JPH07117861A - 粉粒体排出装置 - Google Patents

粉粒体排出装置

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Publication number
JPH07117861A
JPH07117861A JP29720593A JP29720593A JPH07117861A JP H07117861 A JPH07117861 A JP H07117861A JP 29720593 A JP29720593 A JP 29720593A JP 29720593 A JP29720593 A JP 29720593A JP H07117861 A JPH07117861 A JP H07117861A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
rotary impeller
powder
blade
grain
Prior art date
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Pending
Application number
JP29720593A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Hatori
敏夫 羽鳥
Kiyoshi Urayama
清 浦山
Masashi Kato
正史 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hosokawa Micron Corp
Original Assignee
Hosokawa Micron Corp
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Publication date
Application filed by Hosokawa Micron Corp filed Critical Hosokawa Micron Corp
Priority to JP29720593A priority Critical patent/JPH07117861A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貯槽容器内からの粉粒体の排出を安定かつ小
動力で可能にする。 【構成】 粉粒体を貯留する容器1内の底部を円形状に
し、該底部にモータ5に連結した減速機6の駆動軸7に
対し一体的に回転する偏心軸8に回転羽根車3を回転自
在に支持させ、駆動軸7の回転に伴って回転羽根車3が
駆動軸7の回りを旋回しながら容器1の内壁1aに沿っ
て転動する遊星運動を行わせることにより、容器1内の
粉粒体の撹拌および回転羽根車3の低速回転と駆動軸7
への負荷の軽減を可能にし、粉粒体の安定排出と動力源
の小型化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯槽又はホッパ等より
粉粒体を取り出すための粉粒体の排出装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、粉粒体を貯留し排出する装置とし
て多く使用されているものに図7(a),(b)に示す
ようなものがある。(a)は円筒又は角柱状容器の下部
に下方に向けて縮小する逆円錐又は角錐状の傾斜面を持
つもので、下方排出部にロータリーバルブやスクリュー
コンベヤ等を取付けるようにしている。(b)は円筒状
容器の底部に複数の羽根を有する回転羽根車を設け、羽
根によって粉粒体を掻き寄せて排出口に落し込んで排出
させるようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記(a)
は下部に逆円錐又は角錐部を有するため容器自体の高さ
が高くなり、また傾斜面の角度を抑えると該部分におけ
る粉粒体の架橋現象や閉塞が起き易くなるという問題が
あった。他方、前記(b)は上方より堆積した粉粒体を
掻き寄せる際には回転羽根車に相当な負荷荷重が掛か
り、かつ低速度で回転させるため、回転羽根車の補強と
共に駆動源のモータおよび減速機に減速比の大きなもの
を使用することになり、必然的に駆動源が大型化し当該
装置の価格も高くなるという問題があった。
【0004】本発明は、こうした点に鑑み、回転羽根車
の駆動動力を軽減し、従来に比べ小型のモータおよび減
速機によっても粉粒体の排出を十分可能にするもので、
これら駆動源を小型化にすることにより、軽量で安価な
粉粒体の排出装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、粉粒体を貯留
する容器の底部を円形状に構成し、該容器底部に排出口
を配置し、かつ該容器底部に粉粒体を掻き出すための複
数の羽根を有する回転羽根車を設けると共に、該回転羽
根車を駆動軸に対し一体的に回転する偏心軸に回転自在
に取付けることにあり、作用は次のとおりである。
【0006】
【作用】先ず、本発明の作用原理を図6により説明す
る。aは駆動軸の中心であり、円形状容器の中心であ
る。また、bは偏心軸の中心であり、回転羽根車の中心
である。ここで、bがaを中心に旋回した時の回転羽根
車の先端の軌跡を軌道Aとし、回転羽根車がbを中心に
回転した時の軌跡を軌道Bとすると、回転羽根車の旋回
に伴って軌道Bは軌道A上を矢印Rの方向に転動し、自
らは矢印rの方向に回転することになる。また、軌道A
と軌道Bとの接触点をPとすると、軌道Bが軌道A上を
一周して軌道A上の最初の接触点Pに達した時には軌道
B側の最初の接触点PはP1に移ることになる。
【0007】つまり、軌道Bが軌道Aに沿って一周する
間に軌道B上の最初の接触点PはP−P1だけ移動する
ことになり、その結果として、回転羽根車が軌道Bの円
周長さP−P1に相当する角度θだけ回転することにな
る。このP−P1は軌道Aと軌道Bの円周差であり、こ
の円周差が少ないほど駆動軸に対する回転羽根車側の減
速比を大きくすることができる。軌道Bのこのような運
動を一般に遊星運動と言う。
【0008】次に、これを構成面から説明すると、底部
が円形状の容器の中心下部に位置する駆動軸の軸心に対
して平行かつ偏心させて設けた別の支軸(以下、偏心軸
という)を駆動軸に一体的に取付け、該偏心軸に回転羽
根車を支持させることによって、回転羽根車は駆動軸の
回転に伴って駆動軸の回りを旋回することになる。そし
て、該回転羽根車は偏心軸に回転自在に取付けられるこ
とにより駆動軸の回りを旋回しつつ自らも回転すること
ができる。
【0009】つまり、回転羽根車の羽根の先端部が容器
の内壁に接触すると、回転羽根車は駆動軸の回りを旋回
する際に羽根の先端部が容器内壁と接触して摩擦により
押し止められ、羽根の先端部を支点とし、偏心軸部を作
用点として引き上げられるようになって転回させられ
る。こうして、各羽根の先端部が順次支点となり回転羽
根車を転回移動することによって、回転羽根車は円形状
の容器内壁に沿って遊星運動により転動し、回転羽根車
自体はその旋回方向とは逆方向に緩やかに回転するわけ
である。
【0010】ところで、回転羽根車が容器内壁に接触し
ないで隙間を有している場合、容器内に粉粒体が入って
ない状態では羽根に何らの外力も加えられないため、回
転羽根車が駆動軸を中心に旋回しても羽根の先端部は単
に容器内壁に接近したり離れたりするだけで回転羽根車
自体が回転することはない。しかし、このような構成で
も容器内にある程度の粉粒体が存在すると、回転羽根車
は容器内壁に沿って旋回する際に羽根部で粉粒体を掻き
除かなければならず、それに対する負荷が外力として羽
根部に加わるので、この負荷に抗して回転羽根車を旋回
させることになり、その時の羽根に加わる反力の差によ
り回転羽根車に回転力を付与させることができる。
【0011】つまり、回転羽根車が偏心軸に回転自在に
取付けられていることによって、偏心軸を中心として左
右の羽根に加わる負荷に多少の差があれば負荷をより大
きく受ける側の羽根が押されてその方向に回転すること
になる。そして、回転羽根車を旋回させた場合、容器壁
面に近い側に位置する羽根の方が、その反対側に位置す
る羽根に比べ、より大きな負荷を受けることになる。そ
のため、回転羽根車の旋回に伴って容器壁面に近い側の
羽根は押し戻され、逆に反対側の羽根は引き上げられる
ようになり、回転羽根車としては旋回方向とは逆の方向
に回転することになる。
【0012】また、回転羽根車の羽根の先端部と容器内
壁との間にわずかな隙間を保つことにより、さらに回転
羽根車の回転を円滑容易にさせることができる。つま
り、回転羽根車の羽根の先端部が容器内壁に接近する際
に粉粒体を圧密することで容器内壁との間に粉粒体の壁
面を形成させることになり、該粉粒体の壁面と羽根との
間に比較的大きな摩擦力を起こさせることができ、該摩
擦力によって羽根の先端部を押し止めることで該先端部
を支点とし、偏心軸部を作用点として引き上げるように
して回転羽根車を容易に転回させることができるわけで
ある。
【0013】以上のように、駆動軸に対し一体的に回転
する偏心軸に回転自在に支持された回転羽根車は羽根の
先端部が容器の内壁と接触又は非接触に関わらず駆動軸
の回転に伴い逆方向に自転する。こうして、容器底部を
内壁に沿って旋回しながら回転する回転羽根車の遊星運
動により容器内の粉粒体は掻き寄せられて排出口に落と
し込まれて排出されるが、更に該運動によって容器内の
粉粒体を撹拌させることができるため、容器内における
架橋現象や閉塞状態などの発生を防止でき、円滑で安定
した排出を行わせることができる。
【0014】
【考案の効果】本発明によれば、高価で大型の減速機を
使用することなく、簡潔な機構で大きな減速効果が得ら
れ、容器内における回転羽根車の低速回転を実現させる
ことができる。しかも、小型の減速機を用いても排出機
として十分なトルクを持った低速回転が可能になり、当
該装置を軽量かつ安価に実施できる。また、回転羽根車
は遊星運動に伴う揺動旋回運動により、容器内底部の粉
粒体を撹拌して架橋現象や閉塞の防止を図ることがで
き、粉粒体の安定排出を行わせることができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の1実施例を図1乃至図3によ
り説明する。円筒状の容器1の下部にはモータ5と連結
された減速機6が配設され、減速機6の駆動軸7には多
少中心の異なる偏心軸8を具備したカップリング9が取
付けられており、偏心軸8には軸受10を介して回転羽
根車3を容器1の底部に回転自在に取付けている。な
お、カップリング9と容器1の底板1bとの隙間にはシ
ール材14が嵌め込まれている。また、容器1の底部の
外周寄りには排出口2を設け、該排出口2の下部にはロ
ータリバルブ15を取付けている。
【0016】回転羽根車3は複数の羽根4と、軸受10
およびオイルシール11を収容するボス部12とにより
構成され、ボス部12の上部には円錐状のカバー13を
設けてボス部12全体を覆わせて軸受10やオイルシー
ル11への粉粒体の侵入を防止するほか、上部よりの粉
粒体の流下を妨げないようにしている。
【0017】羽根4の先端部4aと容器内壁1aとの間
には接触しない程度の隙間を設けており、該先端部4a
は粉粒体との接触面積を増す目的で中心部分4bに比べ
円周方向に多少長目に形成している。また、羽根4の中
心部分4bの断面は図3に示すように楔状に形成してお
り、図2の回転羽根車3の自転方向r側には粉粒体の圧
力に抗して回転し易くする反面、逆の公転方向R側には
抵抗を増して回転し難くして一方向のみに回転するよう
にしている。
【0018】
【別の実施例】回転羽根車3および羽根4の枚数・形状
については変更可能であり、例えば図4に示すように羽
根4の先端部4aを互いに連結させて環状に構成させた
り、図5に示すように羽根4の先端部4aに幅広の板片
16を内壁1aに沿わせて具備させ、回転羽根車3の旋
回時における羽根4の先端部4aと粉粒体との接触摩擦
が大きくなるように構成させてもよい。また、回転羽根
車3の上面に複数の撹拌用ピンを具備させて粉粒体の撹
拌効果を促進させてもよい。
【0019】駆動軸7に対する偏心軸8の偏心量は小さ
いほど駆動軸7に掛かる所要動力は少なくなるが、その
反面、回転羽根車3の揺動旋回に伴う粉粒体の撹拌効果
は減少するので、粉粒体の性状・物性などを考慮した
上、所要動力の範囲内で決定される。
【0020】また、容器1内の粉粒体が少なくなり、羽
根4の先端部4aと粉粒体との間に十分な摩擦力が得ら
れなると、回転羽根車3は回転しなくなる。そこで、偏
心軸8と回転羽根車3との間にクラッチを設け、駆動動
力又は軸トルクを計測して所定量以下になった場合、手
動あるいは自動的にクラッチを操作して回転羽根車3を
偏心軸8に固定した状態にして駆動軸7と共に旋回させ
るようにしてもよい。
【0021】なお、回転羽根車を容器1の内壁1aに接
触させるようにして容器1内の粉粒体の有無に関係なく
回転羽根車が旋回と回転とを行うようにしてもよい。こ
の場合、多少の動力負荷と、容器1の内壁1aおよび羽
根4の先端部4aの摩耗が増えることが考えられるが、
必要により該部分を摩耗しにくい材料で構成したり、該
部分に摩耗しにくい材料として、例えばゴムや樹脂など
を張付けたりしてもよい。
【0022】容器1の形状は底部が円形状であればよ
く、上部に向けて拡大、又は縮小するようなもの、ある
いは円形以外の断面形状を持つものであってもよい。ま
た、排出口2に接続のロータリバルブ15に代えてスク
リューコンベヤ、その他の排出機を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】 本実施例の要部断面図である。
【図2】 図1のI−I断面図である。
【図3】 図2のII−II断面拡大図である。
【図4】 別の実施例を示す。
【図5】 別の実施例を示す。
【図6】 本発明の作用説明図である。
【図7】 従来例である。
【0024】
【符号の説明】
1 容器 1a 内壁 1b 底板 2 排出口 3 回転羽根車 4 回転羽根 4a 先端部 4b 中心部 5 モータ 6 減速機 7 駆動軸 8 偏心軸 9 カップリング 10 軸受 11 オイルシール 12 ボス部 13 カバー 14 シール材 15 ロータリバルブ 16 板片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体を貯留する容器の底部に排出口2
    を設け、該底部に複数の羽根4を有する回転羽根車3を
    設けて粉粒体を掻き出すようにした排出装置において、
    容器1の底部を円形に構成し、回転羽根車3を駆動軸7
    に対し一体的に回転する偏心軸8に回転自在に取付けた
    ことを特徴とする粉粒体排出装置。
  2. 【請求項2】 前記羽根4の先端部4aに容器1の内壁
    1aに沿って羽根4よりも幅広又は幅高の板片16を具
    備させた請求項1記載の粉粒体排出装置。
  3. 【請求項3】 前記回転羽根車3の外周に羽根4の先端
    部4aを連結して環状に構成させた請求項1記載の粉粒
    体排出装置。
JP29720593A 1993-10-20 1993-10-20 粉粒体排出装置 Pending JPH07117861A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29720593A JPH07117861A (ja) 1993-10-20 1993-10-20 粉粒体排出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29720593A JPH07117861A (ja) 1993-10-20 1993-10-20 粉粒体排出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07117861A true JPH07117861A (ja) 1995-05-09

Family

ID=17843548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29720593A Pending JPH07117861A (ja) 1993-10-20 1993-10-20 粉粒体排出装置

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JP (1) JPH07117861A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005169270A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Eko Advance:Kk 貯留排出装置
CN102390671A (zh) * 2011-07-18 2012-03-28 平安电气股份有限公司 偏心式星形卸灰阀
KR101277846B1 (ko) * 2010-09-20 2013-06-21 주식회사 포스코 용기 불출장치
CN106743003A (zh) * 2016-08-31 2017-05-31 北京约顿气膜建筑技术股份有限公司 气膜仓库进料装置

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JP2005169270A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Eko Advance:Kk 貯留排出装置
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CN106743003A (zh) * 2016-08-31 2017-05-31 北京约顿气膜建筑技术股份有限公司 气膜仓库进料装置
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