JPH07121717B2 - 舶用二重反転プロペラ - Google Patents

舶用二重反転プロペラ

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JPH07121717B2
JPH07121717B2 JP4211380A JP21138092A JPH07121717B2 JP H07121717 B2 JPH07121717 B2 JP H07121717B2 JP 4211380 A JP4211380 A JP 4211380A JP 21138092 A JP21138092 A JP 21138092A JP H07121717 B2 JPH07121717 B2 JP H07121717B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、船首側に配置したプ
ロペラ(以下「前プロペラ」という)によって発生する
旋回流の中心位置に、船尾側に配置した反転プロペラ
(以下「後プロペラ」という)の回転中心を置き、当該
後プロペラをポッドプロペラで構成して二重反転プロペ
ラによる利得を最大限引き出すようにした舶用二重反転
プロペラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に二重反転プロペラ装置は、前プロ
ペラを駆動する外軸の中に後プロペラを駆動する内軸を
同心状に挿通して二重軸構造とし、内外軸を互いに反転
させることで、前プロペラの回転によって生じる後流即
ち旋回流のエネルギを後プロペラによって回収しようと
する省エネ装置で、これによって7〜12%の推進効率
の向上が期待できるということから近時本格的な実用化
に向けて鋭意研究されている。しかし、この種の二重反
転プロペラ装置(例えば実公平4-7040号公報参照)は、
内外軸の駆動軸が二重軸構造になっており、しかも互い
に反転することから、外軸と内軸の間の軸受構造および
シール装置が複雑になり、かつ高度の耐久性が要求され
る。また反転ギヤ機構が必要となり、装置的にも複雑で
高価なものとなっている。
【0003】そこで、かかる二重軸構造に由来する種々
の不具合に鑑み、特開昭58-211994号(従来例1)、特
開昭62-26196号(従来例2)、特開昭62-163895 号(従
来例3)公報記載のような二重反転プロペラ装置が提案
されている。
【0004】従来例1は、船尾の推進用のプロペラ(前
プロペラ)の後方、同一軸線上に、逆回転するリアクシ
ョンプロペラ(後プロペラ)を備え、スターンフレーム
の上部とシューピースの間に、後プロペラを駆動する軸
を内装し且つ鉛直軸まわりに回動自在に構成した管体を
垂設したものである。
【0005】従来例2は、船尾部から後方に延出した駆
動シャフトに前プロペラを設けると共に、これと同一軸
線上に舵板から延出した駆動シャフトに逆回転する後プ
ロペラを設けたものである。
【0006】従来例3は、前後プロペラを同一軸線上に
配置し、前プロペラ駆動用の主機を主船体内に設けると
共に、後プロペラ駆動用の主機を主船体の船尾端に形成
された船尾バルブの内部に設けたものである。
【0007】従来例1〜3は、いずれも二重軸構造にな
っていない点、前後プロペラは同一軸線上に配置されて
いる点で共通している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、船尾におけ
る水流Sの流れ込みは、図12に示す如く船尾船体Hに
沿ってほぼ対称である(図中、2aは前プロペラの回転
中心、2bはその回転円を示す)が、プロペラ付近の伴
流分布は図13のようになる。図13は前プロペラが右
回転の場合で、数字は伴流の強さを示している。そして
実船実験によれば、かかる伴流(細い矢印)分布中で前
プロペラが回転することによって旋回流(太い矢印)C
が生じ、その旋回流Cの中心は、前プロペラ軸心(回転
中心)2aよりずれることが判明している。この場合そ
の中心は前プロペラの軸心2aより下方の位置Aにあ
る。従って、旋回流のエネルギを回収する目的であれ
ば、後プロペラの回転中心を旋回流の中心Aに置くべき
である。
【0009】ところが、上記実公平4-7040号公報に記載
の二重反転プロペラでは、二重軸構造であるがゆえ必然
的に前後プロペラが同一軸線上配置となっており、二重
軸構造になっていない従来例1〜3でも、前後プロペラ
が同一軸線上に配置されている。これは、従来の二重反
転プロペラが前後プロペラを同一軸線上に配置すること
を一つの基本思想としているからに他ならない。
【0010】このように上記従来の二重反転プロペラ装
置はいずれも、後プロペラの回転中心を旋回流の中心か
ら外れた位置に置いており、そのため前プロペラによる
旋回流のエネルギを後プロペラで充分に回収できず、二
重反転プロペラが本来的に有する利得を充分に引き出し
ていないのが実情である。
【0011】なお、従来の二重反転プロペラにおいて
は、上記実公平4-7040号公報に記載のように、前後プロ
ペラがそれぞれ船舶の所要馬力の1/2 ずつを分担するの
が効率がよいとされており、そのため装置が大型、高価
になっている。装置の小型化や旋回エネルギを回収する
目的であれば前後プロペラの分担馬力を半々にする必要
はないと考えられる。
【0012】本発明の主な目的は、前プロペラの回転に
よって生じる旋回流の中心が前プロペラの回転中心より
ずれることに着目し、この旋回流の中心位置にポッドプ
ロペラで構成した後プロペラの回転中心を置いて二重反
転プロペラの利得を最大限引き出すことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため本発
明は、相対峙した駆動軸で互いに反対方向に回転する前
プロペラと後プロペラとを並設してなる二重反転プロペ
ラであって、後プロペラをスターンフレームの上部から
吊設されたポッドプロペラで構成するとともに、後プロ
ペラの回転中心を前プロペラの回転中心から下方に外れ
た前プロペラによる旋回流のほぼ中心位置に置いたこと
を特徴とする舶用二重反転プロペラである。また、この
構成において、前プロペラは主機に機械的に連結し、後
プロペラであるポッドプロペラは該主機により駆動され
る動力源によって運転するようにしたものであり、ま
た、後プロペラであるポッドプロペラを旋回エネルギを
吸収する程度の小さな馬力に設定したものである。
【0014】また、この構成において、前プロペラは主
機に機械的に連結し、後プロペラであるポッドプロペラ
は該主機により駆動される動力源によって運転するよう
にしたものであり、また、後プロペラであるポッドプロ
ペラを旋回エネルギを吸収する程度の小さな馬力に設定
したものである。
【0015】
【作用】後プロペラをポッドプロペラとして構成したこ
とから、前後プロペラの相互配置関係を効率の最もよい
ものに設定でき、後プロペラの回転中心を旋回流の中心
位置に置くことも容易となり、これによって旋回エネル
ギの回収効率が向上し二重反転プロペラの利得を最大限
引き出すことができる。前プロペラを主機に機械的に連
結して駆動し、後プロペラは主機とは機械的連結はせ
ず、主機に接続した軸発電機と例えば電気的に接続して
駆動し、また後プロペラを旋回エネルギを吸収する程度
の小さな馬力に設定しておけば、二重反転プロペラ特有
の二重軸構造が解消され、装置の小型化、低コスト化が
達成される。なお、ポッドプロペラのポッド自体をラダ
ーバルブと同じ卵(紡錘)形にすれば整流作用を発揮し
て船体抵抗の減少に寄与する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1〜図11は本発明の第1実施例〜第11
実施例を示す船尾部の模式図である。 〔図1の第1実施例〕船尾の船体H内に主機Eが設けら
れており、主機Eの駆動(出力)軸1によって運転され
る軸発電機Gが配備され、更に駆動軸1に機械的連結さ
れた前プロペラ2がスターンフレーム5端に設けられて
いる。前プロペラ2の後方に前プロペラ2の軸心線(回
転中心)2aから少し下方に軸心線(回転中心)3aを
有する後プロペラ3が、その駆動軸4を前プロペラ2の
駆動軸1と相対峙させた形で並設されている。後プロペ
ラ3は、スターンフレーム5の上部から垂下したストラ
ット6の下端に卵(紡錘)形のポッド7を有し、ポッド
7の先端にプロペラを装着して成るいわゆるポッドプロ
ペラで構成されている。後プロペラ3の回転方向は前プ
ロペラ2のそれとは逆の方向に回転する反転プロペラで
あって、前プロペラ2と対になって二重反転プロペラを
形成している。この実施例では前プロペラ2および後プ
ロペラ3はともに固定ピッチプロペラである。図中、9
はポッドプロペラ3の後方に設けた平衡舵を示す。
【0017】ポッドプロペラ3のポッド7内には電動モ
ータMが内蔵されている。この電動モータMは同期電動
機の類で主機Eに機械的に連結されることなく前記軸発
電機Gを動力源として、これに連れ回りするよう電線1
0を介して電気的に該軸発電機Gに接続されている。つ
まり、主機Eが作動中、軸発電機Gが運転され発電する
とポッドプロペラ3の電動モータMもこれに同期・連動
するようになっている。この場合軸発電機Gとポッドプ
ロペラ3の極数が同じであれば前後プロペラ2、3の回
転数が同じとなる。前後プロペラ2、3の回転数を変え
る場合は両者の極数を変えればよい。この構成では特に
スタータ等が不要となり、それに伴いメンテナンスや運
転トラブルも減少し装置コストも低下する。なお、ポッ
ド7内のモータは、電動モータの他に油圧モータ又は空
圧モータの場合もあり得る。この場合には主機駆動で油
圧ポンプ又はコンプレッサを運転して圧油又は圧縮空気
で油圧モータ又は空圧モータを駆動するようにする。
【0018】本発明では、図13の船尾における伴流
(細い矢印)中を前プロペラが回転する(2bはその回
転円を示す)ことによって生じる旋回流(太い矢印)の
中心が前プロペラ2の回転中心2aよりずれた、少し下
方位置Aにあることに着目し、後プロペラ3の回転中心
3a(図1)がこの旋回流の中心Aに位置するように配
置されており、旋回エネルギの回収効率を高め二重反転
プロペラの利得を最大限引き出すようにしている。
【0019】また、通常の二重反転プロペラでは前プロ
ペラ2と後プロペラ(ポッドプロペラ)3の吸収馬力は
半々であるが、本発明ではポッドプロペラ3は前のプロ
ペラ2の旋回流のエネルギを吸収できる程度の小さな馬
力に設定され、ポッドプロペラ3の小型化と駆動ループ
の損失を最小限に抑えている。
【0020】このように前プロペラ2と後プロペラ3の
駆動軸1、4は、相対峙して配置されていて従来のよう
な二重軸構造になっていないので、前後プロペラの軸心
線(回転中心)2a、3aを上下に少しずらして配置す
ることが可能となり、また、後プロペラは主機とメカニ
カルに連結せず、主機駆動の軸発電機Gに電気的に接続
することが可能となる。また後プロペラ3はポッドプロ
ペラ型であるため、その配置は、最も効率のよい前プロ
ペラ2との前後関係位置に設定することも容易となる。
【0021】〔図2の第2実施例〕上記第1実施例にお
ける軸発電機Gとポッドプロペラ3の電動モータMとの
間に周波数コントローラ11を介装したものである。こ
れにより軸発電機Gと電動モータMの極数が同じでも後
プロペラ3の回転数を自由に選定できるようになるの
で、コントローラ11を前プロペラ2の回転数と連動し
て制御すれば常に最適効率の回転数の組み合わせが得ら
れる。図中、上記第1実施例と同一構成には同一符号を
付して説明は省略する。
【0022】〔図3の第3実施例〕上記第1実施例にお
けるポッドプロペラ3の電動モータMをポッド7外に出
したものである。つまり、縦型の電動モータMが船尾船
体H内に設置され、軸発電機Gと電気的に接続されてい
る。電動モータMの出力軸12はストラット6内に導設
されてポッド7内に設けたベベルギヤ13を介して後プ
ロペラ3を駆動するように構成されている。12aは軸
受を示す。この例ではポッド7を小型化でき、電動モー
タM等のメンテナンスが容易となる。また、ベベルギヤ
13のギヤ比を変えることで後プロペラの回転数を変更
しうる。
【0023】〔図4の第4実施例〕第2実施例と第3実
施例を組み合わせたものである。つまり、船内に設けた
縦型電動モータMと軸発電機Gとの間に第2実施例と同
様の周波数コントローラ11を介装したものであり、ベ
ベルギヤ13のギヤ比を変えることなく後プロペラ3の
回転数を変更できる。また、コントローラ11を制御す
ることによって航海中常に最適の回転数の組み合わせを
選択できる。
【0024】〔図5の第5実施例〕ポッドプロペラ3を
利用して舵9を取付けたものであって、電動モータMの
出力軸14とストラット6内の垂直軸15との間にベベ
ルギヤ16を入れ、モータを横型として、低い天井(上
部フロア)17に対応できるようにしたものである。こ
の例では上部のベベルギヤ16により電動モータMの回
転数をさらに上げ、電動モータMをコンパクトにし、装
置コストを安価にできる。舵9がストラット6に添設さ
れているためスターンフレーム5の後方への延び出し量
が小さくて済む。
【0025】〔図6の第6実施例〕上記第5実施例にお
いて、舵を平衡舵からフラップ舵18として舵効きを良
くするとともに、軸発電機Gと主機Eの駆動軸1との間
に増速機19を設置して軸発電機Gを安価でコンパクト
なものにしている。
【0026】〔図7の第7実施例〕上記第1実施例にお
いて、前プロペラ2を固定ピッチプロペラのままで、後
プロペラ3のみを可変ピッチプロペラ3Aにしたもので
ある。これによって前後プロペラ2、3のピッチを容易
に合わせることができ、また、後プロペラ3の吸収馬力
を旋回エネルギを回収しうる最適なものに設定する際に
有効である。
【0027】〔図8の第8実施例〕この例では、後プロ
ペラ3は固定ピッチプロペラのままで、前プロペラのみ
を可変ピッチプロペラ2Aにしたものである。この場合
も前後プロペラ2、3の吸収馬力のバランスをとること
が容易となる。また、ポッド7内の電動モータMと後プ
ロペラ3とを直結せずに、両者の間に減速機20を介在
させて電動モータMの回転数を自由に選定できるように
してモータのコンパクト化を図ったものである。なお、
減速機20は異芯、同芯のどちらでも良い。
【0028】〔図9の第9実施例〕前後プロペラをとも
に可変ピッチプロペラ2A、3Aにしたもので、前後プ
ロペラのピッチを任意に選定して両プロペラの吸収馬力
のバランスを最適なものに設定し推進効率の一層の向上
を狙ったものである。
【0029】〔第10図の第10実施例〕上記第1実施
例における軸発電機Gを主機Eの船首側に設置した例
で、軸発電機Gの配置が容易になる。場合によっては両
者の間に増速機を入れて軸発電機Gを小型化しても良
い。
【0030】〔第11図の第11実施例〕上記第10実
施例において、後プロペラであるポッドプロペラ3を旋
回式としたもので、これによって舵効きが良くなる。つ
まり、ストラット6の上端が船尾船体H内に回動自在に
支持され、上端の旋回ギヤ21に駆動モータ22で回転
するピニオンギヤ23が噛合している。ストラット6自
身が垂直軸まわりに回動するとポッドプロペラ3も水平
面内を旋回し舵作用を発揮する。
【0031】
【発明の効果】 後プロペラの回転中心を前プロペラ
の回転によって生じる旋回流の中心に合わせたため、二
重反転プロペラの利得が大きくなり、推進効率の一層の
向上を図ることができる。後プロペラをポッドプロペラ
で構成したので、前プロペラとの上下、前後位置関係を
任意に設定できる。
【0032】 後プロペラをポッドプロペラで構成
し、これを主機の駆動軸から取り出した動力(電気や油
圧等)によって駆動することにより二重軸構造のない、
小型で安価な二重反転プロペラ装置を実現できる。後プ
ロペラとしてポッドプロペラを採用したので在来船の改
造も容易となる。
【0033】 後プロペラの吸収馬力を旋回エネルギ
を吸収できる程度の小馬力に設定することで、ポッドプ
ロペラや駆動ループが小型になり安価な装置を構成しう
る。発電機やモータを小型にすることにより駆動ループ
の損失を最小限に抑えうる。
【0034】 後プロペラであるポッドプロペラの電
動モータを軸発電機に連れ回りとした場合、特別のスタ
ータが不要で安価となり、保守点検やトラブルも少なく
できる。
【0035】 ポッドプロペラのポッドを卵(紡錘)
形にすることで、ラダーバルブと同様な整流作用を得て
船体抵抗の減少を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す船尾部の模式図であ
る。
【図2】同第2実施例の模式図である。
【図3】同第3実施例の模式図である。
【図4】同第4実施例の模式図である。
【図5】同第5実施例の模式図である。
【図6】同第6実施例の模式図である。
【図7】同第7実施例の模式図である。
【図8】同第8実施例の模式図である。
【図9】同第9実施例の模式図である。
【図10】同第10実施例の模式図である。
【図11】同第11実施例の模式図である。
【図12】プロペラへ流れ込む水流を船尾からみたもの
で、同時にプロペラの回転方向を示す図である。
【図13】プロペラの付近の伴流分布図で細い矢印は伴
流の大きさを示し、太い矢印は旋回流を示す。
【符号の説明】
E…主機 G…軸発電機 M…電動モータ 1…駆動軸 2…前プロペラ 3…後プロペラ 4…駆動軸 5…スターンフレーム 6…ストラット 7…ポッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対峙した駆動軸で互いに反対方向に回
    転する前プロペラと後プロペラとを並設してなる二重反
    転プロペラであって、後プロペラをスターンフレームの
    上部から吊設されたポッドプロペラで構成するととも
    に、後プロペラの回転中心を前プロペラの回転中心から
    下方に外れた前プロペラによる旋回流のほぼ中心位置に
    置いたことを特徴とする舶用二重反転プロペラ。
  2. 【請求項2】 前プロペラは主機に機械的に連結し、後
    プロペラであるポッドプロペラは該主機により駆動され
    る動力源によって運転するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の舶用二重反転プロペラ。
  3. 【請求項3】 後プロペラであるポッドプロペラを旋回
    エネルギを吸収する程度の小さな馬力に設定したことを
    特徴とする請求項1又は2記載の舶用二重反転プロペ
    ラ。
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