JPH07118284A - ソホロース誘導体 - Google Patents

ソホロース誘導体

Info

Publication number
JPH07118284A
JPH07118284A JP3160092A JP16009291A JPH07118284A JP H07118284 A JPH07118284 A JP H07118284A JP 3160092 A JP3160092 A JP 3160092A JP 16009291 A JP16009291 A JP 16009291A JP H07118284 A JPH07118284 A JP H07118284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
sophorose
general formula
chemical
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3160092A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2535749B2 (ja
Inventor
Yutaka Ishigami
裕 石上
Makoto Sasaki
誠 佐々木
Yasuo Gama
康夫 蒲
Yoshihiro Kawaguchi
芳広 川口
Kuranari Matsukawa
倉也 松川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishihara Chemical Co Ltd
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Ishihara Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology, Ishihara Chemical Co Ltd filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP3160092A priority Critical patent/JP2535749B2/ja
Publication of JPH07118284A publication Critical patent/JPH07118284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2535749B2 publication Critical patent/JP2535749B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 刺激性が著しく低く、安全で生分解性をもつ
界面活性剤として有用なソホロース誘導体の合成。 【構成】 次の一般式で表わされるソホロース誘導体。
(式中、Rはアシル基を示し、R1はアルキレン基を示
し、R2はアルキル基又はベンジル基を示す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はソホロース誘導体、その
製造方法及び界面活性剤に関するものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】微生物が産生するバイオサ
ーファクタイトは、微生物の生育促進(油性の基質の取
り込みと酸素吸収の促進、代謝系の活性化)、生育環境
の確保や生理活性(抗菌、包接、生理機能の調節)など
本来の作用に加えて生体等の様々な界面の性質を変えた
り、独特のバイオコロイド系を形成するために、新規な
バイオケミカル素材として応用が期待されている。糖脂
質型バイオサーファクタントの範ちゅうの中に1961
年以来知られているソホロリピッドがある。酵母(Candi
da bombicola ATCC22214など)をブドウ糖と油脂(トリグ
リセリド)を炭素源として培養すると、発酵液中に多量
のソホロリピッド{例えば、D.G. Cooper and J.E. Zaji
c, Advances in Appl. Microbiology 26, 229〜253(198
0)}が産さるが、様々な化学構造をもつ同族体の混合物
で、油溶性を有する。そこで、本発明者は天然ソホロリ
ピッドの化学構造を模倣して化学合成により単一な化学
構造をもつ多数のソホロリピッド同族体を合成するとと
もに、水溶性から油溶性までHLBや界面化学的特性の異
なるバイオサーファクタントの製造と応用を行った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、合成法によ
り新規なソホロリピッド作用物質を製造する方法を提供
するとともに、その合成物を用いた界面活性剤を提供す
ることをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。
【0005】即ち、本発明によれば、下記一般式〔化
1〕、〔化2〕、〔化3〕、〔化4〕、〔化5〕又は
〔化6〕で表わされるソホロース誘導体及びその製造方
法が提供される。
【0006】
【化1】
【0007】
【化2】
【0008】
【化3】
【0009】
【化4】
【0010】
【化5】
【0011】
【化6】
【0012】(前記式中、Rはアシル基を示し、R1
アルキレン基を示し、R2はアルキル基又はベンジル基
を示す。)
【0013】また、本発明によれば、前記〔化4〕、
〔化5〕又は〔化6〕で表わされるソホロース誘導体の
少なくとも1種からなる界面活性剤が提供される。
【0014】本発明のソホロース誘導体は、ソホロース
を出発物質として製造される。一般式〔化1〕で表わさ
れるソホロース誘導体は、ソホロースをアシル化剤と反
応させることにより製造される。このアシル化反応は従
来良く知られた反応であり、従来公知の方法に従って実
施することができる。アシル化剤としては、炭素数2〜
22脂肪族のカルボン酸無水物の他、芳香族カルボン酸
無水物、脂肪式カルボン酸無水物が用いられる。
【0015】一般式〔化2〕で表わされるソホロース誘
導体は、一般式〔化1〕で表わされるソホロース誘導体
にヒドラジン酢酸を反応させることによって製造され
る。この反応も従来公知の方法に従って実施される。こ
の反応によって、ソホロース誘導体の1位に結合するア
シル化水酸基のみを選択的に水酸基に変換することがで
きる。
【0016】一般式〔化3〕で表わされるソホロース誘
導体は、一般式〔化2〕で表わされるソホロース誘導体
に、トリクロロアセトニトリルを反応させることによっ
て製造される。この反応も従来公知の方法に従って実施
される。
【0017】一般式〔化4〕て表わされるソホロース誘
導体は、一般式〔化3〕で表わされるソホロース誘導体
に、一般式 HO−R1−COOR2 (式中、R1はアルキレン基を示し、R2はアルキル基又
はベンジル基を示す)で表わされるω−ヒドロキシカル
ボン酸エステルを反応させることによって得られる。こ
の反応も従来公知の方法に従って実施される。前記ω−
ヒドロキシカルボン酸エステルにおいて、アルキレン基
としては炭素数1〜22のアルキレン基、好ましくは炭
素数6以上の長鎖アルキレン基が好ましく用いられる。
また、R2のアルキル基としては、炭素数1〜8のアル
キル基が用いられる。
【0018】一般式〔化5〕で表わされるソホロース誘
導体は、一般式〔化4〕で表わされるソホロース誘導体
を、水素化触媒の存在下、水素を反応させるすることに
よって製造される。この反応も従来公知の方法に従って
実施される。水素化触媒としては、Ni、Co、Pd等
の水素化金属又はこれらの金属を活性炭やシリカ、アル
ミナ等の担体に担持させたものが用いられる。
【0019】一般式〔化6〕で表わされるソホロース誘
導体は、一般式〔化5〕で表わされるソホロース誘導体
をナトリウムアルコキシド/溶液で処理し、アシル化水
酸基を水酸基に変換させることによって製造される。
【0020】
【発明の効果】本発明のソホロース誘導体は、いずれも
新規物質であり、従来の糖脂質と同様な作用を示し、生
体膜等の様々な界面に吸着・浸入して界面の性質を変化
させる。本発明のソホロース誘導体は、置換基として導
入したアシル基やカルボン酸基の性状に応じて、水溶液
ないし油溶性を示し、安全性の高い界面活性剤として利
用される。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。
【0022】実施例1 (一般式〔化1〕で表わされる化合物の合成)ソホロー
ス500mg(1.48ミリmol)を触媒量のジメチ
ルアミノピリジン(DMAP)と共に100mlの二つ
口フラスコに入れ、ピリジン20mlに溶かし、つぎ
に、無水酢酸10mlを加えて室温で一夜撹拌して反応
させた。反応混合物を氷冷下、メタノールを加えて過剰
の無水酢酸を分解した。溶媒を留去して得られた粗生成
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製
し、一般式〔化1〕で表わされる化合物(1)(R=ア
セチル基)1.04gを得た。IR分析によりエステル
結合(1735cm)を持つとともに水酸基を含まない
こと、さらにNMR分析を行い、一般式〔化1〕に相当
する化学構造をもつことを確認した。
【0023】実施例2 (一般式〔化2〕で表わされる化合物の合成)実施例1
で得られた化合物(1)(オクタアセチルソホロース)
500mgを100mlナス型フラスコにいれ、DMF
2mlに溶かし、ヒドラジン酢酸90mgを加えて、5
0℃にて5分間反応させた。反応混合物に酢酸エチル3
0mlを加えて1時間撹拌した後、酢酸エチルで希釈
し、水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥した後、溶媒を留去して得られた粗製物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにより精製し、一般式〔化
2〕で表わされる化合物(2)(R=アセチル基)54
0mgを得た。このものは、IR及びNMR分析により
一般式化2に相当する化学構造をもつことを確認した。
【0024】実施例3 (一般式〔化3〕で表わされる化合物の合成)窒素雰囲
気下において、実施例2で得た化合物2の437mg
(0.678mmol)を100ml二つ口フラスコに
入れ、乾燥塩化メチレン6mlを加え、さらに炭酸セシ
ウム30mgを加え、さらに、トリクロロアセトニトリ
ル0.4mlを加えて室温にて一晩撹拌した。反応混合
物を塩化メチレンで希釈し、水で洗浄した後、有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して、一
般式化3で表わされる化合物(3)(R=アセチル基)
の粗製物270mgを得た。このものはIR及びNMR
により一般式化3で表わされる構造を持つことを確認し
た。
【0025】実施例4 (一般式〔化4〕で表わされる化合物の合成)窒素雰囲
気下、実施例3で得た化合物(3)(トリクロロアセト
イミデート)262mg及びこれと等モル量のω−ヒド
ロキシデカン酸ベンジルエステル112mgとを100
ml二つ口フラスコに入れ、乾燥塩化メチレン10ml
を加えて溶かし、氷冷下にトリメチルシリルトリフルオ
ロメタンスルホナート(CF3SO2Si(CH33
0.15mlをゆっくり滴下して加え、30分間反応さ
せた。反応溶液をクロロホルム40mlで希釈し、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液20mlで渇い、さらの水洗
して有機相を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒
を留去して得られた粗生成物をシリカゲルを用いるカラ
ムクロマトグラフィーにより精製した。得られた化合物
(3)(R=アセチル基、R1=−C918−、R2=ベ
ンジル)は、IR及びNMR分析により一般式化4で表
わされる化学構造を持つことを確認した。
【0026】実施例5 (一般式〔化5〕で表わされる化合物の合成)実施例4
で得られた化合物(4)300mgを50mlナス型フ
ラスコに入れ、メタノール10mlを加えて溶解させ、
10%パラジウム活性炭約100mgを加え、室温で水
素雰囲気下で反応させてエステル部を還元した。反応生
成物をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーに
より単離し、一般式化4で表わされる化合(R=アセチ
ル基、R1=−C918−)を粉末として収量120mg
で得た。このものは、IR及びNMR分析により一般式
化5で表わされる化学構造を持つことを確認した。
【0027】実施例6 (一般式〔化6〕で表わされる化合物の合成)実施例5
で得られた化合物(5)100mgをフラスコに取り、
これにナトリウムメトキシド/メタノール溶液を加えて
反応させ、アセチル基を水酸基に変えて、一般式化6で
示される化合物(6)(R1=−C918−)を得た(収
量52mg)。このものはIR及びNMR分析により一
般式化6で表わされる化合構造を持つことを確認した。
【0028】参考例1 前記ω−ヒドロキシデカン酸ベンジルは次のようにして
合成された。10−ヒドロキシデカン酸518mgを1
00ml二つ口フラスコに入れ、アセトニトリル5ml
加えて溶かし、ジアザビシクロウンデセン(DBU)
1.6mlとベンジルブロミド0.7mlを加え、室温
で一晩撹拌した。反応溶液を酢酸エチル50mlで希釈
し、2N塩酸ついで飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去後、得
られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製し、ベンジルエステル体558mgを得た。
【0029】実施例7 実施例5で得た化合物5〔オクタ−o−アセチル−o−
(ω−ヒドロキシデカン酸)〕−1−β−ソホロースを
1.0mg取り、10mlのリン酸/水酸化ナトリウム
緩衝液(pH7.2)に溶解し、輪環法により恒温室
(室温20℃)にて表面張力を測定したところ、38.
8mN/mであった。また、実施例6で得た化合物
(6)は、水によってよく溶解し、その水溶液は振とう
すると発泡する。この化合物(6)の0.5%水溶液の
表面張力は36.6mN/mを示した。水酸化ナトリウ
ム水溶液にてpH9.0とした化合物(6)の0.5%
水溶液の表面張力は36.8mN/mであった。
【0030】実施例8 実施例3で得た化合物(3)250mgと12−ヒドロ
キシラウリン酸ベンジルエステル120mgとを100
ml二つ口フラスコに入れ、乾燥塩化メチレン10ml
を加えて溶解させた後、CF3SO3Si(CH330.
15mlを滴下して反応させた。シリカゲルを用いるカ
ラムクロマトグラフィーにより精製し、一般式化4で表
わされる化合物(4’)(R=アセチル基、R1=−C
1124−)2.60mgを得た。
【0031】実施例9 実施例8で得た化合物(4’)240mgを50mlナ
ス型フラスコに入れ、メタノール10mlを加えて溶解
させ、10%パラジウム活性炭100mgを加え、室温
(20℃)で水素雰囲気下一液撹拌してベンジルエステ
ル部を還元して一般式化5て表わされる化合物(5’)
(R=アセチル基、R1=−C1124−)を得た。次
に、このものをナトリウムメトキシド/メタノール溶液
で処理して、アセチル化ヒドロキシ基を水酸化に変え、
一般式化6で表わされる化合物(6’)を得た(収量1
03mg)。
【0032】実施例10 実施例9で得た化合物(5’)〔オクタ−o−アセチル
−o−(ω−ヒドロキシラウリン酸)−1−β−ソホロ
ース)〕1.0mgを10mlのリン酸/NaOH緩衝
液(pH7.2)に溶解し、この溶液について、その表
面張力(20℃)を輪環法により測定したところ、3
7.1mN/mであった。また、実施例9で得た化合物
(6’)〔o−(ω−ヒドロキシラウリン酸−1−β−
ソホロース〕の0.5%水溶液(pHを9.0に調整)
の表面張力(20℃)は、34.9mN/mであった。
【0033】実施例11 実施例3で得た化合物(3)250mgと18−ヒドロ
キシステアリン酸ベンジルエステル150mgを100
mlの二つ口フラスコに入れ、乾燥塩化メチレン10m
lを加えて溶解させた後、CF3SO2SiCH30.1
5mlを滴下して反応させ、得られた生成物をシリカゲ
ルを用いるクロマトグラフィーにより精製し、一般式化
4で表わされる化合物(4'')(R=アセチル基、R1
−C1734−、R2=ベンジル基)240mgを得た。
【0034】実施例12 実施例11で得た化合物(4'')を50mlナス型フラ
スコに入れ、メタノール10mlを加えて溶解させ、1
0%パラジウム活性炭100mgを加え、室温(20
℃)で水素雰囲気下で一液撹拌してベンジルエステル部
を還元して、一般式化5で表わされる化合物(5'')
(R=アセチル基、R1=−C1734−)を得た。次い
でナトリウムメトキシド/メタノール溶液で処理してア
セチル化水酸基を水酸基に変え、一般式化6で表わされ
る化合物(6'')を得た(収量92mg)。
【0035】実施例13 実施例12で得た化合物(5'')〔オクタ−o−アセチ
ル−o−(ω−ヒドロキシステアリン酸)−1−β−ソ
ホロース〕1.0mgを10mlのリン酸/NaOH緩
衝液(pH=7.2)に溶解し、この溶液についてその
表面張力(20℃)を輪環法で測定したところ、32.
4mN/mであった。また、実施例12で得た化合物
(6'')〔o−(ω−ヒドロキシステアリン酸)1−β
−ソホロース〕の0.1%水溶液(pH=9.0に調
整)の表面張力(20℃)は33.8mN/mであっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07H 15/04 D (72)発明者 佐々木 誠 茨城県つくば市東1丁目1番地 工業技術 院化学技術研究所内 (72)発明者 蒲 康夫 茨城県つくば市東1丁目1番地 工業技術 院化学技術研究所内 (72)発明者 川口 芳広 兵庫県神戸市兵庫区西柳原町5番26号 石 原薬品株式会社内 (72)発明者 松川 倉也 兵庫県神戸市兵庫区西柳原町5番26号 石 原薬品株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式〔化1〕、〔化2〕、〔化
    3〕、〔化4〕、〔化5〕又は〔化6〕で表わされるソ
    ホロース誘導体。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 (前記式中、Rはアシル基を示し、R1はアルキレン基
    を示し、R2はアルキル基又はベンジル基を示す)
  2. 【請求項2】 下記一般式 【化1】 (式中、Rはアシル基を示す)で表わされるソホロース
    誘導体を製造するために、ソホロースにアシル化剤を反
    応させる方法。
  3. 【請求項3】 下記一般式 【化2】 (式中、Rはアシル基を示す)で表わされるソホロース
    誘導体を製造するために、一般式 【化1】 (式中、Rはアシル基を示す)で表わされるソホロース
    誘導体に、ヒドラジン酢酸を反応させる方法。
  4. 【請求項4】 下記一般式 【化3】 (式中、Rはアシル基を示す)で表わされるソホロース
    誘導体を製造するために、一般式 【化2】 (式中、Rはアシル基を示す)で表わされるソホロース
    誘導体に、トリクロロアセトニトリルを反応させる方
    法。
  5. 【請求項5】 下記一般式 【化4】 (式中、Rはアシル基を示し、R1はアルキレン基を示
    し、R2はアルキル基又はベンジル基を示す)で表わさ
    れるソホロース誘導体を製造するために、一般式 【化3】 (式中、Rはアシル基を示す)で表わされるソホロース
    誘導体に、一般式 HO−R1−COOR2 (式中、R1はアルキレン基を示し、R2はアルキル基又
    はベンジル基を示す)で表わされるω−ヒドロキシカル
    ボン酸エステルを反応させる方法。
  6. 【請求項6】 下記一般式 【化5】 (式中、Rはアシル基を示し、R1はアルキレン基を示
    す)で表わされるソホロース誘導体を製造するために、
    一般式 【化4】 (式中、Rはアシル基を示し、R1はアルキレン基を示
    し、R2はアルキル基又はベンジル基を示す)で表わさ
    れるソホロース誘導体に、水素化触媒の存在下で水素を
    反応させる方法。
  7. 【請求項7】 下記一般式 【化5】 (式中、Rはアシル基を示し、R1はアルキレン基を示
    す)で表わされるソホロース誘導体を製造するために、
    一般式 【化5】 (式中、Rはアシル基を示し、R1はアルキレン基を示
    す。)で表わされるソホロース誘導体をナトリウムアル
    コキシド/アルコール溶液で処理する方法。
  8. 【請求項8】 請求項1において一般式〔化4〕、〔化
    5〕又は〔化6〕で表わされるソホロース誘導体の少な
    くとも1種からなる界面活性剤。
JP3160092A 1991-06-03 1991-06-03 ソホロ―ス誘導体 Expired - Lifetime JP2535749B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3160092A JP2535749B2 (ja) 1991-06-03 1991-06-03 ソホロ―ス誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3160092A JP2535749B2 (ja) 1991-06-03 1991-06-03 ソホロ―ス誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07118284A true JPH07118284A (ja) 1995-05-09
JP2535749B2 JP2535749B2 (ja) 1996-09-18

Family

ID=15707689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3160092A Expired - Lifetime JP2535749B2 (ja) 1991-06-03 1991-06-03 ソホロ―ス誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2535749B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003009896A (ja) * 2001-06-29 2003-01-14 Saraya Kk ソホロースリピッドの精製方法
WO2015020114A1 (ja) 2013-08-09 2015-02-12 サラヤ株式会社 新型ソホロリピッド化合物及びそれを含有する組成物
US10065982B2 (en) 2012-03-02 2018-09-04 Saraya Co., Ltd. High-purity acid-form sophorolipid (SL) containing composition and process for preparing same
US11312928B2 (en) 2017-03-07 2022-04-26 Saraya Co., Ltd. Detergent composition comprising an acidic sophorose lipid and fatty acid salt mixture
WO2023172606A1 (en) * 2022-03-08 2023-09-14 Locus Solutions Ipco, Llc Improved foaming biosurfactants

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CARBOHYDR. RES.=1980 *
ORG. MASS SPECTROM=1975 *
PESTIC. SCI.=1985 *

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003009896A (ja) * 2001-06-29 2003-01-14 Saraya Kk ソホロースリピッドの精製方法
US10065982B2 (en) 2012-03-02 2018-09-04 Saraya Co., Ltd. High-purity acid-form sophorolipid (SL) containing composition and process for preparing same
WO2015020114A1 (ja) 2013-08-09 2015-02-12 サラヤ株式会社 新型ソホロリピッド化合物及びそれを含有する組成物
CN105593370A (zh) * 2013-08-09 2016-05-18 莎罗雅株式会社 新型槐糖脂化合物以及包含所述新型槐糖脂化合物的组合物
JPWO2015020114A1 (ja) * 2013-08-09 2017-03-02 サラヤ株式会社 新型ソホロリピッド化合物及びそれを含有する組成物
US10752650B2 (en) 2013-08-09 2020-08-25 Saraya Co., Ltd. Sophorolipid compound and composition comprising same
US11312928B2 (en) 2017-03-07 2022-04-26 Saraya Co., Ltd. Detergent composition comprising an acidic sophorose lipid and fatty acid salt mixture
WO2023172606A1 (en) * 2022-03-08 2023-09-14 Locus Solutions Ipco, Llc Improved foaming biosurfactants

Also Published As

Publication number Publication date
JP2535749B2 (ja) 1996-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040059105A1 (en) Triazole linked carbohydrates
Izumi et al. TMSCl as a mild and effective source of acidic catalysis in Fischer glycosidation and use of propargyl glycoside for anomeric protection
FR2527615A1 (fr) Procede de preparation du 26,26,26,27,27,27-hexafluoro-1a,25-dihydroxycholesterol
JPS6345293A (ja) シアロシルセラミド類及びその製造方法
CN113527388A (zh) 一种β-2-脱氧糖、2-脱氧-2-叠氮糖和葡萄糖苷键立体选择性合成的方法
JP3231765B2 (ja) デメチルエピポドフィロトキシンの製造方法
JPH07118284A (ja) ソホロース誘導体
Graziani et al. 2-Deoxy-disaccharide approach to natural and unnatural glycosphingolipids synthesis
WO1996005211A1 (fr) Analogue de ganglioside gm3 dote d'un residu d'acide sialique fluore en position 9, et intermediaire necessaire
US5264567A (en) GM3 analogous compound
Dondoni et al. Stereoselective Conjugate Addition of Nitrogen and Carbon Nucleophiles to Sugar‐Derived Enones: Synthesis of Sialic Acid Analogues
Ketsomboon et al. Convenient synthesis of long alkyl-chain triazolylglycosides using ionic liquid as dual promoter-solvent: Readily access to non-ionic triazolylglycoside surfactants for evaluation of cytotoxic activity
CA2206881C (en) Acylating agent and a method of producing thereof
CN114671849B (zh) 一种吡喃糖环的开环方法及其产品和应用
JP5091508B2 (ja) グリコシド誘導体と非還元性二糖およびその製造法
JP2007238502A (ja) トレハロース誘導体とその製造法
Wang et al. Regioselective formation of 6-O-acylsucroses and 6, 3′-di-O-acylsucroses via the stannylene acetal method
Loukou et al. Synthesis of sugar-lactams from azides of glucuronic acid
Elsayed et al. Demixing libraries of saccharides using a multi-linker approach in combination with a soluble polymeric support
JPH0222254A (ja) 2,3―ジアミノプロピオン酸誘導体
JP4162739B2 (ja) グリコシド誘導体の製造法
JPH06795B2 (ja) アシアロガングリオシド関連化合物の製造方法
JP5155578B2 (ja) フルクトフラノシド誘導体とその製造法
JPH02255693A (ja) 2―デオキシーアルドースのグリコシド系化合物の製造法
JPS58140098A (ja) ウリジン誘導体の製法およびウリジン誘導体

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term