JPH07119876B2 - 合焦検出装置 - Google Patents

合焦検出装置

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JPH07119876B2
JPH07119876B2 JP61140229A JP14022986A JPH07119876B2 JP H07119876 B2 JPH07119876 B2 JP H07119876B2 JP 61140229 A JP61140229 A JP 61140229A JP 14022986 A JP14022986 A JP 14022986A JP H07119876 B2 JPH07119876 B2 JP H07119876B2
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幸司 飯田
正利 伊藤
秀悟 福岡
剛也 塚本
正隆 浜田
賢司 石橋
博司 大塚
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、撮影レンズを通過した被写体光を受光して
撮影レンズの合焦状態を検出するビデオカメラの合焦検
出装置に関する。
〔従来の技術〕
撮影レンズを通過した被写体光を受光して撮影レンズの
合焦状態を検出する焦点検出装置にあつては、被写体の
状況、例えば被写体が暗いときとか明暗の差が小さいよ
うな場合には焦点検出が不可能となる。このように焦点
検出不能状態になつたときにそのまま撮影を継続すれば
焦点の合わないピンボケ画像を撮影することになるの
で、従来のビデオカメラでは焦点検出不能となつた時点
で撮影レンズの移動を停止するようにしたり、あるいは
あらかじめ設定してある所定位置に撮影レンズを強制的
に移動させるようにしていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記した従来形式のビデオカメラでは、焦点検出不能と
なつたときには撮影レンズの焦点合わせ動作を停止させ
たり、予め設定されている所定の位置、例えば無限遠の
距離に合焦する位置に撮影レンズを移動させるだけであ
るから、撮影レンズが停止した位置においてその撮影レ
ンズの焦点深度内に被写体が存在する場合には一応合焦
するものの、焦点深度外に被写体がある場合には全く合
焦させることができない。この発明は、上記課題を解決
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は、上記課題を解決するもので、撮影レンズを
通過した被写体光を受光して撮影レンズの合焦状態を検
出する合焦検出装置において、焦点検出手段と、撮影レ
ンズの焦点距離を変更するレンズ駆動手段と、焦点距離
を変更できる撮影レンズと、焦点検出制御手段を備え、
前記焦点検出制御手段は、焦点検出手段を動作させて合
焦状態を検出せしめ、その結果焦点検出不能信号が出力
されたときは、レンズ駆動手段を動作させて撮影レンズ
の焦点距離を短焦点距離側へ移動させ、焦点検出動作を
再開させるように制御することを特徴とする。
そして、前記焦点検出制御手段は、焦点検出手段により
焦点検出不能状態が検出されたときは、焦点検出手段に
よる焦点検出動作を予め設定された所定回数繰返させ、
最終的に焦点検出不能状態が検出されたとき、焦点検出
不能信号を出力させるように制御するとよい。
[作用] 焦点検出制御手段は、焦点検出手段を動作させて合焦状
態を検出せしめ、その結果焦点検出不能信号が出力され
たときは、レンズ駆動手段を動作させて撮影レンズの焦
点距離を短焦点距離側、即ち広角側へ移動させ、焦点検
出動作を再開させるように制御する。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例について説明する。
まず、この発明の合焦検出装置の全体構成を、第1図に
示す回路ブロツク図に基いて説明する。
図において、1は撮影及び焦点検出用光学系、2は撮像
部で撮影レンズから入射した被写体からの入射光はハー
フミラーH1を透過して撮像部2に結像し、公知の手段
で電気信号に変換され、適当な走査手段により走査され
て映像信号として出力される。3はプロセス回路で入力
された映像信号にγ補正、ホワイトバランス補正等の色
調補正と、オートゲインコントロール等の処理をおこな
う。4はマトリクス回路で上記入力信号を色差信号に変
換する。5はエンコーダで、入力色差信号をNTSC信号に
変換する。
7は図形ROMで、電子フアインダ内に焦点検出エリアを
表示する焦点検出エリア表示図形データが格納されてい
る。これらの図形データは後で説明するマイクロプロセ
ツサ9によりアドレス指定されて読出され、加算回路8
に出力される。
10は焦点検出部で、CCD一次元ラインセンサから構成さ
れており、被写体からの入射光はハーフミラーH1、全
反射ミラーH2で反射してCCDラインセンサ上に結像す
る。これについては後程詳しく説明する。11はD/A変換
器で、焦点検出部10から出力された信号をデジタル信号
に変換するものである。
9はマイクロプロセツサで、後程説明するように焦点検
出部を構成するCCDラインセンサの基準部上での焦点検
出用ゾーンを設定したり、検出信号の相関量を演算し、
焦点検出可能か否かの判断、図形ROMから焦点検出エリ
ア表示図形データの読出しとフアインダへの表示、撮影
レンズのデフオーカス量の演算など、焦点検出に関する
各種の演算、制御をおこなうものである。
8は加算回路で、エンコーダ5から出力される映像信号
であるNTSC信号と図形ROM7から出力される焦点検出エリ
ア表示図形データ信号を加算する。
12はローパスフイルタ、13はバンドパスフイルタ、14は
同期分離回路で、これらの3つの回路は加算回路8から
出力される信号を入力とし、ローパスフイルタ12を経た
信号は映像増巾器15を経て輝度信号として復調回路18に
入力される。バンドパスフイルタ13を経た信号は帯域増
巾器16を経て搬送色信号となり、また色同期回路17を経
てバースト信号となり、それぞれ復調回路18に入力され
る。また、同期分離回路14ではNTSC信号から水平同期信
号、垂直同期信号を分離する。
19は電子式フアインダを構成するCRTで、復調回路18の
出力と同期分離回路14から出力される水平、垂直同期信
号を受け、CRTの画面に焦点検出エリア図形が重ねられ
た被写体像に表示する。
なお、6は同期信号発生器(SSG)で、プロセス回路
3、マトリクス回路4、エンコーダ5、図形ROM7、加算
回路8の同期をとるための信号を発生するものである。
また、20は撮影レンズ駆動回路で、マイクロプロセツサ
9から出力されるデフオーカス量とその方向信号に従つ
て撮影レンズを合焦位置に駆動するようレンズ駆動モー
タ55(第4図参照)を制御する。21はズーム駆動回路
で、マイクロプロセツサ9から出力されるズーム移動指
令信号に従つてズームレンズを構成する変倍群を駆動す
るズームモータ59(第4図参照)を制御する。
次に焦点検出部の構成を説明する。
第2図は焦点検出部の構成を光学系を含めて示したもの
で、30は撮影レンズ、31はコンデンサレンズ、32は一対
の再結像レンズ(リレーレンズ)、33はCCDラインセン
サ、34は絞りマスクである。
撮影レンズ30の所定の瞳位置を通過した被写体光は絞り
マスク34を通過して一対の再結像レンズ32によりCCDラ
インセンサ33上に設定された基準部と参照部の2つの領
域に結像する。CCD上に結像した2つの像の間隔は、第
3図に示すように合焦時をl0とすると前ピンの場合は
0より小さく、また後ピンの場合はl0より大となる。
そしてこの像間隔はデフオーカス量にほぼ比例する。し
たがつて、この像間隔を検出することにより、合焦、非
合焦、非合焦ではデフオーカスの量を知ることができ
る。
次にこの発明の実施に使用するズームレンズの構成につ
いて第4図により説明する。
撮影レンズ30は前玉群41、変倍群42、コンペンセータ4
3、マスター群44から構成される。45はハーフミラーH1
を有するプリズム、H2は反射ミラー、47はリレーレン
ズ、10はCCDラインセンサ33を含む焦点検出部である。
前玉群41の鏡銅50はヘリコイド51を介して本体鏡銅52に
対し回転可能に装着され、鏡銅50の外周に設けられたギ
ア53がレンズ駆動モータ55の駆動ギア54と噛合してい
る。変倍群42は変倍群ホルダー56上に組立てられてお
り、変倍群ホルダー56はズームモータ59からギア57、58
を経て駆動される駆動ねじ60により光軸方向に直進移動
する。変倍群42が広角位置端部まで移動したことを検出
するために、変倍群ホルダー56の接触により作動する検
出スイツチ61が設けられている。
CCDラインセンサ33に設定される基準部と参照部、およ
び基準部、参照部上に設定される焦点検出用ゾーンの関
係を第5図により説明する。
なお、基準部、参照部、焦点検出用ゾーンなどはマイク
ロプロセツサのプログラム上で設定されるものである。
基準部は一本のCCDラインセンサを構成するl1乃至l35
の35個の画素が割当てられ、また参照部は同じくr1
至r39の39個の画素が割当てられる。一方、焦点検出用
ゾーンはCCDラインセンサを構成するl10乃至l26の17
個の画素が割当てられており、これはCCD画素の中3画
素を隔てた2つの画素l10とl14の出力差分データl
s10から同じく画素l22とl26の出力差分データls22
での13個のデータを使用する範囲であつて、第4図で
“I"として示された範囲である。
なお、CCD画素の差分データをとるのは、CCDの時系列出
力から誤差の多い低周波成分の影響を除くためであり、
また中3画素を隔てた2つの画素の出力の差をとりだし
ているのは良好な実験結果を得たことから決められたも
のであつて、必らずしもこれに限定されるものではな
い。
また、第5図上のXは光学的基準位置(光軸)を示すも
のである。この図から分るように、焦点検出用ゾーンは
光学的基準位置Xを中心に設定される。
第6図はCCDラインセンサ33上に設定される焦点検出用
ゾーンIと被写体上での焦点検出エリアとの対応関係を
示したもので、ISは撮影レンズ30の予定結像面に置かれ
た撮像部2の撮像領域を示し、これを撮影レンズ30によ
り被写体上に投影したIS′の範囲が撮影画面(被写体に
おける撮影領域)である。第6図では撮影領域ISを一点
鎖線で焦点検出用光学系に重ねて図示しているが、実際
には第1図に示したようにハーフミラーH1、全反射ミ
ラーH2によつて両者は互に分離されている。また、FM
は撮影レンズ30の予定結像面付近に置かれた視野マス
ク、FM′は撮影レンズ30により被写体上に投影された視
野マスクの像である。
そして、CCDラインセンサ33上の焦点検出ゾーンIを一
方のリレーレンズ32′及びコンデンサレンズ31により撮
影レンズ30の予定結像面上に投影した領域IAが焦点検出
ゾーンIを用いる場合におけるその予定結像面上での焦
点検出エリアに該当し、さらにIAを撮影レンズ30により
被写体上に投影した領域IBがゾーンIを用いる場合にお
ける被写体上での焦点検出エリアに該当する。電子式フ
アインダは撮像領域ISに対応する撮影画面IS′の像をフ
アインダ内に表示するから、ゾーンIにより焦点検出が
行なわれる場合はIBで示される焦点検出エリアをフアイ
ンダ内に表示すれば、それにより被写体上での焦点検出
エリアを撮影者に正しく知らせることができる。
次に、マイクロプロセツサ9で実行されるフアインダ内
に示される焦点検出エリア内のコントラストの判定と、
この結果に基づいておこなわれるズームレンズの駆動に
ついて説明する。
被写体に向けた撮影レンズが合焦化か非合焦かを判断す
るにはCCDラインセンサ上に設定された基準部と参照部
の出力信号からその位相のずれを調べることによりおこ
なわれるが、焦点検出エリア内にある被写体部分が明暗
の差の小さなものであるとき、即ちコントラストが低い
ときはCCDの各画素の出力差が小さく、したがつて基準
部と参照部の出力の相関がとりにくくなり、ノイズ等も
加わるから合焦の判定が困難となる。そこで基準部と参
照部の最良相関量を求めた際、これをコントラスト値で
正規化した値が所定値を越えるときは、その最良相関量
に信頼性がないと判定し、それに基いて像間隔、即ちデ
フオーカス量を算出することなく(あるいは算出しても
それをレンズ駆動に用いることなく)、被写体に対して
相対的に焦点検出エリアを拡げるべくズームレンズを広
角に設定して再度焦点検出処理をやり直すのである。
以下、その演算内容を説明する。
まず、CCD画素のうち、中3個を隔てた2個の画素の出
力差分データを基準部、参照部のそれぞれについて求め
る。
即ち、基準部の差分データlskは lsk=lk−l(k+4) 但し、k=1〜31 参照部の差分データrskは rsk=rk−r(k+4) 但し、k=1〜35 次に、基準部の隣接する2つの差分データの差を加算し
たものをコントラストとする。
即ち、ゾーンIのコントラストCIは、 次に基準部の出力と参照部の出力の相関量を求める。即
ち、相関量HI(l)は 但しl=0〜22 l=0〜22の各について求めた相関量HI(0)〜H
I(22)のうち、最小ものHI(lMI)を最良相関量とし
て求める。即ち、 HI(lMI)=Min〔HI(0)、……HI(22)〕 ……(3) lMI=11のときが合焦であり、この値から実際のlMI
値までの差がデフオーカス量に相当する。
次に、このようにして求めた最良相関量が信頼できるか
否か、換言すると、それに基づく像間隔並びにデフオー
カス量算出(焦点検出)結果が信頼できるか否かの判断
をするが、このためには前記(3)式で求めた最良相関
量HI(lMI)を先に(1)式で求めた基準部のコント
ラストCIで正規化する。正規化するのは被写体輝度に
応じてCCDの電荷蓄積量が変化してHI(lMI)の値が変
動しても常に一定のレベルで判断できるようにするため
である。
正規化した最も相関度の高い部分の相関量は、 YMI=(HI(lMI)/CI ……(4) で表わされ、これをあらかじめ設定してある所定の基準
レベルYsと比較する。その結果、 YMI≦Ys ……(5) であれば焦点検出可能である(焦点検出結果が信頼でき
る)と判断される。また、 YMI>Ys ……(6) であれば焦点検出不能である(焦点検出結果に信頼性が
乏しい)と判断される。一般的に云つて被写体輝度が低
いときはCCD出力のS/N比が劣化し、焦点検出結果が不安
定になる場合であり、(4)式ではCIが小さくなるか
らYMIは大きくなる。また、被写体が模様の無い壁など
のようにコントラストが低い場合でもCCD出力の差分デ
ータに差がなくなりCIが小さくなるからYMIは大きく
なる。
なお、被写体のコントラストだけを判定して焦点検出可
能か否かの判定をおこなうようにしてもよく、その場合
は(1)式で求めたコントラストCIが所定値以上のと
きを焦点検出可能とし、その所定値よりも小さいときを
焦点検出不能とする。
次に、この発明の合焦検出装置の実施例の動作について
第1図の回路ブロツク図に基いて説明する。
図示しないビデオカメラの電源スイツチを投入して動作
状態にすると、マイクロプロセツサのプログラムにより
焦点検出部10のCCD画素上に焦点検出ゾーンを設定し、
また焦点検出エリア表示図形信号を図形ROM7より読出
し、映像信号と重畳して電子式フアインダを構成するCR
T19上に焦点検出エリアを表示する。
被写体にカメラを向けると被写体光は撮影及び焦点検出
用光学系1に入射し、ハーフミラーH1により分割され
て一方は撮像部2に入射して映像信号に変換され、他方
は焦点検出部10に入射する。
焦点検出部10では入射した被写体光をCCDラインセンサ
で受光し、所定時間積分する。
CCDによる積分時間は被写体の明るさにより変化させ
る。積分されたCCD出力はA/D変換器11を経てマイクロプ
ロセツサ9に入力される。
マイクロプロセツサ9では入力信号に基いて先に説明し
た演算式によりコントラスト、相関量など相関演算をお
こない、焦点検出可能か否かの判定をおこなう。その結
果、焦点検出不能のときはズーム駆動回路21にズーム移
動指令信号を出力してズームモータ59を駆動し、撮影レ
ンズを広角側に移動しつつ焦点検出動作を続行させる。
焦点検出可能と判定されたときは撮影レンズのズーム移
動を停止し、その時点でのCCD出力に基いてデフオーカ
ス量を算出し、算出結果に基いてレンズ駆動回路20にレ
ンズ駆動指令信号を出力してレンズ駆動モータ55を駆動
し、撮影レンズを合焦させる。
撮像部2から出力された映像信号はプロセス回路3で色
調補正、利得調整された上マトリクス回路4で色差信号
に変換され、更にエンコーダ5でNTSC信号に変換され
る。
NTSC信号は加算回路8により図形ROM7から出力された焦
点検出エリア表示図形信号と加算された上、ローパスフ
イルタ12、バンドパスフイルタ13、同期分離回路14に入
力される。
ローパスフイルタ12を経た信号は映像増巾器15を経て輝
度信号として復調回路18に入力され、バンドパスフイル
タ13を経た信号は帯域増巾器16を経て搬送色信号とな
り、また色同期回路17を経てバースト信号となり、それ
ぞれ復調回路18に入力される。
電子式フアインダを構成するCRT19は復調回路18の出力
信号と、同期分離回路14で分離された水平同期信号、垂
直同期信号を受け、焦点検出エリアが重畳された被写体
像を表示する。
次に、第7図に示すフローチヤートによつて、焦点検出
と、この結果に基づくズームレンズの移動に関してマイ
クロプロセツサで実行される信号処理について説明す
る。
自動焦点調節動作の開始により、まず電子式フアインダ
内に焦点検出エリアの表示をおこなう(ステツプ#
1)。次に、焦点検出部に入射した被写体光をCCDライ
ンセンサで受光し、所定時間積分する(ステツプ#
2)。そして、CCDラインセンサで積分されたデータを
プロセツサのメモリにダンプし(ステツプ#3)、相関
演算をおこなう(ステツプ#4)。
これはマイクロプロセツサのプログラムにより設定され
るCCDラインセンサ上の基準部と参照部、そしてこの上
に設定される焦点検出ゾーンに含まれるCCD各画素から
の出力信号を演算処理するものである。
まず、先に説明したように、基準部、参照部についてCC
D各画素の中3画素を隔てた2つの画素の出力差分デー
タlsk、rskを求める。
次に焦点検出ゾーンのコントラストCIを先に説明した
(1)式により求め、さらに基準部と参照部との相関量
I(l)を(2)式により求め、この中から最良相関
量HI(lMI)を(3)式により求める。次にこれを正
規化した値YMIを(4)式により求め、相関演算を完了
する。
ステツプ#5に移り、先に求めた正規化した相関量YMI
を所定の基準値Ysと比較し、焦点検出可能か否かの判
断をおこなう。この結果YMI>Ysのときは、焦点検出
ゾーンに対応する焦点検出エリア内には焦点検出可能な
被写体が存在しないことを意味するから、ステツプ#6
に移り、焦点検出不能の警告表示をおこなう。
しかしながら、偶然に、あるいは被写体が動いているこ
とによつて焦点検出エリアに被写体が存在しなかつた場
合も予想されるので、この実施例では20回AFによる焦点
検出を繰返す(ステツプ#7)。20回焦点検出をおこな
つた後、なお焦点検出不能の場合はステツプ#8に移
り、ズーム移動フラグFをセツトする。次にズーム移動
フラグFを調べ(ステツプ#9)、F=1であればズー
ムの移動をおこない、レンズを広角側に移す(ステツプ
#10)。これにより被写体の大きさは撮影画面内で、そ
して焦点検出エリア内上で相対的に小さくなり、被写体
を捕捉できる可能性が大となる。第8図はこの状態を示
したもので、同図(a)に示した場合は焦点検出不能で
あるが、同図(b)の場合は焦点検出エリア内に被写体
が存在することになり、焦点検出可能となることを示し
ている。
ズーム移動の結果、ズームレンズが広角端に達したか否
かを、例えば第4図に示す検出スイツチ61の開又は閉で
検出し(ステツプ#11)、広角端に達していればズーム
の移動を停止し(ステツプ#12)、次のサイクルの処理
のためステツプ#2に移る。
ステツプ#9においてズーム移動フラグF≠1のときは
ズームの移動を停止し(ステツプ#13)、ステツプ#2
に移る。また、ステツプ#11においてズームが広角端に
到達していないときはズームの移動を続けるため、その
ままステツプ#2に移る。
ステツプ#5における判断の結果YMI≦Ys、即ち焦点
検出可能のときは、ステツプ#14に進み、焦点検出エリ
アの表示をおこない、焦点検出不能警告表示がなされて
いるときは消去する。ズーム移動フラグFを調べ(ステ
ツプ#15)、F=1であれば、これは今回の焦点検出に
より始めて焦点検出可能となつたのであるからズームの
移動が続いている。そこでズーム移動フラグをリセツト
し(ステツプ#16)、ステツプ#9を経てステツプ#13
に移りズーム移動を停止して次のサイクルの処理のため
ステツプ#2に移る。
ステツプ#15においてズーム移動フラグF≠1のときは
焦点検出可能な被写体が存在し、ズームの移動も停止し
ていることになるので、デフオーカス量を演算し(ステ
ツプ#17)、算出されたデフオーカス量に基いて撮影レ
ンズを駆動し(ステツプ#18)、合焦させる。
第8図は電子式フアインダに表示される被写体像と焦点
検出エリアを示したもので、同図(a)は被写体像72が
焦点検出エリア71に入らないため焦点検出不能の状態を
示している。また、同図(b)は撮影レンズを広角にし
たため、被写体像が相対的に小さくなり、被写体像72が
焦点検出エリア71に入つてきて、焦点検出可能となつた
状態を示している。なお、70はフアインダの視野枠を示
す。
〔発明の効果〕
以上説明したとおり、この発明は、撮影中に被写体の状
況が変化して焦点検出が不能になつた場合、例えば被写
体が暗くなつたり、コントラストが低下したり、或いは
被写体が移動して焦点検出エリアの外に出たために、焦
点検出が不能になつた場合は、自動的にレンズ駆動手段
を動作させて撮影レンズの焦点距離を短焦点距離側、即
ち広角側へ移動させ、焦点検出動作を再開させるように
制御するものである。これにより被写体に対する測距エ
リアは相対的に拡大され、拡大された視野の中で焦点検
出動作が再開されるから、被写体を再び焦点検出エリア
内に補足することが可能になると共に、視野の拡大によ
り焦点検出エリア内のコントラストも明瞭になり、焦点
検出が不能となる事態を著しく少なくなることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の合焦検出装置の一実施例の回路ブロ
ツク図、第2図は焦点検出部の構成を示す図、第3図は
焦点検出状態の説明図、第4図はズームレンズの構成を
示す図、第5図はCCDラインセンサとその上に設定され
る基準部、参照部、焦点検出ゾーンの説明図、第6図は
CCDラインセンサ上の焦点検出ゾーンと被写体上での焦
点検出エリアの関係を示す図、第7図はマイクロプロセ
ツサにより実行される焦点検出とズームレンズの移動、
レンズの合焦駆動に関する信号処理の概略を示すフロー
チヤート、第8図は電子式フアインダに表示される被写
体像と焦点検出エリアの関係を示す図である。 1:撮影及び焦点検出用光学系、2:撮像部、9:マイクロプ
ロセツサ、10:焦点検出部、19:CRT。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 13/34 (72)発明者 塚本 剛也 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大 阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 浜田 正隆 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大 阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 石橋 賢司 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大 阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 大塚 博司 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大 阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−183879(JP,A) 特開 昭61−60081(JP,A) 特開 昭58−132205(JP,A) 特開 昭59−67505(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズを通過した被写体光を受光して
    撮影レンズの合焦状態を検出する合焦検出装置におい
    て、 焦点検出手段と、 撮影レンズの焦点距離を変更するレンズ駆動手段と、 焦点距離を変更できる撮影レンズと、 焦点検出制御手段を備え、 前記焦点検出制御手段は、焦点検出手段を動作させて合
    焦状態を検出せしめ、その結果焦点検出不能信号が出力
    されたときは、レンズ駆動手段を動作させて撮影レンズ
    の焦点距離を短焦点距離側へ移動させ、焦点検出動作を
    再開させるように制御すること を特徴とする合焦検出装置。
  2. 【請求項2】前記焦点検出制御手段は、焦点検出手段に
    より焦点検出不能状態が検出されたときは、焦点検出手
    段による焦点検出動作を予め設定された所定回数繰返さ
    せ、最終的に焦点検出不能状態が検出されたとき、焦点
    検出不能信号を出力させることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の合焦検出装置。
JP61140229A 1986-06-18 1986-06-18 合焦検出装置 Expired - Lifetime JPH07119876B2 (ja)

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