JPH07118070B2 - 回転ヘッド装置 - Google Patents

回転ヘッド装置

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JPH07118070B2
JPH07118070B2 JP63287973A JP28797388A JPH07118070B2 JP H07118070 B2 JPH07118070 B2 JP H07118070B2 JP 63287973 A JP63287973 A JP 63287973A JP 28797388 A JP28797388 A JP 28797388A JP H07118070 B2 JPH07118070 B2 JP H07118070B2
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秀幸 橋
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • GPHYSICS
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    • G11B5/53Disposition or mounting of heads on rotating support

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば磁気記録装置に用いられる回転ヘッド
装置に関するものである。
従来の技術 近年、回転ヘッド装置はVTRの発展とともに幅広く使用
され、種々の性能向上の取り組みがなされている。
以下図面を参照しながら、従来の回転ヘッド装置につい
て説明する。
従来の回転ヘッド装置は、第4図にその具体的構成を示
すように、テープ1に対し1000rpm〜2000rpmで回転揺動
する回転シリンダー2と、非回転揺動する固定シリンダ
ー3とでテープを走行案内する構成をとっている。固定
シリンダー3上には、磁気テープ1の走行時の位置規制
を行う目的でリード4が設けられている。回転ヘッド5
は回転シリンダー2の外周面から概ね数十ミクロン外部
へ突出して回転シリンダー2に保持されている。又6
は、磁気ヘッド取付窓である。
以上のように構成された従来の回転ヘッド装置につい
て、以下その動作について説明する。
固定シリンダー2は、1000〜2000rpmで揺動し、それと
ともに磁気テープ1は所定のテープテンションを付与さ
れて回転シリンダー2及び固定シリンダー3を所定の角
度で斜めに巻きつけて走行させている。そして固定シリ
ンダー2に固定シリンダー2の外周面から概ね数十ミク
ロン外部へ突出して保持される回転ヘッド5が、テープ
1に接触しながら回転している。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、第5図に示すよう
に、回転シリンダー2の回転に伴ってその周面には空気
の薄い層であるエアフィルム7が形成されることや、テ
ープ1がリード4に添うように走行するためにテープ添
接入口(a)、中間位置(b)、テープ添接出口(c)
へと走行するにしたがってリード部4が下がって来るこ
とにより、第6図に示すようにテープ1と回転ヘッド5
が接触する面の法線mに対し、漏れ磁束を発生又は拾う
ためのギャップが設けてある前記回転ヘッド5の磁気ギ
ャップ部と回転ヘッド5の磁気ギャップ部近傍の厚み方
向の曲率の中心とを結ぶ線nが一致しない場合がある。
第6図と第7図は従来の回転ヘッド装置の例を示すもの
で、第7図は第6図よりもテープの剛性が高い場合であ
り、αは上記に示した直線mと直線nとのなす角度であ
る。この角度αが大きくなればなるほど、所謂磁気記録
又は再生過程におけるスペース損失が大きくなり、信号
の記録又は再生の性能が低下するのだが、従来の回転ヘ
ッド装置ではαの値が大きい場合(例えば第6図のテー
プ添接入口(A)やテープ添接出口(C)に場合)が存
在していたので、信号の記録又は再生の性能が低下する
という問題点を有していた。しかも例えば第6図と第7
図に示すようにテープの種類によってテープの剛性が変
ったり、テープの厚さが変ったりするので、αの値はテ
ープの種類によって変化するという問題点を有してい
た。
本発明は上記課題に鑑み、テープの種類の変化に応じて
テープと回転ヘッドの接触状態を改善する(常にαを略
々0゜にする)ことによって、信号の記録又は再生の性
能の低下を防止する回転ヘッド装置を提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の回転ヘッド装置は、
テープを所定の角度で斜めに巻きつけて走行案内するた
めの固定シリンダーと、所定の回転数で回転し、かつ前
記テープ上に信号を記録又は再生するための磁気ギャッ
プ部を有する回転ヘッドと、前記テープと前記回路ヘッ
ドが接触する面の法線に対し、前記回転ヘッドの磁気ギ
ャップ部と前記磁気ギャップ部近傍の厚み方向の曲率の
中心とを結ぶ線が略々一致するよう前記回転ヘッドを回
動させる回動手段と、前記テープの種別を選択する選択
手段と、前記選択手段の出力に応じて前記回転ヘッドの
回動角度を前記回転ヘッドの回転位相に応じて制御する
制御手段とを具備するものである。
作用 本発明は上記した構成によってヘッドをコントロール
し、テープとヘッドの接触状態を安定さすことによって
スペース損失を減らし、信号の記録又は再生の性能の低
下を防止することとなる。
実施例 以下本発明の一実施例の回転ヘッド装置について、図面
を参照しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例における回転ヘッド装置を示
すものである。11は回転シリンダー,12は固定シリンダ
ー,13はテープ,14は回転ヘッド,15は絶縁物からなるヘ
ッド取付台16,17は形状記憶合金で作られた一対の平行
なアームである。アーム16,17は平行になるように回転
シリンダー11に支持されている。そしてアーム16とアー
ム17は互いに反対方向に変形する形状を記憶している。
すなわちアーム16は下向きに、アーム17は上向きに変形
せしめられてその形状を記憶している。アーム16とアー
ム17はそれぞれ電源18,19(第3図参照)から制御電流
を通されて内部抵抗により発熱し、その温度を変えて変
形するようにしてあり、そのアーム16とアーム17の変形
によってこれら2本のアームの先端に連結されて担持さ
れたヘッド取付台15とヘッド取付台15の先端に担持され
た回転ヘッド14が回動するように構成されている。又、
(A)は第5図でのテープ添接入口部分(a)であり、
(B)は第5図での中間位置(b)であり、(C)は第
5図でのテープ添接出口(c)である。
また第2図は、本発明の一実施例における回転ヘッド装
置の断面図を示すものであり、構成は第1図と同様だ
か、テープ13の種類を変えたものである。
第3図は同実施例の全体図を示すものである。21は選択
ボタンであり、このボタンによってテープの種類を選択
する。22は電源電圧選択手段であり、選択ボタン21の出
力に応じて電源18,19に電圧を与える。そして電源18,19
からスリップリング23を通じてアーム16,17に制御電流
を通して内部抵抗によって発熱させて温度を変えてアー
ム16,17を変形させ、この変形によって回転ヘッド14
が、回動するようになっている。
以上のように構成された回転ヘッド装置について、以下
第1図及び第2図及び第3図を用いてその動作を説明す
る。
まず第1図は本発明の一実施例における回転ヘッド装置
を示すものであり、第1図のテープ添接入口(A)の位
置(回転角θ=0゜)では、従来の例して第6図の
(A)に示してあるように、テープ13と回転ヘッド14が
接触する面の法線と、回転ヘッド14の磁気ギャップ部と
回転ヘッド14の磁気ギャップ部近傍の厚み方向の曲率の
中心とを結ぶ線とのなす角度αの値が大きいので、αの
値を略々0゜にするために、電源19(第3図参照)から
制御電流をアーム17に通して抵抗による内部発熱でアー
ム17の温度を上げてやることによりアーム17は相変態し
超弾性のために変形し、回転ヘッド14及びヘッド取付台
15を第1図(A)のように降下させて、αの値を略々0
゜になるようにしてある。つぎに第1図のテープ添接入
口(A)の位置(回転角θ=0゜)から第1図の中間位
置(B)(回転角θ=90゜)に移動する間は、角度αは
常に略々0゜になるように電源19(第3図参照)からの
制御電流を設定してある。
従って第1図の中間位置(B)では回転ヘッド14の先端
(磁気ギャップ部)の位置は第1図の(B)に示したよ
う位置に来る。つぎに第1図の中間位置(B)(回転角
θ=90゜)から第1図のテープ添接出口(C)の位置
(回転角θ=180゜)に移動する間も、角度αは常に略
々0゜になるように電源19(第3図参照)からの制御電
流を設定してある。従って第1図のテープ添接出口
(C)の位置では回転ヘッド14の先端(磁気ギャップ
部)の位置は第1図の(C)に示したような位置に来
る。そして第1図のテープ添接出口(C)の位置(回転
角θ=180゜)から第1図のテープ添接入口(A)の位
置(回転角θ=360゜)までは、回転ヘッド14の先端は
連続的になめらかに変化するようにしてある。
上記に示したような簡単な構成によって、第1図の
(A),(B),(C)に示したように、回転ヘッド14
の角度αが常に0゜となるように電源18,19(第3図参
照)を設定して、回転ヘッド14の磁気ギャップ部近傍に
おけるテープ13との接触状態を良好にすることが可能と
なり、スペース損失を最小に保つことができる。
ところが、例えば第6図と第7図に示したようにテープ
の種類が変化して剛性が変化すると、テープの変形状態
も変わるため、テープとヘッドとの接触状態も変化す
る。したがってテープの種類を選択する選択手段(第3
図参照)を設けて、その出力に応じて電源18,19を設定
する。
まず、選択ボタン21でテープの種類を選択することによ
って電源電圧手段22でテープの種類に応じた出力を周知
の手段であるスリップリング23を通して電源18,19に電
流を流すようにし、アーム16とアーム17の形状を調整す
ることによってテープの種類に応じて回転ヘッド14の回
動の軌跡を変える。アーム16と17の2本を使用すること
によって電源18と19の2箇所で制御できるので、精度が
よくなり制御性もよくなる。第2図は、テープの剛性が
第1図の場合よりも高い場合を示している。
第2図における動作は、第1図と同様で、まず第2図の
テープ添接入口(A)の位置(回転角θ=0゜)では、
従来の例として第7図の(A)に示してあるように、テ
ープ13と回転ヘッド14が接触する面の法線と、回転ヘッ
ド14の磁気ギャップ部と回転ヘッド14の磁気ギャップ部
近傍の厚み方向の曲率の中心とを結ぶ線とのなす角度α
の値が大きいので、αの値を略々0゜にするために、電
源19(第3図参照)から制御電流をアーム17に通して抵
抗による内部発熱でアーム17の温度を上げてやることに
よりアーム17は相変態し超弾性のために変形し、回転ヘ
ッド14及びヘッド取付台15を第2図(A)のように降下
させて、αの値を略々0゜になるようにしてある。つぎ
に第2図のテープ添接入口(A)の位置(回転角θ=0
゜)から第2図の中間位置(B)(回転角θ=90゜)に
移動する間は、角度αは常に略略0゜になるように電源
19(第3図参照)からの制御電流を設定してある。従っ
て第2図の中間位置(B)では回転ヘッド14の先端(磁
気ギャップ部)の位置は第2図の(B)に示したような
位置に来る。つぎに第2図の中間位置(B)(回転角θ
=90゜)から第2図のテープ添接出口(C)の位置(回
転角θ=180゜)に移動する間も、角度αは常に略々0
゜になるように電源19(第3図参照)からの制御電流を
設定してある。従って第1図のテープ添接出口(C)の
位置では回転ヘッド14の先端(磁気ギャップ部)の位置
は第2図の(C)に示したような位置に来る。そして第
2図のテープ添接出口(C)の位置(回転角θ=180
゜)から第2図のテープ添接入口(A)の位置(回転角
θ=360゜)までは、回転ヘッド14の先端は連続的にな
めらかに変化するようにしてある。
上記に示したような構成によって、第2図の(A),
(B),(C)に示したように、回転ヘッド14の角度α
が常に0゜となるように電源18,19(第3図参照)を設
定して、回転ヘッド14の磁気ギャップ部近傍におけるテ
ープ13との接触状態を良好にすることが可能となり、ス
ペース損失を最小に保つことができる。
以上のように本実施例によれば、簡単な構成でテープの
種類に応じてテープと回転ヘッドの接触状態を改善する
ことによって、信号の記録又は再生の性能の低下を防止
する回転ヘッド装置を提供し得るものである。
なお、第1図で16,17を形成記憶合金としたが、圧電素
子の電圧をかければ歪が生じる電歪特性を利用するよう
な構成にしても同等の効果が得られる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、テープと回転ヘッドが接
触する面の法線に対し、回転ヘッドの磁気ギャップ部と
磁気ギャップ部近傍の厚み方向の曲率の中心とを結す線
が略々一致するように回転ヘッドを回動させる回動手段
と、前記テープの種別を選択する選択手段と、前記選択
手段の出力に応じて前記回転ヘッドの回動角度を前記回
転ヘッドの回転位相に応じて制御する制御手段とを設け
ることにより、テープの機械的特性(剛性)やヘッド回
転位相に応じて、テープとヘッドとの接触状態を常に良
好にし、信号の記録または再生の性能の低下を防止する
ことができる。さらに形状記憶合金を2本利用すること
により、簡単な構成で制御性の高いものが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本発明の一実施例における回転ヘッド
装置の要部断面図、第3図はテープの種類を選択する手
段のブロック図、第4図は従来の回転ヘッド装置の正面
図、第5図は従来の回転ヘッド装置の平面図、第6図は
従来の回転ヘッド装置の要部の断面図、第7図は従来の
回転ヘッド装置の要部断面図である。 11……回転シリンダー、12……固定シリンダー、14……
回転ヘッド、15……取付け台、16……アーム、17……ア
ーム、18……電源、19……電源、21……選択ボタン、22
……電源電圧選択手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープを所定の角度で斜めに巻きつけて走
    行案内するための固定シリンダーと、所定の回転数で回
    転し、かつ前記テープ上に信号を記録又は再生するため
    の磁気ギャップ部を有する回転ヘッドと、前記テープと
    前記回路ヘッドが接触する面の法線に対し、前記回転ヘ
    ッドの磁気ギャップ部と前記磁気ギャップ部近傍の厚み
    方向の曲率の中心とを結ぶ線が略々一致するように前記
    回転ヘッドを回動させる回動手段と、前記テープの種別
    を選択する選択手段と、前記選択手段の出力に応じて前
    記回転ヘッドの回動角度を前記回転ヘッドの回転位相に
    応じて制御する制御手段とを具備する回転ヘッド装置。
  2. 【請求項2】制御手段は、選択手段の出力に応じて、2
    本のアームに独立して電流を通すことを特徴とする請求
    項(1)記載の回転ヘッド装置。
JP63287973A 1988-11-15 1988-11-15 回転ヘッド装置 Expired - Fee Related JPH07118070B2 (ja)

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DE68922825T DE68922825T2 (de) 1988-11-15 1989-11-15 Gerät mit rotierendem Kopf.
EP89311805A EP0369758B1 (en) 1988-11-15 1989-11-15 Rotating head apparatus
KR1019890016562A KR920008433B1 (ko) 1988-11-15 1989-11-15 회전헤드장치
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JPH02134715A JPH02134715A (ja) 1990-05-23
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Also Published As

Publication number Publication date
EP0369758B1 (en) 1995-05-24
DE68922825D1 (de) 1995-06-29
EP0369758A3 (en) 1993-04-07
DE68922825T2 (de) 1995-11-23
JPH02134715A (ja) 1990-05-23
KR900008450A (ko) 1990-06-03
KR920008433B1 (ko) 1992-09-28
EP0369758A2 (en) 1990-05-23

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