JPH0579970A - 粒子分析装置 - Google Patents
粒子分析装置Info
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- JPH0579970A JPH0579970A JP3270106A JP27010691A JPH0579970A JP H0579970 A JPH0579970 A JP H0579970A JP 3270106 A JP3270106 A JP 3270106A JP 27010691 A JP27010691 A JP 27010691A JP H0579970 A JPH0579970 A JP H0579970A
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Landscapes
- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フローセル内を流れる血液や尿等の試料液中
の粒子の形態情報を実時間(リアルタイム)で求めるこ
とができる、分析能力の優れた粒子分析装置を提供す
る。 【構成】 試料液流を、光の照射方向には厚みが薄く、
光の照射方向と直交する方向には幅広い扁平なシース流
とし、粒子を走査した撮像信号を走査ごとに出力する一
次元イメージセンサ(ラインセンサ)22と、一次元イ
メージセンサ22からの撮像信号に基づき、信号処理や
演算等を行なう信号等処理装置24又は25とを設け
る。
の粒子の形態情報を実時間(リアルタイム)で求めるこ
とができる、分析能力の優れた粒子分析装置を提供す
る。 【構成】 試料液流を、光の照射方向には厚みが薄く、
光の照射方向と直交する方向には幅広い扁平なシース流
とし、粒子を走査した撮像信号を走査ごとに出力する一
次元イメージセンサ(ラインセンサ)22と、一次元イ
メージセンサ22からの撮像信号に基づき、信号処理や
演算等を行なう信号等処理装置24又は25とを設け
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液や尿等の粒子成分
を含む試料液を分析するフローサイトメータ(flow
cyto−meter)、イメージングフローサイト
メータ等の粒子分析装置、詳しくは、フローセル内を流
れる粒子の形態情報を実時間(リアルタイム)で求める
ことができる検出部(イメージセンサ)と信号処理部と
を備えた、分析能力の優れた粒子分析装置に関するもの
である。
を含む試料液を分析するフローサイトメータ(flow
cyto−meter)、イメージングフローサイト
メータ等の粒子分析装置、詳しくは、フローセル内を流
れる粒子の形態情報を実時間(リアルタイム)で求める
ことができる検出部(イメージセンサ)と信号処理部と
を備えた、分析能力の優れた粒子分析装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、フローセルを用いた粒子分析装置
として、図12に示すような装置が知られている。この
装置は、フローセル106内のシースフロー中を流れる
粒子に対して、レーザ光源100からのレーザビームを
細く絞り、光偏光器(レンズを含む)102により粒子
の流れ方向(紙面の表裏方向)と交差する方向に光学的
に走査させ、被検粒子の各部から得られる光学的信号を
光検出器114、116で検出し、1個1個の粒子に対
して、より詳細な形態情報等を得るように構成されたも
のである。104はコントローラ、108、110は対
物レンズ、112はダイクロイックミラー、118、1
20はA/D変換器、122は信号処理装置である。な
お、シースフロー(sheath flow)とは、粒
子を液流れの中央部に精度良く一列に整列させて通過さ
せるために、粒子の懸濁液の周囲を層流のシース液で被
覆した流れをいう。この装置では、レーザビームを走査
するのに、音響光学効果あるいは電気光学効果を利用し
た高価な光偏光素子(光偏光器102)及びその制御デ
バイス(コントローラ104)が必要である。また、レ
ーザビームは、通常2μm 以下と非常に細く絞る必要が
あり、粒子の流れる位置に対して正確にレーザビームを
安定して走査させるには、かなり微妙な調整と制御を必
要とする。
として、図12に示すような装置が知られている。この
装置は、フローセル106内のシースフロー中を流れる
粒子に対して、レーザ光源100からのレーザビームを
細く絞り、光偏光器(レンズを含む)102により粒子
の流れ方向(紙面の表裏方向)と交差する方向に光学的
に走査させ、被検粒子の各部から得られる光学的信号を
光検出器114、116で検出し、1個1個の粒子に対
して、より詳細な形態情報等を得るように構成されたも
のである。104はコントローラ、108、110は対
物レンズ、112はダイクロイックミラー、118、1
20はA/D変換器、122は信号処理装置である。な
お、シースフロー(sheath flow)とは、粒
子を液流れの中央部に精度良く一列に整列させて通過さ
せるために、粒子の懸濁液の周囲を層流のシース液で被
覆した流れをいう。この装置では、レーザビームを走査
するのに、音響光学効果あるいは電気光学効果を利用し
た高価な光偏光素子(光偏光器102)及びその制御デ
バイス(コントローラ104)が必要である。また、レ
ーザビームは、通常2μm 以下と非常に細く絞る必要が
あり、粒子の流れる位置に対して正確にレーザビームを
安定して走査させるには、かなり微妙な調整と制御を必
要とする。
【0003】また、他の従来技術として、レーザビーム
を粒子の流れ方向に対して1μm 程度に細長く絞って照
射し、その時得られる散乱光や蛍光の検出信号波形を解
析して、粒子に対するより細かな情報を導き出すもの、
いわゆるスリットスキャンによる装置が知られている。
この装置では、各粒子に対して2次元的に分割した細か
な情報は得られない。すなわち、粒子の流れ方向と直角
な方向に対する分解能は有しておらず、前記の図12に
示す方式や以下に説明する本発明の装置と比べると、被
検粒子に関して得られる情報は少なく、精度も低い。
を粒子の流れ方向に対して1μm 程度に細長く絞って照
射し、その時得られる散乱光や蛍光の検出信号波形を解
析して、粒子に対するより細かな情報を導き出すもの、
いわゆるスリットスキャンによる装置が知られている。
この装置では、各粒子に対して2次元的に分割した細か
な情報は得られない。すなわち、粒子の流れ方向と直角
な方向に対する分解能は有しておらず、前記の図12に
示す方式や以下に説明する本発明の装置と比べると、被
検粒子に関して得られる情報は少なく、精度も低い。
【0004】一方、特開平1−270644号公報に
は、粒子の通過方向と交差する方向に光ビームを走査
し、粒子内部を透過した光を光検出器で検出し、粒子の
画像情報を得る粒子解析装置が記載されている。特開平
2−105041号公報には、上記の特開平1−270
644号公報記載の装置を改良したもので、被検部と共
役位置に配置されるアレイ型光検出器で透過光を受光す
るようにした粒子測定装置が記載されている。特開昭5
2−113272号公報には、フローセルを生体細胞試
料が通過する途中で、フライングスポットチューブによ
りスポット状の光を走査し、細胞の色彩情報、形態情報
(面積や形)を得ることができる装置が記載されてい
る。特開昭62−254037号公報には、フローサイ
トメータにストリーク撮像装置を設けることにより、粒
子の検出と撮像装置による粒子の検出とをほぼ同時に行
い、予め設定しておいた特性値と合致した場合にのみ撮
像信号を処理すること、すなわち、特定の特性の粒子の
みを撮像することが開示されている。また、撮像装置と
して、一次元イメージセンサを用いてサンプリング撮像
することも開示されている。特開平3−123840号
公報には、移動する鉄鉱石等の物体を一次元イメージセ
ンサで撮像し、その一次元画像データを蓄積して得られ
た二次元画像データに基づき物体の粒径分布を求めるこ
とが開示されている。また、米国特許第4338024
号(出願番号146064)公報及び特表昭57−50
0995号公報(原出願は上記の米国特許出願番号14
6064)には、扁平な試料液流を形成し、すなわち、
フラットシースフローを形成し、粒子画像を撮像するこ
とが記載されている。
は、粒子の通過方向と交差する方向に光ビームを走査
し、粒子内部を透過した光を光検出器で検出し、粒子の
画像情報を得る粒子解析装置が記載されている。特開平
2−105041号公報には、上記の特開平1−270
644号公報記載の装置を改良したもので、被検部と共
役位置に配置されるアレイ型光検出器で透過光を受光す
るようにした粒子測定装置が記載されている。特開昭5
2−113272号公報には、フローセルを生体細胞試
料が通過する途中で、フライングスポットチューブによ
りスポット状の光を走査し、細胞の色彩情報、形態情報
(面積や形)を得ることができる装置が記載されてい
る。特開昭62−254037号公報には、フローサイ
トメータにストリーク撮像装置を設けることにより、粒
子の検出と撮像装置による粒子の検出とをほぼ同時に行
い、予め設定しておいた特性値と合致した場合にのみ撮
像信号を処理すること、すなわち、特定の特性の粒子の
みを撮像することが開示されている。また、撮像装置と
して、一次元イメージセンサを用いてサンプリング撮像
することも開示されている。特開平3−123840号
公報には、移動する鉄鉱石等の物体を一次元イメージセ
ンサで撮像し、その一次元画像データを蓄積して得られ
た二次元画像データに基づき物体の粒径分布を求めるこ
とが開示されている。また、米国特許第4338024
号(出願番号146064)公報及び特表昭57−50
0995号公報(原出願は上記の米国特許出願番号14
6064)には、扁平な試料液流を形成し、すなわち、
フラットシースフローを形成し、粒子画像を撮像するこ
とが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平1−27064
4号公報、特開平2−105041号公報、特開昭52
−113272号公報に記載された装置においては、光
ビームを走査しているので、特殊なデバイス等が必要で
あり、また、安定な走査も難しい。特開平3−1238
40号公報記載の装置は、高炉に装入される鉄鉱石等の
材料の粒径を測定する装置に関するものであり、本発明
とは分野を異にしている。また、蓄積された画像データ
のリアルタイム処理や吸光量、面積、周囲長等のパラメ
ータを求めることについての記載はない。また、特開昭
62−254037号公報及び特開平3−123840
号公報には、試料液流を扁平にして流すことは記載され
ていない。扁平流にすることにより分析量を増大させる
ことができる。なお、米国特許第4338024号公報
及び特表昭57−500995号公報には、前記のよう
に、扁平な試料液流を形成することが記載されている
が、「扁平な試料液流を形成し、撮像信号を走査ごとに
出力する一次元イメージセンサと、このセンサからの撮
像信号に基づき信号処理や演算等を行なう処理手段を設
ける」ことは、上記の7件の公報には何も記載されてい
ない。本発明は、上記の諸点に鑑みなされたもので、従
来の装置で得られる各粒子の光学的特徴(散乱光強度、
蛍光強度等)に加えて、各粒子の形態情報や吸光量等を
も実時間で得ることができる、より精度の高い粒子分析
装置を提供することを目的とする。
4号公報、特開平2−105041号公報、特開昭52
−113272号公報に記載された装置においては、光
ビームを走査しているので、特殊なデバイス等が必要で
あり、また、安定な走査も難しい。特開平3−1238
40号公報記載の装置は、高炉に装入される鉄鉱石等の
材料の粒径を測定する装置に関するものであり、本発明
とは分野を異にしている。また、蓄積された画像データ
のリアルタイム処理や吸光量、面積、周囲長等のパラメ
ータを求めることについての記載はない。また、特開昭
62−254037号公報及び特開平3−123840
号公報には、試料液流を扁平にして流すことは記載され
ていない。扁平流にすることにより分析量を増大させる
ことができる。なお、米国特許第4338024号公報
及び特表昭57−500995号公報には、前記のよう
に、扁平な試料液流を形成することが記載されている
が、「扁平な試料液流を形成し、撮像信号を走査ごとに
出力する一次元イメージセンサと、このセンサからの撮
像信号に基づき信号処理や演算等を行なう処理手段を設
ける」ことは、上記の7件の公報には何も記載されてい
ない。本発明は、上記の諸点に鑑みなされたもので、従
来の装置で得られる各粒子の光学的特徴(散乱光強度、
蛍光強度等)に加えて、各粒子の形態情報や吸光量等を
も実時間で得ることができる、より精度の高い粒子分析
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の粒子分析装置は、図1に示すように、
フローセルのノズルから被検粒子を含む試料液を吐出す
るとともに、試料液の周囲にシース液を流すことにより
シースフローを形成させ、この試料液流に光を照射し、
粒子からの光を検出し、この検出信号に基づき粒子の分
析を行なう粒子分析装置において、試料液流は、光の照
射方向には厚みが薄く、光の照射方向と直交する方向に
は幅広い扁平な流れであり、粒子の流れ方向と垂直な方
向に延設され、粒子の透過光像が結像されることによ
り、粒子を走査した撮像信号を走査ごとに出力する一次
元イメージセンサ22と、一次元イメージセンサ22か
らの撮像信号に基づき、信号処理や演算等を行なう信号
等処理手段24と、を備えたことを特徴としている。ま
た、請求項2の装置は、図8に示すように、請求項1の
装置において、第2の光源(例えばストロボ光源)36
と、粒子の二次元静止画像を撮像するための第2の撮像
手段38とを備え、試料液流上における第2の撮像手段
(例えばビデオカメラ)38の二次元撮像領域54内
に、一次元イメージセンサ22の一次元撮像領域56が
粒子の流れを横切るように形成されており、信号等処理
手段が、少なくとも一次元イメージセンサ22からの撮
像信号に基づき、粒子の到来を検知し、第2の光源36
を発光させるように制御するようにしたことを特徴とし
ている。
めに、請求項1の粒子分析装置は、図1に示すように、
フローセルのノズルから被検粒子を含む試料液を吐出す
るとともに、試料液の周囲にシース液を流すことにより
シースフローを形成させ、この試料液流に光を照射し、
粒子からの光を検出し、この検出信号に基づき粒子の分
析を行なう粒子分析装置において、試料液流は、光の照
射方向には厚みが薄く、光の照射方向と直交する方向に
は幅広い扁平な流れであり、粒子の流れ方向と垂直な方
向に延設され、粒子の透過光像が結像されることによ
り、粒子を走査した撮像信号を走査ごとに出力する一次
元イメージセンサ22と、一次元イメージセンサ22か
らの撮像信号に基づき、信号処理や演算等を行なう信号
等処理手段24と、を備えたことを特徴としている。ま
た、請求項2の装置は、図8に示すように、請求項1の
装置において、第2の光源(例えばストロボ光源)36
と、粒子の二次元静止画像を撮像するための第2の撮像
手段38とを備え、試料液流上における第2の撮像手段
(例えばビデオカメラ)38の二次元撮像領域54内
に、一次元イメージセンサ22の一次元撮像領域56が
粒子の流れを横切るように形成されており、信号等処理
手段が、少なくとも一次元イメージセンサ22からの撮
像信号に基づき、粒子の到来を検知し、第2の光源36
を発光させるように制御するようにしたことを特徴とし
ている。
【0007】請求項3の装置は、請求項1又は2の装置
において、複数の粒子が同時に一次元イメージセンサ2
2の撮像領域56を通過したことを検知する手段を備
え、粒子同時通過の際には、粒子から発せられ検知され
た散乱光や蛍光等に関するデータは無視されるようにし
たことを特徴としている。また、図1又は図8に示す装
置において、信号等処理手段が、一次元イメージセンサ
22からの撮像信号に基づき、粒子の形態情報又は/及
び吸光情報を求めるように構成されるのが望ましい。そ
して、形態情報は、細胞の面積、細胞の周囲長、核の面
積、細胞の幅、細胞内の複雑度、細胞の円形度(形状パ
ラメータ)、核の面積比より選ばれたものとするのが望
ましい。また、吸光情報は、吸光量、吸光度(吸光量/
面積)より選ばれたものとするのが望ましい。
において、複数の粒子が同時に一次元イメージセンサ2
2の撮像領域56を通過したことを検知する手段を備
え、粒子同時通過の際には、粒子から発せられ検知され
た散乱光や蛍光等に関するデータは無視されるようにし
たことを特徴としている。また、図1又は図8に示す装
置において、信号等処理手段が、一次元イメージセンサ
22からの撮像信号に基づき、粒子の形態情報又は/及
び吸光情報を求めるように構成されるのが望ましい。そ
して、形態情報は、細胞の面積、細胞の周囲長、核の面
積、細胞の幅、細胞内の複雑度、細胞の円形度(形状パ
ラメータ)、核の面積比より選ばれたものとするのが望
ましい。また、吸光情報は、吸光量、吸光度(吸光量/
面積)より選ばれたものとするのが望ましい。
【0008】
【作用】試料がフローセル14又は15へ導かれるとと
もに、シース液が供給されて扁平なシースフローが形成
される。レーザ光源10からのレーザ光は扁平な試料流
に照射され、被検粒子がラインセンサの撮像エリアを横
切ることによって、ラインセンサ22に対する露光が妨
げられる。そして、ラインセンサ22の面に被検粒子か
ら透過してくる光の像が結像され、ラインセンサ22の
1個1個の絵素に対する露光量に応じた信号が順次出力
される。ラインセンサ22からの検出信号は、信号等処
理手段24又は25で処理されて、各粒子の形態情報又
は/及び吸光情報がリアルタイムで得られる。
もに、シース液が供給されて扁平なシースフローが形成
される。レーザ光源10からのレーザ光は扁平な試料流
に照射され、被検粒子がラインセンサの撮像エリアを横
切ることによって、ラインセンサ22に対する露光が妨
げられる。そして、ラインセンサ22の面に被検粒子か
ら透過してくる光の像が結像され、ラインセンサ22の
1個1個の絵素に対する露光量に応じた信号が順次出力
される。ラインセンサ22からの検出信号は、信号等処
理手段24又は25で処理されて、各粒子の形態情報又
は/及び吸光情報がリアルタイムで得られる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されてい
る構成機器の材質、形状、その相対配置、数値などは、
とくに特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれ
らのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例に
すぎない。 実施例1 図1は、実施例1における粒子分析装置の構成例(平面
図)を示している。この装置は、従来のフローサイトメ
ータを元にして、一次元イメージセンサ22(以下、ラ
インセンサ22という)による検出系、及びその信号等
処理手段24(以下、信号等処理装置24という)を付
加したものである。染色された試料は、ガラス、プラス
チック等の透明体からなるフローセル14へ導かれ、試
料の周囲を被覆するようにシース液が供給されて扁平な
シースフローが形成される。レーザ光源10からのレー
ザ光は、粒子の流れる方向(図1においては、紙面の表
裏方向)には薄く、粒子の流れる方向と直角方向(図1
においては上下方向)には幅広くなるように、シリンド
リカルレンズ12で絞られ、試料流16に照射される。
被検粒子が、このレーザビームを横切ることによって、
ラインセンサ22に対する露光が妨げられることにな
る。すなわち、ラインセンサ22の面には、被検粒子か
ら透過してくる光の像が対物レンズ18、投影レンズ2
0を介して結像されており、ラインセンサ22の1個1
個の絵素に対する露光量に応じた信号が順次出力され
る。全絵素に対する信号を出力するのに要する時間は、
絵素数及びシフトクロック周波数によって決まるが、例
えば、256絵素で12MHzのクロック周波数の場合、
約20μsec となる。この時間が1ライン分の透過像を
走査するのに要する時間、すなわち、スキャンサイクル
となる。
を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されてい
る構成機器の材質、形状、その相対配置、数値などは、
とくに特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれ
らのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例に
すぎない。 実施例1 図1は、実施例1における粒子分析装置の構成例(平面
図)を示している。この装置は、従来のフローサイトメ
ータを元にして、一次元イメージセンサ22(以下、ラ
インセンサ22という)による検出系、及びその信号等
処理手段24(以下、信号等処理装置24という)を付
加したものである。染色された試料は、ガラス、プラス
チック等の透明体からなるフローセル14へ導かれ、試
料の周囲を被覆するようにシース液が供給されて扁平な
シースフローが形成される。レーザ光源10からのレー
ザ光は、粒子の流れる方向(図1においては、紙面の表
裏方向)には薄く、粒子の流れる方向と直角方向(図1
においては上下方向)には幅広くなるように、シリンド
リカルレンズ12で絞られ、試料流16に照射される。
被検粒子が、このレーザビームを横切ることによって、
ラインセンサ22に対する露光が妨げられることにな
る。すなわち、ラインセンサ22の面には、被検粒子か
ら透過してくる光の像が対物レンズ18、投影レンズ2
0を介して結像されており、ラインセンサ22の1個1
個の絵素に対する露光量に応じた信号が順次出力され
る。全絵素に対する信号を出力するのに要する時間は、
絵素数及びシフトクロック周波数によって決まるが、例
えば、256絵素で12MHzのクロック周波数の場合、
約20μsec となる。この時間が1ライン分の透過像を
走査するのに要する時間、すなわち、スキャンサイクル
となる。
【0010】図2は、図1において矢印A方向から見た
試料液流部分の拡大図である。図2に示すように、レー
ザビームの照射エリア58に対して、ラインセンサの撮
像エリア56は、照射エリア58の中心位置に来るよう
になっている。60は粒子である。流れる粒子に対する
ラインセンサ22によるスキャンニングの様子を図3
に、それに対するラインセンサ22の検出信号波形を図
4に示す。この検出信号を信号等処理装置24にて処理
することによって、粒子の形態的な情報及び吸光情報を
求めることができる。形態的な情報とは、例えば、細胞
全体の面積、周囲長、核の面積(比)、周囲長、細胞の
幅、細胞内部の複雑度、円形度といったパラメータであ
る。また、吸光情報とは、吸光量、吸光度(吸光量/面
積)といったパラメータである。以上のような形態情報
及び吸光情報のパラメータに加えて、光検出器34、3
2で検出される蛍光強度、側方散乱光強度といったパラ
メータを用いることによって、被検粒子に対してより精
度の高い分析が可能となる。26は対物レンズ、28、
30はダイクロイックミラーである。
試料液流部分の拡大図である。図2に示すように、レー
ザビームの照射エリア58に対して、ラインセンサの撮
像エリア56は、照射エリア58の中心位置に来るよう
になっている。60は粒子である。流れる粒子に対する
ラインセンサ22によるスキャンニングの様子を図3
に、それに対するラインセンサ22の検出信号波形を図
4に示す。この検出信号を信号等処理装置24にて処理
することによって、粒子の形態的な情報及び吸光情報を
求めることができる。形態的な情報とは、例えば、細胞
全体の面積、周囲長、核の面積(比)、周囲長、細胞の
幅、細胞内部の複雑度、円形度といったパラメータであ
る。また、吸光情報とは、吸光量、吸光度(吸光量/面
積)といったパラメータである。以上のような形態情報
及び吸光情報のパラメータに加えて、光検出器34、3
2で検出される蛍光強度、側方散乱光強度といったパラ
メータを用いることによって、被検粒子に対してより精
度の高い分析が可能となる。26は対物レンズ、28、
30はダイクロイックミラーである。
【0011】ただし、本発明の装置でのシース流速は、
スキャンニングサイクルと粒子の流れ方向の分解能との
兼ね合いにより、100mm/sec 程度が限界となり、従
来のフローサイトメータと比べて流速が数十分の一と遅
いため、単位時間当たりの解析細胞数が少なくなるとい
う点が懸念される。この問題を少しでも回避する方法と
して、フローセル14中での試料を扁平にして、単位時
間当たりに検出部を流れる試料の量を大きくすることが
考えられる。例えば、従来の直径15μm の丸形シース
(円柱状シース)に対して、15×150μm の扁平な
シースにすることで、同じ流速であっても、約13倍に
流量を増やすことができる。ただし、被検粒子の濃度が
高い場合には、検出部における粒子の同時通過の確率も
増すことになる。また、検出部に照射するレーザビーム
の横幅を大きく広げる必要があり、その分だけ照射強度
が落ちることになり、微弱な蛍光をとらえる必要のある
システムでは、次のような対策が考えられる。 (1) レーザパワーを上げる。 (2) レーザビームの粒子流れ方向の幅を小さくす
る。 (3) 高感度のフォトマルチプライヤーを高増倍率に
して使う。
スキャンニングサイクルと粒子の流れ方向の分解能との
兼ね合いにより、100mm/sec 程度が限界となり、従
来のフローサイトメータと比べて流速が数十分の一と遅
いため、単位時間当たりの解析細胞数が少なくなるとい
う点が懸念される。この問題を少しでも回避する方法と
して、フローセル14中での試料を扁平にして、単位時
間当たりに検出部を流れる試料の量を大きくすることが
考えられる。例えば、従来の直径15μm の丸形シース
(円柱状シース)に対して、15×150μm の扁平な
シースにすることで、同じ流速であっても、約13倍に
流量を増やすことができる。ただし、被検粒子の濃度が
高い場合には、検出部における粒子の同時通過の確率も
増すことになる。また、検出部に照射するレーザビーム
の横幅を大きく広げる必要があり、その分だけ照射強度
が落ちることになり、微弱な蛍光をとらえる必要のある
システムでは、次のような対策が考えられる。 (1) レーザパワーを上げる。 (2) レーザビームの粒子流れ方向の幅を小さくす
る。 (3) 高感度のフォトマルチプライヤーを高増倍率に
して使う。
【0012】試料流を扁平にすることによる同時通過率
の増大については、例えば、丸形シースの時の同時通過
率が0.5%で、扁平シースの時の同時通過率は、仮り
に5%になるとする。細長い検出エリア(撮像エリア)
56を2個以上の粒子が、図6に示すように横に並んで
同時に通過した時、従来のフローサイトメータの検出系
で得られる散乱強度あるいは蛍光強度の信号値は、1個
の粒子に対応したものとはならなくなる。また、この信
号波形から、粒子が同時通過したか否かの判定は困難で
ある。一方、ラインセンサ22から得られる検出信号
は、図7に示すようになり、この検出信号波形からは、
同時通過したかどうかの判定が容易にできる。この判定
結果に基づいて、同時通過した時に得られた光学的情報
は、無視するように制御することができる。試料流を扁
平にすることによって、同時通過率が5%に増え、それ
らの粒子を無視したとしても、扁平流にすることによる
実質的な分析量の増大効果は大きい。
の増大については、例えば、丸形シースの時の同時通過
率が0.5%で、扁平シースの時の同時通過率は、仮り
に5%になるとする。細長い検出エリア(撮像エリア)
56を2個以上の粒子が、図6に示すように横に並んで
同時に通過した時、従来のフローサイトメータの検出系
で得られる散乱強度あるいは蛍光強度の信号値は、1個
の粒子に対応したものとはならなくなる。また、この信
号波形から、粒子が同時通過したか否かの判定は困難で
ある。一方、ラインセンサ22から得られる検出信号
は、図7に示すようになり、この検出信号波形からは、
同時通過したかどうかの判定が容易にできる。この判定
結果に基づいて、同時通過した時に得られた光学的情報
は、無視するように制御することができる。試料流を扁
平にすることによって、同時通過率が5%に増え、それ
らの粒子を無視したとしても、扁平流にすることによる
実質的な分析量の増大効果は大きい。
【0013】試料液を扁平にすることに関連して、さら
に考慮する必要のある点として、フローセルの断面形状
がある。従来の扁平シース用フローセルは前記の米国特
許第4338024号公報又は特表昭57−50099
5号公報に開示されているように平べったく、この形状
では、従来のフローサイトメータで検出される側方蛍
光、側方散乱光を得ることはできない。そこで、あまり
平べったくない扁平シース用フローセルが必要となる。
すなわち、従来の縦横比の大きい(縦が横に比べてきわ
めて大きく(例えば数10倍)、扁平度が大きい)フロ
ーセルでは、側方の光信号が検出できないので、縦横比
の小さい(縦が横に比べて僅かに大きく(例えば1〜数
倍)、扁平度が小さい)フローセルである必要がある。
このような扁平シースフローを形成する装置として、本
出願人はすでに、フローセルの導入用流路の一方向の幅
のみを次第に挟め、サンプルノズルの吐出口を扁平状に
開口させ、吐出口の短方向が導入用流路の減少方向と同
一方向となるようにした装置、及びシース液を対称に2
分流するシース液分流手段をサンプルノズルに接するよ
うに設け、シース液分流手段より下流のシース液合流領
域にサンプルノズルの吐出口を位置させるようにした装
置を発明し、特願平3−210053号及び特願平3−
210054号として特許出願している。図1に示すフ
ローセル14を用いて丸型シースフローを形成する代わ
りに、図8に示すような扁平シースフローセル15を用
いて扁平シースフローを形成することにより、単位時間
当たりの分析容量を多くすることができる。
に考慮する必要のある点として、フローセルの断面形状
がある。従来の扁平シース用フローセルは前記の米国特
許第4338024号公報又は特表昭57−50099
5号公報に開示されているように平べったく、この形状
では、従来のフローサイトメータで検出される側方蛍
光、側方散乱光を得ることはできない。そこで、あまり
平べったくない扁平シース用フローセルが必要となる。
すなわち、従来の縦横比の大きい(縦が横に比べてきわ
めて大きく(例えば数10倍)、扁平度が大きい)フロ
ーセルでは、側方の光信号が検出できないので、縦横比
の小さい(縦が横に比べて僅かに大きく(例えば1〜数
倍)、扁平度が小さい)フローセルである必要がある。
このような扁平シースフローを形成する装置として、本
出願人はすでに、フローセルの導入用流路の一方向の幅
のみを次第に挟め、サンプルノズルの吐出口を扁平状に
開口させ、吐出口の短方向が導入用流路の減少方向と同
一方向となるようにした装置、及びシース液を対称に2
分流するシース液分流手段をサンプルノズルに接するよ
うに設け、シース液分流手段より下流のシース液合流領
域にサンプルノズルの吐出口を位置させるようにした装
置を発明し、特願平3−210053号及び特願平3−
210054号として特許出願している。図1に示すフ
ローセル14を用いて丸型シースフローを形成する代わ
りに、図8に示すような扁平シースフローセル15を用
いて扁平シースフローを形成することにより、単位時間
当たりの分析容量を多くすることができる。
【0014】実施例2 図8は、実施例2における粒子分析装置の構成例を示し
ている。この装置は、実施例1の装置に、さらに粒子画
像をとらえるための例えば、ストロボ光源などの第2の
光源36(以下、ストロボ光源36という)と、例え
ば、ビデオカメラなどの第2の撮像手段38(以下、ビ
デオカメラ38という)とからなる撮像系、及び画像処
理装置40を付加したものである。37はストロボ用電
源である。すなわち、実施例1の装置で得られた光学的
情報及び形態情報を元に、各粒子の分析を実時間で行な
い、その粒子がより詳細に観察すべき粒子であると判定
された時、ストロボ光源36にトリガをかけ、流れる粒
子に対して一瞬だけ照射し、ビデオカメラ38でその粒
子を撮像するものである。ストロボ光源36からの光
は、コリメータレンズ47によって平行光にされ、ミラ
ー44によって近紫外光以下の波長の光を除く光だけが
反射され、シリンドリカルレンズ46を介して、ビデオ
カメラ38の撮像エリアに照射される。粒子を透過した
光は、対物レンズ18を介してミラー48によって反射
され、ビデオカメラ38のCCD面上に結像される。こ
こで、ストロボ光を照射した時に、この光による側方蛍
光及び側方散乱光が検出されることの無いように、光検
出器52、50としてゲート機能付のフォトマルチプラ
イヤーを使用するのが望ましい。すなわち、ストロボ光
が照射される1〜2μsec の期間だけ、フォトマルチプ
ライヤーが動作しないようゲートをかけるか、あるい
は、ストロボの照射期間中は、信号処理の対象としない
という方法である。25は信号等処理装置、47は投影
レンズである。
ている。この装置は、実施例1の装置に、さらに粒子画
像をとらえるための例えば、ストロボ光源などの第2の
光源36(以下、ストロボ光源36という)と、例え
ば、ビデオカメラなどの第2の撮像手段38(以下、ビ
デオカメラ38という)とからなる撮像系、及び画像処
理装置40を付加したものである。37はストロボ用電
源である。すなわち、実施例1の装置で得られた光学的
情報及び形態情報を元に、各粒子の分析を実時間で行な
い、その粒子がより詳細に観察すべき粒子であると判定
された時、ストロボ光源36にトリガをかけ、流れる粒
子に対して一瞬だけ照射し、ビデオカメラ38でその粒
子を撮像するものである。ストロボ光源36からの光
は、コリメータレンズ47によって平行光にされ、ミラ
ー44によって近紫外光以下の波長の光を除く光だけが
反射され、シリンドリカルレンズ46を介して、ビデオ
カメラ38の撮像エリアに照射される。粒子を透過した
光は、対物レンズ18を介してミラー48によって反射
され、ビデオカメラ38のCCD面上に結像される。こ
こで、ストロボ光を照射した時に、この光による側方蛍
光及び側方散乱光が検出されることの無いように、光検
出器52、50としてゲート機能付のフォトマルチプラ
イヤーを使用するのが望ましい。すなわち、ストロボ光
が照射される1〜2μsec の期間だけ、フォトマルチプ
ライヤーが動作しないようゲートをかけるか、あるい
は、ストロボの照射期間中は、信号処理の対象としない
という方法である。25は信号等処理装置、47は投影
レンズである。
【0015】一方、レーザ光源10から常時照射される
レーザ光の波長は、例えばヘリウム・カドミウムレーザ
の場合、441.6nmであり、この波長以下の光を透過
するダイクロイックミラー44、48を使用して、レー
ザ光とビデオカメラ撮像用の光とを分離している。この
波長は、可視光領域の端の波長であるので粒子のカラー
画像も十分満足できる色あいで撮像できる。このダイク
ロイックミラーの特性例を図9に示す。つぎに、本実施
例でのラインセンサ撮像エリアとビデオカメラの撮像エ
リアとの関係を図10に示す。この図に示すように、ビ
デオカメラの撮像エリア54のほぼ中心に、ラインセン
サの撮像エリア56及びレーザビームの照射エリア58
を配置しており、実施例1における光軸系と同じ光軸系
にビデオカメラ38による撮像系を付加することがで
き、光学系をコンパクトに構成することができる。これ
は、ラインセンサの検出信号処理を実時間で行なってお
り、粒子60がラインセンサの撮像エリア56を横切っ
てから、最大でも100μsec 以内には、形態情報、吸
光量のパラメータが得られ、かつ、それらのパラメータ
と蛍光強度、側方散乱光強度を元に、粒子の種別を判定
することができるからであり、シース流速が100mm/
sec の場合、100μsec の間に粒子は、わずか10μ
m しか移動しない。なお、フローサイトメータとしての
検出部とビデオカメラの撮像エリアとが離れている場合
には、シース流速の安定性と撮像タイミングに対しての
微妙な制御が必要である。
レーザ光の波長は、例えばヘリウム・カドミウムレーザ
の場合、441.6nmであり、この波長以下の光を透過
するダイクロイックミラー44、48を使用して、レー
ザ光とビデオカメラ撮像用の光とを分離している。この
波長は、可視光領域の端の波長であるので粒子のカラー
画像も十分満足できる色あいで撮像できる。このダイク
ロイックミラーの特性例を図9に示す。つぎに、本実施
例でのラインセンサ撮像エリアとビデオカメラの撮像エ
リアとの関係を図10に示す。この図に示すように、ビ
デオカメラの撮像エリア54のほぼ中心に、ラインセン
サの撮像エリア56及びレーザビームの照射エリア58
を配置しており、実施例1における光軸系と同じ光軸系
にビデオカメラ38による撮像系を付加することがで
き、光学系をコンパクトに構成することができる。これ
は、ラインセンサの検出信号処理を実時間で行なってお
り、粒子60がラインセンサの撮像エリア56を横切っ
てから、最大でも100μsec 以内には、形態情報、吸
光量のパラメータが得られ、かつ、それらのパラメータ
と蛍光強度、側方散乱光強度を元に、粒子の種別を判定
することができるからであり、シース流速が100mm/
sec の場合、100μsec の間に粒子は、わずか10μ
m しか移動しない。なお、フローサイトメータとしての
検出部とビデオカメラの撮像エリアとが離れている場合
には、シース流速の安定性と撮像タイミングに対しての
微妙な制御が必要である。
【0016】次に、実施例1及び実施例2におけるライ
ンセンサ22からの検出信号に対する処理について、概
略を記す。ラインセンサより得られる検出信号波形の例
を、前述の図4に示す。このような信号を処理して、粒
子の形態情報及び吸光量を求めるための信号処理回路の
ブロック図の例を、図11に示す。ラインセンサ22か
らの信号は、増幅器62で増幅され、ラインセンサのシ
フトクロックと同じ周波数のサンプリングクロックでA
/D変換器64によりA/D変換され、そのデータを、
バックグラウンド補正部66で補正処理する。バックグ
ランド補正部66では、粒子が検出部を通過していない
時の透過光による1ライン分のデータを、あらかじめメ
モリに保持しておき、計測中に得られるA/D変換デー
タとの差を導き出す処理を、リアルタイムで行なってい
る。この処理の目的は、レーザビームの照射むらやライ
ンセンサの各絵素の感度のバラツキ等を補正することで
ある。補正されたデータは、粒子によって遮られた透過
光像に対応する信号の範囲を切り出すために、ある適当
な基準レベルのデータと比較して2値化処理部68です
る。さらに、濃く染まった核の部分だけを切り出すため
に、上記基準レベルより大きなレベルのデータと比較し
ての2値化をも行なう。2値化処理されたロジック信号
波形の例を図5に示す。
ンセンサ22からの検出信号に対する処理について、概
略を記す。ラインセンサより得られる検出信号波形の例
を、前述の図4に示す。このような信号を処理して、粒
子の形態情報及び吸光量を求めるための信号処理回路の
ブロック図の例を、図11に示す。ラインセンサ22か
らの信号は、増幅器62で増幅され、ラインセンサのシ
フトクロックと同じ周波数のサンプリングクロックでA
/D変換器64によりA/D変換され、そのデータを、
バックグラウンド補正部66で補正処理する。バックグ
ランド補正部66では、粒子が検出部を通過していない
時の透過光による1ライン分のデータを、あらかじめメ
モリに保持しておき、計測中に得られるA/D変換デー
タとの差を導き出す処理を、リアルタイムで行なってい
る。この処理の目的は、レーザビームの照射むらやライ
ンセンサの各絵素の感度のバラツキ等を補正することで
ある。補正されたデータは、粒子によって遮られた透過
光像に対応する信号の範囲を切り出すために、ある適当
な基準レベルのデータと比較して2値化処理部68です
る。さらに、濃く染まった核の部分だけを切り出すため
に、上記基準レベルより大きなレベルのデータと比較し
ての2値化をも行なう。2値化処理されたロジック信号
波形の例を図5に示す。
【0017】2値化処理されたデータは、小さなゴミを
除去したり、1個1個の粒子に対応する2値化データの
範囲を区分する、すなわち、2値データ処理部70で領
域分割のための前処理が行なわれる。ここでいう領域分
割処理とは、連続した複数ラインデータ中に現われる1
個の粒子に対応する2値化データの範囲(タイミング)
を切り出すことであり、1個1個の粒子の形態情報や吸
光量をリアルタイムで演算するためのタイミング制御信
号を作り出すのに必要となる処理である。この領域分割
処理及び演算制御回路72からの制御信号によって吸光
量、複雑度、形態情報を求めるための演算器74がコン
トロールされて、各粒子に対するパラメータを実時間で
求めることができる。また、2値データ処理されたデー
タより、同時通過判定部76で粒子が同時通過している
かの判定がされ、その時に得られるパラメータは無視す
るように制御することができる。78は微分器、80は
吸光量演算部、82は複雑度演算部である。ここで言う
複雑度とは、検出信号のA/D変換されたデータの隣り
合うデータの差分を、1個の粒子に対応する範囲内で足
し合わせた値を、さらに面積で割った値である。
除去したり、1個1個の粒子に対応する2値化データの
範囲を区分する、すなわち、2値データ処理部70で領
域分割のための前処理が行なわれる。ここでいう領域分
割処理とは、連続した複数ラインデータ中に現われる1
個の粒子に対応する2値化データの範囲(タイミング)
を切り出すことであり、1個1個の粒子の形態情報や吸
光量をリアルタイムで演算するためのタイミング制御信
号を作り出すのに必要となる処理である。この領域分割
処理及び演算制御回路72からの制御信号によって吸光
量、複雑度、形態情報を求めるための演算器74がコン
トロールされて、各粒子に対するパラメータを実時間で
求めることができる。また、2値データ処理されたデー
タより、同時通過判定部76で粒子が同時通過している
かの判定がされ、その時に得られるパラメータは無視す
るように制御することができる。78は微分器、80は
吸光量演算部、82は複雑度演算部である。ここで言う
複雑度とは、検出信号のA/D変換されたデータの隣り
合うデータの差分を、1個の粒子に対応する範囲内で足
し合わせた値を、さらに面積で割った値である。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ので、つぎのような効果を奏する。 (1) 従来のフローサイトメータで得られる各粒子の
光学的特徴(散乱光強度、蛍光強度等)に加えて、各粒
子の形態情報も実時間で得ることができ、より精度の高
い粒子分析ができる。また、被検試料を扁平なシースフ
ローとして計測しているので、2個以上の粒子が真横に
並んで同時に、ラインセンサの監視エリアを横切る確率
が増えるが、ラインセンサの検出信号を処理することに
よって、この状況が判断できるので、従来のフローサイ
トメータとして得られる蛍光信号及び散乱光信号は、粒
子が同時通過した時の信号として、無視するように制御
することができる(試料の幅を大きくすることができ、
解析粒子数を多くすることができる)。 (2) 粒子を含むサンプル流を扁平にしているので、
ストロボ光源とビデオカメラとを付加する場合は、多種
類の粒子の内の特に詳細に観察する必要のある粒子だけ
を精度良く選別判定して撮像することができる。また、
ラインセンサからの検出信号を高速に処理して、実時間
で各粒子の形態情報を得ることができるので、ビデオカ
メラの撮像エリアをフローサイトメータとしての検出部
及びラインセンサの検出エリアを含むエリアとすること
ができ、光学系をコンパクトにすることができる。従来
の方式のように、撮像エリアが分かれているために生ず
るタイミングのずれは考慮する必要がなく、流速の変化
があっても確実に撮像できる。 (3) 従来の方式で必要となる高価な光偏光素子およ
びそのドライバー回路を必要としない。 (4) 本発明の装置を従来のセルソータに適用した場
合には、ソーティングの判定のための情報として、従来
の光学的情報に加えて、粒子の形態情報及び吸光量又は
吸光度も加味することにより、より精度の高い粒子の分
離をすることができる。
ので、つぎのような効果を奏する。 (1) 従来のフローサイトメータで得られる各粒子の
光学的特徴(散乱光強度、蛍光強度等)に加えて、各粒
子の形態情報も実時間で得ることができ、より精度の高
い粒子分析ができる。また、被検試料を扁平なシースフ
ローとして計測しているので、2個以上の粒子が真横に
並んで同時に、ラインセンサの監視エリアを横切る確率
が増えるが、ラインセンサの検出信号を処理することに
よって、この状況が判断できるので、従来のフローサイ
トメータとして得られる蛍光信号及び散乱光信号は、粒
子が同時通過した時の信号として、無視するように制御
することができる(試料の幅を大きくすることができ、
解析粒子数を多くすることができる)。 (2) 粒子を含むサンプル流を扁平にしているので、
ストロボ光源とビデオカメラとを付加する場合は、多種
類の粒子の内の特に詳細に観察する必要のある粒子だけ
を精度良く選別判定して撮像することができる。また、
ラインセンサからの検出信号を高速に処理して、実時間
で各粒子の形態情報を得ることができるので、ビデオカ
メラの撮像エリアをフローサイトメータとしての検出部
及びラインセンサの検出エリアを含むエリアとすること
ができ、光学系をコンパクトにすることができる。従来
の方式のように、撮像エリアが分かれているために生ず
るタイミングのずれは考慮する必要がなく、流速の変化
があっても確実に撮像できる。 (3) 従来の方式で必要となる高価な光偏光素子およ
びそのドライバー回路を必要としない。 (4) 本発明の装置を従来のセルソータに適用した場
合には、ソーティングの判定のための情報として、従来
の光学的情報に加えて、粒子の形態情報及び吸光量又は
吸光度も加味することにより、より精度の高い粒子の分
離をすることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す粒子分析装置の構成を
示す平面説明図である。
示す平面説明図である。
【図2】図1におけるビーム照射エリア及び一次元イメ
ージセンサ(ラインセンサ)の撮像エリアを示す説明図
である。
ージセンサ(ラインセンサ)の撮像エリアを示す説明図
である。
【図3】ラインセンサによる粒子スキャニングの状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】ラインセンサ検出信号波形の一例を示す説明図
である。なお、破線は核を抽出するための2値化レベル
を示している。
である。なお、破線は核を抽出するための2値化レベル
を示している。
【図5】図4に示す波形を2値化処理した後のロジック
波形の一例を示す説明図である。なお破線は核の部分を
抽出するためのスレシホールドレベルで2値化した時の
信号を示している。
波形の一例を示す説明図である。なお破線は核の部分を
抽出するためのスレシホールドレベルで2値化した時の
信号を示している。
【図6】2個の粒子が同時にラインセンサを横切った時
の状態を示す説明図である。
の状態を示す説明図である。
【図7】図6における検出信号波形の一例を示す説明図
である。
である。
【図8】本発明の他の実施例を示す粒子分析装置の構成
を示す平面説明図である。
を示す平面説明図である。
【図9】ダイクロイックミラーの特性図の一例を示す図
である。
である。
【図10】図8におけるレーザビーム照射エリア、ライ
ンセンサの撮像エリア及びビデオカメラの撮像エリアを
示す説明図である。
ンセンサの撮像エリア及びビデオカメラの撮像エリアを
示す説明図である。
【図11】ラインセンサ検出信号処理の一例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図12】従来の粒子分析装置の一例を示す平面説明図
である。
である。
10 レーザ光源 14 フローセル 15 扁平シースフローセル 16 試料流 22 一次元イメージセンサ(ラインセンサ) 24 信号等処理手段(信号等処理装置) 25 信号等処理手段(信号等処理装置) 32 光検出器 34 光検出器 36 第2の光源(ストロボ光源) 38 第2の撮像手段(ビデオカメラ) 40 画像処理装置 50 光検出器 52 光検出器 54 二次元撮像領域(ビデオカメラの撮像エリア) 56 一次元撮像領域(ラインセンサの撮像エリア) 58 レーザビームの照射エリア
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】 従来、フローセルを用いた粒子分析装置
として、図12に示すような装置が知られている。この
装置は、フローセル106内のシースフロー中を流れる
粒子に対して、レーザ光源100からのレーザビームを
細く絞り、光偏光器(レンズを含む)102により粒子
の流れ方向(紙面の表裏方向)と交差する方向に光学的
に走査させ、被検粒子の各部から得られる光学的信号を
光検出器114、116で検出し、1個1個の粒子に対
して、より詳細な形態情報等を得るように構成されたも
のである。104はコントローラ、108、110は対
物レンズ、112はダイクロイックミラー、118、1
20はA/D変換器、122は信号処理装置である。な
お、シースフロー(sheath flow)とは、粒
子を液流れの中央部に精度良く一列に整列させて通過さ
せるために、粒子の懸濁液の周囲を層流のシース液で被
覆した流れをいう。この装置では、レーザビームを走査
するのに、音響光学効果あるいは電気光学効果を利用し
た高価な光偏光素子(光偏光器102)及びその制御デ
バイス(コントローラ104)が必要である。また、レ
ーザビームは、通常2μm以下と非常に細く絞る必要が
あり、粒子の流れる位置に対して正確にレーザビームを
安定して走査させる必要がある。
として、図12に示すような装置が知られている。この
装置は、フローセル106内のシースフロー中を流れる
粒子に対して、レーザ光源100からのレーザビームを
細く絞り、光偏光器(レンズを含む)102により粒子
の流れ方向(紙面の表裏方向)と交差する方向に光学的
に走査させ、被検粒子の各部から得られる光学的信号を
光検出器114、116で検出し、1個1個の粒子に対
して、より詳細な形態情報等を得るように構成されたも
のである。104はコントローラ、108、110は対
物レンズ、112はダイクロイックミラー、118、1
20はA/D変換器、122は信号処理装置である。な
お、シースフロー(sheath flow)とは、粒
子を液流れの中央部に精度良く一列に整列させて通過さ
せるために、粒子の懸濁液の周囲を層流のシース液で被
覆した流れをいう。この装置では、レーザビームを走査
するのに、音響光学効果あるいは電気光学効果を利用し
た高価な光偏光素子(光偏光器102)及びその制御デ
バイス(コントローラ104)が必要である。また、レ
ーザビームは、通常2μm以下と非常に細く絞る必要が
あり、粒子の流れる位置に対して正確にレーザビームを
安定して走査させる必要がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 請求項3の装置は、請求項1又は2の装
置において、複数の粒子が同時に一次元イメージセンサ
22の撮像領域56を通過したことを検知する手段を備
え、粒子同時通過の際には、粒子から発せられ検知され
た散乱光や蛍光等に関するデータは無視されるようにし
たことを特徴としている。また、図1又は図8に示す装
置において、信号等処理手段が、一次元イメージセンサ
22からの撮像信号に基づき、粒子の形態情報又は/及
び吸光情報を求めるように構成されるのが望ましい。そ
して、形態情報は、細胞の面積、細胞の周囲長、核の面
積、細胞の幅、細胞内の複雑度(複雑量/面積)、細胞
の円形度、核の面積比より選ばれたものとするのが望ま
しい。また、吸光情報は、吸光量、吸光度(吸光量/面
積)より選ばれたものとするのが望ましい。
置において、複数の粒子が同時に一次元イメージセンサ
22の撮像領域56を通過したことを検知する手段を備
え、粒子同時通過の際には、粒子から発せられ検知され
た散乱光や蛍光等に関するデータは無視されるようにし
たことを特徴としている。また、図1又は図8に示す装
置において、信号等処理手段が、一次元イメージセンサ
22からの撮像信号に基づき、粒子の形態情報又は/及
び吸光情報を求めるように構成されるのが望ましい。そ
して、形態情報は、細胞の面積、細胞の周囲長、核の面
積、細胞の幅、細胞内の複雑度(複雑量/面積)、細胞
の円形度、核の面積比より選ばれたものとするのが望ま
しい。また、吸光情報は、吸光量、吸光度(吸光量/面
積)より選ばれたものとするのが望ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 図2は、図1において矢印A方向から見
た試料液流部分の拡大図である。図2に示すように、レ
ーザビームの照射エリア58に対して、ラインセンサの
撮像エリア56は、照射エリア58の中心位置に来るよ
うになっている。60は粒子である。流れる粒子に対す
るラインセンサ22によるスキャンニングの様子を図3
に、それに対するラインセンサ22の検出信号波形を図
4に示す。この検出信号を信号等処理装置24にて処理
することによって、粒子の形態的な情報及び吸光情報を
求めることができる。形態的な情報とは、例えば、細胞
全体の面積、周囲長、核の面積(比)、周囲長、細胞の
幅、細胞内部の複雑度(複雑量/面積)、円形度といっ
たパラメータである。また、吸光情報とは、吸光量、吸
光度(吸光量/面積)といったパラメータである。以上
のような形態情報及び吸光情報のパラメータに加えて、
光検出器34、32で検出される蛍光強度、側方散乱光
強度といったパラメータを用いることによって、被検粒
子に対してより精度の高い分析が可能となる。26は対
物レンズ、28、30はダイクロイックミラーである。
た試料液流部分の拡大図である。図2に示すように、レ
ーザビームの照射エリア58に対して、ラインセンサの
撮像エリア56は、照射エリア58の中心位置に来るよ
うになっている。60は粒子である。流れる粒子に対す
るラインセンサ22によるスキャンニングの様子を図3
に、それに対するラインセンサ22の検出信号波形を図
4に示す。この検出信号を信号等処理装置24にて処理
することによって、粒子の形態的な情報及び吸光情報を
求めることができる。形態的な情報とは、例えば、細胞
全体の面積、周囲長、核の面積(比)、周囲長、細胞の
幅、細胞内部の複雑度(複雑量/面積)、円形度といっ
たパラメータである。また、吸光情報とは、吸光量、吸
光度(吸光量/面積)といったパラメータである。以上
のような形態情報及び吸光情報のパラメータに加えて、
光検出器34、32で検出される蛍光強度、側方散乱光
強度といったパラメータを用いることによって、被検粒
子に対してより精度の高い分析が可能となる。26は対
物レンズ、28、30はダイクロイックミラーである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 試料流を扁平にすることによる同時通過
率の増大については、例えば、丸形シースの時の同時通
過率が0.5%で、扁平シースの時の同時通過率は、仮
りに5%になるとする。細長い検出エリア(撮像エリ
ア)56を2個以上の粒子が、図6に示すように横に並
んで同時に通過した時、従来のフローサイトメータの検
出系で得られる散乱強度あるいは蛍光強度の信号値は、
1個の粒子に対応したものとはならなくなる。また、こ
の信号波形から、粒子が同時通過したか否かの判定は困
難である。一方、ラインセンサ22から得られる検出信
号は、図7に示すようになり、この検出信号波形から
は、同時通過したかどうかの判定が容易にできる。この
判定結果に基づいて、同時通過した時に得られた光学的
情報は、無視するように制御することができる。試料流
を扁平にすることによって、同時通過率が5%に増え、
それらの粒子を無視したとしても、扁平流にすることに
よる実質的な分析量の増大効果は大きい。また、試料液
を扁平な流れにすることによって、扁平な細胞の向きが
流体力学的に揃えられるという効果がある。
率の増大については、例えば、丸形シースの時の同時通
過率が0.5%で、扁平シースの時の同時通過率は、仮
りに5%になるとする。細長い検出エリア(撮像エリ
ア)56を2個以上の粒子が、図6に示すように横に並
んで同時に通過した時、従来のフローサイトメータの検
出系で得られる散乱強度あるいは蛍光強度の信号値は、
1個の粒子に対応したものとはならなくなる。また、こ
の信号波形から、粒子が同時通過したか否かの判定は困
難である。一方、ラインセンサ22から得られる検出信
号は、図7に示すようになり、この検出信号波形から
は、同時通過したかどうかの判定が容易にできる。この
判定結果に基づいて、同時通過した時に得られた光学的
情報は、無視するように制御することができる。試料流
を扁平にすることによって、同時通過率が5%に増え、
それらの粒子を無視したとしても、扁平流にすることに
よる実質的な分析量の増大効果は大きい。また、試料液
を扁平な流れにすることによって、扁平な細胞の向きが
流体力学的に揃えられるという効果がある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 次に、実施例1及び実施例2におけるラ
インセンサ22からの検出信号に対する処理について、
概略を記す。ラインセンサより得られる検出信号波形の
例を、前述の図4に示す。このような信号を処理して、
粒子の形態情報及び吸光情報を求めるための信号処理回
路のブロック図の例を、図11に示す。ラインセンサ2
2からの信号は、増幅器62で増幅され、ラインセンサ
のシフトクロックと同じ周波数のサンプリングクロック
でA/D変換器64によりA/D変換され、そのデータ
を、バックグラウンド補正部66で補正処理する。バッ
クグランド補正部66では、粒子が検出部を通過してい
ない時の透過光による1ライン分のデータを、あらかじ
めメモリに保持しておき、計測中に得られるA/D変換
データとの差を導き出す処理を、リアルタイムで行なっ
ている。この処理の目的は、レーザビームの照射むらや
ラインセンサの各絵素の感度のバラツキ等を補正するこ
とである。補正されたデータは、粒子によって遮られた
透過光像に対応する信号の範囲を切り出すために、ある
適当な基準レベルのデータと比較して2値化処理部68
でする。さらに、濃く染まった核の部分だけを切り出す
ために、上記基準レベルより大きなレベルのデータと比
較しての2値化をも行なう。2値化処理されたロジック
信号波形の例を図5に示す。
インセンサ22からの検出信号に対する処理について、
概略を記す。ラインセンサより得られる検出信号波形の
例を、前述の図4に示す。このような信号を処理して、
粒子の形態情報及び吸光情報を求めるための信号処理回
路のブロック図の例を、図11に示す。ラインセンサ2
2からの信号は、増幅器62で増幅され、ラインセンサ
のシフトクロックと同じ周波数のサンプリングクロック
でA/D変換器64によりA/D変換され、そのデータ
を、バックグラウンド補正部66で補正処理する。バッ
クグランド補正部66では、粒子が検出部を通過してい
ない時の透過光による1ライン分のデータを、あらかじ
めメモリに保持しておき、計測中に得られるA/D変換
データとの差を導き出す処理を、リアルタイムで行なっ
ている。この処理の目的は、レーザビームの照射むらや
ラインセンサの各絵素の感度のバラツキ等を補正するこ
とである。補正されたデータは、粒子によって遮られた
透過光像に対応する信号の範囲を切り出すために、ある
適当な基準レベルのデータと比較して2値化処理部68
でする。さらに、濃く染まった核の部分だけを切り出す
ために、上記基準レベルより大きなレベルのデータと比
較しての2値化をも行なう。2値化処理されたロジック
信号波形の例を図5に示す。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 2値化処理されたデータは、小さなゴミ
を除去したり、1個1個の粒子に対応する2値化データ
の範囲を区分する、すなわち、2値データ処理部70で
領域分割のための前処理が行なわれる。ここでいう領域
分割処理とは、連続した複数ラインデータ中に現われる
1個の粒子に対応する2値化データの範囲(タイミン
グ)を切り出すことであり、1個1個の粒子の形態情報
や吸光情報をリアルタイムで演算するためのタイミング
制御信号を作り出すのに必要となる処理である。この領
域分割処理及び演算制御回路72からの制御信号によっ
て吸光量、複雑度、形態情報を求めるための演算器74
がコントロールされて、各粒子に対するパラメータを実
時間で求めることができる。また、2値データ処理され
たデータより、同時通過判定部76で粒子が同時通過し
ているかの判定がされ、その時に得られるパラメータは
無視するように制御することができる。78は微分器、
80は吸光量演算部、82は複雑度演算部である。ここ
で言う複雑度とは、検出信号のA/D変換されたデータ
の隣り合うデータの差分を、1個の粒子に対応する範囲
内で足し合わせた値(複雑量)を、さらに面積で割った
値である。複雑量として、隣り合うデータの差分を2乗
したものを、1個の粒子に対応する範囲内で足し合わせ
た値を用いることも可能である。 ─────────────────────────────────────────────────────
を除去したり、1個1個の粒子に対応する2値化データ
の範囲を区分する、すなわち、2値データ処理部70で
領域分割のための前処理が行なわれる。ここでいう領域
分割処理とは、連続した複数ラインデータ中に現われる
1個の粒子に対応する2値化データの範囲(タイミン
グ)を切り出すことであり、1個1個の粒子の形態情報
や吸光情報をリアルタイムで演算するためのタイミング
制御信号を作り出すのに必要となる処理である。この領
域分割処理及び演算制御回路72からの制御信号によっ
て吸光量、複雑度、形態情報を求めるための演算器74
がコントロールされて、各粒子に対するパラメータを実
時間で求めることができる。また、2値データ処理され
たデータより、同時通過判定部76で粒子が同時通過し
ているかの判定がされ、その時に得られるパラメータは
無視するように制御することができる。78は微分器、
80は吸光量演算部、82は複雑度演算部である。ここ
で言う複雑度とは、検出信号のA/D変換されたデータ
の隣り合うデータの差分を、1個の粒子に対応する範囲
内で足し合わせた値(複雑量)を、さらに面積で割った
値である。複雑量として、隣り合うデータの差分を2乗
したものを、1個の粒子に対応する範囲内で足し合わせ
た値を用いることも可能である。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 一方、レーザ光源10から常時照射され
るレーザ光の波長は、例えばヘリウム・カドミウムレー
ザの場合、441.6nmであり、波長がこの波長以下
である光を透過するダイクロイックミラー44、48
(この波長(441.6nmの光は透過させるが、この
波長を越える光は透過させない)を使用して、レーザ光
とビデオカメラ撮像用の光とを分離している。この波長
は、可視光領域の端の波長であるので粒子のカラー画像
も十分満足できる色あいで撮像できる。このダイクロイ
ックミラーの特性例を図9に示す。つぎに、本実施例で
のラインセンサ撮像エリアとビデオカメラの撮像エリア
との関係を図10に示す。この図に示すように、ビデオ
カメラの撮像エリア54のほぼ中心に、ラインセンサの
撮像エリア56及びレーザビームの照射エリア58を配
置しており、実施例1における光軸系と同じ光軸系にビ
デオカメラ38による撮像系を付加することができ、光
学系をコンパクトに構成することができる。これは、ラ
インセンサの検出信号処理を実時間で行なっており、粒
子60がラインセンサの撮像エリア56を横切ってか
ら、最大でも100μsec以内には、形態情報、吸光
量のパラメータが得られ、かつ、それらのパラメータと
蛍光強度、側方散乱光強度を元に、粒子の種別を判定す
ることができるからであり、シース流速が100mm/
secの場合、100μsecの間に粒子は、わずか1
0μmしか移動しない。なお、フローサイトメータとし
ての検出部とビデオカメラの撮像エリアとが離れている
場合には、シース流速の安定性と撮像タイミングに対し
ての微妙な制御が必要である。
るレーザ光の波長は、例えばヘリウム・カドミウムレー
ザの場合、441.6nmであり、波長がこの波長以下
である光を透過するダイクロイックミラー44、48
(この波長(441.6nmの光は透過させるが、この
波長を越える光は透過させない)を使用して、レーザ光
とビデオカメラ撮像用の光とを分離している。この波長
は、可視光領域の端の波長であるので粒子のカラー画像
も十分満足できる色あいで撮像できる。このダイクロイ
ックミラーの特性例を図9に示す。つぎに、本実施例で
のラインセンサ撮像エリアとビデオカメラの撮像エリア
との関係を図10に示す。この図に示すように、ビデオ
カメラの撮像エリア54のほぼ中心に、ラインセンサの
撮像エリア56及びレーザビームの照射エリア58を配
置しており、実施例1における光軸系と同じ光軸系にビ
デオカメラ38による撮像系を付加することができ、光
学系をコンパクトに構成することができる。これは、ラ
インセンサの検出信号処理を実時間で行なっており、粒
子60がラインセンサの撮像エリア56を横切ってか
ら、最大でも100μsec以内には、形態情報、吸光
量のパラメータが得られ、かつ、それらのパラメータと
蛍光強度、側方散乱光強度を元に、粒子の種別を判定す
ることができるからであり、シース流速が100mm/
secの場合、100μsecの間に粒子は、わずか1
0μmしか移動しない。なお、フローサイトメータとし
ての検出部とビデオカメラの撮像エリアとが離れている
場合には、シース流速の安定性と撮像タイミングに対し
ての微妙な制御が必要である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】 ラインセンサ検出信号波形の一例を示す説明
図である。なお、破線は核を抽出するためのスレシホー
ルドレベルを示している。
図である。なお、破線は核を抽出するためのスレシホー
ルドレベルを示している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
Claims (6)
- 【請求項1】 フローセルのノズルから被検粒子を含む
試料液を吐出するとともに、試料液の周囲にシース液を
流すことによりシースフローを形成させ、この試料液流
に光を照射し、粒子からの光を検出し、この検出信号に
基づき粒子の分析を行なう粒子分析装置において、 試料液流は、光の照射方向には厚みが薄く、光の照射方
向と直交する方向には幅広い扁平な流れであり、 粒子の流れ方向と垂直な方向に延設され、粒子の透過光
像が結像されることにより、粒子を走査した撮像信号を
走査ごとに出力する一次元イメージセンサ(22)と、 一次元イメージセンサ(22)からの撮像信号に基づ
き、信号処理や演算等を行なう信号等処理手段(24)
と、を備えたことを特徴とする粒子分析装置。 - 【請求項2】 第2の光源(36)と、粒子の二次元静
止画像を撮像するための第2の撮像手段(38)とを備
え、 試料液流上における第2の撮像手段(38)の二次元撮
像領域(54)内に、一次元イメージセンサ(22)の
一次元撮像領域(56)が粒子の流れを横切るように形
成されており、 信号等処理手段が、少なくとも一次元イメージセンサ
(22)からの撮像信号に基づき、粒子の到来を検知
し、第2の光源(36)を発光させるように制御するよ
うにしたことを特徴とする請求項1記載の粒子分析装
置。 - 【請求項3】 複数の粒子が同時に一次元イメージセン
サ(22)の撮像領域(56)を通過したことを検知す
る手段を備え、粒子同時通過の際には、粒子から発せら
れ検知された散乱光や蛍光等に関するデータは無視され
るようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の粒
子分析装置。 - 【請求項4】 信号等処理手段が、一次元イメージセン
サ(22)からの撮像信号に基づき、粒子の形態情報又
は/及び吸光情報を求めるようにしたことを特徴とする
請求項1又は2記載の粒子分析装置。 - 【請求項5】 形態情報が、細胞の面積、細胞の周囲
長、核の面積、細胞の幅、細胞内の複雑度、細胞の円形
度、核の面積比より選ばれたものであることを特徴とす
る請求項4記載の粒子分析装置。 - 【請求項6】 吸光情報が、吸光量、吸光度より選ばれ
たものであることを特徴とする請求項4記載の粒子分析
装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03270106A JP3102925B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 粒子分析装置 |
US07/937,340 US5548395A (en) | 1991-09-20 | 1992-08-31 | Particle analyzer |
DE69225107T DE69225107T2 (de) | 1991-09-20 | 1992-09-21 | Teilchenanalysator |
EP92308575A EP0539022B1 (en) | 1991-09-20 | 1992-09-21 | Particle analyzer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03270106A JP3102925B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 粒子分析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0579970A true JPH0579970A (ja) | 1993-03-30 |
JP3102925B2 JP3102925B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=17481624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03270106A Expired - Fee Related JP3102925B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 粒子分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3102925B2 (ja) |
Cited By (12)
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JPH08211059A (ja) * | 1994-11-04 | 1996-08-20 | Boehringer Mannheim Gmbh | 生物発光および化学発光反応におけるシグナル検出を高めるための白色トリガー調製物 |
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JP2008122395A (ja) * | 2001-09-07 | 2008-05-29 | Inficon Inc | In−Situ走査ビームの粒子モニタのための信号処理方法 |
JP2012521540A (ja) * | 2009-03-20 | 2012-09-13 | バイオ−ラド ラボラトリーズ インコーポレイテッド | 順次ライン走査符号化多色蛍光顕微鏡法および画像フローサイトメトリ |
JP2013190434A (ja) * | 2003-08-13 | 2013-09-26 | Luminex Corp | フロー・サイトメータ・タイプ測定システムの1つまたは複数のパラメータを制御するための方法 |
JP2016080563A (ja) * | 2014-10-20 | 2016-05-16 | 日本光電工業株式会社 | 分析システム、分析装置 |
JP2019041724A (ja) * | 2017-09-06 | 2019-03-22 | 浜松ホトニクス株式会社 | 細胞観察システムおよび細胞観察方法 |
WO2024111263A1 (ja) * | 2022-11-24 | 2024-05-30 | ソニーグループ株式会社 | 生体試料分析装置、生体試料分析システム、及び生体試料分析装置の状態の検証方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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