JPH0712294A - トラップ用自動診断装置 - Google Patents
トラップ用自動診断装置Info
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- JPH0712294A JPH0712294A JP17735593A JP17735593A JPH0712294A JP H0712294 A JPH0712294 A JP H0712294A JP 17735593 A JP17735593 A JP 17735593A JP 17735593 A JP17735593 A JP 17735593A JP H0712294 A JPH0712294 A JP H0712294A
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- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 蒸気に含まれた液体をとらえるトラップ3の
作動状態を簡単かつ正確に診断して、異常時には迅速に
対処可能とする。 【構成】 トラップ3内における復水の気液状態を判別
する気液検出センサ5と、トラップ3の内部温度を検出
するトラップ温度センサ6と、蒸気温度を検出する蒸気
温度検出手段7とを備え、これらの入力信号を処理し
て、トラップ3の作動状態を判別する判別手段10と、
この判別手段10で判別されたトラップ3の作動状態を
表示する表示手段14とを設けた。
作動状態を簡単かつ正確に診断して、異常時には迅速に
対処可能とする。 【構成】 トラップ3内における復水の気液状態を判別
する気液検出センサ5と、トラップ3の内部温度を検出
するトラップ温度センサ6と、蒸気温度を検出する蒸気
温度検出手段7とを備え、これらの入力信号を処理し
て、トラップ3の作動状態を判別する判別手段10と、
この判別手段10で判別されたトラップ3の作動状態を
表示する表示手段14とを設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、蒸気動力施設や蒸気
を熱源とする設備機器などの配管に設けられるトラップ
の自動診断装置に関するものである。
を熱源とする設備機器などの配管に設けられるトラップ
の自動診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蒸気動力施設や蒸気を熱源とする設備機
器などにおいては、蒸気の凝集により配管内に発生する
復水を適切に排除することが重要であり、このため、配
管には蒸気を排出せずに復水のみを排出するためのトラ
ップが設けられている。
器などにおいては、蒸気の凝集により配管内に発生する
復水を適切に排除することが重要であり、このため、配
管には蒸気を排出せずに復水のみを排出するためのトラ
ップが設けられている。
【0003】前記トラップの作動状態が正常であるか否
かを判断するために、従来では、トラップ内の復水の有
無をランプで表示させ、かつ、トラップの内部温度を検
出して表示させ、これら復水の有無とトラップの内部温
度とを所定の診断表と照らし合わせながら、トラップの
作動状態の正常の不良を診断するようにしている。
かを判断するために、従来では、トラップ内の復水の有
無をランプで表示させ、かつ、トラップの内部温度を検
出して表示させ、これら復水の有無とトラップの内部温
度とを所定の診断表と照らし合わせながら、トラップの
作動状態の正常の不良を診断するようにしている。
【0004】下記表1は、診断表の一例を示しており、
同表1のランプ表示の項において、青色はトラップ内の
復水が液相、赤色は気相、また、ランプ点滅は気相と液
相が交互に生じていることを示している。
同表1のランプ表示の項において、青色はトラップ内の
復水が液相、赤色は気相、また、ランプ点滅は気相と液
相が交互に生じていることを示している。
【0005】
【表1】
【0006】上記表1において、先ず、ランプ表示が青
色で、表示温度がほぼ飽和温度の場合には、トラップ内
が液相であって、その温度も適切であるため、トラップ
の診断結果が正常と判断される。一方、ランプ表示が赤
色で、表示温度がほぼ飽和温度の場合には、温度は適切
があるが、トラップ内が気相であるため、トラップ診断
結果が不良で、トラップが吹放し状態にあると判断され
る。ランプ表示が点滅状態で、表示温度がほぼ飽和温度
の場合には、トラップ自体に故障があって弁漏れが発生
していると判断される。
色で、表示温度がほぼ飽和温度の場合には、トラップ内
が液相であって、その温度も適切であるため、トラップ
の診断結果が正常と判断される。一方、ランプ表示が赤
色で、表示温度がほぼ飽和温度の場合には、温度は適切
があるが、トラップ内が気相であるため、トラップ診断
結果が不良で、トラップが吹放し状態にあると判断され
る。ランプ表示が点滅状態で、表示温度がほぼ飽和温度
の場合には、トラップ自体に故障があって弁漏れが発生
していると判断される。
【0007】また、ランプ表示が青色でも、表示温度が
飽和温度よりも低く、たとえば飽和温度に対し−20℃
の場合には、トラップ内は液相であるものの、内部温度
が低いため、トラップ内に復水が過度に充満して排出不
良状態にあると判断される。さらに、やはりランプ表示
が青色で、表示温度が50℃以下の場合には、トラップ
内は液相であるものの、内部温度が極端に低いため、ト
ラップがほぼ完全に閉塞状態にあると判断される。
飽和温度よりも低く、たとえば飽和温度に対し−20℃
の場合には、トラップ内は液相であるものの、内部温度
が低いため、トラップ内に復水が過度に充満して排出不
良状態にあると判断される。さらに、やはりランプ表示
が青色で、表示温度が50℃以下の場合には、トラップ
内は液相であるものの、内部温度が極端に低いため、ト
ラップがほぼ完全に閉塞状態にあると判断される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
に、前記トラップ内の復水の有無をランプ表示させ、か
つ、トラップの内部温度を検出して表示させ、作業者が
これら復水の有無とトラップの内部温度とを所定の診断
表と照らし合わせながら、トラップの作動状態を判断す
ることは極めて面倒であり、判断ミスも生じ易い。特
に、蒸気を熱源とする設備機器などにおいては、配管に
多数のトラップが設けられているため、これらトラップ
を各別に判断するためには、非常な労力と長時間とを要
する。
に、前記トラップ内の復水の有無をランプ表示させ、か
つ、トラップの内部温度を検出して表示させ、作業者が
これら復水の有無とトラップの内部温度とを所定の診断
表と照らし合わせながら、トラップの作動状態を判断す
ることは極めて面倒であり、判断ミスも生じ易い。特
に、蒸気を熱源とする設備機器などにおいては、配管に
多数のトラップが設けられているため、これらトラップ
を各別に判断するためには、非常な労力と長時間とを要
する。
【0009】この発明の目的は、トラップの作動状態を
簡単かつ正確に判断することができるトラップ用自動診
断装置を提供することにある。
簡単かつ正確に判断することができるトラップ用自動診
断装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のトラップ用自動診断装置は、トラップ内に
おける復水の気液状態を判別する気液検出センサと、ト
ラップの内部温度を検出するトラップ温度センサと、蒸
気温度を検出する気体温度検出手段と、前記気液検出セ
ンサによる気液検出結果と、トラップ温度センサおよび
蒸気温度検出手段による温度検出結果に基づいて、前記
トラップの作動状態を判別する判別手段と、前記判別手
段で判別されたトラップの作動状態を表示する表示手段
とを備えている。
め、本発明のトラップ用自動診断装置は、トラップ内に
おける復水の気液状態を判別する気液検出センサと、ト
ラップの内部温度を検出するトラップ温度センサと、蒸
気温度を検出する気体温度検出手段と、前記気液検出セ
ンサによる気液検出結果と、トラップ温度センサおよび
蒸気温度検出手段による温度検出結果に基づいて、前記
トラップの作動状態を判別する判別手段と、前記判別手
段で判別されたトラップの作動状態を表示する表示手段
とを備えている。
【0011】
【作用】判別手段には、気液検出センサによる気液検出
結果と、トラップ温度センサおよび蒸気温度検出手段に
よる検出結果とが入力されて、これらの入力によりトラ
ップの作動状態が正常か異常かが判別され、さらに、異
常の場合には、その異常状態が指示されて、表示手段に
表示される。したがって、前記トラップの作動状態を簡
単かつ正確に診断して、異常時には迅速に対処すること
ができる。
結果と、トラップ温度センサおよび蒸気温度検出手段に
よる検出結果とが入力されて、これらの入力によりトラ
ップの作動状態が正常か異常かが判別され、さらに、異
常の場合には、その異常状態が指示されて、表示手段に
表示される。したがって、前記トラップの作動状態を簡
単かつ正確に診断して、異常時には迅速に対処すること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図5は、蒸気を用いる設備機器の一例を示して
おり、同図中、1は蒸気Sが供給される食品加熱器のよ
うな蒸気負荷で、複数個配置されている。2Aは同蒸気
負荷1に接続される蒸気管であって、各蒸気負荷1の下
流側の復水管2Bにトラップ3を設けている。これによ
り、高圧の蒸気が低圧の外部へ無駄に排出されないよう
にしている。蒸気負荷1は1つだけ設置される場合もあ
る。
明する。図5は、蒸気を用いる設備機器の一例を示して
おり、同図中、1は蒸気Sが供給される食品加熱器のよ
うな蒸気負荷で、複数個配置されている。2Aは同蒸気
負荷1に接続される蒸気管であって、各蒸気負荷1の下
流側の復水管2Bにトラップ3を設けている。これによ
り、高圧の蒸気が低圧の外部へ無駄に排出されないよう
にしている。蒸気負荷1は1つだけ設置される場合もあ
る。
【0013】前記トラップ3には、その内部の気液状態
と温度の両方を検出できる気液・温度検出装置4を設け
ている。この気液・温度検出装置4は、後述するよう
に、気液検出センサ5とトラップ温度センサ6とを組み
込んで単品としたものである。また、前記蒸気管2にお
ける蒸気負荷1の上流側には、蒸気管2A内の蒸気温度
を検出する蒸気温度検出手段7を設けている。
と温度の両方を検出できる気液・温度検出装置4を設け
ている。この気液・温度検出装置4は、後述するよう
に、気液検出センサ5とトラップ温度センサ6とを組み
込んで単品としたものである。また、前記蒸気管2にお
ける蒸気負荷1の上流側には、蒸気管2A内の蒸気温度
を検出する蒸気温度検出手段7を設けている。
【0014】図4は、前記気液・温度検出装置4を示し
ており、同図中、41は絶縁粉末42が充填された金属
製保護管で、その内部に補償導線43を挿通し、この補
償導線43から外方側(右側)にリード線44を引き出
して、前記トラップ温度センサ6が構成される。前記保
護管41は、絶縁スリーブ45と封止環46および金属
製ブッシング47を用い、このブッシング47をガスケ
ット48を介して前記トラップ3の周壁31にねじ込む
ことによって取付けられている。また、前記ブッシング
47の外部側に導体環49を絶縁ナット50を介して取
付け、この導体環49と前記保護管41とからリード線
51を引き出して前記気液検出センサ5が構成されてい
る。そして、前記トラップ3の内部が液相のとき、前記
保護管41と導体環49とが復水Dおよび金属製ブッシ
ング47を介して導通され、また、気相のときには、両
者が非導通となることから、前記トラップ3内の気液状
態が検出される。
ており、同図中、41は絶縁粉末42が充填された金属
製保護管で、その内部に補償導線43を挿通し、この補
償導線43から外方側(右側)にリード線44を引き出
して、前記トラップ温度センサ6が構成される。前記保
護管41は、絶縁スリーブ45と封止環46および金属
製ブッシング47を用い、このブッシング47をガスケ
ット48を介して前記トラップ3の周壁31にねじ込む
ことによって取付けられている。また、前記ブッシング
47の外部側に導体環49を絶縁ナット50を介して取
付け、この導体環49と前記保護管41とからリード線
51を引き出して前記気液検出センサ5が構成されてい
る。そして、前記トラップ3の内部が液相のとき、前記
保護管41と導体環49とが復水Dおよび金属製ブッシ
ング47を介して導通され、また、気相のときには、両
者が非導通となることから、前記トラップ3内の気液状
態が検出される。
【0015】また、前記蒸気温度検出手段7としては、
図5に示すように、前記蒸気管2内の蒸気温度を検出す
る蒸気温度センサ71を用いる他、同図の点線で示すよ
うに、圧力センサ72を用い、この圧力センサ72で蒸
気圧力を検出して、その圧力に対応する蒸気温度を算出
するようにしてもよい。
図5に示すように、前記蒸気管2内の蒸気温度を検出す
る蒸気温度センサ71を用いる他、同図の点線で示すよ
うに、圧力センサ72を用い、この圧力センサ72で蒸
気圧力を検出して、その圧力に対応する蒸気温度を算出
するようにしてもよい。
【0016】図1に示すように、前記気液・温度検出装
置4に設けた気液検出センサ5の出力側を、導通回路8
と導通判断回路9とを介して、中央処理装置(CPU)
に内蔵された判別手段10に接続し、また、この判別手
段10には、前記気液・温度検出装置4のトラップ温度
センサ6を温度回路11と差温演算回路12とを介して
接続する。この差温演算回路13には、蒸気温度検出手
段7として蒸気温度センサ71が接続され、この蒸気温
度センサ71と前記トラップ温度センサ6とで検出され
る温度の差を演算して、前記判別手段10に出力する。
置4に設けた気液検出センサ5の出力側を、導通回路8
と導通判断回路9とを介して、中央処理装置(CPU)
に内蔵された判別手段10に接続し、また、この判別手
段10には、前記気液・温度検出装置4のトラップ温度
センサ6を温度回路11と差温演算回路12とを介して
接続する。この差温演算回路13には、蒸気温度検出手
段7として蒸気温度センサ71が接続され、この蒸気温
度センサ71と前記トラップ温度センサ6とで検出され
る温度の差を演算して、前記判別手段10に出力する。
【0017】また、前記中央処理装置CPUの出力側に
は、プリンタ13と表示手段14とをそれぞれ接続す
る。
は、プリンタ13と表示手段14とをそれぞれ接続す
る。
【0018】図2は、前記表示手段14を示しており、
各トラップ3に対応するチャンネル番号を示すチャンネ
ル表示部15と、このチャンネル番号のトラップ3の温
度を示すトラップ温度表示部16と、同トラップ3の状
態表示を行う色が異なる複数のランプ17と、同トラッ
プ3の導通状態つまり気液状態を示す2つのランプ18
とが設けられている。
各トラップ3に対応するチャンネル番号を示すチャンネ
ル表示部15と、このチャンネル番号のトラップ3の温
度を示すトラップ温度表示部16と、同トラップ3の状
態表示を行う色が異なる複数のランプ17と、同トラッ
プ3の導通状態つまり気液状態を示す2つのランプ18
とが設けられている。
【0019】前記中央出力装置10は、下記表2のよう
なマップを持っており、このマップにしたがって自動診
断を行なう。
なマップを持っており、このマップにしたがって自動診
断を行なう。
【0020】
【表2】
【0021】すなわち、同表に示すランプ点灯の項にお
いて、緑色は、前記気液検出センサ5で検出されるトラ
ップ3内の復水が液相で、前記蒸気温度センサ71とト
ラップ温度センサ6とで検出される差温が所定範囲、例
えば0〜(−20)℃にあって、正常状態であることを
示している。赤色は、前記気液検出センサ5で検出され
るトラップ3の内部が気相で、前記差温が前記所定範囲
にあり、前記トラップ3が吹放し状態にあって不良状態
であることを示している。黄色は、前記トラップ3の内
部が気液混合状態で、前記差温が前記所定範囲にあり、
トラップ自体に故障があって弁漏れが発生した不良状態
であることを示している。
いて、緑色は、前記気液検出センサ5で検出されるトラ
ップ3内の復水が液相で、前記蒸気温度センサ71とト
ラップ温度センサ6とで検出される差温が所定範囲、例
えば0〜(−20)℃にあって、正常状態であることを
示している。赤色は、前記気液検出センサ5で検出され
るトラップ3の内部が気相で、前記差温が前記所定範囲
にあり、前記トラップ3が吹放し状態にあって不良状態
であることを示している。黄色は、前記トラップ3の内
部が気液混合状態で、前記差温が前記所定範囲にあり、
トラップ自体に故障があって弁漏れが発生した不良状態
であることを示している。
【0022】青色は、前記トラップ3内が液相で、前記
差温が(−20)〜(−50)℃にあり、前記トラップ
3が排出不良を起こした不良状態であることを示してい
る。この状態では、トラップ3内に復水が貯まるので、
復水が放熱してこのような温度低下を起こす。紫色は、
前記トラップ3内が液相で、前記蒸気温度センサ71で
検出される蒸気温度が50℃以下にあり、前記トラップ
3がほぼ完全に閉塞した不良状態であることを示してい
る。
差温が(−20)〜(−50)℃にあり、前記トラップ
3が排出不良を起こした不良状態であることを示してい
る。この状態では、トラップ3内に復水が貯まるので、
復水が放熱してこのような温度低下を起こす。紫色は、
前記トラップ3内が液相で、前記蒸気温度センサ71で
検出される蒸気温度が50℃以下にあり、前記トラップ
3がほぼ完全に閉塞した不良状態であることを示してい
る。
【0023】また、無灯は、前記蒸気温度センサ71で
検出される蒸気温度と、前記トラップ温度センサ6で検
出されるトラップ内温度がともに50℃以下にあって、
前記トラップ3に蒸気が供給れていない、つまり、この
トラップ3が設けられた蒸気系が休止していることを示
している。そして、前記緑色、赤色、黄色、青色、紫色
および無灯が、それぞれ前記表示手段14におけるトラ
ップ状態表示を行う各ランプ17(番号1〜6)に表示
さる。
検出される蒸気温度と、前記トラップ温度センサ6で検
出されるトラップ内温度がともに50℃以下にあって、
前記トラップ3に蒸気が供給れていない、つまり、この
トラップ3が設けられた蒸気系が休止していることを示
している。そして、前記緑色、赤色、黄色、青色、紫色
および無灯が、それぞれ前記表示手段14におけるトラ
ップ状態表示を行う各ランプ17(番号1〜6)に表示
さる。
【0024】また、導通状態を示すランプ18は、液相
のとき「有」の方が点灯し、気相のとき「無」の方が点
灯し、気・液混合のとき、「有」と「無」が交互に点滅
する。
のとき「有」の方が点灯し、気相のとき「無」の方が点
灯し、気・液混合のとき、「有」と「無」が交互に点滅
する。
【0025】次に、以上のトラップ用自動診断装置を用
いて、前記トラップ3の作動状態を自動診断する場合に
ついて説明する。先ず、前記トラップ3の作動時に、前
記表示手段14のランプ17に緑色が点灯されると、前
記トラップ3が正常状態であることが確認できる。赤色
が点灯されると、前記トラップ3が不良状態にあり、そ
の異常が吹放しであることが確認できる。黄色が点灯さ
れると、同じくトラップ3が不良状態にあり、その異常
が弁漏れであることが確認できる。このときには、内部
交換などの処置を施すことにより、蒸気ロスを最小限に
することができる。
いて、前記トラップ3の作動状態を自動診断する場合に
ついて説明する。先ず、前記トラップ3の作動時に、前
記表示手段14のランプ17に緑色が点灯されると、前
記トラップ3が正常状態であることが確認できる。赤色
が点灯されると、前記トラップ3が不良状態にあり、そ
の異常が吹放しであることが確認できる。黄色が点灯さ
れると、同じくトラップ3が不良状態にあり、その異常
が弁漏れであることが確認できる。このときには、内部
交換などの処置を施すことにより、蒸気ロスを最小限に
することができる。
【0026】また、青色が点灯されると、同じくトラッ
プ3が不良状態にあり、その異常が排出不良であること
が確認できる。紫色が点灯されると、同じくトラップ3
が不良状態にあり、その異常がトラップ3の閉塞である
ことが確認できる。これらの場合にも、即座に対処する
ことにより、蒸気ロスを最小限にすることができる。さ
らに、無灯の場合には、前記トラップ3が休止状態にあ
ることが確認できる。また、以上の内容は、CPUに接
続したプリンタ13で記録される。導通状態表示用のラ
ンプ18は補助的なもので、このランプ18によって気
・液の別を確認する。
プ3が不良状態にあり、その異常が排出不良であること
が確認できる。紫色が点灯されると、同じくトラップ3
が不良状態にあり、その異常がトラップ3の閉塞である
ことが確認できる。これらの場合にも、即座に対処する
ことにより、蒸気ロスを最小限にすることができる。さ
らに、無灯の場合には、前記トラップ3が休止状態にあ
ることが確認できる。また、以上の内容は、CPUに接
続したプリンタ13で記録される。導通状態表示用のラ
ンプ18は補助的なもので、このランプ18によって気
・液の別を確認する。
【0027】図3は、複数トラップ3の作動状態を同時
表示可能とした別実施例の表示手段14を示しており、
同表示手段14には、複数チャンネルのトラップ3の番
号を表示する表示部19と、各チャンネルの正常状態を
表示するランプ20と、異常状態を表示するランプ21
と、休止状態を表示するランプ22とを設けている。前
記正常状態のランプ20は表2の左欄の正常状態を、異
常状態のランプ21は表2の不良状態を、休止状態のラ
ンプ22は表2の休止状態をそれぞれ示す。なお、この
休止状態のランプ22は、そのトラップが設けられた蒸
気系が運転停止しているときにも点灯する。
表示可能とした別実施例の表示手段14を示しており、
同表示手段14には、複数チャンネルのトラップ3の番
号を表示する表示部19と、各チャンネルの正常状態を
表示するランプ20と、異常状態を表示するランプ21
と、休止状態を表示するランプ22とを設けている。前
記正常状態のランプ20は表2の左欄の正常状態を、異
常状態のランプ21は表2の不良状態を、休止状態のラ
ンプ22は表2の休止状態をそれぞれ示す。なお、この
休止状態のランプ22は、そのトラップが設けられた蒸
気系が運転停止しているときにも点灯する。
【0028】また、前記表示手段14には、複数チャン
ネルのトラップ3のうち、特定のトラップ3を選択的に
表示可能とした表示部23と、そのトラップ温度の表示
部24と、同トラップ3の異常状態を表示する複数のラ
ンプ25と、警報器26と、警報ランプ27と、リセッ
トボタン28および温度差設定ボタン29とを設けてい
る。さらに、前記表示手段14には、プリンタ13を併
設しており、このプリンタ13で前記各トラップ3の作
動状態を記録することにより、各トラップ3の管理台帳
としても利用できる。また、以上の表示手段14をオペ
レータ室などに配置すれば、現場に行かなくても、前記
各ランプなどを見ることにより、前記各トラップ3の作
動状態を簡単に確認することができる。
ネルのトラップ3のうち、特定のトラップ3を選択的に
表示可能とした表示部23と、そのトラップ温度の表示
部24と、同トラップ3の異常状態を表示する複数のラ
ンプ25と、警報器26と、警報ランプ27と、リセッ
トボタン28および温度差設定ボタン29とを設けてい
る。さらに、前記表示手段14には、プリンタ13を併
設しており、このプリンタ13で前記各トラップ3の作
動状態を記録することにより、各トラップ3の管理台帳
としても利用できる。また、以上の表示手段14をオペ
レータ室などに配置すれば、現場に行かなくても、前記
各ランプなどを見ることにより、前記各トラップ3の作
動状態を簡単に確認することができる。
【0029】なお、同図中、30は3段階切換え式のト
グルスイッチで、上述した自動診断を行う通常モード
と、基準モードと、休止モードとを選択するためのもの
である。前記基準モードは、特定のチャンネルのトラッ
プの温度を基準として他のトラップとの温度差をチェッ
クするときに使用するもので、この基準モードに設定さ
れたトラップが、基準温度のトラップとなる。また、休
止モードは、そのチャンネルの系が運転停止中又は異常
であることが予めわかっているときに、その系を診断対
象外にするときに使用される。
グルスイッチで、上述した自動診断を行う通常モード
と、基準モードと、休止モードとを選択するためのもの
である。前記基準モードは、特定のチャンネルのトラッ
プの温度を基準として他のトラップとの温度差をチェッ
クするときに使用するもので、この基準モードに設定さ
れたトラップが、基準温度のトラップとなる。また、休
止モードは、そのチャンネルの系が運転停止中又は異常
であることが予めわかっているときに、その系を診断対
象外にするときに使用される。
【0030】以上の実施例では蒸気用が低圧側へ漏れる
のを防止するトラップについて説明したが、この発明の
トラップ用自動診断装置は、ポンピングトラップのよう
に、蒸気を昇圧して供給側へ戻す回収配管に設けられた
高圧のトラップにも適用できる。
のを防止するトラップについて説明したが、この発明の
トラップ用自動診断装置は、ポンピングトラップのよう
に、蒸気を昇圧して供給側へ戻す回収配管に設けられた
高圧のトラップにも適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、トラップの作動状態を正常か異常かを自動的に判別
できて、しかも、異常の場合には、その異常状態を指示
して、表示手段に表示できる。したがって、前記トラッ
プの作動状態を簡単かつ正確に診断して、異常時には迅
速に対処することができる。
ば、トラップの作動状態を正常か異常かを自動的に判別
できて、しかも、異常の場合には、その異常状態を指示
して、表示手段に表示できる。したがって、前記トラッ
プの作動状態を簡単かつ正確に診断して、異常時には迅
速に対処することができる。
【図1】この発明にかかるトラップ用自動診断装置の一
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図2】表示手段の一例を示す正面図である。
【図3】表示手段の他例を示す正面図である。
【図4】気液・温度検出装置を示す断面図である。
【図5】トラップの使用例を示す蒸気管図である。
3…トラップ、5…気液検出センサ、6…トラップ温度
センサ、7…蒸気温度検出手段、10…判別手段、14
…表示手段。
センサ、7…蒸気温度検出手段、10…判別手段、14
…表示手段。
Claims (1)
- 【請求項1】 トラップ内における復水の気液状態を判
別する気液検出センサと、トラップの内部温度を検出す
るトラップ温度センサと、蒸気温度を検出する蒸気温度
検出手段と、 前記気液検出センサによる気液検出結果とトラップ温度
センサおよび蒸気温度検出手段による温度検出結果とに
基づいて、前記トラップの作動状態を判別する判別手段
と、 前記判別手段で判別されたトラップの作動状態を表示す
る表示手段とを備えていることを特徴とするトラップ用
自動診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17735593A JPH0712294A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | トラップ用自動診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17735593A JPH0712294A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | トラップ用自動診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0712294A true JPH0712294A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=16029523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17735593A Pending JPH0712294A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | トラップ用自動診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712294A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002071092A (ja) * | 2000-09-01 | 2002-03-08 | Tlv Co Ltd | 蒸気トラップ診断装置、及び、蒸気トラップ診断方法 |
US8187624B1 (en) | 2000-06-14 | 2012-05-29 | Kao Corporation | Compositions for taking dietary fibers |
EP2548811A1 (en) | 2001-04-13 | 2013-01-23 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Synthetic-resin screw cap |
-
1993
- 1993-06-23 JP JP17735593A patent/JPH0712294A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8187624B1 (en) | 2000-06-14 | 2012-05-29 | Kao Corporation | Compositions for taking dietary fibers |
JP2002071092A (ja) * | 2000-09-01 | 2002-03-08 | Tlv Co Ltd | 蒸気トラップ診断装置、及び、蒸気トラップ診断方法 |
EP2548811A1 (en) | 2001-04-13 | 2013-01-23 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Synthetic-resin screw cap |
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