JPH07123102B2 - 投影光学装置 - Google Patents

投影光学装置

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JPH07123102B2
JPH07123102B2 JP61252085A JP25208586A JPH07123102B2 JP H07123102 B2 JPH07123102 B2 JP H07123102B2 JP 61252085 A JP61252085 A JP 61252085A JP 25208586 A JP25208586 A JP 25208586A JP H07123102 B2 JPH07123102 B2 JP H07123102B2
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健爾 西
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は投影光学装置に関し、とくにそのアライメン
ト系に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、半導体露光装置の投影光学装置はテレセントリッ
クすなわち射出瞳がほぼ無限遠の光学系で構成されてい
るために、ウエハへの入射光路と、ウエハ面で反射して
戻ってくる光路は共通すなわち同一経路をとる。したが
って、これらの光をマスクの上方に設けられたアライメ
ント系内で分割してその位置情報を検出する手段として
ハーフミラー等の分割器を光路内に設ける方式によっ
て、この分割ビームを用いて例えばアライメント光学系
の検出光として取出している。このようなアライメント
系の構成は、例えば特開昭57−142612号公報に開示され
ている通り公知である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の投影光学装置においては、光路内に
ハーフミラー等を用いて照明光とアライメント光学系へ
の検出光とを分割しているので、アライメント光学系に
戻ってくる光量は上記ハーフミラーを最低2回通過しな
ければならないために、照明系の光量に対して最大でも
25%の光量しか得られないことになり、満足されるアラ
イメント精度が得られない原因となることがあった。
この発明は上記の問題点を解決するためになされたもの
で、光量損失が非常に少なく、かつアライメント精度が
改良される光学系を採用したアライメント系を得ること
を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る投影光学装置においては、射出瞳がほぼ
無限遠(テレセントリック)な投影レンズが使われる。
マスク(レチクルも同義)にはアライメント用のマーク
が設けられており、このマークは投影レンズを介して被
投影基板としてのウエハ(又はステージ上の基準板)に
設けられたマークと位置合わせするために使われる。マ
スク又は基板上のマークには光源から対物光学系を介し
て観察又は検出用の照明光が送られる。さらにこの対物
光学系はマスク上のマークと、投影レンズにより逆投影
されたウエハ上のマークの像との整合状態を、所定の観
察面上に結像するために設けられる。そして光源と対物
光学系との間で、投影レンズの瞳と共役な位置(光源が
点光源と考えられる場合は、ここに光源像が形成され
る)には、瞳を中心で2分割したとき、その2分割され
た一方の領域の少なくとも一部に照明光が通るように制
限する光学部材(反射ミラー等)が設けられる。
本発明では、アライメント用の照明光は、所謂瞳分割方
式でウエハ上に照射されるため、ウエハ面での照明光は
垂直ではなく角度をもつ。このためアライメント用のマ
ークが単純な1本の直線パターンであり、そのマークの
直線エッジをアライメント検出に使う場合、直線エッジ
を含む平面内で照明光が傾いているようにすることがア
ライメントのためには望ましい。
〔作用〕
この発明においては、テレセントリックな投影光学系
で、アライメント系の光路にハーフミラー等の分割器を
使用しない光学系とするために、照明光の光路と被投影
基板すなわちウエハ面で反射してきた戻り光の光路を投
影光学系の瞳と共役な位置で分離して、光量的な損失を
少なくできることを技術的要点とするもので、このた
め、S/N比の高い位置検出のための電気的な出力波形が
得られて、アライメント精度が向上する。
〔発明の実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示す投影光学装置の説明
図である。図において、光源(図示は省略)から出射さ
れた光はコンデンサレンズ1で集束され、図の矢印のよ
うにほゞ均一な強度分布の照明光としてマスクすなわち
レチクル2を照射する。レチクルパターン又はレチクル
マーク3の像は投影レンズ5によってステージ11上に載
置されたウエハ6上に縮少投影される。投影レンズ5は
前記テレセントリックな主光学系を形成している。ま
た、ステージ11は干渉計9によってX及びYとθ(角
度)の位置計測が行われる。この位置(座標)情報は制
御装置19に送られ、制御装置19は駆動装置10に対してス
テージ11を任意の位置に移動及び停止の指示を行なう機
構を備えてステージの移動手段を形成している。
一方、第1図の右上部分に示した光学系は、コンデンサ
レンズ1とレチクル2の間の所定位置に設置されたミラ
ー4を含め、投影レンズ5と共同してアライメント装置
を構成するものである。アライメント装置はアライメン
ト光源12から発する光を光フアイバ13と2個のレンズ21
及び22と視野絞り23によって集光するが、その光は投影
レンズ5の瞳と共役な位置Aに設けた折返しミラー(全
反射鏡)20で瞳の半分に相当する部分が直角に偏向さ
れ、第1図中の斜線部で示すように第1対物レンズ14の
上半分を通過してミラー4に達しミラー4によって反射
されレチクルマーク3の位置で集束したのち投影レンズ
5の瞳epの半分の領域を介してウエハ6の表面にあるウ
エハマーク7位置に結像される。このため、アライメン
ト用の照明系の主光線はウエハ6に対して垂直から傾い
た光路をもつ。すなわち、投影レンズ5の光軸AXを含む
平面内で照明光が傾いたものとなる。そして、ウエハマ
ーク7からの戻り光、特に正反射光は瞳epの他方の半分
の領域を介して、レチクルマーク3の位置に結像し、さ
らにレチクル3を透過して第1対物レンズ14の下半分を
通り、瞳共役位置Aを折返しミラー20に遮光されること
なく通過し、第2対物レンズ15の下半分を通って集束さ
れ、撮像管17の撮像面に結像される。撮像面にはレチク
ルマーク3とウエハマーク7の両方の像が形成され、両
マークの相対的な位置情報(画像信号)が撮像管17より
得られる。
上記戻り光のうち正反射光は光量的な損失(もちろんレ
ンズの透過率による損失はある)をアライメント系によ
っては全く受けることなく、撮像管17によって受光され
たのち、アライメント系の波形処理装置18によって、レ
チクルマーク3とウエハマーク7の位置ずれを計測し、
制御装置19にその結果を伝え、制御装置19はその結果に
もとづいて駆動装置10がステージ11を駆動してアライメ
ントが自動的に行われる。
上記のようなアライメント系の構成によって、アライメ
ント用の光を分割する分割器を使用しないために、光量
の損失がなくなり、撮像管17で光電変換したときのS/N
比が非常に高く、アライメント精度が向上する利点が得
られる。また、この光学系はM方向(投影レンズ5の光
軸AXを通る半径方向)に対してはテレセントリック性を
くずしており、かつ開口数NAもM方向のみ小さくなって
いるが、アライメント計測をS方向(M方向と直交する
方向)で行うようにすれば、その影響は測定精度に対し
て無視できることになる。また、S方向に対しては主光
線はテレセントリック系のためウエハ6に対してほぼ垂
直に入射するので、S方向に関してはデイフォーカス
(焦点ぼけ)時にマーク像のシフトがおこることもな
い。ただし、M方向に関してはマークシフト(像シフ
ト)が起る。
第2図は瞳位置Aにおける瞳像ep′での照明光と戻り光
の配置関係を示す説明図である。図において、中心線Cl
より左側斜線部は照明光IAの分布を示し、右側は戻り光
の分布を示している。図において、戻り光の場合、S方
向の像の形成に関与する0次光(正反射光)R0及び回折
光(図には1次光のみを示した)R1はその大部分が撮像
管17で受光できることがわかる。なお、照明光IAの瞳像
ep′上での分布は第2図のように半円状になっている
が、第2図の中心線Clより左側にある限り、マークに適
した任意の分布をえらぶことができ、照明光と戻り光の
うちの正反射光とはほぼ完全に分離できる。
第3図に、レチクルマーク3とウエハマーク7の像形状
とその波形信号を示した。第3図(A)はアライメント
時のレチクルマーク3の像3a及び3bとウエハマーク7の
像7aの関係位置を示したものであり、第3図(A)に対
応する画像信号の波形を第3図(B)の説明図に示し
た。例えば、第3図(A)においてレチクルマーク3が
3aと3bの2本からなり、その間隔Lを30μmの設計値と
したとき、第3図(B)のようにレチクルマーク3によ
ってできる波形の中心位置aとし、ウエハマークの像7a
の中心位置をbとすれば、aとbのずれ量αはレチクル
マークの波形3aと3bの距離からミクロン単位で換算して
求めることができる。すなわち、次式 を用いて求めてやればよい。実際には、ずれ量α=0と
なるように前記の手段で制御することによって、アライ
メント作業が完了することになる。
尚、第3図において、レチクルマーク3の像3a,3bは撮
像管17の撮像面では暗部として結像される。これは投影
レンズ5の射出瞳が無限遠にあることと密接な関係があ
る。第1図に示したように、投影レンズ5のレチクル2
側が非テレセントリックな場合、レチクルマーク3の中
心と瞳epの中心を結ぶ主光線は光軸AXに対して傾くこと
になる。このため第1対物レンズ14を介してレチクル2
を照明するマーク3からの直接の反射光は第1対物レン
ズ14には戻らない。そしてマーク3の回りの透明部、投
影レンズ5を介してウエハ6に到達した照明光の反射光
が、再びレチクル2の下面を照明することになる。もち
ろんマーク3の像はウエハ6上に投影されるから、その
反射像もレチクル2の下面に逆投影される。しかしなが
ら投影レンズ5のウエハ側がテレセントリックである
と、その逆投影像はレチクルマーク3と全く重ね合わさ
って結像されることになる。このため、撮像管17には、
ウエハ7で反射された照明光が投影レンズ5を介してマ
ーク3を透過照明した状態でマーク3の像が結像するこ
とになり、マーク3は暗部として見えるのである。
尚、第1図の実施例でアライメント用の照明光はミラー
20で折返して第1対物レンズ14の上半分に入射している
が、この照明光の入れ方は、M方向に関して瞳分割がで
きればどのようなものであってもよい。例えば光源12、
ファイバー13、レンズ21,22、絞り23で構成される系と
第2対物レンズ15、撮像管17で構成される系との配置を
入れ替えてもよい。
なお、本発明によるアライメント系の光学系、すなわち
照明光とウエハ面(又は像面に位置した基準マーク板
8)で反射してきた戻り光の光路を瞳で分離する光学系
では、アライメント系の照明用光源としてレーザを使用
した場合でも、レーザ光源に光が戻るいわゆるバックト
ークを防ぐことができ、それによる障害を防止すること
にも有効であることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したとおり、アライメント系の照明
光及び照明された物体からの反射光(0次光,回折光,
散乱光)の光路にハーフミラー等を使用しないので、光
量的な損失がなくS/N比の高い検出波形を得られること
によるアライメント精度の向上に著るしい効果がある。
その上、レチクルマークとステージ上に設けられた標準
マーク板8に形成されたフィデューシャルマーク(ウエ
ハマーク7と同形)でアライメントを行えば、オフアク
シスアライメント光学系16に対するベースライン計測
(アライメント光学系16の検出中心とレチクルマーク3
の投影位置との物理的な間隔の測定)を行うことにもな
り、この面でも有効な手段となる。
さらに、本発明を合焦装置として用いることもできる。
すなわち、投影レンズ5の視野内でS方向に伸びたエッ
ジを持つウエハマークはテレセントリック性ずれのため
に、デイフォーカス時に撮像管17の結像面でM方向にマ
ークシフトをおこす。この現象を利用すれば合焦時のマ
ーク位置を記憶しておき、その位置とのずれを検出する
ことによって、合焦検出も行うことができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す投影光学装置の説明
図、第2図はアライメント光学系の瞳位置での照明光と
戻り光の配置説明図、第3図はレチクルマークとウエハ
マークによる像形状とその波形信号との関係を示す説明
図である。 図において、1はコンデンサレンズ、2はレチクル、3
はレチクルマーク、4はミラー、5は投影レンズ、6は
ウエハ、7はウエハマーク、8は標準マーク(FM)、9
は干渉計、10は駆動装置、11はステージ、12はアライメ
ント光源、13は光ファイバ、14は第1対物レンズ、15は
第2対物レンズ、16はオフアキシス方式アライメント光
学系、17は撮像管、18は波形処理装置、19は制御装置、
20は折返しミラー、21はミラー、22はミラー、23は視野
絞りである。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスク上のパターンを射出瞳がほぼ無限遠
    の投影光学系を介して被投影基板に投影する投影光学装
    置において、上記投影光学装置を介して前記基板に照明
    光を送るための光源と、該光源とマスクとの間に配置さ
    れ、上記照明光を前記マスクに向けて照射するととも
    に、上記投影光学系と上記マスクとを介して得られる前
    記基板からの光情報を入射し、所定の検出面に結像させ
    る対物光学系と、該対物光学系と前記光源との間で、前
    記投影光学系の前記射出瞳とほぼ共役な位置に配置さ
    れ、該射出瞳を中心で2分割したとき、該2分割された
    一方の領域の少くとも1部に前記照明光が通るように制
    限する制限部材とを設けたことを特徴とする投影光学装
    置。
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JP2780302B2 (ja) * 1989-02-07 1998-07-30 キヤノン株式会社 露光装置
JP5332192B2 (ja) * 2007-12-17 2013-11-06 株式会社ニコン 3次元形状測定装置

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