JPH07120654A - レンズ位置検出装置 - Google Patents
レンズ位置検出装置Info
- Publication number
- JPH07120654A JPH07120654A JP27016993A JP27016993A JPH07120654A JP H07120654 A JPH07120654 A JP H07120654A JP 27016993 A JP27016993 A JP 27016993A JP 27016993 A JP27016993 A JP 27016993A JP H07120654 A JPH07120654 A JP H07120654A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switch
- lens position
- lens
- lens barrel
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】レンズ鏡筒が大型化したり設置場所が制限され
たりすることなく、スペースを有効に利用して、レンズ
位置を検出することができるレンズ位置検出装置を提供
する。 【構成】駆動モーターMの回転力を送りネジ9に伝達す
る回転伝達軸6上の直進移動部材11にスイッチ接片1
2を設けることにより、可動鏡筒2と固定鏡筒1aとの
間にレンズ位置検出用スイッチ手段を設けた場合に必要
とされる遮断壁が不要となる。
たりすることなく、スペースを有効に利用して、レンズ
位置を検出することができるレンズ位置検出装置を提供
する。 【構成】駆動モーターMの回転力を送りネジ9に伝達す
る回転伝達軸6上の直進移動部材11にスイッチ接片1
2を設けることにより、可動鏡筒2と固定鏡筒1aとの
間にレンズ位置検出用スイッチ手段を設けた場合に必要
とされる遮断壁が不要となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズ位置検出装置に関
するものであり、例えばカメラ等に用いられるレンズ位
置検出装置に関するものである。
するものであり、例えばカメラ等に用いられるレンズ位
置検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、可動レンズを備えたカメラのレン
ズ位置を検出する手段として、図8〜図11に示すよう
なレンズ位置検出装置が提案されている。ボディ1’の
前面には、ボディ1’に固定された固定鏡筒1a’と,
撮影レンズ群3を内設し固定鏡筒1a’に対して光軸方
向に移動自在の可動鏡筒2’とが配置されている。可動
鏡筒2’には、図9〜図11に示すようにレンズ位置検
出用のスイッチ接片12’が接片保持台16を介して取
り付けられており、一方、固定鏡筒1a’には、図10
(繰出し状態)及び図11(沈胴状態)に示すようにスイッ
チ基板13’が固定されている。スイッチ基板13’上
には、不図示の電極パターンでエンコーダが形成されて
おり、スイッチ接片12’が可動鏡筒2’と一体的に移
動することによりスイッチ基板13’上を摺動すると、
レンズ位置に応じた信号が出力される。
ズ位置を検出する手段として、図8〜図11に示すよう
なレンズ位置検出装置が提案されている。ボディ1’の
前面には、ボディ1’に固定された固定鏡筒1a’と,
撮影レンズ群3を内設し固定鏡筒1a’に対して光軸方
向に移動自在の可動鏡筒2’とが配置されている。可動
鏡筒2’には、図9〜図11に示すようにレンズ位置検
出用のスイッチ接片12’が接片保持台16を介して取
り付けられており、一方、固定鏡筒1a’には、図10
(繰出し状態)及び図11(沈胴状態)に示すようにスイッ
チ基板13’が固定されている。スイッチ基板13’上
には、不図示の電極パターンでエンコーダが形成されて
おり、スイッチ接片12’が可動鏡筒2’と一体的に移
動することによりスイッチ基板13’上を摺動すると、
レンズ位置に応じた信号が出力される。
【0003】また、従来、可動鏡筒を駆動する駆動軸に
対してレンズ位置検出手段が設けられたもの(米国特許
第4,008,951号)、可動鏡筒の移動をガイドす
るガイド棒の近くにレンズ位置検出手段が配置されたも
の(特開昭63−195633号)も知られている。
対してレンズ位置検出手段が設けられたもの(米国特許
第4,008,951号)、可動鏡筒の移動をガイドす
るガイド棒の近くにレンズ位置検出手段が配置されたも
の(特開昭63−195633号)も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図8〜図11に示す従
来例のように、固定鏡筒1a’と可動鏡筒2’との間に
スイッチ接片12’等から成るスイッチ手段を設けた場
合(図10,図11)、スイッチ接片12’,スイッチ基
板13’等からの有害な反射光の遮断及びアパーチャー
スイッチ部(不図示)間の防塵を行う必要がある。そのた
め、遮断壁15(図10及び図11)を設けているが、遮
断壁15を設けたことによりレンズ鏡筒1a’,2’が
大きくなるという問題が生じてしまう。
来例のように、固定鏡筒1a’と可動鏡筒2’との間に
スイッチ接片12’等から成るスイッチ手段を設けた場
合(図10,図11)、スイッチ接片12’,スイッチ基
板13’等からの有害な反射光の遮断及びアパーチャー
スイッチ部(不図示)間の防塵を行う必要がある。そのた
め、遮断壁15(図10及び図11)を設けているが、遮
断壁15を設けたことによりレンズ鏡筒1a’,2’が
大きくなるという問題が生じてしまう。
【0005】また、前記米国特許第4,008,951
号や特開昭63−195633号で開示されているレン
ズ位置検出手段では、エンコーダの設置方向がレンズの
移動方向(即ち、レンズの光軸方向)でなければならない
ので、設置場所が制限されてしまい、また、レンズの可
動範囲と同じ範囲で働く大きなエンコーダが必要となる
ので、設置場所や大きさの点で問題が生じてしまう。
号や特開昭63−195633号で開示されているレン
ズ位置検出手段では、エンコーダの設置方向がレンズの
移動方向(即ち、レンズの光軸方向)でなければならない
ので、設置場所が制限されてしまい、また、レンズの可
動範囲と同じ範囲で働く大きなエンコーダが必要となる
ので、設置場所や大きさの点で問題が生じてしまう。
【0006】本発明の目的は、レンズ鏡筒が大型化した
り設置場所が制限されたりすることなくレンズ位置を検
出することができるレンズ位置検出装置を提供すること
にある。
り設置場所が制限されたりすることなくレンズ位置を検
出することができるレンズ位置検出装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るレンズ位置検出装置は、レンズが内設
された可動鏡筒を駆動する駆動軸に対し、回転すること
により駆動力を伝達する回転伝達軸と,該回転伝達軸の
回転により、移動が自在となるように回転伝達軸に係合
する第1スイッチ手段と,第2スイッチ手段とを有し、
該第2スイッチ手段に対する前記第1スイッチ手段の移
動によりレンズ位置を検出するようになされたことを特
徴とする。
め、本発明に係るレンズ位置検出装置は、レンズが内設
された可動鏡筒を駆動する駆動軸に対し、回転すること
により駆動力を伝達する回転伝達軸と,該回転伝達軸の
回転により、移動が自在となるように回転伝達軸に係合
する第1スイッチ手段と,第2スイッチ手段とを有し、
該第2スイッチ手段に対する前記第1スイッチ手段の移
動によりレンズ位置を検出するようになされたことを特
徴とする。
【0008】
【作用】本発明の構成によると、回転伝達軸が回転する
と、可動鏡筒を駆動するための駆動力が駆動軸に伝達さ
れるとともに、回転伝達軸に係合する第1スイッチ手段
が、第2スイッチ手段に対して移動するので、レンズ位
置は第2スイッチ手段に対する第1スイッチ手段の相対
的位置に対応することになる。従って、レンズ位置の検
出が可能となる。また、レンズ位置検出用のスイッチ手
段を、可動鏡筒と、例えば固定鏡筒との間に設ける必要
がないため、反射光遮断及び防塵のための遮断壁が不要
となる。従って、レンズ鏡筒が大きくなることはない。
と、可動鏡筒を駆動するための駆動力が駆動軸に伝達さ
れるとともに、回転伝達軸に係合する第1スイッチ手段
が、第2スイッチ手段に対して移動するので、レンズ位
置は第2スイッチ手段に対する第1スイッチ手段の相対
的位置に対応することになる。従って、レンズ位置の検
出が可能となる。また、レンズ位置検出用のスイッチ手
段を、可動鏡筒と、例えば固定鏡筒との間に設ける必要
がないため、反射光遮断及び防塵のための遮断壁が不要
となる。従って、レンズ鏡筒が大きくなることはない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例に係るレンズ位置検出
装置を図面を参照しつつ説明する。なお、本実施例はフ
ィルム写真カメラに用いられるレンズについてのレンズ
位置検出を行う装置であるが、本発明はフィルム写真カ
メラに限らず、ビデオカメラ,双眼鏡その他のレンズを
用いた光学装置にも適用することができる。
装置を図面を参照しつつ説明する。なお、本実施例はフ
ィルム写真カメラに用いられるレンズについてのレンズ
位置検出を行う装置であるが、本発明はフィルム写真カ
メラに限らず、ビデオカメラ,双眼鏡その他のレンズを
用いた光学装置にも適用することができる。
【0010】まず、図1〜図4に基づいてレンズ鏡胴の
構成を説明する。図1〜図4において、1は、ボディで
あり、固定鏡筒1a,スプール室1b,パトローネ室1
cと一体的に形成されている。2は、可動鏡筒であり、
撮影レンズ群3を保持するとともにガイド穴2aを有
し、ボディ1と押え板10との間で保持されるガイド軸
4により、光軸AX(図2,図4)方向へ移動自在に保持
されている。なお、固定鏡筒1aの内周面には、植毛布
等の遮光部材14が貼られており、可動鏡筒2の多周面
と固定鏡筒1aとの間から入り込む光を遮断している。
構成を説明する。図1〜図4において、1は、ボディで
あり、固定鏡筒1a,スプール室1b,パトローネ室1
cと一体的に形成されている。2は、可動鏡筒であり、
撮影レンズ群3を保持するとともにガイド穴2aを有
し、ボディ1と押え板10との間で保持されるガイド軸
4により、光軸AX(図2,図4)方向へ移動自在に保持
されている。なお、固定鏡筒1aの内周面には、植毛布
等の遮光部材14が貼られており、可動鏡筒2の多周面
と固定鏡筒1aとの間から入り込む光を遮断している。
【0011】次に、図1〜図4に基づいて、可動鏡筒2
の駆動方法を説明する。ギア5(図1,図3)は、駆動モ
ーターMを含む駆動系のギア(不図示)と噛合している。
従って、減速機構(不図示)を介してギア5に伝達された
駆動モーターMの回転力が、ギア5と一体的に回転する
回転伝達軸6,ウォーム7に伝達される。ウォーム7の
回転は、ウォームホイール8で光軸AX方向を回転軸と
する回転方向に垂直変換され、ウォームホイール8と一
体的に回転する送りネジ9に伝達される。送りネジ9
は、可動鏡筒2の雌ネジ部2bと螺合している。従っ
て、撮影レンズ群3が内設された可動鏡筒2は、送りネ
ジ9の回転力によって光軸AX方向に直進移動すること
になる。以上の構成により、可動鏡筒2は、駆動モータ
ーMの一方向の回転によって光軸AX方向に前進し、ま
た、駆動モーターMの他方向の回転によって後退するこ
とができる。この可動鏡筒2の前進・後退によって、沈
胴,繰出し及び合焦動作が行われる。
の駆動方法を説明する。ギア5(図1,図3)は、駆動モ
ーターMを含む駆動系のギア(不図示)と噛合している。
従って、減速機構(不図示)を介してギア5に伝達された
駆動モーターMの回転力が、ギア5と一体的に回転する
回転伝達軸6,ウォーム7に伝達される。ウォーム7の
回転は、ウォームホイール8で光軸AX方向を回転軸と
する回転方向に垂直変換され、ウォームホイール8と一
体的に回転する送りネジ9に伝達される。送りネジ9
は、可動鏡筒2の雌ネジ部2bと螺合している。従っ
て、撮影レンズ群3が内設された可動鏡筒2は、送りネ
ジ9の回転力によって光軸AX方向に直進移動すること
になる。以上の構成により、可動鏡筒2は、駆動モータ
ーMの一方向の回転によって光軸AX方向に前進し、ま
た、駆動モーターMの他方向の回転によって後退するこ
とができる。この可動鏡筒2の前進・後退によって、沈
胴,繰出し及び合焦動作が行われる。
【0012】次に、図1〜図7に基づいて、本実施例に
係るレンズ位置検出装置の構成を説明する。なお、図6
(a)は、レンズ位置検出装置のスイッチ部を図5中の矢
印Da方向から見た状態を示しており、図6(b)は、レ
ンズ位置検出装置のスイッチ部を図5中の矢印Db方向
から見た状態を示している。
係るレンズ位置検出装置の構成を説明する。なお、図6
(a)は、レンズ位置検出装置のスイッチ部を図5中の矢
印Da方向から見た状態を示しており、図6(b)は、レ
ンズ位置検出装置のスイッチ部を図5中の矢印Db方向
から見た状態を示している。
【0013】前記回転伝達軸6には、雄ネジ部6a(図
5,図6)が形成されており、この雄ネジ部6aに対し
て雌ネジ部11aで螺合するように、直進移動部材11
が設けられている。また、直進移動部材11には、図5
に示すように回転規制部11bが設けられており、ボデ
ィ1に形成されている回転規制溝1dに嵌合した回転規
制部11bによって、直進移動部材11aが回転規制さ
れる。従って、回転伝達軸6が上記のように回転する
と、可動鏡筒2の光軸AX方向の移動に連動して、直進
移動部材11が回転伝達軸6上を軸方向に沿って直進移
動することになる。
5,図6)が形成されており、この雄ネジ部6aに対し
て雌ネジ部11aで螺合するように、直進移動部材11
が設けられている。また、直進移動部材11には、図5
に示すように回転規制部11bが設けられており、ボデ
ィ1に形成されている回転規制溝1dに嵌合した回転規
制部11bによって、直進移動部材11aが回転規制さ
れる。従って、回転伝達軸6が上記のように回転する
と、可動鏡筒2の光軸AX方向の移動に連動して、直進
移動部材11が回転伝達軸6上を軸方向に沿って直進移
動することになる。
【0014】また、図1,図3,図5及び図6に示すよ
うに、直進移動部材11にはスイッチ接片12が保持さ
れており、一方、ボディ1には回転伝達軸6の軸方向に
沿ってエンコーダを構成するスイッチ基板13が設置さ
れている。直進移動部材11が移動すると、直進移動部
材11に固定されているスイッチ接片12がスイッチ基
板13上を摺動する。スイッチ基板13には可動鏡筒2
の位置に応じた電極パターン13A,13B(図6(a))
が形成されているので、直線移動部材11の移動によ
り、可動鏡筒2の位置に応じた信号が出力される。この
出力信号によってレンズ位置が検出される。
うに、直進移動部材11にはスイッチ接片12が保持さ
れており、一方、ボディ1には回転伝達軸6の軸方向に
沿ってエンコーダを構成するスイッチ基板13が設置さ
れている。直進移動部材11が移動すると、直進移動部
材11に固定されているスイッチ接片12がスイッチ基
板13上を摺動する。スイッチ基板13には可動鏡筒2
の位置に応じた電極パターン13A,13B(図6(a))
が形成されているので、直線移動部材11の移動によ
り、可動鏡筒2の位置に応じた信号が出力される。この
出力信号によってレンズ位置が検出される。
【0015】図7は、上記スイッチ接片12及びスイッ
チ基板13から成る鏡胴スイッチSW1によって出力さ
れるレンズ位置信号を示している。図6(a)において可
動鏡筒2の収納状態(即ち、図1及び図2に示す沈胴状
態)では、スイッチ接片12A,12Bは共に電極パタ
ーン13Aと接触しているので、図7に示すように位置
H1の範囲において鏡胴スイッチSW1はOFF状態と
なっている。回転伝達軸6の回転により、可動鏡筒2が
繰り出すとともに直線移動部材11が矢印P方向に移動
して、スイッチ接片12Aが電極パターン13Aと接触
し、スイッチ接片12Bが電極パターン13Bと接触す
ると、位置H2の範囲において鏡胴スイッチSW1はO
N状態となる。さらに、直線移動部材11が矢印P方向
に移動して、スイッチ接片12A,12Bが共に電極パ
ターン13Aと接触すると、スタンバイ位置を経て再び
OFF状態となって、フォーカシングにおける撮影レン
ズ群3の基準位置を検出するための基準信号が出力され
る。そして、無限遠位置から最近接位置までを含む位置
H3の範囲において、鏡胴スイッチSW1はOFF状態
となる。
チ基板13から成る鏡胴スイッチSW1によって出力さ
れるレンズ位置信号を示している。図6(a)において可
動鏡筒2の収納状態(即ち、図1及び図2に示す沈胴状
態)では、スイッチ接片12A,12Bは共に電極パタ
ーン13Aと接触しているので、図7に示すように位置
H1の範囲において鏡胴スイッチSW1はOFF状態と
なっている。回転伝達軸6の回転により、可動鏡筒2が
繰り出すとともに直線移動部材11が矢印P方向に移動
して、スイッチ接片12Aが電極パターン13Aと接触
し、スイッチ接片12Bが電極パターン13Bと接触す
ると、位置H2の範囲において鏡胴スイッチSW1はO
N状態となる。さらに、直線移動部材11が矢印P方向
に移動して、スイッチ接片12A,12Bが共に電極パ
ターン13Aと接触すると、スタンバイ位置を経て再び
OFF状態となって、フォーカシングにおける撮影レン
ズ群3の基準位置を検出するための基準信号が出力され
る。そして、無限遠位置から最近接位置までを含む位置
H3の範囲において、鏡胴スイッチSW1はOFF状態
となる。
【0016】このように、本実施例では可動鏡筒2の収
納・繰出しについてレンズ位置の検出を行い、フォーカ
シングにおけるレンズの基準位置を検出する構成となっ
ているが、これに限らず、適当なスイッチ接片とスイッ
チ基板を用いることによって、フォーカシングにおける
被写体距離やズーミングにおける焦点距離に応じたレン
ズ位置を検出するように構成することも可能である。
納・繰出しについてレンズ位置の検出を行い、フォーカ
シングにおけるレンズの基準位置を検出する構成となっ
ているが、これに限らず、適当なスイッチ接片とスイッ
チ基板を用いることによって、フォーカシングにおける
被写体距離やズーミングにおける焦点距離に応じたレン
ズ位置を検出するように構成することも可能である。
【0017】本実施例は、前述した従来例(図8〜図1
1)と異なり、固定鏡筒1aと可動鏡筒2との間にスイ
ッチ接片12等が設けられていない。そのため、スイッ
チ接片12,スイッチ基板13等からの有害な反射光を
遮断したり、アパーチャースイッチ部間の防塵を行った
りする必要がなく、その結果、遮断壁を設ける必要もな
い。従って、レンズ鏡筒1a,2が大型化するといった
問題は生じない。
1)と異なり、固定鏡筒1aと可動鏡筒2との間にスイ
ッチ接片12等が設けられていない。そのため、スイッ
チ接片12,スイッチ基板13等からの有害な反射光を
遮断したり、アパーチャースイッチ部間の防塵を行った
りする必要がなく、その結果、遮断壁を設ける必要もな
い。従って、レンズ鏡筒1a,2が大型化するといった
問題は生じない。
【0018】前述の従来例(米国特許第4,008,9
51号,特開昭63−195633号)のように、可動
鏡筒2を直接駆動する送りネジ9に、直線移動部材11
を設けた場合、可動鏡筒2の移動方向にスイッチ基板1
3を設けなければならなくなる。その場合、先に述べた
ようにスイッチ基板13の設置場所が制限されてしま
う。本実施例では、光軸AXに対し垂直に配されている
回転伝達軸6に直線移動部材11を設けているので、ス
イッチ基板13の設置場所の自由度が高いというメリッ
トがある。また、送りネジ9と回転伝達軸6との連結部
(ウォーム7,ウォームホイール8)のギア比を変えるこ
とで、スイッチ接片12の移動範囲を短くすることがで
きる。例えば、本実施例のようにエンコーダがスイッチ
接片とスイッチ基板とから成る場合には、スイッチ基板
のサイズを小さくすることができる。
51号,特開昭63−195633号)のように、可動
鏡筒2を直接駆動する送りネジ9に、直線移動部材11
を設けた場合、可動鏡筒2の移動方向にスイッチ基板1
3を設けなければならなくなる。その場合、先に述べた
ようにスイッチ基板13の設置場所が制限されてしま
う。本実施例では、光軸AXに対し垂直に配されている
回転伝達軸6に直線移動部材11を設けているので、ス
イッチ基板13の設置場所の自由度が高いというメリッ
トがある。また、送りネジ9と回転伝達軸6との連結部
(ウォーム7,ウォームホイール8)のギア比を変えるこ
とで、スイッチ接片12の移動範囲を短くすることがで
きる。例えば、本実施例のようにエンコーダがスイッチ
接片とスイッチ基板とから成る場合には、スイッチ基板
のサイズを小さくすることができる。
【0019】次に、本発明に係る他の実施例を説明す
る。図12並びに図13及び図14に示す実施例は、い
ずれも前述の実施例(図1〜図6)と同様の効果を奏する
ものである。なお、前述の実施例と同様の構成部分につ
いては詳しい説明を省略する。
る。図12並びに図13及び図14に示す実施例は、い
ずれも前述の実施例(図1〜図6)と同様の効果を奏する
ものである。なお、前述の実施例と同様の構成部分につ
いては詳しい説明を省略する。
【0020】図12(a)(b)に示す実施例では、回転軸
26が前述の実施例(図1〜図6)における回転伝達軸6
に相当する。この回転軸26には、ウォームギア26a
が形成されており、このウォームギア26aに対して扇
形ギア24で噛み合うように、第1スイッチ手段を構成
するレバー21が設けられている。従って、回転軸26
が回転すると、前記可動鏡筒2(図2,図4)の光軸AX
方向の移動に連動して、レバー21が軸20回りに回動
することになる。レバー21にはスイッチ接片22が一
体的に設けられているので、レバー21が回動すると、
第2スイッチ手段を構成するエンコーダ板23上をスイ
ッチ接片22が摺動する。エンコーダ板23には可動鏡
筒2の位置に応じた電極パターンが形成されているの
で、レバー21の回動により、可動鏡筒2の位置に応じ
た信号が出力される。この出力信号によってレンズ位置
が検出される。
26が前述の実施例(図1〜図6)における回転伝達軸6
に相当する。この回転軸26には、ウォームギア26a
が形成されており、このウォームギア26aに対して扇
形ギア24で噛み合うように、第1スイッチ手段を構成
するレバー21が設けられている。従って、回転軸26
が回転すると、前記可動鏡筒2(図2,図4)の光軸AX
方向の移動に連動して、レバー21が軸20回りに回動
することになる。レバー21にはスイッチ接片22が一
体的に設けられているので、レバー21が回動すると、
第2スイッチ手段を構成するエンコーダ板23上をスイ
ッチ接片22が摺動する。エンコーダ板23には可動鏡
筒2の位置に応じた電極パターンが形成されているの
で、レバー21の回動により、可動鏡筒2の位置に応じ
た信号が出力される。この出力信号によってレンズ位置
が検出される。
【0021】図13及び図14に示す実施例では、回転
軸36が前述の実施例(図1〜図6)における回転伝達軸
6に相当する。この回転軸36には、雄ネジ部36aが
形成されている。この雄ネジ部36aに対して雌ネジ部
31aで螺合するように、第1スイッチ手段を構成する
移動片31が設けられている。この移動片31には遮光
部32が形成されており、遮光部32には前記可動鏡筒
2(図2,図4)の位置に応じた穴32aが形成されてい
る。一方、図14に示すように、遮光部32を検出領域
に位置させるようにして、第2スイッチ手段を構成する
フォトインタラプタ33がボディ1上に固定されてい
る。従って、回転軸36が回転すると、可動鏡筒2の光
軸AX方向の移動に連動して、移動片31が回転軸36
上を軸方向に沿って直進移動し、それに伴って遮光部3
2がフォトインタラプタ33内を移動することになる。
このとき、フォトインタラプタ33が遮光部32の穴3
2aの通過を検出して、可動鏡筒2の位置に応じた信号
を出力する。この出力信号によってレンズ位置が検出さ
れる。
軸36が前述の実施例(図1〜図6)における回転伝達軸
6に相当する。この回転軸36には、雄ネジ部36aが
形成されている。この雄ネジ部36aに対して雌ネジ部
31aで螺合するように、第1スイッチ手段を構成する
移動片31が設けられている。この移動片31には遮光
部32が形成されており、遮光部32には前記可動鏡筒
2(図2,図4)の位置に応じた穴32aが形成されてい
る。一方、図14に示すように、遮光部32を検出領域
に位置させるようにして、第2スイッチ手段を構成する
フォトインタラプタ33がボディ1上に固定されてい
る。従って、回転軸36が回転すると、可動鏡筒2の光
軸AX方向の移動に連動して、移動片31が回転軸36
上を軸方向に沿って直進移動し、それに伴って遮光部3
2がフォトインタラプタ33内を移動することになる。
このとき、フォトインタラプタ33が遮光部32の穴3
2aの通過を検出して、可動鏡筒2の位置に応じた信号
を出力する。この出力信号によってレンズ位置が検出さ
れる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転伝達軸が可動鏡筒を駆動する駆動軸に対し、回転する
ことにより駆動力を伝達すると、その回転により、移動
が自在となるように、第1スイッチ手段は回転伝達軸に
係合しているので、レンズ位置は第2スイッチ手段に対
する第1スイッチ手段の移動により検出される。従っ
て、レンズ鏡筒が大型化したり設置場所が制限されたり
することなく、スペースを有効に利用して、レンズ位置
を検出することが可能である。
転伝達軸が可動鏡筒を駆動する駆動軸に対し、回転する
ことにより駆動力を伝達すると、その回転により、移動
が自在となるように、第1スイッチ手段は回転伝達軸に
係合しているので、レンズ位置は第2スイッチ手段に対
する第1スイッチ手段の移動により検出される。従っ
て、レンズ鏡筒が大型化したり設置場所が制限されたり
することなく、スペースを有効に利用して、レンズ位置
を検出することが可能である。
【図1】本発明を実施したレンズ位置検出装置を含むレ
ンズ鏡胴構成における沈胴状態を示す正面図。
ンズ鏡胴構成における沈胴状態を示す正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】本発明を実施したレンズ位置検出装置を含むレ
ンズ鏡胴構成における繰出し状態を示す正面図。
ンズ鏡胴構成における繰出し状態を示す正面図。
【図4】図3のB−B線断面図。
【図5】図3のC−C線断面を示す拡大図。
【図6】本発明を実施したレンズ位置検出装置のスイッ
チ部を示す拡大図。
チ部を示す拡大図。
【図7】本発明を実施したレンズ位置検出装置によって
得られるレンズ位置信号の出力を示すタイムチャート。
得られるレンズ位置信号の出力を示すタイムチャート。
【図8】従来例のレンズ位置検出装置を含むレンズ鏡胴
の繰出し状態を示す正面図。
の繰出し状態を示す正面図。
【図9】図8のD−D線断面図。
【図10】図8のE−E線断面図。
【図11】図10に示すレンズ鏡胴の沈胴状態を示す
図。
図。
【図12】本発明を実施した他のレンズ位置検出装置の
スイッチ部の動作前後の状態を示す正面図。
スイッチ部の動作前後の状態を示す正面図。
【図13】本発明を実施した他のレンズ位置検出装置の
スイッチ部を示す正面図。
スイッチ部を示す正面図。
【図14】図13のF−F線断面図。
2 …可動鏡筒 3 …撮影レンズ群 6 …回転伝達軸 6a …雄ネジ部 9 …送りネジ 11 …直進移動部材 11a …雌ネジ部 11b …回転規制部 12 …スイッチ接片 13 …スイッチ基板 21 …レバー 23 …エンコーダ板 31 …移動片 33 …フォトインタラプタ
Claims (1)
- 【請求項1】レンズが内設された可動鏡筒を駆動する駆
動軸に対し、回転することにより駆動力を伝達する回転
伝達軸と,該回転伝達軸の回転により、移動が自在とな
るように回転伝達軸に係合する第1スイッチ手段と,第
2スイッチ手段とを有し、 該第2スイッチ手段に対する前記第1スイッチ手段の移
動によりレンズ位置を検出するようになされたことを特
徴とするレンズ位置検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27016993A JPH07120654A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | レンズ位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27016993A JPH07120654A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | レンズ位置検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07120654A true JPH07120654A (ja) | 1995-05-12 |
Family
ID=17482498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27016993A Pending JPH07120654A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | レンズ位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07120654A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002006199A (ja) * | 2000-06-26 | 2002-01-09 | Nidec Copal Corp | レンズ駆動装置 |
JP2006078955A (ja) * | 2004-09-13 | 2006-03-23 | Nidec Copal Corp | レンズ駆動装置 |
US7292282B2 (en) | 2002-03-12 | 2007-11-06 | Idt Data System Limited | Digital camera employing multiple light shielding walls |
WO2013046896A1 (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | 富士フイルム株式会社 | レンズ装置、撮像ユニット、及び撮像装置 |
-
1993
- 1993-10-28 JP JP27016993A patent/JPH07120654A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002006199A (ja) * | 2000-06-26 | 2002-01-09 | Nidec Copal Corp | レンズ駆動装置 |
US7292282B2 (en) | 2002-03-12 | 2007-11-06 | Idt Data System Limited | Digital camera employing multiple light shielding walls |
JP2006078955A (ja) * | 2004-09-13 | 2006-03-23 | Nidec Copal Corp | レンズ駆動装置 |
JP4721679B2 (ja) * | 2004-09-13 | 2011-07-13 | 日本電産コパル株式会社 | レンズ駆動装置 |
WO2013046896A1 (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | 富士フイルム株式会社 | レンズ装置、撮像ユニット、及び撮像装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6835006B2 (en) | Lens barrel and camera | |
JP2007114528A (ja) | レンズ鏡筒のカム機構及びそのカム機構に用いる回動部材の製造方法 | |
US3841735A (en) | Zoom lens system operable for extremely short distance photography | |
US4002402A (en) | Lens hood for zoom lenses | |
JP2009210961A (ja) | 遮光構造及び遮光構造を有するレンズ鏡筒 | |
JP4487215B2 (ja) | レンズ鏡筒および撮像装置 | |
JPH07120654A (ja) | レンズ位置検出装置 | |
JP3288918B2 (ja) | レンズ鏡筒 | |
JPH08313788A (ja) | レンズ鏡筒 | |
JPH095849A (ja) | レンズ位置検出装置 | |
JP3181747B2 (ja) | カメラ | |
JP3215793B2 (ja) | レンズ鏡筒のカム構造 | |
US3877793A (en) | Zoom lens casing | |
JP3335274B2 (ja) | シャッタユニット | |
US4896951A (en) | Lens mount assembly | |
JPH09211516A (ja) | カメラの焦点距離可変レンズ | |
JP3255571B2 (ja) | レンズ鏡筒の光軸方向位置検出装置及び焦点距離検出装置 | |
JP3200004B2 (ja) | シャッタを有するレンズ鏡筒 | |
JPH09145976A (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP3202500B2 (ja) | 光学機器 | |
JP2773182B2 (ja) | ズームレンズの鏡胴 | |
JP3569374B2 (ja) | エンコーダ及びカメラの露出制御装置 | |
JP3193615B2 (ja) | シャッタの遮光装置 | |
JP3288917B2 (ja) | レンズ鏡筒の直進ガイド機構 | |
JP3174920B2 (ja) | ズ−ムレンズ |