JPH071240B2 - X線像撮像装置 - Google Patents
X線像撮像装置Info
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- JPH071240B2 JPH071240B2 JP60097199A JP9719985A JPH071240B2 JP H071240 B2 JPH071240 B2 JP H071240B2 JP 60097199 A JP60097199 A JP 60097199A JP 9719985 A JP9719985 A JP 9719985A JP H071240 B2 JPH071240 B2 JP H071240B2
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- 230000015654 memory Effects 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
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- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本発明はX線透視像等の二次元的なX線像撮像装置に関
する。
する。
ロ.従来の技術 二次元的なX線像の撮像においては散乱X線が像のコン
トラストを低下させ像の鮮鋭さを害するので、散乱X線
の除去が必要である。
トラストを低下させ像の鮮鋭さを害するので、散乱X線
の除去が必要である。
このため従来X線写真用コリメータとして0.5mm程度の
間隔の格子状コリメータが用いられているが、散乱線除
去の効果は不充分である。また散乱X線除去効果の優れ
たものとして、X線の拡がりを偏平なビームに制限した
フアンビームとか細線状に制限したペンシルビームを用
いるX線撮影装置が用いられるが、これはX線源から放
射されるX線は広い立体角内に放射されているのに、そ
の中から極めて制限された狭い立体角内のX線だけを撮
像に利用しているので、X線の利用率が低く、撮像に時
間がかゝる。
間隔の格子状コリメータが用いられているが、散乱線除
去の効果は不充分である。また散乱X線除去効果の優れ
たものとして、X線の拡がりを偏平なビームに制限した
フアンビームとか細線状に制限したペンシルビームを用
いるX線撮影装置が用いられるが、これはX線源から放
射されるX線は広い立体角内に放射されているのに、そ
の中から極めて制限された狭い立体角内のX線だけを撮
像に利用しているので、X線の利用率が低く、撮像に時
間がかゝる。
ハ.発明が解決しようとする問題点 上述したように従来方法のX線利用率を余り低下させな
いコリメータ使用の方法は散乱X線除去の効果が低く、
散乱X線除去の効果の高いものはX線利用率が低いと云
う二律背反的な関係を打開して、X線利用率を余り低下
させず散乱X線の影響の排除を効果的に行い得るX線像
撮像装置を提供しようとするものである。
いコリメータ使用の方法は散乱X線除去の効果が低く、
散乱X線除去の効果の高いものはX線利用率が低いと云
う二律背反的な関係を打開して、X線利用率を余り低下
させず散乱X線の影響の排除を効果的に行い得るX線像
撮像装置を提供しようとするものである。
ニ.問題点解決のための手段 多数の小孔を互に近接させて縦横に配列したコリメータ
板をX線源と撮像面との間に介在させて縦横に動かし、
撮像面では各画素点毎に検出されるX線強度の最大値を
基準にした或るレベル以上の検出X線強度のみをその画
素点における有効なX線強度のデータとして取込み、そ
れらのデータを用いてX線像を再生するようにした。
板をX線源と撮像面との間に介在させて縦横に動かし、
撮像面では各画素点毎に検出されるX線強度の最大値を
基準にした或るレベル以上の検出X線強度のみをその画
素点における有効なX線強度のデータとして取込み、そ
れらのデータを用いてX線像を再生するようにした。
ホ.作用 第4図でSはX線源、Cが本発明に係るコリメータ板
で、図では一個の小孔hだけが示してあり、Bは被検
体、Iが撮像面である。撮像面上の一つの画素点Pにお
けるX線強度は被検体によつて決まり一定の値である。
今散乱X線のない理想的な場合を考えてコリメータCを
動かしてみる。このときの画素点PにおけるX線強度
は、第5図aに示すようにP点からコリメータの孔hを
通してX線源の全体が見えている間は一定でありX線源
がコリメータの孔でない部分で完全にかくされると0に
なるから、台形状に変化する。しかし実際には散乱X線
があるから第5図bのような変化を示す。そこでP点に
関して第5図bにlで示すような選択レベルを設定して
l以上のX線強度だけをP点におけるX線強度の有効デ
ータとすれば、散乱X線の影響は略完全に除去できる。
で、図では一個の小孔hだけが示してあり、Bは被検
体、Iが撮像面である。撮像面上の一つの画素点Pにお
けるX線強度は被検体によつて決まり一定の値である。
今散乱X線のない理想的な場合を考えてコリメータCを
動かしてみる。このときの画素点PにおけるX線強度
は、第5図aに示すようにP点からコリメータの孔hを
通してX線源の全体が見えている間は一定でありX線源
がコリメータの孔でない部分で完全にかくされると0に
なるから、台形状に変化する。しかし実際には散乱X線
があるから第5図bのような変化を示す。そこでP点に
関して第5図bにlで示すような選択レベルを設定して
l以上のX線強度だけをP点におけるX線強度の有効デ
ータとすれば、散乱X線の影響は略完全に除去できる。
ヘ.実施例 第1図は本発明の一実施例を示す。SはX線源、Cが本
発明におけるコリメータ板、Bは被検体でKが撮像系で
ある。撮像系はこの実施例ではX線イメージインテンシ
フアイヤIIとビデオカメラVDとで構成されている。
発明におけるコリメータ板、Bは被検体でKが撮像系で
ある。撮像系はこの実施例ではX線イメージインテンシ
フアイヤIIとビデオカメラVDとで構成されている。
第2図はコリメータ板Cの正面図で、aは小孔hを碁盤
目配列にしたもの、bは小孔hを千鳥配列にしたもの
で、小孔hの径は1mm程度、一つの小孔から最近接の隣
の小孔までの距離は10mm程度とする。コリメータ板の材
質は鉛で厚さは1mm程度、アルミニウム板或はプラスチ
ツク板ではさんで板状に保持され、第1図の駆動装置Dr
によつて水平方向に往復運動をしながら垂直方向に移動
せしめられるようになつており、往復運動の範囲も縦方
向の移動の範囲も小孔h間の最近接距離より稍大きい程
度に設定されて、X線源を中心とする小孔hの撮像面上
の投影が撮像面を隙間無く掃過するようにしてある。
目配列にしたもの、bは小孔hを千鳥配列にしたもの
で、小孔hの径は1mm程度、一つの小孔から最近接の隣
の小孔までの距離は10mm程度とする。コリメータ板の材
質は鉛で厚さは1mm程度、アルミニウム板或はプラスチ
ツク板ではさんで板状に保持され、第1図の駆動装置Dr
によつて水平方向に往復運動をしながら垂直方向に移動
せしめられるようになつており、往復運動の範囲も縦方
向の移動の範囲も小孔h間の最近接距離より稍大きい程
度に設定されて、X線源を中心とする小孔hの撮像面上
の投影が撮像面を隙間無く掃過するようにしてある。
第1図の撮像系Kにおいて、IIはイメージインテンシフ
アイヤで撮像面I上のX線像を螢光面上の光像に変換
し、その像がレンズLによつて撮像管VDの受光面に結像
される。CPUは制御用コンピユータで撮像管VDにおける
走査をデイジタル方式で行つており、水平走査線上に10
24点を指定し、水平走査線1024本を掃引することによ
り、X線像を1024×1024点の画素に分解している。撮像
管VDにおける一画面の走査は1/30秒の周期で繰返され
る。撮像管の出力の映像信号はA/D変換されて、画像メ
モリM上の各画素対応のアドレスに記憶せしめられる。
CPUは今回の走査における一つの画素点の映像信号強度
のデータがメモリMの対応アドレスのこれまでの記憶デ
ータより大なるときだけそのアドレスのデータを今回の
走査のデータと書き替える。CPUはこのようにしてコリ
メータ板Cが横方向に往復しながら縦方向に所定量移動
し終つたことを検知したら上の動作を停止する。このと
き画像メモリMに格納されているデータは散乱X線の影
響が除去されたX線像の画像データとなつている。
アイヤで撮像面I上のX線像を螢光面上の光像に変換
し、その像がレンズLによつて撮像管VDの受光面に結像
される。CPUは制御用コンピユータで撮像管VDにおける
走査をデイジタル方式で行つており、水平走査線上に10
24点を指定し、水平走査線1024本を掃引することによ
り、X線像を1024×1024点の画素に分解している。撮像
管VDにおける一画面の走査は1/30秒の周期で繰返され
る。撮像管の出力の映像信号はA/D変換されて、画像メ
モリM上の各画素対応のアドレスに記憶せしめられる。
CPUは今回の走査における一つの画素点の映像信号強度
のデータがメモリMの対応アドレスのこれまでの記憶デ
ータより大なるときだけそのアドレスのデータを今回の
走査のデータと書き替える。CPUはこのようにしてコリ
メータ板Cが横方向に往復しながら縦方向に所定量移動
し終つたことを検知したら上の動作を停止する。このと
き画像メモリMに格納されているデータは散乱X線の影
響が除去されたX線像の画像データとなつている。
第3図は撮像管上の或る一つの画素点について各走査毎
に出力される映像信号の変化を示し、上述した実施例の
動作では、このような出力変化の中から最大値を選出し
て、その画素点のX線強度としている。
に出力される映像信号の変化を示し、上述した実施例の
動作では、このような出力変化の中から最大値を選出し
て、その画素点のX線強度としている。
CPUの制御方式としては、上述した動作を一サイクルと
して、これを複数回繰返し、各画素点について毎回の最
大映像信号の平均をとると云うことも可能である。また
次のような方式も可能である。画像メモリを第1,第2の
2個用い、コリメータ板なしでX線像を一回走査して、
そのときの映像信号を第1のメモリに保持しておきこれ
を粗データとする。
して、これを複数回繰返し、各画素点について毎回の最
大映像信号の平均をとると云うことも可能である。また
次のような方式も可能である。画像メモリを第1,第2の
2個用い、コリメータ板なしでX線像を一回走査して、
そのときの映像信号を第1のメモリに保持しておきこれ
を粗データとする。
次にコリメータ板を挿入して移動させる。CPUは各画素
について第1のメモリのデータに基いて選別レベルlを
設定し、その画素についてl以上のレベルの映像信号が
得られたら、第2のメモリの対応アドレスに入力して行
くようにする。
について第1のメモリのデータに基いて選別レベルlを
設定し、その画素についてl以上のレベルの映像信号が
得られたら、第2のメモリの対応アドレスに入力して行
くようにする。
上述実施例では撮像系にイメージインテンシフアイヤと
ビデオカメラを用いているが、本発明は像面を画素に分
割して画素毎にデータを採取処理できる方式であればど
のような撮像系でもよいのである。
ビデオカメラを用いているが、本発明は像面を画素に分
割して画素毎にデータを採取処理できる方式であればど
のような撮像系でもよいのである。
ト.効果 本発明は上述したような構成で、小孔を二次元的に配布
したコリメータ板を用い、像面上に小孔によつて散乱X
線の影響を除去したので、フアンビームとかペンシルビ
ームを用いるものに比し、X線源から広い立体角中に放
射されるX線を同時に略々全体的に利用しているので、
X線の利用率が高く、散乱X線の効果は像面上における
コリメータ板の小孔の投影の外方に存在することを利用
して、像面上をこの小孔の投影が万辺なく掃過するよう
にコリメータ板を動かして、データ処理により像面上の
各画素点から上記小孔の投影の中心付近がその画素点上
にあるときのデータのみを採用することで、散乱X線の
影響を除去したものであるから、散乱X線の影響除去の
効果も高い。
したコリメータ板を用い、像面上に小孔によつて散乱X
線の影響を除去したので、フアンビームとかペンシルビ
ームを用いるものに比し、X線源から広い立体角中に放
射されるX線を同時に略々全体的に利用しているので、
X線の利用率が高く、散乱X線の効果は像面上における
コリメータ板の小孔の投影の外方に存在することを利用
して、像面上をこの小孔の投影が万辺なく掃過するよう
にコリメータ板を動かして、データ処理により像面上の
各画素点から上記小孔の投影の中心付近がその画素点上
にあるときのデータのみを採用することで、散乱X線の
影響を除去したものであるから、散乱X線の影響除去の
効果も高い。
第1図は本発明の一実施例装置の構成を示すブロツク
図、第2図は同実施例のコリメータ板の正面図、第3図
は上記実施例における像面の一画素の各走査毎のX線強
度データの変化のグラフ、第4図は本発明の原理を説明
する図、第5図はコリメータの小孔の移動による像面上
の一点のX線強度の変化のグラフである。
図、第2図は同実施例のコリメータ板の正面図、第3図
は上記実施例における像面の一画素の各走査毎のX線強
度データの変化のグラフ、第4図は本発明の原理を説明
する図、第5図はコリメータの小孔の移動による像面上
の一点のX線強度の変化のグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】小孔を二次元的に配設したコリメータ板を
X線源と撮像面との間に介在させて、コリメータ板上の
小孔の撮像面上への投影が撮像面を万遍なく掃過するよ
うに上記コリメータ板を移動させる手段を有し、撮像面
を画素に分割して各画素の入射X線強度を検出する手段
と、上記コリメータ板の移動の間上記各画素の入射X線
強度を検出する動作を繰返し、各画素について、上記繰
返し検出されたX線強度のデータから最大値或は最大値
付近に設定した選択レベル以上の値のデータを選択して
その画素に対するX線強度とするデータ処理装置を備え
たX線像撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60097199A JPH071240B2 (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | X線像撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60097199A JPH071240B2 (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | X線像撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61254837A JPS61254837A (ja) | 1986-11-12 |
JPH071240B2 true JPH071240B2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=14185928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60097199A Expired - Lifetime JPH071240B2 (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | X線像撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071240B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5933473A (en) * | 1996-04-04 | 1999-08-03 | Hitachi, Ltd. | Non-destructive inspection apparatus and inspection system using it |
JP4861864B2 (ja) * | 2007-03-15 | 2012-01-25 | 浜松ホトニクス株式会社 | 閾値決定方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5243708A (en) * | 1975-10-02 | 1977-04-06 | Osaka Shinku Kiki Seisakusho:Kk | Method and apparatus for degassing molten metal |
DE3104052A1 (de) * | 1981-02-06 | 1982-08-19 | Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg | "roentgenuntersuchungsanordnung mit hoher ortsaufloesung" |
JPH0679599B2 (ja) * | 1985-02-13 | 1994-10-12 | 株式会社東芝 | X線撮像装置 |
-
1985
- 1985-05-07 JP JP60097199A patent/JPH071240B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61254837A (ja) | 1986-11-12 |
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