JPH07118222B2 - シールド型ワイヤハーネスとその製造方法 - Google Patents
シールド型ワイヤハーネスとその製造方法Info
- Publication number
- JPH07118222B2 JPH07118222B2 JP2172760A JP17276090A JPH07118222B2 JP H07118222 B2 JPH07118222 B2 JP H07118222B2 JP 2172760 A JP2172760 A JP 2172760A JP 17276090 A JP17276090 A JP 17276090A JP H07118222 B2 JPH07118222 B2 JP H07118222B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire harness
- shield
- manufacturing
- mesh
- shield sheet
- Prior art date
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- Insulated Conductors (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Communication Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ノイズに対するシールド機能を備えたワイヤ
ハーネス及びその製造方法に関するものである。
ハーネス及びその製造方法に関するものである。
第４図は、従来のシールド型ワイヤハーネスの一例とし
てフラットワイヤハーネス13を示すものである。
てフラットワイヤハーネス13を示すものである。
このフラットワイヤハーネス13の製造方法は、先ず、二
枚の合成樹脂製保護フィルム14,15の間に複数の被覆電
線16を接着剤17により並列に固着させて、フラットワイ
ヤハーネス18を形成する。次に、金属メッシュ19の包体
20を形成して、該包体20内に該フラットワイヤハーネス
18を挿着する。なお、図で、円内は、該金属メッシュ19
の拡大図を示す。
枚の合成樹脂製保護フィルム14,15の間に複数の被覆電
線16を接着剤17により並列に固着させて、フラットワイ
ヤハーネス18を形成する。次に、金属メッシュ19の包体
20を形成して、該包体20内に該フラットワイヤハーネス
18を挿着する。なお、図で、円内は、該金属メッシュ19
の拡大図を示す。
しかしながら、上記従来のシールド型フラットワイヤハ
ーネス13にあっては、保護フィルム14,15の接着、フラ
ットワイヤハーネス18の形成、包体20の形成、包体20内
へのフラットワイヤハーネス18の挿着というように、多
くの工程を必要とし、人手もかかり、生産性が悪いもの
であった。また、保護フィルム14,15、接着剤17、金属
メッシュ19といった材料のコストも高く、構造も複雑で
あった。
ーネス13にあっては、保護フィルム14,15の接着、フラ
ットワイヤハーネス18の形成、包体20の形成、包体20内
へのフラットワイヤハーネス18の挿着というように、多
くの工程を必要とし、人手もかかり、生産性が悪いもの
であった。また、保護フィルム14,15、接着剤17、金属
メッシュ19といった材料のコストも高く、構造も複雑で
あった。
上記した点に鑑み、本発明は、製造工程を簡素化して生
産性を向上させると共に、コストの低減を図ったシール
ド型ワイヤハーネス及びその製造方法を提供することを
目的とする。
産性を向上させると共に、コストの低減を図ったシール
ド型ワイヤハーネス及びその製造方法を提供することを
目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、金属メッシュに
ホットメルト接着剤を含浸させたシールドシートで電線
を包被し、該シールドシートを加熱圧縮成形して成るシ
ールド型ワイヤハーネスを採用する。
ホットメルト接着剤を含浸させたシールドシートで電線
を包被し、該シールドシートを加熱圧縮成形して成るシ
ールド型ワイヤハーネスを採用する。
そして、上記シールド型ワイヤハーネスの製造方法とし
ては、金属メッシュにホットメルト接着剤を含浸させて
シールドシートを形成し、該シールドシートを対向さ
せ、該シールドシートの間に電線を配索し、該電線に対
して該シールドシートを加熱圧縮することにより、ワイ
ヤハーネスを形成させる方法を基本とする。そして、対
向する一方のシールドシートのメッシュ側部に鉤状折曲
部を形成させ、加熱ローラにより、該鉤状折曲部を他方
のシールドシートのメッシュ側部に結合させることも可
能である。
ては、金属メッシュにホットメルト接着剤を含浸させて
シールドシートを形成し、該シールドシートを対向さ
せ、該シールドシートの間に電線を配索し、該電線に対
して該シールドシートを加熱圧縮することにより、ワイ
ヤハーネスを形成させる方法を基本とする。そして、対
向する一方のシールドシートのメッシュ側部に鉤状折曲
部を形成させ、加熱ローラにより、該鉤状折曲部を他方
のシールドシートのメッシュ側部に結合させることも可
能である。
シールドシートを加熱圧縮することにより、ホットメル
ト接着剤が電線をシールドシート内に固着させる。ここ
で、メッシュ側部の鉤状折曲部を対向するメッシュ側部
に結合させることにより、シールドシート同士は、より
確実に固着する。そして、該シールドシートの金属メッ
シュにより、ノイズの遮蔽が行われる。
ト接着剤が電線をシールドシート内に固着させる。ここ
で、メッシュ側部の鉤状折曲部を対向するメッシュ側部
に結合させることにより、シールドシート同士は、より
確実に固着する。そして、該シールドシートの金属メッ
シュにより、ノイズの遮蔽が行われる。
第１図は、本発明に係るシールド型ワイヤハーネスの一
例としてフラットワイヤハーネス12の製造方法を示すも
のである。
例としてフラットワイヤハーネス12の製造方法を示すも
のである。
図で、1,2は、ノイズ遮蔽用の金属メッシュ3,4に例えば
ポリエステル系のホットメルト接着剤5,6を厚肉固形状
に含浸させたシールドシートを示す。該シールドシート
1,2は二枚上下に対向して重ね合わせれ、該シールドシ
ート1,2の間には、複数の被覆電線７を並列に配索して
ある。また、第２図に第１図のＡ部拡大図を示すよう
に、上側のシールドシート１の両側端には、金属メッシ
ュ３を板厚方向（下方）に向けて直角に折曲げ突出させ
（８）、下側のシールドシート２の両側端には、金属メ
ッシュ４の網目９を露出させている。
ポリエステル系のホットメルト接着剤5,6を厚肉固形状
に含浸させたシールドシートを示す。該シールドシート
1,2は二枚上下に対向して重ね合わせれ、該シールドシ
ート1,2の間には、複数の被覆電線７を並列に配索して
ある。また、第２図に第１図のＡ部拡大図を示すよう
に、上側のシールドシート１の両側端には、金属メッシ
ュ３を板厚方向（下方）に向けて直角に折曲げ突出させ
（８）、下側のシールドシート２の両側端には、金属メ
ッシュ４の網目９を露出させている。
そして、上下に配置した加熱ローラ10により該シールド
シート1,2を先端側から矢印イのように順次加熱圧縮す
る。それによって、第３図（ａ）（ｂ）に示すように、
上側のメッシュ折曲部８が下側のメッシュ９に進入し、
ローラ10により該折曲部８の先端8aが矢印ロのように後
方向に折曲げられて、下側のメッシュ９に結合する。そ
れと同時に、シールドシート1,2のホットメルト接着剤
5,6が溶融して、上下のシールドシート1,2の間に被覆電
線７を固着させる。さらに、該ホットメルト接着剤5,6
がシールドシート1,2の側方に矢印ハ（第１図参照）の
ように押し出されて、前記メッシュ折曲部８と下側メッ
シュ９との結合部11を覆う。
シート1,2を先端側から矢印イのように順次加熱圧縮す
る。それによって、第３図（ａ）（ｂ）に示すように、
上側のメッシュ折曲部８が下側のメッシュ９に進入し、
ローラ10により該折曲部８の先端8aが矢印ロのように後
方向に折曲げられて、下側のメッシュ９に結合する。そ
れと同時に、シールドシート1,2のホットメルト接着剤
5,6が溶融して、上下のシールドシート1,2の間に被覆電
線７を固着させる。さらに、該ホットメルト接着剤5,6
がシールドシート1,2の側方に矢印ハ（第１図参照）の
ように押し出されて、前記メッシュ折曲部８と下側メッ
シュ９との結合部11を覆う。
そして、自然冷却により固形化したシールド型フラット
ワイヤハーネス12を得る。
ワイヤハーネス12を得る。
以上の如くに、本発明によれば、ノイズ遮蔽用の金属メ
ッシュにホットメルト接着剤を含浸させたから、加熱ロ
ーラ等を用いた加熱熱圧縮により簡単にシールド型ワイ
ヤハーネスを形成することができる。従って、製造工程
が簡素化し、生産性も向上する。また、従来用いていた
保護フィルムが不要となるから、材料コストが低減す
る。
ッシュにホットメルト接着剤を含浸させたから、加熱ロ
ーラ等を用いた加熱熱圧縮により簡単にシールド型ワイ
ヤハーネスを形成することができる。従って、製造工程
が簡素化し、生産性も向上する。また、従来用いていた
保護フィルムが不要となるから、材料コストが低減す
る。
第１図は本発明の係るシールド型ワイヤハーネスの製造
方法の一実施例を示す斜視図、 第２図は第１図のＡ部拡大図、 第３図（ａ）（ｂ）は金属メッシュの結合状態を示す縦
断面図、 第４図は従来例を示す斜視図である。 1,2……シールドシート、3,4……金属メッシュ、5,6…
…ホットメルト接着剤、７……被覆電線、８……メッシ
ュ折曲部、９……下側メッシュ、10……加熱ローラ、12
……シールド型フラットワイヤハーネス。
方法の一実施例を示す斜視図、 第２図は第１図のＡ部拡大図、 第３図（ａ）（ｂ）は金属メッシュの結合状態を示す縦
断面図、 第４図は従来例を示す斜視図である。 1,2……シールドシート、3,4……金属メッシュ、5,6…
…ホットメルト接着剤、７……被覆電線、８……メッシ
ュ折曲部、９……下側メッシュ、10……加熱ローラ、12
……シールド型フラットワイヤハーネス。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−131600（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−2399（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−104832（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−245999（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−69349（ＪＰ，Ａ)
Claims (3)
- 【請求項１】金属メッシュにホットメルト接着剤を含浸
させたシールドシートで電線を包被し、該シールドシー
トを加熱圧縮成形して成ることを特徴とするシールド型
ワイヤハーネス。 - 【請求項２】金属メッシュにホットメルト接着剤を含浸
させてシールドシートを形成し、該シールドシートを対
向させ、該シールドシートの間に電線を配索し、該電線
に対して該シールドシートを加熱圧縮することにより、
ワイヤハーネスを形成させることを特徴とするシールド
型ワイヤハーネスの製造方法。 - 【請求項３】対向する一方のシールドシートのメッシュ
側部に鉤状折曲部を形成させ、加熱ローラにより、該鉤
状折曲部を他方のシールドシートのメッシュ側部に結合
させることを特徴とする請求項（２）記載のシールド型
ワイヤハーネスの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2172760A JPH07118222B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | シールド型ワイヤハーネスとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2172760A JPH07118222B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | シールド型ワイヤハーネスとその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0462717A JPH0462717A (ja) | 1992-02-27 |
| JPH07118222B2 true JPH07118222B2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=15947827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2172760A Expired - Lifetime JPH07118222B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | シールド型ワイヤハーネスとその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07118222B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5174366B2 (ja) * | 2007-03-28 | 2013-04-03 | 矢崎総業株式会社 | 電線保護材及びワイヤーハーネス |
| CN104998900A (zh) * | 2015-06-19 | 2015-10-28 | 无锡锡洲电磁线有限公司 | 一种屏蔽线的加工方法 |
| CN108336546B (zh) * | 2018-03-30 | 2024-07-02 | 珠海松下马达有限公司 | 一种编码器屏蔽线的加工方法及编码器 |
-
1990
- 1990-07-02 JP JP2172760A patent/JPH07118222B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0462717A (ja) | 1992-02-27 |
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