JPH07120375A - フロー式粒子画像解析方法及び装置 - Google Patents
フロー式粒子画像解析方法及び装置Info
- Publication number
- JPH07120375A JPH07120375A JP5263539A JP26353993A JPH07120375A JP H07120375 A JPH07120375 A JP H07120375A JP 5263539 A JP5263539 A JP 5263539A JP 26353993 A JP26353993 A JP 26353993A JP H07120375 A JPH07120375 A JP H07120375A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow
- sample liquid
- particles
- image
- type particle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000002245 particle Substances 0.000 title claims abstract description 231
- 238000010191 image analysis Methods 0.000 title claims abstract description 44
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 9
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 122
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 28
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims abstract description 9
- 239000000523 sample Substances 0.000 claims description 120
- 210000004027 cell Anatomy 0.000 claims description 59
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 48
- 239000012488 sample solution Substances 0.000 claims description 42
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 30
- 238000003703 image analysis method Methods 0.000 claims description 11
- 210000002700 urine Anatomy 0.000 claims description 9
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 claims description 5
- 239000008280 blood Substances 0.000 claims description 5
- 210000000601 blood cell Anatomy 0.000 claims description 4
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000004062 sedimentation Methods 0.000 claims description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 abstract description 8
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 14
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 9
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 7
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 6
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 6
- 238000003705 background correction Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 5
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 3
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 3
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 3
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000004422 calculation algorithm Methods 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 210000003850 cellular structure Anatomy 0.000 description 1
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003909 pattern recognition Methods 0.000 description 1
- 238000012567 pattern recognition method Methods 0.000 description 1
- 239000013049 sediment Substances 0.000 description 1
- 239000012192 staining solution Substances 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
- 230000002485 urinary effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N15/00—Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume, or surface-area of porous materials
- G01N15/10—Investigating individual particles
- G01N15/14—Electro-optical investigation, e.g. flow cytometers
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/17—Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
- G01N2021/1765—Method using an image detector and processing of image signal
- G01N2021/177—Detector of the video camera type
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/17—Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
- G01N2021/1789—Time resolved
- G01N2021/1791—Time resolved stroboscopic; pulse gated; time range gated
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の測定モードを有するフロー式粒子画像
解析装置において、光学系の倍率の変更を伴うことな
く、測定モードの切換えが可能で、簡単な構成でありな
がら高効率な画像解析が可能なフロー式粒子画像解析装
置を実現する。 【構成】 光学系の倍率は、高倍率に固定され、測定す
る粒子の径が小の場合には、被写界深度に応じて、サン
プル液S0の厚み寸法が小とされる。また、測定する粒
子の径が大の場合には、サンプル数の確保のために、サ
ンプル液S0の厚み寸法が大とされる。この場合、サン
プル液の厚みは、被写界深度より大となるが、測定する
粒子の径が大であるので、測定精度に悪影響を及ぼすこ
とは無い。したがって、簡単な構成でありながら高効率
な画像解析が可能なフロー式粒子画像解析装置を実現す
ることができる。
解析装置において、光学系の倍率の変更を伴うことな
く、測定モードの切換えが可能で、簡単な構成でありな
がら高効率な画像解析が可能なフロー式粒子画像解析装
置を実現する。 【構成】 光学系の倍率は、高倍率に固定され、測定す
る粒子の径が小の場合には、被写界深度に応じて、サン
プル液S0の厚み寸法が小とされる。また、測定する粒
子の径が大の場合には、サンプル数の確保のために、サ
ンプル液S0の厚み寸法が大とされる。この場合、サン
プル液の厚みは、被写界深度より大となるが、測定する
粒子の径が大であるので、測定精度に悪影響を及ぼすこ
とは無い。したがって、簡単な構成でありながら高効率
な画像解析が可能なフロー式粒子画像解析装置を実現す
ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粒子が懸濁された試料
液を偏平状に連続的に流して画像を撮影し、試料液中の
粒子を分析するフロー式粒子画像解析方法及び装置に係
わり、特に、血液または尿中の細胞や粒子の分析に適し
たフロー式粒子画像解析方法及び装置に関する。
液を偏平状に連続的に流して画像を撮影し、試料液中の
粒子を分析するフロー式粒子画像解析方法及び装置に係
わり、特に、血液または尿中の細胞や粒子の分析に適し
たフロー式粒子画像解析方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、血液中の細胞や尿中に存在する細
胞や粒子を分類分析するには、スライドガラス上に標本
を作成し顕微鏡にて観察することで行われる。尿の場合
には、尿中の粒子濃度が薄いため、サンプルを予め遠心
分離器で遠心濃縮してから観察している。これらの観
察、検査の作業を自動化する装置としては、血液などの
サンプル試料をスライドガラス上に塗沫したあと顕微鏡
にセットし、顕微鏡ステージを自動的に走査し粒子の存
在する位置で顕微鏡ステージを止めて粒子の静止画像を
撮影し、画像処理技術による特徴抽出およびパターン認
識手法を用い、サンプル試料中にある粒子の分類等が行
われる。
胞や粒子を分類分析するには、スライドガラス上に標本
を作成し顕微鏡にて観察することで行われる。尿の場合
には、尿中の粒子濃度が薄いため、サンプルを予め遠心
分離器で遠心濃縮してから観察している。これらの観
察、検査の作業を自動化する装置としては、血液などの
サンプル試料をスライドガラス上に塗沫したあと顕微鏡
にセットし、顕微鏡ステージを自動的に走査し粒子の存
在する位置で顕微鏡ステージを止めて粒子の静止画像を
撮影し、画像処理技術による特徴抽出およびパターン認
識手法を用い、サンプル試料中にある粒子の分類等が行
われる。
【0003】しかし、上記手法では標本作成に時間がか
かること、さらに顕微鏡ステージを機械的に移動しなが
ら粒子を見つけ、粒子を適当な画像取り込み流域へ移動
させる作業が必要である。そのため、分析に時間を要し
たり、機械機構が複雑になる問題点が存在する。
かること、さらに顕微鏡ステージを機械的に移動しなが
ら粒子を見つけ、粒子を適当な画像取り込み流域へ移動
させる作業が必要である。そのため、分析に時間を要し
たり、機械機構が複雑になる問題点が存在する。
【0004】そこで、検査の高精度化と省力化を図るた
め、清浄液であるシース液を外層とし、試料液を極めて
偏平な流れにするフローセルを用いるフロー式粒子画像
解析装置があり、例えば特表昭57−500995号公
報、特開昭63−94156号公報、特開平4−725
44号公報に開示されている。
め、清浄液であるシース液を外層とし、試料液を極めて
偏平な流れにするフローセルを用いるフロー式粒子画像
解析装置があり、例えば特表昭57−500995号公
報、特開昭63−94156号公報、特開平4−725
44号公報に開示されている。
【0005】このフロー式粒子画像解析装置において
は、フローセル中を移動する試料液を、例えばビデオカ
メラで撮像する。そして、撮像した静止画像を画像処理
することにより、試料中の粒子を分類・計数を行うもの
である。
は、フローセル中を移動する試料液を、例えばビデオカ
メラで撮像する。そして、撮像した静止画像を画像処理
することにより、試料中の粒子を分類・計数を行うもの
である。
【0006】倍率を変更して、試料中の粒子を撮像する
フロー式粒子画像解析装置として、特開平3−1052
35号公報及び特開平4−309841号公報に記載さ
れた粒子分析装置がある。上記特開平3−105235
号公報及び特開平4−309841号公報に記載された
粒子分析装置は、発光時間の短い光が連続的に発せられ
るストロボと、このストロボ光の光量を調節する絞り
と、このストロボ光の光度むらを解消する拡散板と、こ
のストロボ光を集束させるコンデンサレンズと、このス
トロボ光の通過する位置に配置され、試料液をシース液
で包囲して試料液を偏平に流すフローセルと、ストロボ
光に照射された粒子の像を結像させる対物レンズと、高
倍率のプロジェクションレンズと、低倍率のプロジェク
ションレンズと、像を撮像するTVカメラと、拡散板を
移動させる手段と、開口絞りを可変する手段と、高倍率
のプロジェクションレンズと低倍率のプロジェクション
レンズとを切り換える切り換え手段とを備えている。
フロー式粒子画像解析装置として、特開平3−1052
35号公報及び特開平4−309841号公報に記載さ
れた粒子分析装置がある。上記特開平3−105235
号公報及び特開平4−309841号公報に記載された
粒子分析装置は、発光時間の短い光が連続的に発せられ
るストロボと、このストロボ光の光量を調節する絞り
と、このストロボ光の光度むらを解消する拡散板と、こ
のストロボ光を集束させるコンデンサレンズと、このス
トロボ光の通過する位置に配置され、試料液をシース液
で包囲して試料液を偏平に流すフローセルと、ストロボ
光に照射された粒子の像を結像させる対物レンズと、高
倍率のプロジェクションレンズと、低倍率のプロジェク
ションレンズと、像を撮像するTVカメラと、拡散板を
移動させる手段と、開口絞りを可変する手段と、高倍率
のプロジェクションレンズと低倍率のプロジェクション
レンズとを切り換える切り換え手段とを備えている。
【0007】測定粒子の粒径に応じて適切な倍率となる
ように、プロジェクションレンズを切り換え、分析可能
な状態にさせる。プロジェクションレンズを交換する
と、被写界深度が変化するので、被写界深度の変化に合
わせて、フローセルに流入する試料液とシース液との流
量比を変化させることにより試料液の厚さ寸法を変更さ
せる。
ように、プロジェクションレンズを切り換え、分析可能
な状態にさせる。プロジェクションレンズを交換する
と、被写界深度が変化するので、被写界深度の変化に合
わせて、フローセルに流入する試料液とシース液との流
量比を変化させることにより試料液の厚さ寸法を変更さ
せる。
【0008】つまり、測定試料の粒径が小さい場合(約
10μmの場合)には、プロジェクションレンズは高倍
率(例えば40倍)に交換され、これに伴なって被写界
深度が浅くなる。したがって、高倍率の場合には、試料
液の厚さ寸法を薄くする。また、測定試料の粒径が大き
い場合(約数10μmの場合)には、プロジェクション
レンズは低倍率(例えば10倍)に交換され、これに伴
なって被写界深度が深くなる。したがって、低倍率の場
合には、試料液の厚さ寸法を厚くする。
10μmの場合)には、プロジェクションレンズは高倍
率(例えば40倍)に交換され、これに伴なって被写界
深度が浅くなる。したがって、高倍率の場合には、試料
液の厚さ寸法を薄くする。また、測定試料の粒径が大き
い場合(約数10μmの場合)には、プロジェクション
レンズは低倍率(例えば10倍)に交換され、これに伴
なって被写界深度が深くなる。したがって、低倍率の場
合には、試料液の厚さ寸法を厚くする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
3−105235号公報及び特開平4−309841号
公報に記載されたフロー式粒子画像解析装置において
は、上述したように、粒径に応じて倍率を変更する構成
となっており、倍率を変更するためには、プロジェクシ
ョンレンズの切り換え手段により交換し、拡散板を移動
させ、開口絞りを可変させ、焦点を合わせ直さなければ
ならなかった。したがって、従来のフロー式粒子画像解
析装置は、構成及び動作が複雑であり、高価格となるば
かりでなく、分析の高速化が困難で、倍率変更に伴う調
整動作に多くの時間を費やさなければならなかった。本
発明の目的は、複数の測定モードを有するフロー式粒子
画像解析装置において、光学系の倍率の変更を伴うこと
なく、測定モードの切換えが可能で、簡単な構成であり
ながら高効率な画像解析が可能なフロー式粒子画像解析
装置を実現することである。
3−105235号公報及び特開平4−309841号
公報に記載されたフロー式粒子画像解析装置において
は、上述したように、粒径に応じて倍率を変更する構成
となっており、倍率を変更するためには、プロジェクシ
ョンレンズの切り換え手段により交換し、拡散板を移動
させ、開口絞りを可変させ、焦点を合わせ直さなければ
ならなかった。したがって、従来のフロー式粒子画像解
析装置は、構成及び動作が複雑であり、高価格となるば
かりでなく、分析の高速化が困難で、倍率変更に伴う調
整動作に多くの時間を費やさなければならなかった。本
発明の目的は、複数の測定モードを有するフロー式粒子
画像解析装置において、光学系の倍率の変更を伴うこと
なく、測定モードの切換えが可能で、簡単な構成であり
ながら高効率な画像解析が可能なフロー式粒子画像解析
装置を実現することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、粒子が懸濁した試料液を清浄液で包囲し
て流し、上記試料液に光線を照射して、試料液中の粒子
を撮像手段で撮像し、撮像した画像を画像解析して粒子
の分類を行うフロー式粒子画像解析方法において、上記
試料液を清浄液で包囲して流すフローセルであり、上記
試料液の光線通過方向寸法を変化可能なフローセルを用
い、上記フローセルに流入させる試料液と清浄液との流
量比を調整して、試料液の上記光線通過方向寸法を調整
することにより、測定する粒子の種類に応じた複数の測
定モードを設定可能とし、上記複数の測定モードに対し
て上記撮像手段の撮像倍率を同一として撮像するもので
ある。
に、本発明は、粒子が懸濁した試料液を清浄液で包囲し
て流し、上記試料液に光線を照射して、試料液中の粒子
を撮像手段で撮像し、撮像した画像を画像解析して粒子
の分類を行うフロー式粒子画像解析方法において、上記
試料液を清浄液で包囲して流すフローセルであり、上記
試料液の光線通過方向寸法を変化可能なフローセルを用
い、上記フローセルに流入させる試料液と清浄液との流
量比を調整して、試料液の上記光線通過方向寸法を調整
することにより、測定する粒子の種類に応じた複数の測
定モードを設定可能とし、上記複数の測定モードに対し
て上記撮像手段の撮像倍率を同一として撮像するもので
ある。
【0011】上記フロー式粒子画像解析方法において、
好ましくは、上記フローセルは光線通過方向と試料液通
過方向との両方向にほぼ直交する上記試料液の方向寸法
をほぼ一定とするものである。
好ましくは、上記フローセルは光線通過方向と試料液通
過方向との両方向にほぼ直交する上記試料液の方向寸法
をほぼ一定とするものである。
【0012】また、上記フロー式粒子画像解析方法にお
いて、好ましくは、上記撮像手段の撮像倍率を10〜1
00倍として撮像するものである。
いて、好ましくは、上記撮像手段の撮像倍率を10〜1
00倍として撮像するものである。
【0013】また、上記目的を達成するために、粒子が
懸濁した試料液を清浄液で包囲して流し、上記試料液に
光線を照射して、試料液中の粒子を撮像手段で撮像し、
撮像した画像を画像解析して粒子の分類を行うフロー式
粒子画像解析装置において、上記試料液に照射する光線
を発生する光線発生手段と、上記試料液を清浄液で包囲
して、流すフローセルであり、上記試料液の光線通過方
向寸法を変化可能なフローセルと、上記フローセルに流
入させる試料液と清浄液との流量比を調整し、試料液の
上記光線通過方向寸法を調整する複数の測定モードを設
定可能なフロー系制御手段と、上記撮像手段により撮像
された画像を解析して、試料液中の粒子を解析する画像
解析手段とを備える。
懸濁した試料液を清浄液で包囲して流し、上記試料液に
光線を照射して、試料液中の粒子を撮像手段で撮像し、
撮像した画像を画像解析して粒子の分類を行うフロー式
粒子画像解析装置において、上記試料液に照射する光線
を発生する光線発生手段と、上記試料液を清浄液で包囲
して、流すフローセルであり、上記試料液の光線通過方
向寸法を変化可能なフローセルと、上記フローセルに流
入させる試料液と清浄液との流量比を調整し、試料液の
上記光線通過方向寸法を調整する複数の測定モードを設
定可能なフロー系制御手段と、上記撮像手段により撮像
された画像を解析して、試料液中の粒子を解析する画像
解析手段とを備える。
【0014】上記フロー式粒子画像解析装置において、
好ましくは、上記フローセルは光線通過方向と試料液通
過方向との両方向にほぼ直交する上記試料液の方向寸法
をほぼ一定とする。
好ましくは、上記フローセルは光線通過方向と試料液通
過方向との両方向にほぼ直交する上記試料液の方向寸法
をほぼ一定とする。
【0015】また、上記フロー式粒子画像解析方法にお
いて、好ましくは、上記撮像手段の撮像倍率を10〜1
00倍として撮像する。
いて、好ましくは、上記撮像手段の撮像倍率を10〜1
00倍として撮像する。
【0016】更に、上記目的を達成するために、本発明
のフロー式粒子画像解析装置は、粒子が懸濁した試料液
を清浄液で包囲して流し、上記試料液に光線を照射し
て、試料液中の粒子を撮像手段で撮像し、撮像した画像
を画像解析して粒子の分類を行うフロー式粒子画像解析
装置において、上記試料液に照射する光線を発生する光
線発生手段と、上記試料液を清浄液で包囲して、流すフ
ローセルであり、上記試料液の光線通過方向寸法を変化
可能なフローセルと、上記フローセルに流入させる試料
液と清浄液との流量比を調整し、試料液の上記光線通過
方向寸法を調整する複数の測定モードを設定可能なフロ
ー系制御手段と、上記フローセル内の試料液の粒子を検
出する粒子検出手段と、上記粒子検出手段からの検出信
号に従い、上記光線発生手段を駆動する光線発生制御手
段と、上記撮像手段により撮像された画像を解析して、
試料液中の粒子を解析する画像解析手段とを備える。
のフロー式粒子画像解析装置は、粒子が懸濁した試料液
を清浄液で包囲して流し、上記試料液に光線を照射し
て、試料液中の粒子を撮像手段で撮像し、撮像した画像
を画像解析して粒子の分類を行うフロー式粒子画像解析
装置において、上記試料液に照射する光線を発生する光
線発生手段と、上記試料液を清浄液で包囲して、流すフ
ローセルであり、上記試料液の光線通過方向寸法を変化
可能なフローセルと、上記フローセルに流入させる試料
液と清浄液との流量比を調整し、試料液の上記光線通過
方向寸法を調整する複数の測定モードを設定可能なフロ
ー系制御手段と、上記フローセル内の試料液の粒子を検
出する粒子検出手段と、上記粒子検出手段からの検出信
号に従い、上記光線発生手段を駆動する光線発生制御手
段と、上記撮像手段により撮像された画像を解析して、
試料液中の粒子を解析する画像解析手段とを備える。
【0017】上記フロー式粒子画像解析装置において、
好ましくは、上記フローセルは光線通過方向と試料液通
過方向との両方向にほぼ直交する上記試料液の方向寸法
をほぼ一定とする。
好ましくは、上記フローセルは光線通過方向と試料液通
過方向との両方向にほぼ直交する上記試料液の方向寸法
をほぼ一定とする。
【0018】上記フロー式粒子画像解析方法において、
好ましくは、上記撮像手段の撮像倍率を10〜100倍
として撮像する。
好ましくは、上記撮像手段の撮像倍率を10〜100倍
として撮像する。
【0019】また、上記フロー式粒子画像解析装置にお
いて、好ましくは、上記フロー系制御手段は、測定する
粒子の種類に応じて試料液の光線通過方向寸法を設定す
る複数の測定モードを有する。
いて、好ましくは、上記フロー系制御手段は、測定する
粒子の種類に応じて試料液の光線通過方向寸法を設定す
る複数の測定モードを有する。
【0020】また、上記フロー式粒子画像解析装置にお
いて、好ましくは、上記粒子検出手段は、上記複数の測
定モードのそれぞれに対して、異なる粒子判断論理を有
する。
いて、好ましくは、上記粒子検出手段は、上記複数の測
定モードのそれぞれに対して、異なる粒子判断論理を有
する。
【0021】また、上記フロー式粒子画像解析装置にお
いて、好ましくは、上記画像解析部は複数の測定モード
に対して粒子分類に関する同一の論理の画像処理および
粒子分類処理を実行する。
いて、好ましくは、上記画像解析部は複数の測定モード
に対して粒子分類に関する同一の論理の画像処理および
粒子分類処理を実行する。
【0022】上記粒子は生物細胞であっても、血液中に
存在する血球成分であっても、尿中に存在する尿沈査成
分であってもよい。
存在する血球成分であっても、尿中に存在する尿沈査成
分であってもよい。
【0023】
【作用】画像解析は撮像倍率を一定にしたまま、試料に
応じて光線通過方向寸法を変化させて行われる。この光
線方向寸法を粒子の種類に応じて対応させる複数の測定
モードを有している。測定する粒子の径が小の場合に
は、被写界深度に応じて、試料液の光線通過方向寸法が
小とされる。また、測定する粒子の径が大の場合には、
粒子数の確保のために、試料液の光線通過方向寸法が大
とされる。この場合、試料液の光線通過方向寸法は被写
界深度より大となるが、測定する粒子の径が大であるの
で、測定精度に悪影響を及ぼすことはない。
応じて光線通過方向寸法を変化させて行われる。この光
線方向寸法を粒子の種類に応じて対応させる複数の測定
モードを有している。測定する粒子の径が小の場合に
は、被写界深度に応じて、試料液の光線通過方向寸法が
小とされる。また、測定する粒子の径が大の場合には、
粒子数の確保のために、試料液の光線通過方向寸法が大
とされる。この場合、試料液の光線通過方向寸法は被写
界深度より大となるが、測定する粒子の径が大であるの
で、測定精度に悪影響を及ぼすことはない。
【0024】測定する粒子の種類を変更する場合、画像
解析手段からフロー系制御手段に信号が送られ、清浄液
の流量と試料液との流量比を変化させ、フローセル内の
試料液の光線通過方向寸法を変化させる。
解析手段からフロー系制御手段に信号が送られ、清浄液
の流量と試料液との流量比を変化させ、フローセル内の
試料液の光線通過方向寸法を変化させる。
【0025】流量比の変化に伴い、試料液の流速が変化
するので、光線発生制御手段は試料液の流速に応じて、
光線発生手段の駆動開始を調整する。
するので、光線発生制御手段は試料液の流速に応じて、
光線発生手段の駆動開始を調整する。
【0026】また、測定モードのそれぞれに対して、異
なる粒子有無判断論理を粒子検出手段に適用することに
より、複数の測定モードに適合した粒子の有無を判断す
る粒子判断論理に従って、粒子が検出される。
なる粒子有無判断論理を粒子検出手段に適用することに
より、複数の測定モードに適合した粒子の有無を判断す
る粒子判断論理に従って、粒子が検出される。
【0027】また、測定モードが変更しても、画像解析
手段に同一の特徴抽出方式と粒子識別方式が使用され
る。
手段に同一の特徴抽出方式と粒子識別方式が使用され
る。
【0028】
【実施例】本発明に基づく一実施例を図1〜図4を用い
て、以下に説明する。図1は本発明の一実施例であるフ
ロー式粒子画像解析装置の全体概略構成図である。図1
において、このフロー式粒子画像解析装置は、フローセ
ル100と、画像撮像部101と、粒子分析部102
と、粒子検出部103とフロー系制御部124とからな
る。
て、以下に説明する。図1は本発明の一実施例であるフ
ロー式粒子画像解析装置の全体概略構成図である。図1
において、このフロー式粒子画像解析装置は、フローセ
ル100と、画像撮像部101と、粒子分析部102
と、粒子検出部103とフロー系制御部124とからな
る。
【0029】画像撮像部101は、フラッシュランプ駆
動回路1aと、フラッシュランプ1と、フィールドレン
ズ2と、視野絞り11と、開口絞り12と、顕微鏡コン
デンサレンズ3と、顕微鏡対物レンズ5(粒子検出部1
03と共用)と、TVカメラ8とを有する。また、粒子
分析部102は、AD変換器24と、画像メモリ25
と、画像処理制御回路26と、特徴抽出回路27と、識
別回路28と、粒子数分析部40と、中央制御部29と
を有する。
動回路1aと、フラッシュランプ1と、フィールドレン
ズ2と、視野絞り11と、開口絞り12と、顕微鏡コン
デンサレンズ3と、顕微鏡対物レンズ5(粒子検出部1
03と共用)と、TVカメラ8とを有する。また、粒子
分析部102は、AD変換器24と、画像メモリ25
と、画像処理制御回路26と、特徴抽出回路27と、識
別回路28と、粒子数分析部40と、中央制御部29と
を有する。
【0030】フローセル100は、図2に示すように、
平行流路部150と、縮流流路部151と、測定流路部
152と、減速流路部153とからなる。また、フロー
セル100は通常ガラスから作られる。
平行流路部150と、縮流流路部151と、測定流路部
152と、減速流路部153とからなる。また、フロー
セル100は通常ガラスから作られる。
【0031】平行流路部150は入口117から縮流流
路部151の接合部分まで、サンプル液S0の流れ方向
に垂直な断面が四角形状であり、この平行流路部150
の入口117の近辺にノズル114が設けられている。
路部151の接合部分まで、サンプル液S0の流れ方向
に垂直な断面が四角形状であり、この平行流路部150
の入口117の近辺にノズル114が設けられている。
【0032】このノズル114は断面形状が後述するフ
ラッシュ光の通過方向とほぼ同一方向である厚さ方向を
短辺とし、この厚さ方向及び液流れ方向とに直交する幅
方向を長辺とする長方形状のもので、この長方形の対角
線の交点は平行流路部150の入口117の断面形状の
四角形の対角線の交点と一致し、四角形の内側に長方形
が含まれる形状となる。このノズル114の内側がサン
プル液S0の流路となり、外側がシース液S1の流路とな
る。
ラッシュ光の通過方向とほぼ同一方向である厚さ方向を
短辺とし、この厚さ方向及び液流れ方向とに直交する幅
方向を長辺とする長方形状のもので、この長方形の対角
線の交点は平行流路部150の入口117の断面形状の
四角形の対角線の交点と一致し、四角形の内側に長方形
が含まれる形状となる。このノズル114の内側がサン
プル液S0の流路となり、外側がシース液S1の流路とな
る。
【0033】ノズル114はサンプル液S0の流れ方向
に向かってノズル出口116まで断面形状がほぼ同一の
長方形状のままである。ノズル出口116にはサンプル
液S0の液流の幅方向寸法を一定にするためのサンプル
ガイド113が取り付けられている。このサンプルガイ
ド113は、サンプル液S0の液流を間にして互いに対
向する一対の板状部材であり、ノズル出口116から平
行流路部150の中部付近まで延在している。
に向かってノズル出口116まで断面形状がほぼ同一の
長方形状のままである。ノズル出口116にはサンプル
液S0の液流の幅方向寸法を一定にするためのサンプル
ガイド113が取り付けられている。このサンプルガイ
ド113は、サンプル液S0の液流を間にして互いに対
向する一対の板状部材であり、ノズル出口116から平
行流路部150の中部付近まで延在している。
【0034】縮流流路部151は、平行流路部150と
接合部分から測定流路部152の接合部分まで断面形状
が四角形状のもので、幅方向の寸法は変化せず、厚さ方
向の寸法が、測定流路部152に向かって徐々に減少す
る形状である。
接合部分から測定流路部152の接合部分まで断面形状
が四角形状のもので、幅方向の寸法は変化せず、厚さ方
向の寸法が、測定流路部152に向かって徐々に減少す
る形状である。
【0035】測定流路部152は、縮流流路部151の
接合部分から減速流路部153の接合部分まで断面形状
が同一の四角形状のもので、中央部分には粒子検出領域
80と撮像領域90とが設けられている。
接合部分から減速流路部153の接合部分まで断面形状
が同一の四角形状のもので、中央部分には粒子検出領域
80と撮像領域90とが設けられている。
【0036】粒子検出領域80は、上記幅方向に延び、
ほぼサンプル液S0の幅と同じ長さの細長い形状であ
る。撮像領域90は粒子検出領域80の下流側に配置さ
れ、一辺が、サンプル液S0の幅とほぼ同じ長さの寸法
を有する四角形状となっている。
ほぼサンプル液S0の幅と同じ長さの細長い形状であ
る。撮像領域90は粒子検出領域80の下流側に配置さ
れ、一辺が、サンプル液S0の幅とほぼ同じ長さの寸法
を有する四角形状となっている。
【0037】減速流路部153は、測定流路部152の
接合部分から出口まで断面が四角形状のもので、幅方向
の寸法は一定で、厚さ方向の寸法が、サンプル液S0の
流れ方向に沿って徐々に拡大する形状である。
接合部分から出口まで断面が四角形状のもので、幅方向
の寸法は一定で、厚さ方向の寸法が、サンプル液S0の
流れ方向に沿って徐々に拡大する形状である。
【0038】次にフローセル100内における粒子が懸
濁したサンプル液S0とシース液S1との流動の状態につ
いて説明する。懸濁した粒子160が含まれるサンプル
液S0はサンプル液S0の入口115から、シース液S1
は入口117から平行流路部150に流入する。平行流
路部150では、サンプル液S0とシース液S1とがノズ
ル114の形状に従って流入するため、サンプル液S0
が内層に、シース液S1が外層(被覆層)となる二重の
流体が形成される。
濁したサンプル液S0とシース液S1との流動の状態につ
いて説明する。懸濁した粒子160が含まれるサンプル
液S0はサンプル液S0の入口115から、シース液S1
は入口117から平行流路部150に流入する。平行流
路部150では、サンプル液S0とシース液S1とがノズ
ル114の形状に従って流入するため、サンプル液S0
が内層に、シース液S1が外層(被覆層)となる二重の
流体が形成される。
【0039】このノズル114のガイド113は、ノズ
ル出口116でのサンプル液S0の乱れを押さえる。ノ
ズル出口116から出口118まで、試料液の幅はほぼ
ガイド113の幅に保つことができる。また、ガイド1
13によりサンプル液S0とシース液S1の流量比が変化
すると、このサンプル液S0の幅の寸法は一定のまま
で、厚さの寸法だけが変化する。
ル出口116でのサンプル液S0の乱れを押さえる。ノ
ズル出口116から出口118まで、試料液の幅はほぼ
ガイド113の幅に保つことができる。また、ガイド1
13によりサンプル液S0とシース液S1の流量比が変化
すると、このサンプル液S0の幅の寸法は一定のまま
で、厚さの寸法だけが変化する。
【0040】流体が縮流流路部151に流入すると、厚
さ方向にのみ縮流し、幅寸法が200〜300μm、厚
さ寸法が数μm〜数10μm程度の超偏平サンプル流と
なる。この超偏平サンプル流が測定流路部152を通過
すると、サンプル液S0中の粒子160は粒子検出領域
80により検出され、撮像領域90で撮像される。そし
て、超偏平サンプル流が減速流路部153を通過して出
口118に至る。
さ方向にのみ縮流し、幅寸法が200〜300μm、厚
さ寸法が数μm〜数10μm程度の超偏平サンプル流と
なる。この超偏平サンプル流が測定流路部152を通過
すると、サンプル液S0中の粒子160は粒子検出領域
80により検出され、撮像領域90で撮像される。そし
て、超偏平サンプル流が減速流路部153を通過して出
口118に至る。
【0041】また、フローセル100は試料液とシース
液S1の流量比に応じて測定流路部152の超偏平サン
プル流の厚さが調整される。例えば試料液の流量が一定
の場合に、シース液S1の流量が少なくなると、幅は一
定のままで超偏平サンプル流の厚さが増加し、シース液
S1の流量が多くなると、幅は一定のままで超偏平サン
プル流の厚さが減少する。
液S1の流量比に応じて測定流路部152の超偏平サン
プル流の厚さが調整される。例えば試料液の流量が一定
の場合に、シース液S1の流量が少なくなると、幅は一
定のままで超偏平サンプル流の厚さが増加し、シース液
S1の流量が多くなると、幅は一定のままで超偏平サン
プル流の厚さが減少する。
【0042】尿の沈査成分のように、比較的粒径の大き
な成分(約数10μm)を有する試料液を測定する場合
には、サンプル流の厚さが比較的厚い測定モードとな
る。この厚い測定モードにおけるサンプル流の撮像面を
図3の(A)に示し、そのときの超偏平サンプル流の厚
さ(数10μm)を図3の(B)に示す。尿の沈査成分
は、一個の粒子であっても、粒径が向きによりばらつ
き、最大粒径が数10μmの不定形となっている。した
がって、超偏平サンプル流の厚さが数10μmであって
も、粒子は粒径小の部分がサンプル流の厚さ方向に向け
ば、多数の粒子がサンプル流中に存在することができ
る。
な成分(約数10μm)を有する試料液を測定する場合
には、サンプル流の厚さが比較的厚い測定モードとな
る。この厚い測定モードにおけるサンプル流の撮像面を
図3の(A)に示し、そのときの超偏平サンプル流の厚
さ(数10μm)を図3の(B)に示す。尿の沈査成分
は、一個の粒子であっても、粒径が向きによりばらつ
き、最大粒径が数10μmの不定形となっている。した
がって、超偏平サンプル流の厚さが数10μmであって
も、粒子は粒径小の部分がサンプル流の厚さ方向に向け
ば、多数の粒子がサンプル流中に存在することができ
る。
【0043】また、血球成分のように比較的粒径の小さ
な成分(約2〜10数μm)を有する試料液を測定する
場合には、サンプル流の厚さが比較的薄い測定モードと
なる。この薄い測定モードにおけるサンプル流の撮像面
を図3の(C)に示し、そのときの超偏平サンプル流の
厚さ(約数μm)を図3の(D)に示す。血球成分は、
一個の粒子であっても、粒径が向きによりばらつく不定
形である。したがって、超偏平サンプル流の厚さが約数
μmであっても、多数の粒子がサンプル流中に存在する
ことができる。
な成分(約2〜10数μm)を有する試料液を測定する
場合には、サンプル流の厚さが比較的薄い測定モードと
なる。この薄い測定モードにおけるサンプル流の撮像面
を図3の(C)に示し、そのときの超偏平サンプル流の
厚さ(約数μm)を図3の(D)に示す。血球成分は、
一個の粒子であっても、粒径が向きによりばらつく不定
形である。したがって、超偏平サンプル流の厚さが約数
μmであっても、多数の粒子がサンプル流中に存在する
ことができる。
【0044】この図3に示すように、測定モードを切り
換えても幅寸法W0は一定であり、厚み寸法のみT0(厚
さが厚い状態)からT1(厚さが薄い状態)またはT1か
らT0に変化する。つまり、図1の例において、光学系
の倍率は高倍率(20倍)に固定されており、被写界深
度は狭くなっている。
換えても幅寸法W0は一定であり、厚み寸法のみT0(厚
さが厚い状態)からT1(厚さが薄い状態)またはT1か
らT0に変化する。つまり、図1の例において、光学系
の倍率は高倍率(20倍)に固定されており、被写界深
度は狭くなっている。
【0045】したがって、粒径が小の粒子を測定する場
合には、狭い被写界深度に適合するように、サンプル流
の厚さを薄くする。粒径が大の粒子を測定する場合には
サンプル数の確保のために、サンプル流の厚さを厚くす
る。この場合、被写界深度よりサンプル流の厚さのほう
が厚くなるが、測定すべき粒子の径は大であるので、粒
子が被写界深度より多少ずれても、分析精度に悪影響を
及ぼすことはない。
合には、狭い被写界深度に適合するように、サンプル流
の厚さを薄くする。粒径が大の粒子を測定する場合には
サンプル数の確保のために、サンプル流の厚さを厚くす
る。この場合、被写界深度よりサンプル流の厚さのほう
が厚くなるが、測定すべき粒子の径は大であるので、粒
子が被写界深度より多少ずれても、分析精度に悪影響を
及ぼすことはない。
【0046】粒子検出部103は、半導体レーザ源15
と、コリメータレンズ16と、シリンドリカルレンズ1
7と、反射鏡18と、微小反射鏡19と、顕微鏡対物レ
ンズ5と、ビームスプリッタ20と、絞り21と、光検
出回路22と、フラッシュランプ点灯制御回路23とを
有する。そして、半導体レーザ源15からのレーザ光
は、コリメータレンズ16により平行なレーザ光束14
にされ、レーザ光束14はシリンドカルレンズ17によ
り一方向のみが集束される。この集束されたレーザ光束
は反射鏡18を介し、顕微鏡レンズ3とフローセル10
0の間に配置された微小反射鏡19により、フローセル
100中の粒子検出領域80を照射する。
と、コリメータレンズ16と、シリンドリカルレンズ1
7と、反射鏡18と、微小反射鏡19と、顕微鏡対物レ
ンズ5と、ビームスプリッタ20と、絞り21と、光検
出回路22と、フラッシュランプ点灯制御回路23とを
有する。そして、半導体レーザ源15からのレーザ光
は、コリメータレンズ16により平行なレーザ光束14
にされ、レーザ光束14はシリンドカルレンズ17によ
り一方向のみが集束される。この集束されたレーザ光束
は反射鏡18を介し、顕微鏡レンズ3とフローセル10
0の間に配置された微小反射鏡19により、フローセル
100中の粒子検出領域80を照射する。
【0047】また、粒子検出部103は、粒子の有無を
判断する粒子判断論理に従って粒子を検出する。この粒
子判断論理は複数用意されており、粒径が小の粒子を検
出する場合には、光検出回路22からの検出信号がAレ
ベルとなり、パルス幅がPAとなったときに粒子が検出
されたと判断する判断論理(アルゴリズム)を使用す
る。また、粒径が大の粒子を検出する場合には、光検出
回路22からの検出信号が小粒子を検出する時のAレベ
ルと異なるBレベルとなり、パルス幅がPAと異なるPB
となったときに、粒子が検出されたと判断する。上述し
た判断論理の他に光検出回路22からの検出信号の波形
の変化から粒子が検出されたと判断する判断論理を用
い、測定する粒子の径の大小に応じて判断レベルを換え
てもよい。また、試料液に染色液を加える場合には、色
彩レベルにより粒子を検出し、測定する粒子の径の大小
に応じて判断色彩レベルを換えてもよい。
判断する粒子判断論理に従って粒子を検出する。この粒
子判断論理は複数用意されており、粒径が小の粒子を検
出する場合には、光検出回路22からの検出信号がAレ
ベルとなり、パルス幅がPAとなったときに粒子が検出
されたと判断する判断論理(アルゴリズム)を使用す
る。また、粒径が大の粒子を検出する場合には、光検出
回路22からの検出信号が小粒子を検出する時のAレベ
ルと異なるBレベルとなり、パルス幅がPAと異なるPB
となったときに、粒子が検出されたと判断する。上述し
た判断論理の他に光検出回路22からの検出信号の波形
の変化から粒子が検出されたと判断する判断論理を用
い、測定する粒子の径の大小に応じて判断レベルを換え
てもよい。また、試料液に染色液を加える場合には、色
彩レベルにより粒子を検出し、測定する粒子の径の大小
に応じて判断色彩レベルを換えてもよい。
【0048】粒子分析部102は、TVカメラ8から出
力される画像データ信号をAD変換器24でデジタル信
号に変換し、これに基づくデータを画像処理制御回路2
6の制御のもとに画像メモリ25の所定のアドレスに記
憶する。画像メモリ25に記憶されたデータは画像処理
制御回路26の制御のもとに読み出され、特徴抽出回路
27及び識別回路28に入力されて画像処理が行われ、
中央制御部29にその結果が供給される。供給されるの
は粒子分類結果と粒子分類に使われた粒子識別特徴パラ
メータデータである。粒子の分類識別処理は、通常行わ
れているパターン認識処理により自動的に行われる。こ
の画像処理結果と測定条件、及び画像処理された画像情
報が中央制御部29から粒子数分析部40に送られる。
粒子数分析部40では中央制御部29、光検出回路22
からの粒子検出信号、及び画像処理制御回路26からの
制御信号をもとに、検出粒子と粒子分類結果との対応関
係を調べ、最終的な粒子画像の分類識別結果のまとめを
行う。その結果は中央制御部29に返され、必要に応じ
て表示部50に出力表示される。これらの測定結果を基
にして、サンプル中の粒子濃度計算、視野換算粒子数計
算を行い、分析結果を中央制御部29に返す。
力される画像データ信号をAD変換器24でデジタル信
号に変換し、これに基づくデータを画像処理制御回路2
6の制御のもとに画像メモリ25の所定のアドレスに記
憶する。画像メモリ25に記憶されたデータは画像処理
制御回路26の制御のもとに読み出され、特徴抽出回路
27及び識別回路28に入力されて画像処理が行われ、
中央制御部29にその結果が供給される。供給されるの
は粒子分類結果と粒子分類に使われた粒子識別特徴パラ
メータデータである。粒子の分類識別処理は、通常行わ
れているパターン認識処理により自動的に行われる。こ
の画像処理結果と測定条件、及び画像処理された画像情
報が中央制御部29から粒子数分析部40に送られる。
粒子数分析部40では中央制御部29、光検出回路22
からの粒子検出信号、及び画像処理制御回路26からの
制御信号をもとに、検出粒子と粒子分類結果との対応関
係を調べ、最終的な粒子画像の分類識別結果のまとめを
行う。その結果は中央制御部29に返され、必要に応じ
て表示部50に出力表示される。これらの測定結果を基
にして、サンプル中の粒子濃度計算、視野換算粒子数計
算を行い、分析結果を中央制御部29に返す。
【0049】フロー系制御部124は、中央制御部29
からの信号によりフローセル100に流入するサンプル
液S0とシース液S1との流量比を調整する。
からの信号によりフローセル100に流入するサンプル
液S0とシース液S1との流量比を調整する。
【0050】次に、本発明に基づく実施例のフロー式粒
子画像解析装置の動作について説明する。図1におい
て、フローセル100には、サンプル液S0及びシース
液S1が図の上方から下方に流れている。そして、半導
体レーザ源15からのレーザ光がコリメータレンズ16
を通過して、レーザ光束14となり、このレーザ光束1
4は、シリンドリカルレンズ17、反射板18及び反射
板19を介してフローセル200に照射される。そし
て、フローセル200を通過したレーザ光は、顕微鏡対
物レンズ5を介しビームスプリッタ20で反射され、絞
り21を介し、光検出回路22に照射される。
子画像解析装置の動作について説明する。図1におい
て、フローセル100には、サンプル液S0及びシース
液S1が図の上方から下方に流れている。そして、半導
体レーザ源15からのレーザ光がコリメータレンズ16
を通過して、レーザ光束14となり、このレーザ光束1
4は、シリンドリカルレンズ17、反射板18及び反射
板19を介してフローセル200に照射される。そし
て、フローセル200を通過したレーザ光は、顕微鏡対
物レンズ5を介しビームスプリッタ20で反射され、絞
り21を介し、光検出回路22に照射される。
【0051】サンプル液S0中の粒子がフローセル10
0内のレーザ光通過位置に到達すると、光検出回路22
から粒子数分析部40及びフラッシュランプ点灯制御回
路23に検出信号が送られる。この検出信号によりフラ
ッシュランプ点灯制御回路23は、フラッシュランプ駆
動回路1aを介しフラッシュランプ1を点灯させる。フ
ラッシュランプ1からのフラッシュ光は、レンズ2を通
過し、視野絞り11と、開口絞り12、顕微鏡コンデン
サレンズ3を介してフローセル100中の粒子を照射す
る。この照射された粒子の像が顕微鏡対物レンズ5を介
して、TVカメラ8に送られる。このTVカメラ8から
の情報に従って、画像処理制御回路26は画像メモリ2
5と粒子数分析部40に指令信号を供給する。また、T
Vカメラ8で得られた像の情報は、AD変換器24を介
し画像メモリ25に供給される。画像情報は画像メモリ
25から特徴抽出回路27と識別回路28とを介し、中
央制御部29に送られる。中央制御部29は、粒子数分
析部40と、画像処理制御回路26と、フロー系制御部
124との動作を制御するとともに、画像処理した像を
表示部50に表示させる。
0内のレーザ光通過位置に到達すると、光検出回路22
から粒子数分析部40及びフラッシュランプ点灯制御回
路23に検出信号が送られる。この検出信号によりフラ
ッシュランプ点灯制御回路23は、フラッシュランプ駆
動回路1aを介しフラッシュランプ1を点灯させる。フ
ラッシュランプ1からのフラッシュ光は、レンズ2を通
過し、視野絞り11と、開口絞り12、顕微鏡コンデン
サレンズ3を介してフローセル100中の粒子を照射す
る。この照射された粒子の像が顕微鏡対物レンズ5を介
して、TVカメラ8に送られる。このTVカメラ8から
の情報に従って、画像処理制御回路26は画像メモリ2
5と粒子数分析部40に指令信号を供給する。また、T
Vカメラ8で得られた像の情報は、AD変換器24を介
し画像メモリ25に供給される。画像情報は画像メモリ
25から特徴抽出回路27と識別回路28とを介し、中
央制御部29に送られる。中央制御部29は、粒子数分
析部40と、画像処理制御回路26と、フロー系制御部
124との動作を制御するとともに、画像処理した像を
表示部50に表示させる。
【0052】また、中央制御部29は、フロー系制御部
124に制御信号を供給し、シース液S1 の流量とサン
プル液S0の流量との流量比を変化し、フローセル10
0中のサンプル液S0の幅方向寸法は一定で、厚さ方向
寸法を変化させる。
124に制御信号を供給し、シース液S1 の流量とサン
プル液S0の流量との流量比を変化し、フローセル10
0中のサンプル液S0の幅方向寸法は一定で、厚さ方向
寸法を変化させる。
【0053】以上のように、本発明の一実施例によれ
ば、光学系の倍率は、高倍率に固定され、測定する粒子
の径が小の場合には、被写界深度に応じて、サンプル液
S0の厚み寸法が小とされる。また、測定する粒子の径
が大の場合には、サンプル数の確保のために、サンプル
液S0の厚み寸法が大とされる。この場合、サンプル液
の厚みは、被写界深度より大となるが、測定する粒子の
径が大であるので、測定精度に悪影響を及ぼすことは無
い。したがって、光学系の倍率の変更を伴うことなく、
高効率な画像解析が可能なフロー式粒子画像解析装置を
実現することができる。
ば、光学系の倍率は、高倍率に固定され、測定する粒子
の径が小の場合には、被写界深度に応じて、サンプル液
S0の厚み寸法が小とされる。また、測定する粒子の径
が大の場合には、サンプル数の確保のために、サンプル
液S0の厚み寸法が大とされる。この場合、サンプル液
の厚みは、被写界深度より大となるが、測定する粒子の
径が大であるので、測定精度に悪影響を及ぼすことは無
い。したがって、光学系の倍率の変更を伴うことなく、
高効率な画像解析が可能なフロー式粒子画像解析装置を
実現することができる。
【0054】さらに、本発明の一実施例においては、粒
子検出領域80及び撮像領域90を含む測定流路部15
2の上流部から下流部まで、サンプル液の幅及び厚みを
ほぼ一定の寸法に維持し得るフローセル100を用いて
いる。これにより、測定流路部152におけるサンプル
液流の乱れが少なく、流速の変動が抑制され、粒子検出
領域80から撮像領域90に至るまでの流体速度の変動
が少ない。したがって、粒子検出領域80で検出された
粒子が、撮像領域90内に存在するときに、確実にフラ
ッシュランプ1を発光させることができる。つまり、流
体速度の変動が大きいと、粒子検出領域80で検出され
た粒子が、撮像領域90に到達する前、あるいは通過し
てしまった後に、フラッシュランプ1が発光される可能
性があるが、本発明の一実施例においては、流体速度の
変動が少ないので、粒子が、撮像領域90内に存在する
ときに、確実にフラッシュランプ1を発光させることが
でき、不必要な画像情報の生成を回避する事ができる。
子検出領域80及び撮像領域90を含む測定流路部15
2の上流部から下流部まで、サンプル液の幅及び厚みを
ほぼ一定の寸法に維持し得るフローセル100を用いて
いる。これにより、測定流路部152におけるサンプル
液流の乱れが少なく、流速の変動が抑制され、粒子検出
領域80から撮像領域90に至るまでの流体速度の変動
が少ない。したがって、粒子検出領域80で検出された
粒子が、撮像領域90内に存在するときに、確実にフラ
ッシュランプ1を発光させることができる。つまり、流
体速度の変動が大きいと、粒子検出領域80で検出され
た粒子が、撮像領域90に到達する前、あるいは通過し
てしまった後に、フラッシュランプ1が発光される可能
性があるが、本発明の一実施例においては、流体速度の
変動が少ないので、粒子が、撮像領域90内に存在する
ときに、確実にフラッシュランプ1を発光させることが
でき、不必要な画像情報の生成を回避する事ができる。
【0055】さらに、本発明の一実施例によれば、測定
流路152におけるサンプル液の幅をほぼ一定の寸法に
維持し得るので、サンプル液の所望の厚み寸法算出が容
易であるとともに、算出した厚みに維持するための制御
も容易となる。
流路152におけるサンプル液の幅をほぼ一定の寸法に
維持し得るので、サンプル液の所望の厚み寸法算出が容
易であるとともに、算出した厚みに維持するための制御
も容易となる。
【0056】本実施例に対するフロー式粒子画像解析装
置の比較例の概略図を図4に示す。図4において、フロ
ーセル200には、サンプル液S0及びシース液S1が図
の上方から下方に流れている。そして、半導体レーザ源
15からのレーザ光がコリメータレンズ16を通過し
て、レーザ光束14となり、このレーザ光束14は、シ
リンドリカルレンズ17、反射板18及び反射板19を
介してフローセル200に照射される。そして、フロー
セル200を通過したレーザ光は、顕微鏡対物レンズ5
を介しビームスプリッタ20で反射され、絞り21を介
し、光検出回路22に照射される。
置の比較例の概略図を図4に示す。図4において、フロ
ーセル200には、サンプル液S0及びシース液S1が図
の上方から下方に流れている。そして、半導体レーザ源
15からのレーザ光がコリメータレンズ16を通過し
て、レーザ光束14となり、このレーザ光束14は、シ
リンドリカルレンズ17、反射板18及び反射板19を
介してフローセル200に照射される。そして、フロー
セル200を通過したレーザ光は、顕微鏡対物レンズ5
を介しビームスプリッタ20で反射され、絞り21を介
し、光検出回路22に照射される。
【0057】サンプル液S0中の粒子がフローセル20
0内のレーザ光通過位置に到達すると、光検出回路22
から粒子数分析部40及びフラッシュランプ点灯制御回
路23に検出信号が送られる。この検出信号によりフラ
ッシュランプ点灯制御回路23は、フラッシュランプ駆
動回路1aを介しフラッシュランプ1を点灯させる。フ
ラッシュランプ1からのフラッシュ光は、レンズ2を通
過し、視野絞り11と、駆動部1により駆動されるND
フィルタ120、開口絞り12、顕微鏡コンデンサレン
ズ3を介してフローセル200中の粒子を照射する。こ
の照射された粒子の像が顕微鏡対物レンズ5により結像
位置6に結像される。そして、駆動部2により駆動され
る投影レンズ7を介し、結像位置6の像がTVカメラ8
に送られる。このTVカメラ8からの情報に従って、画
像処理制御回路26は画像メモリ25と粒子数分析部4
0に指令信号を供給する。また、TVカメラ8で得られ
た像の情報は、AD変換器24を介し画像メモリ25に
供給され、必要に応じて、シェーディング補正回路12
3により画像補正される。補正された画像情報は画像メ
モリ25から特徴抽出回路27と識別回路28とを介
し、中央制御部29に送られる。
0内のレーザ光通過位置に到達すると、光検出回路22
から粒子数分析部40及びフラッシュランプ点灯制御回
路23に検出信号が送られる。この検出信号によりフラ
ッシュランプ点灯制御回路23は、フラッシュランプ駆
動回路1aを介しフラッシュランプ1を点灯させる。フ
ラッシュランプ1からのフラッシュ光は、レンズ2を通
過し、視野絞り11と、駆動部1により駆動されるND
フィルタ120、開口絞り12、顕微鏡コンデンサレン
ズ3を介してフローセル200中の粒子を照射する。こ
の照射された粒子の像が顕微鏡対物レンズ5により結像
位置6に結像される。そして、駆動部2により駆動され
る投影レンズ7を介し、結像位置6の像がTVカメラ8
に送られる。このTVカメラ8からの情報に従って、画
像処理制御回路26は画像メモリ25と粒子数分析部4
0に指令信号を供給する。また、TVカメラ8で得られ
た像の情報は、AD変換器24を介し画像メモリ25に
供給され、必要に応じて、シェーディング補正回路12
3により画像補正される。補正された画像情報は画像メ
モリ25から特徴抽出回路27と識別回路28とを介
し、中央制御部29に送られる。
【0058】中央制御部29は、粒子数分析部40と、
画像処理制御回路26と、駆動部121と、駆動部12
2との動作を制御するとともに、画像処理した像を表示
部50に表示させる。
画像処理制御回路26と、駆動部121と、駆動部12
2との動作を制御するとともに、画像処理した像を表示
部50に表示させる。
【0059】上記の比較例において、投影レンズの倍率
の切り換えに伴い、フローセルに流入する試料液とシー
ス液との流量比を変化させることにより試料液の厚さ寸
法を試料に合わせて適当に被写界深度の範囲内に納め
る。そして、NDフィルターと開口絞りを移動させ、開
口絞りを可変させ、焦点を合わせ直す。
の切り換えに伴い、フローセルに流入する試料液とシー
ス液との流量比を変化させることにより試料液の厚さ寸
法を試料に合わせて適当に被写界深度の範囲内に納め
る。そして、NDフィルターと開口絞りを移動させ、開
口絞りを可変させ、焦点を合わせ直す。
【0060】また、低倍率モードでは、撮像画像の周辺
光量が足りないため、画像信号にシェーディングが生
じ、これを補正するためのシェーディング補正回路を必
要とする。周辺光量不足を補正するための電気的なシェ
ーディング補正には、補正のためのデータ作成、データ
に基づくシェーディング補正演算を各画像ごとに行う。
光量が足りないため、画像信号にシェーディングが生
じ、これを補正するためのシェーディング補正回路を必
要とする。周辺光量不足を補正するための電気的なシェ
ーディング補正には、補正のためのデータ作成、データ
に基づくシェーディング補正演算を各画像ごとに行う。
【0061】また、高倍率モードにおいては、低倍率モ
ードと同様な光量では光量不足となってしまうため、高
倍率モードと低倍率モードとで光量を制御する光量制御
機構が必要である。
ードと同様な光量では光量不足となってしまうため、高
倍率モードと低倍率モードとで光量を制御する光量制御
機構が必要である。
【0062】さらに、画像倍率を変化させる場合には、
それにともない、撮像手段であるTVカメラの撮像面で
の光量が変化し、画像出力信号の大きさが変化する。T
Vカメラは、通常、ゲインコントロールを行う手段を有
しているが、フロー式粒子画像解析装置において、高倍
率モードと低倍率モードとに応じてゲインコントロール
を行うためには、コントロール範囲の限界と設定に要す
る時間が必要であるため、適切な画像が得られない場合
がある。
それにともない、撮像手段であるTVカメラの撮像面で
の光量が変化し、画像出力信号の大きさが変化する。T
Vカメラは、通常、ゲインコントロールを行う手段を有
しているが、フロー式粒子画像解析装置において、高倍
率モードと低倍率モードとに応じてゲインコントロール
を行うためには、コントロール範囲の限界と設定に要す
る時間が必要であるため、適切な画像が得られない場合
がある。
【0063】これに対して本実施例によれば、測定モー
ドを切り換える毎に、レンズの倍率、光量を調整する必
要がないため、NDフィルタが不要となり、開口絞り、
投影レンズ、TVカメラのゲインの調節、シェーディン
グ補正回路も不要となる。したがって、構成が簡単で低
価格となり、調整動作を短時間で実行できる。また、モ
ード切り換えにおける光学的な画像倍率が変化しないた
め、画像撮像面積を変化させる必要がなくなり、装置の
制御動作を簡単にすることができる。
ドを切り換える毎に、レンズの倍率、光量を調整する必
要がないため、NDフィルタが不要となり、開口絞り、
投影レンズ、TVカメラのゲインの調節、シェーディン
グ補正回路も不要となる。したがって、構成が簡単で低
価格となり、調整動作を短時間で実行できる。また、モ
ード切り換えにおける光学的な画像倍率が変化しないた
め、画像撮像面積を変化させる必要がなくなり、装置の
制御動作を簡単にすることができる。
【0064】なお、粒子検出手段として、半導体レーザ
からのレーザ光束を検出光として用い、粒子で散乱され
たレーザ光束を利用する場合について述べたが、これに
限らず粒子からの蛍光や透過光を利用することもできる
し、1次元イメージセンサにより粒子を検出する方法
や、粒子通過による電気抵抗変化により粒子を検出する
方法を利用することもできる。
からのレーザ光束を検出光として用い、粒子で散乱され
たレーザ光束を利用する場合について述べたが、これに
限らず粒子からの蛍光や透過光を利用することもできる
し、1次元イメージセンサにより粒子を検出する方法
や、粒子通過による電気抵抗変化により粒子を検出する
方法を利用することもできる。
【0065】また、本実施例では、サンプル幅が一定と
なるフローセルを用いているが、本発明は、撮像領域に
おいて、サンプル液の幅が徐々に拡大、又は、縮小する
ようなフローセルを用いる場合にも適用可能である。
なるフローセルを用いているが、本発明は、撮像領域に
おいて、サンプル液の幅が徐々に拡大、又は、縮小する
ようなフローセルを用いる場合にも適用可能である。
【0066】また、本実施例では、撮像倍率を20倍と
したが、20倍に限らず例えば、40倍の撮像倍率であ
っても本発明は適用可能である。
したが、20倍に限らず例えば、40倍の撮像倍率であ
っても本発明は適用可能である。
【0067】更に、20倍及び40倍に限らず、撮像倍
率が10倍〜100倍の範囲内であれば、本発明は適用
可能である。
率が10倍〜100倍の範囲内であれば、本発明は適用
可能である。
【0068】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下のような効果がある。画像解析は撮像
倍率を一定にしたまま、試料液に含まれる粒子の径に応
じて光線通過方向寸法を変化させて行われる。測定する
粒子の径が小の場合には、被写界深度に応じて、試料液
の光線通過方向寸法が小とされる。また、測定する粒子
の径が大の場合には、粒子数の確保のために、試料液の
光線通過方向寸法が大とされる。この場合、試料液の光
線通過方向寸法は被写界深度より大となるが、測定する
粒子の径が大であるので、測定精度に悪影響を及ぼすこ
とはない。したがって、複数の測定モードを有するフロ
ー式粒子画像解析装置において、光学系の倍率の変更を
伴うことなく、簡単な構成でありながら高効率な画像解
析を行うことができるフロー式粒子画像解析装置が実現
される。
ているため、以下のような効果がある。画像解析は撮像
倍率を一定にしたまま、試料液に含まれる粒子の径に応
じて光線通過方向寸法を変化させて行われる。測定する
粒子の径が小の場合には、被写界深度に応じて、試料液
の光線通過方向寸法が小とされる。また、測定する粒子
の径が大の場合には、粒子数の確保のために、試料液の
光線通過方向寸法が大とされる。この場合、試料液の光
線通過方向寸法は被写界深度より大となるが、測定する
粒子の径が大であるので、測定精度に悪影響を及ぼすこ
とはない。したがって、複数の測定モードを有するフロ
ー式粒子画像解析装置において、光学系の倍率の変更を
伴うことなく、簡単な構成でありながら高効率な画像解
析を行うことができるフロー式粒子画像解析装置が実現
される。
【図1】本発明の一実施例のフロー式粒子画像解析装置
の全体構成図である。
の全体構成図である。
【図2】本発明の一実施例のフローセルの構成を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】本発明の一実施例のモードを切り換えた時のサ
ンプル液の幅及び厚み変化の説明図である。
ンプル液の幅及び厚み変化の説明図である。
【図4】本発明の比較例のフロー式粒子画像解析装置の
全体構成図である。
全体構成図である。
1 フラッシュランプ 1a フラッシュランプ駆動回路 2 フィールドレンズ 3 顕微鏡コンデンサレンズ 5 顕微鏡対物レンズ 8 TVカメラ 11 視野絞り 12 開口絞り 15 半導体レーザ源 16 コリメータレンズ 17 シリンドリカルレンズ 18、19 反射鏡 20 ビームスプリッタ 21 絞り 22 光検出回路 23 フラッシュランプ点灯制御回路 24 AD変換器 25 画像メモリ 26 画像処理制御回路 27 特徴抽出回路 28 識別回路 29 中央制御部 40 粒子数分析部 50 表示部 80 粒子検出領域 90 画像撮像領域 100 フローセル 101 画像撮像部 102 粒子分析部 103 粒子検出部 110 サンプル流れ 112 シース液入り口 113 サンプルガイド 114 ノズル 150 平行流路部 151 縮流流路部 152 測定流路部 153 減速流路部
Claims (14)
- 【請求項1】 粒子が懸濁した試料液を清浄液で包囲し
て流し、上記試料液に光線を照射して、試料液中の粒子
を撮像手段で撮像し、撮像した画像を画像解析して粒子
の分類を行うフロー式粒子画像解析方法において、 上記試料液を清浄液で包囲して流すフローセルであり、
上記試料液の光線通過方向寸法を変化可能なフローセル
を用い、上記フローセルに流入させる試料液と清浄液と
の流量比を調整して、試料液の上記光線通過方向寸法を
調整することにより、測定する粒子の種類に応じた複数
の測定モードを設定可能とし、上記複数の測定モードに
対して上記撮像手段の撮像倍率を同一として撮像するこ
とを特徴とするフロー式粒子画像解析方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のフロー式粒子画像解析方
法において、上記フローセルは光線通過方向と試料液通
過方向との両方向にほぼ直交する方向の上記試料液の寸
法がほぼ一定であることを特徴とするフロー式粒子画像
解析方法。 - 【請求項3】 請求項1記載のフロー式粒子画像解析方
法において、上記撮像手段の撮像倍率を10〜100倍
として撮像することを特徴とするフロー式粒子画像解析
方法。 - 【請求項4】 粒子が懸濁した試料液を清浄液で包囲し
て流し、上記試料液に光線を照射して、試料液中の粒子
を撮像手段で撮像し、撮像した画像を画像解析して粒子
の分類を行うフロー式粒子画像解析装置において、 上記試料液に照射する光線を発生する光線発生手段と、 上記試料液を清浄液で包囲して、流すフローセルであ
り、上記試料液の光線通過方向寸法を変化可能なフロー
セルと、 上記フローセルに流入させる試料液と清浄液との流量比
を調整し、試料液の上記光線通過方向寸法を調整する複
数の測定モードを設定可能なフロー系制御手段と、 上記撮像手段により撮像された画像を解析して、試料液
中の粒子を解析する画像解析手段と、 を備え、上記撮像手段の撮像倍率は上記複数の測定モー
ドに対して同一であることを特徴とするフロー式粒子画
像解析装置。 - 【請求項5】 請求項4記載のフロー式粒子画像解析装
置において、上記フローセルは光線通過方向と試料液通
過方向との両方向にほぼ直交する方向の上記試料液の寸
法がほぼ一定であることを特徴とするフロー式粒子画像
解析装置。 - 【請求項6】 請求項4記載のフロー式粒子画像解析装
置において、上記撮像手段の撮像倍率を10〜100倍
として撮像することを特徴とするフロー式粒子画像解析
装置。 - 【請求項7】 粒子が懸濁した試料液を清浄液で包囲し
て流し、上記試料液に光線を照射して、試料液中の粒子
を撮像手段で撮像し、撮像した画像を画像解析して粒子
の分類を行うフロー式粒子画像解析装置において、 上記試料液に照射する光線を発生する光線発生手段と、 上記試料液を清浄液で包囲して、流すフローセルであ
り、上記試料液の光線通過方向寸法を変化可能なフロー
セルと、 上記フローセルに流入させる試料液と清浄液との流量比
を調整し、試料液の上記光線通過方向寸法を調整する複
数の測定モードを設定可能なフロー系制御手段と、 上記フローセル内の試料液の粒子の有無を検出する粒子
検出手段と、 上記粒子検出手段からの検出信号に従い、上記光線発生
手段を駆動する光線発生制御手段と、 上記撮像手段により撮像された画像を解析して、試料液
中の粒子を解析する画像解析手段と、 を備え、上記撮像手段の撮像倍率は上記複数の測定モー
ドに対して同一であることを特徴とするフロー式粒子画
像解析装置。 - 【請求項8】 請求項7記載のフロー式粒子画像解析装
置において、上記フローセルは光線通過方向と試料液通
過方向との両方向にほぼ直交する方向の上記試料液の寸
法がほぼ一定であることを特徴とするフロー式粒子画像
解析装置。 - 【請求項9】 請求項7記載のフロー式粒子画像解析装
置において、上記撮像手段の撮像倍率を10〜100倍
として撮像することを特徴とするフロー式粒子画像解析
装置。 - 【請求項10】 請求項7記載のフロー式粒子画像解析
装置において、上記粒子検出手段は、上記複数の測定モ
ードのそれぞれに対して、異なる粒子有無判断論理を有
することを特徴とするフロー式粒子画像解析装置。 - 【請求項11】 請求項7記載のフロー式粒子画像解析
装置において、上記画像解析手段は上記複数の測定モー
ドに対して、粒子分類に関する同一の論理の画像処理お
よび粒子分類処理を実行することを特徴とするフロー式
粒子画像解析装置。 - 【請求項12】 請求項7記載のフロー式粒子画像解析
装置において、上記粒子は生物細胞であることを特徴と
するフロー式粒子画像解析装置。 - 【請求項13】 請求項7記載のフロー式粒子画像解析
装置において、上記粒子は血液中に存在する血球成分で
あることを特徴とするフロー式粒子画像解析装置。 - 【請求項14】 請求項7記載のフロー式粒子画像解析
装置において、上記粒子は尿中に存在する尿沈査成分で
あることを特徴とするフロー式粒子画像解析装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5263539A JPH07120375A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | フロー式粒子画像解析方法及び装置 |
DE4437758A DE4437758B4 (de) | 1993-10-21 | 1994-10-21 | Bildanalyseverfahren und -vorrichtung für Strömungspartikel |
US08/327,271 US5594544A (en) | 1993-10-21 | 1994-10-21 | Flow type particle image analyzing method and apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5263539A JPH07120375A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | フロー式粒子画像解析方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07120375A true JPH07120375A (ja) | 1995-05-12 |
Family
ID=17390952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5263539A Pending JPH07120375A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | フロー式粒子画像解析方法及び装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5594544A (ja) |
JP (1) | JPH07120375A (ja) |
DE (1) | DE4437758B4 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009527734A (ja) * | 2006-03-28 | 2009-07-30 | ヘモク アクチボラゲット | 蛍光標識生物学的成分の検出のための装置及び方法 |
CN117214054A (zh) * | 2023-11-09 | 2023-12-12 | 中国人民解放军国防科技大学 | 一种新型视频探空仪 |
Families Citing this family (50)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07294414A (ja) * | 1994-04-25 | 1995-11-10 | Hitachi Ltd | 粒子画像解析方法及び装置 |
US5815264A (en) * | 1994-09-21 | 1998-09-29 | Laser Sensor Technology, Inc | System for acquiring an image of a multi-phase fluid by measuring backscattered light |
JP3127111B2 (ja) | 1996-02-22 | 2001-01-22 | 株式会社日立製作所 | フロー式粒子画像解析方法および装置 |
US5790246A (en) * | 1996-04-18 | 1998-08-04 | Montores Pty. Ltd. | Apparatus and network for determining a parameter of a particle in a fluid employing detector and processor |
EP1933127A1 (en) * | 1997-05-05 | 2008-06-18 | ChemoMetec A/S | A method for determination of biological particles in a liquid analyte material |
US6731100B1 (en) | 1997-05-05 | 2004-05-04 | Chemometec A/S | Method and a system for determination of somatic cells in milk |
WO1999037973A1 (de) | 1998-01-22 | 1999-07-29 | Maschinenfabrik Rieter Ag | Verfahren und vorrichtung zur faserlängenmessung |
DE19802315A1 (de) * | 1998-01-22 | 1999-07-29 | Rieter Ag Maschf | Verfahren und Vorrichtung zur Faserlängenmessung |
US6251615B1 (en) | 1998-02-20 | 2001-06-26 | Cell Analytics, Inc. | Cell analysis methods |
US6087182A (en) * | 1998-08-27 | 2000-07-11 | Abbott Laboratories | Reagentless analysis of biological samples |
US6653651B1 (en) * | 1998-12-09 | 2003-11-25 | Carl D. Meinhart | Micron resolution particle image velocimeter |
US6104483A (en) * | 1999-06-18 | 2000-08-15 | Lockheed Martin Tactical Defense Systems, Inc. | Optical flow cell with references flange |
DE19932870A1 (de) * | 1999-07-09 | 2001-04-05 | Friedrich Schiller Uni Jena Bu | Vorrichtung zur optischen Partikel- und Partikelströmungsanalyse |
US6480276B1 (en) | 1999-07-13 | 2002-11-12 | Clemson University | Enhanced photon-migration methods for particle sizing in concentrated suspensions |
US6917377B2 (en) * | 2000-02-04 | 2005-07-12 | Olympus Optical Co., Ltd. | Microscope system |
US6873411B2 (en) | 2001-08-07 | 2005-03-29 | Lockheed Martin Corporation | Optical debris analysis fixture |
US7019834B2 (en) * | 2002-06-04 | 2006-03-28 | Lockheed Martin Corporation | Tribological debris analysis system |
US7385694B2 (en) * | 2002-06-04 | 2008-06-10 | Lockheed Martin Corporation | Tribological debris analysis system |
SE524587C2 (sv) * | 2003-02-18 | 2004-08-31 | Delaval Holding Ab | Förfarande och anordning för att räkna somatiska celler eller små fettdroppar i mjölk |
EP2306173B1 (en) | 2003-03-28 | 2017-08-16 | Inguran, LLC | Apparatus and methods for providing sex-sorted animal sperm |
US7184141B2 (en) * | 2004-03-23 | 2007-02-27 | Lockheed Martin Corporation | Optical flow cell for tribological systems |
US7006923B1 (en) * | 2004-05-19 | 2006-02-28 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Distributed biohazard surveillance system and apparatus for adaptive collection and particulate sampling |
EP1875200A1 (en) * | 2005-04-29 | 2008-01-09 | Honeywell International Inc. | Cytometer cell counting and size measurement method |
US7307717B2 (en) * | 2005-09-16 | 2007-12-11 | Lockheed Martin Corporation | Optical flow cell capable of use in high temperature and high pressure environment |
US7518720B2 (en) * | 2007-08-01 | 2009-04-14 | Lockheed Martin Corporation | Optical flow cell for use in high temperature and/or high pressure environments |
US8120769B2 (en) * | 2007-08-03 | 2012-02-21 | North Carolina State University | Method and system for fiber properties measurement |
US8647292B2 (en) * | 2007-08-17 | 2014-02-11 | The Invention Science Fund I, Llc | Systems, devices, and methods including catheters having components that are actively controllable between two or more wettability states |
US8460229B2 (en) | 2007-08-17 | 2013-06-11 | The Invention Science Fund I, Llc | Systems, devices, and methods including catheters having components that are actively controllable between transmissive and reflective states |
US8366652B2 (en) * | 2007-08-17 | 2013-02-05 | The Invention Science Fund I, Llc | Systems, devices, and methods including infection-fighting and monitoring shunts |
US8165663B2 (en) * | 2007-10-03 | 2012-04-24 | The Invention Science Fund I, Llc | Vasculature and lymphatic system imaging and ablation |
US8734718B2 (en) * | 2007-08-17 | 2014-05-27 | The Invention Science Fund I, Llc | Systems, devices, and methods including catheters having an actively controllable therapeutic agent delivery component |
US20110160644A1 (en) * | 2007-08-17 | 2011-06-30 | Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware | Systems, devices, and methods including catheters configured to release ultraviolet energy absorbing agents |
US8702640B2 (en) * | 2007-08-17 | 2014-04-22 | The Invention Science Fund I, Llc | System, devices, and methods including catheters configured to monitor and inhibit biofilm formation |
US8753304B2 (en) * | 2007-08-17 | 2014-06-17 | The Invention Science Fund I, Llc | Systems, devices, and methods including catheters having acoustically actuatable waveguide components for delivering a sterilizing stimulus to a region proximate a surface of the catheter |
US8706211B2 (en) | 2007-08-17 | 2014-04-22 | The Invention Science Fund I, Llc | Systems, devices, and methods including catheters having self-cleaning surfaces |
US8285366B2 (en) * | 2007-10-04 | 2012-10-09 | The Invention Science Fund I, Llc | Vasculature and lymphatic system imaging and ablation associated with a local bypass |
US8285367B2 (en) * | 2007-10-05 | 2012-10-09 | The Invention Science Fund I, Llc | Vasculature and lymphatic system imaging and ablation associated with a reservoir |
EP2232229B1 (en) * | 2007-12-04 | 2021-02-17 | Particle Measuring Systems, Inc. | Two-dimensional optical imaging methods for particle detection |
US8079250B2 (en) * | 2008-07-09 | 2011-12-20 | Lockheed Martin Corporation | Viscometer system utilizing an optical flow cell |
US8585627B2 (en) * | 2008-12-04 | 2013-11-19 | The Invention Science Fund I, Llc | Systems, devices, and methods including catheters configured to monitor biofilm formation having biofilm spectral information configured as a data structure |
US20110152751A1 (en) * | 2008-12-04 | 2011-06-23 | Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware | Systems, devices, and methods including catheters having UV-Energy emitting coatings |
EP2384168B1 (en) * | 2008-12-04 | 2014-10-08 | Searete LLC | Actively-controllable sterilizing excitation delivery implants |
US20110295090A1 (en) | 2008-12-04 | 2011-12-01 | Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware | Systems, devices, and methods including implantable devices with anti-microbial properties |
JP5304456B2 (ja) * | 2009-06-10 | 2013-10-02 | ソニー株式会社 | 微小粒子測定装置 |
US20120057019A1 (en) * | 2010-03-01 | 2012-03-08 | Utah State University | Dynamic In-Situ Feature Imager Apparatus and Method |
WO2013081534A1 (en) | 2011-12-01 | 2013-06-06 | Delaval Holding Ab | Milking system and method for cleaning in a milking system |
DE102015007029A1 (de) | 2015-06-02 | 2016-12-08 | Fachhochschule Lübeck | Fluidprobenvorrichtung und deren Herstellung, Fluidanalysevorrichtung und optisches Messverfahren |
KR102585276B1 (ko) | 2017-03-31 | 2023-10-05 | 라이프 테크놀로지스 코포레이션 | 이미징 유세포 분석을 위한 장치, 시스템, 및 방법 |
WO2019051620A1 (en) | 2017-09-14 | 2019-03-21 | Uster Technologies Ag | IDENTIFICATION AND / OR MEASUREMENT OF FIBER MIXING RATIO |
CN110042141A (zh) * | 2019-05-17 | 2019-07-23 | 广州竞赢科学仪器有限公司 | 一种基于流体光学显微成像的法医学硅藻检验方法 |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4338024A (en) * | 1980-05-02 | 1982-07-06 | International Remote Imaging Systems, Inc. | Flow analyzer and system for analysis of fluids with particles |
US4393466A (en) * | 1980-09-12 | 1983-07-12 | International Remote Imaging Systems | Method of analyzing particles in a dilute fluid sample |
US4612614A (en) * | 1980-09-12 | 1986-09-16 | International Remote Imaging Systems, Inc. | Method of analyzing particles in a fluid sample |
US4476231A (en) * | 1981-07-22 | 1984-10-09 | International Remote Imaging Systems, Inc. | Method of analyzing the distribution of a reagent between particles and liquid in a suspension |
US4519087A (en) * | 1983-06-20 | 1985-05-21 | International Remote Imaging Systems, Inc. | Method of determining the diagnostic significance of the content of a volume of biological sample containing particles |
US4667335A (en) * | 1983-06-20 | 1987-05-19 | International Remote Imaging Systems, Inc. | Method of determining the diagnostic significance of the content of a volume of biological sample containing particles |
US4786165A (en) * | 1986-07-10 | 1988-11-22 | Toa Medical Electronics Co., Ltd. | Flow cytometry and apparatus therefor |
JPH073419B2 (ja) * | 1986-10-07 | 1995-01-18 | 東亜医用電子株式会社 | 流体中の細胞分析方法および装置 |
JPH0793461B2 (ja) * | 1989-07-10 | 1995-10-09 | 株式会社日立製作所 | 電界効果型超電導トランジスタ装置の製造方法 |
JP2808321B2 (ja) * | 1989-09-19 | 1998-10-08 | 東亜医用電子株式会社 | 細胞分析方法及び装置 |
US5159642A (en) * | 1990-07-13 | 1992-10-27 | Toa Medical Electronics Co., Ltd. | Particle image analyzing apparatus |
JP2959813B2 (ja) * | 1990-07-13 | 1999-10-06 | シスメックス株式会社 | 粒子画像分析装置 |
JPH0738838Y2 (ja) * | 1990-09-28 | 1995-09-06 | 東亜医用電子株式会社 | 粒子分析装置及び該装置に用いるフローセル |
JP3084296B2 (ja) * | 1991-02-27 | 2000-09-04 | シスメックス株式会社 | フローイメージサイトメータ |
JP3075367B2 (ja) * | 1991-04-05 | 2000-08-14 | シスメックス株式会社 | 粒子分析方法及び装置 |
JP3084799B2 (ja) * | 1991-07-19 | 2000-09-04 | 株式会社デンソー | 点火配電器 |
US5412466A (en) * | 1991-07-26 | 1995-05-02 | Toa Medical Electronics Co., Ltd. | Apparatus for forming flattened sample flow for analyzing particles |
EP0556971B1 (en) * | 1992-02-18 | 1999-12-08 | Hitachi, Ltd. | An apparatus for investigating particles in a fluid, and a method of operation thereof |
US5311290A (en) * | 1992-09-30 | 1994-05-10 | Pulp And Paper Research Institute Of Canada | Imaging apparatus and method of fiber analysis |
-
1993
- 1993-10-21 JP JP5263539A patent/JPH07120375A/ja active Pending
-
1994
- 1994-10-21 US US08/327,271 patent/US5594544A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-10-21 DE DE4437758A patent/DE4437758B4/de not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009527734A (ja) * | 2006-03-28 | 2009-07-30 | ヘモク アクチボラゲット | 蛍光標識生物学的成分の検出のための装置及び方法 |
CN117214054A (zh) * | 2023-11-09 | 2023-12-12 | 中国人民解放军国防科技大学 | 一种新型视频探空仪 |
CN117214054B (zh) * | 2023-11-09 | 2024-03-01 | 中国人民解放军国防科技大学 | 一种新型视频探空仪 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE4437758B4 (de) | 2006-03-23 |
US5594544A (en) | 1997-01-14 |
DE4437758A1 (de) | 1995-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07120375A (ja) | フロー式粒子画像解析方法及び装置 | |
JP3084296B2 (ja) | フローイメージサイトメータ | |
JP3290786B2 (ja) | 粒子分析装置 | |
EP0501007A2 (en) | Flow imaging cytometer | |
US5521699A (en) | Imaging flow cytometer and imaging method having plural optical paths of different magnification power | |
JPH04270963A (ja) | フローイメージサイトメータ | |
JPH05346390A (ja) | 粒子分析装置 | |
JPH0734012B2 (ja) | フローイメージサイトメータ | |
JPH05346391A (ja) | 粒子分析装置 | |
JPH06186155A (ja) | 粒子分析装置 | |
JPH06186156A (ja) | 粒子分析装置 | |
JP3189608B2 (ja) | フロー式粒子画像解析方法 | |
JPH07294414A (ja) | 粒子画像解析方法及び装置 | |
JPH0579970A (ja) | 粒子分析装置 | |
JPH09311102A (ja) | フロー式粒子画像解析方法および装置 | |
JPH07218417A (ja) | 粒子分析方法 | |
WO2020175189A1 (ja) | 細胞観察システムおよび細胞観察方法 | |
JPH0783817A (ja) | フロー式粒子画像解析方法およびフロー式粒子画像解析装置 | |
JP2002062251A (ja) | フロー式粒子画像解析方法及び装置 | |
JP2007171582A (ja) | 標本撮像装置及びこれを備える標本分析装置 | |
JPH06229904A (ja) | 粒子分析方法及び粒子分析装置 | |
JPH06288895A (ja) | 粒子分析装置 | |
JPH08145872A (ja) | フロー式粒子画像解析方法および装置 | |
JPH07270301A (ja) | フロー式粒子画像解析方法およびその装置 | |
EP1070952A2 (en) | Method and means for particle measurement |