JPH07122973B2 - テ−プカセツト - Google Patents

テ−プカセツト

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JPH07122973B2
JPH07122973B2 JP27913086A JP27913086A JPH07122973B2 JP H07122973 B2 JPH07122973 B2 JP H07122973B2 JP 27913086 A JP27913086 A JP 27913086A JP 27913086 A JP27913086 A JP 27913086A JP H07122973 B2 JPH07122973 B2 JP H07122973B2
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JP
Japan
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lid
tape
sliding lid
tape cassette
sliding
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JP27913086A
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Inventor
敏 菊谷
修 財津
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテープ状の記録媒体の収納するテープカセット
に関するものであり、特に前面に架張させたテープを不
使用時には覆うための蓋を有するテープカセットに関す
るものである。
従来の技術 この種のテープカセットでは前面にテープを架張させ、
このテープを引き出した後に、或は架張した位置の近傍
でトランスデューサーを当接させてテープへの信号の記
録或は再生を行っている。
そしてこの前面に架張されたテープが指で触れる事によ
りダメージや塵の付着により再生信号のドロップアウト
の増加する事等を防止するため、不使用時には前面に架
張されるテープを蓋により覆うテープカセットが提案さ
れている。この種のテープカセットには、例えば第10図
〜第12図に示した特開昭59−171070号公報に例示されて
いる8ミリテープカセットがある。第10図は上面より観
た斜視図であり、テープカセット100の不使用時には内
蔵する一対のテープリール101、102(第11図参照)にそ
れぞれ端部を係止されて巻回されるテープ104の一部は
テープカセットの前面に架張されている。この前面に架
張されているテープ104a(第10図中一点鎖線で示す)は
それを回動により覆う前蓋105及び裏蓋106により覆われ
ている。
第11図は第10図に示したテープカセットを180度反転し
て観た斜視図であり、テープカセット100の下面100aに
は前面に架張されたテープ104aの内側にポスト等を挿入
してテープ104aを引き出すべく開口部107が設けられ
る。
そして、テープカセット100を装置に装着するためには
テープカセット100を装置のテープカセットホルダ(図
示せず)に挿入した後、装着位置まで押し下げる動作を
行い、装置側に設けられる前蓋解放手段(図示せず)に
より、第12図に部分断面図に示す如く、前蓋105が回動
する。
裏蓋106は前蓋105の一部に設けられる支点支持部105aに
より軸支されているとともに、テープカセット100の開
口部107に於ける両側の側面部107aに設けられているカ
ム案内溝部107bに一端が案内されており、前蓋105と供
に第12図中一点鎖線で示される所定軌跡を描いて前面に
架張されるテープ104aには当接することなく回動する。
そして、テープ104aをテープカセットの前面に露呈させ
るものである。
これと同時に開口部107内には前面に架張されたテープ1
04をテープカセット100外に引き出すべく装置に設けら
れたポスト(図示せず)が挿入されたり、テープ104を
所定速度で駆動するキャプスタン、ピンチロール(図示
せず)等が挿入されるものである。
発明が解決しようとする問題点 以上のようなテープカセットにおいては、前面に架張さ
れたテープ104aがテープカセット100の不使用時には前
蓋105及び裏蓋106により覆われて指の接触や塵の付着等
は防止できるが、反面、前面に架張されたテープ104aを
前蓋105とテープ104aに接触することなく回動させる必
要のある裏蓋106とで覆う構造であることから、前蓋105
の回動支点は任意には設定出来ない。即ちテープカセッ
ト100を装置に装着する際には、回動した前蓋105及び裏
蓋106によってテープカセット100の占める高さHが極め
て高くなり、結果として装置全体の厚さを厚くしてしま
うものである。またテープカセット100を装置から取り
出す際には、テープカセットホルダ(図示せず)ととも
にテープカセット100を装置の外方向に移動させ同時に
前蓋105と裏蓋106を前面に架張されたテープ104aを覆う
ように回動するが、その際テープ104aが僅かにたるんだ
状態でも、テープカセット100の移動による風圧でたわ
み、裏蓋106と接触して損傷を受けたり、時にはテープ1
04aが挟み込まれて前蓋105と裏蓋106の間に収納されな
いとゆう不都合が生じている。また装置側には、前蓋10
5を回動させる前蓋解放手段を常に必要としている。
これに対して本発明はテープカセットの不使用時には、
前面に架張されたテープを完全に覆い、指の接触や塵の
付着等を防止すると同時に、テープカセットを装置に装
着し、使用する際にもテープカセットの厚さを大きく変
化させることなく、前面に架張されたテープを露呈させ
る事を可能とし、また前面に架張されるテープを挟み込
む危険性を有せず、さらには蓋解放手段を新に必要とし
ないテープカセットを提供するものである。
問題点を解決するための手段 この様な問題点に対して本発明は、テープを巻回し、か
つ前記テープの両端をそれぞれ係止する一対のテープリ
ールと、前記テープを前面に架張させ、前記一対のテー
プリールを内蔵する上及び下ハーフと、前面に架張され
た前記テープの内側に設けられる開口部と、前面に架張
された前記テープを前面より回動により覆う前蓋と、前
記前蓋を軸支し、かつ前記開口部の上下を覆い、前記上
或は下ハーフの少なくも何れか一方に案内され、前面に
架張された前記テープにほぼ垂直方向に移動可能な摺動
蓋と、前記摺動蓋の移動に連動して前記前蓋を回動させ
る前記上或は下ハーフの少なくとも何れか一方と一体化
された案内部とを有することを特徴とするテープカセッ
トである。
作用 以上の構成に於て、テープカセットの不使用時には前蓋
と摺動蓋によりテープ及び開口部を覆っている。そして
テープカセットの使用時は、テープカセットを装置のテ
ープカセットホルダ内に挿入する動作により、例えばテ
ープカセットホルダに設けられる突起(例えば板金の切
り起こし部)と摺動蓋の一部を当接させ、摺動蓋を上下
ハーフと相対移動させる。その際、前蓋は摺動蓋に軸支
されていることから摺動蓋の移動方向に移動しようとす
るが、案内部に案内されて回動動作を行い、摺動蓋とと
もに前面に架張されたテープおよび開口部を露呈させる
ものである。
実施例 第1図〜第8図は本発明による第1の実施例を示すもの
である。第1図及び第2図は本発明によるテープカセッ
ト1の上面よりみた斜視図であり、第3図及び第4図は
裏面よりみた平面図である。さらに第5図a、bは主要
な構成部品を示す分解斜視図である。第1図〜第8図に
於て、テープ4はその両端をそれぞれ供給リール8、及
び巻取りリール9に係止され、その一部4aは一対のポス
ト12、13によりテープカセット1の前面に架張されてい
る。そしてこの前面に架張されたテープ4aの内側には、
供給及び巻取りリール8、9を内蔵する上ハーフ2及び
下ハーフ3によって形成される開口部14が設けられ、第
1図及び第7図に示すようにテープカセット1の不使用
時には、前蓋5及び摺動蓋6により前面に架張されたテ
ープ4a及び開口部14はテープカセット1の上下方向より
覆われている。供給及び巻取りリール8、9は、テープ
カセット1が装置に装着される際に装置側に設けられる
リール台(図示せず)との係合を許す下ハーフ3に設け
られた係合孔24、25(第4図、第5図)にそれぞれ一部
を臨ませており、さらに上ハーフ2に溶着等の方法によ
り固定されたリール板バネ10により突起部48(第7図、
第8図参照)を介して下ハーフ3側に押圧されている。
また第5図に示すように、供給、巻取りリール8、9の
下フランジの外周には凹凸部42が設けられており、その
凹凸部42に対して係合するリールブレーキ27を設ける事
により、テープカセット1の不使用時に、回転によりテ
ープ4がたるむのを防いでいる。即ち、リールブレーキ
27は下ハーフ3に設けられた案内壁46内に挿入され、下
ハーフ3の底面に設けられる溝部26に続く係合開口部28
に突起部27aを臨ませ(第3図参照)、上部は上ハーフ
2に設けられる押え壁部47によりその移動位置が規制さ
れている。そして下ハーフ3との間に設けられる圧縮バ
ネ50により、爪部27bを介して供給、巻取りリール8、
9の凹凸部42と係合し、それぞれ巻回されているテープ
4の巻取り方向への回動附勢しつつ、その回転を阻止し
ているものである。上ハーフ2は供給、巻取りリール
8、9に巻回されたテープ4の量を観察可能な様に透明
体で作られる窓部49を有し、またテープ4aが架張される
前方位置には、機能を後述する前蓋5の回動を案内する
回動案内部を構成するカム状部21とラック部17が左右一
対設けられている。下ハーフ3は第2図に示す様に上ハ
ーフ2と一体化された際に、摺動蓋6を前面に架張され
るテープ4aにほぼ垂直な方向に案内する案内溝部7を、
上ハーフ2と共に形成するよう構成されており、さらに
第5図に示すように、案内溝部7の延長上には案内溝部
7内に一部を突出させ、その突出部を自由端となるべく
構成し、摺動蓋6の案内突起部36と当接することにより
摺動蓋6の移動位置を規制する摺動蓋ストッパ部43を有
している。摺動蓋6は、一体化される上及び下ハーフ
2、3を上下左右から包囲する形状を成しており、側面
部6aの内側には案内突起部35及び36が設けられている。
そして摺動蓋6の中央部には摺動蓋バネ当接部41が、ま
た底面部には下ハーフ3の底面に設けられる溝部26に対
応した位置に、リールブレーキ解除突起29が設けられ、
さらに下ハーフ3の係合孔24、25に対応して、摺動蓋孔
22、23が設けられている。前蓋5は両端部にピニオン部
34、回動角規制部33および孔32を有し、孔32には、摺動
蓋6に設けられる軸孔37とともに軸40が挿入され、摺動
蓋6に回動自在に軸支される。またさらに、前蓋5には
摺動蓋6の案内突起部35に対応した位置に於て切り欠き
部19が設けられており、第2図に示すようにテープカセ
ット1の不使用時には摺動蓋6の案内突起部35の一部を
前面に露出させている。一方、摺動蓋バネ45は第7図、
第8図にも示した如く、下ハーフ3のバネ案内突起44が
挿入され、一端を下ハーフ3に、他端を摺動蓋バネ当接
部41に当接し、案内溝部7により案内される摺動蓋6を
前蓋5とともにテープカセット1の前面方向に附勢して
いる。前蓋5及び摺動蓋6を上、下ハーフ2、3に組み
込む際には、まず、摺動蓋6を一体化された上、下ハー
フ2、3の前方より案内突起35、36が案内溝部7に案内
されるように、摺動蓋バネ45を介し、その附勢力に抗し
て挿入する。その際、リーブレーキ解除突起29は下ハー
フ3の溝部26内に進入し、一方、案内突起部36はやがて
案内溝部7内にある摺動蓋ストッパ部43当接するが、さ
らに摺動蓋6を移動させることにより、摺動蓋ストッパ
部43がたわみ、摺動蓋6の移動を許し、摺動蓋ストッパ
43が案内突起部35と36との間の位置になる。この摺動蓋
6の組み付けの後に、摺動蓋6をテープカセット1の後
方へ移動させ、第6図に破線で示したように、前蓋5を
テープカセット1の上面とほぼ平行に回転させ、かつピ
ニオン部34がラック部17と歯合しない位置においてテー
プカセット1の上方から挿入する。そして第5図に示す
ように、軸40を摺動蓋6の軸孔37と前蓋5の孔32に挿入
することにより、前蓋5を摺動蓋6が回動自在に軸支す
る状態となり、前蓋5の組み付けられるものである。こ
の第6図に破線で示した、摺動蓋6の位置よりさらにテ
ープカセット1の後方(第6図において図上右方向)に
おいては、前蓋5のピニオン部34はラック部17とは歯合
しておらず、前蓋5の時計方向の回動は回動角規制部33
とラック部17の延長位置にある非ラック部17aと当接す
ることにより規制され、反時計方向の回動は、上ハーフ
2のカム状部21とカムフォロア部である前蓋5の裏面と
が当接することにより規制されている。第6図の破線で
示した状態より、摺動蓋6が摺動蓋バネ45の附勢力によ
って前蓋5をともなってテープカセット1の前方に移動
した場合には、カム状部21と回動角規制部33に規制され
つつ、前蓋5のピニオン部34がラック部17と確実に当接
して歯合を開始する。そしてさらに摺動蓋6が移動する
と前蓋5は、ピニオン部34とラック部17との歯合によ
り、図上反時計方向に回動して、前面に架張されたテー
プ4aを前面より覆い、やがて前蓋5の裏面先端が摺動蓋
6の段差部20(第5図参照)と当接し、摺動蓋6の移動
が停止される。逆に、この状態から摺動蓋6をテープカ
セット1の後方(第6図上右方向)に移動させた場合に
は、ラック部17との歯合状態でピニオン部34の回動支点
に相当する軸40が摺動蓋6とともに移動することから前
蓋5は図上時計方向に回動しつつ図上右方向に移動す
る。そしてやがて上ハーフ2のカム状部21とカムフォロ
ア部である前蓋5の裏面が当接し、その回動を案内され
るとともにラック部17との歯合が解除され図上破線で示
す回動状態で後方に移動し前面に架張されたテープ4a、
及び開口部14を露呈するものである。ここで、第7図に
前蓋6の中央部での側断面図で示すように、前蓋5と摺
動蓋6が開口部14とテープ4を覆う移動位置において
は、前蓋5と摺動蓋6は、下部の摺動蓋6の段差部20
と、上部において相互に重複した重複部を構成し、前面
に架張されたテープ4a及び開口部14への塵等の進入付着
等を防止している。なお、摺動蓋6がテープカセット1
の前方方向(第6図において図上左方向)には、既述の
如く、摺動蓋6と前蓋5との当接により、その移動位置
を規制され、テープカセット1の後方には、第7図、第
8図に側断面図で示す如く、リール板バネ10が収納され
る位置の一体化された上下ハーフ2、3の厚さが、前方
の摺動蓋6が移動する位置の厚さより厚く構成されるこ
とにより形成される段差部により移動範囲が規制される
ものである。また第7図、第8図に示す様にこの段差部
を介して上下ハーフ2、3の厚さが厚い位置において比
較的広いたわみ移動範囲の必要なリール板バネ10を設け
ていることから摺動蓋6の厚さと同等のテープカセット
1の厚さでリール板バネ10を構成することを可能として
いるものである。さらに、摺動蓋ストッパ43の位置は、
摺動蓋6がテープカセット1の後方に移動して既述の段
差に当接する位置においても、摺動蓋6の案内突起部35
は摺動蓋ストッパ43を越えないよう、また摺動蓋バネ45
に附勢されてテープカセット1の前方に移動した際にも
摺動蓋6と前蓋5とが当接する以前には案内突起部36と
当接しないように設定するものである。次に、テープカ
セット1の裏面の状態を第3図および第4図を用いて説
明すれば、摺動蓋6が開口部14及び前面に架張されるテ
ープ4aを覆う位置においては、装置側に設けられるリー
ル台(図示せず)と内蔵される供給、巻取りリール8、
9の係合部30、31とを係合させるべく設けられる係合孔
24、25を摺動蓋6が覆っている。これは、係合孔24、25
からの塵挨との進入や、覆っていない場合に、不用意に
係合部30、31をテープカセット1の内部方向にレール板
バネ10の附勢力に抗して押し上げることによるテープ1
への損傷等を防止するものである。一方、摺動蓋6及び
前蓋5が開口部14およびテープ4aを露呈させる第4図に
示す位置においては、摺動蓋孔22、23が係合孔24、25を
露呈させる。このとき下ハーフ3の溝部26内を移動する
リールブレーキ解除突起29がリールブレーキ27(第8図
参照)の係合開口部28に臨ませた突起部27aとその移動
終了近傍位置において当接し始めリールブレーキ27を第
8図に示すように圧縮バネ50に抗して移動させ、爪部27
bと供給、巻取りリール8、9の凹凸部42との係合が絶
たれ供給、および巻取りリール8、9の回動を許す状態
になるものである。以上のような第1の実施例における
構成例での動作は次のようになる。即ち、テープカセッ
ト1の不使用時には第2図、第3図、第7図に示すよう
に、前面に架張されるテープ4a及び開口部14は摺動蓋6
および前蓋5により覆われ、またテープカセット1の裏
面にある供給、巻取りリール8、9の係合開口部24、25
は摺動蓋6の一部により覆われている。この状態から装
置に装着してテープカセット1を使用する際には、テー
プカセット1を装着に設けられるカセットホルダ(図示
せず)に一旦挿入する。そして、前蓋5の切り欠き部19
の位置に対応してカセットホルダに設けられる摺動蓋解
放手段11が摺動蓋6の案内突起部35を含む摺動蓋6の側
面部6aに当接してテープカセット1の挿入動作により摺
動蓋6がテープカセット1の後方に移動する。前蓋5は
摺動蓋6に軸支されていることから、ともに移動するが
既述のように同時に回転してテープ4aを露呈させつつ移
動するものである。そして摺動蓋6が開口部14を露呈さ
せる後半位置において、リールブレーキ解除突起29とリ
ールブレーキ27の突起部27aが当接して摺動蓋6の移動
によりリールブレーキ27の移動が開始され、テープカセ
ット1をカセットホルダの挿入を完了した第1図、第4
図、第8図に示す摺動蓋6の移動完了位置においては、
リールブレーキ27による供給、巻取りリール8、9の回
動阻止が解除される。その時、同時に前面に架張された
テープ4aおよび開口部14は完全に露呈され、テープカセ
ット1の裏面にある係合開口部24、25も完全に露呈され
ている。この後、カセットホルダとともにテープカセッ
ト1の底面側にある装置側に移動させることにより、装
置に設けられるテープ引出しポストおよび供給、巻取り
リール台(共に図示せず)がそれぞれ開口部14及び係合
開口部24、25に進入し、供給、巻取りリール台によっ
て、供給、巻取りリール8、9と係合しつつ第8図上一
点鎖線で示す位置にリール板バネ10に抗して所定の高さ
に押し上げる。そしてテープ引出ポストはテープ4aをテ
ープカセット1外に引出して、所定位置にテープパスを
形成して、また供給、巻取りリール8、9がリール台に
より回転させられつつテープ4上に信号の記録再生を行
うものである。第9図は本発明による第2の実施例を示
す分解斜視図である。第1の実施例においては、前蓋5
の回動をラック部17とピニオン部34との歯合関係に加え
て、カム状部21と前蓋5の裏面のカムフォロア部との当
接により行っているものであるが、第2の実施例におい
ては、この前蓋の回動規制方法として、ラック部とピニ
オン部を用いずに、新たに、前蓋バネ62を用いて行うも
のであり、第9図は第1の実施例と異なる部分のみを示
し無用な重複を避けたものである。第9図に於て、摺動
蓋61には上下ハーフ52、53により形成される案内溝部55
により案内される案内突起部57が設けられ、また前蓋51
にはこの案内突起部61に対応した位置に切り欠き部56が
第1の実施例と同様の機能の目的で有している。前蓋51
にはねじりコイルバネ62を収納する凹部63及び、これに
続く回動支点である孔51aがあり、摺動蓋61に組み付け
る際には、ねじりコイルバンネ62の一端は前蓋51に他端
は摺動蓋61の突起部58に係合させる。そして、その後前
蓋51を矢印64aの方向に附勢しつつ軸孔60,51aに軸59を
挿入させることにより摺動蓋61に軸支されるものであ
る。そして第1の実施例と同様に一体化された上下ハー
フ52、53の前面より挿入して組み込んだ後に、摺動蓋61
が矢印64bの方向に移動した際には、前蓋51も共に移動
することから、回動案内部であるカム状部54と、カムフ
ォロア部である前蓋51の裏面とが、ねじりコイルバネ62
により当接附勢されつつ案内されて回動するものであ
る。なお前蓋51が回動したのちの矢印64aとは反対方向
の回動位置の規制は前蓋51の回動規制部51bと上ハーフ5
2の規制部52aとが当接することにより行うものである。
発明の効果 以上のように本発明によれば、テープカセットの不使用
時には、前面に架張されたテープを完全に覆い、指の接
触や塵の付着等を防止すると同時に、テープカセットを
装置に装着し、使用する際にもテープカセットの厚さぼ
大きく変化させることなく、前面に架張されたテープを
露呈させる事を可能とし、また前面に架張されるテープ
を蓋部材により挟み込む危険性を有せず、さらにはテー
プカセットの装置への挿入動作により前蓋を解放するこ
とから蓋解放手段を新に必要としない大きな効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第4図は本発明による第1の実施例のテープ
カセットの使用状態を示すそれぞれ上面より観た斜視図
と下面より観た平面図、第2図及び第3図は同不使用時
の状態を示すそれぞれ上面より観た斜視図と下面より観
た平面図、第5図は同主たる構成部品の分解斜視図、第
6図は同要部の係合関係を示す模式的側面図、第7図、
第8図は同要部の位置関係を示す断面図、第9図は本発
明による第2の実施例を示す模式的分解斜視図、第10
図、第11図、第12図は従来例を示すそれぞれ上面より観
た斜視図、裏面より観た斜視図、および断面図である。 1……テープカセット、2……上ハーフ、3……下ハー
フ、4……テープ、5、51……前蓋、6、61……摺動
蓋、8……供給リール、9……巻取りリール、10……リ
ール板バネ、14……開口部、17……ラック部、21、54…
…カム状部、27……リールブレーキ、34……ピニオン
部、45……摺動蓋バネ、51……前蓋。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープを巻回し、かつ前記テープの両端を
    それぞれ係止する一対のテープリールと、前記テープを
    前面に架張させ、前記一対のテープリールを内蔵する上
    及び下ハーフと、前面に架張された前記テープの内側に
    設けられる開口部と、前面に架張された前記テープを前
    面より回動により覆う前蓋と、前記前蓋を軸支し、かつ
    前記開口部の上下を覆い、前記上或は下ハーフの少なく
    も何れか一方に案内され、前面に架張された前記テープ
    にほぼ垂直方向に移動可能な摺動蓋と、前記摺動蓋の移
    動に連動して前記前蓋を回動させる前記上或は下ハーフ
    の少なくとも何れか一方と一体化された回動案内部とを
    有することを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】回動案内部を構成するラック部及びカム状
    部と、前蓋と一体的に構成される前記ラック部に係合す
    るピニオン部及び前記カム状部に係合するカムフォロア
    部とを有する事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のテープカセット。
  3. 【請求項3】上、下ハーフの少なくとも何れか一方と、
    摺動蓋との間に架張され、前記摺動蓋を開口部を覆う方
    向に附勢する摺動蓋バネを有する事を特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のテープカセット。
  4. 【請求項4】回動案内部を構成するカム状部と、前蓋と
    一体的に構成される前記カム状部と係合するカムフォロ
    ア部と、前蓋が前面に架張されたテープを覆う方向に附
    勢し、かつ前記前蓋と摺動蓋の間に架張される前蓋バネ
    とを有する事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    テープカセット。
  5. 【請求項5】前蓋が前面に架張されるテープを覆い、か
    つ摺動蓋が開口部を覆う位置に於て、前記前蓋と前記摺
    動蓋が相互に重複する重複部を有する事を特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のテープカセット。
  6. 【請求項6】テープカセット外にあるリール台と前記テ
    ープカセット内のテープリールとの係合を可能とされる
    下ハーフ或は上及び下ハーフに設けられる係合孔を有
    し、摺動蓋が開口部を覆う前記摺動蓋の移動位置に於て
    は、前記摺動蓋の一部は前記係合孔の少なくとも一部を
    覆い、前記開口部を露呈させる前記摺動蓋の移動位置に
    於ては、前記係合孔を露呈させることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のテープカセット。
  7. 【請求項7】開口部が摺動蓋により覆われている前記摺
    動蓋の移動位置に於ては、テープリールの回動を阻止
    し、少なくとも前記回動蓋が前記開口部を露呈させる前
    記摺動蓋の移動位置の近傍に於ては、前記摺動蓋と係合
    し、前記摺動蓋の移動に連動して前記テープリールの回
    動を許すリールブレーキを有する事を特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のテープカセット。
JP27913086A 1986-11-21 1986-11-21 テ−プカセツト Expired - Lifetime JPH07122973B2 (ja)

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