JPH07121023A - 樹脂スリーブの製法 - Google Patents

樹脂スリーブの製法

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JPH07121023A
JPH07121023A JP26720393A JP26720393A JPH07121023A JP H07121023 A JPH07121023 A JP H07121023A JP 26720393 A JP26720393 A JP 26720393A JP 26720393 A JP26720393 A JP 26720393A JP H07121023 A JPH07121023 A JP H07121023A
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JP
Japan
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resin
sleeve
resin sleeve
peripheral surface
microruggedness
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JP26720393A
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Masahiko Adachi
雅彦 足立
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望の肉厚で外周面の所望部分に所望の微小
凹凸を有し、電子写真装置や静電記録装置における現像
装置のトナー搬送担持体その他、樹脂スリーブ外周面に
微小凹凸があることが要求される分野に広く利用でき
る、外周面の全部又は一部に微小凹凸を有する樹脂スリ
ーブの簡単、正確でコスト安につく製造方法を提供す
る。 【構成】 樹脂スリーブ素管61を準備し、素管61材
料樹脂を膨潤させ得る溶媒で素管61表面をゲル状と
し、表面ゲル状素管61を内周面の予め定めた部分に微
小凹凸50を形成した円筒形状金型5内に導入して素管
61をその表面が金型5内面に密接するまで加圧膨張さ
せるとともに加温することで樹脂スリーブ62を形成
し、樹脂スリーブ62を金型5から取り出し、外周面の
全部又は一部に微小凹凸621を有する樹脂スリーブ6
2を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂スリーブ、特に外周
面の一部又は全部に微小凹凸を有する樹脂スリーブの製
法に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂スリーブは種々の分野で用いられて
いるが、一例を挙げると、電子写真装置や静電記録装置
における現像装置において用いられる。即ち、複写機、
プリンタ等の電子写真装置や静電記録装置において、静
電潜像担持体上に形成された静電潜像にトナーを供給し
て可視化する現像装置におけるトナー搬送担持体として
利用される。
【0003】さらに詳述すると、例えば、図5に示すよ
うな現像装置における現像スリーブ(トナー搬送担持
体)1として用いられる。この現像装置は、駆動ローラ
2に、このローラ外径より若干大きい内径を有するスリ
ーブ形状のトナー搬送担持体1を外嵌し、該担持体を静
電潜像担持体PCとは反対側からガイド部材3等で駆動
ローラ2に押し当て、静電潜像担持体PC側にできたた
るみ部分11を該担持体PCに接触させ、駆動ローラ2
を回転させることによりトナー搬送担持体1を回転させ
るようにし、さらに、該担持体1に現像剤規制ブレード
4を当接させたものである。現像スリーブ1には電源P
Wにて現像バイアスが印加される。トナーTはブレード
4の規制のもとに帯電し、スリーブ1表面に付着して現
像領域へ搬送され、そこで像担持体PC上の静電潜像の
現像に供される。
【0004】このスリーブ形状のトナー搬送担持体は、
通常、電鋳法等により製作された金属スリーブである
が、金属スリーブでは材料選択範囲が狭く、製作コスト
も高くつくとともに電気抵抗も小さいものに限定される
ので、樹脂スリーブを採用することが提案されている。
樹脂スリーブでは、材料選択の幅が広く、製作コストも
安いうえ、各種添加剤の使用により電気抵抗を任意に制
御でき、画像のγ特性も自由に決定できる等の利点があ
る。
【0005】この種の現像装置は、電子写真装置や静電
記録装置等の小型化、低価格化の要求に応じ、今後さら
に普及する傾向にある。この種の現像装置において重要
なことは、トナー搬送担持体上に適正に帯電した適正な
厚さのトナー薄層を形成して、これを正確に現像領域へ
搬送することである。
【0006】トナー搬送を良好にするため、トナー搬送
担持体表面に微小な凹凸を形成することが提案されてい
る。この微小な凹凸を付ける手法としては、樹脂スリー
ブ表面をアルミナサンド等でサンドブラスト処理する等
の物理的方法を挙げることができるが、このほか、特開
平1−255873号公報は、トナー搬送担持体を樹脂
製としてセラミック粒子をコーティングあるいは分散含
有させることを教えており、特開平4−243275号
公報は、内周面に微小凹凸を形成した電鋳スリーブ型内
に現像スリーブのもとになる合成樹脂スリーブ素管を導
入し、それを熱変形温度以上、融点未満に加熱するとと
もに内側から加圧して該素管外面を電鋳スリーブ内面へ
膨張密接させることで該樹脂スリーブ外面に微小凹凸を
付けることを教えている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、微小凹凸を付
ける方法として、樹脂スリーブ表面をサンドブラスト処
理等により物理的に処理する場合、その樹脂スリーブが
前述のようなトナー搬送担持体であって、そのたるみ部
分を静電潜像担持体に接触させる場合には、該たるみ部
分を静電潜像担持体に柔らかく接触させるためにその厚
みが限定されるので、凹凸を付けること自体難しいう
え、凹凸の状態を制御し難いとともに、トナー搬送担持
体表面にブラスト材が付着或いは突き刺さった状態にな
り易く、これが画像ノイズを招いたり、静電潜像担持体
にキズを付け、その寿命を短くする原因になる。
【0008】また、特開平1−255873号公報に開
示されているように、微小凹凸を、セラミック粒子をコ
ーティングしたり、分散含有させて得る場合には、該凹
凸の粗さ、形状を制御し難く、樹脂スリーブ個々で凹凸
の状態が均一化されない。この点、特開平4−2432
75号公報に開示されている方法によると、このような
問題を回避できるが、樹脂スリーブ素管を電鋳スリーブ
型に密着するまで加圧膨張するには大きな圧力を必要と
し、樹脂スリーブ素管と電鋳スリーブ型との間にずりが
生じて得られる樹脂スリーブ表面にしわが発生すること
があり、量産化することが困難である。さらに、温度を
上げ樹脂スリーブ素管の融点近傍まで加熱すると、電鋳
スリーブ型に樹脂スリーブが溶着してしまい取り出すこ
とができなくなることがある。
【0009】そこで本発明は、所望の肉厚で外周面の所
望部分に所望の微小凹凸を有し、電子写真装置や静電記
録装置における現像装置のトナー搬送担持体その他、樹
脂スリーブ外周面に微小凹凸があることが要求される分
野に広く利用できる、外周面の全部又は一部に微小凹凸
を有する樹脂スリーブの簡単、正確でコスト安につく製
造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的に従
い、樹脂スリーブ素管を準備し、該素管材料樹脂を膨潤
させ得る溶媒で該素管表面をゲル状とし、該表面ゲル状
素管を内周面の予め定めた部分に微小凹凸を形成した円
筒形状金型内に導入して該素管をその表面が前記金型内
面に密接するまで加圧膨張させるとともに加温すること
で樹脂スリーブを形成し、該樹脂スリーブを前記金型か
ら取り出すことを特徴とする外周面の全部又は一部に微
小凹凸を有する樹脂スリーブの製法を提供する。
【0011】ここでゲル状とは、未だ保形性を備えてい
るが柔らかくなっている状態を指す。内周面の予め定め
た部分に微小凹凸を形成した円筒形状金型としては、代
表例として電鋳スリーブ型を挙げることができる。該電
鋳スリーブ型としては、例えばパイプの所定箇所にホー
ニング処理、切削加工等により所定の凹凸加工を施して
なる電鋳用マスタを用いて形成した電鋳スリーブを挙げ
ることができる。この凹凸は鋭角な凹凸でも、丸みを帯
びた凹凸でも、台形状の凹凸でもよく、任意である。
【0012】また、前記樹脂スリーブ素管の溶媒による
膨潤は、例えば該素管を溶媒中に浸漬したり、スプレー
等を用いて溶媒を該素管に吹きつけたりすること等によ
り行うことができる。また、前記樹脂スリーブ素管への
加圧は、代表例としてガス圧によるものを挙げることが
でき、該素管をガス圧を用いて膨張させるにあたって
は、該素管の一端部を閉じ、該素管内に直接ガスを導入
するようにしてもよいが、膨張収縮可能な袋を前記素管
内に入れ、該袋にガスを導入して行ってもよい。膨張用
ガスとしては空気、不活性ガス等を使用できる。
【0013】なお、何れの場合もガス圧は前記円筒形状
金型内周面の微小凹凸を前記樹脂スリーブ素管外周面に
転写させることができる圧力とするが、該ガス圧はあま
り小さすぎて該樹脂スリーブ素管外周面に所望の微小凹
凸が形成されなかったり、また、あまり大きすぎて該樹
脂スリーブ素管と金型との間に生じるずりにより該樹脂
スリーブ素管表面に実用上問題になるしわが発生した
り、該スリーブ素管樹脂のゲル状部分が金型の端からは
み出したりすることがないようにする。前記のガス圧は
スリーブ素管原料樹脂及び溶媒の種類により異なるが、
5〜10Kgf/cm2 程度が、これには限定されない
が、考えられる。
【0014】また、前記樹脂スリーブ素管の加温は、前
記電鋳スリーブ内周面の微小凹凸を前記樹脂スリーブ素
管外周面に転写させることができる温度で行い、円筒形
状金型に装着して加圧後加温する。前記の温度はあまり
低すぎて溶媒が十分に揮発しないために該樹脂スリーブ
素管外周面に所望の微小凹凸が形成されなかったり、ま
た、あまり高すぎてゲルの保形性が失われ該樹脂スリー
ブ素管外周面に所望の微小凹凸が形成されなかったりす
ることがないようにする。前記の温度はスリーブ素管原
料樹脂及び溶媒の種類により異なるが、90〜130℃
程度が、これには限定されないが、考えられる。
【0015】また、前記樹脂スリーブ素管は、最終的に
得られる樹脂スリーブの用途に応じた原料樹脂から例え
ば押し出し成形によってそのまま使える長さ、又はあと
で裁断して使える長さ等、適当な長さに製作すればよ
い。前記の製法において用いるスリーブ素管原料樹脂と
しては、例えばポリアミド、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)
等の結晶性樹脂、変性ポリフェニレンエーテル(変性P
PE)、ポリカーボネート等の非晶性樹脂等が考えら
れ、さらにこれらの樹脂に必要に応じ各種添加材、フィ
ラー等を入れておくことができる。
【0016】また、前記樹脂スリーブ素管を膨潤させる
ための溶媒は樹脂スリーブ材料の溶解度パラメータδ
(cal1/2 /cm3/2 )に対して、 δ−2≦δ≦δ+2 の条件を満たす溶解度パラメータδ、即ち樹脂スリーブ
材料の溶解度パラメータに対して±2の範囲内の溶解度
パラメータを有するものが良溶媒として用いられる。な
お、溶解度パラメータδは次の式で表されるものであ
る。
【0017】δ=e1/2 =(Ecoh /V)1/2 =(ΔH
v−RT/V)1/2={d(ΔHv−RT)/M}1/2coh :凝集エネルギ(cal/mol) V :分子容(cm3 /mol) ΔHv:蒸発熱(cal/mol) R :ガス定数(cal/mol・K) e :凝集エネルギ密度(cal/cm3 ) T :絶対温度(K) d :密度(g/cm3 ) M :分子量(g/mol) 前記溶媒としては、例えばポリアミド樹脂に対してはジ
クロロメタン(CH2Cl2 )とメタノール(CH3
H)の1:1混液やクロロホルム(CHCl3)とCH
3 OHの1:1混液等が考えられ、ポリカーボネート樹
脂に対してはCH2 Cl2 等が考えられ、PBTに対し
ては濃硝酸や濃硫酸等が考えられる。
【0018】
【作用】本発明方法によると、予め適当な長さの樹脂ス
リーブ素管が準備され、該素管は、該素管の材料樹脂を
膨潤させることができる溶媒に浸漬、該溶媒のスプレー
等の手法にて表面がゲル状に処理される。このように表
面ゲル状とされた樹脂スリーブ素管は、内周面の予め定
めた部分に微小凹凸を形成した円筒形状金型内に導入さ
れ、該素管表面が該金型内面に密接するまで加圧され、
膨張せしめられるとともに加温され、かくして金型内周
面の微小凹凸が外周面に転写された樹脂スリーブが形成
される。該樹脂スリーブは金型から取り出され、そのま
ま、又はさらに必要に応じて裁断され、利用される。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例を図1から図3を参照し
て説明する。以下に説明する実施例は複写機、プリンタ
等の電子写真装置の現像装置(図2に示すもの)におい
てトナー搬送担持体1として利用できる樹脂スリーブの
製法に関する。
【0020】まず、成形用金型としての電鋳スリーブを
次のように製作する。電鋳用マスタとする外径25mm
のパイプの表面を予め定めた間隔をおいてテープ等で幅
約10mmにマスキング処理し、該マスキング処理部分
の間のパイプ表面にホーニング処理により予め定めた形
状、粗さの微小凹凸加工を施して電鋳用マスタを形成
し、このマスタを用いてその表面にニッケル製の電鋳ス
リーブ5(図2参照)を形成する。スリーブ5の内面に
は微小凹凸50が転写されている。このスリーブ5にお
いて、前記マスタのマスキング処理部分に対応する内面
は鏡面に形成される。この鏡面部分51は、トナー搬送
担持体へのガイド部材3の接触部分に対応している。該
電鋳スリーブの肉厚は、その内部での樹脂スリーブ素管
の膨張に十分耐え得る肉厚としておく。一方、樹脂スリ
ーブ素管を図1に示すように製作する。
【0021】すなわち、原料樹脂として結晶性ポリアミ
ド(ナイロン12)と非晶性ポリアミドを3:7に混合
した樹脂中に、最終樹脂スリーブの体積固有抵抗が10
3 〜109 Ωcmになるようにファーネス法により製造
したカーボンブラックを添加したものを準備し、既に知
られている押し出し成形機を用い、樹脂温度250℃、
押出圧力100kgf/cm2 、押出速度1.5m/秒
のもとに押し出し、1mmHg以下に減圧されたサイジ
ングダイを通して樹脂円筒体6を形成する。
【0022】このように押し出し成形される樹脂円筒体
6を順に切断して1.2m長さの樹脂スリーブ素管61
を得る。このように次々形成される前記素管61を、
1.5m×6m×深さ0.35mの溶媒槽7中でCH2
Cl2 とCH3 OHの1:1混液又はCHCl3 とCH
3OHの1:1混液30リットルに20分間浸漬し該素
管61表面をゲル状にする。1本の素管61を溶媒に浸
漬し取り出してから次の素管61を溶媒に浸漬し又は取
り出すまでのタクト時間は1分間とし、溶媒槽7には常
に20本の素管61が浸漬しているようにする。
【0023】かくして表面がゲル状になった素管61を
図2に示すように前記電鋳スリーブ5内に導入し、素管
61内に膨張収縮可能な袋8を装着し、該袋8には圧力
調整弁のついた封止栓9を介して不活性ガスを導入でき
るようにする。次に、袋8、スリーブ素管61及び電鋳
スリーブ5を図示しないヒータにより予め60℃に加熱
された二つ割り金型10で保持した後、前記封止栓9を
開いて袋8内に空気を流し込み、袋8内の気圧を4Kg
f/cm2 に昇圧する。
【0024】この状態で図4に示すように、金型10を
1分間に25℃ずつ昇温させて90℃とし、1分間90
℃に保った後、冷却を開始し、1分間に25℃ずつ降温
させて60℃に戻す。これにより電鋳スリーブ5を介し
てスリーブ素管61が加熱され、該スリーブ素管61に
含まれていたCH2 Cl2 とCH3 OH又はCHCl 3
とCH3 OHが揮発するとともに電鋳スリーブ5内面の
微小凹凸50がスリーブ素管61外周面に転写される。
【0025】その後、金型10を開き、樹脂スリーブの
冷却を待ってこれを電鋳スリーブ5から剥脱し、60
℃、95RHで24時間調湿を行い、該樹脂スリーブの
結晶化を促進する。このようにして現像装置のガイド部
材3が接触する部分が幅10mm程度に鏡面に形成さ
れ、その間が表面粗さRZ =5μmの凹凸621を有
し、外径25mmの真円度の良い樹脂スリーブ62が得
られる(図3参照)。この樹脂スリーブ62は所定のト
ナー搬送担持体として使えるように裁断処理して長さ2
50mmとし、図5に示すように、現像装置に組み込み
使用できる。
【0026】以上の様にスリーブ素管61を一旦良溶媒
を用いて膨潤させゲル状にした後、金型10内で加温加
圧することにより、スリーブ素管61の原料樹脂である
結晶性ナイロン12と非晶性ナイロンのポリマーアロイ
の結晶化温度(約130℃)より低い温度でも、しかも
従来の結晶性ナイロン12と非晶性ナイロンのポリマー
アロイからなるスリーブ素管を用いる場合よりも小さな
加圧力で、金型10内周面の形状をスリーブ素管61外
周面に転写することができ、その結果、樹脂スリーブ6
2の生産性を向上させることができるとともに生産に要
するコストを低減させることができる。また、加圧力が
小さいために樹脂スリーブ素管61と電鋳スリーブ型5
との間に生じるずりによる樹脂スリーブ素管61表面の
実用上問題になるしわは発生しない。
【0027】また、スリーブ素管61の押し出し成形
後、樹脂スリーブ62の形成までの1サイクルの加工時
間を従来より短縮することができ、この点でも生産に要
するコストを低減させることが可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明方法によると、所望の肉厚で外周
面の所望部分に所望の微小凹凸を有し、電子写真装置や
静電記録装置における現像装置のトナー搬送担持体その
他、樹脂スリーブ外周面に微小凹凸があることが要求さ
れる分野に広く利用できる、外周面の全部又は一部に微
小凹凸を有する樹脂スリーブの簡単、正確でコスト安に
つく製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の工程のうち、樹脂スリーブ
素管を押し出し成形した後、溶媒中に浸漬し、取り出す
までの概略工程を示した図である。
【図2】本発明の一実施例において樹脂スリーブ素管を
加熱加圧している状態の分解図である。
【図3】本発明の一実施例の工程のうち形成された樹脂
スリーブを裁断する工程を示した図である。
【図4】本発明の一実施例において樹脂スリーブ素管の
加熱パターンを示す図である。
【図5】現像装置例の説明図である。
【符号の説明】
1 トナー搬送担持体 2 駆動ローラ 3 ガイド部材 4 現像剤規制ブレード 5 電鋳スリーブ 50 微小凹凸 6 樹脂円筒体 61 樹脂スリーブ素管 62 樹脂スリーブ 621 微小凹凸 7 溶媒槽 8 素管膨張用袋 9 封止栓 10 昇温用金型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂スリーブ素管を準備し、該素管材料
    樹脂を膨潤させ得る溶媒で該素管表面をゲル状とし、該
    表面ゲル状素管を内周面の予め定めた部分に微小凹凸を
    形成した円筒形状金型内に導入して該素管をその表面が
    前記金型内面に密接するまで加圧膨張させるとともに加
    温することで樹脂スリーブを形成し、該樹脂スリーブを
    前記金型から取り出すことを特徴とする外周面の全部又
    は一部に微小凹凸を有する樹脂スリーブの製法。
JP26720393A 1993-10-26 1993-10-26 樹脂スリーブの製法 Withdrawn JPH07121023A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002347102A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Gunze Ltd 半導電性管状フイルムの後処理方法
JP2019038162A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 リソテック ジャパン株式会社 樹脂製シートおよびチューブ

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