JPH0712405U

JPH0712405U - ショーツ

Info

Publication number: JPH0712405U
Application number: JP5026493U
Authority: JP
Inventors: 芳郎山崎
Original assignee: 芳郎山崎
Priority date: 1993-08-05
Filing date: 1993-08-05
Publication date: 1995-02-28

Abstract

(57)【要約】【構成】前身頃，後身頃，股部を連続して編立てした
生地を使用するショーツにおいて、股部を二重編に編成
してなることを特徴とするショーツ。【効果】股部を二重にしたものであるにもかかわら
ず、前・後両身頃との間に縫目が存在しないので、縫目
によるゴロ付き感が無く、着用感とフィット性に優れ、
しかも股部と前・後両身頃との縫着工程が省略されるこ
とにより、生産能率も向上する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、着用感が良好でフィット性に優れたショーツに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の股部を二重にしたショーツは、例えば２枚の股部用生地をあらかじめ裁断しておき、これを前身頃と後身頃に縫着するものであるので、その縫目が着用時に肌に当ってゴロゴロした感じを与えて着用感が悪く、縫着工程も多くなって生産能率もよくなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記のような従来のショーツの欠点を解消するもので、股部の縫着工程を省略して縫目によるゴロ付き感を無くし、着用感とフィット性に優れたショーツを提案するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

即ち、本考案のショーツは前身頃と後身頃は一重編とし、股部だけは二重編に編成した連続生地を使用するものである。以下、本考案の実施例を図により説明する。

【０００５】

【実施例】

１は前身頃、２は後身頃、３は股部であり、本考案のショーツは次のようにして製作される。

【０００６】まず、ショーツ生地を得るのに、筒編み（丸編み）の連続生地を製作する。このとき吸湿性，吸水性に優れた綿糸又は綿混糸にスパンデックス（商品名）やナイロン糸等の弾性，伸縮性に富んだ糸を適宜コース毎に配して編成して行く。そして、筒編みの編成方向に対して直交するように所定長づつ裁断して行って短尺円筒状とすると共に上記編成方向にも裁断して切離す（切離し部分５）ことにより、１校のショーツ用生地を得、上記切離し部分５（この部分がウエスト部分となる）に近い両側を前身頃１及び後身頃２とし、その中間部を股部３とするのであるが、筒編みを行なう際、前身頃１及び後身頃２に相応する部分の編組織はフライス及びスムースの変化組織で、例えばダブルピケやシングルピケ組織とし、また股部３に相応する部分では上釜・下釜でそれぞれ天竺生地を編成して得られる二重編とする（図１参照）。

【０００７】しかる後、上記したように裁断してから、前身頃１の下方左右両側とこれと連接する上記二重編の半部左右両側を大きく円弧形に切り込み、また後身頃２の下方左右両側とこれと連接する二重編の他の半部左右両側はやや小さく円弧形に切り込んで、左右の脚口部４，４を形成し、また前・後両身頃１，２の左右の両辺（両脇部）はそれぞれ対応する前・後身頃の左右両辺と互いに縫着する。そして、ウエストとなる前記切離し部分５の外周には伸縮性のある飾りテープ６を縫着すると共に、前記左右脚口部４の外周にも同様の飾りテープ７を縫着することにより、ショーツを完成するのである。

【０００８】

【考案の効果】

本考案のショーツは上述のようにしてなり、股部を二重にしたものであるにもかかわらず、前・後両身頃との間に縫目が存在しないので、ゴロ付き感がなくなり、着用間とフィット性に優れたショーツが得られ、しかも股部と前・後両身頃との縫着工程がなくなるので、生産能率も向上する等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のショーツを得るための生地を示す図で
ある。

【図２】本考案のショーツの正面図である。

【図３】図２の中央縦断面図である。

【符号の説明】

１−前身頃２−後身頃３−股部４−脚口部５−切離し部分（ウエスト）６−飾りテープ７−飾りテープ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】前身頃，後身頃，股部を連続して編立て
した生地を使用するショーツにおいて、股部を二重編に
編成してなることを特徴とするショーツ。