JPH07117386A - 携帯品及びその製造方法 - Google Patents

携帯品及びその製造方法

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JPH07117386A
JPH07117386A JP6068702A JP6870294A JPH07117386A JP H07117386 A JPH07117386 A JP H07117386A JP 6068702 A JP6068702 A JP 6068702A JP 6870294 A JP6870294 A JP 6870294A JP H07117386 A JPH07117386 A JP H07117386A
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JP
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portable
recess
micromodule
support
semiconductor chip
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JP6068702A
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Gilles Leroux
レロウ ジレ
Simon Ormerod
オメロ シモン
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JIRE REROU SA
Gilles Leroux SA
Original Assignee
JIRE REROU SA
Gilles Leroux SA
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • G06K19/077Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
    • G06K19/07745Mounting details of integrated circuit chips
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
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Abstract

(57)【要約】 本発明は携帯品およびその製造法に係る。プラスチック
製の支持体(2)内に、電気的に相互絶縁された区域を
含み、少なくとも記憶機能を含む半導体集積回路(1
3)が電気的に接続されたマイクロモジュールユニット
を収容するための窪み(26、27)を含んでいる携帯
品であって、その窪み(26、27)の輪郭(261、
271)が、半導体チップの形に適合した形状で、その
一辺に比較して短い小円弧の連鎖から成り、かつ、その
窪みの側面が支持体(2)の表面に垂直な方向に対して
10度の切込角をもって広がる円錐面から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯品およびこの種の
品物を製造する方法に係る。
【0002】
【従来の技術】当業者がボタンまたはマイクロモジュー
ルと呼んでいるものを形成する集積回路チップユニット
が数層のプラスチック板を組み合わせることによって得
られた収容部に配置されており、そのうち1枚が半導体
チップの寸法に切り抜かれており、別の少なくとも1枚
が集積回路の寸法に切り抜かれているICカードのよう
な携帯品の製造法は知られている。この携帯品を製造す
る場合には、マイクロモジュールをこのようにして構成
された窪み内に樹脂または接着剤の助けを借りて固定す
るのに先立って、様々な板が相互に一体的にされる。こ
の方法は様々な工程が含まれるために費用が高くつく。
【0003】別の方法は、もっと厚めのプラスチック製
の板を加熱変形し、ここにボタンユニットを挿入すると
いうものである。この第二の方法は半導体チップを高い
温度に曝すので、マイクロモジュールの半導体にとって
有害である。一方良好な結果を与える第一の方法はあま
りにも費用がかさみすぎるという欠点がある。
【0004】最後に、安価な最後の方法は、十分な厚み
のプラスチック製の板に、ボタンを収容し、そして樹脂
の助けを借りてその内部に固定するための収容部をフラ
イス加工するというものである。然しながらこの方法で
は、ボタンおよび窪みの間のスペースが広くて、用いら
れる接着剤がかなりの量になる。この方法には、製造さ
れたカードの表面状態が良好でないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の第一
の目的は、表面の状態がチップとカードの間の部分で優
れた品質を有し、必要とする接着剤の使用量が最小限で
済む携帯品及びその製造方法を提案することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は、プラスチッ
ク製の支持体内に、半導体チップを含むマイクロモジュ
ールユニットを収容する互いに電気的に絶縁された窪み
を設け、かつその回路には少なくとも一つの記憶機能を
有する半導体集積回路を電気的に接続して成る携帯品を
製造するに当たって、半導体チップの形に適合する窪み
の輪郭を、輪郭の平均対辺間距離に比較して極めて短い
円弧の連鎖により構成し、更に、その収容部の輪郭側面
を支持体の表面に垂直な方向に対して10度の傾斜をな
して、底面に向かって広がる微小円錐面の連鎖により形
成することによって達成される。
【0007】本発明の別の特徴によれば、窪みは2個の
同心円または非同心円のくり抜き部を含んでおり、その
外側の第一のくり抜き部は、内側の第二よりも広くかつ
浅く構成される。
【0008】本発明の別の特徴によれば、第一のくり抜
き部は、半導体チップとこれに結合する熱可塑性テープ
の厚さの合計値より浅く構成される。
【0009】本発明の別の特徴によれば、切込角と第一
くり抜き部の深さとは、第一くり抜き部の深さPと、半
導体チップの厚さe1 と熱可塑性テープの厚さe2 の合
計値(e1 +e2 )との間の寸法差に対応する熱可塑性
接着剤の余剰量を吸収するために計算されている。
【0010】本発明の別の特徴によれば、第一くり抜き
部の深さPと、半導体チップと熱可塑性テープの厚さの
合計値(e1 +e2 )との間の寸法差は0.0005以
上0.02ミリメートル以下とされる。
【0011】本発明の別の特徴によれば、上記の寸法差
は0.02ミリメートルである。
【0012】本発明の別の特徴によれば、集積回路が第
二のくり抜き部内にエラストマを入れた半速乾性接着剤
によって固定される。
【0013】本発明の別の特徴によれば、接着剤として
シアノアクリラート系接着剤が用いられる。
【0014】本発明の別の特徴によれば、接着剤は合成
樹脂である。
【0015】本発明の別の特徴によれば、チップが熱可
塑性接着剤によって第一収容部内に固定されている。
【0016】本発明の別の特徴によれば、輪郭を構成す
る小円弧の接合端列が、輪郭の平均対面間隔の1/10
00以上10/1000以下に相当する距離だけ小さい
輪郭を形成する。
【0017】本発明の別の特徴によれば、輪郭を構成す
る小円弧の接合端列が、輪郭の平均対面間隔の3/10
00に相当する距離だけ小さい輪郭を形成する。
【0018】本発明の別の目的は、第一の目的に従う携
帯品の製造方法を提案することである。
【0019】この目的は携帯品の製造方法が以下の手順
から成ることによって達成される。 ─マイクロモジュールユニットを収容する窪みが設けら
れるべきカードの支持体を形成する材料の厚さをレーザ
ー光線によって測定する工程; ─カードを形成する支持体の上面によって構成される固
定面に対するフライススピンドルの下降距離を計算する
工程; ─小円錐面の連鎖により形成された輪郭を形成するた
め、窪みの切込角に対応する拡がり角を有する断面ばち
形のフライスカッターの移動量を制御する工程; ─マイクロモジュールユニットを支持体上に接着する工
程。
【0020】本発明の別の特徴によれば、接着工程は、
マイクロモジュールユニットの半導体に集積回路を確実
に固定するため、窪みの第二のくり抜き部内に所定量の
半速乾性接着剤を注入する工程を含む。
【0021】本発明の別の特徴によれば、周囲に熱可塑
性テープを備えている半導体チップの加熱工程を含んで
いる。
【0022】本発明の別の特徴によれば、製造方法が、
半導体の集積回路の固定に先立って、半導体を充分取り
囲むことが出来る寸法の切抜きを備えた熱可塑性テープ
を、打抜かれた一連の半導体チップを含む導電テープ上
に付着させる工程を含んでおり、各々のチップが半導体
に電気的に接続されており、製造方法はさらに支持体の
窪み内に配置するためマイクロモジュールユニットを分
離する工程をも含んでいる。
【0023】本発明の別の特徴によれば、マイクロモジ
ュールユニットの分離工程は、開口が機械的に変形され
たマイクロモジュールを受容するための押圧具82によ
って塞がれる受具81と協働する押圧面711を有する
パンチ71の助けを借りて実行される。
【0024】本発明の別の特徴によれば、受具上に位置
するマイクロモジュールユニットは支持体の窪み内のは
め込み位置に導かれ、ボタンの作用によって支持体2内
に設けられた収容部の輪郭の寸法より小さい寸法の受具
81の窪みに対して配置された窪み内にマイクロモジュ
ールが確実に下降するようにする。
【0025】
【実施例】図1は、プラスチック材料製の支持体内に形
成された窪みの輪郭261を示す平面図であり、この窪
みの縁の輪郭261は、図1の正方形に対応する形状の
輪郭の中心線を形成する一連の小円弧の連鎖により形成
される。これらの小円弧は図3に示す通り、その高さh
=0.04mm、長さl=0.5mmである。図1で
は、支持体の表面に於ける輪郭261の対辺間の最短距
離は、d−h=11.57mmである。これは図4に示
す通り半導体チップ11の寸法(d=11.61mm)
から小円弧の高さhを引いた値に相当する。窪みを形成
する第一くり抜き部26の底面は、この窪みの上縁26
1が囲む正方形より広く、その側面は携帯品の支持体を
形成するプラスチック材料の板2の上面に垂直な線に対
して10°の切込角を形成するようになっている。第二
のくり抜き部27は窪みを完全なものとするものであ
り、第一のくり抜き部に対して同心円もしくは非同心円
をなし、第一のくり抜き部26より表面積が小さく、深
さが深い。この第二のくり抜き部27はまた、側面27
1が10°の切込角を形成するため、その上縁がくり抜
き部の底面の輪郭線に対してずらされており、また第一
のくり抜き部と同様にその側面が一連の小円弧の連鎖か
ら成る。第一のくり抜き部26の相対抗する上縁の円弧
連鎖の頂点列の間の間隔は、チップの幅dとアーチの高
さhとの和、即ち(d+h)に等しい。最後に、第一の
くり抜き部26の底面では、向き合う輪郭線の円弧連鎖
の頂点列の間の距離は、チップ幅dにアーチの高さhの
3倍を加えた距離、即ち(d+3h)に相当する。第一
くり抜き部26の深さPは熱可塑性テープ12の厚さe
1 と、半導体チップ11の厚さe 2の和、即ち(e1
2)より、それらの厚さの合計値の1/1000乃至
10/1000、好ましくは3/1000に相当する値
だけ少ない。窪みの縁26が特殊な形状をもつことによ
って、チップ11の縁110にクリッピング現象を生じ
させることを可能にし、さらにチップ11の縁110と
窪みの第一くり抜き部26を形成する円弧との間のスペ
ースは、半導体チップ11の上縁がカードの支持体2を
形成するプラスチック製部分の上面と一致する迄押し込
まれ、加熱されるとき、余分の熱可塑性接着剤を吸収す
る。
【0026】望ましい変形例では、チップの縁110は
傾斜面であり、それと上表面に垂直な垂線とのなす角b
は、くり抜き部26、27の切込角に略等しく構成され
る。
【0027】図1から図4までに関連して説明した携帯
品は、図5および図6の助けを借りて明確に述べる方法
によって製造される。この製造方法は、図5に示す装置
で実行される第一工程を含んでおり、この工程では、レ
ーザー測定器により、カードを形成する支持体2の厚さ
を測定する。その測定情報は、垂線に対して10°の角
度をなす切込角を有する断面ばち形のフライス53が先
端に取り付けられたフライスヘッド52の移動を制御す
る数値制御装置4に伝達される。数値制御4によって、
一方では窪みの第一くり抜き部26の深さPが希望する
深さに正確に一致するようにフライスの垂直移動zが制
御され、他の一方では窪みの第一くり抜き部の輪郭の寸
法が希望する値に同じく一致するように水平移動距離が
制御される。次に数値制御4は、第二のくり抜き部27
を作るためフライスヘッド52の移動を制御する。この
作業が実行されると、カードを形成する支持体2は、電
気的に絶縁された部分と半導体チップ13とテープ12
の導電性部分から成る半導体チップ11で形成されたマ
イクロモジュールユニット11、12、13を中間位置
に保持した状態で、図6に示す第二位置に導かれる。半
導体チップ11上には、当業者に知られている通り、こ
の半導体チップの様々な導電部分にそれ自体電気的に接
続された半導体チップ13をもつ電子部品が取り付けら
れている。半導体チップ13の周囲にはそれを囲遶する
よう熱可塑性テープ12が配置されている。
【0028】図7に示す如く、マイクロモジュール1
1、12、13は導電部分と絶縁部分を含むテープ10
から分離される。このテープ上には半導体チップ13と
熱可塑性テープ12が配置されることになるだろう。こ
のテープ10はパンチ71によって規則的なピッチで実
行される打抜き作業によってマイクロモジュールとして
打抜かれるが、パンチ71の前面には半導体チップ13
が割れるのを防ぐためのくり抜き部712が設けられ
る。好ましくはその押圧面711は円筒形もしくは球帽
形に形成される。このパンチ71はテープ10に当たる
とこれを変形し、図7に実線で示したマイクロモジュー
ル11、12、13を打抜くため打抜き工具の押型72
に圧し当たらせる。パンチ71の前進はマイクロモジュ
ールを押型72の他方の側に位置した受具81内に押し
込む。この押型内にはフランジ821、円筒部822お
よび円筒部822の下端に配置された座金823上に形
成された凹面部8231から成る押込具82が、ばね8
24が伸長するとき受具の支え面811上に座金823
が圧し当たるようにして取り付けられている。半径Rの
球面もしくは同じ半径の円筒面711をもつパンチ71
は、図4の変形例によれば斜めの縁110を含むマイク
ロモジュールを得ることを可能にする。このマイクロモ
ジュール11、12、13は、図7に示す通り押圧面を
与える機械的変形を受けることによって受具81内に保
持される。
【0029】受具81、押込具82、および受具81に
はさまれたマイクロモジュール11、12、13のユニ
ットは次いで図8に示す第四の位置に導かれる。この第
四の位置では、カードの形に予め切り抜かれ、窪み2
6、27が設けられた支持部材2が受具81と押込具8
2によって保持される。この押込具82は、下降ピン8
25の下降によって、凹型部823の移動を生じさせ、
こうしてマイクロモジュールをその収容部26、27内
に確実に下降させる。図8では、受具81の縦方向内壁
812間の対面距離は、マイクロモジュールが受具81
から出た後、自然に平面にもどるとき、くり抜き部26
へのその自動的な位置決めを確実に行わせながら収容部
への容易な位置決めができるようにするため、カードの
支持体2内に設けられた第一のくり抜き部26の輪郭寸
法より短くなっていることが理解される。マイクロモジ
ュール11、12、13のこの位置決め方法によって、
フライス盤により収容部を高精度で加工したり、高精度
の挿入治具により極めて高い精度で位置決めしたりしな
くても済むようになる。さらに、凸面状のパンチを用い
ることによって、図4に示す通り、縁110を傾斜面と
することができる。
【0030】変形例では、くり抜き部712と平らな前
面711を有するパンチを使用し、さらにマイクロモジ
ュールを押型72で打抜くことを目指すことができよ
う。押型の寸法は打ち抜き表面の近傍の第一くり抜き部
26の寸法に一致し、その内部表面720はマイクロモ
ジュールを次の位置に送る受具81の寸法への変形に徐
々に導くことを可能にするテーパを持つであろう。この
場合、マイクロモジュールの縁は斜めにはならない。
【0031】こうして形成されたボタンまたはモジュー
ルの位置決めに先立って、製造機械はカード2の収容室
17内に集積回路の半急速固定を実行するため樹脂また
はシアノアクリラート接着剤から成る一滴ほどの接着剤
25を予め溜めておく。次いで、図6の位置で、カード
が基準支持体62上に位置決めさる。支持体62内に
は、カードのマイクロモジュール11、12、13の位
置に相当する区域に冷却空気の通路63が設けられてい
る。この基準支持体62に面して、パラメトリックな加
熱電極を含むヘッド6が配置されている。このヘッド6
自体はその中央部に、集積回路が裏面に配置された区域
に対応するマイクロモジュールの中心部分の加熱を防ぐ
ため、断熱材料を収容した窩洞61を備えている。加熱
ヘッド6は下降し、そして一方では熱可塑性テープ12
を溶融させ、他の一方では圧力によって窪みの輪郭の円
弧連鎖の方向に余分の熱可塑性接着剤を押し出すため一
定の圧力でマイクロモジュールユニットに圧し当てられ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明方法の利点は、窪み内に配置され
たボタンユニットが1つの作業位置から他の作業位置へ
の、例えばマイクロモジュールのセット位置から次のプ
レス加工位置への急速かつ急激な移動の際に窪みから飛
び出す危険がないことである。
【0033】本発明方法はまた、一方では挿入の提示を
向上させ、他方では現在用いられている手段とは別の接
着手段を用いるためクリッピングによってチップを保持
することを可能にする。
【0034】このクリッピング効果のおかげで、速乾性
(2〜20秒)接着剤を用いることに固執することはな
くなる。この速乾性接着剤はエラストマが入った、22
〜30MPAのスチール剪断強さを特徴とする衝撃およ
び剥離抵抗性の半速乾接着剤(10秒〜2分)ほど高性
能ではなく、そのスチール剪断強さは14〜22MPA
である。この接着性能はチップの接着にも適用すること
ができる。
【0035】他方では、本発明方法は、ばり取り作業を
不要とするために余分の接着剤の自然な溜めを作り、さ
らに結局は直線ローレット切りに類似するこの歯のお陰
で支持体上へのチップのより良い強く固定し得るという
利点を有する。またアンダーカットは、一度接着剤が固
化すると、カードを破らなければ、マイクロモジュール
や半導体チップを取り外し得ないという利点をもたら
す。
【0036】上記には正方形の輪郭を有する窪みに関し
てだけ説明したが、全ての長方形、円形、横長形の輪郭
をゆうする窪みに摘要でき、更に、全ての形状及び厚さ
の半導体チップおよび熱可塑性テープにも適用し得るこ
と明らかである。
【0037】又、窪みの加工は、フライス以外にも例え
ば熱プレス型等によっても可能であり、更にまた、上記
の説明から当業者にとって容易に着想し得る他の全ての
設計変更もまた本発明の思想に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯品の支持体内に形成された窪みの輪郭を示
す平面図である。
【図2】携帯品の支持体内に形成された同じ窪みの断面
図である。
【図3】窪みの特徴的な輪郭を表す説明図である。
【図4】窪み内に埋め込まれるべきマイクロモジュール
の側面図である。
【図5】製造方法の工程の一部の実行を可能にする第一
作業位置の側面図である。
【図6】製造方法の別の工程の実行を可能にする第二作
業位置の側面図である。
【図7】製造方法の変形例の実行を可能にする第三作業
位置の断面図である。
【図8】製造方法の実行を可能にする第四作業位置の断
面図である。
【符号の説明】
2 支持体 11 半導体チップ 12 熱可塑性テープ 13 集積回路 26 窪みの第一くり抜き部 27 窪みの第二くり抜き部 53 フライスカッター 81 受具

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製の支持体(2)内に、電
    気的に相互に絶縁された区域を含み、少なくとも記憶機
    能を含む半導体集積回路(13)に電気的に接続された
    半導体チップ(11)を含むマイクロモジュールユニッ
    トを収容した窪み(26、27)を有する携帯品に於い
    て、その窪み(26、27)の輪郭(261、271)
    が、半導体チップ(11、13)の形に適合する形状
    で、それらの一辺の長さに比較して極めて短い円弧の連
    鎖により構成され、かつ更に、その窪みの側壁面が支持
    体(2)の表面に垂直な方向に対して10度の傾斜をな
    して、底面に向かって広がる円錐面の連鎖により形成さ
    れたことを特徴とする上記の携帯品。
  2. 【請求項2】 窪み(26、27)が、二重の同心円状
    または非同心円状のくり抜き部を含んでおり、外側の第
    一のくり抜き部(26)は、内側の第二のくり抜き部よ
    りも広い表面積と、より浅い深さとを有する請求項1に
    記載の携帯品。
  3. 【請求項3】 第一のくり抜き部(26)の深さPが、
    半導体チップ(11)の厚さe1 と、これに結合した熱
    可塑性テープ(12)の厚さe2 との合計値(e1 +e
    2 )より浅い請求項1または2に記載の携帯品。
  4. 【請求項4】 円錐面の角度と第一くり抜き部(26)
    の深さPとが、第一くり抜き部(26)の深さPと、半
    導体チップ(11)と熱可塑性テープ(12)の厚さの
    和(e1 +e2 )との間の寸法差に相当する量の熱可塑
    性接着剤を吸収し得るよう定めらる請求項1または2に
    記載の携帯品。
  5. 【請求項5】 深さPと(e1 +e2 )との間の寸法差
    が、0.0005ミリメートル以上0.02ミリメート
    ル以下である請求項3または4に記載の携帯品。
  6. 【請求項6】 深さPと(e1 +e2 )との間の寸法差
    が、0.02ミリメートルである請求項3または4に記
    載の携帯品。
  7. 【請求項7】 集積回路(13)が、エラストマを入れ
    た半速乾性接着剤によって第二のくり抜き部(27)内
    に固定される請求項1乃至6のいずれか一に記載の携帯
    品。
  8. 【請求項8】 接着剤が、シアノアクリラート系接着剤
    である請求項7に記載の携帯品。
  9. 【請求項9】 接着剤が合成樹脂である請求項7に記載
    の携帯品。
  10. 【請求項10】 チップ(11)が、熱可塑性接着剤に
    よって第一くり抜き部(26)内に固定されている請求
    項1に記載の携帯品。
  11. 【請求項11】 円弧両端が、輪郭の平均対面間距離に
    比較して、1/1000倍以上10/1000倍以下の
    値だけ対面間距離の小さい輪郭を形成する請求項1に記
    載の携帯品。
  12. 【請求項12】 円弧両端が、輪郭の平均対面間距離に
    比較して、3/1000倍だけ対面間距離の小さい輪郭
    を形成する請求項11に記載の携帯品。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれか一に記載
    の携帯品を製造する方法であって、以下の手順から成る
    方法: ─レーザー光線によってマイクロモジュールユニット
    (11、12、13)を収容するための窪み(26、2
    7)が設けられるべき支持体(2)を形成する材料の厚
    さを測定する工程; ─カードを形成する支持体(2)の上面によって規定さ
    れる固定面に対するフライススピンドル(52)の下降
    距離を計算する工程; ─一連の微小円錐面の連鎖から成る窪み(26、27)
    の輪郭(261、271)を形成するため、その円錐面
    に一致する円錐角を有するのフライスカッター(53)
    の移動量を制御する工程; ─マイクロモジュールユニット(11、12、13)を
    支持体(2)上に接着する工程。
  14. 【請求項14】 接着工程が、マイクロモジュールユニ
    ットの半導体集積回路(13)を確実に固定するため窪
    みの第二のくり抜き部(27)内に限定量の半速乾性接
    着剤を注入する工程を含む請求項13に記載の携帯品を
    製造する方法。
  15. 【請求項15】 接着工程が、半導体(13)を取り囲
    む部分に熱可塑性テープ(12)を備えている半導体チ
    ップ(11)を加熱する工程を含む請求項13または1
    4に記載の携帯品を製造する方法。
  16. 【請求項16】 半導体集積回路(13)の固定工程に
    先立って、半導体集積回路(13)を囲遶し得る寸法の
    切抜部を備えた熱可塑性テープ(12)を、打抜かれる
    一連の半導体チップ(11)を含むテープ(10)上に
    付着させる工程を含んでおり、各々のチップは半導体チ
    ップに電気的に接続されており、さらに支持体(2)の
    窪み内に配置するためマイクロモジュールユニット(1
    1、12、13)を分離する工程をも含んでいる請求項
    13乃至15のいずれか一に記載の携帯品を製造する方
    法。
  17. 【請求項17】 マイクロモジュールユニット(11、
    12、13)の分離工程が、機械的に変形されたマイク
    ロモジュールを受け取るための受具(81)と協働する
    押圧面(712)をもつパンチ(71)の助けを借りて
    実行されることを特徴とする請求項16に記載の携帯品
    を製造する方法。
  18. 【請求項18】 受具(81)上に位置するマイクロモ
    ジュールユニットが支持体(2)の窪み(26、27)
    内のセット位置に導かれ、押込具(82)の作用によっ
    て支持体(2)内に設けられた収容部の輪郭の寸法より
    小さい寸法の、受具の窪みに対向して配置された窪み内
    にマイクロモジュールが確実に下降するように構成され
    た請求項16または17に記載の携帯品を製造する方
    法。
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