JPH07119015A - ミシンのワーク押え装置 - Google Patents

ミシンのワーク押え装置

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Publication number
JPH07119015A
JPH07119015A JP28197393A JP28197393A JPH07119015A JP H07119015 A JPH07119015 A JP H07119015A JP 28197393 A JP28197393 A JP 28197393A JP 28197393 A JP28197393 A JP 28197393A JP H07119015 A JPH07119015 A JP H07119015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
work
needle bar
spring
presser foot
Prior art date
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Pending
Application number
JP28197393A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiji Kimura
喜二 木村
Yuji Arai
勇司 新井
Kazuo Fukumoto
一夫 福本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Barudan Co Ltd
Original Assignee
Barudan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 針棒駆動系とは別個に設けたスプリングで押
え足に強力な保持力を付与し、皮等の厚手ワークを針板
上に確実に押え付けて保持する。 【構成】 支持体1に針棒2と平行に昇降軸17を支持
する。昇降軸17上に押え足24、コイルスプリング3
2及びストッパ26を配設する。針棒2に係合部材28
を支持する。針8がワークを貫通している間は、係合部
材28によりコイルスプリング32が圧縮され、そのば
ね力で昇降軸17が下方へ付勢され、押え足24によっ
てワークが針板29上に押し付けられる。針棒2の上昇
途中には、係合部材28がストッパ26に係合して、昇
降軸17を上昇させ、押え足24をワークから離間させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンにおいてワーク
を針板上に押し付けて保持する装置、特に、皮等の厚手
ワークに好適な押え装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、刺繍ミシンのワーク押え装置とし
て、例えば、図11〜図13に示すような技術が知られ
ている。この従来装置においては、刺繍ミシンのヘッド
(図示略)に設けられた支持体51に針棒52が昇降可
能に支持され、針棒52の下端に針53が取着されてい
る。針棒52には押え板54が挿通され、押え板54の
下端には押え足55が設けられている。押え板54は第
1スプリング56により支持体51に対し上方へ付勢さ
れ、針棒52は第1スプリング56よりも強力な第2ス
プリング57によって押え板54に対し上方へ付勢され
ている。また、針棒52の上端には、主軸(図示略)の
回転に基づいて上下に駆動される係合子58が係脱可能
に係合している。
【0003】そして、図11乃至図12に示すように、
係合子58が下方へ駆動されると、針棒52及び押え板
54が第1スプリング56を圧縮しつつ下降し、押え足
55がワークWを針板59上に押し付け、針棒52はさ
らに第2スプリング57を圧縮しつつ下降し、針53が
ワークWを貫通して釜60に進入する。この状態で、図
12乃至図13に示すように、係合子58が上方へ駆動
されると、まず、第2スプリング57が伸長し、針棒5
2が押え足55より先に上昇し、次いで、第1スプリン
グ56が伸長し、針棒52及び押え足55が一体に上昇
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のワー
ク押え装置によると、押え足55を針棒駆動系のスプリ
ング56,57によってワークWに押し付けているの
で、押え足55の保持力が第2スプリング57及び第1
スプリング56の差分のばね力まで低下する。従って、
皮等の厚手ワークの縫製に際して、このワークWによる
針53及び上糸の締付力が押え足55によるワークWの
保持力よりも大きい場合に、図13に示すように、針棒
52の上昇時にワークWが針53と一緒に針板59から
浮き上がり、ワークWに送りを付与できなくなったり、
縫目に悪影響を与えたりする等、運転不能な事態を招く
という問題点があった。
【0005】そこで、本発明の課題は、針棒駆動系とは
別個に設けたスプリングにより押え足に強力な保持力を
付与することで、皮等の厚手ワークを針板上に確実に押
し付けて保持できるミシンのワーク押え装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のワーク押え装置は、支持体に針棒と平行
に昇降軸を支持し、昇降軸にワークを針板に押し付ける
押え足と、圧縮状態で昇降軸を下方へ付勢するスプリン
グとを設け、針棒には針がワークを貫通している間はス
プリングを圧縮する係合部材を支持し、昇降軸には針棒
の上昇途中に係合部材に係合するストッパを設けて構成
される。
【0007】
【作用】本発明のワーク押え装置においては、針がワー
クを貫通している間、係合部材によってスプリングが圧
縮され、そのばね力で昇降軸が下方へ付勢されて、押え
足がワークに押し付けられる。このとき、スプリングは
針棒駆動系とは別の昇降軸上に設けられているから、強
力な保持力を押え足に付与できる。従って、押え足によ
りワークを針板上に確実に押し付けて保持でき、皮等の
厚手ワークの場合でも、そのワークから針をスムーズに
抜き出すことができる。そして、針棒の上昇途中に係合
部材がストッパに係合して、昇降軸を上昇させ、押え足
をワークから離間させる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を刺繍ミシンに具体化した一実
施例を図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すよ
うに、刺繍ミシンのヘッド(図示略)には断面コ字形の
支持体1が設けられ、この支持体1には針棒2が昇降可
能に支持されている。針棒2には規制板3がスライド可
能に挿通され、この規制板3は支持体1のスリット5に
嵌合して支持体1に対し回り止めされるとともに、第1
スプリング6により支持体1に対し上方へ付勢されてい
る。
【0009】針棒2の下端には針止め7が設けられ、こ
の針止め7には針8がネジ9により取り付けられてい
る。針棒2の上端には針棒キャップ12が螺着され、そ
の針棒キャップ12によりコ字形金具13が固定されて
いる。コ字形金具13には規制板3に挿入されて針棒2
を回り止めするロッド14が垂設されている。コ字形金
具13と規制板3との間には第2スプリング15が介装
され、第1スプリング6よりも強力なバネ力で針棒2を
規制板3に対し上方へ付勢している。針棒キャップ12
の上端には、主軸(図示略)の回転に基づいて上下に駆
動される係合子11が係合している。この係合子11
は、例えば特開平4−292194号公報に開示された
ような操作機構(図示略)により、針棒キャップ12と
の係合位置と、その係合位置から外れた退避位置とに、
変位可能となっている。
【0010】図1及び図3に示すように、支持体1には
針棒2と平行に昇降軸17が支持されている。昇降軸1
7には規制板18がスライド可能に挿通され、スリット
5により支持体1に対し回り止めされている。昇降軸1
7の上端にはキャップネジ19によりL字形金具20が
取着され、このL字形金具20には規制板18に挿入さ
れて昇降軸17を回り止めするロッド21が垂設されて
いる。昇降軸17の下端には軸抱持体22を介してブロ
ック金具23が取り付けられ、この金具23にはワーク
を針板29に押し付ける押え足24が水平に突設されて
いる。押え足24及び針板29には、針8が貫通する孔
25及び孔30がそれぞれ形成され、針板29の下側に
は釜31が設置されている。
【0011】規制板18より下側の昇降軸17上には、
ストッパ26がネジ27により高さ調整自在に取り付け
られている。また、ストッパ26と軸抱持体22との間
において昇降軸17には、圧縮状態で昇降軸17を下方
へ付勢するコイルスプリング32が嵌挿されている。一
方、規制板3と針止め7との間の針棒2には、クランク
状の係合部材28の一端が挿通され、その他端はコイル
スプリング32とストッパ26との間で昇降軸17に挿
通されている。そして、係合部材28は、図6〜図8に
示すように、針8がワークWを貫通している間中、コイ
ルスプリング32を圧縮するとともに、図9に示すよう
に、針棒2の上昇途中には、ストッパ26に下側から係
合して、昇降軸17を上昇させるように構成されてい
る。なお、図4〜図10において、T1は針8に挿通さ
れた上糸、T2は釜31から繰り出された下糸である。
【0012】次に、上記のように構成した本実施例のワ
ーク押え装置の作用を、図4〜図10に従って説明す
る。図4に示すように、針8の上死点位置においては、
係合部材28がストッパ26に下側から係合し、昇降軸
17を持ち上げて、押え足24をワークWから離間した
位置に保持している。この状態で、係合子11が下方へ
駆動されると、図5に示すように、針棒2が第1スプリ
ング6のばね力に抗して下降され、係合部材28により
コイルスプリング32を介して昇降軸17が押し下げら
れ、押え足24がワークWに接合される。
【0013】針棒2がさらに下降すると、図6に示すよ
うに、針8がワークWに接触するまでの期間中に、係合
部材28によってコイルスプリング32が圧縮され、そ
のばね力で昇降軸17が下方へ付勢されて、押え足24
によりワークWが針板29に押し付けられる。そして、
図7に示すように、針棒2が第2スプリング15のばね
力に抗してさらに下降され、針8がワークWを貫通して
釜31に進入し、下死点位置に達する。そして、上糸T
1のループが下糸T2と絡み合う。
【0014】続いて、係合子11が上方へ駆動される
と、図8に示すように、針棒2が第2スプリング15の
ばね力で上昇され、押え足24がワークWを保持した状
態で、針8がワークWから抜き出される。針8がワーク
Wから離れると、図9に示すように、針棒2が第1スプ
リング6のばね力で上昇され、針止め7により係合部材
28が持ち上げられて、コイルスプリング32が伸長さ
れる。その後、針棒2の上昇途中で、係合部材28がス
トッパ26に下側から係合し、図10に示すように、針
棒2と一緒に昇降軸17が上昇され、押え足24がワー
クWから離間され、針8が上死点位置に復帰する。な
お、ストッパ26の高さを調整することにより、押え足
24がワークWから離れるタイミングをワークWの厚さ
に応じて適宜に変更することができる。
【0015】このように、本実施例のワーク押え装置に
おいては、針8がワークWを貫通している間は、係合部
材28によってコイルスプリング32が圧縮され、その
ばね力で押え足24がワークWに押し付けられる。コイ
ルスプリング32は針棒駆動系とは別の昇降軸17上に
設けられているから、押え足24に強力な保持力を付与
できる。従って、押え足24によりワークWを針板29
上に確実に押し付けて保持でき、皮等の厚手ワークの場
合でも、そのワークWから針8をスムーズに抜き出すこ
とができる。また、係合部材28は針棒2に連動してコ
イルスプリング32を伸縮するので、ソレノイド又はシ
リンダ等のアクチュエータを使用する必要がなく、装置
全体を安価に構成することもできる。
【0016】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、ストッパや係合部材の形状を適宜
に変更したり、本発明を本縫ミシンに応用したりする
等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに
構成を任意に変更して具体化することも可能である。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
針棒駆動系とは別の昇降軸上に設けたスプリングで押え
足に強力な保持力を付与して、皮等の厚手ワークを針板
上に確実に押えて保持できるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す刺繍ミシンのワーク押
え装置の正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図4】同押え装置の作用を示す部分正面図である。
【図5】同押え装置の作用を示す部分正面図である。
【図6】同押え装置の作用を示す部分正面図である。
【図7】同押え装置の作用を示す部分正面図である。
【図8】同押え装置の作用を示す部分正面図である。
【図9】同押え装置の作用を示す部分正面図である。
【図10】同押え装置の作用を示す部分正面図である。
【図11】従来の刺繍ミシンのワーク押え装置を示す断
面図である。
【図12】従来装置の作用を示す断面図である。
【図13】従来装置の作用を示す断面図である。
【符号の説明】 1 支持体 2 針棒 8 針 17 昇降軸 24 押え足 26 ストッパ 28 係合部材 29 針板 32 コイルスプリング W ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体に針棒と平行に昇降軸を支持し、
    前記昇降軸にワークを針板に押し付ける押え足と、圧縮
    状態で前記昇降軸を下方へ付勢するスプリングとを設
    け、前記針棒には針が前記ワークを貫通している間は前
    記スプリングを圧縮する係合部材を支持し、前記昇降軸
    には前記針棒の上昇途中に前記係合部材に係合するスト
    ッパを設けてなることを特徴とするミシンのワーク押え
    装置。
JP28197393A 1993-10-15 1993-10-15 ミシンのワーク押え装置 Pending JPH07119015A (ja)

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