JPH07121391B2 - 流体分離装置 - Google Patents

流体分離装置

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JPH07121391B2
JPH07121391B2 JP23711791A JP23711791A JPH07121391B2 JP H07121391 B2 JPH07121391 B2 JP H07121391B2 JP 23711791 A JP23711791 A JP 23711791A JP 23711791 A JP23711791 A JP 23711791A JP H07121391 B2 JPH07121391 B2 JP H07121391B2
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fluid separation
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YOSHIZAWA ERU DEI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体分離装置に係り、
より詳細には、例えば、魚類等の汚物・血液その他の汚
水等の汚染流体を濃縮混合液浮遊物質等の濃縮汚染物質
(除去物質)と浄化流体とに分離できるようにした流体
分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流体分離装置としては、種々の構
成のものがあり、例えば、汚染流体の処理に関しては、
好気性菌を利用する生物膜法、遠心分離器利用による処
理方法を用いた構成となっている。そして、これらの流
体分離装置の場合、汚染流体を浄化できるものの、装
置自体の構成が大掛かりとなる、混合液浮遊物質(L
MSS)等の汚染物質の分離、除去作業に手数が掛か
る、汚染流体の連続処理に限度がある、等の問題があ
る。
【0003】そこで、本発明者は、このような問題を解
決するために、先に、『円筒状汚染流体分離処理室の周
壁に、その接線方向に沿って汚染流体を該処理室内に噴
入させるための汚染流体入口部を穿設すると共に、該処
理室内部に同心円上に一個もしくは複数個の円筒状汚染
流体分離処理室を配置し、汚染流体を該入口部を介して
該処理室に噴入させ、該処理室の中央部に汚染流体の渦
流による漏斗あるいは龍巻状の汚染物質・浄化流体分離
部を形成させ、該汚染物質・浄化流体分離部内に浮遊物
質を集めると共に、該汚染物質・浄化流体分離部の外周
部位に浄化流体を集めるようにした流体分離装置』を提
案した(特願平1ー207661号明細書参照)。
【0004】そして、この流体分離装置によれば、円筒
状汚染流体分離処理室に、汚染流体を、その接線方向に
沿って噴入させることで、該処理室内で、汚染流体の渦
流による漏斗もしくは龍巻状の分離部を形成させるよう
にしているので、汚染流体を浄化流体と汚染物質とにス
ムーズに分離させることができ、また汚染流体処理室を
内方向に複槽状に配設した構成の場合、小さい設備でも
って分離効率を高められるという利点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した流体
分離装置の場合、汚染流体より混合液浮遊物質(LMS
S)等の汚染物質(除去物質)と浄化流体との分離効率
の面で十分といえない場合もあることが判った。
【0006】本発明は、上述した点に対処して創案した
もので、その目的とする処は、汚染物質その他の除去物
質と、浄化流体との分離効率を一層向上させて、工業排
水、生活排水その他汚染物質等における処理装置として
使用し得るようにした流体分離装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するための本発明の流体分離装置は、側面視V字状板体
の一側端側を他側端側に対して斜め下方向に傾斜させて
形成した傾斜板の下部位に、側面視V字状板体の一側端
側を他側端側に対して斜め下方向に傾斜させ、かつ該一
側端側の下隅部に沈降物集合部を備え、また該他側端側
の上隅部に分離水移動用切欠部を備えた沈降物集合部付
傾斜板を間隔を開けて配置して得た傾斜板を単位傾斜板
とし、該単位傾斜板を縦方向に複数個積み重ねて得た積
み重ね傾斜板を流体分離処理室内に配置した構成よりな
る。
【0008】また、本発明の他の流体分離装置は、上記
構成において、平面視が円形状のトルネード流体分離処
理室の周壁に、その接線またはその近傍方向に沿って被
処理流体を該処理室内に噴入させるための被処理流体入
口部を設け、該処理室の内部に同心円上に複数個の流体
処理部を設け、該流体処理部はそれぞれ上部側が下部側
に対して処理室外側方向に傾く一個または複数個の螺旋
状傾斜板によって形成し、かつ該各流体処理部における
螺旋状傾斜板は上記被処理流体入口部より噴入した被処
理流体が加圧負圧現象を生じ、比重差によって除去物質
と浄化流体とに分離させながら処理室中央側に流通でき
るように配置し、また該処理室の中央部に被処理流体の
回転流による漏斗状流体濾過分離部を前段に形成した構
成よりなる。
【0009】また、本発明の更に他の流体分離装置は、
上記他の流体分離装置において、被処理流体入口部に被
処理流体中にオゾンを混入させるためのオゾン供給部を
設け、またトルネード流体分離処理室の中央に陽極電極
を設け、該トルネード流体分離処理室周壁に陰極電極を
設け、残留オゾンを電気分解させるようにした構成より
なる。更に、本発明の他の流体分離装置は、流体分離処
理室に浮遊物質回収口を設け、該回収口に、該浮遊物質
と油および空気を混合して混合液を得る混合室を接続
し、該混合室に該混合液を気化させる気化室を介して焼
き玉よりなる燃焼室を接続し、上記浮遊物質を燃焼する
ようにした構成よりなる。
【0010】
【作用】上記構成に基づく、本発明の流体分離装置は、
被処理流体を流体ポンプ等で流体分離処理室内の上方よ
り噴入させると、該被処理流体は積み重ね傾斜板の最上
部の単位傾斜板の傾斜板を形成する左右板体に接触し、
該傾斜板は一側端側より他側端側より斜め下方向に傾斜
し、かつ一種の漏斗を形成することより、その比重差と
渦流によって、重比重物がその傾斜に沿って沈降して分
離され、該被重量物は沈降物集合部に集められ、一方、
分離水は、上方に分離水移動用切欠部に位置することに
なり、それぞれ下方に積み重ねられている単位傾斜板に
落下・流下し、該重量物は流体分離処理室の下方より回
収されるように作用する。また、分離水は傾斜板による
振動・渦流によって空気と軽量物よりなる泡と、水とに
分離され、それぞれ別途回収され得るように作用する。
【0011】また、前段にトルネード流体分離装置を有
する場合は、処理室内に配置される上部側が下部側に対
して処理室外側方向に傾く一個または複数個の螺旋状傾
斜板によって形成される流体処理部で、該被処理流体に
加圧負圧現象を生じさせ、かつ該被処理流体を比重差
で、汚染物質等の除去物質と浄化流体とに分離させて、
処理室中央に形成される漏斗状流体濾過分離部に回転激
流として噴入し、該漏斗状流体濾過分離部で渦流、龍巻
流が発生して、これにより上記除去物質と浄化流体とが
分離回収され、除去物質中の軽比重物質(油、泡、ミク
ロ粒子等)と重比重物質(砂、ヘドロ等)とを、被処理
流体とすることで、一層、分離効率を向上させ得るよう
に作用する。
【0012】更に、汚水処理装置の浮遊物質回収口に、
燃焼装置を有する構成の場合は、該回収口を通じて回収
された浮遊物質(SS、LMSS)を、混合室で油と空
気を混合して混合液とした後、該混合液を気化室に送っ
て気化させ、次いで、燃焼室に送り、燃焼温度を約10
00°あるいは1500°C以上にすることで、該気体
を水素と酸素に分解させると、その反応熱でもって燃焼
を始め、上記浮遊物質を燃焼処理でき、かつその燃焼エ
ネルギーで種々の乾燥等ができるように作用する。
【0003】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を具体化
した実施例について説明する。ここに、図1〜図8は本
発明の実施例を示し、図1は概略構成図、図2は単位傾
斜板の分解図、図3は三組の単位傾斜板を積み重ねた状
態の説明図、図4は汚水処理システムの概略図、図5は
水底掃除装置を示し、図5(a)は内部概略正面図、図
5(b)は底面図、図5(c)は外部正面図、図6はト
ルネード流体分離装置を示し、図6(a)は概略正面
図、図6(b)は概略断面図、図6(c)は内部斜視
図、図7は他のトルネード流体分離装置の概略正面図、
図7は浮遊物燃焼装置内部の概略正面図である。
【0014】本実施例の流体処理装置は、概略すると、
水底掃除装置1とトルネード流体分離装置2と濃縮汚濁
物質分離装置3および浮遊物質燃焼装置4との四つの装
置より構成されている。
【0015】水底掃除装置1は、フィルター装置を形成
する駆動プーリー5、従動プーリー6、エンドレスベル
ト7と、該フィルター装置を覆うカバー体8とより構成
されている。駆動プーリー5は、複数枚の円板体9、9
・・・を、所定間隔を開けて軸芯10で並列接続すると
共に、軸芯10を中心として円板体9、9・・・の円周
端部11に複数個の孔12を穿設し、かつ孔12、12
・・・に連結体13、13・・・で連結して形成されて
いる。駆動プーリー5は、軸芯10を介して駆動装置1
4により回転力が付与されるように構成されている。こ
こで、複数枚の円板体9、9・・・の各間隔は、通常、
2mm程度とし、また、円板体9、9・・・は、金属
板、または硬質プラスチック板で形成されている。
【0016】また、従動プーリー6は、上側従動プーリ
ー6aと下側従動プーリー6bとを有し、駆動プーリー
5と同じ間隔で複数枚の円板体15、15・・・を並列
接続し、連結体16、16・・・で連結して形成されて
いる。また、駆動プーリー5と従動プーリー6との間に
は、支持プーリー17、17・・が4個配置されてい
る。支持プーリー17、17・・も駆動プーリー5、従
動プーリー6と同様に複数枚の円板体18、18・・・
を並列接続し、連結体(軸)19、19・・・で連結し
て形成されている。そして、この駆動プーリー5、従動
プーリー6、支持プーリー17、17・・にエンドレス
ベルト7が懸架され、駆動装置14による駆動プーリー
5の駆動でもって連続回転するように構成されている。
【0017】エンドレスベルト7は、プーリー5、6、
17を形成する複数枚の円板体9、9・・・、15、1
5・・・、18、18・・・の間隔に一致し、Vベルト
を裏返して用いられ、ベルト内周面側に分離水排出口2
0を有している。また、エンドレスベルト7は、上側従
動プーリー6aを偏芯運動させることで、振動が付与さ
れるように構成されている。また、プーリー5、6、1
7、エンドレスベルト7を覆うカバー体8は、底面21
が解放している構成で、その底面21を被処理水吸入部
19とし、また周囲に移動用車輪22を有している。な
お、23は固形物排出部である。
【0018】トルネード流体分離装置2は、前段ドルネ
ード流体分離装置2aと後段前段ドルネード流体分離装
置2bとを有し、それぞれ被処理水処理室31に、アク
リル板等によって形成される水処理入口部32と水処理
部33と漏斗状流体濾過分離部34と軽比重物質回収部
35と重比重物質回収部36、および浄水回収部37よ
りなる。
【0019】被処理水処理室31は、通常、透明アクリ
ル板等の合成樹脂板によって形成されるトルネード流体
分離処理装置の本体部であって、その周壁38に水噴入
口39を有し、水噴入口39に水処理入口部32が連設
されている。水処理入口部32は、ポンプ40とエジェ
クタ41によって形成されている。すなわち、ポンプ4
0の後段にエジェクタ41の水主流路42が連設され、
また吸入路43に空気通気管44が連設され、エジェク
タ作用でもって導入汚水中に吸入路43を通じて空気を
巻き込ませられるように形成されている。また、空気通
気管44の先端部位にはPH調整等の薬剤、オゾン、滅
菌剤、あるいは凝縮剤等の入口が形成されている。そし
て、エジェクタ41によって空気等を混合された被処理
水は被処理水処理室31の周壁38に形成されている水
噴入口39を介して水処理部33に導入されるように構
成されている。後段トルネード流体分離装置2bには、
図6の分離装置が用いられ、この装置は、内部中央に+
電極が配置され、周壁の−電極とで、分解が行われるよ
うに構成され、空気通気間44にオゾンを投入するよう
に構成されている。また前段トルネード流体分離装置2
bには、電極が配置されていない構成の分離装置、ある
いは図7の分離装置が用いられた構成とされている。
【0020】水処理部33は、三つの水処理部45、4
6、47とによって構成されている。汚水処理部45、
46、47は処理室31の中央を中心とする同心上(若
干の偏心した状態も含む)に連続して配設されている。
水処理部45は上部側が下部側に対して処理室外側方向
に傾く一枚の螺旋状傾斜板45aと周壁38とによって
形成されている。螺旋状傾斜板45aは、その始端45
bが水噴入口39の噴入路後部位に位置し、必要に応じ
て、該部位における周壁38に固定され、終端45cが
処理室1内部を一周する始端45bと重なる程度の長さ
の傾斜板として形成されている。また、始端45bと終
端45cの間には、水処理部45で処理された汚水を汚
水処理部46に送る空隙部(長孔)45dが形成されて
いる。ここで、螺旋状傾斜板45aの傾斜角度αは、7
0〜80°の傾斜角度とされている。これは、実験によ
って得た角度であって、該角度が60°以下となると汚
水噴入口39の噴入する被処理水の加速が弱く、充分な
混合状態が得られない。水処理部46は、上部側が下部
側に対して処理室外側方向に傾く二枚の螺旋状傾斜板4
6a、46a′と、水処理部45の螺旋状傾斜板45a
とによって形成されている。螺旋状傾斜板46a、46
a′は、それぞれ1/2円弧より若干長い程度の長さの
傾斜板であって、螺旋状傾斜板46aの始端46bは、
螺旋状傾斜板45aの終端45cとの間に空隙部(長
孔)46cを介して内側に重なる部位に位置し、終端4
6dは、螺旋状傾斜板46a′の始端46b′の内側に
空隙部(長孔)46c′を介して重なる部位に位置して
いる。また、螺旋状傾斜板46a′の始端46b′は螺
旋状傾斜板45aとの間で空隙部46d′を形成し、終
端46e′は、螺旋状傾斜板46a′の始端46b′の
外側に空隙部46f′を介して重なる部位に位置してい
る。また、螺旋状傾斜板46a、46a′のそれぞれの
終端46d、46f′は、水処理部47の螺旋状傾斜板
47aの始端47b、螺旋状傾斜板47a′′の始端4
7b′′との間に、それぞれ空隙部47c、47c′′
を形成している。水処理部47は、上部側が下部側に対
して処理室外側方向に傾く四枚の螺旋状傾斜板47a、
47a′、47a′′、47a′′′と、水処理部46
の螺旋状傾斜板46a、46a′とによって形成されて
いる。螺旋状傾斜板47a、47a′、47a′′、4
7a′′′は、それぞれ1/4円弧より若干長い程度の
傾斜板であって、それぞれの始端47b、47b′、4
7b′′、47b′′′は隣接する螺旋状傾斜板47
a、47a′、47a′′、47a′′′の終端47
d、47d′、47d′′、47d′′′との間に長孔
として形成される空隙部47e、47e′、47
e′′、47e′′′を形成し、漏斗状流体濾過分離部
34と連通する構成とされている。ここで、トルネード
流体分離処理装置2bの中央には、漏斗状傾斜板59が
設けられている。漏斗状傾斜板59は、孔空き傾斜板で
形成され、必要に応じて、多重板で形成するようにされ
ている。この傾斜板は、モーター等で回転力が付与され
るように構成されの遠心力発生板として形成されてい
て、この構成とすることにより色素等を分離することが
できる。また、螺旋状傾斜板の一番内側の板を孔空きの
構成としてもよい。
【0021】漏斗状流体濾過分離部34は、処理室31
の中央部に位置し、水処理部47の螺旋状傾斜板47
a、47a′、47a′′、47a′′′の内部に形成
され、水処理部47で浄水と除去物質とに分離された状
態の被処理水を軽比重物質回収部35と重比重物質回収
部36および浄水回収部37でそれぞれ回収できるよう
に渦巻または龍巻を発生させる構成とされている。軽比
重物質回収部35は、油、泡、ミクロ粒子等の軽比重物
質を回収するための部であって、処理室31の中央上方
向に軽比重物質誘導路48と軽比重物質回収口49とよ
り軽比重物質を誘導回収できるように構成されている。
なお、図7の場合は、軽比重物質誘導路48の開口50
で漏斗状流体濾過分離部34で生じる龍巻、渦巻流の指
向性受け部を形成するようにしている。また、重比重物
質回収部36は、水処理部33の上部に水平方向に対し
て5〜30°程度、下向きの回収路51によって形成さ
れている。更に浄水回収部37は、漏斗状流体濾過分離
部34の下方に設けられ、龍巻、渦巻流を受ける漏斗部
52と浄水回収口53とより構成されている。
【0022】濃縮汚濁物質分離装置3は、流体分離処理
室61内に単位傾斜板62を複数組(本実施例では3
組)、縦方向に積み重ねた構成よりなる。単位傾斜板6
2は、側面視V字状板体63の一側端側63aを他側端
側63bに対して斜め下方向に傾斜させて形成した傾斜
板64と、側面視V字状板体65の一側端側65aを他
側端側65bに対して斜め下方向に傾斜させ、かつ一側
端側65aの下隅部65cに沈降物集合部66を備え、
また他側端側65bの上隅部65dに分離水移動用切欠
部67を備えた沈降物集合部付傾斜板68とを、沈降物
集合部付傾斜板68を下にして傾斜板64を積み重ねて
一組として形成した傾斜板として形成されている。
【0023】ここで、傾斜板64、沈降物集合部付傾斜
板68は、それぞれ、その一側端65a、他側端63
b、65b、上端69a、70aが流体分離処理室61
の壁面71に接合・固定された構成とされている。ま
た、傾斜板64、沈降物集合部付傾斜板68は、側面視
V字状板体を形成する内角αが20〜50°、好ましく
は30°、傾斜角度βは40〜50°、好ましくは45
°の角度としている。また、流体分離処理室61は、二
個の処理室61a、61bが直列に接続配置され、流体
の分離処理を一層高めるようにしている。また、流体分
離処理室61は、上部壁面にトルネード流体分離装置の
除去物質中の軽比重物質(油、泡、ミクロ粒子等)と重
比重物質(砂、ヘドロ等)とを被処理流体とする流体噴
入口72を有し、内上部には泡(SS)取り出し部73
が配置されている。なお、図において74は処理水取り
出し口、75は沈降物取り出し口である。
【0024】浮遊物質燃焼装置4は、濃縮汚濁物質分離
装置3の後段に接続され、濃縮汚濁物質分離装置3より
排出される浮遊物質(SS、LMSS)を燃焼処理する
ための装置であって、処理装置3より排出する浮遊物質
の回収口73に、浮遊物質と油および空気を混合して混
合液を得る混合室80を接続し、混合室80に混合液を
気化させる気化室81を介して焼き玉よりなる燃焼室8
2を接続し、上記浮遊物質を燃焼するようにした構成よ
りなる。
【0025】混合室80は、送風機(図示せず)より送
られる空気通路83中に浮遊物質供給口84と、油供給
口85とが、該空気の流れに平行に配置された構成とな
っている。ここで、油は、通常、廃油を用いるようにし
ている。そして、混合室80と気化室81との間には保
護板86が設けられ、また気化室81は、焼き玉よりな
る燃焼室82内に配置され、気化された気体は気化室8
1に形成されている孔87を通じて燃焼室82に送られ
るように構成されている。また、燃焼室82には炎噴出
口88が設けられている。
【0026】そして、上記構成に基づく本実施例の流体
処理装置は、まず、水底掃除部1のカバー体底面を水底
側となるようにして水底に配置して使用し、駆動装置1
4を介して駆動プーリー5によってエンドレスベルト7
を駆動させ、カバー体8の底面の被処理水吸入部を介し
て被処理水をエンドレスベルト7の外周囲側より内周面
側に吸入させることで、エンドレスベルト7を構成する
裏返した隣接するVベルト間の空間部によって、砂等の
固形物を捕捉し、他の被処理水は該Vベルト間の空隙部
を通じて、エンドレスベルト7の内周囲側の分離水排水
口より取り出し、分離水排出口よりの分離水は流体分離
部32に送られる。
【0027】トルネード流体分離装置2の流体分離部3
2に送られた分離水は、ポンプ30で主通路42を形成
するエジェクタ41に強制導入することで、エジェクタ
作用により、曝気用空気が空気通気管44、吸入路43
を通じて吸入され混合水とされ、該混合水は、水噴入口
39を介して水処理部33に処理室31の接線または近
傍方向に噴入される。ここで、分離水中に薬剤を滴下す
ることで、混合水中のPH濃度の調整等を並行処理され
る。
【0028】水処理部33で分離水は、まず、水処理部
45で螺旋状傾斜板45aに沿って混合汚水が加速され
周回して空隙部45dに達すると、空隙部46bが負圧
発生状態にあるので、液体中の加圧負圧現象(船舶等に
おけるスクリュウから吐出する後蹟のように、液体に圧
力を加え、瞬間に空気を抜くと、該液体中にミクロの気
泡が発生し、透明度の高い水も白濁色になる現象)が生
じて、混合水中の粒子の気泡が、ミクロの気泡に変えら
れ、分離水中の粒子に働く見掛け上の重力(汚水との比
重差)で、水より軽い軽比重物質を分離した状態とされ
る。ここで、混合水が高速・高圧であるほど分離状態が
増加する。
【0029】また、該分離状態にある混合水は、水処理
部46に送られ、螺旋状傾斜板46aに沿って加速され
ると共に、分離状態が促進され、更に、空隙部46c′
で加速され、また空隙部46d′が負圧発生状態にある
ので、螺旋状傾斜板45aと螺旋状傾斜板46a′との
間で加速、分離が促進される。そして、加速、分離が促
進された混合水は、空隙部47c、47c′を介して汚
水処理部47に誘導され、分離状態にある混合水は、そ
の回転速度が一層増加することにより、加速が促進され
て比重差で水より軽い軽比重物質と共に、水より重い重
比重物質をも分離した状態とされる。そして、該混合水
は、空隙部47e、47e′、47e′′、47
e′′′で、加圧負圧が繰り返されると共に、長孔を形
成する空隙部47e、47e′、47e′′、47
e′′′より漏斗状流体濾過分離部34に回転激流とし
て噴入する。
【0030】そして、漏斗状流体濾過分離部34に回転
激流として噴入した分離状態の混合水は、渦巻、龍巻流
となり、回転流体による逆浸透膜現象が発生し、フィル
ターのないフィルターとして作用し、該混合水が濾過さ
れて浄水(混合水中の85%内外の浄水として)として
浄水回収口53で回収される。また並行して、該分離水
(軽比重物質、重比重物質も)は処理室31の内壁54
に衝突し、該軽比重物質、重比重物質が分離状態とさ
れ、該軽比重物質はエアと一緒に開口50を介して軽比
重物質誘導路48を通じ、軽比重物質回収口49で回収
され、重比重物質は重比重物質回収口51、55より回
収される。従って、水等の中比重物、砂等の高比重物、
浮遊物等の軽比重物に分離回収できる。
【0031】ところで、通常、水処理装置の全高が10
00mm程度の場合、水処理部33の径が280mm程
度、水処理部33(重比重物質回収口の上部位置まで)
の高さが300mm程度の大きさとする。また、重比重
物質回収口55をバルブ等を介して閉じると、浄水回収
路上部56、漏斗状流体濾過分離部34の順に水の回転
と水量が増加して、遠心力と龍巻力が増大し、漏斗状流
体濾過分離部34に強力な回転流体による逆浸透膜現象
が発生し、分離された老廃物等が濃縮されて、重比重物
質回収口55を開口することで回収できる。
【0032】そして、前段トルネード流体処理装置2a
よりの泡、重比重物質を含む被処理流体は流体処理室6
1aに流体噴入口72より入り、積み重ねた傾斜板の最
上部の単位傾斜板の傾斜板を形成する左右板体に接触
し、傾斜板64、68は一側端側63a、65aより他
側端側63b、65bより斜め下方向に傾斜し、かつ一
種の漏斗を形成することより、その比重差、重力によっ
て、重比重物がその傾斜に沿って沈降して分離され、該
被重量物は沈降物集合部66に集められ、一方、分離水
は、上方に分離水移動用切欠部67に位置することにな
り、それぞれ下方に積み重ねられている単位傾斜板に落
下・流下し、該重量物は流体分離処理室61aの下方の
沈降物取り出し口74より回収される。一方、分離水は
傾斜板に沿って、重力加速で空気と軽量物よりなる泡
と、水とに分離され、該泡は泡取り出し部73によって
回収され、また、分離水は、直列接続される流体処理室
61bに送られ、更に同様に処理される。ここで、沈降
物は壁面71に沿って落下するので、水に殆ど波等を生
じさせないように作用し、該分離水は、流体処理室61
bに送られる。なお、後段の処理装置61aより取り出
された沈降物は、後段トルネード流体処理装置における
被処理水として戻され、また、後段流体処理装置61b
の流体噴入口76には前段トルネード流体処理装置での
処理水を入れている。
【0033】次に、濃縮汚濁物質分離装置3の浮遊物質
回収口を通じて回収された浮遊物質(SS、LMSS)
を、混合室で油(浮遊物質4に対して、油6の割合が好
ましい)と空気を混合して混合液とした後、該混合液を
気化室に送って気化させ、次いで、燃焼室に送り、燃焼
温度を約1000°以上にすることで、該気体を水素と
酸素に分解させると、その反応熱でもって燃焼を始め、
上記浮遊物質を燃焼処理できる。また、トルネード流体
分離処理装置2でオゾンを投入して場合、電気分解時に
発生する酸素の強い酸化力で酸化された浮遊物質内に残
留オゾン、残留酸素を含み、該浮遊物質が一層燃焼効率
を良好にするように作用する。
【0034】以上のように、本実施例の場合、予め、水
底掃除装置1、トルネード流体処理装置2、および濃縮
汚濁物質分離装置3を通じて、重比重物質、浮遊物質、
浄化水に分離し、扱いの難しい浮遊物質を燃焼でき、被
処理水全てを最終的に処理できるという利点を有する。
【0035】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で変
形実施できるものを含む。因みに、単位傾斜板は2枚あ
るいは4枚以上積み重ねる構成としてもよいことは当然
であり、また、本装置は1段、あるいは三段以上直列に
接続した構成としてもよい。また、水低掃除装置の変わ
りにカーゴポンプをトルネード分離装置の下部に配置
し、モーターを、例えば直結するようにした構成として
もよい。
【0036】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の流体分離処理装置によれば、側面視V字状板体を傾斜
板として、複数枚積み重ねた構成とし、被処理水より固
形物等を沈降物として分離するようにしているので、簡
単な構成でもって、該沈降物として分離できると共に、
被処理水の重力加速等でもって、空気、油等を含む軽比
重物を含む泡(SS)と水との分離を促進できるという
効果を有する。
【0037】また、本発明によれば、汚水処理装置でも
って分離処理されて排出された浮遊物質(SS、LMS
S)を燃焼処理させることもできるので、後処理の難し
い浮遊物質を取り除くことができるという効果を有し、
また、燃焼処理の段階に発生する熱エネルギーを種々の
装置に利用できる気化燃焼装置を提供できるという効果
を有する。例えば、沈澱層、最終沈澱池より取り出され
る汚泥を水分65%内外に調整する蒸発熱等に利用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す概略構成図である。
【図2】 単位傾斜板の分解図である。
【図3】 三組の単位傾斜板を積み重ねた状態の説明図
である。
【図4】 汚水処理システムの概略図である。
【図5】 水底掃除装置を示し、図5(a)は内部概略
正面図、図5(b)は底面図、図5(c)は外部正面図
である。
【図6】 トルネード液体分離装置の概略正面図であ
る。
【図7】 トルネード流体分離装置の概略断面図であ
る。
【図8】 トルネード流体分離装置の内部概略斜視図で
ある。
【図9】 他のトルネード流体分離装置の概略正面図で
ある。
【図10】 燃焼装置内部の概略斜視図である。
【符号の説明】
1・・・水底掃除装置、2・・・トルネード液体分離装
置、3・・・濃縮汚濁物質分離装置、4・・・浮遊物質
燃焼装置、5・・・駆動プーリー、6・・・従動プーリ
ー、7・・・エンドレスベルト、8・・・カバー体、9
・・・円板体、10・・・軸芯、11・・・円周端部、
12・・・孔、13・・・連結体、14・・・駆動装
置、15・・・円板体、16・・・連結体、17・・・
支持プーリー、18・・・円板体、19・・・連結体、
20・・・分離水排出口、21・・・底面、22・・・
移動用車輪、23・・・固形物排出部、31・・・被処
理水処理室、32・・・水処理入口部、33・・・水処
理部、34・・・漏斗状流体濾過分離部、35・・・軽
比重物質回収部、36・・・重比重物質回収部、37・
・・浄水回収部、38・・・周壁、39・・・水噴入
口、40・・・ポンプ、41・・・エジェクタ、42・
・・水主流路、43・・・吸入路、44・・・空気通気
管、45,46,47・・・水処理部、48・・・軽比
重物質誘導路、49・・・軽比重物質回収口、50・・
・軽比重物質誘導路の開口、51・・・下向きの回収
路、61・・・液体分離処理室、62・・・単位傾斜
板、63・・・側面視V字状板体、64・・・傾斜板、
65・・・側面視V字状板体、66・・・沈降物集合
部、67・・・分離水移動用切欠部、68・・・沈降物
集合部付傾斜板、72・・・流体噴入口、73・・・泡
(SS)取り出し部、74・・・処理水取り出し口、7
5・・・沈降物取り出し口、80・・・混合室、81・
・・気化室、82・・・燃焼室、83・・・空気通路、
84・・・浮遊物質供給口、85・・・油供給口、86
・・・保護板、87・・・孔、88・・・炎噴出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/78 ZAB

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面視V字状板体の一側端側を他側端側
    に対して斜め下方向に傾斜させて形成した傾斜板の下部
    位に、側面視V字状板体の一側端側を他側端側に対して
    斜め下方向に傾斜させ、かつ該一側端側の下隅部に沈降
    物集合部を備え、また該他側端側の上隅部に分離水移動
    用切欠部を備えた沈降物集合部付傾斜板を間隔を開けて
    配置して得た傾斜板を単位傾斜板とし、該単位傾斜板を
    縦方向に複数個積み重ねて得た積み重ね傾斜板を流体分
    離処理室内に配置したことを特徴とする流体分離装置。
  2. 【請求項2】 平面視が円形状のトルネード流体分離処
    理室の周壁に、その接線またはその近傍方向に沿って被
    処理流体を該処理室内に噴入させるための被処理流体入
    口部を設け、該処理室の内部に同心円上に複数個の流体
    処理部を設け、該流体処理部はそれぞれ上部側が下部側
    に対して処理室外側方向に傾く一個または複数個の螺旋
    状傾斜板によって形成し、かつ該各流体処理部における
    螺旋状傾斜板は上記被処理流体入口部より噴入した被処
    理流体が加圧負圧現象を生じ、比重差によって除去物質
    と浄化流体とに分離させながら処理室中央側に流通でき
    るように配置し、また該処理室の中央部に被処理流体の
    回転流による漏斗状流体濾過分離部を形成したトルネー
    ド流体分離装置を前段に設けている請求項1に記載の流
    体分離装置。
  3. 【請求項3】 流体分離処理室に浮遊物質回収口を設
    け、該回収口に、該浮遊物質と油および空気を混合して
    混合液を得る混合室を接続し、該混合室に該混合液を気
    化させる気化室を介して焼き玉よりなる燃焼室を接続
    し、上記浮遊物質を燃焼するようにした請求項1に記載
    の流体分離装置。
  4. 【請求項4】 被処理流体入口部に被処理流体中にオゾ
    ンを混入させるためのオゾン供給部を設け、また流体分
    離処理室の中央に陽極電極を設け、該流体分離処理室周
    壁に陰極電極を設け、残留オゾンを電気分解させるよう
    にしている請求項2に記載の流体分離装置。
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