JPH07121880A - 光ディスクドライブ装置の書き込み済み/未書き込みセクタの判定方法 - Google Patents

光ディスクドライブ装置の書き込み済み/未書き込みセクタの判定方法

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JPH07121880A
JPH07121880A JP28577393A JP28577393A JPH07121880A JP H07121880 A JPH07121880 A JP H07121880A JP 28577393 A JP28577393 A JP 28577393A JP 28577393 A JP28577393 A JP 28577393A JP H07121880 A JPH07121880 A JP H07121880A
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Ichiro Moritomo
一郎 守友
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスク等の情報記憶媒体上の各セクタ
に、すでにデータが書かれているか否かについて正確な
判定が行えるようにして、二重書き込みを防止すると共
に、上位装置からの記憶媒体の使用効率を向上させる。 【構成】 情報記憶媒体上の各セクタのユーザデータ領
域内に予備領域を設け、書き込み時に該予備領域にNバ
イトの特定コードを記録しておき、上位装置から読み出
し/書き込み命令を受けたとき、特定コードの読み出さ
れたバイト数を基準バイト数と比較して、当該セクタが
書き込み済みか未書き込みか判定する。 【効果】 各セクタの書き込み済み/未書き込みを正確
に判定することが可能になり、二重書き込み等が未然に
防止され、データの信頼性が向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、書き換え可能な媒体
を追記型媒体として使用する光ディスクドライブ(いわ
ゆるCCWドライブ)等における書き込み済み/未書き
込みセクタの判定方法に係り、特に、あるセクタに正し
いデータが書かれているか、あるいはデータが書かれて
いないか、について正確に判定できるようにして、二重
書き込みを防止すると共に、上位装置からの記憶媒体の
使用効率を向上させた書き込み済み/未書き込みセクタ
の判定方法に関する。具体的にいえば、光ディスク媒体
の読み出し動作において、書き込み済み/未書き込みセ
クタの判定方法に係り、特に、書き込み動作後のベリフ
ァイ動作により、正しく読めて、かつ予め設定された予
備領域に書き込まれたデータパターンに、所定値以上の
割合でエラーがあれば、正しい書き込み動作が行えなか
ったと判断(交替処理等の処理を実施)することによ
り、データの信頼性を向上させた書き込み済み/未書き
込みセクタの判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、光学的に検知可能な案内トラ
ックに複数のセクタを有する情報記憶媒体上に情報が記
録され、再同期信号を1ブロック毎に含む情報の再生に
際し、再生信号から再同期信号を検出して情報を復調す
るようにした光ディスクドライブ装置は公知である。こ
の場合に、再生信号から再同期信号を検出する際、検出
ゲート内でのみ検出し、かつ、検出ゲート信号を基準信
号によって設定するようにした光情報記録再生方法も提
案されている(例えば、特開平3−144968号公
報)。ここで、従来の情報記録再生装置について、その
構成例を説明する。
【0003】図5は、従来の情報記録再生装置につい
て、その要部構成の一例を示す機能ブロツク図である。
図において、1は上位装置、2は光ディスクドライブ装
置、3はその制御部で、31はCPU、32は制御用メ
モリ、33はデータメモリ、34はECC部、4はドラ
イブ部で、41は書き込み制御部、42は読み出し制御
部、5は情報記憶媒体を示す。
【0004】この図5では、情報記録再生装置が光ディ
スクドライブ装置2の場合を示している。光ディスクド
ライブ装置2は、情報記憶媒体5とのインターフェース
を有するドライブ部4、および、上位装置1とのインタ
ーフェースを有し、ドライブ部4と上位装置1との通信
を制御する機能を有するCPU31を備えた制御部3、
から構成されている。
【0005】この制御部3は、CPU31が、図5の光
ディスクドライブ装置2のシステム全体の制御を司る機
能を有しており、CPU31用の制御用メモリ32と、
データメモリ33、およびデータのエラー検出・訂正を
行うECC部34とから構成されている。そして、ドラ
イブ部4の書き込み制御部41と、読み出し制御部42
により、情報記憶媒体5に対するデータの書き込みある
いは読み出しを行う。次に、図5に示した読み出し制御
部42の構成を詳しく説明する。
【0006】図6は、図5に示した光ディスクドライブ
装置について、その読み出し制御部の要部構成の一例を
示す機能ブロック図である。図において、6は書き換え
可能な情報記憶媒体、7はピックアップ、8はプリアン
プ、9は波形等価回路、10はコンパレータ、11はア
ドレス再生回路、12はCPU、13はPLL回路、1
4はSB検出回路、15はRS検出回路、16はタイミ
ングゲート生成回路、17は復調回路、18は1フレー
ム遅延回路、19は位置比較回路、20はRS情報生成
回路、21はゲートタイミング信号生成回路、22はゲ
ート幅信号生成回路、23は検出ゲート生成回路、24
と25はアンドゲート回路を示す。
【0007】この図6に示す光ディスクドライブ装置で
は、情報記憶媒体として、書き換え可能な情報記憶媒体
6を使用している。ここで、光学的情報記憶媒体(メデ
ィア)のフォーマットについて説明する。
【0008】図7は、情報記憶媒体上における1セクタ
内のデータのフォーマットと、検出される各信号との関
係の一例を示す図である。図のフォーマットにおいて、
IDはアドレス、VFOはPLLロック用の連続データ
パターン、SBとRSは同期検出用のマーク、DATA
はユーザデータ領域を示す。
【0009】光ディスクのような光学的情報記憶媒体で
は、この図7のようなフォーマットが定められている。
そして、記録再生時には、この図7に示したようなフォ
ーマットのデータを読み出し、SB検出回路14と、R
S検出回路15によって、同期マークSB,RSを検出
する。
【0010】この図7のタイムチャートで、RS検出信
号に未検出と記した破線のパルス信号は、エラーによっ
て検出されない状態を示している。しかし、同期マーク
RSは、所定の間隔で検出されるので、先の光情報記録
再生方法(特開平3−144968号公報)では、RS
検出ゲート信号として示すように、基準信号によって検
出ゲート信号を設定することで、未検出のRS検出信号
を補正することが可能である。
【0011】以上のように、書き換え可能な情報記憶媒
体を使用する従来の光ディスクドライブ装置では、図7
のようなフォーマットにより記憶媒体上にユーザデータ
が記録され、再生時には、同期マークSB,RSによっ
て同期を取ることで、セクタの各ブロック毎のデータを
読み出している。次に、図5の情報記録再生装置におい
て、上位装置1から情報記憶媒体5(図6の書き換え可
能な情報記憶媒体6)へのデータの書き込み命令が与え
られた場合の動作を説明する。ここでは、書き込み時に
実行されるベリファイ動作を、フローで説明する。
【0012】図8は、従来の情報記録再生装置におい
て、ベリファリ時の主要な処理の流れを示すフローチャ
ートである。図において、#1〜#4はステップを示
す。
【0013】ステップ#1で、全データ領域をエラー訂
正有りで読む。次のステップ#2で、訂正が正確である
かどうかチェックする。訂正が正確であれば、ステップ
#3へ進み、正常と判断して、この図8のフローを終了
する。
【0014】また、ステップ#2でチェックした結果、
訂正が正確でなければ、ステップ#4へ進み、エラーを
通知して、この図8のフローを終了する。以上のよう
に、従来のベリファイ動作では、単に、全データ領域を
エラー訂正有りで読み出し、訂正が正確であるかをチエ
ックすることによって、エラーであるか正常であるか、
を判定している。
【0015】以上の処理によって、書き込み時のベリフ
ァイ動作が行われる。次に、上位装置1から情報記憶媒
体5に対するデータの読み出し命令が与えられた場合に
ついて、そのリード動作時のフローを説明する。
【0016】図9は、従来の情報記録再生装置におい
て、リード時の主要な処理の流れを示すフローチャート
である。図において、#11〜#14はステップを示
す。
【0017】ステップ#11で、全データ領域をエラー
訂正有りで読む。次のステップ#12で、訂正が正確で
あるかどうかチェックする。訂正が正確であれば、ステ
ップ#13へ進み、正常と判断して、この図9のフロー
を終了する。
【0018】また、ステップ#12でチェックした結
果、訂正が正確でなければ、ステップ#14へ進み、エ
ラーセクタを通知して、この図9のフローを終了する。
以上のように、従来のリード動作でも、単に、全データ
領域をエラー訂正有りで読み出し、訂正が正確であるか
をチエックすることによって、エラーであるか正常であ
るか、を判定している。
【0019】以上のように、従来の情報記録再生装置、
特に光ディスクドライブ装置では、ベリファイ動作でも
リード動作でも、単に、全データ領域をエラー訂正有り
で読み出して、訂正が正確であるかどうか、判定するだ
けである。逆にいえば、従来の装置では、当該情報記録
媒体のセクタに、データが書き込まれているかどうか、
については何ら判定するステップを有していない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】この発明では、従来の
光ディスクドライブ装置において、書き込み命令や読み
出し命令に対する処理時のエラー判定処理で生じる不都
合を解決し、単に訂正が正確であるかの判定だけでな
く、当該セクタは、データの書き込み済みセクタである
か、未書き込みセクタであるかについても判定できるよ
うにして、二重書き込みを防止すると共に、データの信
頼性を向上させた書き込み済み/未書き込みセクタの判
定方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明の書き込み済み
/未書き込みセクタの判定方法では、第1に、光学的に
検知可能な案内トラックに複数のセクタを有する情報記
憶媒体上に情報が記録され、再同期信号を1ブロック毎
に含む情報の再生に際して、再生信号から前記再同期信
号を検出して情報を復調する情報復調手段を有するドラ
イブ部と、上位装置と前記ドライブ部との間のデータ転
送を制御するコントロール部とを具備し、書き換え可能
な記憶媒体に対して追記型記憶媒体として処理を行う光
ディスクドライブ装置において、前記情報記憶媒体上の
各セクタのユーザデータ領域内に予備領域を設け、デー
タの書き込み時に、該予備領域にNバイトの特定コード
を記録しておき、前記上位装置から読み出し命令または
書き込み命令を受けたとき、前記特定コードの読み出さ
れたバイト数を、予め設定された基準バイト数と比較す
ることによって、当該セクタが書き込み済みであるか未
書き込みであるか判定するようにしている。
【0022】第2に、上記第1の光ディスクドライブ装
置において、前記再同期信号を検出できなかった個数を
カウントするカウンタを備え、前記検出できなかった再
同期信号の個数を、予め設定された所定の個数と比較す
ることによって、当該セクタが書き込み済みであるか未
書き込みであるか判定するようにしている。
【0023】
【作用】この発明では、情報記憶媒体上の各セクタのユ
ーザ領域に、書き込み済みであることを示す特定のデー
タパターンを記録する予備領域を設けておき、ユーザデ
ータの書き込み時に、特定のデータパターンを記録して
おき、読み出された特定のデータパターンのバイト数
を、予め設定された第1の基準バイト数と比較すること
によって、書き込み済みセクタであるかどうか判定する
ようにしている(請求項1の発明)。また、その際に、
同期信号の個数も併せて確認することにより、書き込み
済みセクタであるかどうか判定するようにしている(請
求項2の発明)。
【0024】
【実施例】次に、この発明の光ディスクドライブ装置の
書き込み済み/未書き込みセクタの判定方法について、
図面を参照しながら、その実施例を詳細に説明する。こ
の発明で使用する光ディスクドライブ装置のハード構成
は、基本的には、先に従来例として示した図5および図
6と同様であり、CPU31が、後出の図2から図4の
フローに従った制御を行って判定する点に特徴を有して
いる。
【0025】なお、図5のECC部34は、セクタ内の
予備領域に、エラー訂正をかけるかどうかを選択できる
機能を有している点も特徴である。また、この発明で
は、情報記憶媒体5として、書き換え可能な情報記憶媒
体、すなわち追記型(Write Once)記憶媒体
を使用する場合を前提としている。
【0026】図1は、この発明の書き込み済み/未書き
込みセクタの判定方法で使用する情報記憶媒体につい
て、その情報記憶媒体上における1セクタ内のデータの
フォーマットの一実施例を示す図である。図における符
号は図7と同様であり、F1〜Fmはユーザデータ領域
DATA内の各ブロックを示す。
【0027】この発明の判定方法では、この図1に示し
たユーザデータ領域DATA群について、所定のブロッ
クFn(1≦n≦m)内に予備領域(ユーザデータとは
関係のない領域とする)を設けておき、ユーザデータと
は別の特定コード、例えばNバイトのデータパターンを
書き込んでおく。すなわち、Nバイトで、オールFFh
のようなデータを予め決定しておく。
【0028】そして、ユーザデータ領域DATAへのデ
ータの書き込み時に、この所定のブロックFn内に設け
られた予備領域に、先の特定コード(Nバイトのデータ
パターン)を書き込んでおく。書き込み済み/未書き込
みセクタの判定時には、この予備領域に書き込まれた特
定コードを読み出して、Nバイトの内、FFhであるバ
イトが何バイトであるかをチェックすることにより、当
該セクタが、書き込み済みセクタであるか未書き込みセ
クタであるかについて、判定を行う。
【0029】このチェックは、図5のCPU31によっ
て行う。上位装置からの書き込み命令や読み出し命令に
対する動作時には、この図1に示したフォーマットのデ
ータを読み出し、先の図6のSB検出回路14と、RS
検出回路15によって、同期マークSB,RSを検出す
る(再同期信号を検出する)点は、従来と同様である。
【0030】なお、先の予備領域は、検出できなかった
同期マークSB,RSの数を記憶するためにも使用す
る。この同期マークSB,RSの数は、図6のSB検出
回路14と、RS検出回路15によってカウントされ、
そのカウント値が図5のCPU31へ与えられて比較さ
れる。
【0031】まず、上位装置から読み出し命令が発行さ
れた場合について、述べる。この場合には、指定された
セクタのデータを上位装置へ送出するかどうかを決める
必要があるので、当該セクタが書き込み済みであるか判
定する。
【0032】そのために、予備領域以外の領域を、エラ
ー訂正有りで読み出して、エラーの判定を行った後、正
常な場合には、予備領域について、エラー訂正無しで読
み出し、特定コードのバイト数を第1のデータバイト基
準値C1と比較して、当該セクタが書き込み済みである
かどうかチェックする(請求項1の発明)。また、検出
できなかった同期信号SB,RSの数を、予め設定され
た第1のエラー個数基準値E1と比較することにより、
判定の精度をさらに向上させる(請求項2の発明)。次
に、上位装置からの読み出し命令時に行われるベリファ
イ動作の処理を、フローで説明する。
【0033】図2は、この発明の判定方法において、ベ
リファイ時の主要な処理の流れを示すフローチャートで
ある。図において、#21〜#26はステップを示す。
【0034】ステップ#21で、予備領域以外の領域
を、エラー訂正有りで読む。なお、予備領域について
は、エラー訂正無しで読む。次のステップ#22で、訂
正が正確であるかどうかチェックする。訂正が正確でな
いときは、ステップ#26へ進み、エラーと判定して、
この図2のフローを終了する。
【0035】また、ステップ#22でチェックした結
果、訂正が正確であれば、ステップ#23へ進み、予備
領域内の正しいデータバイト数Dnが、予め設定された
第1のデータバイト基準値C1より大であるかどうかチ
ェックする。もし、正しいデータバイト数が、予め設定
された第1のデータバイト基準値C1より小のときは
(大でないときは)、ステップ#26へ進み、エラーと
判定して、この図2のフローを終了する。
【0036】ステップ#23でチェックした結果、正し
いデータバイト数が、予め設定された第1のデータバイ
ト基準値C1より大のときは、ステップ#24へ進み、
検出できなかった同期信号SB,RSの数が、予め設定
された第1のエラー個数基準値E1より小であるかどう
かチェックする。もし、検出できなかった同期信号S
B,RSの数が、予め設定された第1のエラー個数基準
値E1より小であれば、ステップ#26へ進み、正常と
判定して、この図2のフローを終了する。
【0037】また、検出できなかった同期信号SB,R
Sの数が、予め設定された第1のエラー個数基準値E1
より小でないとき(検出できなかった個数が多いとき)
は、ステップ#26へ進み、エラーと判定して、この図
2のフローを終了する。
【0038】この発明の処理を示す図2のフローと、従
来例として示した先の図8のフローと比べれば明らかな
ように、訂正が正確でないとき、従来のベリファイ時の
処理では、単にエラーが生じたと判定するだけであった
(図8のステップ#1〜#2と、図2のステップ#21
〜#22は同じ)。しかし、この発明では、さらに、予
備領域内の正しいデータバイト数Dnを、予め設定され
た第1のデータバイト基準値C1と比較し(Dn≧C1
?)、その比較結果によって(ステップ#23)、エラ
ーの判定を行っている。
【0039】したがって、この発明の書き込み済み/未
書き込みセクタの判定方法を採用すれば、より正確な判
定が可能となり、判定結果の信頼性が向上される(請求
項1の発明)。また、予備領域内の正しいデータバイト
数Dnが、第1のデータバイト基準値C1より小であっ
ても、直ちに正常とは判定せず、検出できなかったS
B,RSの数を、予め設定された第1のエラー個数基準
値E1と比較し(SB,RSの数≧E1)、その判定結
果によって(ステップ#24)、エラーの判定を行って
いる。
【0040】したがって、判定の信頼性がさらに向上さ
れる(請求項2の発明)。次に、同じく上位装置からの
読み出し命令の実行時に行われるリード動作について、
フローで説明する。
【0041】図3は、この発明の判定方法について、リ
ード時の主要な処理の流れを示すフローチャートであ
る。図において、#31〜#36はステップを示す。
【0042】ステップ#31で、全データ領域を、エラ
ー訂正有りで読む。次のステップ#32で、訂正が正確
であるかどうかチェックする。もし、訂正が正確であれ
ば、ステップ#33で、正常と判定して、この図3のフ
ローを終了する。
【0043】これに対して、訂正が正確でないときは、
ステップ#34へ進み、検出できなかったSB,RSの
数が、予め設定された第2のエラー個数基準値E2より
も大であるかどうか、チェックする(SB,RSの数≧
E2)。もし、大でなければ、ステップ#35へ進み、
そのセクタは書き込み済みセクタであると判定する。
【0044】また、大であれば、ステップ#36へ進
み、そのセクタは未書き込みのセクタであると判定す
る。このリード時の処理を示す図3と、従来例として示
した先の図9のフローと比べれば明らかなように、訂正
が正確でないとき、従来の処理では、単にエラーセクタ
と判定するだけであったが(図9のステップ#11〜#
13と、図3のステップ#31〜#33は同じ)、この
発明では、書き込み済みセクタであるか、未書き込みセ
クタであるか、について判定できるようにしている(図
3のステップ#34〜#36)。
【0045】したがって、リード時に、書き込み済みセ
クタであるか(ステップ#35)、未書き込みセクタで
あるか(ステップ#36)を正確に判定できるので、上
位装置へのセクタデータの送信が確実に行える。以上の
ように、この発明の判定方法では、上位装置から読み出
し命令を受けたとき、図8と図9に示した従来のフロー
による処理に、新たな判断ステップを追加することによ
って、単に、エラーセクタの判定だけでなく、書き込み
済みセクタであるか、未書き込みセクタであるか、につ
いて正確に判断することができるようにしている。
【0046】次に、上位装置から書き込み命令が発行さ
れた場合について、述べる。この場合には、指定された
セクタにデータを書き込んでよいかどうかを決める必要
があるので、当該セクタが未書き込みセクタであること
を確認するための判定を行う。この判定に際しては、予
備領域内の正しいデータバイト数Dnを、予め設定され
た第2のデータバイト基準値C2と比較し、また、検出
できなかった同期信号SB,RSの数を、第2のエラー
個数基準値E2と比較する。
【0047】もし、書き込み済みセクタであるかどうか
判定できないときは、結果的に、未書き込みセクタであ
ることが明らかでないので、二重書き込みによるデータ
の消失が生じないように、リトライ動作を行って確認す
る。このリトライ動作では、予備領域内の正しいデータ
バイト数Dnを、予め設定された第3のデータバイト基
準値C3と比較する(C3≦C2)。
【0048】以上のような判定を行うために、この発明
の判定方法では、次に述べるブランクチェックを行う。
次の図4に示すブランクチェック動作のフローは、従来
の光ディスクドライブ装置では全く行われていない動作
であり、この発明の判定方法で、新たに追加された動作
である。
【0049】図4は、この発明の判定方法について、ブ
ランクチェック動作の主要な処理の流れを示すフローチ
ャートである。図において、#41〜#55はステップ
を示す。
【0050】ステップ#41で、全データ領域を、エラ
ー訂正無しで読む。次のステップ#42で、予備領域内
の正しいデータバイト数Dnが、予め設定された第2の
データバイト基準値C2より大であるかどうか、チェッ
クする。
【0051】もし、データバイト数Dn≧第2のデータ
バイト基準値C2であれば、ステップ#43へ進み、そ
のセクタは書き込み済みセクタであると判定する。ま
た、データバイト数Dn≧第2のデータバイト基準値C
2でなければ、ステップ#44へ進む。
【0052】ステップ#44で、検出できなかった同期
信号SB,RSの数が、第2のエラー個数基準値E2よ
り小であるかどうか、チェックする。もし、小であれ
ば、ステップ#45へ進み、そのセクタは書き込み済み
セクタであると判定する。
【0053】これに対して、第2のエラー個数基準値E
2より小でなければ(エラーが大のときは)、ステップ
#46へ進む。ステップ#46で、予備領域内の正しい
データバイト数Dn(ステップ#42と同じ)が、予め
設定された第3のデータバイト基準値C3より小である
かどうか、チェックする。
【0054】もし、データバイト数Dn≦第3のデータ
バイト基準値C3であれば、ステップ#47へ進み、そ
のセクタは未書き込みのセクタであると判定する。これ
に対して、データバイト数Dn≦第3のデータバイト基
準値C3でないときは、ステップ#48へ進み、全デー
タ領域(予備領域以外)を、エラー訂正有りで読む。
【0055】ステップ#49で、エラー訂正が正確であ
るかどうかチェックする。もし、正確であれば、ステッ
プ#50へ進み、そのセクタは書き込み済みセクタであ
ると判定する。
【0056】また、エラー訂正が正確でないときは、ス
テップ#51へ進んで、検出できなかった同期信号S
B,RSの数が、第2のエラー個数基準値E2より小で
あるかどうか、チェックする。もし、小であれば、ステ
ップ#53へ進み、予備領域内の正しいデータバイト数
Dn(ステップ#42と同じ)が、予め設定された第3
のデータバイト基準値C3より小であるかどうか、チェ
ックする。
【0057】そして、データバイト数Dn≦第3のデー
タバイト基準値C3であれば、ステップ#54へ進み、
そのセクタは未書き込みのセクタであると判定する。こ
れに対して、データバイト数Dn≦第3のデータバイト
基準値C3でないときは、ステップ#55へ進み、その
セクタは書き込み済みセクタであると判定する。
【0058】図4のフローでは、以上のようなブランク
チェックを行うことによって、ステップ#43,#4
5,#50,#52,#55の場合には、書き込み済み
セクタと判定し、また、ステップ#47,#54の場合
には、未書き込みセクタと判定している。この発明で
は、書き込み動作の前に、以上のようなブランクチェッ
クを行うことができるので、正しく読み出せなかったと
きでも、すでにデータが書き込まれているセクタ(書き
込み済みセクタ)であるが、データの読み出しが行えな
いのか、あるいは、まだデータが書き込まれていないセ
クタ(未書き込みセクタ)であるために、データの読み
出しが行えないのか、等について正確に判定することが
できる。
【0059】以上を要約すれば、次の5つの場合には、
書き込み済みセクタと判定する。第1に、読み出し時
に、エラー訂正有りで行い、その結果、正常に読み出
せ、かつ、予備領域内のデータが、特定のデータパター
ンに対してある決められた所定のバイト数(第1のデー
タバイト基準値C1)以上が一致して読み出せたとき
は、書き込み済みセクタと判定する(書き込み後のベリ
ファイで採用)。
【0060】第2に、エラー訂正有りで行い、正しく読
み出せ、かつ、セクタ内の検出できなかった同期マーク
SB,RSの数が、ある所定の個数(第1のエラー個数
基準値E1)以下のときも、同様に、書き込み済みセク
タと判定する(書き込み後のベリファイで採用)。第3
に、読み出し時に、エラー訂正有りで行った結果、正常
に読み出せず(エラー訂正できず)、かつ、セクタ内の
検出できなかった同期マークSB,RSの数が、ある所
定の個数(第2のエラー個数基準値E2)未満のとき
も、書き込み済みセクタと判定する(読み出し時のリー
ドで採用)。
【0061】第4に、読み出し時に、エラー訂正無しで
行い、予備領域内の特定パターンに対してある決められ
た所定のバイト数(第2のデータバイト基準値C2)以
上一致して読み出せたときは、書き込み済みセクタと判
定する(書き込み前のブランクチェックで採用)。第5
に、読み出し時に、エラー訂正無しで行い、セクタ内の
検出できなかった同期マークSB,RSの数が、ある所
定の個数(第2のエラー個数基準値E2)未満であれ
ば、書き込み済みセクタと判定する(書き込み前のブラ
ンクチェックで採用)。
【0062】これに対して、次の2つの場合には、未書
き込みセクタと判定する。第1に、読み出し時に、エラ
ー訂正有りで行った結果、正常に読み出せず(エラー訂
正できず)、かつ、セクタ内の検出できなかった同期マ
ークSB,RSの数が、ある所定の個数(第2のエラー
個数基準値E2)以上のとき(先の第3と逆の結果とな
ったとき)は、未書き込みセクタと判定する(書き込み
前のブランクチェックで採用)。
【0063】第2に、読み出し時に、エラー訂正無しで
行い、セクタ内の検出できなかった同期マークSB,R
Sの数が、ある所定の個数(第2のエラー個数基準値E
2)以上で、かつ、予備領域内の特定パターンに対して
ある決められたバイト数(第3のエラー個数基準値E
3)以下しか一致しないときは、未書き込みセクタと判
定する(書き込み前のブランクチェックで採用)。
【0064】次に、リトライによって、次の2つの場合
には書き込み済みセクタと判定し、1つの場合には未書
き込みセクタと判定する。まず、先の書き込み済みセク
タと判定する第5、および、未書き込みセクタと判定す
る第2で、判断できなかったときは、リトライ動作によ
り、エラー訂正有りで読み直し、正しく読み出せたとき
は、書き込み済みセクタと判定する(書き込み前のブラ
ンクチェックで採用)。
【0065】また、このリトライによってエラー訂正で
きなかった(正しく読み出せなかった)とき、セクタ内
の検出できなかった同期マークSB,RSの数が、ある
所定の個数(第2のエラー個数基準値E2)未満のとき
は、セクタ内の検出できなかった同期マークSB,RS
の数が、ある所定の個数(第2のエラー個数基準値E
2)以上で、かつ、予備領域内の特定パターンに対して
ある決められたバイト数(第3のエラー個数基準値E
3)以下しか一致しなければ、未書き込みセクタと判定
する(書き込み前のブランクチェックで採用)。
【0066】したがって、書き込み後のベリファイによ
り、正しく読み出せ、かつ、予め設定されて予備領域内
に書き込まれた特定のパターンデータに、ある値以上の
エラーがあれば、正しい書き込み動作が行えなかった、
と判断することができ、例えば交替処理等を実施するこ
とができるので、データの信頼性が向上される。この場
合に、書き込み後のベリファイで、正しく読み出せ、か
つ、検出できなかった同期マークSB,RSの数を、あ
る所定の個数(例えば第1のエラー個数基準値E1等)
と比較するので、判断の信頼性がさらに向上される。
【0067】また、読み出し時に、書き込み済みセクタ
であるか、未書き込みセクタであるか、が正確に判定で
きるので、上位装置の情報記憶媒体の使用効率も向上さ
れる(もし、書き込み済みか、未書き込みか判断できな
ければ、二重書き込みの防止のために、そのセクタを使
用することができない)。さらに、書き込み前に、未書
き込みセクタであることが正しく判断できることによっ
て、二重書き込みが防止され、データの破壊等が生じな
い。
【0068】
【発明の効果】請求項1の光ディスクドライブ装置の光
ディスクドライブ装置の書き込み済み/未書き込みセク
タの判定方法では、情報記憶媒体上の各セクタのユーザ
データ領域内に予備領域を設け、データの書き込み時
に、該予備領域にNバイトの特定コードを記録してお
き、上位装置から読み出し命令または書き込み命令を受
けたとき、前記特定コードの読み出されたバイト数を、
予め設定された基準バイト数と比較することによって、
当該セクタが書き込み済みであるか未書き込みであるか
判定している。したがって、当該セクタが、書き込み済
みであるか未書き込みであるかを正確に判定することが
可能になり、二重書き込み等が未然に防止され、データ
の信頼性が向上される。
【0069】請求項2の書き込み済み/未書き込みセク
タの判定方法では、再同期信号を検出できなかった個数
をカウントするカウンタを設け、前記検出できなかった
再同期信号の個数を、予め設定された所定の個数と比較
することによって、当該セクタが書き込み済みであるか
未書き込みであるか判定している。すなわち、同期信号
SB,RSの個数も併せて判定の基準にされるので、請
求項2の判定方法の効果に加えて、書き込み済みである
か未書き込みであるかの判定の信頼性が一層向上され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の書き込み済み/未書き込みセクタの
判定方法で使用する情報記憶媒体について、その情報記
憶媒体上における1セクタ内のデータのフォーマットの
一実施例を示す図である。
【図2】この発明の判定方法において、ベリファイ時の
主要な処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】この発明の判定方法について、リード時の主要
な処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】この発明の判定方法について、ブランクチェッ
ク動作の主要な処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図5】従来の情報記録再生装置について、その要部構
成の一例を示す機能ブロツク図である。
【図6】図5に示した光ディスクドライブ装置につい
て、その読み出し制御部の要部構成の一例を示す機能ブ
ロック図である。
【図7】情報記憶媒体上における1セクタ内のデータの
フォーマットと、検出される各信号との関係の一例を示
す図である。
【図8】従来の情報記録再生装置において、ベリファリ
時の主要な処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】従来の情報記録再生装置において、リード時の
主要な処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 上位装置 2 光ディスクドライブ装置 3 制御部 4 ドライブ部 5 情報記憶媒体 31 CPU 32 制御用メモリ 33 データメモリ 34 ECC部 41 書き込み制御部 42 読み出し制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に検知可能な案内トラックに複数
    のセクタを有する情報記憶媒体上に情報が記録され、再
    同期信号を1ブロック毎に含む情報の再生に際して、再
    生信号から前記再同期信号を検出して情報を復調する情
    報復調手段を有するドライブ部と、上位装置と前記ドラ
    イブ部との間のデータ転送を制御するコントロール部と
    を具備し、書き換え可能な記憶媒体に対して追記型記憶
    媒体として処理を行う光ディスクドライブ装置におい
    て、 前記情報記憶媒体上の各セクタのユーザデータ領域内に
    予備領域を設け、データの書き込み時に、該予備領域に
    Nバイトの特定コードを記録しておき、 前記上位装置から読み出し命令または書き込み命令を受
    けたとき、前記特定コードの読み出されたバイト数を、
    予め設定された基準バイト数と比較することによって、
    当該セクタが書き込み済みであるか未書き込みであるか
    判定することを特徴とする書き込み済み/未書き込みセ
    クタの判定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の光ディスクドライブ装置にお
    いて、 前記再同期信号を検出できなかった個数をカウントする
    カウンタを備え、 前記検出できなかった再同期信号の個数を、予め設定さ
    れた所定の個数と比較することによって、当該セクタが
    書き込み済みであるか未書き込みであるか判定すること
    を特徴とする書き込み済み/未書き込みセクタの判定方
    法。
JP28577393A 1993-10-20 1993-10-20 光ディスクドライブ装置の書き込み済み/未書き込みセクタの判定方法 Pending JPH07121880A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010198688A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Seiko Epson Corp メディア処理装置、メディア処理システム、メディア処理方法、およびプログラム

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