればどん
な形状でもよい。図7、図8においても図5と同様、傘
骨に似た略U字状の弾性材でリンクを形成すると弾性体
5A、5Bの張力とあいまって弾性部材4を押し衣類を
加圧し続ける効果を増す。自転車のスポークを太くした
ような中空状の部材を用いてもよい。
【0066】y字状リンク 図5において、長リンク2と短リンク2とから形成した
y字状リンクを、短リンク2が上方、長リンク2が下方
に位置する例を示したが、図32のように逆にしてもよ
い。。
【0067】リンク装置Aの外端と弾性部材4との連結
構造 図33aは、図5における弾性部材4の断面図と、下部
のリンク装置Aの長リンク2の端部と滑り部材7との連
結構造を示している。リンク2の端部に設けた貫通穴1
8に、軸状の滑り部材7を回動自在に通し脱落止め19
を取り付け、滑り部材7の両端を弾性部材4に設けた溝
m1にはめいれる構造となっている。しかし、この連結
構造は、リンク装置Aのリンク2の端部を弾性部材4に
回動自在かつ滑動自在に連結するものであればどんなも
のでもよく、例えば、図33bのごとく、軸状の滑り部
材7に代えて、突起状の滑り部材7Aをリンク2の端部
に設け、該突起状の滑り部材7Aの両端を弾性部材4に
設けた溝m1にはめいれてもよい。また、図33cのご
とく、断面U字状の弾性部材4に替えて一方向に開口部
を持つ略筒状の断面の弾性部材4を用い、リンク2の端
部に車状の滑り部材7Bを回動自在に取り付け、該車状
の滑り部材7Bを弾性部材4の内部に挿入して回動自在
かつ滑動自在に連結してもよい。なお、図5において、
上部のリンク装置Aの長リンク2を弾性部材4に、下部
のリンク装置Aの長リンク2を弾性部材4に設けた滑り
部材7に、それぞれ回動自在に連結しているが、上部と
下部とを逆にしてもよい。(図示省略)。
【0068】複数の構成片から形成したリンク2 これまでの実施例ではリンク2を固定長のもので示して
きたが、リンク2を、複数のリンク片から構成し固定具
を設けることにより、可変長のリンクとすれば、本発明
の衣類仕上げ機の適用範囲を、幅の狭い衣類から幅の広
い衣類まで更に広げることができる。 例えば、図34
においては、図7や図8で使用しているリンク2をリン
ク片2c、2dで構成し、リンク片2cの先端に貫通ネ
ジ穴15を有する角筒2eを設け、リンク片2dに貫通
穴18を多数繰り返して設け、固定具として、つまみ付
きのネジ16を貫通ネジ穴15に設けた構造となってい
る。リンク2の長さを変えたい時は、つまみ付きのネジ
16を緩めてリンク片2dを動かしてリンク片2cとリ
ンク片2dの合計長を調節し、リンク片2cの貫通ネジ
穴15にリンク片2dの貫通穴18の1つを合わせて、
つまみ付きのネジ16を締め先端を貫通穴18に差し込
んで固定する。支持部材1や連係部材6や弾性部材4に
ついても同様の構造が考えられ、それぞれ、複数の構成
片から形成し固定具により合計長を変化させるようにす
れば、本発明の衣類仕上げ機の適用範囲を、丈の短い衣
類から丈の長い衣類まで更に広げることができる(図示
省略)。
【0069】滑り部材3 これまでの大半の図では、滑り部材3を円筒状の部材で
示しているが、円筒の内側にボールベアリングを設ける
と滑りをスムースにできる。同じように、図20の滑り
部材3の本体3aのように、短い丸棒状の部材で形成し
支持部材1の内部に設ける場合は、該本体3aの外側に
ボールベアリングを設けるとよい(図示省略)。滑り部
材3としては、この他様々な構造が採用できる。例え
ば、図22のような軸状の滑り部材3も考えられるが、
図35のような構造の滑り部材3も考えられる。すなわ
ち、対向する2枚の板3c、3cに軸j2を4本設け、
各軸j2に、中央部より両端部の円周を大きくした滑車
3dを回動自在に取り付け、滑車3d、3d、3d、3
dで支持部材1を両側から挟持する構造とし、リンク
2、2を、板3c、3cの両端に軸j3、j3により回
動自在に連結する構造となっている。軸j2、滑車3d
は2個でもよいが4個以上の方が滑り部材3の滑動を安
定させられる。とにかく、滑り部材3は支持部材1を保
持しながら滑らかに動くことができるものであればよ
い。滑り部材3A、3B、3C、3Dも同様である。
【0070】弾性部材4 弾性部材4の断面形状は、図33aや図33cの形状の
他、リンク装置Aに連結でき、衣類を痛めず、張力を発
揮でき、強度上問題なければどんなものでもよいが、図
36aのように幅の広い弾性部材4はジャケットのよう
な上衣のしわ伸ばし・仕上げに有効である。 図36b
のように外方を略鋭角で形成した弾性部材4はズボンの
ようにリンクル(すじ)を保つ必要のある衣類に有効で
ある。また、図36cのように中空状の部材で弾性部材
4を形成すると強度上の利点がある他、該弾性部材4を
別に述べるように送風路として使用できる利点がある。
シャツやジャケット等の胴部に用いる衣類仕上げ機の場
合、図36dのように人体又は衣類の形状に似せた弾性
部材4を用いると、立体的に衣類のしわを伸ばし仕上げ
ることができる。
【0071】各種の弾性部材4の交換 図36dのように、リンク装置Aの長リンク2をリンク
片2fとリンク片2gに分割して、間に接続部2hを設
け、リンク片2gを弾性部材4や弾性部材4に設けた滑
り部材7に回動自在に連結したものを、アタッチメント
として交換できるようにすれば、衣類に応じて適切なし
わ伸ばし・仕上げをする上で大変有効である。すなわ
ち、リンク片2gを図33a、図33c、図36a、図
36b、図36c、図36dに示すような各種の弾性部
材4にそれぞれ連結したものを各種アタッチメントとし
て用意し、衣類の種類、形状に合わせてアタッチメント
を交換してリンク片2fの接続部2hに差し込んで使用
すれば、何種類もの衣類仕上げ機を用意しなくても、ど
んな衣類にでも対応することができるようになる。な
お、接続部2hはリンク片2fとリンク片2gのどちら
に設けてもよい。
【0072】弾性体5A、5B 図7、図8および図9において、弾性体5A、5Bとし
て圧縮コイルばねを用いた例を示してあるが、円弧状の
ばねやねじりコイルばねや板状のばね等各種ばねを用い
てもよいし、弾性ゴムや弾性合成樹脂を用いることも考
えられる。
【0073】弾性体5A、5Bの取り付け方 図7において、弾性体5Aをばね止め1dと滑り部材3
Aとの間に取り付ける方法としては、、弾性体5Aの両
端をばね止め1dと滑り部材3Aに何等かのやり方で固
着するのが普通であるが、図37aのように、弾性体5
Aをばね止め1dと滑り部材3Aとの間に挿入し、貫通
溝m5を有する連係部材6Aの1端を滑り部材3Aに固
設し、突起t3を該貫通溝m5に滑動自在に通してばね
止め1dに設けた構造にし、滑り部材3Aとばね止め1
dとを連結してもよい。図37bは図37aの側面図
で、連係部材6Aについては中央で縦に切った断面を示
している。滑り部材3Aは貫通溝m5の長さの範囲内で
のみ移動でき弾性体5Aから離れることはない。図8に
おける、弾性体5Bを滑り部材3Bと滑り部材3との間
に取り付ける方法についても、同様である。図37c
は、連係部材6Aで連結した滑り部材3Bと滑り部材3
との間に弾性体5Bを挿入した構造を示す側面図であ
る。なお、連係部材6Aを連係部材6と一体化すること
も考えられる。例えば、図37dのように、弾性体5B
を滑り部材3Bと滑り部材3の間に取り付ける場合、滑
り部材3、3を連結する連係部材6を延長して、滑り部
材3、3を固設した箇所よりやや上方にそれぞれ貫通溝
m5、m5を設け、上記の突起t3、t3を該貫通溝m
5、m5を通して滑り部材3B、3Bに設けた構造にす
るとよい。図示は省略するが、連係部材6を中空状の支
持部材1の内部に滑動自在に設けた場合も、同様のこと
が考えられる。
【0074】胴部用の衣類仕上げ機のハンガーへの取り
付け方 図10a〜図10dでは、胴部用衣類仕上げ機H3の支
持部材1の上端に吊具8を設けてハンガー9の下部に吊
り下げており、図38aがその拡大図である。また、図
38bは、腕部用の衣類仕上げ機H3の吊具8をハンガ
ー9の下部に引っ掛けたところの拡大図である。吊具8
の2股になった部分でハンガー9の下部を保持してい
る。胴部用の衣類仕上げ機をハンガー9に吊り下げる手
段としては、ひもで吊り下げてもよいし、簡単なフック
やピンチを胴部用の衣類仕上げ機の上端に設け、ハンガ
ー9の下部に引っかけたり挟持させて吊り下げてもよ
い。あるいは、ハンガー9に胴部用の衣類仕上げ機を固
設したり、ハンガー9と胴部用の衣類仕上げ機の支持部
材1を一体成型で形成することも考えられる(図示省
略)。とにかく、胴部用の衣類仕上げ機をハンガーの下
方に保持できればよい。また、図39のように、胴部用
衣類仕上げ機の支持部材1の上端の両側面に貫通溝m6
と、前後方向に貫通穴18と貫通ネジ穴15を設け、つ
まみ付きネジ16を貫通穴18を通して貫通ネジ穴15
にねじ込む構造にすると、胴部用の衣類仕上げ機をハン
ガー9の下部に簡単に着脱できるので便利である。
【0075】実施例24 実施例24は、請求項20の実施例である。図40は、
実施例24の構造を示す斜視図である。図40では、図
8に示した実施例6の支持部材1を太い中空状の部材で
形成し、下端に入気口1nを、側面に多数の出気口1s
を、それぞれ設けてある。これを使用する場合、衣類の
内部に装着後、入気口1nに直接又は送風ホース23h
を介して、布団乾燥機などの市販の乾燥機23の吹出口
23fを接続し使用する。温風を複数の出気口1sから
衣類の内部に吹き出させれば、衣類は迅速に乾き仕上が
る構造となっている。
【0076】実施例25 実施例25は、請求項21の実施例である。図41は、
実施例25の構造を示す斜視図である。図41では、図
8に示した実施例6の支持部材1に長尺の中空状部材2
4を設け、該中空状部材24の下端に入気口24nを、
側面に出気口24sを多数、それぞれ設けてある。これ
を使用する場合、衣類の内部に装着後、入気口24nに
直接又は送風ホース23hを介して、布団乾燥機などの
市販の乾燥機23の吹出口23fを接続し使用する。温
風を多数の出気口24sから衣類の内部に吹き出させれ
ば、衣類は迅速に乾き仕上がる構造となっている。
【0077】実施例26 実施例26は、請求項21の別の実施例である。図42
は、実施例26の構造を示す斜視図である。図42で
は、図8に示した実施例6の弾性部材4、4を中空状の
弾性材で形成し、該弾性部材4、4の一方に中空状部材
24を兼ねさせ、該中空状部材24の下端に入気口24
nを、側面に出気口24sを多数、それぞれ設けてあ
る。使用方法は、実施例25と同様である。
【0078】実施例27 実施例27は、請求項22の実施例である。図43は、
実施例27の構造を示す斜視図である。図43では、支
持部材1が中空の支持部材本体1aと中空のガイド部材
1bとからなっている。支持部材本体1aを太い中空状
の部材で形成し、下端に入気口1nを、側面に出気口1
s、1s、1sを、それぞれ設け、出気口1s、1s、
1sを、多数の出気口24sを有する平板状の中空状部
材24に設けた3つの入気口24n、24n、24nに
接続してある。これを使用する場合、衣類の内部に装着
後、入気口1nに直接又は送風ホース23hを介して、
布団乾燥機などの市販の乾燥機23の吹出口23fを接
続し使用する。温風を多数の出気口24sから衣類の内
部に吹き出させ乾燥させ仕上げる点、実施例25と同様
である。
【0079】実施例28 実施例28は、請求項23の実施例である。図44は、
実施例28の構造を示す斜視図である。図44では、空
気透過性袋体25を弾性部材4、4に取り付け、該空気
透過性袋体25の下部にファスナー28を取り付けた入
気口25nを設けてある。これを使用する場合、衣類の
内部に装着後、布団乾燥機などの市販の乾燥機23の吹
出口23fに取り付けた送風ホース23hを入気口25
nに差し込みファスナー28をしめて接続し使用する。
温風を空気透過性袋体25の無数の空気透過孔から衣類
の内部に吹き出させれば、衣類は迅速に乾き仕上がる。
【0080】実施例29 実施例29は、請求項24の実施例である。図45は、
実施例29の構造を示す斜視図である。図45では、支
持部材1を太い中空状の部材で形成し、下端に入気口1
nを、背面に2つの出気口1s、1sを、それぞれ設
け、該出気口1s、1sを、空気透過性袋体25に設け
た入気口25n、25nに差し込み接続してある。衣類
の内部に装着後、入気口1nに直接又は送風ホース23
hを介して、市販の乾燥機23の吹出口23fを接続し
使用する。温風を無数の空気透過孔から衣類の内部に吹
き出させる点、実施例28と同様である。
【0081】実施例30 実施例30は、請求項25の実施例である。図46は、
実施例30の構造を示す斜視図である。図46では、支
持部材1に中空状部材24を設け、下端に入気口24n
を、背面に2つの出気口24s、24sを、それぞれ設
け、該出気口24s、24sを、空気透過性袋体25に
設けた入気口25n、25nに差し込み接続してある。
衣類の内部に装着後、入気口24nに直接又は送風ホー
ス23hを介して、市販の乾燥機23の吹出口23fを
接続し使用する。温風を無数の空気透過孔から衣類の内
部に吹き出させる点、実施例28と同様である。
【0082】実施例31 実施例31は、請求項26の実施例である。図47は、
実施例31の構造を示す斜視図である。支持部材1が中
空状の支持部材本体1aと中空状のガイド部材1bとか
らなっている。支持部材本体1aの下端に入気口1n
を、側面に出気口1sを多数、それぞれ設け、該出気口
1sを内方に包み込んで、空気透過性袋体25を取り付
けてある。衣類の内部に装着後、入気口1nに直接又は
送風ホース23hを介して、市販の乾燥機23の吹出口
23fを接続し使用する。温風を無数の空気透過孔から
衣類の内部に吹き出させる点、実施例28と同様であ
る。
【0083】実施例32 実施例32は、請求項27の実施例である。図48は、
実施例32の構造を示す斜視図である。図48では、支
持部材1に長尺の中空状部材24を設け、下端に入気口
24nを、側面に出気口24sを多数、それぞれ設け、
該出気口24sを内方に包み込んで、空気透過性袋体2
5を取り付けてある。衣類の内部に装着後、入気口24
nに直接又は送風ホース23hを介して、市販の乾燥機
23の吹出口23fを接続し使用する。温風を無数の空
気透過孔から衣類の内部に吹き出させる点、実施例28
と同様である。
【0084】実施例33 実施例33は、請求項28の実施例である。図49は、
実施例33の構造を示す斜視図である。図49では、支
持部材1を太い中空状の部材で形成し、下端に入気口1
nを、側面に出気口1sを多数、それぞれ設けるととも
に、送風機26を支持部材1の下方に設け吹出口26f
を入気口1nに接続してある。衣類の内部に装着後、ス
イッチ26aを入れファン26bを回して吸込口26c
から空気を吸い込み、支持部材1の多数の出気口1sか
ら衣類の内部に送風して湿った衣類を乾かし仕上げる。
【0085】実施例34 実施例34は、請求項29の実施例である。図50は、
実施例34の構造を示す斜視図である。図50では、支
持部材1に長尺の中空状部材24を設け、下端に入気口
24nを、側面に出気口24sを多数、それぞれ設ける
とともに、送風機26を中空状部材24の下方に設け吹
出口26fを入気口24nに接続してある。衣類の内部
に装着後、スイッチ26aを入れファンを回して吸込口
26cから空気を吸い込み、多数の出気口24sから衣
類の内部に送風して湿った衣類を乾かし仕上げる。
【0086】実施例35 実施例35は、請求項30の実施例である。図51は、
実施例35の構造を示す斜視図である。図51では、支
持部材1の下部に送風機26を設け、該送風機26の吹
出口26fを空気透過性袋体25の入気口25nに差し
込んで接続してある。衣類の内部に装着後、スイッチ2
6aを入れファンを回して吸込口26cから空気を吸い
込み、吹出口26fから空気透過性袋体25の内部に送
り込み、空気透過性袋体25の無数の空気透過孔から衣
類の内部に満遍なく送風して湿った衣類を乾かし仕上げ
る。
【0087】実施例36 実施例36は、請求項31の実施例である。図52a
は、実施例36の構造を示す斜視図である。図52aで
は、支持部材1を太い中空状の部材で形成し、下端に入
気口1nを、側面に出気口1sを多数、それぞれ設ける
とともに、乾燥気体送風機27を支持部材1の下方に設
け、吹出口27fを入気口1nに接続してある。衣類の
内部に装着後、スイッチ27aを入れファン27bを回
して吸込口27cから空気を吸い込み、ヒーター27d
で暖めて支持部材1に送り込み、支持部材1の多数の出
気口1sから衣類の内部に温風を行き渡らせ湿った衣類
を素早く乾かし仕上げる。
【0088】実施例33〜実施例36では、送風機26
や乾燥気体送風機27を衣類仕上げ機本体の下方に設け
る例を示してきたが、上方に設けることも考えられる。 実施例37 実施例37は、請求項31の乾燥気体送風機27を衣類
仕上げ機本体の上方に設けた実施例である。図52b
は、実施例37の構造を示す斜視図である。図52bで
は、支持部材1の上端に入気口1nを設けるとともに、
乾燥気体送風機27を支持部材1の上方に設け吹出口2
7fを入気口1nに接続してある。そして、上部にフッ
ク29を取り付けてある。使用法や作用は実施例36と
ほぼ同等である。
【0089】実施例38 実施例38は、請求項32の実施例である。図53は、
実施例38の構造を示す斜視図である。図53では、支
持部材1に長尺の中空状部材24を設け、上端に入気口
24nを、側面に出気口24sを多数、それぞれ設ける
とともに、乾燥気体送風機27を中空状部材24の上方
に設け吹出口27fを入気口24nに接続してある。使
用法や作用は実施例36とほぼ同等である。
【0090】実施例39 実施例39は、請求項33の実施例である。図54は、
実施例39の構造を示す斜視図である。図54では、支
持部材1の上部に乾燥気体送風機27を設け、乾燥気体
送風機27の吹出口27fを空気透過性袋体25の入気
口25nに接続し、空気透過性袋体25を弾性部材4、
4に取り付けてある。衣類の内部に装着後、スイッチ2
7aを入れ温風を吹出口26fから空気透過性袋体25
の内部に送り込み、空気透過性袋体25の無数の空気透
過孔から衣類の内部に満遍なく温風を行き渡らせ湿った
衣類の乾燥を素早く行い仕上げる。
【0091】実施例33〜実施例39では、送風機26
や乾燥気体送風機27を衣類仕上げ機本体に固設した形
で示してきたが、着脱可能にすることも考えられる。 実施例40 実施例40は、実施例36における乾燥気体送風機27
を衣類仕上げ機本体に着脱可能とした例であり、請求項
34の実施例である。図55は、実施例40の構造を示
す斜視図である。図55では、支持部材1を太い中空状
の部材で形成し、下端に入気口1nを、側面に出気口1
sを多数、それぞれ設けるとともに、入気口1nの内側
下部に市販のヘアードライヤー用アタッチメントに設け
られているヘアードライヤー本体の接続部Eに対する接
続機構Dをそのまま設けてある。図55における乾燥気
体送風機は、市販のヘアードライヤー本体27Aであ
る。すなわち、市販のヘアードライヤー本体27Aの先
端の接続部Eに設けられているアタッチメント取替用ボ
タンEcで動く可動爪Ea、ガイドEb、Ebのそれぞ
れに対する掛止溝Da、ガイド溝Db、Dbからなる接
続機構Dを入気口1nの内側下部に設けてある。接続す
る場合は、衣類仕上げ機の接続機構Dのガイド溝Db、
Dbにヘアードライヤー本体27AのガイドEb、Eb
を合わせて差し込むと、可動爪Eaが掛止溝Daに掛か
り両者は一体化する。取り外す場合は、アタッチメント
取替用ボタンEcを押すと可動爪Eaが掛止溝Daから
外れ両者は分離する。このような構造にすると、市販の
アタッチメント取替式ヘアードライヤーを有効活用で
き、本発明の乾燥気体送風機27付き衣類仕上げ機の価
格低減が図ることができる。
【0092】また、図示は省略するが、1端に、アタッ
チメント取替式ヘアードライヤー、通常のヘアードライ
ヤー、ふとん乾燥機の送気ホース等の市販の各種送風機
器の吹出口との接続機構を設け、他端に、ねじこみ方式
や可動爪と掛止溝による方式等により支持部材1の入気
口1nや中空状部材24の入気口24nに取り付ける構
造を設けた、数種類のアダプターを用意すると、家庭で
既に購入済のいずれかの送風機器を有効利用でき便利で
ある。
【0093】ここで、実施例40をワイシャツの仕上げ
に使用した例を説明する。 ワイシャツへの使用例 図1は、ワイシャツに実施例40と実施例6を使用した
状態を示す正面図である。胴部用として、実施例40の
衣類仕上げ機H40に、図31(実施例23)で示し
た、固定具K付きの滑り部材3Dと取付部材21、21
と弾性体5C、5Cとを介して挟持具22、22を取り
付けたものを1台使用する。腕部用として、実施例6の
衣類仕上げ機H6に、やはり、固定具K付きの滑り部材
3Dと取付部材21、21と弾性体5C、5Cとを介し
て挟持具22、22を支持部材1に取り付けたものを2
台使用する。これらの使用手順は次のとおりである。 イ、衣類仕上げ機H40を胴部に1台、衣類仕上げ機H
6を両腕部に2台、図10a〜図10dにおける衣類仕
上げ機H3と同様の手順でワイシャツ11に装着しワイ
シャツの布地を横方向に引き伸ばす。 ロ、ワイシャツ11の裾を、長い挟持部22a、22a
を有する挟持具22、22で挟み、弾性体5C、5Cが
適度に伸びるよう滑り部材3Dを移動させ、固定具Kで
固定することにより、胴部の布地を縦方向に引き伸ば
す。 ハ、ワイシャツ11の両袖を、挟持具22、22、2
2、22で挟み、弾性体5C、5C、5C、5Cが適度
に伸びるよう滑り部材3D、3Dを移動させ、固定具
K、Kで固定することにより、両腕部の布地を縦方向に
引き伸ばす。 ニ、開口部をヒモ31aで締める構造をもち、ハンガー
9のフックを通す穴31bを有する布袋31をフックに
通し、ワイシャツ11の襟のカラーを覆ってヒモ31a
を締め縛ることにより首部からの温風漏れを防ぐ。 ホ、衣類仕上げ機H40の接続機構Dに、市販の乾燥気
体送風機27A(図55におけるアタッチメント取替式
ヘアードライヤーの本体)の接続部Eを接続して、電源
をつなぎスイッチ27Aaを入れる。すると、乾燥気体
送風機27Aから、支持部材1に設けた多数の出気口1
sを通じて、温風がワイシャツ11の内部に吹き込ま
れ、ワイシャツ11は短時間に乾いて仕上がる。
【0094】実施例41 実施例41は、請求項35の実施例であり、請求項19
の実施例でもある。図56は、実施例41の構造を示す
斜視図である。図56では、太い中空状の部材で形成し
側面に出気口1sを多数設けた支持部材1の上端に、送
風機26を設け、該送風機26の両側に張り出し部材3
0、30を、上方にフック29を、それぞれ設けハンガ
ー9をなした構造を一体に形成している。また、支持部
材1の下端寄りに、固定具Kで位置を調節できる滑り部
材3Dを設け、該滑り部材3Dに取付部材21、21と
弾性体5C、5Cを介して挟持具22、22を取り付け
ている。挟持具22、22は、シャツ11Aの裾を挟ん
で縦方向に伸ばすとともに、送風機26からの気流を裾
から逃がさない役割も果している。
【0095】実施例42 実施例42は、請求項36の実施例であり、請求項19
の実施例でもある。図57は、実施例42の構造を示す
斜視図である。図57では、太い中空状の部材で形成し
側面に出気口1sを多数設けた支持部材1の上端に、乾
燥気体送風機27を設け、該乾燥気体送風機27の両側
に張り出し部材30、30を、上方にフック29を、そ
れぞれ設けハンガー9をなした構造を一体に形成してい
る。また、図56と同様、挟持具22を支持部材1の下
端寄りに設けてある。以上の実施例41や実施例42
を、洗濯後のシャツやブラウスや上着などの衣類の胴部
の仕上げに用いると、衣類仕上げ機をハンガーに吊した
り、送風機26や乾燥気体送風機27を取り付けたりす
る手間が省け便利である。
【0096】補足説明 ここで実施例24〜実施例42について、補足説明を行
う。 イ、図41、42、43、44、46、47、48、5
0、51、53、54において、図示は省略している
が、連係部材6は支持部材1またはガイド部材1bの内
部に滑動自在に設けられている。 ロ、空気透過性袋体25を設ける実施例において、該空
気透過性袋体25を支持部材1の片側に1つ設ける例を
示してきたが、支持部材1の周辺に複数設けてもよい。 ハ、実施例33(図49)〜実施例39(図54)、実
施例41(図56)、実施例42(図57)において、
送風機26、乾燥気体送風機27にスイッチ26a、2
7aのみを設けているが、タイムスイッチを設け、衣類
のサイズ、種類、生地の素材・厚さ、季節に応じて電源
を切る時間をセットできるようにするとよい。また、本
発明の衣類仕上げ機の一部に湿度センサーを設け、衣類
の湿度を検知して衣類が乾燥すると電源が切れる機構を
設けると安全性の面でも電気節約の面でも効果的であ
る。 ニ、図示は省略するが、本発明の中で送風機26を設け
るケースにおいては、衣類仕上げ機本体の一部にヒータ
ーを設けるとよい。衣類の外部で気体を暖め衣類の内部
に送り込むより、外部から送り込んだ気体を衣類の内部
で暖めた方が熱効率がよいからである。例えば、支持部
材1、中空状部材24、リンク2或は弾性部材4に適温
以上では急激に抵抗が増加する性質をもった陽特性半導
体ヒーターを設けると、送風機26から送られた空気を
安全かつ適温を保ち衣類の内部で暖めることができ、湿
った衣類の乾燥を早めることができる。特に、実施例2
7(図43)に示した構造は、中空状部材24の内部
に、多数の孔をもつハニカム構造の陽特性半導体ヒータ
ーを設けるのに適している。
【0097】
【発明の効果】本発明に係る衣類仕上げ機を使用すれ
ば、衣類の種類・サイズを問わず、洗濯後の衣類を誰に
でも簡便に仕上げることができる。アイロンの場合、乾
燥という前工程とアイロン掛けの2段階の手順が必要で
あるが、本発明に係る衣類仕上げ機の場合は装着という
1段階の手順で済むし、アイロンかけのような作業スペ
ースを必要としない。スカートには本発明に係る衣類仕
上げ機を1台、ズボンには両脚部に2台、シャツ、ブラ
ウス、上着には、胴部用に1台、両腕部用に2台、合計
3台装着し使用すればよい。洗濯糊を併用すれば、ワイ
シャツをクリーニング並に仕上げられる。また、着用後
しわのよった衣類のしわを延ばし元どおりに仕上げるこ
ともできる。
【0098】リンク装置Aを構成するリンク(2、X)
の少なくとも一部を弾性材で形成したものや、リンク装
置Aの一部や、複数の滑り部材(3、3A、3B)相互
間や、滑り部材(3、3A、3B)と支持部材1上のば
ね止め1dとの間に、弾性体(5、5A、5B)を設け
たものは、衣類に装着すると、該リンクのしなりや該弾
性体の伸縮にたいする復元力により弾性部材4が衣類を
内部から加圧し続け、より効果的に衣類のしわを伸ば
し、仕上げることができる。
【0099】支持部材1の端部寄りに、弾性体5Cを介
して挟持具22を取り付けたものにおいては、該弾性体
5Cを引き伸ばしながら挟持具22で衣類の裾や袖口や
端部を挟んで使用すると、弾性体5Cの復元力で衣類の
しわが弾性部材4と略直角方向に伸ばされ、より効果的
に衣類のしわを伸ばし、仕上げることができる。支持部
材1に滑動自在に取り付け、かつ、停止機構Cを設けた
滑り部材3Dに、弾性体5Cを介して挟持具22を取り
付けたものにおいては、滑り部材3Dの位置を停止機構
Cで調節することにより、衣類の裾や袖口や端部を引っ
張る強さを適切に調整することができ、更に効果的なし
わ伸ばし・仕上げができる。
【0100】本発明に係る衣類仕上げ機で、入気口(1
n、24n)と1以上の出気口(1s、24s)を有す
る中空状の支持部材1や中空状部材24を設けたものに
おいては、該入気口(1n、24n)に、布団乾燥機や
ドライヤー等の市販の乾燥機23の吹出口23fを、直
接又は送風ホース23hを介して接続して該乾燥機23
のスイッチを入れると、該出気口(1s、24s)から
衣類の内部に温風が送り込まれ、衣類の乾燥が促進され
仕上がりが早められる。また、入気口25nと無数の通
気孔を有する空気透過性袋体25を設けたものにおいて
は、同様にして無数の通気孔から衣類の内部に温風が送
り込まれ仕上がりが早められる。
【0101】本発明に係る衣類仕上げ機で、上記構造の
入気口(1n、24n、25n)に送風機26を固設し
たものにおいては、衣類の内部に装着後、該送風機26
のスイッチを入れると、上記構造の1以上の出気口(1
s、24s)や無数の通気孔のいずれかから衣類の内部
に送風され、衣類の乾燥が促進され仕上がりが早められ
る。本発明に係る衣類仕上げ機で、上記構造の入気口
(1n、24n、25n)に乾燥気体送風機27を固設
したものにおいては、衣類の内部に装着後、該乾燥気体
送風機27のスイッチを入れると、上記構造の1以上の
出気口(1s、24s)や無数の通気孔のいずれかから
衣類の内部に乾燥気体が送り込まれ、衣類の乾燥が更に
促進され仕上がりが早められる。
【0102】本発明に係る衣類仕上げ機で、ヘアードラ
イヤーなどの市販の乾燥気体送風機27Aとの接続機構
Dを設け、該乾燥気体送風機27Aの吹出口27Afを
上記構造の入気口(1n、24n、25n)に着脱可能
としたものにおいては、既に購入済のヘアードライヤー
などの市販の乾燥気体送風機27A機器を、接続機構D
に接続して使用することにより、乾燥気体送風機27付
き衣類仕上げ機を安価に入手することができる。ちなみ
に、市販のアタッチメント取り替え式女性用ヘアードラ
イヤーからアタッチメントを取り外し、ヘアードライヤ
ー本体の接続部Eに着脱できる接続機構Dを設けた衣類
仕上げ機を接続し使用した場合、秋季、全自動洗濯機の
脱水機から取り出した湿ったままの衣類を、サイズ、布
地の素材や厚みによって異なるが装着後20分〜1時間
前後で、しわが無く、すぐ着用できる状態に仕上げるこ
とができる。クリーニングに出すと仕上がりまで通常2
〜3日かかり、料金もワイシャツで230円かかるが、
本発明に係る衣類仕上げ機の場合は、他の家事をこなす
間の短い時間と、初期コストとわずかな電気代だけで済
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例40と実施例6のシャツへの使用例を示
す正面図
【図2】実施例1の構造を示す正面図
【図3】実施例2の停止機構Cの構造を示す一部切欠正
面図
【図4】実施例1、2の使用例を示す斜視図
【図5】実施例3の構造を示す斜視図
【図6】実施例4のリンク装置Aの構造を示す正面図
【図7】実施例5の構造を示す斜視図
【図8】実施例6の構造を示す斜視図
【図9】実施例7の構造を示す斜視図
【図10a】実施例3をハンガーに吊り下げた正面図
【図10b】実施例3を吊り下げたハンガーにワイシャ
ツを掛けた正面図
【図10c】実施例3をワイシャツの胴部に装着した正
面図
【図10d】3台の実施例3をワイシャツの胴部と両腕
部に装着した正面図
【図11】実施例5のスカートへの使用例を示す斜視図
【図12】実施例5のズボンへの使用例を示す斜視図
【図13】実施例8の構造を示す斜視図
【図14】実施例9の構造を示す斜視図
【図15】実施例10の構造を示す斜視図
【図16】実施例11の構造を示す斜視図
【図17】実施例12の構造を示す正面図
【図18】実施例13の構造を示す正面図
【図19】実施例14の要部構造を示す斜視図
【図20】実施例14の要部構造を示す支持部材1の断
面図
【図21】実施例15の要部構造を示す斜視図
【図22】実施例15の要部構造を示す支持部材1の断
面図
【図23】実施例16の要部構造を示す一部切欠正面図
【図24】実施例17の要部構造を示す一部切欠正面図
【図25】実施例18の構造を示す斜視図
【図26】実施例19の構造を示す側面図
【図27】実施例20の要部構造を示す一部切欠断面図
【図28】実施例21の構造を示す正面図
【図29】実施例22の構造を示す斜視図
【図30】実施例22の構造を示す正面図
【図31】実施例23の構造を示す斜視図
【図32】y字状部材を含むリンク装置Aの構造を示す
正面図
【図33a】リンク2の端部と滑り部材7との連結構造
を示す弾性部材4の断面図
【図33b】リンク2の端部と滑り部材7との連結構造
を示す弾性部材4の断面図
【図33c】リンク2の端部と滑り部材7との連結構造
を示す弾性部材4の断面図
【図34】複数のリンク片から構成したリンク2の要部
構造を示す斜視図
【図35】滑り部材3の要部構造を示す一部切欠斜視図
【図36a】弾性部材4のリンク2の端部との連結部分
における断面図
【図36b】弾性部材4のリンク2の端部との連結部分
における断面図
【図36c】弾性部材4のリンク2の端部との連結部分
における断面図
【図36d】弾性部材4のリンク2のリンク片2qとの
連結部分における斜視図
【図37a】弾性体5Aの取り付け部分における連係部
材6Aの正面図
【図37b】弾性体5Aの取り付け部分における連係部
材6Aの側面断面図
【図37c】弾性体5Bを連係部材6Aにより取り付け
た側面部分断面図
【図37d】連係部材6Aと連係部材6との一体化を示
す側面図
【図38a】吊具8の構造を示す斜視図
【図38b】吊具8の構造を示す斜視図
【図39】支持部材1の上端に設けたハンガー取付部の
構造を示す斜視図
【図40】実施例24の構造を示す斜視図
【図41】実施例25の構造を示す斜視図
【図42】実施例26の構造を示す斜視図
【図43】実施例27の構造を示す斜視図
【図44】実施例28の構造を示す斜視図
【図45】実施例29の構造を示す斜視図
【図46】実施例30の構造を示す斜視図
【図47】実施例31の構造を示す斜視図
【図48】実施例32の構造を示す斜視図
【図49】実施例33の構造を示す斜視図
【図50】実施例34の構造を示す斜視図
【図51】実施例35の構造を示す斜視図
【図52a】実施例36の構造を示す斜視図
【図52b】実施例37の構造を示す斜視図
【図53】実施例38の構造を示す斜視図
【図54】実施例39の構造を示す斜視図
【図55】実施例40の構造を示す斜視図
【図56】実施例41の構造を示す斜視図
【図57】実施例42の構造を示す斜視図
【符号の説明】
A リンク装置 B 弾性部材開閉装置 C 停止機構 D 接続機構 Da 掛止溝 Db ガイド溝 E ヘアードライヤー本体の接続部 Ea 可動爪 Eb ガイド Ec アタッチメント取替用ボタン Hn 本発明に係る衣類仕上げ機のn番目の実施例 K 固定具 Ka 可動操作片 M 櫛状の溝 X 交叉状リンク j1 軸 j2 軸 j3 軸 k1 掛止部 k2 掛止部 m1 溝 m2 縦溝 m3 横溝 m4 貫通溝 m5 貫通溝 m6 貫通溝 t1 突起 t2 突起 t3 突起 1 支持部材 1a 支持部材本体 1b ガイド部材 1c 取付脚 1d ばね止め 1n 入気口 1s 出気口 2 リンク 2a リンク片 2b リンク片 2c リンク片 2d リンク片 2e 角筒 2f リンク片 2g リンク片 2h リンク片の接続部 2s ストッパー 3 滑り部材 3A 滑り部材 3B 滑り部材 3C 滑り部材 3D 滑り部材 3a 滑り部材の本体 3b リンク取付部 3c 板 3d 滑車 4 弾性部材 5 弾性体 5A 弾性体 5B 弾性体 5C 弾性体 6 連係部材 6A 連係部材 7 滑り部材 7A 突起状の滑り部材 7B 車状の滑り部材 8 吊具 9 ハンガー 9A ハンガー 10 スカート 11 ワイシャツ 11A シャツ 12 ズボン 13 軸受 14 ねじりコイルばね 15 貫通ネジ穴 16 ネジ 17 連結ピン 18 貫通穴 19 脱落止め 20 柄 21 取付部材 22 挟持具 22a 挟持部 23 市販の乾燥機(布団乾燥機) 23f 吹出口 23h 送風ホース 24 中空状部材 24n 入気口 24s 出気口 25 空気透過性袋体 25n 入気口 26 送風機 26a スイッチ 26b ファン 26c 吸込口 26f 吹出口 27 乾燥気体送風機 27a スイッチ 27b ファン 27c 吸込口 27d ヒーター 27f 吹出口 27A 市販の乾燥気体送風機(ヘアードライヤー) 27Aa スイッチ 27Ab ファン 27Ac 吸込口 27Ad ヒーター 27Af 吹出口 28 ファスナー 29 フック 30 張り出し部材 31 布袋 31a ヒモ 31b フックを通す穴

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イ、回動自在に連結した2本のリンク
    (2)(2)の各1端を、支持部材(1)と、支持部材
    (1)に滑動自在に設けた滑り部材(3)とに回動自在
    に連結してリンク装置(A)を構成し、 ロ、1以上のリンク装置(A)の外端を、弾性部材
    (4)と、弾性部材(4)に滑動自在に設けた1以上の
    滑り部材(7、7A、7B)とに回動自在に連結して、
    弾性部材開閉機構(B)を構成し、 ハ、1以上の弾性部材開閉機構(B)を支持部材(1)
    に形成し ニ、滑り部材(3)に直接又は他の部材を介して停止機
    構(C)を設けた衣類仕上げ機。
  2. 【請求項2】 リンク装置(A)を構成するリンクの少
    なくとも1以上を弾性材で形成した、請求項1記載の衣
    類仕上げ機。
  3. 【請求項3】 リンク装置(A)の一部に弾性体(5)
    を設けた、請求項1又は請求項2記載の衣類仕上げ機。
  4. 【請求項4】 回動自在に連結した2本のリンク(2)
    (2)の各1端を支持部材(1)と支持部材(1)に滑
    動自在に設けた滑り部材(3)とに回動自在に連結する
    代わりに、該各1端を支持部材(1)に滑動自在に設け
    た滑り部材(3)と滑り部材(3A)とに回動自在に連
    結するとともに、支持部材(1)に設けたばね止め(1
    d)と滑り部材(3A)との間に弾性体(5A)を取り
    付けた、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の衣
    類仕上げ機。
  5. 【請求項5】 回動自在に連結した2本のリンク(2)
    (2)の各1端を支持部材(1)と支持部材(1)に滑
    動自在に設けた滑り部材(3)とに回動自在に連結する
    代わりに、該各1端を支持部材(1)と支持部材(1)
    に滑動自在に設けた滑り部材(3B)とに回動自在に連
    結するとともに、支持部材(1)に滑動自在に設けた滑
    り部材(3)と滑り部材(3B)との間に弾性体(5
    B)を取り付けた、請求項1〜請求項4のいずれか1項
    に記載の衣類仕上げ機。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つのリンク装置(A)の2
    本のリンク(2)、(2)を中程で回動自在に連結し
    た、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の衣類仕
    上げ機。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つのリンク装置(A)の2
    本のリンク(2)、(2)を端部で回動自在に連結し
    た、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の衣類仕
    上げ機。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つのリンク装置(A)の2
    本のリンク(2)、(2)の、一方の中程に他方の端部
    を回動自在に連結した、請求項1〜請求項7のいずれか
    1項に記載の衣類仕上げ機。
  9. 【請求項9】 支持部材(1)が、支持部材本体(1
    a)と該支持部材本体(1a)の長手方向に沿って設け
    たガイド部材(1b)とからなり、滑り部材(3、3
    A、3B)の1以上をガイド部材(1b)に滑動自在に
    設けた、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の衣
    類仕上げ機。
  10. 【請求項10】 リンク装置(A)の回動自在に連結し
    た2本のリンク(2)(2)の2端を、2本のリンクを
    中程で回動自在に連結して成る交叉状リンク(X)を1
    以上2端づつ順次回動自在に連結したものを介して、支
    持部材(1)、滑り部材(3)、滑り部材(3A)、滑
    り部材(3B)のいずれか2つに回動自在に連結した、
    請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の衣類仕上げ
    機。
  11. 【請求項11】 中空状の部材で形成し外部に開口した
    貫通溝(m4)を長手方向に設けた支持部材(1)の内
    部に、1以上の滑り部材(3、3A、3B)を滑動自在
    に設け、貫通溝(m4)を通じて、該滑り部材(3、3
    A、3B)にリンク(2)の端部を直接又は1以上の交
    叉状リンク(X)を介して回動自在に連結した、請求項
    1〜請求項10のいずれか1項に記載の衣類仕上げ機。
  12. 【請求項12】 停止機構(C)が、支持部材(1)の
    長手方向に繰り返し設けた掛止部(k1)と、掛止部
    (k1)に入る突起(t1)を設けた可動操作片(K
    a)を有する固定具(K)を滑り部材(3)に連結して
    構成したものである、請求項1〜請求項11のいずれか
    1項に記載の衣類仕上げ機。
  13. 【請求項13】 停止機構(C)が、支持部材(1)の
    長手方向に繰り返し設けた掛止部(k2)と、滑り部材
    (3)に設けた貫通ネジ穴(15)にネジ(16)を取
    り付けて形成した固定具(K)とから構成したものであ
    る、請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の衣類
    仕上げ機。
  14. 【請求項14】 滑り部材(3)に停止機構(C)を直
    接設ける代わりに、連係部材(6)を介して設けた、請
    求項12〜請求項13のいずれか1項に記載の衣類仕上
    げ機。
  15. 【請求項15】 複数の滑り部材(3、3A、3B、3
    C)を連係部材(6)を介して連結した、請求項1〜請
    求項14のいずれか1項に記載の衣類仕上げ機。
  16. 【請求項16】 連係部材(6)を支持部材(1)の外
    方に設けた、請求項14又は請求項15のいずれか1項
    に記載の衣類仕上げ機。
  17. 【請求項17】 中空の部材で形成し外部に開口した貫
    通溝(m4)を長手方向に設けた支持部材(1)の内部
    に、連係部材(6)を滑動自在に設けた、請求項14又
    は請求項15のいずれか1項に記載の衣類仕上げ機。
  18. 【請求項18】 支持部材(1)の端部寄りに、弾性体
    (5C)を介して挟持具(22)を取り付けた、請求項
    1〜請求項17のいずれか1項に記載の衣類仕上げ機。
  19. 【請求項19】 支持部材(1)の端部寄りに、弾性体
    (5C)を介して挟持具(22)を取り付けた滑り部材
    (3D)を滑動自在に設けるとともに、該滑り部材(3
    D)に停止機構(C)を設けた、請求項1〜請求項17
    のいずれか1項に記載の衣類仕上げ機。
  20. 【請求項20】 中空状の支持部材(1)に、入気口
    (1n)と1以上の出気口(1s)とを設けた、請求項
    1〜請求項19のいずれか1項に記載の衣類仕上げ機。
  21. 【請求項21】 中空状部材(24)を設け、該中空状
    部材(24)に入気口(24n)と1以上の出気口(2
    4s)とを設けた、請求項1〜請求項20のいずれか1
    項に記載の衣類仕上げ機。
  22. 【請求項22】 中空状部材(24)を設け、該中空状
    部材(24)に入気口(24n)と1以上の出気口(2
    4s)とを設け、該入気口(24n)を支持部材(1)
    の出気口(1s)に接続した、請求項20記載の衣類仕
    上げ機。
  23. 【請求項23】 空気透過性袋体(25)を取り付け、
    該空気透過性袋体(25)に入気口(25n)を設け
    た、請求項1〜請求項19のいずれか1項に記載の衣類
    仕上げ機。
  24. 【請求項24】 支持部材(1)の出気口(1s)に、
    空気透過性袋体(25)に設けた入気口(25n)を接
    続した、請求項20記載の衣類仕上げ機。
  25. 【請求項25】 中空状部材(24)の出気口(24
    s)に、空気透過性袋体(25)に設けた入気口(25
    n)を接続した、請求項21又は請求項22のいずれか
    1項に記載の衣類仕上げ機。
  26. 【請求項26】 支持部材(1)の出気口(1s)を内
    方に包み込んで、空気透過性袋体(25)を取り付け
    た、請求項20記載の衣類仕上げ機。
  27. 【請求項27】 中空状部材(24)の出気口(24
    s)を内方に包み込んで、空気透過性袋体(25)を取
    り付けた、請求項21又は請求項22のいずれか1項に
    記載の衣類仕上げ機。
  28. 【請求項28】 送風機(26)を設け、該送風機(2
    6)の吹出口(26f)を支持部材(1)の入気口(1
    n)に接続した、請求項20、請求項22又は請求項2
    4〜請求項27のいずれか1項に記載の衣類仕上げ機。
  29. 【請求項29】 送風機(26)を設け、該送風機(2
    6)の吹出口(26f)を中空状部材(24)の入気口
    (24n)に接続した、請求項21、請求項25、又は
    請求項27のいずれか1項に記載の衣類仕上げ機。
  30. 【請求項30】 送風機(26)を設け、該送風機(2
    6)の吹出口(26f)を空気透過性袋体(25)の入
    気口(25n)に接続した、請求項23記載の衣類仕上
    げ機。
  31. 【請求項31】乾燥気体送風機(27)を設け、該乾燥
    気体送風機(27)の吹出口(27f)を支持部材
    (1)の入気口(1n)に接続した、請求項20、請求
    項22又は請求項24〜請求項27のいずれか1項に記
    載の衣類仕上げ機。
  32. 【請求項32】乾燥気体送風機(27)を設け、該乾燥
    気体送風機(27)の吹出口(27f)を中空状部材
    (24)の入気口(24n)に接続した、請求項21、
    請求項25、又は請求項27のいずれか1項に記載の衣
    類仕上げ機。
  33. 【請求項33】乾燥気体送風機(27)を設け、該乾燥
    気体送風機(27)の吹出口(27f)を空気透過性袋
    体(25)の入気口(25n)に接続した、請求項23
    記載の衣類仕上げ機。
  34. 【請求項34】市販の乾燥気体送風機(27A)との接
    続機構(D)を設け、該乾燥気体送風機(27A)の吹
    出口(27Af)を入気口(1n、24n、25n)に
    着脱可能とした請求項20〜請求項27のいずれか1項
    に記載の衣類仕上げ機。
  35. 【請求項35】支持部材(1)または中空状部材(2
    4)とハンガー(9)と送風機(26)とを一体に形成
    した請求項28〜請求項30のいずれか1項に記載の衣
    類仕上げ機。
  36. 【請求項36】支持部材(1)または中空状部材(2
    4)とハンガー(9)と乾燥気体送風機(27)とを一
    体に形成した請求項31〜請求項33のいずれか1項に
    記載の衣類仕上げ機。
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