JPH07121741A - カードハンドラ用開閉カバー及びその施錠装置 - Google Patents

カードハンドラ用開閉カバー及びその施錠装置

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JPH07121741A
JPH07121741A JP28600793A JP28600793A JPH07121741A JP H07121741 A JPH07121741 A JP H07121741A JP 28600793 A JP28600793 A JP 28600793A JP 28600793 A JP28600793 A JP 28600793A JP H07121741 A JPH07121741 A JP H07121741A
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秀康 大森
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二三男 小浦
Yukio Tanaka
幸男 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動改札機の改札機本体に対する開閉操作を
楽に、かつ安全に行える開閉カバーと、操作杆を二方向
へ操作しなければ開閉カバーと改札機本体との施錠を解
除することのできない施錠装置を提供することにある。 【構成】 開閉カバーにあっては、開閉カバー(C) の開
閉を可能とするヒンジ(4) の支軸(43)の延長線上に、開
閉カバー(C) の側板(2) が改札機本体(A) に対し鋭角を
なして停止するよう当該開閉カバー(C) の負荷を開方向
及び閉方向夫々の逆方向で相殺するトーションバー(5)
を配置した。一方、施錠装置にあっては、開閉カバー
(C) の上板(1) の裏面にケース(15)を固着し、このケー
ス(15)の底部に改札機本体(A) の係止部材(A4)と係合・
離脱可能にラッチ部材(16)を前進及び後退可能に配置
し、操作杆(14)に固着された押圧部材(18)を右側又は左
側の何れか一方に移動させて上記ラッチ部材(16)を係止
部材(A4)より離脱させるよう後退させる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動改札機の改札機本
体に開閉自在に取り付けられてカードハンドラのメンテ
ナンス時に作業台として使用できるカードハンドラ用の
開閉カバー及びその開閉カバーを改札機本体に施錠する
ための施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道路線駅に設置されている自動改札機
にあっては、図11に示されるように、改札機本体の内
部に、乗車券、入場券又はプリペイドカード等のカード
類を搬送、整列、磁気記録情報の読取り書込み、パンチ
ング(穴明け)など一連の改集札処理を行うカードハン
ドラが格納されている。このカードハンドラは、図示し
ないカードハンドラ昇降装置に上昇及び下降可能に搭載
されており、カードハンドラのメンテナンス時に、リフ
トアップされて後述の開閉カバーの側板上に移し載せら
れる。
【0003】ところで、カードハンドラのメンテナンス
時に作業台となる金属製の開閉カバーは、図11に示す
ように、カードハンドラに覆い被さる断面略Γ字形に作
製されて当該カードハンドラよりも長尺に形成してあ
り、その上板の長手方向の中央に施錠装置を有し、改札
通路側の側板の下端部の両端に配したヒンジにより改札
通路側に引き倒し可能に改札機本体に取り付けられてい
る。上記開閉カバーのヒンジは、側板の裏面に固着した
連結部材の下端部が支軸を介して改札機本体のブラケッ
トの先端下部に回動自在に連結され、その連結部材の先
端上部にリンクの下端を軸支すると共に、同連結部材の
上部に形成した縦長の孔にリンクの上端を軸により摺動
自在に取り付けて、開閉カバーを改札通路側に側板が改
札機本体に対し略直角になるまで引き倒すことができる
ようになっている。そして、上記ヒンジには、開閉カバ
ーを改札通路側に引き倒す開操作を安全に行えるように
するため、リンクの下端の固定軸と上端の摺動軸との間
に当該摺動軸を上方に付勢する圧縮コイルバネを配置
し、この圧縮コイルバネの付勢力に抗し開閉カバーを改
札通路側に引き倒すようになっている。又、上記開閉カ
バーの施錠装置は、改札機本体に固着された係止部材に
係合・離脱可能なラッチ杆をケースの内部に有し、操作
杆を改札通路側に押してラッチ杆を係止部材より離脱さ
せることにより、開閉カバーと改札機本体との施錠を解
除できるようになっている。
【0004】ところが、上記開閉カバーは、ヒンジを構
成するリンクの固定軸と摺動軸との間に当該摺動軸を上
方に付勢する圧縮コイルバネを配置していることから、
開閉カバーを改札機本体側に押し倒して閉じようとした
とき、圧縮コイルバネがリンクの摺動軸を押し上げて開
閉カバーを改札機本体側に急激に回動させようとするた
め、開閉カバーの上板の先端と改札機本体との間に指を
挾まないよう注意して開閉カバーの閉操作を行わなくて
はならなかった。その上、開閉カバーは、側板の下端部
を一対のヒンジにより改札機本体に開閉自在に連結して
いるだけのものであるため、カードハンドラを側板の裏
面に載せると、側板の下端部が両ヒンジの支軸の間でカ
ードハンドラの荷重により下方に撓み変形してしまうと
いう強度上の問題もあった。一方、施錠装置において
は、操作杆を一方向に、即ち、改札通路側に押すだけで
ラッチ杆が改札機本体の係止部材より離脱する簡単な構
造となっているため、客が悪戯して操作杆を改札通路側
に押し開閉カバーと改札機本体との施錠を解除してしま
うということがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記開閉カ
バー及び背錠装置の難点に鑑みて為されたものであっ
て、改札通路側への開操作及び改札機本体側への閉操作
を楽に、かつ安全に行える上、カードハンドラの荷重に
よる側板の下端部の変形をも防止でき、しかもカードハ
ンドラを側板上に移し載せる作業も簡単に行える開閉カ
バーを提供すると共に、操作杆を二方向へ操作しなけれ
ば開閉カバーと改札機本体との施錠を解除できず、しか
も開閉カバーと改札機本体との施錠を解除した状態で操
作杆より手を離すだけで操作杆が元の位置に自動的に戻
り開閉カバーが改札機本体に施錠される自動施錠式の施
錠装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、開閉カバーの
開閉操作を楽に、かつ安全に行えるようにするため、開
閉カバーの回動中心となる両ヒンジの支軸の延長線上
に、開閉カバーの側板が改札機本体に対し鋭角をなして
停止するよう当該開閉カバーの負荷を開方向及び閉方向
夫々の逆方向で相殺するトーションバーを配置した。
又、開閉カバーの側板上にカードハンドラを載せたと
き、側板の下端部が両ヒンジの支軸の間でカードハンド
ラの荷重により下方に撓み変形することを防止するた
め、側板の下端部の裏面に開閉カバーの回動中心となる
両ヒンジの支軸の間で上記下端部を補強する補強部材を
配置し、更に、カードハンドラを側板上に移し載せる作
業を簡単に行えるようにするため、同側板の裏面にカー
ドハンドラを載せる受台を上記補強部材と略同一高さに
形成して配置する構成とした。
【0007】一方、開閉カバーを改札機本体に施錠する
施錠装置にあっては、操作杆を二方向に操作して開閉カ
バーと改札機本体との解除を可能とするため、開閉カバ
ーの上板の裏面に固着された箱形のケースの底部に、改
札機本体に固着されている施錠用の係止部材と係合・離
脱するラッチ部材を当該係止部材に対し前進及び後退可
能に配置し、このラッチ部材の上面に当該ラッチ部材と
共に前進及び後退可能に保持部材を一体的に組み付け、
この保持部材に左右方向へ移動自在に取り付けられて右
側又は左側の何れか一方でラッチ部材を係止部材より離
脱可能に上記保持部材を後退せしめる押圧部材をラッチ
部材の上面に配置し、この押圧部材に解除操作用の操作
杆を一体的に固着する構成とした。そして、開閉カバー
と改札機本体との施錠を解除した状態で操作杆より手を
離すだけで開閉カバーが改札機本体に施錠される自動施
錠式とするため、保持部材と押圧部材との間に当該押圧
部材を右側又は左側の何れか一方に移動させたとき左右
方向に移動可能な位置に戻す第2のバネを夫々配置し、
更に、ケース内にラッチ部材を係止部材に係合させるよ
う付勢する第1のバネを配した構成とした。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る開閉カバー及び施錠装置
を添付図面に示す実施例に基づいて、更に詳しく説明す
る。添付図面中、図1は本発明の開閉カバー及び施錠装
置を備えた自動改札機の外観図を示し、図2乃至図5は
本発明の開閉カバーを示し、図6乃至図10は本発明の
施錠装置を示している。
【0009】図1において、符号(A) は自動改札機の改
札機本体、符号(B) は改札機本体(A) の内部で図示しな
いカードハンドラ昇降装置に取外し可能に搭載されたカ
ードハンドラ、符号(C) はカードハンドラ(B) の作業台
となる金属製の開閉カバー、符号(D) は開閉カバー(C)
を改札機本体(A) に施錠する施錠装置である。上述のカ
ードハンドラ(B) は、後述する開閉カバー(C) の上板
(1) の右端部に設けたカード投入部(11) の投入口(12)
(図2参照)より乗車券、入場券又はプリペイドカード
等のカード類が投入されると、これらカード類を搬送、
整列、磁気記録情報の読取り書込み、パンチング(穴明
け)など一連の改札処理を行った後に、同上板(1) の左
端部に設けた返却口(13)に送り出すよう構成してある。
そして、上記カードハンドラ(B) は、その構成機器のメ
ンテナンス時に、カードハンドラ昇降装置によりリフト
アップされて後述する開閉カバー(C) の側板(2) の裏面
に配置した受台(8) 上に移し載せられる。なお、符号
(G) は自動改札機の利用客が通過する改札通路(E) を開
放したり閉鎖したりするドアである。
【0010】本実施例の開閉カバー(C) は、図1に示す
ように、改札機本体(A) の上面側の上板(1) 及び改札通
路(E) 側の側板(2) とから成ってカードハンドラ(B) に
覆い被さる断面略Γ字形に作製され、かつカードハンド
ラ(B) を側板(2) 上に載せることができるよう当該カー
ドハンドラ(B) よりも長尺に形成してある。前記開閉カ
バー(C) の側板(2) には、図2乃至図5に示すように、
その裏面の下端部を略L字形に成形することにより断面
略凹字状の凹部(3) が形成してある。この凹部(3) は、
開閉カバー(C)の全長に亘って作製されており、その両
端部には後述するヒンジ(4,4) を配置するための切欠部
(3a,3a) が形成してある。ヒンジ(4,4)は、従来のもの
と同様な構成となっており、図2及び図3に示すよう
に、側板(2) の裏面に一対の平板より成る連結部材(41)
を固着し、この連結部材(41)の下端部と改札機本体(A)
のブラケット(A1)の先端下部とを開閉カバー(C) の回転
中心となる支軸(43)により回動自在に連結すると共に、
そのブラケット(A1)の外側に開閉カバー(C) を支持する
ための一対のリンク(44,44) を配置して当該リンク(44,
44) の下端を固定用の軸(45)を介してブラケット(A1)に
回動自在に連結し、更に、同リンク(44,44) の上端を上
記連結部材(41)に形成した縦長の孔(41a) に摺動用の軸
(46)を介して摺動自在に連結している(図2参照)。し
かして、前記ヒンジ(4,4) は、開閉カバー(C) の凹部
(3) の切欠部(3a)内に位置する支軸(43)を支点として改
札通路(E) 側に引き倒すと、リンク(44,44) の摺動軸(4
6)が連結部材(41)の孔(41a) に沿って支軸(43)側に移動
し当該孔(41a) の下端部で停止することにより、リンク
(44,44) が側板(2) を改札機本体(A)に対し略直角とな
った状態に支持するようになっている(図1及び図3参
照)。
【0011】前記開閉カバー(C) の凹部(3a)内には、図
2に示すように、上記各ヒンジ(4,4) の内側に棒状のバ
ネ鋼材により作製された一対のトーションバー(5,5) が
配置されている。これらトーションバー(5,5) は、上記
ヒンジ(4,4) の支軸(43,43)の延長線上に横長の軸部(5
a,5a) を有し、ヒンジ(4,4) 側の一端(5b,5b)を軸部(5
a,5a) に対し改札機本体(A) 側に向け略直角となるよう
折り曲げて当該改札機本体(A) の係止部材(A2)に係止
し、ヒンジ(4,4) と反対側の他端(5c,5c) を軸部(5a,5
a) に対し上方に向け略直角に折り曲げて側板(2) の裏
面に固着された締結部材(6,6) で固定することにより
(図2及び図4参照)、開閉カバー(C) の回動許容範囲
内おいて側板(2) が改札機本体(A) に対し鋭角をなして
停止するよう当該開閉カバー(C) の負荷を開方向及び閉
方向夫々の逆方向で相殺する一定のトルクを得ている。
このトルクは、開閉カバー(C) の側板(2) を改札機本体
(A) に対し略45度から略90度の間の一定角度を以て
停止させるよう設定するのが好ましい。前記係止部材(A
2,A2) には、その下面にトーションバー(5,5) の一端
(5b,5b)を異なる位置で係止できるよう横方向に並列し
た複数の溝(A21) が形成されている。又、前記各保持部
材(6,6) は、上記係止部材(A2,A2) におけるトーション
バー(5,5) の一端(5b,5b)の係止位置を変えたとき、ト
ーションバー(5,5) の他端(5c,5c) の固定位置を調節で
きる割り締め又はセレーション等を用いて構成されてい
る。しかして、上記各係止部材(A2)及び締結部材(6)
は、開閉カバー(C) に他の部材を付加して開閉カバー
(C) の重量が変った場合、トーションバー(5,5) の係止
位置及び固定位置を適宜調整できることから、開閉カバ
ー(C) の重量変動に対し容易に対処できる。
【0012】又、前記開閉カバー(C) の凹部(3a)内に
は、図2に示すように、後述する受台(8)上にカードハ
ンドラ(B) を載せた際に、側板(2) の凹部(3a)が変形し
ないよう当該凹部(3a)を補強する補強部材(7) が取り付
けられている。前記補強部材(7) は、図2及び図5に示
すように、凹部(3a)に嵌合可能な断面略正方形状の長尺
な鋼材により作製されて上記両締結部材(6,6) の間で側
板(2) の長手方向に延びており、凹部(3a)内に嵌入され
て溶接により側板(2) に固着されている。
【0013】図2において符号(8) はカードハンドラ
(B) を載せる受台である。この受台(8) は、金属製の板
体により作製され、上記両ヒンジ(3,3) の間で側板(2)
の長手方向に延び(図2参照)、かつ同側板(2) の凹部
(3a)の高さと同一高さとなるよう形成されている(図5
参照)。前記受台(8) は、両ヒンジ(3,3) の間において
側板(2)の凹部(3a)を除く裏面全域を覆う平板状の台板
(81)と、この台板(81)の上端部及び下端部より側板(2)
側に向け突出する一対の脚片(82,82) とから成って断面
コ字形に形成されており、図示しないビスにより台板(8
1)が側板(2) の裏面に固着されている。そして、台板(8
1)と側板(2) の間に脚片(82)と同方向に延びる補強板(8
2)を配置し当該補強板(83)を台板(81)及び側板(2) に夫
々固着することにより、カードハンドラ(B) を台板(81)
上に載せたときの台板(81)の変形を防止している。
【0014】一方、本実施例の施錠装置(D) は、図1に
示すように、開閉カバー(C) の長手方向において上板
(1) の略中央の先端近傍に配置されており、後述するラ
ッチ部材(16)を解除操作する操作杆(14)が上板(1) 上に
表出している。この操作杆(14)は、図1に示すように、
開閉カバー(C) の上板(1) に固着された取手(A3)の下部
に配置されている(図7参照)。前記施錠装置(D) は、
図6及び図7に示すように、開閉カバー(C) の上板(1)
の裏面に左右の折曲片(15a,15a) を固着した上方開口の
箱形のケース(15)と、このケース(15)の底部に改札機本
体(A) に固着されている施錠用の係止部材(A4)と係合・
離脱自在に前進及び後退可能に配置されたラッチ部材(1
6)と、このラッチ部材(16)の上面に一体的に組み付けら
れ当該ラッチ部材(16)と共に前進及び後退する保持部材
(17)と、上記操作杆(14)に固着されてラッチ部材(16)の
上面に配置され、かつ保持部材(17)に図6の左右方向へ
移動可能に保持されて当該保持部材(17)をラッチ部材(1
6)が係止部材(A4)から離脱するよう押圧する押圧部材(1
8)とからなっている。
【0015】前記ラッチ部材(16)は、ケース(15)の内部
に基部(16a) を有し当該基部(16a)の前面の両端にケー
ス(15)の前板(15b) の下部に設けられた一対の孔(15c,1
5c)より突出する一対のラッチ部(16b,16b) を有して平
面凹字形に形成されている(図6参照)。前記ラッチ部
材(16)は、基部(16a) がその中央部でケース(15)の前板
(15b) 及び後板(15d) に固着された第1の支軸(19)によ
りケース(11)に対し前進及び後退可能に支持されている
(図7及び図6参照)。そして、前記ラッチ部材(16)
は、図6に示すように、基部(16a) の後面側においてケ
ース(15)の後板(15d) との間に配置された第1の圧縮コ
イルバネ(20)により付勢されて、ラッチ部(16b,16b) が
係止部材(A4)の各係止孔(A41,A41) に係止している(図
7参照)。
【0016】前記保持部材(17)は、ケース(15)の内部に
おいてラッチ部材(16)の基部(16a)の上面に配置されて
いる(図7参照)。前記保持部材(17)は、ラッチ部材(1
6)の基部(16a) の左右の両側端側に後述する押圧部材(1
8)に貫通された第3の支軸(22)を保持する一対の保持部
(17a,17a) を有し、同ラッチ部材(16)の基部(16a) の後
面側に上記両保持部(17a,17a) を連結した幅狭の連結部
(17b) を有して、平面凹字形に形成されている。前記保
持部材(17)は、夫々の保持部(17a,17a) がケース(15)の
前板(15b) 及び後板(15d) に固着された一対の第2の支
軸(21,21) によりケース(15)に対し前進及び後退可能に
支持され、かつ連結部(17b) の裏面後端縁に形成した横
長の切欠部(17c) に、ラッチ部材(16)の基部(16a) の上
面後端縁に突設した突条(16c) を係止させることによっ
て、ラッチ部材(16)に一体的に組み付けられている。
【0017】前記押圧部材(18)は、ケース(15)の内部に
おいて上記保持部材(17)の両保持部(17a,17a) の間に配
置されている(図6参照)。前記押圧部材(18)は、ラッ
チ部材(16)の基部(16a) の上面に載置されて保持部材(1
7)の連結部(17b) と対面する後面で当該保持部材(17)の
連結部(17b) をケース(15)の後板(15d) 側に押圧するよ
うになっている(図7参照)。前記押圧部材(18)は、保
持部材(17)の連結部(17b) よりも短尺に形成されて両保
持部(17a,17a) に支持された第3の支軸(22)に左右方向
へ移動自在に取り付けられている(図6参照)。前記押
圧部材(18)は、左右の両側に開閉カバー(C) の上板(1)
に形成された横長矩形状の開口窓(A5)内に突入する一対
の取着部(18a,18a) を有し、これら両取着部(18a,18a)
に上述した操作杆(14)を固着している(図7参照)。
又、前記押圧部材(18)は、上記両取着部(18a,18a) の間
に当該取着部(18a) と同方向に延びて後述のストッパ(A
7)と略同一幅に形成された突出片(18b) を有し、この突
出片(18b) と上記左右の取着部(18a,18a) との間に上述
のストッパ(A6)が入り込む凹溝(18c) を夫々形成してい
る(図6及び図7参照)。そして、前記押圧部材(18)
は、両取着部(18a,18a)の間において開口窓(A5)の前端
縁に形成された規制片(A51) により左右方向の移動が規
制され、かつ上記保持部材(17)の両保持部(17b,17b) の
間で第3の支軸(22)に嵌装された一対の第2の圧縮コイ
ルバネ(23,23) により突出片(18b) が同開口窓(A5)の後
端縁より突出するストッパ(A6)と対峙した状態に付勢さ
れている。しかして、前記押圧部材(18)は、図7に示す
ように、操作杆(14)を改札通路側に押して規制片(A51)
による両取着部(18a,18a) の規制を解くことにより第3
の支軸(22)に沿って左右方向への移動が可能となるもの
である(図6参照)。
【0018】かゝる構成の施錠装置における解除操作
は、次のようにして行われる。先ず、図7に示すよう
に、操作杆(14)を第1の圧縮コイルバネ(20)の付勢力に
抗し改札通路(E) 側に押して、押圧部材(18)を突出片(1
8b) がストッパ(A6)に当たるまで第1の支軸(19)に沿っ
てケース(15)の後板(15d) 側に後退させる(図8参
照)。次いで、操作杆(14)を図9にて示すケース(15)の
右側又は左側の何れか一方にスライドさせて(図示の例
では左側)、押圧部材(18)を左側の凹溝(18c) がストッ
パ(A6)と対面するまで第2の圧縮コイルバネ(23)の付勢
力に抗して第3の支軸(22)に沿って移動させる(図9参
照)。次に、その操作杆(14)を第1の圧縮コイルバネ(2
0)の付勢力に抗し更に改札通路(E) 側に押して、押圧部
材(18)を左側の凹溝(18c) 内にストッパ(A6)が入り込む
まで第1の支軸(19)に沿ってケース(15)の後板(15d) 側
に後退させることにより、ラッチ部材(16)のラッチ部(1
6b) が係止部材(A4)の係止穴(A41) より離脱して(図1
0参照)、開閉カバー(C) と改札機本体(A) との施錠が
解除される。
【0019】そして、ラッチ部材(16)を係止部材(A4)に
係合させて開閉カバー(C) と改札機本体(A) とを施錠す
る場合、押圧部材(18)を図10に示した状態で、即ち、
凹溝(18c) 内にストッパ(A6)が入り込んだ状態で操作杆
(14)から手を離すと、ラッチ部材(16)が第1の圧縮コイ
ルバネ(20)の付勢力により第1の支軸(19)に沿ってケー
ス(15)の前板(15b) 側に前進するので、押圧部材(18)も
ケース(15)の前板(15b) 側に前進してストッパ(A6)が当
該押圧部材(18)の凹溝(18c) から脱し(図9参照)、押
圧部材(18)が左側の第2の圧縮コイルバネ(23)の付勢力
により第2の支軸(22)に沿って左側に移動して当該押圧
部材(18)の突出片(18b) がストッパ(A6)と対面し(図8
参照)、この状態でラッチ部材(16)が第1の圧縮コイル
バネ(20)の付勢力により第1の支軸(19)に沿ってケース
(15)の前板(15b) 側に前進して当該ラッチ部材(16)のラ
ッチ部(16b) が係止部材(A4)の係止穴(A41) に係合する
と共に、押圧部材(18)もケース(15)の前板(15b) 側に前
進して当該押圧部材(18)の突出片(18b) がストッパ(A6)
より離隔した図6に示す状態に戻る。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の開閉カ
バーは、開閉カバーの回動中心となる両ヒンジの支軸の
延長線上に、開閉カバーの側板が改札機本体に対し鋭角
をなして停止するよう当該開閉カバーの負荷を開方向及
び閉方向夫々の逆方向で相殺するトーションバーを配置
したので、開閉カバーの開閉操作を楽に、かつ安全に行
える。又、上記トーションバーは、一端が係止位置を自
在に変更できる係止部材を介して改札機本体に固定さ
れ、他端が固定位置を自在に変更できる締結部材を介し
て開閉カバーの裏面に固定されていることから、開閉カ
バーに他の部材を付加して開閉カバーの重量が変って
も、トーションバーの係止位置及び固定位置を適宜調整
できることから、開閉カバーの重量変動に対し容易に対
処することができる。
【0021】又、側板の下端部の裏面に開閉カバーの回
動中心となる両ヒンジの支軸の間で上記下端部を補強す
る補強部材を配置したので、側板の下端部がカードハン
ドラの荷重により両ヒンジの支軸の間で下方に撓む変形
が防止され、その上、同側板の裏面にカードハンドラを
載せる受材を配置したので、側板の下端部がカードハン
ドラの荷重により両ヒンジの支軸の間で下方に撓む変形
が防止され、その上、同側板の裏面にカードハンドラを
載せる受台を上記補強部材と略同一高さに形成して配置
したので、カードハンドラを側板上に載せる場合、カー
ドハンドラを補強部材上に一旦載せて改札通路側に引く
ことで受台上に移し載せることができ、カードハンドラ
昇降装置から側板上にカードハンドラを移し換える作業
が簡単に行える。
【0022】一方、施錠装置にあっては、開閉カバーの
上板の裏面に固着された箱形のケースの底部に、改札機
本体に固着されている施錠用の係止部材と係合・離脱す
るラッチ部材を当該係止部材に対し前進及び後退可能に
配置し、このラッチ部材の上面に当該ラッチ部材と共に
前進及び後退可能に保持部材を一体的に組み付け、この
保持部材に左右方向へ移動自在に取り付けられて右側又
は左側の何れか一方でラッチ部材を係止部材より離脱可
能に上記保持部材を後退せしめる押圧部材をラッチ部材
の上面に配置し、この押圧部材に解除操作用の操作杆を
一体的に固着したので、開閉カバーと改札機本体との施
錠を解除するとき、操作杆を二方向に、即ち、保持部材
に対し押圧部材を移動させる左右何れか一方の方向と同
保持部材を介しラッチ部材を係止部材より移動させて離
脱させる方向に操作しなくてはならず、したがって、従
来の施錠装置のように客が悪戯して操作杆を改札通路側
に押しても開閉カバーと改札機本体との施錠が解除され
るようなことがない。更に、保持部材と押圧部材との間
に当該押圧部材を右側又は左側の何れか一方に移動させ
たとき左右方向に移動可能な位置に戻す第2のバネを夫
々配置し、ケース内にラッチ部材を係止部材に係合させ
るよう付勢する第1のバネを配したので、開閉カバーと
改札機本体との施錠を解除した状態で操作杆より手を離
すと、ラッチ部材が係止部材に係合し、押圧部材が左右
方向に移動可能な位置に戻ることから、開閉カバーを改
札機本体に自動的に施錠させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る開閉カバー及び施錠装置を備えた
自動改札機の外観図である。
【図2】本実施例の開閉カバーを背面側より見た背面図
である。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線端面図である。
【図5】図2のV −V 線断面図である。
【図6】本実施例の施錠装置の内部構造を表した平面図
である。
【図7】図6のVII −VII 線断面図である。
【図8】施錠装置の操作杆を改札通路側に押して押圧部
材の突出片がストッパに当たるまで当該押圧部材を後退
させた動作説明図である。
【図9】施錠装置の操作杆を左側にスライドさせて押圧
部材を左側の凹溝がストッパと対面するまで移動させた
動作説明図である。
【図10】施錠装置の操作杆を改札通路側に押してラッ
チ部材が係止部材より離脱するまで押圧部材を後退させ
た動作説明図である。
【図11】従来の自動改札機の開閉カバー及び施錠装置
の構造を表した説明図である。
【符号の説明】
(A) :改札機本体、 (A2):係止部材(トーション
バー用)、(A4):係止部材(施錠装置用)、(B) :カー
ドハンドラ、(C) :開閉カバー、 (D) :施錠装
置、 (E) :改札通路、(1) :上板、
(2) :側板、 (4) :ヒンジ、(43):支軸、
(5) :トーションバー、(6) :締結部材、
(7) :補強部材、 (8) :受台、 (1
4):操作杆、(15):ケース、 (16):ラッチ部
材、 (17):保持部材、(18):押圧部材、 (2
0):第1の圧縮コイルバネ、(23):第2の圧縮コイルバ
ネ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白鳥 力男 栃木県宇都宮市平出工業団地11番地 日本 信号株式会社宇都宮事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動改札機の改札機本体(A) に格納され
    ている取外し可能なカードハンドラ(B) に覆い被さる断
    面略Γ字形に形成され、改札通路(E) 側の側板(2) の下
    端部の両端に配した一対のヒンジ(4,4) により当該側板
    (2) が改札機本体(A) に対し略直角となるまで改札通路
    (E) 側に回動可能に改札機本体(A) に取り付けられて成
    るカードハンドラ用の開閉カバーであって、前記開閉カ
    バーの回動中心となる両ヒンジ(4,4) の支軸(43,43) の
    延長線上に、上記開閉カバーの側板(2) が改札機本体
    (A) に対し鋭角をなして停止するよう当該開閉カバーの
    負荷を開方向及び閉方向夫々の逆方向で相殺するトーシ
    ョンバー(5) を配置したことを特徴とするカードハンド
    ラ用開閉カバー。
  2. 【請求項2】 前記トーションバー(5) は、開閉カバー
    の回動中心となる両ヒンジ(4,4) の支軸(43,43) の延長
    線上に軸部(5a)を有し、一端(5b)が改札機本体(A) に係
    止位置を自在に変更できる係止部材(A2)を介して固定さ
    れ、他端(5c)が開閉カバーの側板(2) の裏面に固定位置
    を自在に変更できる締結部材(6) を介して固定されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のカードバンドラ用開
    閉カバー。
  3. 【請求項3】 前記開閉カバーは、カードハンドラ(B)
    を載置可能に当該カードハンドラ(B) よりも長尺に作製
    され、側板(2) の下端部の裏面に開閉カバーの回動中心
    となる両ヒンジ(4,4) の支軸(43,43) の間で上記下端部
    を補強する補強部材(7) を配置し、同側板(2) の裏面に
    カードハンドラ(B) を載せる受台(8)を上記補強部材(7)
    と略同一高さに形成して配置したことを特徴とする請
    求項1記載のカードハンドラ用開閉カバー。
  4. 【請求項4】 自動改札機の改札機本体(A) に格納され
    ているカードハンドラ(B)に覆い被さる断面略Γ字形の
    開閉カバー(C) を改札機本体(A) に施錠する施錠装置で
    あって、前記開閉カバー(C) の上板(1) の裏面に固着さ
    れた箱形のケース(15)の底部に、改札機本体(A) に固着
    されている施錠用の係止部材(A4)と係合・離脱するラッ
    チ部材(16)を当該係止部材(A4)に対し前進及び後退可能
    に配置し、このラッチ部材(16)の上面に当該ラッチ部材
    (16)と共に前進及び後退可能に保持部材(17)を一体的に
    組み付け、この保持部材(17)に左右方向へ移動自在に取
    り付けられて右側又は左側の何れか一方でラッチ部材(1
    6)を係止部材(A4)より離脱可能に上記保持部材(17)を後
    退せしめる押圧部材(18)をラッチ部材(16)の上面に配置
    し、この押圧部材(18)に解除操作用の操作杆(14)を一体
    的に固着したことを特徴とする開閉カバーの施錠装置。
  5. 【請求項5】 前記保持部材(17)と押圧部材(18)との間
    に当該押圧部材(18)を右側又は左側の何れか一方に移動
    させたとき左右方向に移動可能な位置に戻す第2のバネ
    (23)を夫々配置し、更に、ケース(15)内にラッチ部材(1
    6)を係止部材(A4) に係合させた状態に付勢する第1の
    バネ(20)を配したことを特徴とする請求項4記載の開閉
    カバーの施錠装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0962874A (ja) * 1995-08-24 1997-03-07 Nippon Signal Co Ltd:The 自動改札機
JPH09231418A (ja) * 1996-02-22 1997-09-05 Nippon Signal Co Ltd:The 自動改札機
JP2018180620A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 株式会社東芝 筐体、及び、自動改札機

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