JPS6366874A

JPS6366874A - フラツトケ−ブルの接続終端処理方法

Info

Publication number: JPS6366874A
Application number: JP61210271A
Authority: JP
Inventors: 文夫黒鳥; 渡辺　弘二
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1986-09-05
Filing date: 1986-09-05
Publication date: 1988-03-25
Also published as: JPH044710B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概要〕フラットケーブルの終端部を端子に接続するための処理
方法であり、フラー／　）ケーブルの終端近傍の絶縁被覆を剥離し、
隣接する一対の接地線をフラットケーブルの厚さ方向に
重なるように整形することにより、信号線および接地線
と端子との接続を容易ならしめたものである。

〔産業上の利用分野〕

本発明はフラットケーブルの接続終端処理方法、特にコ
ネクタの端子等との接続を容易にする方法に関する。

高速信号伝送用フラットケーブルは、１本の信号線の両
側に各１本の接地線を有する複数本のケーブルを並列に
接続し構成したフラットケーブルであり、一般に１．２
７ｍｍピッチの信号線の間に２本の接地線が配設されて
いる。

このように構成されたフラットケーブルは、高性能化お
よび小型化された電子機器の実装および配線用に出現し
、接続終端部の絶縁被覆を剥離し露出せしめた信号線お
よび接地線は、コネクタの絶縁体に収容したコンタクト
、接地板（接地用コンタクト）に接続される。

〔従来の技術〕

第７図と第８図はそれぞれ、高速信号伝送用フラットケ
ーブルの接続終端処理の従来例を示す斜視図である。

第７図において、高速信号伝送用フラットケーブル１は
、複数本の信号線２と、各信号線２の左右に配設された
複数本の接地線３と、信号線２および接地線３を覆う・
絶縁被覆４にてなり、コネクタ５に接続するフラットケ
ーブル１は、先端部分の絶縁被覆を剥離し、各信号線２
と接地線３の先端部分を露出させる接続終端処理が行わ
れる。

なお、露出した信号線２および接地線３の配設間隔を保
つため、絶縁被覆を剥離するに際し絶縁被覆４の最先端
部分を残す方法もある。

コネクタ５は絶縁体６と、複数本のコンタクト７および
接地板８とを具えてなり、各信号線２は対向するコンタ
クト７に半田接続し、各接地線３は基部から折り返し曲
げして接地板８に半田接続される。

第８図において、圧接方式のコネクタ９は、絶縁体１０
と各複数本の信号線接続用コンタクト１１゜接地線接続
用コンタクト１２を具えてなり、絶縁被覆４の一部を除
去し露出させた前方または後方に折り曲げした信号線２
と接地線３は、対向するコンタクト１１または１２の圧
接溝に圧入し接続させる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

半田を利用した従来のフラットケーブル接続用コネクタ
は、信号線コンタクトを１．２７ｍｍピッチに配設する
構成が容易であるが、フラットケーブルの接続作業に加
熱体を使用する煩わしさがあり、作業効率の向上が困難
であった。

そこで、半田を使用せず信号線と接地線をコンタクトに
圧入する等の接続方式のコネクタが出現し、フラットケ
ーブルの接続が効率化された。しかし、従来のフラット
ケーブルの接続終端処理は、絶縁被覆の一部を除去する
だけであり、信号線と接地線を接続するコネクタのコン
タクトは、各信号線および接地線と１対１で対応するよ
うに配設していた。従って、信号線のピッチが１．２７
ｍｍであるとき、接地線接続用コンタクトは１．２７ｍ
ｍの間に２個配設する必要があるため、接地線接続部の
強度を十分にすることが困難であり、電気的に安定な接
続の得られないことがあった。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明によるフラットケーブル接続終端処理の
実施例の基本工程説明図である。

第１図（イ）においてフラットケーブル１は信号線２と
、信号線２の両側に位置する一対の接地線３とが規則的
に同一平面内に配設されるように、絶縁被覆４で覆われ
てなる。

第１図（ＩＩ）において、各信号線２と接地線３の終端
に被覆４の一部４ａを残し所定長さ部分の被覆中間部４
ｂを除去する。

次いで第１図（ハ）に示すように、被覆４ｂの除去によ
り露出し隣接する一対の接地線３をフラットケーブルｌ
の厚さｔ方向に重なるように整形、即ち第１図（ニ）に
示すように各信号線２間に配設され隣接する一対の接地
線３の一方が他方の下に重なるように整形する。

〔作用〕

上記手段によれば、露出し隣接する一対の接地線をフラ
ットケーブルの厚さ方向に重ね整形処理することで、２
本の接地線を１つのコンタクトと接続可能になる。従っ
て、信号線の２倍の本数の接地線を有するフラットケー
ブル接続用コネクタは、接地線接続用コンタクトのピッ
チが、信号線接続用コンタクトと同じピッチに配設可能
となり、フラットケーブルとコネクタとの接続が簡易と
なり、しかもコネクタの構成部品数が大幅に減少し、か
つ、接地線接続用コンタクトの機械的強度を改善できた
。

〔実施例〕

以下に、図面を用いて本発明の実施例によるフラットケ
ーブルの終端処理方法を説明する。

第２図は本発明の一実施例によるフラットケーブル接続
終端処理の工程説明図、第３図は第２図の整形板と信号
線、接地線との関係説明図、第４図は整形板を使用した
整形装置の模式斜視図、第５図は本発明によるフラット
ケーブルを接続したコネクタの側断面図、第６図は第５
図のロケータの構成図である。

第２図（イ）〜（ネ）において、フラットケーブル１の
終端面１ａから所定量だけ離れた位置に、上下動する一
対の切刃２１と２２を食い込ませたのち、切刃２１．２
２をケーブル終端面１ａ方向（またはフラットケーブル
ｌをその反対方向）に、切り離し被覆４ｃの切り離し端
がケーブル終端面１ａを越えない範囲で移動させる。す
ると、各信号線２と接地線３の終端近傍が露出する。

次いで、該切り離し端に近い一部４ａを残し切り離し被
覆４ｃを切断する。

次いで、信号線２と接地線３の露出部の一方（図は右方
）の端部近傍を一対の整形板２３と２３で挟んだのち、
整形板２３と２４を信号線２と接地線３の露出部の他方
（図は左方）の端部近傍に向けて移動させる、または整
形板２３と２４が信号線２と接地線３の露出部の他方（
図は左方）の端部近傍に位置するようにフラットケーブ
ル１を移動させると、隣接する接地線３の一方が他方の
下に重なるようになる。

第３図（イ）において、整形板２３は各隣接接地線３の
一方（図は左方）の上方に対向する角形突起２５を設け
、整形板２４は各信号線２に対向する凹所２６と各隣接
接地線３の双方に対向する凹所２７を設けてなる。信号
″ｆＭ２に対向する凹所２６および、両側に位置する１
本の接地線３に対向する凹所２８は、信号線２または接
地線３の挿入可能な幅寸法の直状である。他方、凹所２
７は一対の隣接接地線３の双方が挿入可能な開口部２７
ａと段違いに対向する一対の斜辺２７ｂ、　２７ｃにて
１本の接地線３が挿入可能な狭幅部２７ｄにてなる。そ
して、一対の斜辺２７ｂ、２７ｃは突起２５の下方に対
向する斜辺２７ｂが斜辺２７ｃよりも下方に位置してい
る。

そこで、整形板２４を上昇させる等によっは露出する信
号線２と接地線３が挿入するようにすると第３図（ロ）
に示すように、各凹所２６．２８にそれぞれ１本の信号
ｙＡ２．接地線３が嵌合゛し、各凹所２７には隣接する
２本の接地線３が上下に重なって嵌合、即ち斜辺２７ｃ
に当接し挿入の遅れた接地線３が他方の接地線３の上に
位置する重なりで嵌合する。

その際、凹所狭幅部２７ｄに嵌合すべき一対の接地線３
は、斜辺２７ｂ、２７ｃのコーナ部分に引っ掛かって完
全に嵌合しないことがあるため、整形板２３を降下させ
ると第３図（ハ）に示すように、各突起２５が重なるべ
き一対の接地線３を押下し凹所狭幅部２７ｄと確実に嵌
合するようになる。

第４図において、フラットケーブル固着台２８は複数対
のガイドローラ２９を介し支持されており、矢印方向に
往復動する。そして、固着台２８の前方には整形板２４
が装着してあり、整形板２４の上方に上下動可能な整形
板２３が設けである。

一部の被覆４ａを残し信号線２と接地線３の一部分を露
出させたフラットケーブル１は、露出信号線２．接地線
３が前方から突出するようにして固着台２８に搭載し、
押さえ金具３０で固定する。すると、被覆４ａに近い露
出信号線２．接地線３は整形板２４の凹所に嵌合する。

そこで、整形板２３を降下動させ露出信号線２．接地線
３を整形板２４の凹所に確実に嵌合せしめたのち、固着
台２８を前方に向けて移動させると、隣接する露出接地
線３は上下に重なるように整形される。

第５図において、コネクタ３１はばね性を有する金属よ
りなる信号線接続用コンタクト３２と接地線接続用コン
タクト３３、プラスチックをモールド形成し各複数個の
コンタクト３２と３３を交互に植設した絶縁体３４、プ
ラスチックをモールド形成しフラットケーブルｌの露出
信号線２および信号線３をコ字状に添着させるロケータ
３５、プラスチックをモールド形成したカバー３６、金
属板よりなる接地用ターミナル３７からなり、信号線２
および信号線３はばね弾性を有する各コンタクト３２．
３３のコ字だ信号線挿入溝３８と接地線挿入溝３９が交
互に形成してなる。隣接する一対の接地線３が重なって
挿入される溝３９の深さｄ２は、接地線３・と同じ太さ
の信号線２が１本挿入される溝３８の深さｄｉよりも１
本の接地線３の直径だけ深く形成されている。

なお、前記実施例で整形板２３の突起２５は、信号線２
の表面を傷付けない配慮に基づくものであって、本発明
方法の基本構成として不要である。

また、第５図は本発明方法で処理したフラットケーブル
を接続するコネクタの一例であり、他の構成になるコネ
クタ、例えば隣接する一対の接地線を圧入する圧接コン
タクトを植設したコネクタにも使用できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明方法によれば、隣接する接地
線を１個の端子（コンタクト）に接続できるため、該端
子の配設を高密度化または端子の機械的強度の改善がで
きると共に、端子の所要本数を減少し得た効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるフラットケーブル接続終端処理の
実施例の基本工程説明図、第２図は本発明の一実施例による工程説明図、第３図は
第２図の整形板と信号線、接地線との関係説明図、第４図は本発明方法に係わる処理装置の模式図、第５図
は本発明によるフラットケーブルを接続したコネクタの
側断面図、第６図は第５図のロケータの構成図、第７図と第８図はそれぞれ従来のフラットケーブル接続
終端処理を示す斜視図、である。図中において、１はフラットケーブル、２は信号線、３は接地線、４は絶縁被覆、　　４ａは被覆の一部、４ｂは除去被覆
、２３．２４は整形板、２５は突起、２７は凹所、　　　　　　２７ａは開口部、２７ｂ、　
２７ｃは凹所内斜辺、２７ｄは狭幅部、ｔは厚さ、を示す。簗７図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）信号線（２）と一対の接地線（３）とを規則的に
同一平面内に配設せしめ被覆（４）を形成してなるフラ
ットケーブル（１）の終端部を端子に接続するための処
理方法であり、該信号線（２）、接地線（３）の終端に該被覆（４）の
一部（４ａ）を残し所定長さ部分の被覆中間部（４ｂ）
を除去し、該被覆除去により露出し隣接する一対の該接地線（３）
を該フラットケーブル（１）の厚さ（ｔ）方向に重なる
ように整形することを特徴としたフラットケーブルの接
続終端処理方法。
（２）前記整形が、前記フラットケーブル（１）の厚さ
（ｔ）方向に対向し少なくとも一方が該厚さ（ｔ）方向
に往復動可能な一対の櫛歯形状の整形板（２３、２４）
を利用し、一方の該整形板（２４）には隣接する一対の前記接地線
（３）に対向し、信号線（２）および隣接しない接地線
（３）が挿入される第１の凹所と、接地線太さの２倍よ
り大きい幅に開口し段違いの一対の中間部斜辺で一対の
接地線が該厚さ（ｔ）方向に重なって挿入される狭幅部
からなる第２の凹所を形成し、他方の該整形板（２３）には前記第２の凹所に対向する
突起（２５）を形成することを特徴とした前記特許請求
の範囲第１項記載のフラットケーブルの接続終端処理方
法。