JPH07117777A - 自転車用変速装置 - Google Patents

自転車用変速装置

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JPH07117777A
JPH07117777A JP26225393A JP26225393A JPH07117777A JP H07117777 A JPH07117777 A JP H07117777A JP 26225393 A JP26225393 A JP 26225393A JP 26225393 A JP26225393 A JP 26225393A JP H07117777 A JPH07117777 A JP H07117777A
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JP
Japan
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shift
shifter
speed
bicycle
lever
Prior art date
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Application number
JP26225393A
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English (en)
Inventor
Kunitoshi Kosaka
国敏 小栄
Toru Takeda
徹 竹田
Toshiharu Furukawa
俊晴 古川
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Bridgestone Cycle Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Cycle Co Ltd
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Publication date
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  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自転車の発進時等の増速時に、ハンドルから
手を放すことなく自動的に最低速段から徐々にシフトア
ップできるようにして、変速装置を備える自転車に気軽
に乗ることができるようにした自転車用変速装置を提供
する。 【構成】 変速ワイヤ7の操作によって変速される変速
機2を後車輪に備える自転車において、前記変速ワイヤ
7を操作するシフター1をペダルクランク9の近傍でハ
ンガー6の近傍等に取り付けて配置し、ペダルクランク
9の回転を利用して前記シフター1を操作するように構
成したもので、図1の例では、シフター1の変速レバー
3が前記ペダルクランク9と回転を共にする駆動スプロ
ケット4に取り付けたシフトピン5の回転軌跡内に位置
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変速ワイヤの操作によ
って変速される変速機を後車輪に備える自転車に係り、
特に多段あるいは無段式の内装式変速装置を備える自転
車の変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の後車輪に配置された変速
装置、特に多段あるいは無段式の内装式変速装置を変速
するには、図6に示したように、内装式変速装置2と離
れた位置から、フレームに装着された摩擦式のシフター
1Aやハンドルバーに装着されたラチェット巻取り方式
のシフター1Bによって遠隔操作されていた。シフター
1Aあるいは1Bの操作によってそれぞれ変速ワイヤ7
Aあるいは7Bを所定量を牽引することでシフトアップ
が、変速ワイヤを戻すことでシフトダウンがなされた。
図7は、実開昭60−72796号公報に示されたもの
で、摩擦式のシフター1Aがフレームに装着され、変速
レバー3Aを矢印Uの方向にシフトすることにより変速
ワイヤ7Aを牽引してシフトアップし、矢印Dの方向に
戻すことによりシフトダウンするものである。図8は、
実開平5−58590号公報に記載されたもので、ラチ
ェット巻取り方式のシフター1Bがハンドルバーに装着
され、変速レバー3Bを矢印Uの方向にシフトすること
により変速ワイヤ7Bを牽引してシフトアップし、矢印
Dの方向に戻すことによりシフトダウンするものであ
る。この例のものでは、後述するように変速レバー3B
を矢印Uの方向にシフトすることで、ラチェット機能に
より一段ずつシフトアップし、変速レバー3Bを矢印D
の方向に戻すことにより一段ずつシフトダウンするもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような遠隔操
作によって変速操作をするには、前記シフターの変速レ
バー3Aあるいは3Bを手で操作する必要があり、この
ためにハンドルの握りから手を放すか、手指にて操作し
なければならなかった。ハンドルから手を放すことは走
行が不安定となり、安全上好ましいことではないし、特
に冬期には煩わしいものであった。また手指にて変速操
作中にブレーキ操作をする必要が生じた場合にも的確な
操作がしにくいものであった。その上、変速装置を備え
た自転車に乗り慣れていない者にとっては、その変速時
期のタイミングが分かりにくいものであった。したがっ
て、本発明では上記したような従来の変速操作装置にお
ける諸課題を解決して、自転車の発進時等の増速時に、
ハンドルから手を放すことなく自動的に最低速段から徐
々にシフトアップできるようにして、変速装置を備える
自転車に気軽に乗ることができるようにした自転車用変
速装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、変
速ワイヤの操作によって変速される変速機を後車輪に備
える自転車において、前記変速ワイヤを操作するシフタ
ーをペダルクランク近傍に配置し、該ペダルクランクの
回転を利用して前記シフターを作動させるように構成し
たことを特徴とするもので、特に前記変速機が内装式変
速装置の場合に有効である。詳しくは、1例として前記
シフターの操作は、該シフターの変速レバーが前記ペダ
ルクランクと回転を共にする駆動スプロケットに取り付
けたシフトピンの回転軌跡内に位置することによりなさ
れ、前記変速レバーが前記シフトピンの回転軌跡から退
避可能に構成されていてもよい。また、前記シフターの
シフトダウンを手元にて操作可能に構成したり、ブレー
キ操作に連動させて構成してもよいものである。
【0005】
【作用】本発明は、変速ワイヤの操作によって変速され
る変速機を後車輪に備える自転車において、前記変速ワ
イヤを操作するシフターをペダルクランク近傍に配置
し、該ペダルクランクの回転を利用して前記シフターを
作動させるように構成したので、自転車の発進時等の増
速時に、1例として、ペダルクランク9と回転を共にす
る駆動スプロケット4に取り付けたシフトピン5の1回
転毎にシフター1における変速レバー3がシフトされ、
ハンドルから手を放すことなく自動的に最低速段から1
段毎に徐々にシフトアップできるので、誰でも気軽に変
速装置を備える自転車に乗ることができ、重い荷物や子
供を乗せている場合であっても、軽快かつ安全に発進時
の増速が可能である。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明の第1実施例を示すもので、変速機、
特に内装式変速装置2を後車輪ともども後車輪軸受10
に軸支する一方、該内装式変速装置2を変速ワイヤ7の
操作によって変速操作するシフター1を、ペダルクラン
ク9の近傍であるハンガー6の近傍下部に配置してシフ
ター取付金具8によって装着する。一方、前記シフター
1の変速レバー3が前記ペダルクランク9と回転を共に
する駆動スプロケット4に取り付けたシフトピン5の回
転軌跡内に位置するように構成する。これによって、発
進時にペダルを漕ぐことにより、前記駆動スプロケット
4が回転して1回転毎に前記シフトピン5が前記変速レ
バー3に当接するので、シフター1がシフトされ、ハン
ドルから手を放すことなく自動的に最低速段から1段毎
に徐々にシフトアップすることができる。その動作状態
を詳述すると、図1の実線位置で、シフトピン5が変速
レバー3に当接し、さらに駆動スプロケット4が回転し
てシフター1のシフト動作の後に、前記シフトピン5が
変速レバー3のペダル状の接触部から離れ(点線位
置)、変速レバー3は実線位置に復帰する(変速レバー
3のレバー部分とシフトピン5とは当接しないように構
成されている)。これらシフター1における変速レバー
3とペダルクランク9および駆動スプロケット4との関
連構成は本発明の趣旨の範囲内で適宜選択できるもので
ある。例えば、シフトピン5は必ずしも駆動スプロケッ
ト4でなくともよく、ペダルクランク9に設けられても
よい。
【0007】次に、図4、5によって本発明に使用され
るシフター1の作用を説明する。シフターケーシング1
1内の中心軸14にワイヤ巻取体12、変速レバー3お
よび変速ラチェット16が軸支され、前記ワイヤ巻取体
12は変速ラチェット16と一体に形成され、変速ワイ
ヤ7の端部のクレビス13を係止している。前記ワイヤ
巻取体12およびこれと一体の変速ラチェット16は図
示しないばねにより反時計方向に付勢され、ストッパー
15によりその原位置が規制されており、前記変速レバ
ー3はリターンばねにより中立位置に付勢されている。
いま、自転車の発進等の増速時に、図1のようにシフト
アップのためにペダルクランク9を回転すると、駆動ス
プロケット4に取り付けられたシフトピン5が変速レバ
ー3の一端部に設けられた受圧体25Aを矢印A1方向
に押圧する。これによって、前記変速レバー3の中間下
部に軸支されてコイルばね24により時計方向に付勢さ
れた変速送り爪23が前記変速ラチェット16の変速爪
18に係止して変速ラチェット16を矢印A2方向に回
転させる。一方、ケーシング11に軸支されてコイルば
ね21により時計方向に付勢された位置決めアーム19
の位置決め爪20が、前記変速ラチェット16の変速爪
18の他部に係止するごとく配置され、最低速である原
位置で変速爪18がやや大きく形成された低速ストッパ
ー17に規制されている。前記変速ラチェット16の矢
印A2方向の回転時には、前記位置決めアーム19の位
置決め爪20は前記変速爪18を乗り越えて、前記変速
レバー3への押圧が解かれるとその位置の変速段を維持
すべく前記変速ラチェット16すなわちワイヤ巻取体1
2を固定し、前記変速ワイヤ7を所定長さ牽引した状態
に維持することになる。26は変速ワイヤ7をそのアウ
タに対しての相対位置を調整するワイヤ調整体である。
【0008】図5は、上記のようにして1段ずつシフト
アップして適宜の変速段に維持されたものを、最低速段
にシフトダウンする状態を説明するものである。自転車
の停止時等に、シフトダウンのためにペダルクランク9
を逆回転させると、駆動スプロケット4に取り付けられ
たシフトピン5は、変速レバー3の一端部に設けられた
受圧体25Aを矢印B1のごとく下方から押圧する。一
方、前記変速レバー3に軸支された変速送り爪23は、
変速レバー3が中立位置にある時は図示しないカム装置
等によって前記変速ラチェット16の変速爪18から退
避するように構成されているので、変速レバー3の矢印
B1方向の回転によって該変速レバー3の他端に形成さ
れた低速戻しカム22が矢印B2方向に回転し、前記位
置決めアーム19を押圧するので、該位置決めアーム1
9をコイルばね21に抗して矢印B3のごとく反時計方
向に回転させ、位置決め爪20を前記変速ラチェット1
6の変速爪18の係止から解放し、前記変速ラチェット
16すなわちワイヤ巻取体12は図示しないばねによっ
て瞬時に矢印B4のように回転して図4の原位置すなわ
ち最低速段に戻るものである。
【0009】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図2は、前記変速レバー3における受圧体25が駆
動スプロケット4に取り付けたシフトピン5の回転軌跡
から退避自在に構成され、かつ、前記シフター1のシフ
トダウンを手元にて操作可能に構成した実施例を示すも
ので、図5に示した変速レバー3において、通常の受圧
体25Aに代え、変速レバー3の断面形状と同じ断面形
状の穴部30を有し、長さ方向に摺動自在に嵌合される
受圧体25Bを装備した例である。該受圧体25Bの内
部には前記変速レバー3の外端部との間に復帰ばね31
が配置されて、常時受圧体25Bを外方向に付勢してい
る。また、該復帰ばね31は、何らかの原因によりシフ
トピンから受圧体25Bに過度の力が作用した際に、受
圧体25Bを退避させるセーフティ作用を奏することが
できる。前記受圧体25Bのフランジ32にその始端部
が係止された定速用解除ワイヤ34が、変速レバー3等
が軸支された前記中心軸14に穿設された中心軸貫通孔
35を貫通してシフター1の外部に取り出され、ハンド
ルバー等の手元に装着されたセレクター41のプーリー
42に懸回される。前記定速用解除ワイヤ34は、変速
レバー3等が軸支された前記中心軸14に穿設された中
心軸貫通孔35を貫通しているので、前記変速レバー3
の操作中を通じて前記受圧体25Bが前記変速レバー3
に対して摺動してしまう不都合は殆どない。
【0010】一方、変速段を所定の位置に維持すべく前
記位置決めアーム19に押圧片39をして当接し、前記
低速戻しカム22と同様の作用をなすところの低速戻し
アーム36がシフターケーシング11の支持軸37によ
り支持され、コイルばね38によって時計方向に付勢さ
れている。該低速戻しアーム36の操作端部にその始端
部が係止された低速戻しワイヤ40がシフター1の外部
に取り出され、前記セレクター41のプーリー42に懸
回され、前記定速用解除ワイヤ34の終端部と連結され
る。前記プーリー42にはセレクトレバー45を突設さ
せたセレクト円板44が一体に設けられ、これらは軸4
3に軸支されてセレクト自在に構成される。セレクト円
板44は一対のリターンばね47A、48Aにより中立
位置(図2の位置)に付勢されていると共に、節度ばね
46Aと中立節度溝49および定速節度溝50とによっ
て、中立および定速セレクト位置にはそのセレクト位置
を保持することができるが、低速セレクト位置での保持
はセレクトレバー45を操作している間だけで、手を離
すことによりセレクトレバー45はリターンばね47
A、48Aの作用により中立位置に戻る。
【0011】本第2実施例では、以上の構成によって、
自転車の発進時に前記シフトピン5が1回転毎に前記変
速レバー3の受圧体25Bの接触部33を押圧し、図4
で説明したように、一段ずつシフトアップして最高速段
あるいは適宜の段位に至った時に、前記セレクトレバー
45を矢印C1のように定速位置にセレクトする。これ
によって、前記定速用解除ワイヤ34は矢印C2のよう
に牽引されて前記受圧体25Bが矢印C3のように復帰
ばね31を圧縮して、前記シフトピン5の回転軌跡から
退避する(図2の鎖線位置)ので、シフター1はそれ以
上のシフトアップ動作をすることがなく、前記シフトピ
ン5と変速レバー3が当接することもないので、任意の
変速位置に保持されると共に、断続的な騒音が解消され
る。そして、走行中、前記定速セレクト位置は前記節度
ばね46Aと前記定速節度溝50との係合により、その
位置が保持される。
【0012】一方、前記セレクトレバー45を中立に戻
してペダルクランクを逆回転させて前記シフトピン5を
前記変速レバー3の受圧体25Bの接触部33を図5の
ように下方から押圧するか、あるいは、セレクトレバー
45を矢印D1のように低速位置にセレクトすると、前
記低速戻しワイヤ40は矢印D2のように牽引され、前
記低速戻しアーム36を矢印D3のようにコイルばね3
8に抗して回転する。これによって、低速戻しアーム3
6の端部の押圧片39は位置決めアーム19を矢印D4
のように回転させ、図5と同様の動作でアーム他端の位
置決め爪20を前記変速ラチェット16の変速爪18か
らさせ、瞬時に変速ラッチェット16およびこれと一体
のワイヤ巻取体12を最低速段の原位置に復帰させるこ
とができるものである。この動作によって、前記受圧体
25Bは中立位置を経たとき既に原位置に復帰してお
り、また、セレクトレバー45の低速位置への押圧の力
を解放すると、該セレクトレバー45は前記リターンば
ね47A、48Aの作用により中立位置に戻る。かくし
て、全ての部材がリセット状態になり、発進あるいは加
速による増速を繰り返すことが可能になる。
【0013】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図3は本発明の第3実施例で、前記セレクター41
におけるセレクトレバー45のシフトダウンすなわち低
速セレクト動作をブレーキ操作に連動させるようにした
もので、前記第2実施例におけるセレクト円板44の、
ブレーキレバー53に近接する部位を延設して連動アー
ム52とし、これをブレーキワイヤ54の始端部のブレ
ーキクレビス55を突出させたものに当接させてある。
前記ブレーキレバー53はブレーキレバーブラケット5
8により、握り57を端部に有するハンドルバー56に
取り付けられる。また、前記セレクター41における中
立と定速セレクト位置は、コイルばねおよびボールから
なる節度ばね46Bと中立節度溝49および定速節度溝
50とにより保持されるよう構成されており、リターン
ばねとして一対の板ばね47A、47B間にセレクター
円板44上に形成された楕円形のセレクトカム51が配
置されて構成されている。
【0014】本第3実施例では、以上の構成によって、
図2のごとくセレクトレバー45が中立で、前記シフタ
ー1をシフトピン5によってシフトアップ中であるか、
あるいは定速セレクト位置で所定の変速段位にて走行中
に非常事態に遭遇し、ブレーキレバー53を矢印E1の
ように操作すると、前記ブレーキクレビス55を介して
前記連動アーム52を矢印E2のように、すなわちセレ
クトレバー45を矢印E3のようにセレクトし、前記低
速戻しワイヤ40を矢印E4のように牽引するので、そ
の後の動作は図2の第2実施例のものと同様に、瞬時に
最低速段の原位置に復帰する。次いで、ブレーキレバー
53の解放によって前記セレクトレバー45は前記リタ
ーンばね47B、48Bおよびセレクトカム51の作用
により中立位置に戻る。かくして、全ての部材がリセッ
ト状態になり、前記第2実施例のものと同様に発進ある
いは加速による増速を繰り返すことが可能になる。本実
施例では、ブレーキ動作によって速度が低下した場合に
自動的に最低速段にシフトダウンし、シフター1もブレ
ーキレバー53の解放によって極めて都合よくリセット
され、その後の加速時のシフトアップも自動的になされ
るので、ブレーキ後の加速時の搭乗者の負担が極めて軽
減される等その効果は絶大である。以上実施例を挙げて
説明してきたが、本発明の趣旨の範囲内で種々の変形例
が採用されてもよいことは論をまたない。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明してきたように、本発明
によれば、変速ワイヤの操作によって変速される変速機
特に内装式変速装置を後車輪に備える自転車において、
前記変速ワイヤを操作するシフターをペダルクランク近
傍に配置し、該ペダルクランクの回転を利用して前記シ
フターを操作するように構成したので、自転車の発進時
等の増速時に、例えば、ペダルクランクと回転を共にす
る駆動スプロケットに取り付けたシフトピンの1回転毎
にシフターにおける変速レバーがシフトされ、ハンドル
から手を放すことなく自動的に最低速段から1段毎に徐
々にシフトアップできるので、誰でも気軽に変速装置を
備える自転車に乗ることができ、重い荷物や子供を乗せ
ている場合であっても、軽快かつ安全に発進時の増速が
可能できるものである。また、前記ペダルクランクを逆
回転させることにより容易にシフトダウンさせることが
できる。さらに、前記変速レバーの一部を前記シフトピ
ンの回転軌跡から退避することにより、シフターのそれ
以上のシフトアップ動作を停止して変速装置を所定の変
速段位に維持すると共に、前記シフトピンと変速レバー
との当接による断続的な騒音を解消することもできる。
そして、シフトダウンすなわち低速セレクト動作をブレ
ーキ操作に連動させると、ブレーキ動作によって速度が
低下した場合に自動的に最低速段にシフトダウンし、シ
フターもブレーキレバーの解放によって極めて都合よく
リセットされ、その後の加速時のシフトアップも自動的
になされるので、ブレーキ後の加速時における搭乗者の
負担が極めて軽減される等その効果は絶大となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の自転車用変速装置を示す
図である。
【図2】本発明の第2実施例の自転車用変速装置を示す
図である。
【図3】本発明の第3実施例の自転車用変速装置を示す
図である。
【図4】本発明の第1実施例の自転車用変速装置に使用
されるシフターのシフトアップ時を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例の自転車用変速装置に使用
されるシフターのシフトダウン時を示す図である。
【図6】従来の変速装置用シフターの配置を示す図であ
る。
【図7】フレームに取り付けられた従来の変速装置用シ
フターの説明図である。
【図8】ハンドルバーに取り付けられた従来の変速装置
用シフターの説明図である。
【符号の説明】
1 シフター 2 内装式変速装置 3 変速レバー 4 駆動スプロケット 5 シフトピン 6 ハンガー 7 変速ワイヤ 8 シフター取付金具 9 ペダルクランク 10 後車輪軸受 11 シフターケーシング 12 ワイヤ巻取体 13 クレビス 14 中心軸 15 ストッパー 16 変速ラチェット 17 低速ストッパー 18 変速爪 19 位置決めアーム 20 位置決め爪 21 コイルばね 22 低速戻しカム 23 変速送り爪 24 コイルばね 25 受圧体 26 ワイヤ調整体 30 穴部 31 復帰ばね 32 フランジ 33 接触部 34 定速用解除ワイヤ 35 中心軸貫通孔 36 低速戻しアーム 37 支持軸 38 コイルばね 39 押圧片 40 低速戻しワイヤ 41 セレクター 42 プーリー 43 軸 44 セレクト円板 45 セレクトレバー 46 節度ばね 47 リターンばね 48 リターンばね 49 中立節度溝 50 定速節度溝 51 セレクトカム 52 連動アーム 53 ブレーキレバー 54 ブレーキワイヤ 55 ブレーキクレビス 56 ハンドルバー 57 握り 58 ブレーキレバーブラケット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速ワイヤの操作によって変速される変
    速機を後車輪に備える自転車において、前記変速ワイヤ
    を操作するシフターをペダルクランク近傍に配置し、該
    ペダルクランクの回転を利用して前記シフターを作動さ
    せるように構成したことを特徴とする自転車用変速装
    置。
  2. 【請求項2】 前記変速機が内装式変速装置であること
    を特徴とする請求項1に記載の自転車用変速装置。
  3. 【請求項3】 前記シフターの操作は、該シフターの変
    速レバーが前記ペダルクランクと回転を共にする駆動ス
    プロケットに取り付けたシフトピンの回転軌跡内に位置
    することによりなされることを特徴とする請求項1に記
    載の自転車用変速装置。
  4. 【請求項4】 前記変速レバーが前記シフトピンの回転
    軌跡から退避可能に構成されたことを特徴とする請求項
    3に記載の自転車用変速装置。
  5. 【請求項5】 前記シフターのシフトダウンを手元にて
    操作可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    自転車用変速装置。
  6. 【請求項6】 前記シフターのシフトダウンをブレーキ
    操作に連動させたことを特徴とする請求項1に記載の自
    転車用変速装置。
JP26225393A 1993-10-20 1993-10-20 自転車用変速装置 Pending JPH07117777A (ja)

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