JPH07123506A - 集電装置 - Google Patents

集電装置

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JPH07123506A
JPH07123506A JP5266891A JP26689193A JPH07123506A JP H07123506 A JPH07123506 A JP H07123506A JP 5266891 A JP5266891 A JP 5266891A JP 26689193 A JP26689193 A JP 26689193A JP H07123506 A JPH07123506 A JP H07123506A
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conductor
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健治 小林
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靖 高野
Akiyoshi Iida
明由 飯田
Masahiro Ikegawa
昌弘 池川
Shuya Hagiwara
修哉 萩原
Morishige Hattori
守成 服部
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明による集電装置は、給電体1から電力を
集電するすり板2、これを保持する集電体3、そして集
電体3を絶縁支持する絶縁体4と、集電体3で得た電力
を導電体5へ受け渡す可撓性導体、可撓性導体に接続し
ており車輌側へ電力を供給する導電体5を備え、導電体
5を絶縁体4に対し、車輌幅方向にずらして配置したも
のである。 【効果】本発明により、高速走行時の車輌に搭載されて
いる集電装置から生じる空力騒音を大幅に低減すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車輌の集電装置に
係り、特に高速鉄道車輌に好適な集電装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、電力を動力源とする鉄道車輌
は、架線を介して接触集電する集電装置を車輌屋根上に
装備している。この集電装置の低騒音対策として、特開
平4-304101号公報には集電装置の前後に遮音装置(カバ
ー)を設置する低騒音化構造が開示されている。この低
騒音化構造は、集電装置の前後に遮音装置を設置し、そ
の遮音装置によって減速した流れ中に集電装置を配置
し、集電装置から生じる空力騒音の発生を防ぐと共に、
集電装置から生じた空力騒音の周囲への放射を抑制する
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術に開示さ
れている集電装置は、高速走行時に集電装置から発生す
る騒音の低減を目的としたものである。しかし、350km/
hrでの営業運転を目標とする次世代高速鉄道では、遮音
装置自身から空力騒音が発生するなどの問題が生じるた
め、この集電装置を用いた低騒音化対策は、高速度域に
おいて有効であるとはいい難い。また、車輌の走行時に
生じる空気抵抗は、速度の二乗に比例して増加するの
で、現行の速度を上回る350 km/hrでの営業運行を目標
とする次世代新幹線では、遮音装置に起因する走行抵抗
がもたらす運行コストの増大が非常に大きな問題とな
る。
【0004】本発明の目的は、上記の問題点を鑑み、次
世代高速鉄道における集電装置自身の低騒音化と空気抵
抗の低減を図る構造を達成することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の集電装置は、給電体から電力を集電する集
電体と、この集電体を車輌に対して絶縁支持する絶縁体
と、集電体で集電した電力を受け取り負荷側へ導電する
導電体とを備え鉄道車輌に設置される集電装置に対し、
下記に示す手段を備える。
【0006】(1)、導電体は絶縁体に対し所定の距離離
して配置した。
【0007】(2)、絶縁体及び導電体は長軸状の中心部
とその中心部の直径より大きな笠体を所定の間隔で複数
備えるものであり、絶縁体及び導電体の少なくとも一方
の笠体は中心部の軸方向に対して所定の角度傾けて備え
た。
【0008】(3)、導電体は絶縁体に対し所定の距離離
して配置し、絶縁体及び導電体は長軸状の中心部とその
中心部の直径より大きな笠体を所定の間隔で複数備える
ものであり、絶縁体及び導電体の少なくとも一方の笠体
は中心部の軸方向に対して所定の角度傾けて備えた。
【0009】(4)、(1)〜(3)のいずれかにおいて、絶縁
体及び導電体の少なくとも一方は車輌の床面に平行な断
面の形状を流線型とした。
【0010】(5)、(1)〜(4)のいずれかにおいて、導電
体の給電体側の端部を曲面とした。
【0011】(6)、絶縁体と集電体の接続部を曲面によ
って構成した。
【0012】(7)、(6)において、導電体の集電体側の端
部と集電体との間に所定の距離を設けた。
【0013】(8)、集電体で集電した電力を導電体に導
く可撓性導体の長手方向に垂直な断面形状を流線型とし
た。
【0014】(9)、集電体を車輌の進行方向に前傾させ
て配置したことを特徴とする集電装置。
【0015】(10)、集電体に水抜き穴を装備した。
【0016】
【作用】空力騒音は空気中の乱れが物体表面近傍に存在
すると生じる。このため、絶縁体の下流の乱れの強い場
所に導電体を配置すれば、導電体の表面に圧力変動を生
じ、その結果、音波が励起され音となり周囲へ放射され
る。本発明では、集電装置の低騒音化を図るために、導
電体を絶縁体の下流の乱れの強い場所に設置せず、絶縁
体の下流の乱れの強くない位置に導電体をずらして(以
下、オフセットと称する)させて配置する。また、従来
型の円筒形状の絶縁体、導電体に代えて長手方向の垂直
断面の形状を流線型状とすることにより、さらに集電装
置の低騒音化を促進する。
【0017】また、集電体に作用する定常揚力を低減す
るために、集電体を車輌進行方向に前傾させることによ
り、トンネル突入、突出時に集電体に作用する揚力変動
の影響を小さくすると同時に、集電体に作用する定常揚
力の発生を抑制することが可能となる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図25により説明す
る。
【0019】図1は本発明の一実施例の集電装置を鉄道
車輌に搭載した状態を示す部分斜視図である。また、図
2、図3、図4に、絶縁体4と導電体5とを夫々台座1
7’および17”で支持した集電装置の斜視図、正面
図、側面図を示し、図5、図6、図7に絶縁体4と導電
体5を各々の台座17で支持した集電装置の斜視図、正
面図、側面図を示す。
【0020】本集電装置は給電体1から集電体3により
接触集電した電力を、可撓性導体11、導電体5を介し
て車輌8側へ供給するものであり、各種の低騒音化対策
が施された車輌8上に搭載されている。非集電時には、
集電装置の下部に設けられた旋回機構13を中心に旋回
させて格納ドーム10内に収納する。尚、図中の15は
車輌進行方向を示す。
【0021】本集電装置は、集電体3を絶縁支持する絶
縁体4に対し車輌の幅方向に所定の間隔を置き導電体5
を配置した(オフセット配置)ものである。一般に、空
力騒音は空気中の乱れが物体表面近傍に存在すると生じ
る。このため、絶縁体4の下流の乱れの強い場所に導電
体5を配置すれば、導電体5の表面に圧力変動を生じ、
その結果、音波が励起され音となり周囲へ放射される。
この現象を避けるために、導電体5を絶縁体4の下流の
乱れの強い場所に設置することを避け、絶縁体4下流か
らオフセットさせて配置することにより集電装置の低騒
音化を図ることができる。
【0022】図5、図6、図7に示される集電装置は、
集電体3を支持する絶縁体4と、給電体1から集電した
電力を車輌8側へ送電する導電用ケーブルヘッドの各々
の直下に各台座17’及び17”と旋回機構13’およ
び13”を有すものである。
【0023】絶縁体4の直下に旋回機構13’を設ける
ことにより、車輌8のトンネル突入時、突出時および車
輌8のすれ違い時に集電体3に生じる揚力変動を、集電
体を支持している絶縁体4の直下に装備した旋回機構1
3’により受け止めることができるので、集電体3に揚
力変動が生じたとしても、旋回機構13’を中心とした
モーメントを発生せず、集電装置自身の安定に寄与す
る。また、導電体5の直下に旋回機構13”を設けるこ
とにより、非集電時に集電装置を格納カバー内に収納す
る際に、導電体5の下端から車輌8側へ連結しているケ
ーブル12の変位を最小限にすることができ、繰り返し
変位による疲労を小さくすることができるので、ケーブ
ル12の取替期間を長くすることが可能となる。
【0024】本発明を適用した集電装置の一実施例であ
る集電装置の低面図を図8に示す。絶縁体4の中心と導
電体5の中心の車輌長手方向及び幅方向の距離を夫々
H,Wとし、H=420mm、W=500mmとして形成し
た。即ちW=500mmがオフセット量となる。このオフ
セット量Wは、ある程度大きくないと騒音低減効果が得
られない。導電体5は、図8に示されるように、集電体
3に覆われる位置に配置することにより、給電体1とす
り板2の摺動およびアーク等で飛散する金属微粉の導電
体5の表面への付着を防止することができる。これによ
り、導電体5表面で生じる絶縁破壊を防ぎ、絶縁信頼性
の向上に寄与する。
【0025】図9に示す相対騒音レベル(dB)と周波
数との関係は、現行の新幹線車輌「のぞみ」等で使用さ
ている下枠交差型の従来型集電装置と、2本の円筒形状
の絶縁体4とオフセット配置させた導電体5を、三角形
状の集電体3の下に備えた本実施例による集電装置との
風洞実験による実車騒音推定結果である。図9中の白菱
形のシンボルが従来型の集電装置の結果を示し、白三角
のシンボルが本実施例による集電装置の結果を示す。オ
ーバーオールの相対騒音レベルは、本実施例の集電装置
の方が、従来型集電装置に比較して約19デシベル(d
B)低く低騒音化に効果が大きいことが判明した。
【0026】図10から図15に本発明の別の実施例を
示す。図10、図11、図12に、絶縁体4と導電体5
を共通の台座17で支持した集電装置の斜視図、正面
図、側面図を示し、図13、図14、図15に絶縁体4
と導電体5を各々の台座17’および17”で支持した
集電装置の斜視図、正面図、側面図を示す。本実施例で
は絶縁体4と導電体5の車輌床面に平行な断面形状を流
線型とした。このように絶縁体4と導電体5の断面形状
を流線型状とすることにより、従来型の円柱状の絶縁体
4と導電体5に比較して、空気の流れが円滑になり空力
騒音を発生させにくいため、より低騒音の集電装置を構
成することができる。
【0027】また、このような形状の絶縁体4を採用す
ることにより、絶縁体4として必要な要因の一つである
縁面距離、即ち絶縁体の軸方向断面の一方の外形線の長
さの総和に関しても以下の利点がある。従来の絶縁体4
のように円柱形状である場合では、車輌8が高速で走行
する際に、絶縁体4の下流側に圧力の低い面が生じる。
従来より圧力低下に起因する絶縁破壊を避けるために、
圧力低下に見合うだけの縁面距離を多く見積もることに
より対処してきた。しかし、絶縁体4を取り巻く設備の
状況によっては、縁面距離の増加に伴う絶縁体4の寸法
の増大を許容することができないことも有り得る。その
様な場合には、絶縁体4を流線型形状とすることによ
り、絶縁体4の下流側に、静圧の極端に低下する部位の
出現を避けることができ、圧力低下に伴う絶縁破壊を防
ぐと同時に、縁面距離の増加を最小限に抑える。導電体
5にもこの形状を適用することにより、同様の効果が期
待できる。
【0028】図16から図19に本発明の別の実施例を
示す。図16、図17、図18、図19に、集電体3と
絶縁体4の接続部16を、流線型状の滑らかな形状とし
た集電装置の斜視図、正面図、側面図、および集電体3
を車輌8側から給電体1側に見た底面図を示す。絶縁体
4及び導電体5の断面形状は、図10乃至図15に示す
ものと同じである。集電体3と絶縁体4の接続部16を
滑らかに連結し、接合部に鋭い角が無いようにした。集
電体3と絶縁体4の接合部が鋭角であると、2次流れが
生じるために、走行抵抗が増大する。また、壁面近傍の
流れの急激な変化は、圧力変動を伴うため空力騒音を発
生させやすい。さらに、集電体3と絶縁体4の接続部1
6を滑らかに接続することにより、絶縁体4下流に生じ
る後流を円筒形状の絶縁体4の場合と比較して小さくで
きるので、絶縁体4により減速された気流の速度差に起
因する集電体3に生じる車体側から給電体1側への揚力
の低減に寄与する。
【0029】また、図17に示すように、導電体5の給
電体1側の端部と集電体3の間の間隔を接続部16の集
電体3と絶縁体4との距離以上としたものである。導電
体5を絶縁体4の下流に直列に配置しないので、導電体
5の近傍の流れが集電体3に左右の不均衡な揚力変動を
もたらし、その結果、集電体3にピッチングモーメント
を生じさせることが考えられる。そこで上記の問題を回
避するために、導電体5の上端を集電体3から所定の距
離だけ離して設置することにより、集電体3の下流の流
れの乱れに起因する集電体3のピッチングモーメントの
発生を抑制し、安定集電性能の向上を図る。
【0030】図20に本発明による集電装置の別の実施
例を示す。集電体3から導電体5への可撓性導体11の
長手方向に垂直な断面(図17のC−C断面)の形状を
流線型状としたものである。可撓性導体11は、他の集
電装置の構成部材に比べて細長いため、可撓性導体11
の下流の流れは、2次元性の強い流れになることが考え
られる。そこで、可撓性導体11の長手方向に垂直な断
面を流線型状とすることにより、可撓性導体11の下流
に空力騒音源になりやすいカルマン渦の発生を防ぎ、低
騒音化を促進する。
【0031】図21に、本発明による集電装置の別の実
施例を示す。集電体3を車輌進行方向に対して前傾させ
状態で、絶縁体4により支持したものである。集電体3
は絶縁体4に共通台座17を介して支持されているので
集電体3の車輌8側を通過する流れは絶縁体4により減
速され、集電体3の給電体1側と車輌8側で通過する気
流流速に速度差が生じる。その結果、集電体3に車輌8
側から給電体1側への揚力が生じ、集電装置の安定集電
性能に悪影響を及ぼすことが考えられる。一般に、翼の
揚力係数は、迎角の増加に対して急激に変化し、迎角が
2〜4度変化すれば、翼に生じる揚力が3〜5倍に達す
る。そこで、図21に示すように、集電体3と絶縁体4
の接続部16を支点に、集電体3を車輌進行方向に前傾
させて絶縁体4で支持した。これにより、車輌8の高速
走行時に集電体3に作用する定常揚力を減少させると同
時にトンネル通過時に集電体3に生じる急激な揚力変動
の影響を小さく抑え、集電性能の悪化を防止することが
できる。また、集電体3と絶縁体4の接続部16を支点
に、集電体3を前傾させるので、絶縁体4の各笠体は、
流れに対して略平行に配置される。従って、絶縁体4の
笠体から生じる空力騒音の発生を抑制することができ
る。
【0032】図22に、本発明による集電装置の別の実
施例を示す。図21の実施例の目的と同様に、集電体3
に生じる揚力の低減を図るための実施例である。集電体
3に作用する揚力が小さくなるように、集電装置の収納
時に機能する旋回機構13を支点に、絶縁体4を車輌進
行方向に前傾させた。また、絶縁体4及び導電体5の笠
体を流れに対して平行に配置されるように、絶縁体4の
軸方向に対して車輌の床面に平行となる方向に所定の角
度傾斜させて笠体を取り付けた。本実施例では、笠体が
絶縁体及び導電体の軸方向に直角な方向に形成されたも
のを用いると絶縁体4の笠体が空気の流れに対して角度
を持つことになり、笠体に衝突し笠体の上流側で剥離し
た流れが、絶縁体4軸部に衝突するため、空力騒音の発
生源となりやすい。しかし、本実施例によれば絶縁体4
の下端部の旋回機構13を中心に、集電体3に作用する
定常揚力が小さくなる角度に前傾させ、更に笠体も空気
の流れに平行となるように配置することによって騒音を
低減できる。
【0033】さらに、導電体5の車輌側の端部を曲面と
することにより、導電体5の端部により生じる風きり音
を低減させることができる。
【0034】図23に、本発明による集電装置の別の実
施例を示す。本実施例は車輌屋根上に装備される格納ド
ーム10により集電装置に対して車輌8側から給電体1
側へ吹き上げる方向の気流19が衝突することを考慮し
た構造である。絶縁体4の笠体から生じる空力騒音の発
生を防ぐために、笠体の向きを集電装置近傍の流れに対
して略平行に配置するように、絶縁体4の軸方向に対し
て笠体を車輌進行方向に所定の角度前傾させて取り付け
た。これにより、笠体の向きは格納ドームに沿う気流1
9に平行となり笠体による気流の乱れを低減し、低騒音
化を図ることができる。尚本実施例において、絶縁体と
導電体とを車輌幅方向にずらして配置するとより効果が
大きい。
【0035】図24、図25に、本発明による別の集電
装置の実施例を示す。集電体3の給電体1側に備えられ
ているすり板2は、給電体1の上下の変位に追従するた
めに、すり板2の直下にばね機構20を有し集電体との
間に空隙を設けている。この空隙から、雨や雪等が集電
体3内に入りこみ集電体3内に溜まるのを防ぐ目的で、
すり板2近傍の集電体3の車輌8側に水抜き穴18を設
けた。水抜き穴18の形状は、水抜き穴18による共鳴
などが生じないようにしなければならない。これによ
り、集電体3内の部材の腐蝕を防止することが可能とな
る。
【0036】尚本実施例において、絶縁体と導電体とを
車輌幅方向にずらして配置するとより効果が大きい。
【0037】
【発明の効果】以上に述べたように、絶縁体と導電体の
車輌幅方向の設置位置をずらすことにより、高速走行時
に集電装置から生じる空力騒音を大幅に低減できる。ま
た、集電体3を気流の流れ方向に沿う姿勢とすることに
より集電体に加わる揚力を低減できるので、高速鉄道車
輌に好適な集電装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による集電装置を適用した高
速車輌の外観図である。
【図2】図1の集電装置の斜視図である。
【図3】図1の集電装置の正面図である。
【図4】図1の集電装置の側面図である。
【図5】本発明の他の実施例による集電装置の斜視図で
ある。
【図6】図5の集電装置の正面図である。
【図7】図5の集電装置の側面図である。
【図8】本発明による集電装置の絶縁体4と導電体5の
位置関係を示す底面図である。
【図9】本発明による集電装置の風洞実験による騒音低
減効果を示す図である。
【図10】本発明による集電装置の他の実施例を示す斜
視図である。
【図11】図10の集電装置の正面図である。
【図12】図10の集電装置の側面図である。
【図13】本発明による集電装置の他の実施例を示す斜
視図である。
【図14】図13の集電装置の正面図である。
【図15】図13の集電装置の側面図である。
【図16】本発明による集電装置の他の実施例を示す斜
視図である。
【図17】図16の集電装置の正面図である。
【図18】図16の集電装置の側面図である。
【図19】図16の集電装置の底面図である。
【図20】本発明による集電装置の他の実施例を示す可
撓性導体の断面図である。
【図21】本発明による集電装置の他の実施例を示す側
面図である。
【図22】本発明による集電装置の他の実施例を示す側
面図である。
【図23】本発明による集電装置の他の実施例を示す側
面図である。
【図24】本発明による集電装置の他の実施例を示す断
面図である。
【図25】本発明による集電装置の他の実施例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1…給電体、2…すり板、3…集電体、4…絶縁体、5
…導電体、6…駆動機構、7…集電装置、8…車輌、1
0…格納ドーム、11…可撓導体、12…ケーブル、1
3…旋回機構、14…絶縁体の笠体、15…車輌進行方
向を示す矢印、16…集電体と絶縁体の接続部、17…
台座、18…水抜き穴、19…気流の向き、20…ばね
機構。
フロントページの続き (72)発明者 池川 昌弘 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 萩原 修哉 茨城県日立市大みか七丁目1番1号 株式 会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 服部 守成 山口県下松市東豊井794番地 株式会社日 立製作所笠戸工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給電体から電力を集電する集電体と、この
    集電体を車両に対して絶縁支持する絶縁体と、前記集電
    体で集電した電力を受け取り負荷側へ導電する導電体と
    を備え鉄道車輌に設置される集電装置において、前記導
    電体は前記絶縁体に対し車輌の幅方向に所定の距離離し
    て配置したことを特徴とする集電装置。
  2. 【請求項2】給電体から電力を集電する集電体と、前記
    集電体を車輌に対して絶縁支持する絶縁体と、前記集電
    体で集電した電力を受け取り負荷側へ導電する導電体と
    を備え鉄道車輌に設置される集電装置において、前記絶
    縁体及び導電体は長軸状の中心部とその中心部の直径よ
    り大きな笠体を所定の間隔で複数備えるものであり、前
    記絶縁体及び導電体の少なくとも一方の笠体は中心部の
    軸方向に対して所定の角度傾けて備えたことを特徴とす
    る集電装置。
  3. 【請求項3】給電体から電力を集電する集電体と、この
    集電体を車輌に対して絶縁支持する絶縁体と、前記集電
    体で集電した電力を受け取り負荷側へ導電する導電体と
    を備え鉄道車輌に設置される集電装置において、前記導
    電体は前記絶縁体に対し車輌の幅方向に所定の距離離し
    て配置し、前記絶縁体及び導電体は長軸状の中心部とそ
    の中心部の直径より大きな笠体を所定の間隔で複数備え
    るものであり、前記絶縁体及び導電体の少なくとも一方
    の笠体は中心部の軸方向に対して所定の角度傾けたこと
    を特徴とする集電装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の集電装
    置において、前記絶縁体及び導電体の少なくとも一方は
    車輌の床面に平行な断面の形状を流線型としたことを特
    徴とする集電装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の集電装
    置において、前記導電体の給電体側の端部を曲面とした
    ことを特徴とする集電装置。
  6. 【請求項6】給電体から電力を集電する集電体と、この
    集電体を車輌に対して絶縁支持する絶縁体と、前記集電
    体で集電した電力を受け取り負荷側へ導電する導電体と
    を備え鉄道車輌に設置される集電装置において、前記絶
    縁体と前記集電体の接続部を曲面によって構成したこと
    を特徴とする集電装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の集電装置において、前記
    導電体の集電体側の端部と前記集電体との間に所定の距
    離を設けたことを特徴とする集電装置。
  8. 【請求項8】給電体から電力を集電する集電体と、前記
    集電体を車輌に対して絶縁支持する絶縁体と、前記集電
    体で集電した電力を受け取り負荷側へ導電する導電体と
    を備え鉄道車輌に設置される集電装置において、前記集
    電体で集電した電力を前記導電体に導く可撓性導体の長
    手方向に垂直な断面形状を流線型としたことを特徴とす
    る集電装置。
  9. 【請求項9】給電体から電力を集電する集電体と、前記
    集電体を車輌に対して絶縁支持する絶縁体と、前記集電
    体で集電した電力を受け取り負荷側へ導電する導電体と
    を備え鉄道車輌に設置される集電装置において、前記集
    電体を車輌の進行方向に前傾させて配置したことを特徴
    とする集電装置。
  10. 【請求項10】給電体から電力を集電する集電体と、前
    記集電体を車輌に対して絶縁支持する絶縁体と、前記集
    電体で集電した電力を受け取り負荷側へ導電する導電体
    とを備え鉄道車輌に設置される集電装置において、前記
    集電体に水抜き穴を装備したことを特徴とする集電装
    置。
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