JPH07117334B2 - 垂直型冷却装置 - Google Patents

垂直型冷却装置

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JPH07117334B2
JPH07117334B2 JP2082915A JP8291590A JPH07117334B2 JP H07117334 B2 JPH07117334 B2 JP H07117334B2 JP 2082915 A JP2082915 A JP 2082915A JP 8291590 A JP8291590 A JP 8291590A JP H07117334 B2 JPH07117334 B2 JP H07117334B2
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carry
port
cooling
cooled
front chamber
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JP2082915A
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修 増田
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Mayekawa Manufacturing Co
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Mayekawa Manufacturing Co
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、上部に被冷却体搬入用開口を、下部に搬出開
口を夫々形成した、いわゆる垂直型冷却装置に関する。
「従来の技術」 従来より、コンベア等を利用して、魚類、加工食料品、
その他の被冷却体を連続的に凍結若しくは冷却を行う冷
却装置は公知であり、この種の装置においては冷却温度
が低下すればするほど空気の比重量が大になる事に着目
して、前記被冷却体の搬入口を冷却装置の上部側に、又
搬出口を下部側に設け、上部搬入口より冷却装置内に導
入した被冷却体を垂直搬送器等を利用して徐々に下方に
移動させながら所定の冷却を行い、冷却終了後に下部排
出口より外部に排出するように構成している。
「発明が解決しようとする技術的課題」 さて前記したように、冷却装置内の空気を冷却した場
合、該空気はその比重量を冷却の度合いに応じて増加さ
せ、外気との間に圧力差が生じ、そして該圧力差は冷却
装置高さを高すればするほど、又冷却装置内冷却温度と
外気温度との温度差が大きいほど大になる。
この為、前記したように、上部に搬入口1を下部に搬出
口2を設けたいわゆる垂直タイプの冷却装置において
は、例えば後記図面に示すように、その下部搬出口2と
上部搬入口1間における装置高さと前記温度差がいずれ
も大となるために、搬出口1を挟んでその上流側(装置
内)と下流側とではその圧力差が相当大となり、而も前
記搬出口2は効率的な搬送を図るために、「のれん3」
と呼ばれる可撓板を開口部外壁面側に取り付けて前記搬
出口2の隠蔽状態を維持し、被冷却体を排出させる都度
その押圧力により前記のれん3を押し退けながら搬出口
2を開放させる構成を取るために、前記のれん3は外部
よりの外気の侵入に対してはこれを気密的に阻止し得る
が、外部への流出に対しては無防備となり、この為、こ
の為前記構成を取る装置においては、装置内の冷気の流
出が生じるのを避けられない。
而も前記搬出口2は、被冷却体若しくはコンベアの大き
さに対応させてその開口面積も大であるために、装置内
の冷気の流出が無視し得ないほど大きくなり、結果とし
て高効率な冷却効果を得る事が困難になる。
かかる欠点を解消するために、前記搬出口2にエアーカ
ーテンを設ける事も考えられるが、前記圧力差が大きく
なればなる程前記のれん3とエアーカーテンのみでは冷
気の流出を完全に防ぐ事は困難であるのみならず、エア
ーカーテンの存在はその分外気との接触を大にして、冷
却効率が低下するという問題を生じる。
本発明は、かかる従来技術の欠点に鑑み、前記搬出の圧
力差や開口面積を大にした場合でも前記排出口よりの冷
気洩れを大幅に減少し、これにより冷却効率の向上を図
り得る冷却装置を提供する事を目的とする。
「課題を解決する為の技術手段」 本発明は前記冷気洩れを搬出口2として機能する下部開
口側で抑制するのではなく、前記搬出口2側で冷気の流
出があればその流出量に対応した外気の流入が上部開口
(搬入口1)側に存在する事に着目し、従って前記搬入
口1よりの外気の流入を抑制する事が出来れば、前記搬
出口2側で冷気の流出を抑制する事が可能であると鑑み
たものである。
しかしながら前記搬入口1側にも搬出口2と同様に、効
率的な搬入を図るために、「のれん4」と呼ばれる可撓
板を内壁面側に取り付けて搬入開口を隠蔽し、被冷却体
搬入の都度その押圧力により前記のれんを押し退けなが
ら搬入口1を開放させる構成を取るために、この場合に
おけるのれん4は前記とは逆に外部よりの外気の侵入に
対しては無防備となり、この為搬入口1よりの外気の流
入を抑制する事が不可能となる。
そして前記欠点を解消するには、前記搬出2若しくは搬
入口1を気密的に封止すればよい訳であるが、このよう
に構成すると被冷却体の効率的な搬出入が困難になる。
そこで本発明は、被冷却体の効率的な搬出入を保証しつ
つ前記搬入口1よりの外気の流入を抑制し、前記搬出口
2側で冷気の流出を阻止するために、前記冷却装置内の
搬入口1と隣接する区域を加圧し、該加圧空間を介して
装置内冷却空間と搬入口1とを連通させた点にあり、 そしてより具体的には、被冷却体の搬入口1を上部に、
搬出口2を下部に夫々形成した垂直型冷却装置におい
て、 前記搬入口1と隣接する装置内に、加圧状態を維持しそ
の一部が装置内冷却空間6に対し開放されている前室5
を設け、前記搬入口1より搬入された被冷却体が前記前
室5を介して装置内冷却空間6に導入可能に構成すると
ともに、 前記装置内冷却空間と前室5とを通気可能に仕切る仕切
壁7aに送気ファン8を設け、冷却空間6内冷気を前記前
室5に導入しながら加圧状態を維持するとともに、 前記前室5側の搬入口1を具えた装置内壁20A側に可撓
性閉塞板(のれん)4を設け、被冷却体搬入方向に開放
可能にして前記5内の加圧力を利用して前記搬入口1を
封止可能に構成し、 更に冷却空間6側の搬出口2を具えた装置外壁20B側に
可撓性閉塞板(のれん)3を設けた事を特徴とする。
「作用」 かかる技術手段によれば、搬入口1の入口部が加圧下に
あるために、該開口よりの外気の侵入が阻止され、結果
として前記下部開口側で冷気の流出を抑制する事が出来
る。
この場合前記搬入口1の内壁20A側にのれん4を有する
為に、該のれん4が逆止弁的作用を有し、前記前室5が
気密的効果を維持する事が容易となるために、本発明の
効果がより円滑に達成し得る。
特に本技術手段によれば、装置内冷却空間6内の冷気を
送気ファン8により前室5に導入するように構成した為
に、該前室5が予備冷却室として作用するために、冷却
空間6内の温度に乱れが生じる事なく円滑な冷却温度の
維持が可能である。
又前記前室5はその一部、より具体的に搬送通路が装置
内冷却空間6に対し開放されている為に、前記搬入口1
より搬入された被冷却体が前記前室5を介して装置内冷
却空間6に導入するのに何の障害もなく、円滑な被冷却
体の連続搬送が可能となる。
「実施例」 以下、図面に基づいて本発明の実施例を例示的に詳しく
説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の
寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記
載がない限りは、この発明の範囲をそれのみに限定する
趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図面は本発明の実施例に係る垂直冷却装置で、断熱材に
より囲繞された冷却庫の一側壁面に被冷却体が搬入され
る搬入口11と搬出口2とを設けると共に、搬入口11の内
壁20A面側と搬出口2の外壁面側に、夫々可撓板で形成
された「のれん3、4」を配設する。
又、搬入口11の内壁20A面側は冷却室6との間をL字状
の仕切壁7により囲繞して前室5として機能させると共
に、該前室5を形成する垂直壁7aの下側を開口させてコ
ンベア取り付け空間7bを設け、搬入口1より導入された
被冷却体が前室5及び前記取り付け空間7bを介して冷却
室6内に円滑に搬入可能に構成し、更に前記取り付け空
間7bの上方垂直壁7aに有圧ファン8を取り付け、冷却室
6内の冷気を前室5内に送気する事により加圧状態を維
持可能に構成する。
次に冷却庫内の主要構成について簡単に説明するに、11
は搬入コンベア15を介して搬入口1より搬入された被冷
却体を下方に移動させる垂直搬送機、12はダクト14を介
して搬送機内に冷気を送気する冷却機12、13は搬送機11
内で冷却された被冷却体を下部搬出口2側に導く搬出コ
ンベアである。
次にかかる実施例の動作を簡単に説明するに、被冷却体
は搬入コンベア15により搬入口11より前室5内に導入さ
れたコンベア取り付け空間7bを介して冷却室6内に搬送
され、その後垂直搬送機11内の内部コンベア11aを利用
して上下に積層配置された載置台11b上に順次導かれた
後、該載置台11bを下方に下降させながら冷却機12の冷
気をダクト14を介して載置台11b上面側に導き、被冷却
体を所定温度まで冷却/凍結させる。
そして前記冷却終了した被冷却体は下側載置板11bより
排出コンベア13に導き、搬出口2側に搬送する。そして
前記冷却体が搬出口2通過時点で前記のれん3が開放さ
れ、冷却室6内の冷気が外部に排出されようとするが、
前室5側の気圧が加圧状態にあるために、搬入口1のの
れん3の開放を完全に押える事が出来、これにより搬入
口11側よりの外気の流入が阻止される為に、結果として
前記搬出口2側で冷気流出を抑制できる。
尚本実施例においては、のれん3,4を用いるために、搬
入口1側ののれん4開放時期と搬出口2側ののれん3開
放時期が一致した場合、前記効果を必ずしも円滑に達成
し得ない場合があるが、このような場合は前記開放時期
が一致しないように、前記コンベアの搬送速度や被冷却
体の載置位置を決定すれば、前記問題を容易に解決し得
る。
「効果」 本発明は、搬入口側を加圧下におく事により、被冷却体
の効率的な搬出入を保証しつつ前記搬入口よりの外気の
流入を抑制し、前記排出口側で冷気の流出を阻止する事
が出来る。
特に本技術手段によれば、装置内冷却空間内の冷気を前
記加圧空間(以下前室という)に導入するように構成し
た為に、言い換えれば該前室が予備冷却室として作用す
るために、冷却空間内の温度に乱れが生じる事なく円滑
な冷却温度の維持が可能である。
等の種々の著効を有す。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例に係る垂直冷却装置を示す概略図
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被冷却体の搬入口を上部に、搬出口を下部
    に夫々形成した垂直型冷却装置において、 前記搬入口と隣接する装置内に、加圧状態を維持しその
    一部が装置内冷却空間に対し開放されている前室を設
    け、前記搬入口より搬入された被冷却体が前記前室を介
    して装置内冷却空間に導入可能に構成するとともに、 前記装置内冷却空間と前室とを通気可能に仕切る仕切壁
    に送気ファンを設け、冷却空間内冷気を前記前室に導入
    しながら加圧状態を維持するとともに、 前記前室側の搬入口を具えた装置内壁側に可撓性閉塞板
    を設け、被冷却体搬入方向に開放可能にして前室内の加
    圧力を利用して前記搬入口を封止可能に構成し、 更に冷却空間側の搬出口を具えた装置外壁側に可撓性閉
    塞板を設けた事を特徴とする垂直型冷却装置
JP2082915A 1990-03-31 1990-03-31 垂直型冷却装置 Expired - Lifetime JPH07117334B2 (ja)

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JPH03286983A JPH03286983A (ja) 1991-12-17
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