JPH07120216A - 光学式変位センサのデータ補正方式 - Google Patents

光学式変位センサのデータ補正方式

Info

Publication number
JPH07120216A
JPH07120216A JP26613693A JP26613693A JPH07120216A JP H07120216 A JPH07120216 A JP H07120216A JP 26613693 A JP26613693 A JP 26613693A JP 26613693 A JP26613693 A JP 26613693A JP H07120216 A JPH07120216 A JP H07120216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
correction value
displacement sensor
value data
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26613693A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Matsuura
仁 松浦
Eiji Matsumoto
英治 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP26613693A priority Critical patent/JPH07120216A/ja
Publication of JPH07120216A publication Critical patent/JPH07120216A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ光等を使用して被測定物との間の距離
を検出する光学式変位センサのデータ補正方式におい
て、少ないメモリ容量で正確な補正を行えるようにす
る。 【構成】 測定用モデル81の移動した距離を変位セン
サ5が検知し、その実測値としての変位データを誤差値
演算手段7aに送る。誤差値演算手段7aは、所定間隔
の区間毎に変位センサ5の実測値を検出し、各実測値の
誤差値を演算する。補正値データ生成手段7bは、各区
間の誤差値の変化量が所定誤差変化量となる位置間隔を
算出し、算出された位置間隔の内で最小の位置間隔を補
正値データ間隔とし、この補正値データ間隔毎に全ての
誤差値を補間して補正値データを生成する。この生成さ
れた各補正値データを補正データ格納手段7cが補正値
データ12aとしてROM12に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ光等を使用して被
測定物との間の距離を検出する光学式変位センサのデー
タ補正方式に関し、特に補正値を生成してメモリに格納
する光学式変位センサのデータ補正方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザ光等を使用した光学式変位
センサが開発され、目標位置とセンサヘッドとの距離を
非接触によって測定できるようになっている。この光学
式変位センサは、数値制御装置等においてモデル形状の
測定やロボットの位置決め等に使用され始めている。光
学式変位センサは、センサヘッド内に設けられた発光素
子によってレーザ光等を出力し、被測定物の表面に反射
して戻ってきた光を同じセンサヘッド内の受光素子によ
り受光し、受光素子上の基準位置からのずれ量に基づい
てセンサヘッドと被測定物の表面との距離を検出するも
のである。
【0003】ただし、センサによる測定値と実際の距離
との関係は、光学的な性質により非線形になっている。
このため、従来は、所定間隔ごとに設定した補正点で補
正値を測定値に加えるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、数値制御装置
等での位置精度はμm単位のため、正確な補正を行うた
めには膨大な補正データが必要となり、メモリの容量が
増大するという問題点があった。
【0005】一方、これに対し、補正データを荒い位置
間隔で持ち、補正データの設けられた位置以外の補正位
置では補間演算によって補正を行う方式がある。しか
し、補間演算には処理時間がかかるため、補正位置にく
る度に補間演算を行うのは困難であり、他の処理ができ
なくなるという問題点があった。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、少ないメモリ容量で正確な補正を行うことの
できる光学式変位センサのデータ補正方式を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、レーザ光等を使用して被測定物との間の
距離を検出する光学式変位センサのデータ補正方式にお
いて、所定間隔の区間毎に前記光学式変位センサの実測
値を検出し、前記各実測値の誤差値を演算する誤差値演
算手段と、前記誤差値の変化量が所定誤差変化量となる
位置間隔を前記各区間で算出し、算出された前記位置間
隔の内で最小の位置間隔を補正値データ間隔とし、前記
補正値データ間隔毎に全ての前記誤差値を補間して補正
値データを生成する補正値データ生成手段と、前記生成
された補正値データをメモリに格納する補正値データ格
納手段と、を有することを特徴とする光学式変位センサ
のデータ補正方式が提供される。
【0008】
【作用】誤差値演算手段は、所定間隔の区間毎に光学式
変位センサの実測値を検出し、各実測値の誤差値を演算
する。補正値データ生成手段は、誤差値の変化量が所定
誤差変化量となる位置間隔を各区間で算出し、算出され
た位置間隔の内で最小の位置間隔を補正値データ間隔と
し、補正値データ間隔毎に全ての誤差値を補間して補正
値データを生成する。そして、この生成された補正値デ
ータを補正値データ格納手段がメモリに格納する。
【0009】したがって、少ない補正点数で所定誤差変
化量の精度を持った補正値データを生成することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本実施例の機能の概念図である。本実
施例では、光学式変位センサをデジタイジング制御装置
に使用する例を示す。光学式の変位センサ5は、まず、
精度測定装置8に取り付けられる。精度測定装置8は、
測定用モデル81、テーブル82、および軸制御モータ
83等からなる。測定用モデル81はテーブル82上に
固定され、テーブル82は軸制御用モータ83によって
所定の方向に移動制御される。また、軸制御用モータ8
3は、測定制御装置7の図示されていない駆動手段によ
って回転制御される。この軸制御用モータ83の回転移
動量は、精度の保証されたパルスコーダ84が検出し、
測定制御装置7の誤差値演算手段7aに送る。
【0011】軸制御用モータ83の回転によりテーブル
82とともに測定用モデル81も同一方向に移動する。
この移動した距離を変位センサ5が検知し、その実測値
としての変位データを誤差値演算手段7aに送る。誤差
値演算手段7aは、所定間隔の区間毎に変位センサ5の
実測値を検出し、各実測値の誤差値を演算する。
【0012】補正値データ生成手段7bは、各区間の誤
差値の変化量が所定誤差変化量となる位置間隔を算出
し、算出された位置間隔の内で最小の位置間隔を補正値
データ間隔とし、この補正値データ間隔毎に全ての誤差
値を補間して補正値データを生成する。この生成された
各補正値データを補正データ格納手段7cが補正値デー
タ12aとしてROM12に格納する。
【0013】補正値データ12aの格納されたROM1
2は、ならい機械3を制御するデジタイジング制御装置
1に設けられる。また、ならい機械3には、補正値デー
タ12aを生成するために精度測定装置8で使用された
光学式の変位センサ5が取り付けられる。ならい機械3
では、テーブル31上にモデル6が固定される。テーブ
ル31は、軸制御用モータ32xおよび図示されていな
い他の軸制御用モータによって移動制御される。軸制御
用モータ32xの回転移動量は、パルスコーダ33xが
読み取る。
【0014】変位センサ5は、図示されていない制御用
のモータによってZ軸方向に制御される。すなわち、変
位センサ5は、モデル6に対して相対的に少なくとも2
軸方向に移動する。こうして変位センサ5は、モデル6
の表面との距離を検出し、各測定点の変位データをデジ
タイジング制御装置1側に出力する。デジタイジング制
御装置1では、実行データ読み取り手段1aが変位セン
サ5からの変位データを読み取るとともに、パルスコー
ダ33xからの位置信号に基づいて変位センサ5の移動
量を読み取る。補正制御手段1bは、変位センサ5の移
動量が補正値データ間隔となる毎にROM12内の補正
値データ12aから新しい補正値データを読み出し、補
正値を更新して変位データの補正を行う。
【0015】次に、本実施例の具体的な例を説明する。
図2は測定制御装置7のハードウェア構成を示すブロッ
クである。バス70には、プロセッサ71等の複数の装
置が結合されている。ROM72には、測定制御装置7
全体を制御するシステム・プログラムが格納されてい
る。また、ROM72には、後述する補正値データ生成
のためのプログラムが格納されている。RAM73に
は、一時的なデータが格納される。不揮発性メモリ74
には、生成した補正値データが格納される。
【0016】インタフェース(INT)75は、外部の
ROMライタ75aと接続されており、このインタフェ
ース75を介して不揮発性メモリ74内の補正値データ
がROMライタ75aに送られる。ROMライタ75a
は、図示されていないROMに補正値データを書き込
む。
【0017】グラフィック制御装置(CRTC)76
は、プロセッサ71からのディジタル信号を表示信号に
変換して表示装置(CRT)76aに表示する。キーボ
ード77は、データ入力や測定制御装置7の操作指令等
を行うために使用される。
【0018】A/D変換回路78は、変位センサ5から
送られるアナログの変位データをディジタルに変換して
プロセッサ71に送る。軸制御回路79は、プロセッサ
71からの軸の移動指令を受けて軸制御用モータ83を
制御すべくアンプ79aの出力を制御する。また、軸制
御回路79は、パルスコーダ84からの位置検出信号を
読み取り、軸制御用モータ83の安定制御を行う。パル
スコーダ84からの位置検出信号はバス70を介してプ
ロセッサ71に送られ、変位センサ5のテーブル82に
対する移動量が検出される。
【0019】変位センサ5は、半導体レーザを使用した
光学式のセンサであり、測定用モデル81の表面までの
距離を検出する。変位センサ5の出力は変位データとし
てA/D変換回路78に送られる。
【0020】このような構成の測定制御装置7は、精度
測定装置8のテーブル82上の測定用モデル81を例え
ば図中左右方向に移動させ、変位センサ5からの変位デ
ータおよび軸制御回路79からの変位センサ5の移動量
データに基づき、補正値データを生成する。
【0021】次に補正値データ生成の具体的な手順を説
明する。図3は変位センサ5による出力特性を示す図で
ある。図において、横軸は変位センサ5の移動した位
置、縦軸は変位センサ5の出力値である。本来、変位セ
ンサ5が線形の性質を有していれば、その出力値は特性
S1に示すように、全ての測定位置に対して比例した値
となる。しかし、センサ内の受光素子等の性質により、
実際には特性S2に示すように、出力値は基準位置Oを
中心にして非線形となる。このため、例えば、測定位置
x1では誤差Δy1というように、各測定位置において
それぞれ異なった値の誤差が生じてしまう。
【0022】このように、変位センサ5の出力値はその
まま使用することができないため、各測定位置の出力値
に対して補正を加える必要がある。この場合、より正確
な補正を行うためには、軸制御の分解能である1μm程
度の単位で補正値を確保する必要がある。しかし、全て
の点における補正データを確保するためには膨大なメモ
リ容量を必要とし、コスト高となる。したがって、補正
値データの量は極力少なくする必要がある。
【0023】そこで、本実施例では、測定制御装置7の
プロセッサ71が、まず装置の分解能である1μmより
も十分に粗い単位、例えば100μm毎に変位データを
取り込み、そのときの変位センサ5の実際の位置との誤
差量を演算する。
【0024】図4はこの演算した誤差量の特性の一例を
示す図である。ここで、横軸は変位センサ5の移動位置
であり、縦軸は測定によって得られたセンサ出力値の誤
差量である。単位はともにμmで示してある。また、こ
こでは、正方向の特性についてのみ示してある。
【0025】このような特性が得られたら、次にプロセ
ッサ71は、各区間P1,P2,P3,P4,P5・・
・・において、誤差量が所定誤差変化量δ(ここでは1
μm)となる場合の位置間隔d1,d2,d3,d4,
d5・・・・を算出する。例えば、区間P1について言
えば、センサ位置が100μmの移動の間に誤差量が1
0μm変化している。これから、位置間隔d1=10μ
mと算出される。他の区間P2,P3,P4,P5・・
・の各位置間隔d2,d3,d4,d5・・・も同様の
手順によって算出することができる。
【0026】プロセッサ71は、こうして算出した位置
間隔d1,d2,d3,d4,d5・・・の中の最小値
を選び、これを補正値データ間隔とする。ここでは、区
間P1の位置間隔d1が補正値データ間隔として選択さ
れたものとする。
【0027】この補正値データ間隔d1が決まると、プ
ロセッサ71は、図4で示した100μm単位の補正デ
ータを補正値データ間隔d1単位で補間演算し、補正値
データ間隔d1毎の補正値データを作成する。
【0028】図5は作成された補正値データの一部を示
す図である。図に示すように、区間P1内の位置0〜1
00μmは、10μm毎に1μmずつ補正値が増大して
いる。これに対して、例えば区間P2内の位置110、
120μm等では補正値の変化が少なくなっている。
【0029】このように、誤差量が分解能レベルの1μ
m変化する位置間隔dを全データについて求め、その位
置間隔dの中の最小値を補正値データ間隔とし、さらに
補正値データ間隔毎に補正値を与えるようにすることに
より、変位センサ5の精度レベルで正確な補正ができ、
かつメモリ容量を大幅に減少させることができる。
【0030】図6はこのような補正値データを生成する
ためのプロセッサ71の処理手順を示すフローチャート
である。 〔S1〕変位センサ5の実測値データを収集する。 〔S2〕所定誤差変化量δに対する位置間隔dを全デー
タについて演算する。 〔S3〕位置間隔dの中の最小値を選択し補正値データ
間隔とする。 〔S4〕補正値データ間隔毎に補間演算して補正値デー
タを生成する。
【0031】このように作成された補正値データは、一
旦、不揮発性メモリ74に格納され、その後、インタフ
ェース75を介してROMライタ75aに送られ、RO
M12に書き込まれる。このROM12は、変位センサ
5を使用する数値制御装置等に内蔵される。
【0032】次に、上記の手順により生成された補正値
データの使用例を説明する。図7は上記の補正値データ
を有する変位センサ5を使用する非接触のデジタイジン
グ制御装置および周辺装置の構成を示すブロック図であ
る。デジタイジング制御装置1側では、プロセッサ11
を始め複数の回路や装置がバス10を介して結合されて
いる。ROM12には、デジタイジング制御装置1全体
を制御するシステム・プログラムが格納されている。ま
た、ROM12には、前述のROMライタ75aによっ
て書き込まれた補正値データが格納されている。さら
に、ROM12には、補正値データを使用して補正を行
うための補正プログラムも格納されている。
【0033】RAM13はデータの一時記憶装置であ
り、後述するならい機械の変位センサ5a,5bからの
変位データ、およびその他の一時的なデータを記憶す
る。不揮発性メモリ14は図示されていないバッテリで
バックアップされており、インターフェース15を介し
て操作盤2より入力されたならい方向、ならい速度等の
各種のパラメータ等が格納される。
【0034】ならい機械3のトレーサヘッド4には、変
位センサ5a,5bが設けられている。変位センサ5
a,5bは、前述した変位センサ5と同等のものであ
り、それぞれについて前述した手法により補正値データ
が作成され、ROM12に格納されている。これら変位
センサ5a,5bには、半導体レーザあるいは発光ダイ
オードを光源とした反射光量式のセンサ等が使用され
る。測定軸4a,4bに沿うモデル面までの距離の測定
値La,Lbは、デジタイジング制御装置1内のA/D
変換器16a,16bでディジタル値に変換され、逐次
プロセッサ11に読み取られる。
【0035】プロセッサ11はA/D変換されたディジ
タル値と後述する現在位置レジスタ19x、19yおよ
び19zからの信号に基づいて各軸変位量を算出すると
共に、この変位量と指令されたならい方向、ならい速度
に基づいて、周知の技術により、各軸の速度指令Vx、
Vy及びVzを発生する。これらの速度指令はD/A変
換器17x、17yおよび17zでアナログ値に変換さ
れ、サーボアンプ18x、18yおよび18zに入力さ
れる。サーボアンプ18x,18yはこの速度指令に基
づいてならい機械3のサーボモータ32x,32yを駆
動し、これによりテーブル31をX軸方向及び紙面に垂
直なY軸方向に移動する。また、サーボアンプ18zは
サーボモータ32zを駆動し、トレーサヘッド4および
工具34をZ軸方向に移動する。
【0036】サーボモータ32x、32yおよび32z
には、これらが所定量回転する毎にそれぞれ検出パルス
FPx、FPy及びFPzを発生するパルスコーダ33
x、33yおよび33zが設けられている。デジタイジ
ング制御装置1内の現在位置レジスタ19x、19yお
よび19zは、検出パルスFPx、FPyおよびFPz
をそれぞれ回転方向に応じてカウントアップ/ダウンし
て各軸方向の現在位置データXa、Ya及びZaを求
め、制御データとしてプロセッサ11に入力している。
【0037】一方、プロセッサ11は、上記各軸の制御
と同時に、変位センサ5a,5bの変位データLa,L
bを所定のサンプリング時間毎にサンプリングし、これ
を使用してモデル面の法線ベクトルを求める。法線ベク
トルのX−Y平面上への射影ベクトルに対応して、回転
指令SCが形成され、D/A変換器17cによりアナロ
グ値に変換される。サーボアンプ18cはこの回転指令
SCに基づいてサーボモータ32cを駆動し、トレーサ
ヘッド4の測定軸4aをZ軸廻りに所定角度傾斜しつつ
回転制御する。そして同時にテーブル31が指令された
ならい方向、ならい速度で移動して、トレーサヘッド4
と同じくZ軸制御される工具34によってワーク35に
モデル6と同様の形状の加工が施される。
【0038】このような構成のデジタイジング制御装置
1では、プロセッサ11が変位センサ5a,5bからの
測定値である変位データを読み取り、ROM12内の補
正値データに従ってそれぞれの値を補正する。
【0039】次にこの変位データの補正の手順について
説明する。なお、変位センサ5a,5bともに補正の手
順は同じなので、ここでは変位センサ5aのみについて
説明をする。また、変位センサ5aの補正値データは図
5で示したものとする。
【0040】まず、プロセッサ11は、基準点からの変
位センサ5aの移動量を分解能の1μm単位で検出し、
この移動量が前述の補正値データ間隔である10μmを
越えるまでは最初の補正値1μmによって補正を行い、
10μmを越えたときに次の補正値2μmで補正を行
う。これは、基準値からの移動量が20μmを越えるま
で継続される。そして、移動量が20μmを越えると、
今度は補正値3μmによって補正を行う。こうして以後
は、同様の手順によって各移動量に応じた補正値によっ
て補正を行う。
【0041】図8はこのような変位センサの補正を行う
ためのプロセッサ11側の手順を示すフローチャートで
ある。 〔S11〕変位センサの移動量のカウントを行う。 〔S12〕移動量が補正値データ間隔の値を越えたか否
かを判断し、越えればステップS14に進み、越えなけ
ればステップS13に進む。 〔S13〕前回の移動量の補正値と同じ補正値により変
位データを補正する。 〔S14〕補正値を新たな補正値データ間隔に対応した
補正値に更新して変位データを補正する。
【0042】このように、本実施例では、誤差量が分解
能レベルの1μm変化する位置間隔dを全データについ
て求め、その位置間隔dの中の最小値を補正値データ間
隔とし、さらに補正値データ間隔毎に補正値を与えてR
OM12に格納し、実行するときには補正値データ間隔
毎に補正値を更新して補正を行うようにしたので、メモ
リ容量を大幅に減少させることができ、かつ、変位セン
サ5の精度レベルで正確な補正ができる。
【0043】なお、本実施例では、所定誤差変化量δと
して1μmとしたが、装置の分解能レベルなどに応じて
他の数値にすることができる。また、本実施例では、図
4、図5等において、説明を簡単にするため補正値デー
タをプラス方向の移動量についてのみ示したが、当然の
ことながら、マイナス方向についても同様の処理が適用
される。
【0044】さらに、本実施例では、変位センサ5の補
正値データを生成するための精度測定装置8と、変位セ
ンサ5を使用するならい機械3とを別の装置としたが、
同一の装置にしてもよい。
【0045】また、本実施例では、変位センサ5をなら
い機械3のモデル形状測定用に使用する例を示したが、
ロボットの位置決め制御用等、他の装置にも適用するこ
とができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、所定間
隔の区間毎に光学式変位センサの実測値を検出して各実
測値の誤差値を演算し、誤差値の変化量が所定誤差変化
量となる位置間隔を各区間で算出し、算出された位置間
隔の内で最小の位置間隔を補正値データ間隔とし、補正
値データ間隔毎に全ての誤差値を補間して補正値データ
を生成し、この生成された補正値データをメモリに格納
するようにしたので、少ない補正点数でありながら、装
置に対応した精度を持った補正値データを生成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の機能の概念図である。
【図2】測定制御装置のハードウェア構成を示すブロッ
クである。
【図3】変位センサによる出力特性を示す図である。
【図4】演算した誤差量の特性の一例を示す図である。
【図5】作成された補正値データの一部を示す図であ
る。
【図6】補正値データを生成するためのプロセッサの処
理手順を示すフローチャートである。
【図7】補正値データを有する変位センサを使用する非
接触のデジタイジング制御装置および周辺装置の構成を
示すブロック図である。
【図8】変位センサの補正を行うためのプロセッサ側の
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタイジング制御装置 1a 実行データ読み取り手段 1b 補正制御手段 3 ならい機械 4 トレーサヘッド 5,5a,5b 変位センサ 6 モデル 7 測定制御装置 7a 誤差値演算手段 7b 補正値データ生成手段 7c 補正値データ格納手段 8 精度測定装置 11 プロセッサ 12 ROM 12a 補正値データ 71 プロセッサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光等を使用して被測定物との間の
    距離を検出する光学式変位センサのデータ補正方式にお
    いて、 所定間隔の区間毎に前記光学式変位センサの実測値を検
    出し、前記各実測値の誤差値を演算する誤差値演算手段
    と、 前記誤差値の変化量が所定誤差変化量となる位置間隔を
    前記各区間で算出し、算出された前記位置間隔の内で最
    小の位置間隔を補正値データ間隔とし、前記補正値デー
    タ間隔毎に全ての前記誤差値を補間して補正値データを
    生成する補正値データ生成手段と、 前記生成された補正値データをメモリに格納する補正値
    データ格納手段と、 を有することを特徴とする光学式変位センサのデータ補
    正方式。
  2. 【請求項2】 前記光学式変位センサからの変位データ
    および前記光学式変位センサの移動量を読み取る実行デ
    ータ読み取り手段と、前記移動量が前記補正値データ間
    隔となる毎に前記メモリ内の補正値データから対応する
    補正値データを読み出して新しい補正値データを更新し
    て前記変位データの補正を行う補正制御手段と、を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の光学式変位センサの
    データ補正方式。
  3. 【請求項3】 前記所定誤差変化量は、測定の分解能程
    度の値に設定されていることを特徴とする請求項1記載
    の光学式変位センサのデータ補正方式。
  4. 【請求項4】 前記所定間隔は、測定の分解能よりも十
    分に大きく設定されていることを特徴とする請求項1記
    載の光学式変位センサのデータ補正方式。
JP26613693A 1993-10-25 1993-10-25 光学式変位センサのデータ補正方式 Pending JPH07120216A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26613693A JPH07120216A (ja) 1993-10-25 1993-10-25 光学式変位センサのデータ補正方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26613693A JPH07120216A (ja) 1993-10-25 1993-10-25 光学式変位センサのデータ補正方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07120216A true JPH07120216A (ja) 1995-05-12

Family

ID=17426823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26613693A Pending JPH07120216A (ja) 1993-10-25 1993-10-25 光学式変位センサのデータ補正方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07120216A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11168298A (ja) * 1997-12-04 1999-06-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品装着装置の補正方法と装置およびそれらを用いた部品装着装置
DE102014212225A1 (de) 2013-06-26 2014-12-31 Dmg Mori Seiki Co., Ltd. Maschinenwerkzeug mit einer Messeinrichtung
WO2017046254A1 (de) * 2015-09-15 2017-03-23 Carl Zeiss Industrielle Messtechnik Gmbh BETREIBEN EINES KONFOKALEN WEIßLICHTSENSORS AN EINEM KOORDINATENMESSGERÄT
EP3460390A1 (en) * 2017-09-26 2019-03-27 Omron Corporation Displacement measurement device, measurement system, and displacement measurement method

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11168298A (ja) * 1997-12-04 1999-06-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品装着装置の補正方法と装置およびそれらを用いた部品装着装置
DE102014212225A1 (de) 2013-06-26 2014-12-31 Dmg Mori Seiki Co., Ltd. Maschinenwerkzeug mit einer Messeinrichtung
GB2515657A (en) * 2013-06-26 2014-12-31 Dmg Mori Seiki Co Ltd Machine tool provided with measuring device
JP2015006721A (ja) * 2013-06-26 2015-01-15 Dmg森精機株式会社 測定装置を備えた工作機械
WO2017046254A1 (de) * 2015-09-15 2017-03-23 Carl Zeiss Industrielle Messtechnik Gmbh BETREIBEN EINES KONFOKALEN WEIßLICHTSENSORS AN EINEM KOORDINATENMESSGERÄT
US10281579B2 (en) 2015-09-15 2019-05-07 Carl Zeiss Industrielle Messtechnik Gmbh Method of operating a confocal white light sensor on a coordinate measuring machine
EP3460390A1 (en) * 2017-09-26 2019-03-27 Omron Corporation Displacement measurement device, measurement system, and displacement measurement method
JP2019060700A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 オムロン株式会社 変位計測装置、計測システム、および変位計測方法
US10444360B2 (en) 2017-09-26 2019-10-15 Omron Corporation Displacement measurement device, measurement system, and displacement measurement method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2510216B2 (ja) 産業用ロボットのセンサを校正するための方法
JP2810709B2 (ja) 非接触ならい制御装置
WO1989006174A1 (en) Laser device for three-dimensional machining
JPH01109057A (ja) デジタイジング方法
US5343402A (en) Non-contact digitizing control unit
US5115401A (en) Method for automatically correcting deflection of stylus in digitizing device
US5345687A (en) Noncontact tracing control device
JPH07120216A (ja) 光学式変位センサのデータ補正方式
KR950008801B1 (ko) 비접촉 디지타이징 방법
WO1992008576A1 (en) Equipment for controlling digitizing
EP0328673A1 (en) Digitizing apparatus
US5550330A (en) Digitizing control apparatus
JPH0728513A (ja) 工作機械の誤差補正方式
EP0563407B1 (en) Digitizing controller
JPH0561648B2 (ja)
JP2601835B2 (ja) ソフトウェア電位線のチェック方法
JPH07314295A (ja) ならい制御方式
JPH08150541A (ja) 自由曲面を含む3次元曲面の加工機及び測定機
JPH05303410A (ja) 数値制御工作機械の工具補正方法
JPH0519824A (ja) 数値制御装置およびワーク姿勢検出装置
JPH05260782A (ja) モータ軸端軌跡精度評価装置
WO1995028253A1 (fr) Systeme de commande de profil
JPH03184689A (ja) 三次元加工プログラム作成方法
JPH0825185A (ja) ならい制御方式
JPH0756612A (ja) 連続位置測定方式