JPH07118781B2

JPH07118781B2 - ゴースト除去用基準信号送受信方法

Info

Publication number: JPH07118781B2
Application number: JP60252152A
Authority: JP
Inventors: 哲明諸冨; 清健福井; 敏郎野添; 和男古保
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1985-11-11
Filing date: 1985-11-11
Publication date: 1995-12-18
Anticipated expiration: 2010-12-18
Also published as: JPS62111578A

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、テレビジョン信号の伝送上で発生した群遅延
歪、周波数振幅特性歪、ゴーストなどを除去する為の、
ゴースト除去用基準信号送受信方法に関するものであ
る。

従来の技術従来、テレビジョン信号の伝送上で発生したゴーストを
除去する最も有力な手段として、第４図に示すようなト
ランスバーサルフィルタを用いたゴースト除去装置があ
る。これは、ゴーストを発生する伝送系を一つのフィル
タとみなし、前記トランスバーサルフィルタでその逆特
性となるフィルタ特性を作り出し、ゴーストを除去する
物である。

このトランスバーサルフィルタを用いたゴースト除去装
置における最も重要なポイントは、前記伝送系のフィル
タ特性を推測するための基準信号にある。この基準信号
として、垂直同期信号前縁の差分信号を用いていた。
（参考文献：大西他、テレビ画像のゴースト自動除去、
昭和53.5NHK技研月報）前記従来より使用されている基準信号に関して、第９
図、第10図を用いて説明する。第９図において、100は
垂直同期信号前縁部、101はゴースト、102は垂直等化パ
ルスである。前記ゴースト101は垂直同期信号前縁部100
の遅れたものである。第10図は、前記垂直同期信号前縁
部100とゴースト101を差分したときの信号波形である。
同図において、103は垂直同期信号前縁部100の差分信
号、104はゴースト101の差分信号である。垂直同期信号
前縁部の差分信号103とゴーストの差分信号104は、伝送
系のインパルス応答を示しており、これを用いてゴース
トを除去する。

また、日本放送協会から、第11図に示すようなゴースト
除去用基準信号（GCR）が提案されている。（参考文
献：小原他、ゴースト除去用基準波形の一検討 TV学技
報、RE81−６昭和56.2）同図において、110はバー信
号、111はパルス信号、112はカラーバースト、113は水
平同期信号である。パルス信号111は前記伝送系のイン
パルス応答を推測するのに使用される。またバー信号11
0は前記トランスバーサルフィルタによるサグの発生の
検出に使用する。

発明が解決しようとする問題点ゴースト除去の基準信号として、従来のように垂直同期
信号を用いる場合の問題点は、テレビジョン信号の同期
信号の信号品質が、DG、DPなどのような映像信号の信号
品質を示すパラメータで保証されていないことである。
また、RF信号に変調されたテレビジョン信号の同期信号
部は、最も信号電力の大きな処であり、非線形歪も受け
やすいことである。よって、ゴーストなどによる映像信
号と同期信号との波形歪の相関性が完全ではなく、前記
垂直同期信号前縁をゴースト除去の基準信号とする場合
は、ゴーストを十分に除去する事が難しかった。

また、日本放送協会が提案しているゴースト除去用基準
信号においても、前記パルス信号111は、ゴーストを十
分除去するために1.5Tパルス相当（半値幅187.5n秒）の
パルスが要求されている。（参考文献：小原他、アダプ
ター形ゴーストキャンセラーのシステム検討 TV学技報
IT52−１昭和57.2）しかし、このようなパルス信号
の場合、文字放送で問題となるような近接ゴーストや、
群遅延歪、周波数振幅特性歪の補正などの為の情報を得
にくい。なぜなら、前記伝送歪に対するインパルス応答
は、元となるパルスの近傍に多数のパルスの集合として
表現される。そのため、後者のパルスと元のパルスとの
分離が難しいからである。

また、単一パルスであるため、その信号電力は小さく、
雑音などの影響を受けやすかった。

さらに、ゴースト除去可能な時間範囲においても、前記
垂直同期信号前縁部100を基準信号とした方法では、1/2
水平期間以上の遅れゴーストに対して、遅れて来た信号
が基準信号によるものなのか、または他の信号が遅れて
来たものなのか判別出来ない。これを第12図、第13図
を用いて説明する。第12図は、1/2水平期間以上の遅れ
ゴーストを示す信号図である。同図において、100は垂
直同期信号前縁部、102は等価パルス、105は等価パルス
102が遅れて出来たゴーストである。第13図は、垂直同
期信号前縁部100と、ゴースト105を差分した信号を示す
信号図である。同図において、103は垂直同期信号前縁
部100の差分信号、106はゴースト105の差分信号であ
る。第12図、第13図から、ゴースト105が等価パルス102
によるゴーストなのか、または垂直同期信号前縁部100
が遅れて来た、２個のゴーストによって出来たものなの
かが区別出来ない。

よって、前記垂直同期信号前縁部100を基準信号とする
ゴースト除去装置のゴースト除去範囲は、最大1/2水平
期間しか無い。また、前記日本放送協会が提案している
ゴースト除去用基準信号では、その信号形式より、16.8
μ秒以上の遅れ時間を持つゴーストは、前記と同一理由
により除去不可能となる。

本発明は、上記問題点に鑑み、テレビジョン信号に変調
回路で変調して得られたデジタル信号列を重畳してゴー
スト除去用基準信号として用いることにより、単一パル
ス信号よりも電力の大きな信号で、また1/2水平期間以
上の遅れゴーストも除去可能な、かつ他の映像信号と全
く同一条件で伝送されたゴースト除去のための基準信号
を提供するものである。

問題点を解決するための手段本発明は上記問題点を解決するため、信号列発生回路
と、信号列を変調してデジタル信号列を得る変調回路
と、前記変調回路で変調されたデジタル信号列をテレビ
ジョン信号の垂直帰線期間に重畳する手段と、前記デジ
タル信号列を重畳された前記テレビジョン信号を伝送す
る伝送手段と、前記伝送手段より伝送された前記テレビ
ジョン信号に対し前記伝送手段で発生した群遅延歪、周
波数振幅特性歪、ゴーストなどを除去するゴースト除去
手段から成るものである。

作用本発明は上記した手段により、テレビジョン信号に変調
回路で変調して得られたデジタル信号列を重畳してゴー
スト除去用基準信号として用いることにより、単一パル
ス信号よりも電力の大きな信号で、また1/2水平期間以
上の遅れゴーストも除去可能な、かつ他の映像信号と全
く同一条件で伝送されたゴースト除去のための基準信号
を提供するものである。

実施例第１図は本発明のゴースト除去用基準信号送受信方法を
示す回路構成図である。同図に於て、１はデジタル信号
列の発生回路、２は信号重畳回路、３は伝送系、４はゴ
ースト除去装置である。以下、この動作に関して説明す
る。デジタル信号列発生回路１の出力信号を信号重畳回
路２でテレビジョン信号の垂直帰線期間に重畳する。ゴ
ースト除去装置４では、前記重畳されたデジタル信号列
を基準信号とし、伝送系３で発生した群遅延歪、周波数
振幅特性歪、ゴーストなどを除去する。

ここで、上記伝送系３とは、搬送波信号をテレビジョン
信号で変調し、無線系または有線系で信号伝送を行うも
の、またはビデオテープレコーダのように、なんらかの
記録媒体に信号を記録、再生して信号伝送を行うものを
さす。

第２図は本発明のゴースト除去用基準信号伝送方法に於
けるデジタル信号列発生回路１の第１の実施例の構成を
示す回路構成図である。第２図において、11は信号列発
生回路,12は変調回路、以上により１のデジタル信号列
発生回路を構成する。２は信号重畳回路である。以下、
この動作に関して説明する。信号列発生回路11で作られ
た信号列は変調回路12で変調される。前記変調された信
号は、信号重畳回路２で、テレビジョン信号の垂直帰線
期間に重畳される。前記変調方法の代表的なものとし
て、NRZ変調法がある。

第３図は、垂直帰線期間中に重畳されたゴースト除去用
基準信号の一例を示す波形図である。同図において、30
はデジタル信号列、31は信号列重畳期間、32はカラーバ
ースト、33は水平同期信号である。この例では、垂直帰
線期間中の垂直同期信号、及び垂直等化パルス期間以外
で、かつ第３図中に示す信号列重畳期間31に、信号列を
２値のNRZ信号として重畳し、デジタル信号列30を得て
いる。

また、前記信号発生回路11の出力は、予め定められた一
種、または複数種の信号列か、または疑似ランダム信号
列である。

ここで、疑似ランダム信号列とは、Ｍ系列などのランダ
ム信号発生アルゴリズムに基づいて得られた信号列よ
り、順次テレビジョン信号へ重畳する分の信号列を選び
出して求めるか、もしくは、リードオンリメモリなどに
記録された信号列より、テレビジョン信号へ重畳する分
だけ信号列を順次選び出して求めたもので、ほぼランダ
ムであると見なせる信号列を示す。また、前記予め定め
られた一種、または複数種の信号列とは、前記疑似ラン
ダム信号列の中より任意に選び出された一種、または複
数種の信号列、又は、ゴースト除去として適した特定の
一種、または複数種の信号列を示す。

次に、前記重畳されたデジタル信号列をどのようにゴー
スト除去の基準信号として用いるかを説明する。

第４図はゴースト除去装置の一例としてトランスバーサ
ルフィルタを用いたゴースト除去装置を示す回路構成図
である。同図において、20はトランスバーサルフィル
タ、21は制御回路、22はエラー信号列発生回路である。
ゴーストを含むテレビジョン信号は、群遅延歪、周波数
振幅特性歪、ゴーストなどを発生する伝送系３と、最終
的には逆特性を持つトランスバーサルフィルタ20で、前
記群遅延歪、周波数振幅特性歪、ゴーストなどが除去さ
れる。この出力信号から、エラー信号列発生回路22で、
前記群遅延歪、周波数振幅特性歪、ゴーストなどの除去
誤差による波形歪に応じたエラー信号列を発生する。前
記エラー信号列とトランスバーサルフィルタ20の入力信
号により、制御回路21で最小自乗誤差法などのアルゴリ
ズムを用いてトランスバーサルフィルタ20を制御し、前
記エラー信号列が最小となるよう、すなわち、前記群遅
延歪、周波数振幅特性歪、ゴーストなどを除去するよう
に制御する。

前記エラー信号列の求め方は、伝送され、かつトランス
バーサルフィルタ20により前記群遅延歪、周波数振幅特
性歪、ゴーストなどを除去されたテレビジョン信号よ
り、基準信号である前記デジタル信号列を選び出し、エ
ラー信号列発生回路22内に有する、または、エラー信号
列発生回路22内で演算して求めた前記選び出したデジタ
ル信号列に対応する期待すべき信号列との差として求め
る。

基準信号を用いたゴースト除去では、伝送手段で発生し
た群遅延歪、振幅特性歪やゴーストに対応したエラー信
号列を正確に求める事が必要となる。基準信号が単一パ
ルスの場合には、１水平期間内で、単一パルス以外に検
出された信号を群遅延歪、振幅特性歪やゴーストと見な
す。

しかしながら、テレビジョン信号には、伝送手段で雑音
が重畳され、基準信号も同じ影響を受ける。

従って、上記検出された信号には、群遅延歪み、振幅特
性歪みやゴースト以外に雑音が含まれている。この信号
を用いてゴースト除去手段を制御すれば、雑音に影響さ
れて十分なゴースト除去が出来ない。

これは、単一パルスの信号自体が、１水平期間に対して
ほとんど存在しないためであり、これは信号の二乗で求
まる電力が小さい事と同じである。

一方、デジタル信号列は単一パルスの集合体と等価であ
り、デジタル信号を１水平期間近くにわたって重畳する
ことが出来る。デジタル信号列の伝送速度にもよるが、
信号電力でみれば数百倍となる。

デジタル信号列の場合には、エラー信号列を求めるに
は、基準信号が固定ではない場合、相関演算による方法
を用いなければならない。

信号同士は相関があるが、雑音との相関はない。このた
め、ゴースト除去前の信号列とエラー信号列との相関演
算を行う事により、信号同士の場合には信号列の長さ、
すなわちパルス数に応じた相関結果が得られ、雑音に関
しては無相関のために相関結果は非常に小さく、結果と
して雑音の影響を殆んど受けないということになる。

さらに、1/2水平期間以上の遅れゴーストの場合には、
基準信号が重畳されている水平期間以前の水平期間の水
平同期信号とかカラーバーストとかが重畳されてくる
が、これは入力信号列とは相関がないので、この影響を
除去することが出来る。

以上のように本実施例によれば、信号列発生回路と、信
号列を変調してデジタル信号列を得る変調回路と、前記
変調回路で変調されたデジタル信号列をテレビジョン信
号の垂直帰線期間に重畳する手段と、前記デジタル信号
列を重畳された前記テレビジョン信号を伝送する伝送手
段と、前記伝送手段より伝送された前記テレビジョン信
号に対し前記伝送手段で発生した群遅延歪、周波数振幅
特性歪、ゴーストなどを除去するゴースト除去手段を設
け、前記デジタル信号列をゴースト除去用基準信号として用
いる事により、単一パルス信号よりも電力の大きな信号
で、また1/2水平期間以上の遅れゴーストも除去可能
な、かつ他の映像信号と全く同一条件で伝送されたゴー
スト除去のための基準信号を得ることが出来、よって従
来よりもゴースト除去効果を高めることが出来る。

第５図は本発明のゴースト除去用基準信号伝送方法に於
けるデジタル信号列発生回路１の第２の実施例の構成を
示す回路構成図である。同図において、14は疑似ランダ
ム信号列発生回路,15は固定信号列発生回路,16は切り替
えスイッチで、以上により、11の信号列発生回路を構成
する。12は変調回路,2は信号重畳回路である。同図にお
いて、第２図と同一なものは同一番号にしている。以下
に、動作について説明する。第５図において、疑似ラン
ダム信号列発生回路14で、疑似ランダム信号列を発生す
る。また、固定信号列発生回路15からは、固定信号列が
出力される。

これら２種の信号列は、切り替えスイッチ16でどちらか
一方が選択され、変調回路12の入力信号となる。この信
号は、第２図の実施例と同様、２値のNRZ変調法などで
変調された後、テレビジョン信号の垂直帰線期間に信号
重畳回路２で、重畳される。ここで、固定信号列発生回
路15の出力信号の一例は、変調しテレビジョン信号に重
畳した時、バー信号となるものである。

上記バー信号を第６図に示す。同図において、31は信号
重畳期間、34はバー信号、32はカラーバースト、33は水
平同期信号である。第３図とは異なり、信号重畳期間31
にバー信号34を重畳している。

第１の実施例に対し、新たに前記固定信号列によるバー
信号を重畳する目的は、第４図のトランスバーサルフィ
ルタ20で発生するサグを検出し、それを防止する事にあ
る。トランスバーサルフィルタ20において、大多数のタ
ップの重みが正、又は負の方向に微小量片よった場合、
トランスバーサルフィルタ20の段数、及びタップ重みの
片よりの程度に応じてその出力信号にサグが発生する。
このサグは、テレビジョン受信機の表示の上ではスミヤ
として表われ、画質の劣化につながる。また、このサグ
の影響はバー信号のように、その信号の持つ周波数成分
が直流成分に近い場合には顕著に表われるが、疑似ラン
ダム信号列、又は、ほぼランダム信号とみなせるデジタ
ル信号列のように、その多くの周波数成分が直流成分以
外に存在するものに対しては、ほとんど影響が無い。第
７図、第８図はデジタル信号列と、バー信号に対するサ
グの影響を示す波形図である。

第７図のようにデジタル信号列30はあまりサグの影響を
受けていないが、第８図のバー信号はサグの影響を大き
く受けている。よって、トランスバーサルフィルタ20に
よるサグを検出するには、第６図のバー信号34をゴース
ト除去の基準信号の中に加える必要がある。

前記第５図の切り替えスイッチ16による疑似ランダム信
号列と、固定信号列を選択する頻度の比は、前者を１と
すると、後者は1/10から、1/100の程度で十分である。

第２の実施例における固定信号列によるバー信号の形状
は、第６図の形状に限定されるものではなく、ゴースト
除去装置において、サグを検出、かつ防止可能であれば
良い。

第１、第２の実施例において、デジタル信号の変調方法
をNRZ変調としたが、これに限定されるものではない。

以上のように、信号列発生回路を、疑似ランダム信号列
発生回路と、固定信号列発生回路と、信号列切り替え回
路より構成し、前記信号切り替え回路は前記疑似ランダ
ム信号列発生回路の出力と、前記固定信号列発生回路の
出力を選択的に切り替え、前記信号列発生回路の出力と
することにより、テレビジョン信号に重畳するデジタル
信号列を疑似ランダム信号列か、またはバー信号となる
ように選択的に切り替え、疑似ランダム信号列ではゴー
ストを除去し、またバー信号ではゴースト除去装置のサ
グを検出、または防止することが出来る。

発明の効果以上述べてきたように、本発明に基づき、テレビジョン
信号にデジタル信号列を重畳してゴースト除去用基準信
号として用いることにより、デジタル信号列は、伝送速
度に応じて伝送されるパルスの数だけ、単一パルス信号
よりも電力の大きな信号となり、また最小自乗誤差法な
どによる相関演算を用いて、1/2水平期間以上の遅れゴ
ーストも除去可能であり、かつ他の映像信号と全く同一
条件で伝送することが出来、ゴースト除去装置のゴース
ト除去性能を向上することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示す回路構成図、第２図は本発
明のゴースト除去用基準信号伝送方法に於けるデジタル
信号列発生回路の第１の実施例の構成を示す回路構成
図、第３図は本発明のゴースト除去用基準信号を示す波
形図、第４図はゴースト除去装置を示す回路構成図、第
５図は本発明のゴースト除去用基準信号伝送方法に於け
るデジタル信号列発生回路の第２の実施例の構成を示す
回路構成図、第６図は本発明のゴースト除去用基準信号
伝送方法に於けるデジタル信号列発生回路の第２の実施
例によるゴースト除去用基準信号の一部を示す波形図、
第７図、第８図はサグによる波形変化を示す波形図、第
９図、第10図、第11図、第12図、第13図は従来のゴース
ト除去用基準信号を示す波形図である。１……デジタル信号列発生回路、２……信号重畳回路、
３……伝送系、４……ゴースト除去装置、11……信号列
発生回路、12……変調回路、14……疑似ランダム信号列
発生回路、15……固定信号列発生回路、16……信号切換
スイツチ、20……トランスバーサルフィルタ、21……制
御回路、22……エラー信号列発生回路、30……デジタル
信号列、31……信号列重畳期間、34……バー信号。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者野添敏郎大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者古保和男大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (56)参考文献特開昭62−18174（ＪＰ，Ａ) 特開昭56−166646（ＪＰ，Ａ) 特開昭58−202676（ＪＰ，Ａ) 実開昭56−60359（ＪＰ，Ｕ)

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】信号列を発生する信号列発生回路と、前記
信号列を変調してデジタル信号列を得る変調回路と、前
記変調回路より発生したデジタル信号列をテレビジョン
信号の垂直帰線期間に重畳する重畳手段と、前記デジタ
ル信号列を重畳された前記テレビジョン信号を伝送する
伝送手段と、前記伝送手段より伝送された前記テレビジ
ョン信号に対し前記伝送手段で発生した群遅延歪、振幅
特性歪、ゴーストなどを除去するゴースト除去手段とか
ら成り、前記ゴースト除去手段は前記テレビジョン信号
に重畳された前記デジタル信号列を基準信号とし、前記
ゴースト除去手段の入力と、前記入力と前記ゴースト除
去手段に記憶した前記デジタル信号列に対応する期待す
べき信号列との差として求まるエラー信号列との相関演
算に基づいて前記ゴースト除去手段を制御することを特
徴とするゴースト除去用基準信号送受信方法。
【請求項２】信号列発生回路は、疑似ランダム信号列を
発生することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
ゴースト除去用基準信号送受信方法。
【請求項３】信号列発生回路は、疑似ランダム信号列発
生回路と、固定信号列発生回路と、信号列切り替え回路
から成り、前記信号列切り替え回路は前記疑似ランダム
信号列発生回路の出力と、前記固定信号列発生回路の出
力を選択的に切り替え、前記信号列発生回路の出力とす
ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のゴース
ト除去用基準信号送受信方法。
【請求項４】固定信号列発生回路は、その出力信号が変
調された時に、バー信号と成る固定信号列を発生するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第３項記載のゴースト除
去用基準信号送受信方法。
【請求項５】信号列発生回路は、一種または複数種の予
め定められた信号列を発生することを特徴とする特許請
求の範囲第１項記載のゴースト除去用基準信号送受信方
法。