JPH07118357B2 - フラットケーブルの整線工具 - Google Patents

フラットケーブルの整線工具

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JPH07118357B2
JPH07118357B2 JP6680589A JP6680589A JPH07118357B2 JP H07118357 B2 JPH07118357 B2 JP H07118357B2 JP 6680589 A JP6680589 A JP 6680589A JP 6680589 A JP6680589 A JP 6680589A JP H07118357 B2 JPH07118357 B2 JP H07118357B2
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lines
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signal
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文夫 黒鳥
弘二 渡辺
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Fujitsu Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 高速信号用フラットケーブルをコネクタに結線する際に
用いる整線工具に関し、 信号線間に2本の接地線を有する高速信号伝送用のフラ
ットケーブルの導体ピッチをコネクタのコンタクト配列
に対応するピッチに簡単に変換できる整線工具を提供す
ることを目的とし、 一定のピッチで配列した複数の信号線と該信号線の各隣
接間に接地線が2本ずつ配設されてなるフラットケーブ
ルを、前記一定のピッチと同一ピッチで配列された信号
線接続用コンタクトと該信号線接続用コンタクトの各隣
接間に一個ずつの接地線接続用コンタクトとを有するコ
ネクタに接続する際に用いるケーブル導体ピッチ変換用
の整線工具であって、信号線と該信号線の両隣の接地線
との間に挿入され該接地線を信号線から離れる方向に移
動させるピッチ可変の櫛歯が設けられた第一の櫛歯部材
と、前記2本の接地線の一方を下方へ変位させる櫛歯が
設けられた第二の櫛歯部材とを有する構成である。
〔産業上の利用分野〕
本発明は高速信号用フラットケーブルをコネクタに結線
する際に用いる整線工具に関する。
高速信号伝送用フラットケーブルは、1本の信号線の両
側に各1本の接地線を有する複数本のケーブルを並列に
配列したフラットケーブルであり、一般に1.27mmピッチ
の信号線の間に2本の接地線が配設されている。
このようなフラットケーブルは、高性能化および小型化
された電子機器の実装および配線用に出現し、そのコネ
クタは、絶縁体に信号線接続用コンタクトと接地線接続
用コンタクトが交互に植設されてなるが、導体の配列ピ
ッチが微細であるため結線作業が厄介であり、これを解
決するため種々の工夫がなされている。
〔従来の技術〕
第4図は従来の高速信号伝送用フラットケーブル接続用
コネクタの主要部の斜視図である。
第4図において、高速信号伝送用フラットケーブル1
は、複数本の信号線2と、各信号線2の左右に配設され
た複数本の接地線3a,3bと、信号線2および接地線3a,3b
を覆う絶縁被覆4にてなり、コネクタに接続するフラッ
トケーブル1は先端部分の絶縁被覆を剥離し、各信号線
2と接地線3a,3bの先端部分を表呈させる。
なお、表呈した信号線2および接地線3a,3bの配設間隔
を保つため、絶縁被覆を剥離するに際し絶縁被覆4の最
先端部分を残す手法もある。
コネクタ5は絶縁体6と、複数本のコンタクト7および
接地板8とを備えてなり、各信号線2は対向するコンタ
クト7に半田接続し、各接地線3a,3bは基部から折り返
し曲げて接地板8に半田接続される。
このように、半田を使用しフラットケーブル1を接続す
るコネクタ5はフラットケーブル1の接続に際し加熱体
を使用する煩わしさがあり、作業効率の向上が困難であ
る。そこで、絶縁材にてなるロケータプレートに沿わせ
た信号線および接地線を、コンタクトのU字形接触部で
挟む新規構成のコネクタ(特願昭61−210261)が発明さ
れた。
第5図は該新規コネクタの概略構成を示す分解斜視図、
第6図はその側断面図である。
第5図および第6図において先端に絶縁被覆4の一部4a
を有するフラットケーブル1を接続するコネクタ11は、
絶縁材よりなる絶縁体12とロケータ13およびカバー14を
備え、絶縁体12には信号線接続用コンタクト15と接地線
接続用コンタクト16を交互に植設し、コンタクト16を共
通接続する接地ターミナル17を挿着してなる。
ロケータ13は、側面視U字形をした信号線挿入溝18と接
地線挿入溝19が交互に形成してあり、溝18に信号線2の
接続部を挿入し、溝19に信号線間の2本の接地線3a,3b
の接続部を挿入してコンタクトのピッチに合わせてロケ
ータプレート13に沿わせた後、ロケータ13を絶縁体12に
挿着すると、ばね性を有する金属からなるコンタクト1
5、16のU字形接続部が、信号線2または接地線3a,3bを
介してロケータ13を挟むため、対向する信号線2とコン
タクト15および、接地線3a,3bとコンタクト16は、該挿
着によって電気的に接続される。
〔発明が解決しようとする課題〕
フラットケーブルの信号線はコネクタの信号線接続用コ
ンタクトと同一ピッチ、例えば1.27mmの高密度で配列し
ており、また接地線は信号の伝達特性を所定に設定する
ため信号線間に2本配設されている。一方コネクタ側の
コンタクト配列は高密度のためフラットケーブルに対応
して信号線接続用コネクタの間に2つの接地線接続コン
タクトを設けることが困難で、信号線接続用コンタクト
間に一個の接地線接続用コンタクトしか設けることが出
来ない。このため隣接する2本の接地線を1個の接地線
接続用コンタクトに結線する必要がある。即ち異なる位
置にある隣接接地線をロケータの同一の接地線挿入溝に
挿入する必要がある。しかし配列ピッチが極めて微細
(1mm以下)であり、かつ導体本数が多い(例えば信号
線本数が50本の場合、接地線本数は100本に達する)の
で一つの接地線挿入溝にピッチを変えて2本ずつの接地
線を挿入する作業が極めて困難であるという問題点があ
った。
本発明は上記問題点に鑑み創出されたもので、信号線間
に2本の接地線を有する高速信号伝送用のフラットケー
ブルの導体ピッチをコネクタのコンタクト配列に対応す
るピッチに簡単に変換できる整線工具を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の整線工具の要部を示す斜視図である。
上記問題点を解決するための本発明の整線工具は、第1
図に示す如く,一定のピッチで配列された複数の信号線
と該信号線の間にそれぞれ2本ずつ配列された接地線と
からなるフラットケーブルを、コネクタの、該複数の信
号線のピッチと同一ピッチで配列された複数の信号線接
続用コンタクトと該信号線接続用コンタクトの間にそれ
ぞれ1個ずつ配列された接続線接続用コンタクトとにそ
れぞれ接続するためのフラットケーブルの整線工具であ
って、該信号線と該2本の接地線との間にそれぞれ挿入
され、該2本の接地線が重なる方向に移動させるる一対
の櫛歯からなる第1の櫛歯部材と、該2本の接地線の一
方を下方へ変位させる櫛歯が設けられた第2の櫛歯部材
とを有する構成である。
〔作 用〕
先ず絶縁被覆が剥離されて表呈された信号線と接地線と
を第一の櫛歯部材の櫛歯の間に挿入すると、信号線は一
本、接地線は2本ずつ櫛歯間に挿入される。
次で第二の櫛歯部材を降下させてその櫛歯により片側の
接地線を下方に変形させてから第二の櫛歯部材を後退さ
せる。次いで第一の櫛歯部材の櫛歯を信号線から離れる
方向に移動させて櫛歯間の2本の信号線が互いに接近す
る方向に変形させると2本の接地線の片側は他方の下側
にあるので、上下に重なって隣接信号線の中間の位置に
変位する。即ちフラトケーブルの結線部は接地線2本と
信号線とが交互に等間隔で配列した状態に整線されるの
で、全導体を一括して容易にコネクタのロケータのコ字
形状溝に挿入することができる。
〔実施例〕
以下添付図により本発明の実施例を説明する。
第2図は一実施例の全体構造を示す斜視図、第3図は整
線作業の手順を示す断面図である。
なお全図を通じて同一符号は同一対象物を表す。
先ず第2図により全体の構造を説明する。本発明の整線
工具は、フラットケーブル1を位置決めして載置する載
置台72a,72b、矢印Aの如く回動して載置されたフラッ
トケーブル1を挟んで押さえるケーブル押さえ73a,73
b、載置面から突出してケーブルの導体が挿入される櫛
歯61a,61bをそれぞれ有する一対の部材でよりなる第一
の櫛歯部材6a,6b、矢印Cの如く操作することによって
カム動作等により第一の櫛歯部材の一対6a,6bを互いに
反対方向に矢印Bの如く移動させるレバ74、矢印Dの如
く回動させるとケーブル押さえの窓部73cを介してケー
ブルの導体を押圧する櫛歯51を有する第二の櫛歯部材5
等がベース部材71に取付けられてなっている。
次に第1図により、櫛歯部材の位置関係を詳細に説明す
る。
図において、1は高速伝送用のフラットケーブルで、複
数の信号線2が例えば1.27mmの微細ピッチで平面状に配
列し、信号線の両側には接地線3a,3bが信号線から所定
の距離(例えば0.45mm:信号線の特性インピーダンスを
満足するように設定されている)離れて配置され絶縁被
覆4で覆われており、接続部は絶縁被覆が剥離されて導
体を露呈させた状態に準備されている。第一の櫛歯は左
方向に移動する櫛歯部材6aの側面からL字状に突出する
櫛歯61aと、右方向に移動する櫛歯部材6bから同様に突
出する櫛歯6bとが交互に配列してケーブル載置面から突
出させて全体の櫛歯が構成されている。この櫛歯の配列
は初期状態では、信号線と、その両側の接地線との間に
円滑に挿入されるように、信号線2を収容するピッチは
狭く、2本の接地線を収容する櫛歯間隔は広い構成配置
となっている。
上方から降下する第二の櫛歯部材5の櫛歯51は、各信号
線2の一方の側(図では右側)の接地線3bを下方へ押圧
するように信号線ピッチと同一の1.27mmの固定ピッチで
形成配置されている。一点鎖線は押圧されて下方へ変形
した接地線を示す。
次に櫛歯部分の断面を示す第3図により、上記整線工具
によるフラットケーブルの整線作業を説明する。
先ず接続部に対応した長さの信号線2,接地線3a,3bが
露出するように絶縁被覆4を除去したフラットケーブル
を準備する。
次に工具の載置台の上に所定の位置決めしてフラット
ケーブルを載置すると、第一の櫛歯部材の櫛歯61a,61b
が信号線2と2本の接地線3a,3bとを分けるように挿入
される。ケーブル押さえでフラットケーブルの接続部以
外の絶縁被覆を押さえる。
第二の櫛歯部材を所定に降下させて片側の接地線(図
では信号線の右側)を櫛歯51で押圧し、接続部の長さに
相当する部分を下方へ変形させたのち上昇させる。軟銅
線等からなる導体は容易に伸びて塑性変形し、櫛歯51を
取り除いたあともその位置を保つ。
次に第一の櫛歯部材の一対を互いに反対方向へ移動さ
せて、信号線を挟んで隣合う櫛歯61a,61bの間隔を離
す。これにより隣接櫛歯間の2本の接地線3a,3bは、信
号線2側の側面を櫛歯に押圧されて2本か重なる方向に
変位し、信号線間の中間の位置まて変形される。そのま
ま取り出すと信号線と上下に重なった2本の接地線とが
同一ピッチで配列した接地部を有するフラットケーブル
が得られる。
この状態に整線されたフラットケーブルの接続部を、第
5、6図で前述したコネクタの信号線挿入溝と接地線挿
入溝が等ピッチで交互に形成されているロケータに巻付
けると、2本の接地線は一つの接地線挿入溝に重なって
一括して挿入されるので結線作業が極めて簡単である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の整線工具によれば、信号線
間に2本の接地線を有する高速信号伝送用のフラットケ
ーブルの導体ピッチをコネクタのコンタクト配列に対応
するピッチに簡単に変換できるので、フラットケーブル
をコネクタに接続する作業が大幅に容易となり、半田接
続よりも確実かつ安定な接続ができるようになり、その
実用的効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の整線工具の要部を示す斜視図、 第2図は一実施例の全体構造を示す斜視図、 第3図は整線作業の手順を示す断面図、 第4図は従来のコネクタの主要部の斜視図、 第5図は新規コネクタの概略構造を示す分解斜視図、 第6図は第5図のコネクタの側断面図、 である。 図において、 1……フラットケーブル、2……信号線、 3a,3b……接地線、4……絶縁被覆、 5……第二の櫛歯部材、51……櫛歯、 6a,6b……第一の櫛歯部材、61a,61b……櫛歯、 を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定のピッチで配列された複数の信号線と
    該信号線の間にそれぞれ2本ずつ配列された接地線とか
    らなるフラットケーブルを、コネクタの、該複数の信号
    線のピッチと同一ピッチで配列された複数の信号線接続
    用コンタクトと該信号線接続用コンタクトの間にそれぞ
    れ1個ずつ配列された接続線接続用コンタクトとにそれ
    ぞれ接続するためのフラットケーブルの整線工具であっ
    て、 該信号線と該2本の接地線との間にそれぞれ挿入され、
    該2本の接地線が重なる方向に移動させる一対の櫛歯か
    らなる第1の櫛歯部材と、該2本の接地線の一方を下方
    へ変位させる櫛歯が設けられた第2の櫛歯部材とを有す
    ることを特徴とするフラットケーブルの整線工具。
JP6680589A 1989-03-17 1989-03-17 フラットケーブルの整線工具 Expired - Lifetime JPH07118357B2 (ja)

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US5509201A (en) * 1994-10-17 1996-04-23 Molex Incorporated Wire position shifting mechanism and method of assembling wire harnesses

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