JPH07121306B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH07121306B2
JPH07121306B2 JP5120921A JP12092193A JPH07121306B2 JP H07121306 B2 JPH07121306 B2 JP H07121306B2 JP 5120921 A JP5120921 A JP 5120921A JP 12092193 A JP12092193 A JP 12092193A JP H07121306 B2 JPH07121306 B2 JP H07121306B2
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JP
Japan
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ball
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specific game
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JP5120921A
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健吉 中島
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定入賞口にパチンコ
球が入ったとき、所定時間内の入賞装置の入賞確率を増
大させる状態を維持し始め、該入賞装置の入賞確率増大
状態中に前記特定入賞口にパチンコ球が再び入ったと
き、再度、最初から前記入賞確率増大状態を開始させる
ようにしたパチンコ機の改良に関する
【0002】
【従来技術】従来、特定入賞口にパチンコ球が入ったと
き、所定時間内の入賞装置の入賞確率を増大させる状態
を維持し始め、入賞装置の入賞確率増大状態中に特定入
賞口にパチンコ球が再び入ったとき、再度、最初から上
記入賞確率増大状態を開始させ、入賞確率増大状態を更
新するようにして、遊技意欲をも減退させることのない
ようし、かつ、賭博性を抑制するようにしたパチンコ機
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記機種
は入賞確率増大状態中、入賞装置に入賞し易くなるため
に単位時間当たりの賞品球払い出し数が増加するもの
の、入賞装置内のパチンコ球の流れは単調になり易く、
視覚的な遊技変化を遊技者に付与しにくい。
【0004】 このことから遊技者の興趣は、特定入賞口
にパチンコ球が再び入るか否か、いいかえれば現入賞確
率増大状態が更新されるか否かのみであり、さらなる遊
技意欲の増大は困難である。
【0005】そこで本発明はこの種のパチンコ機をさら
に興趣高きものとすべく遊技変化を視覚的にも付加しよ
うというものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、遊技盤に打ち出されたパチンコ球が入賞す
る入賞空間を有する入賞装置を設け、前記入賞空間を開
閉するための開閉部材を設け、前記入賞空間内には特定
入賞口を含む複数の入賞口を設け、前記入賞空間への入
賞球を前記複数の入賞口のいずれかに誘導するための球
誘導路を設け、前記入賞空間への入賞球を前記球誘導路
の途中に停留可能、かつ、前記球誘導路の途中に停留さ
れる停留球を開放可能な停留手段を設け、該停留手段に
よって前記停留可能な状態に駆動させ、所定条件が満足
されたとき、前記停留球のすべてを前記球誘導路によっ
て前記複数の入賞口に誘導するために、前記停留手段を
前記開放可能状態に駆動させる停留駆動手段を設け、予
め定められた特定遊技状態を検出するための特定遊技検
出手段を設け、該特定遊技検出手段が特定遊技状態を検
出したときに閉塞状態にある開閉部材を予め定められた
時間だけ開放状態にせしめる開閉駆動手段を設けてい
る。
【0007】特定遊技状態は特定入賞口への入賞であ
り、特定遊技検出手段が前記特定入賞口への入賞球を検
出する入賞球検出スイッチで構成になっている。
【0008】少なくとも入賞空間への入賞球が停留手段
によって停留されている状態および該停留球が前記停留
手段から開放されている状態のいずれか一方を報知する
ための報知手段を設けた構成になっている。
【0009】停留手段は所定条件が満足されたときに入
賞球を停留または停留球を開放する構成になっている。
【0010】入賞空間への入賞球を通常入賞口または特
定入賞口に向かって振り分けるための振分手段を前記入
賞空間内に設けた構成になっている。
【0011】遊技盤に打ち出されたパチンコ球が入賞す
る入賞空間を有する入賞装置を設け、前記入賞空間を開
閉するための開閉部材を設け、前記入賞空間内に通常入
賞口と、該通常入賞口とは異なる特定入賞口と、予め定
められた特定遊技状態を検出するための特定遊技検出手
段と、該特定遊技検出手段が特定遊技状態を検出したと
きに閉塞状態にある開閉部材を予め定められた時間だけ
開放状態にせしめる開閉駆動手段と、前記入賞空間内に
入賞した入賞球を前記通常入賞口または特定入賞口に向
かって振り分けるための振分手段とを設けた構成になっ
ている。
【0012】振分手段は所定条件が満足されたときに入
賞球を振り分けまたは振り分けを停止する構成になって
いる。
【0013】所定条件が特定遊技状態の検出である構成
になっている。
【0014】所定条件が特定遊技状態の継続時間である
構成になっている。
【0015】所定条件が特定遊技状態における入賞空間
への入賞球数である構成になっている。
【0016】少なくとも振分手段による入賞球の振分状
態および振分停止状態のいずれか一方を報知するための
報知手段を設けた構成になっている。
【0017】
【作用】本発明は上記のように構成したので、特定遊技
検出手段が特定遊技状態を検出し、開閉駆動手段および
開閉部材によって入賞空間が開放されると、パチンコ球
は入賞空間に入賞し、その入賞球は球誘導路によって複
数の入賞口のいずれかに誘導されるが、停留手段および
停留駆動手段が入賞球を球誘導路の途中に停留させ、入
賞空間への入賞球の流路に変化をもたらし、この停留状
態は停留駆動手段によって、所定条件が満足されるまで
継続される一方、入賞空間の開放状態は開閉駆動手段に
よって、予め定められた時間が経過するまで継続させ、
開閉部材についていえば、停留状態の形成如何に関わら
ず、特定遊技検出手段が特定遊技状態を検出してから、
予め定められた時間が経過するまで、パチンコ球は入賞
空間に継続して入賞し、停留状態中であれば入賞球は入
賞空間で停留し、その解除後、すべての停留球は球誘導
路により、いずれかの入賞口に入賞し、その入賞に対し
て賞品球が払出され、停留手段についていえば、停留手
段は開閉部材の動作に関わらず、停留状態と、その解除
状態とを形成して入賞球の動作、あるいは、入賞球の流
路を入賞球同士の衝突によって変化させる。
【0018】特定遊技状態は特定入賞口への入賞であ
り、特定遊技検出手段が特定入賞口への入賞球を検出す
る入賞球検出スイッチで構成される場合、入賞球検出ス
イッチによって特定入賞口への入賞が検出されたときの
み、閉塞状態にある開閉部材が所定時間だけ開放状態に
せしめられる。
【0019】報知手段が少なくとも停留手段による入賞
球の停留状態または停留球の開放状態のいずれか一方を
報知する構成では、報知手段は上記停留状態または停留
球の開放状態を遊技者に知覚させることができる。
【0020】停留手段は所定条件が満足されたときに入
賞球を停留または停留球を開放する場合、所定条件が満
足される前後において互いに異なる遊技態様を停留手段
で形成する。
【0021】入賞球を通常入賞口または特定入賞口に振
り分ける振分手段を設けた場合、入賞球は振分手段の動
作によっていずれかの入賞口に振り分けられる。
【0022】入賞空間を有する入賞装置を設け、入賞空
間を開閉するための開閉部材を設け、入賞空間内には通
常入賞口と特定入賞口と特定遊技検出手段と、特定遊技
検出手段による特定遊技状態の検出時に閉塞状態にある
開閉部材を所定時間だけ開放状態にせしめる開閉駆動手
段と、入賞空間内に入賞した入賞球を通常入賞口または
特定入賞口に向かって振り分けるための振分手段とを設
けた場合、特定遊技検出手段は特定遊技状態の検出に基
いて閉塞状態にある開閉部材を予め定められた時間だけ
開放状態にせしめ、遊技の進行に応じてパチンコ球が入
賞空間に入賞し易くし、振分手段が入賞球を通常入賞口
または特定入賞口に振り分けることによって入賞球の流
れに変化を付与するとともに視覚的変化を遊技者に付与
する。
【0023】振分手段は、所定条件が満足されたときに
入賞球を振り分けまたは振り分けを停止する場合、条件
が満足される前後で互いに異なる遊技態様を形成する。
【0024】所定条件は特定遊技状態の検出である場
合、特定遊技状態の検出でのみ所定条件が満足される。
【0025】所定条件は特定遊技状態の継続時間である
場合、特定遊技状態の継続時間経過でのみ所定条件が満
足される。
【0026】所定条件は特定遊技状態における入賞空間
への入賞球数である場合、入賞空間への入賞球数の変動
でのみ所定条件が満足される。
【0027】少なくとも振分手段による入賞球の振分状
態および振分停止状態のいずれか一方を報知するための
報知手段を設けた場合、報知手段は上記振分状態または
振分停止状態を遊技者に知覚させることができる。
【0028】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1において、1は遊技盤である。この遊技盤1
は、打球槌を駆動してパチンコ球を遊技盤1内に打ち込
むための電動打球ハンドル、上記打球槌までパチンコ球
を導く打球待機樋、打球待機樋に賞品球を払い出すため
の賞品球払出口、上記打球待機樋内が満杯のとき、その
余剰賞品球を払い出す余剰賞品球払出口、その受け皿等
が適所に配設されている遊技台前枠に装着されるもので
あり、この遊技盤1上には誘導レール2が取つけられ、
この誘導レール2を境に外側が非遊技部3とされ、同内
側が遊技部4とされている。
【0029】非遊技部3上には、入賞や遊技終了などを
その点灯により表示する各種ランプ5,5,…が配設さ
れている。
【0030】上記打球槌により打球されたパチンコ球は
誘導レール2によって遊技部4内に誘導されるようにな
っており、この遊技部4上には、障害釘、風車などのパ
チンコ球の流れに変化を与える部材と、パチンコ球の入
球により所定数の賞品球を払い出させるのみの通常の入
賞口6,6,…にパチンコ球を誘導する入賞具7,7,
…と、パチンコ球の入球により所定数の賞品球を払い出
させるとともに後述する他の役割を持つ始動入賞口8,
8,9にパチンコ球を誘導する入賞具10,10,…と、入
賞口を多数有するセンター役物11と、入賞口6,8,9
およびセンター役物11の入賞口の何れにも入らなかった
パチンコ球を処理するためのアウト孔12とが配設されて
いる。
【0031】図2ないし図4において、13はセンター役
物11の基板であり、この基板13は遊技部4上に固定され
るもので、その3箇所に天穴入賞口14が開設されてお
り、15はパチンコ球を天穴入賞口14に誘導する誘導部で
ある。
【0032】16は飾取付枠であり、誘導部15は、その基
板13前面側の突出部分が、飾取付枠16の天板部を構成し
ているもので、この飾取付枠16の内部には継続回数表示
用の発光ダイオード(以下、LEDと略記する)。17a
〜17hと10カウント表示用の7セグメントLED表示
器18とが設けられている。
【0033】19は、これらLED17a〜17hおよび7セ
グメントLED表示器18を取付けたプリント回路基板
で、このプリント回路基板19は基板13に固定されてい
る。
【0034】基板13における飾取付枠16よりも下部に
は、ほぼ縦長長方形状の大開口部20が設けられ、飾取付
枠16は、この大開口部20の上端部において大開口部20の
内外をパチンコ球に対して遮断すべく廂状に位置してい
る。
【0035】大開口部20下端部には後方に向って下傾す
る傾斜板21が設けられており、この傾斜板21の両側部に
は大開口部20の内外をパチンコ球に対して遮断する遮蔽
板22,23が立設され、同中間部には仕切板24,25が間隔
を置いて立設されている。
【0036】大開口部20には前面開口の箱状本体26が取
付けられており、27は本体26の底板、28は同天板、29,
30は側板、31は後板である。底板27は仕切板24,25上端
部から後方に向って上傾し、天板28は大開口部20上端部
から後方に向って下傾する。
【0037】これら本体26を構成する板27〜31お
よび傾斜板21によって画定される空間が入賞空間32
である。この入賞空間32には球誘導路としての仕切板
33が設けられ、この仕切板33は後板31に端を発し
て前方に向い若干上傾し、その前端部は遮蔽板22,2
3の上端部間に達しており、入賞空間32は、この仕切
板33によって上部空間34と下部空間35とに二分さ
れ、仕切板33は入賞空間32内のパチンコ球を特定入
賞口46、入賞口47,48および球通路41,42の
いずれかに誘導する。
【0038】この仕切板33前端部と傾斜板21との間にお
ける仕切板24と仕切板25との間は特定入賞口46とされ、
同仕切板24と遮蔽板22との間は通常入賞口としての入賞
口47とされ、仕切板25と遮蔽板23との間は通常入賞口と
しての入賞口48とされている。
【0039】仕切板33の後端部には半円状の切欠部36が
形成されており、後板31には、この切欠部36と合せて一
つの円が形成されるように断面半円状に後方へ突出曲成
された半円筒部37が設けられており、これら切欠部36と
半円筒部37との間は、一の球通路38とされ、入賞空間32
に入賞したパチンコ球(以下、入賞球)は、この一の球
通路38を通って上部空間34から下部空間35に流入できる
ようにされている。
【0040】後板31における半円筒部37の両側の部分は
断面四角形状に突出曲成されて角筒部39,40とされ、仕
切板33における切欠部36の両側の部分と角筒部39,40と
の間は夫々他の球通路41,42とされる。
【0041】これらの他の球通路41,42の下部空間35側
前面開口には夫々遮蔽板43,44が設けられ、これらの遮
蔽板43,44により他の球通路41,42が上部空間34と下部
空間35とをつながないようにされている。これらの他の
球通路41,42の下端部より流れ出たパチンコ球は後述の
10カウントスイッチに検出されるものである。
【0042】49,50は開閉部材としての案内羽根であっ
て、これらの案内羽根49,50はそれぞれ開口部20両側に
おける遮蔽板22,23上端部と飾取付枠16下端部との間に
延在しており、遮蔽板22,23上端部と飾取付枠16下端部
との間から上部空間34にパチンコ球が進入するのを阻止
する。
【0043】案内羽根49,50の下端部は、基板13におい
て軸支されており、A−A′方向に回動自在とされ、A
方向に回動することによって上部空間34をパチンコ球に
対して開放する。51,52はその支軸となるシャフトであ
る。
【0044】本体26の後方には取付板53がスペーサ54等
で本体26の後方および上方に部品取付用の間隔をあけて
固着されている。
【0045】55は開閉駆動手段としての案内羽根駆動機
構であり、この案内羽根駆動機構55はソレノイド装置5
6,57とクランク58,59と連結バー60とから大略構成さ
れている。
【0046】ソレノイド装置56は励磁コイル等からなる
本体61と、励磁コイルが通電されることにより本体61内
に吸引されるプランジャ62と、プランジャ62の中間部に
固着されたばね受けリング63と、本体61とリング63との
間にプランジャ62に嵌合されて装着されプランジャ62を
突出付勢する弾発コイルばね64とを備えている。
【0047】ソレノイド装置57はソレノイド装置56と同
じ構成のもので、65がその本体、66がプランジャ、67が
ばね受けリング、68が弾発コイルばねである。ソレノイ
ド本体61,65は共に取付板53に下向きに固定され、プラ
ンジャ62,66が下向きであって互いに平行に延びるよう
にされている。
【0048】クランク58,59はそれぞれ一端部がシャフ
ト51,52に固定され、これらシャフトを介して案内羽根
49,50と一体的に回動するようにされている。プランジ
ャ62,66の下端部は連結バー60の中間部に相対回動自在
に連結されており、69,70はその連結軸であって、連結
バー60はプランジャ62,66が吸引されると上昇し、プラ
ンジャ62,66が突出すると下降するようになっている。
【0049】連結バー60の両端部にはその長手方向に延
びる連結孔71,72が穿設されており、クランク58,59の
他端部には連結軸73,74が突設されていて、これらの連
結軸73,74は、それぞれ連結孔71,72に遊嵌されてお
り、連結孔71,72内をそれぞれ移動可能であって、連結
バー60が上昇すると、クランク58,59は連結孔71,72の
長手方向に移動しつつA方向に回動する。
【0050】その結果、案内羽根49,50もA方向に回動
して上部空間34が開放されるとともに連結バー60が下降
すると、クランク58,59は連結孔71,72の長手方向に移
動しつつA′方向に回動し、その結果、案内羽根49,50
もA′方向に回動して上部空間34が遮蔽されるようにな
っている。
【0051】一の球通路38内には、一の球通路38よりも
若干小径、かつ、一端側にのみ底部を有して他端側が開
口した振分手段としての回転筒75が設けられ、開口部は
下方に向けられているとともに側部は上部空間34に臨ま
されている。
【0052】この回転筒75の側部にはその3箇所に切欠
部76が設けられており、これらの切欠部76は側部周回り
方向等間隔に配置されていて、回転させることにより、
上部空間34に対して、この切欠部76および切欠部76と切
欠部76との間の部分を臨ませることのできるようになっ
ている。
【0053】切欠部76はパチンコ球が通れる程度の大き
さとされており、この切欠部76を上部空間34に臨ませる
ことにより一の球通路38を開放することができ、かつ、
側部における切欠部76と切欠部76との間の部分は一の球
通路38の入口を閉塞できる程度の大きさとされているも
ので、部分を上部空間34に臨ませることにより、一の球
通路38を閉塞することができる。
【0054】そしてパチンコ球が回転筒75の中央すなわ
ち切欠部76を通った場合、パチンコ球は一の球通路38に
誘導されるので、特定入賞口46に向かって振り分けら
れ、これにより特定入賞口46または入賞口47,48に入賞
する。
【0055】他方、一の球通路38の入口が回転筒75によ
って閉塞され、回転筒75の両側に誘導された場合、パチ
ンコ球が球通路41,42に向かって振り分けられ、球通路
41,42を通って通常入賞と同様に処理され、特定入賞口
46には入賞しない。
【0056】77はモータであり、このモータ77は一の球
通路38の開放・閉塞が交互に行なわれるように回転筒75
を一方向に回転いいかえればパチンコ球の振分動作を開
始・停止させる。
【0057】これにより回転筒75はモータ77によって2
つの状態が形成され、その回転時いいかえれば一の球通
路38の開放・閉塞時と、回転筒75の回転停止時とで入賞
球の流れに変化を与える。78はその本体、79は回転出力
軸で、本体78は取付板53に固定されている。
【0058】回転出力軸79は取付板53の嵌通孔を回転自
在に嵌通して回転筒75の底部中心に固定され、その固定
部をもって回転筒75に動力を伝達する。
【0059】取付板53には回転筒75側に切起こされた切
出し部80が形成されている。81はマイクロスイッチユニ
ット、82はその本体、83は接点に連動するレバーであ
る。
【0060】マイクロスイッチユニット本体82は切出し
部80に固定されており、接点部であるマイクロスイッチ
は、この本体82に内蔵されている。レバー83は板ばねに
より構成され、回転筒75の一端部外周面に弾接されてい
る。
【0061】この回転筒75の一端部外周面には凹部84が
設けられ、マイクロスイッチユニット81は、この凹部84
にレバー83が落込むとオフになり、その他はオンであっ
て、ここでは回転筒切欠部76,76,…のうち一定のもの
が正面に出たとき、レバー83が凹部84に落込むようにさ
れている。
【0062】各角筒部39,40には停留手段としてのスト
ッパレバー85,86が軸支されており、87,88はそれらの
支軸であって、これらのストッパレバー85,86は、それ
ぞれ支軸87,88を中心にB−B′方向に回動可能とされ
ている。
【0063】ストッパレバー85は、その支軸87を境にし
て一端側がストッパ部89とされ、他端側が連結部90とさ
れているもので、ストッパ部89はB−B′方向の回動に
より他の球通路41に対して進退するようになっていて、
その進入時に他の球通路41を閉塞する(図5および図9
参照)。
【0064】ストッパレバー86はストッパレバー85と同
じ構成のもので、91はそのストッパ部、92は連結部であ
り、ストッパ部91はB−B′方向の回動により他の球通
路42に対して進退するようになっていて、その進入時に
ストッパレバー85と同様に他の球通路42を閉塞する(図
5および図9参照)閉塞する。
【0065】この状態にあるストッパレバー85,86
によって入賞空間32に入賞したパチンコ球(以下、入
賞球という)が、仕切板33の途中、一の球通路38の
流入口開口の両側近傍に停留される。
【0066】このように停留される入賞球(以下、停留
球という)の数は入賞装置11への入賞の進行に応じて漸
次増大し、停留球は球通路38の流入口開口を中心として
両側に扇状に拡開する。
【0067】そして停留球が所定数に達すると、停留中
の入賞球が所定数を越えた後続入賞球のガイドとして機
能することになり、その結果、停留球がない場合とは異
なる流路を後続の入賞球に付与する。そして後続の入賞
球は球通路38の流入口開口に誘導される。
【0068】この停留球にガイドされて球通路38を通っ
た入賞球は、特定入賞口46の方向に誘導されることにな
るので、他の球通路41,42が開放されている場合よりも
特定入賞口46に入賞し易くなるのである。
【0069】他方、ストッパレバー85,86は他の球通路
41,42から退出した状態において球通路41,42を開放せ
しめ、このことによって入賞球は他の球通路41,42内に
流入する。
【0070】この結果、一の球通路38の流入口両側に入
賞球が停留されることはなく、したがって後続の入賞球
が一の球通路38の流入口に誘導され易くなることはな
く、特定入賞口46の方向に誘導され易くなることもな
い。
【0071】このためストッパレバー85,86が入賞球を
停留させる状態と停留させない状態との異なる態様を形
成することにより、視覚的変化を遊技者に付与するとと
もに入賞球を停留させた場合に停留球が後続入賞球の他
の球通路41,42または特定入賞口46への流れに変化を付
与する。
【0072】93,94は停留駆動手段としてのストッ
パレバー駆動機構である。ストッパレバー駆動機構93
はソレノイド装置95と作動レバー96とから大略構成
されており、ソレノイド装置95は、励磁コイル等から
なる本体97と、励磁コイルが通電されることにより本
体97内に吸引されるプランジャ98と、プランジャ9
8の中間部に固着されたばね受けリング99と、本体9
7とリング99との間にプランジャ98に嵌合されて装
着されプランジャ98を突出付勢する弾発コイルばね1
00とを備えている。
【0073】本体97は取付板53に下向きに固定され、プ
ランジャ98が下向きに延びるようにされている。作動レ
バー96の一端部は、このプランジャ98の下端部に連結さ
れており、101 はその連結軸であって、この作動レバー
96は、プランジャ98が吸引されると上昇し、突出すると
下降するようにされている。
【0074】作動レバー96の他端部はストッパレバー85
の連結部90における自由端に連結され、102 はその連結
軸であって、作動レバー96の上下動により、B−B′方
向に回動する。
【0075】ストッパレバー駆動機構94はソレノイド装
置103 と作動レバー104 とから大略構成されており、ソ
レノイド装置103 は、励磁コイル等からなる本体105
と、励磁コイルが通電されることにより本体105 内に吸
引されるプランジャ106 と、プランジャ106 の中間部に
固着されたばね受けリング107 と、本体105 とリング10
7 との間にプランジャ106 に嵌合されて装着されプラン
ジャ106 を突出付勢する弾発コイルばね108 とを備えて
いる。
【0076】本体105 は取付板53に下向きに固定され、
プランジャ106 が下向きに延びるようにされている。作
動レバー104 の一端部は、このプランジャ106 の下端部
に連結されており、109 はその連結軸であって、この作
動レバー104 は、プランジャ106 が吸引されると上昇
し、突出すると下降するようにされている。
【0077】作動レバー104 の他端部はストッパレバー
86の連結部92における自由端に連結され、110 はその連
結軸であって、作動レバー104 の上下動により、B−
B′方向に回動するものである。
【0078】つぎに図7は本実施例で使用する電気回路
を示す。1回始動球検出スイッチ111 は始動入賞口8,
8に入ったパチンコ球を検出するもので、その検出信号
はスイッチ入力回路112 に入力され、これにより波形整
形されてHパルスとしてワンショットされる。
【0079】ラッチ回路113 はこのHパルスによりラッ
チされる。このラッチ回路113 のQ出力はオア回路114
を介してインバータ115 に入力され、このインバータ11
5 の出力はバイナリカウンタ116 のリセット端子に入力
され、このバイナリカウンタ116 は、そのリセット端子
がLになると所定周期でH・Lを繰返すソレノイドドラ
イブ信号を出力し、ドライブ回路117 は、このソレノ
イドドライブ信号がHのとき、ソレノイド出力回路11
8 を介してソレノイド装置56,57に電力を供給する。
【0080】案内羽根49,50は、そのときに開となる。
バイナリカウンタ116 は、リセット端子がLになったと
き、ソレノイドドライブが1回だけHとなったのちに
Hになるリセット信号を出力する機能をも有してい
る。
【0081】アンド回路119 には、このリセット信号
とラッチ回路113 のQ出力とが入力されるようになって
おり、このアンド回路119 の出力はラッチ回路113 のリ
セット端子に入力されるようになっていて、ラッチ回路
113 は、リセット信号によりリセットがかけられ、バ
イナリカウンタ116 のリセット端子をHにしてソレノイ
ドドライブ信号の出力を禁止するようにされている。
【0082】したがって始動入賞口8,8にパチンコ球
が入ったときには、案内羽根49,50が1回だけ開閉駆動
されるようになっている。
【0083】2回始動球検出スイッチ120 は始動入賞口
9に入ったパチンコ球を検出するもので、その検出信号
はスイッチ入力回路121 に入力され、これにより波形整
形されてHパルスとしてワンショットされる。
【0084】ラッチ回路122 はこのHパルスによりラッ
チされる。このラッチ回路122 のQ出力もオア回路114
を介してインバータ115 に入力されるようになってい
る。
【0085】そしてバイナリカウンタ116 は、リセット
端子がLになったとき、ソレノイドドライブ信号が2
回だけHとなったのちにHになるリセット信号を出力
する機能をも有している。
【0086】アンド回路123 には、このリセット信号
とラッチ回路122 のQ出力とが入力されるようになって
おり、このアンド回路123 の出力はラッチ回路122 のリ
セット端子に入力されるようになっていて、ラッチ回路
122 は、リセット信号によりリセットがかけられ、バ
イナリカウンタ116 のリセット端子をHにしてソレノイ
ドドライブ信号の出力を禁止するようにされている。
【0087】したがって始動入賞口9にパチンコ球が入
ったときには、案内羽根49,50が2回だけ開閉駆動され
るようになっている。
【0088】124は特定遊技検出手段としての18回
始動球検出スイッチであり、18回始動球検出スイッチ
124は特定遊技状態として、特定入賞口46への入賞
球を検出するもので、その検出信号はスイッチ入力回路
125に入力され、これにより波形整形されてHパルス
としてワンショットされる。
【0089】ラッチ回路127 はこのHパルスによりラッ
チされるものであり、このラッチ回路127 のQ出力もオ
ア回路114 を介してインバータ115 に入力されるように
なっている。
【0090】そしてバイナリカウンタ116 は、リセット
端子がLになったとき、ソレノイドドライブ信号が1
8回だけHとなったのちにHになるリセット信号を出
力する機能をも有している。
【0091】オア回路128 には、このリセット信号が
入力されるようになっており、このオア回路128 の出力
はラッチ回路127 のリセット端子に入力されるようにな
っていて、ラッチ回路127 は、リセット信号によりリ
セットがかけられ、バイナリカウンタ116 のリセット端
子をHにしてソレノイドドライブ信号の出力を禁止す
るようにされている。
【0092】スイッチ入力回路125 とラッチ回路127 と
の間にはアンド回路126 が挿入され、このアンド回路12
6 には、スイッチ入力回路125 の出力の他、オア回路11
4 の出力と後述する継続回数カウント用のバイナリカウ
ンタ130 の出力とが入力されるようになっていて、アン
ド回路126 はラッチ回路113 ,122 ,127 のうちいずれ
かがラッチされ、かつ、継続回数カウント用のバイナリ
カウンタ130 の出力がLのとき、のみHを出力可能とさ
れている。
【0093】このアンド回路126 の出力はオア回路129
を介してバイナリカウンタ116 のリセット端子に入力さ
れるようになっており、これによって案内羽根49,50の
18回開閉動作中に特定入賞口46にパチンコ球が入った
ときには、その案内羽根49,50の18回開閉動作が再度
最初から開始されるようになっている。
【0094】アンド回路126 の出力は継続回数カウント
用のバイナリカウンタ130 に入力されるようになってお
り、このバイナリカウンタ130 は、アンド回路126 から
のワンショットHパルスをカウントし、そのカウント値
が「8」になったときにHとなる8カウント信号を出
力する機能を有している。
【0095】この8カウント信号はインバータ131 を
介してアンド回路126 に入力されるようになっていて、
18回動作の継続回数が「8」になると、このアンド回
路126 に一入力がLになり、8回目の18回動作中に特
定入賞口46にパチンコ球が入ったとしても、そのときの
スイッチ入力回路125 からのワンショットHパルスは無
効になるようにされていて、18回動作は8回の継続で
終了するようになっている。
【0096】またアンド回路126 の出力は後述する電子
音発生回路141 に入力され、上記18回動作が開始また
は更新されると、電子音発生回路141 にアンド回路126
からのワンショットHパルスが入力され、電子音発生回
路141 が起動される。
【0097】10カウントスイッチSWは入賞口46〜48に
入ったパチンコ球および他の球通路41,42から流れ出た
パチンコ球を検出するもので、その検出信号はスイッチ
入力回路132 により波形整形されて、Hパルスとしてワ
ンショットされる。
【0098】このHパルスはバイナリカウンタ133 に入
力されてるようになっており、このバイナリカウンタ13
3 は、このHパルスが入るごとにカウントアップして、
そのカウント値が所定条件としての「10」球になる
と、Hになる10カウント信号を出力する機能を有し
ている。
【0099】この10カウント信号はオア回路128 を
介してラッチ回路127 のリセット端子に入力されるよう
になっており、このラッチ回路127 は、この10カウン
ト信号によってもリセットされるようになっており、し
たがって入賞空間32内への入賞球個数が「10」になっ
たときには案内羽根49,50は18回動作し終わる前であ
ってもその開閉動作は終了されるようになっている。
【0100】マイクロスイッチ134 は前出のマイクロス
イッチユニット本体82内に内蔵されているもので、その
出力はゲート回路135 に入力されるようになっている。
このゲート回路135 の出力は、マイクロスイッチ134
が、オンのとき、Hで、オフのとき、Lである。
【0101】オア回路136 にはゲート回路135 の出力と
ラッチ回路127 のQ出力とが入力されるようになってお
り、このオア回路136 の出力はモータ出力回路137 およ
びラッチ回路138 に入力されるようになっている。
【0102】これにより上記18回動作の開始時に、更
新回数が8回に達していなければ、ラッチ回路127 のH
信号がオア回路136 からモータ出力回路137 およびラッ
チ回路138 に入力される。
【0103】このモータ出力回路137 は、オア回路136
の出力がHのときにモータ77に電力を供給することによ
り、モータ77は18回動作中に駆動される。これにより
回転筒75は一定の態勢すなわち切欠部76,76,…のうち
の上記一定のものが正面に出た状態で停止されることに
なる。
【0104】オア回路136 にはアンド回路126 の出力を
も入力されるようになっており、このオア回路136 の出
力はラッチ回路138 にも入力されるようになっていて、
このラッチ回路138 は、ラッチ回路127 がラッチされた
とき、およびアンド回路126からHが出力されたときに
ラッチされるようになっている。
【0105】リセット回路139 には10カウントスイッ
チ入力回路132 の出力とオア回路128 を介してバイナリ
カウンタ116 のリセット信号とが入力されるようにな
っており、このリセット回路139 は、これらの信号を受
けたとき、Hパルスをワンショットする。
【0106】このHパルスはラッチ回路138 のリセット
端子に入力されるようになっている。ソレノイド出力回
路140 には、このラッチ回路138 のQ出力が入力される
ようになっており、このソレノイド出力回路140 はラッ
チ回路138 のQ出力がHのとき、ソレノイド装置95,10
3 に電力を供給する。
【0107】すなわち所定条件であるところの各18回
動作の開始時に各プランジャ98,106 が引かれてストッ
パレバー85,86がB方向に回動し、これにより他の球通
路41,42が閉塞され、図5に示すようにパチンコ球P,
P,…が停留されることになるのである。
【0108】したがって特定入賞口46にパチンコ球が入
ったとき、案内羽根49,50が18回開閉駆動されるだけ
でなく、ストッパレバー85,86がパチンコ球P,P,…
を停留させると同時に回転筒75は入賞球を振り分けるの
で、所定条件が満足される前後すなわち特定入賞口46へ
の入賞前後で互いに異なる遊技態様を形成する。
【0109】141 は電子音発生回路で、電子音発生回路
141 にはオア回路114 の出力とアンド回路126 の出力と
が入力されるようになっており、この電子音発生回路14
1 は、これら各出力がHになったとき、各出力に応じた
効果音を発生するための信号を出力するもので、その出
力は電力増幅回路142 により増幅されてスピーカ143に
供給される。
【0110】電子音発生回路141 、電力増幅回路142 お
よびスピーカ143 は報知手段を構成している。この報知
手段は、特定入賞口46への入賞球が18回始動球検出ス
イッチ124 によって検出されたのち、上述したようにア
ンド回路126 を介して電子音発生回路141 に入力され、
上記18回動作の開始時または更新時において電子音発
生回路141 が起動される。
【0111】これにより上記報知手段は上記18回動作
の開始時または更新時いいかえればパチンコ球P,P,
…が停留されている状態および回転筒75が入賞球を入賞
口47,48または特定入賞口46に振り分けている状態を電
子音によって遊技者に報知するのである。
【0112】これにより遊技者はパチンコ球の停留状態
と、回転筒75の振分状態とを視覚および聴覚の両方で確
認することができる。また本実施例では上記停留状態お
よび振分状態が電子音によって両方とも報知される場合
を説明した。
【0113】しかしながら報知手段は上述した停留状態
および振分状態のみに限定されるものではなく、これら
のいずれか一方のみを報知したり、停留状態が解除され
ている旨のみを報知したり、振分が停止されている旨の
みまたはその両方を報知したり、音の代わりに従来から
周知であるところの光で報知したり、音と光との両方で
これらを報知してもよい。
【0114】バイナリカウンタ130 は、その時点でのカ
ウント値を表わすカウント信号をも出力する機能を有
し、このカウント信号は電流増幅回路144 により増幅
処理等されて継続表示器145 に入力され、この継続表示
器145 により、その時点での18回動作の継続回数が表
示される。
【0115】バイナリカウンタ133 も、その時点でのカ
ウント値を表わすカウント信号をも出力する機能を有
し、このカウント信号は電流増幅回路146 により増幅
処理等されて10カウント表示器147 に入力され、この
10カウント表示器147 により、その時点での10カウ
ント値が表示されるものである。
【0116】図8は本発明の他の実施例を示すもので、
同図において、アンド回路148 にラッチ回路127 のQ出
力とスイッチ回路135 の出力とが入力され、このアンド
回路148 の出力はラッチ回路149 のクロック入力端子C
Kに入力され、このラッチ回路149 のQ出力が反転回路
150 、モータドライブ回路151 を介してモータ出力回路
137 に入力されている。ラッチ回路149 のリセット端子
Rにオア回路128 の出力が入力されるようになってい
る。
【0117】バイナリカウンタ116 はソレノイド56,57
の駆動回数が8回に達するすなわちソレノイド56,57の
1回駆動に要する時間の8倍が経過すると、Hになるタ
イマ信号をも出力するようにされており、このタイマ
信号はリセット回路139 に入力されている。ラッチ回
路138 はラッチ回路127 のQ出力によりラッチされるよ
うになっている。
【0118】以上の構成により、初期状態においては、
ラッチ回路149 がリセット状態にあることから、モータ
77が駆動されて入賞球は回転筒75によって振り分けられ
ることになる。またラッチ回路138 はリセット状態にな
っているため、ソレノイド95,103 は駆動されない。
【0119】そして特定入賞口46への入賞があってラッ
チ回路127 がラッチされるとアンド回路148 にHが入力
されるとともにマイクロスイッチ134 がオフになるとス
イッチ回路135 からもアンド回路148 にHが入力される
ことになる。
【0120】このためラッチ回路149 がラッチされてモ
ータ77が停止され、回転筒75による入賞球の振り分けは
は停止されることになる。
【0121】またラッチ回路127 がラッチされるとラッ
チ回路138 もラッチされ、案内羽根49,50が8回開閉す
ると、ソレノイド95,103 が駆動されることになる。
【0122】その後、所定条件であるところのソレノイ
ド56,57が18回駆動されるか、あるいは入賞球数
が10個になるとオア回路128からHが出力され、ラ
ッチ回路149がリセットされるため、モータ77が起
動されるとともにラッチ回路138もリセットされるた
めにソレノイド95,103の作動が停止されることに
なる。このためパチンコ球の停留状態が解除(停止)さ
れ、停留球のすべてが仕切板33によって複数の入賞口
のいずれかに誘導され、同時に回転筒75による入賞球
の振り分け動作が開始される。
【0123】図9ないし図11は本発明のさらに他の実施
例を示すものである。
【0124】まず、図9および第10において、ここでは
後述するように他の球通路41,42の閉塞時間が短いた
め、に他の球通路41,42内への停留可能球数が減少する
ことから、他の球通路41,42における停留球スペースを
小さくすべくストッパレバー85,86夫々のストッパ部8
9,91を一の実施例よりも長く延したものである。
【0125】これにより上記の短い閉塞時間であって
も、その閉塞時に他の球通路41,42からの溢れ球が生ず
るようになっている。
【0126】つぎに図11において、バイナリカウンタ11
6 のタイマ信号はラッチ回路152をラッチするための
信号とされており、このラッチ回路152 のQ出力とスイ
ッチ回路135 の出力とラッチ回路127 のQ出力とがアン
ド回路153 に入力され、このアンド回路の出力がラッチ
回路149 をラッチするための信号となっている。
【0127】また本実施例においては、バイナリカウン
タ116 はソレノイド56,57駆動用のタイマ信号aをも出
力するようにされており、このタイマ信号aとラッチ回
路127 のQ出力とがアンド回路154 に入力され、このア
ンド回路154 の出力がソレノイド出力回路140 に入力さ
れるようになっている。
【0128】以上の構成において初期状態にあっては、
ラッチ回路149 がリセット状態になっているため、モー
タ77が駆動されることになる。またアンド回路154 のゲ
ートは閉じられていることから、ソレノイド56,57は駆
動されないことになる。
【0129】そして所定の入賞口46への入賞があってラ
ッチ回路127 がラッチされると、アンド回路のゲートが
開かれてタイマ信号aがソレノイド出力回路140 に入力
されるようになるため、ソレノイド95,103 はソレノイ
ド56,57の如く繰替し駆動されることになる(ただし繰
替し周期は同じである場合もあるし、異なる場合もあ
る)。
【0130】このことから、他の球通路41,42の閉塞時
間が短くなるのである。一方、所定の入賞口46への入賞
がありラッチ回路127 がラッチされた後、かつ、所定条
件であるところの特定遊技状態の継続時間がソレノイド
56,57の8回駆動分だけ経過すると、ラッチ回路152 も
ラッチされる。
【0131】こののちアンド回路153 のゲートが開かれ
ることになるため、スイッチ回路135 からHが出たとこ
ろでラッチ回路149 がラッチされてモータ77が停止され
ることになる。これにより案内羽根49,50の8回分の開
閉動作後、入賞球の振り分けは停止される。
【0132】その後、所定条件としてソレノイド56,
57が18回駆動されるか、あるいは入賞球数が10個
になると、ラッチ回路149がリセットされるため、モ
ータ77が起動されるとともにラッチ回路127もリセ
ットされることからアンド回路154のゲートが閉じら
れてソレノイド95,103の駆動が停止されることに
なる。
【0133】
【発明の効果】本願発明は上記構成に基き、特定遊技検
出手段による特定遊技状態の検出で、開閉駆動手段およ
び開閉部材によって入賞空間が開放され、パチンコ球を
入賞空間に入賞させると、入賞球は球誘導路によって複
数の入賞口のいずれかに誘導され、停留手段および停留
駆動手段は所定条件が満足されるまで、開閉部材および
開閉駆動手段とはまったく別個の制御により、入賞球を
球誘導路の途中に停留させ、入賞空間への入賞球の流路
に継続して変化をもたらせることができる。これにより
開閉部材および停留手段は、互いに影響を及ぼし合うこ
と、いいかえれば入賞空間の開放状態の形成如何および
停留状態の形成如何に関わらず、遊技者にとって有利な
状況を形成しつつ、視覚的な遊技変化を継続して形成す
るので、遊技意欲の低減を比較的長時間にわたって抑止
する。
【0134】特定遊技状態は特定入賞口への入賞であ
り、特定遊技検出手段が特定入賞口への入賞球を検出す
る入賞球検出スイッチで構成される場合、入賞球検出ス
イッチによって特定入賞口への入賞が検出されたときの
み、閉塞状態にある開閉部材が所定時間だけ開放状態に
せしめられ、有利な状況および視覚的な遊技変化を遊技
者に付与することによって遊技意欲の増大化を図ること
ができる。
【0135】報知手段が少なくとも停留手段による入賞
球の停留状態または停留球の開放状態のいずれか一方を
報知する構成では、報知手段は上記停留状態または停留
球の開放状態を遊技者に知覚させられるので、停留手段
による遊技状態の差異が明確に確認される。
【0136】このことから遊技状態の差異に応じて適切
に対応できるので、遊技状態の差異を認識しない場合よ
りも有利に遊技することが可能になり、このような差異
を認識しないことに起因した遊技意欲の低減を抑止す
る。
【0137】停留手段は所定条件が満足されたときに入
賞球を停留または停留球を開放する場合、所定条件が満
足される前後において互いに異なる遊技態様を停留手段
で形成し、視覚的遊技変化を遊技者に付与する。
【0138】入賞球を通常入賞口または特定入賞口に振
り分ける振分手段を設けた場合、入賞球は振分手段の動
作によっていずれかの入賞口に振り分けられるので、視
覚的遊技変化を遊技者に付与することができる。
【0139】入賞空間を有する入賞装置を設け、入賞空
間を開閉するための開閉部材を設け、入賞空間内には通
常入賞口と特定入賞口と特定遊技検出手段と、特定遊技
検出手段による特定遊技状態の検出時に閉塞状態にある
開閉部材を所定時間だけ開放状態にせしめる開閉駆動手
段と、入賞空間内に入賞した入賞球を通常入賞口または
特定入賞口に向かって振り分けるための振分手段とを設
けた場合、特定遊技検出手段は特定遊技状態の検出に基
いて閉塞状態にある開閉部材を予め定められた時間だけ
開放状態にせしめ、遊技の進行に応じてパチンコ球が入
賞空間に入賞し易くし、振分手段が入賞球を通常入賞口
または特定入賞口に振り分けることによって入賞球の流
れに変化を付与するとともに視覚的変化を遊技者に付与
する。
【0140】振分手段は、所定条件が満足されたときに
入賞球を振り分けまたは振り分けを停止する場合、条件
が満足される前後で互いに異なる遊技態様を形成するこ
とによって視覚的遊技変化を遊技者に付与する。
【0141】所定条件は特定遊技状態の検出である場
合、特定遊技状態の検出でのみ所定条件が満足され、特
定遊技状態の検出前後において互いに異なる遊技態様を
停留手段または振分手段で形成することにより視覚的遊
技変化を遊技者に付与する。
【0142】所定条件は特定遊技状態の継続時間である
場合、特定遊技状態の継続時間経過前後で互いに異なる
遊技態様を停留手段または振分手段で形成することによ
り視覚的遊技変化を遊技者に付与する。
【0143】所定条件は特定遊技状態における入賞空間
への入賞球数である場合、入賞空間への入賞球数の変動
で互いに異なる遊技態様を停留手段または振分手段で形
成することにより視覚的遊技変化を遊技者に付与する。
【0144】少なくとも振分手段による入賞球の振分状
態および振分停止状態のいずれか一方を報知するための
報知手段を設けた場合、報知手段は上記振分状態または
振分停止状態を遊技者に知覚させられるので、停留手段
による遊技状態の差異が明確に確認される。
【0145】このため遊技状態の差異に応じて適切に対
応できるので、遊技状態の差異を認識しない場合よりも
有利に遊技することが可能になり、このような差異を認
識しないことに起因した遊技意欲の低減を抑止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ機の一実施例における遊
技盤の正面図である。
【図2】図1の遊技盤上に設けられている入賞装置の正
面図である。
【図3】図2の側面断面図である。
【図4】図2の背面図である。
【図5】図1の入賞装置に設けられているストッパレバ
ーが他の球通路を閉塞している状態の側面断面図であ
る。
【図6】図5のストッパレバーが開放している状態の側
面断面図である。
【図7】図1のパチンコ機の一実施例の制御に使用する
装置の回路図である。
【図8】図7とは異なる実施例の制御に使用する装置の
回路図である。
【図9】図8とは異なる実施例の入賞装置に設けられて
いるストッパレバーが他の球通路を閉塞している状態の
側面断面図である。
【図10】図9のストッパレバーが開放している状態の
側面断面図である。
【図11】図10の実施例の制御に使用する装置の回路
図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 11 入賞装置 32 入賞空間 46 特定入賞口 47,48 他の入賞口 49,50 案内羽根 85,86 ストッパレバー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に打ち出されたパチンコ球が入賞
    する入賞空間を有する入賞装置を設け、 前記入賞空間を開閉するための開閉部材を設け、前記入賞空間内には特定入賞口を含む複数の入賞口を設
    け、 前記入賞空間への入賞球を前記複数の入賞口のいずれか
    に誘導するための球誘導路を設け、 前記入賞空間への入賞球を前記球誘導路の途中に停留可
    、かつ、前記球誘導路の途中に停留される停留球を開
    放可能な停留手段を設け、 該停留手段によって前記停留可能な状態に駆動させ、所
    定条件が満足されたとき、前記停留球のすべてを前記球
    誘導路によって前記複数の入賞口に誘導するために、前
    記停留手段を前記開放可能状態に駆動させる停留駆動手
    段を設け、 予め定められた特定遊技状態を検出するための特定遊技
    検出手段を設け、 該特定遊技検出手段が特定遊技状態を検出したときに閉
    塞状態にある開閉部材を予め定められた時間だけ開放状
    態にせしめる開閉駆動手段 設け たことを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 特定遊技状態は特定入賞口への入賞であ
    り、特定遊技検出手段が前記特定入賞口への入賞球を検
    出する入賞球検出スイッチで構成されることを特徴とす
    る請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 少なくとも入賞空間への入賞球が停留手
    段によって停留されている状態および該停留球が前記停
    留手段から開放されている状態のいずれか一方を報知す
    るための報知手段を設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 停留手段は所定条件が満足されたときに
    入賞球を停留または停留球を開放することを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のパチンコ
    機。
  5. 【請求項5】 入賞空間への入賞球を通常入賞口または
    特定入賞口に向かって振り分けるための振分手段を前記
    入賞空間内に設けたことを特徴とする請求項1ないし請
    求項4のいずれかに記載のパチンコ機。
  6. 【請求項6】 遊技盤に打ち出されたパチンコ球が入賞
    する入賞空間を有する入賞装置を設け、前記入賞空間を
    開閉するための開閉部材を設け、前記入賞空間内には通
    常入賞口と、該通常入賞口とは異なる特定入賞口と、予
    め定められた特定遊技状態を検出するための特定遊技検
    出手段と、該特定遊技検出手段が特定遊技状態を検出し
    たときに閉塞状態にある開閉部材を予め定められた時間
    だけ開放状態にせしめる開閉駆動手段と、前記入賞空間
    内に入賞した入賞球を前記通常入賞口または特定入賞口
    に向かって振り分けるための振分手段とを設けたことを
    特徴とするパチンコ機。
  7. 【請求項7】 振分手段は所定条件が満足されたときに
    入賞球を振り分けまたは振り分けを停止することを特徴
    とする請求項5または請求項6に記載のパチンコ機。
  8. 【請求項8】 所定条件が特定遊技状態の検出であるこ
    とを特徴とする請求項4または請求項7に記載のパチン
    コ機。
  9. 【請求項9】 所定条件が特定遊技状態の継続時間であ
    ることを特徴とする請求項4または請求項7に記載のパ
    チンコ機。
  10. 【請求項10】 所定条件が特定遊技状態における入賞
    空間への入賞球数であることを特徴とする請求項4また
    は請求項7に記載のパチンコ機。
  11. 【請求項11】 少なくとも振分手段による入賞球の振
    分状態および振分停止状態のいずれか一方を報知するた
    めの報知手段を設けたことを特徴とする請求項5ないし
    請求項10のいずれかに記載のパチンコ機。
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