JPH07117244B2 - 液体燃料燃焼式赤外線放射装置 - Google Patents
液体燃料燃焼式赤外線放射装置Info
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- JPH07117244B2 JPH07117244B2 JP1166162A JP16616289A JPH07117244B2 JP H07117244 B2 JPH07117244 B2 JP H07117244B2 JP 1166162 A JP1166162 A JP 1166162A JP 16616289 A JP16616289 A JP 16616289A JP H07117244 B2 JPH07117244 B2 JP H07117244B2
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- F24D—DOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
- F24D15/00—Other domestic- or space-heating systems
- F24D15/02—Other domestic- or space-heating systems consisting of self-contained heating units, e.g. storage heaters
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24C—DOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
- F24C5/00—Stoves or ranges for liquid fuels
- F24C5/02—Stoves or ranges for liquid fuels with evaporation burners, e.g. dish type
- F24C5/08—Stoves or ranges for liquid fuels with evaporation burners, e.g. dish type with heat produced wholly or partly by a radiant body
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、例えば灯油などの液体燃料を燃焼させて、
その燃焼ガスを誘導する放射管の表面から赤外線を放射
させる形式の液体燃料燃焼式赤外線放射装置に関する。
その燃焼ガスを誘導する放射管の表面から赤外線を放射
させる形式の液体燃料燃焼式赤外線放射装置に関する。
［従来の技術］ この種のものとしては実公昭58−18111号に開示された
ものが公知である。このものは、第５図に示すように車
輪11を有するベース１上に、バーナ12、燃焼室13、及び
放射管14を前面に、その後側に送風機15、燃料タンク16
を配置するとともに、燃焼室13を内外二重筒にて形成
し、その内外筒内に供給する空気量を調節できるように
している。なお、前記放熱部２の前面には、ガード４を
張設している。さらに前記放熱部２の側方には制御盤３
が突出した構成となっている。
ものが公知である。このものは、第５図に示すように車
輪11を有するベース１上に、バーナ12、燃焼室13、及び
放射管14を前面に、その後側に送風機15、燃料タンク16
を配置するとともに、燃焼室13を内外二重筒にて形成
し、その内外筒内に供給する空気量を調節できるように
している。なお、前記放熱部２の前面には、ガード４を
張設している。さらに前記放熱部２の側方には制御盤３
が突出した構成となっている。
［発明が解決しようとする課題］ ところで、この従来の装置においては、放射管14を含む
放熱部２と燃料タンク16とを、ベース１上の前後に配置
しているので、（ア）装置の前後幅が大きくなること、
（イ）装置全体の重心が高くなること、が不都合であっ
た。
放熱部２と燃料タンク16とを、ベース１上の前後に配置
しているので、（ア）装置の前後幅が大きくなること、
（イ）装置全体の重心が高くなること、が不都合であっ
た。
又、内外二重筒からなる燃焼室への供給空気量を調節す
る構成であるから、（ウ）構成が複雑で、そのうえ操作
が面倒となる不都合があった。
る構成であるから、（ウ）構成が複雑で、そのうえ操作
が面倒となる不都合があった。
さらに装置全体として燃料タンク16や制御盤３が突出し
た構成であるから、（エ）外観・デザインがすっきりし
ないこと、（オ）梱包上大きな枠組みを必要として輸送
上も効率的でないこと、等が不都合な点として指摘され
た。
た構成であるから、（エ）外観・デザインがすっきりし
ないこと、（オ）梱包上大きな枠組みを必要として輸送
上も効率的でないこと、等が不都合な点として指摘され
た。
［発明の目的］ そこで、この出願の発明は、それぞれ液体燃料燃焼式赤
外線放射装置の上記の不都合な点を解消するためになさ
れたものです。
外線放射装置の上記の不都合な点を解消するためになさ
れたものです。
第１の発明は、装置の前後幅を小さく、しかもその重心
を低くしたものを、また、供給空気量の調節を不要とし
たものを、 第２の発明は、第１の発明のものにおいて、装置自体の
冷却効率を高めたものを、 第３の発明は、装置の軽量化を図りつつ、しかも堅固な
構造のものを、 第４の発明は、第３の発明において、さらに反射板の組
付けを容易にしたものを、 提供することを目的とする。
を低くしたものを、また、供給空気量の調節を不要とし
たものを、 第２の発明は、第１の発明のものにおいて、装置自体の
冷却効率を高めたものを、 第３の発明は、装置の軽量化を図りつつ、しかも堅固な
構造のものを、 第４の発明は、第３の発明において、さらに反射板の組
付けを容易にしたものを、 提供することを目的とする。
［課題を達成するための手段］ この出願の発明は、上記の目的を達成するために、それ
ぞれ次のような手段を講じたことを特徴とする。
ぞれ次のような手段を講じたことを特徴とする。
第１の発明は、略平行四辺形をなす枠体の四隅下面に車
輪を設けたベースの、該枠体に燃料タンクを固定し、バ
ーナに連設した燃焼室を間隙をおいて囲繞し、かつ複数
の開口を有する外筒を設けたこと。
輪を設けたベースの、該枠体に燃料タンクを固定し、バ
ーナに連設した燃焼室を間隙をおいて囲繞し、かつ複数
の開口を有する外筒を設けたこと。
第２の発明は、前記ベースの上面を覆う反射底板及び放
射管の後方に配置した反射板と、装置の背面を覆う背面
カバーとで冷却空気の通気路を形成したこと。
射管の後方に配置した反射板と、装置の背面を覆う背面
カバーとで冷却空気の通気路を形成したこと。
第３の発明は、放熱部の背面であって、その両端を左右
の側板に固定し、かつその他の中間部を背面カバーより
平面視で若干後方に膨出せしめた補強部材を設けたこ
と。
の側板に固定し、かつその他の中間部を背面カバーより
平面視で若干後方に膨出せしめた補強部材を設けたこ
と。
第４の発明は、前記放熱部において、左右の反射側板に
支持すべく、両端を固定するとともに、その下端縁に沿
って折曲げ部を形成した複数の反射板を設けたこと。
支持すべく、両端を固定するとともに、その下端縁に沿
って折曲げ部を形成した複数の反射板を設けたこと。
［作用］ この出願の発明は、上述の如き特徴のある構成を具備す
ることにより、次のように作用する。
ることにより、次のように作用する。
第１の発明は、燃料タンクを放熱部の下方に配設したこ
とにより、装置の前後幅を小さくし、設置面積を少なく
した。加えて、燃料タンクが下にあるので従来のものよ
り重心が低くなり、しかも燃料を多く入れた時ほど重心
が低くなり、倒れにくくなる。また、第１の発明は、燃
焼によって最も高熱化する燃焼室を、間隙をおいて外筒
で囲繞したうえ、その外筒の周囲に複数の開口を設けた
ので、高温で赤熱した燃焼室からの局部的大量の赤外線
放射を外筒にて一旦吸収し、外筒表面から穏やかに赤外
線放射を行わせることによって、放熱部全面の赤外線放
射を各部平均化する。又、燃焼室が赤熱した状態を外筒
周囲の開口から覗き見ることができ、離れたところから
も装置の運転が確認できる。
とにより、装置の前後幅を小さくし、設置面積を少なく
した。加えて、燃料タンクが下にあるので従来のものよ
り重心が低くなり、しかも燃料を多く入れた時ほど重心
が低くなり、倒れにくくなる。また、第１の発明は、燃
焼によって最も高熱化する燃焼室を、間隙をおいて外筒
で囲繞したうえ、その外筒の周囲に複数の開口を設けた
ので、高温で赤熱した燃焼室からの局部的大量の赤外線
放射を外筒にて一旦吸収し、外筒表面から穏やかに赤外
線放射を行わせることによって、放熱部全面の赤外線放
射を各部平均化する。又、燃焼室が赤熱した状態を外筒
周囲の開口から覗き見ることができ、離れたところから
も装置の運転が確認できる。
第２の発明は、ベース上面を覆う反射底板の下方から放
熱部の反射板の背面側に冷却空気の通気が行われ、最も
低温の低位置から冷却空気を取り入れるので、効果的に
冷却を行ない、背面カバーが高温になることがない。
熱部の反射板の背面側に冷却空気の通気が行われ、最も
低温の低位置から冷却空気を取り入れるので、効果的に
冷却を行ない、背面カバーが高温になることがない。
第３の発明は、放熱部の左右の側板間に補強部材を差し
渡したので、放熱部の強度が増し、使用部材の板厚を薄
くして全体の軽量化を実現していることはもちろん、こ
の補強部材を若干後方に膨出させたので、装置を壁面に
沿って設置した場合でも、自然に壁面との間に一定の空
隙を確保し得て、伝熱の蓄積を生じない。そして、補強
部材は、装置の移動運搬に際して、把手としても機能す
る。
渡したので、放熱部の強度が増し、使用部材の板厚を薄
くして全体の軽量化を実現していることはもちろん、こ
の補強部材を若干後方に膨出させたので、装置を壁面に
沿って設置した場合でも、自然に壁面との間に一定の空
隙を確保し得て、伝熱の蓄積を生じない。そして、補強
部材は、装置の移動運搬に際して、把手としても機能す
る。
第４の発明は、反射板を左右の反射側板に固定しただけ
であるから、組付け作業が簡単である。そのうえ、反射
板の下端縁に若干の折曲げ部を形成したので、運転中の
振動に対しても、余分な音が生じない。
であるから、組付け作業が簡単である。そのうえ、反射
板の下端縁に若干の折曲げ部を形成したので、運転中の
振動に対しても、余分な音が生じない。
［効果］ 上述のとおりであるから、この出願の発明はそれぞれ次
のような効果を奏する。
のような効果を奏する。
第１の発明では、前後幅の小さい、外観のよい装置と
なり、設置面積を小さくした。梱包が相対的に小さく
なり、輸送効率が向上した。重心が低くなり、倒伏の
危険が少さくなった。また、構造が簡略になり、操作
が簡単になった。しかも、全体に平均した赤外線の放射
が得られるようになった。
なり、設置面積を小さくした。梱包が相対的に小さく
なり、輸送効率が向上した。重心が低くなり、倒伏の
危険が少さくなった。また、構造が簡略になり、操作
が簡単になった。しかも、全体に平均した赤外線の放射
が得られるようになった。
第２の発明では、装置の背面カバーとの間に通気路を
形成するように反射板を設けたので、背面カバーに余分
な熱を伝えないようにして、効率良く赤外線を前方へ放
射することができるとともに、背面カバーに誤って触れ
ても火傷をする危険がない。
形成するように反射板を設けたので、背面カバーに余分
な熱を伝えないようにして、効率良く赤外線を前方へ放
射することができるとともに、背面カバーに誤って触れ
ても火傷をする危険がない。
第３の発明は、補強部材を背面カバーより若干後方に
膨出するように配設したので、装置と壁面との密着が防
止でき、誤っても壁面への伝熱を蓄積を生じないので、
火災等の危険が生じない。さらに、補強部材によって
放熱部の強度が増し、全体を薄板で構成し得て、軽量化
できた。
膨出するように配設したので、装置と壁面との密着が防
止でき、誤っても壁面への伝熱を蓄積を生じないので、
火災等の危険が生じない。さらに、補強部材によって
放熱部の強度が増し、全体を薄板で構成し得て、軽量化
できた。
第４の発明は、反射板をその両端のみで固定したの
で、組付けが容易であるうえ、下端縁を若干折曲げたの
で、余分な振動を生じない。
で、組付けが容易であるうえ、下端縁を若干折曲げたの
で、余分な振動を生じない。
［実施例］ 以下、この出願の発明について、第１〜４図に示した実
施例により具体的に説明する。
施例により具体的に説明する。
図において、赤外線放射装置Ａは、四隅に車輪11を設け
たベース１上に、バーナ12を搭載するとともに、これに
連設した燃焼室13とさらに燃焼室13で生成する燃焼ガス
を誘導する放射管14とを含む放熱部２を形成する。前記
ベース１は第３図に示すように、平行する長辺部材1a、
1aと、これに直交する方向に設けた平行する短辺部材1
b、1bとで、略平行四辺形をなす枠体を形成し、その四
隅下面に車輪11、11、・・を設けたものであり、前記長
辺部材1aにはところどころに抜き穴1cを設ける。又、こ
の平行する長辺部材1a、1aは断面を略コ字状に形成し、
下側の水平部1d、1d間にまたがせて燃料タンク16を載置
し、一辺を前記長辺部材1aに当接し、他辺をビス1e、1e
で前記水平部1dに固定する。
たベース１上に、バーナ12を搭載するとともに、これに
連設した燃焼室13とさらに燃焼室13で生成する燃焼ガス
を誘導する放射管14とを含む放熱部２を形成する。前記
ベース１は第３図に示すように、平行する長辺部材1a、
1aと、これに直交する方向に設けた平行する短辺部材1
b、1bとで、略平行四辺形をなす枠体を形成し、その四
隅下面に車輪11、11、・・を設けたものであり、前記長
辺部材1aにはところどころに抜き穴1cを設ける。又、こ
の平行する長辺部材1a、1aは断面を略コ字状に形成し、
下側の水平部1d、1d間にまたがせて燃料タンク16を載置
し、一辺を前記長辺部材1aに当接し、他辺をビス1e、1e
で前記水平部1dに固定する。
前記バーナ12は、ガンタイプバーナを使用し、電磁ポン
プ12aにより前記燃料タンク16から汲み上げた燃料油
を、前記燃焼室13に噴霧燃焼させる。前記燃焼室13は、
周囲に複数個の開口13bを有する別の外筒13aにより間隙
をおいて囲繞する。前記放射管14は、直管14a及び接続
管14bとを組み合わせてなり、上部の煙突14cに接続す
る。
プ12aにより前記燃料タンク16から汲み上げた燃料油
を、前記燃焼室13に噴霧燃焼させる。前記燃焼室13は、
周囲に複数個の開口13bを有する別の外筒13aにより間隙
をおいて囲繞する。前記放射管14は、直管14a及び接続
管14bとを組み合わせてなり、上部の煙突14cに接続す
る。
前記放熱部２は、左右の側板21、21、天板22及び前記ベ
ース１とで囲まれた垂直面の後部側に上下に分割した背
面カバー23、23を、前面側にガード４を設けて、前後方
向が薄い直方体状の空間を形成するとともに、その内部
に前記燃焼室13、放射管14を収納し、かつこれらと前記
背面カバー23、23との間に、放射された赤外線を前面方
向に反射する反射板24、24、・・を配設する。この反射
板24、24、・・は、断面が第４図に示すように、屈曲し
て形成し放射管14から発する赤外線をなるべく前方へ放
射するべく反射する。しかもその取付け構造は、前記接
続管14bを支持する支持板14dに固定した反射側板25、25
に固定し、中間部は一切固定していない。なおかつ、反
射板24、24、・・の下端縁を第４図（イ）に示すよう
に、若干屈曲させ、折曲げ部24aを形成している。
ース１とで囲まれた垂直面の後部側に上下に分割した背
面カバー23、23を、前面側にガード４を設けて、前後方
向が薄い直方体状の空間を形成するとともに、その内部
に前記燃焼室13、放射管14を収納し、かつこれらと前記
背面カバー23、23との間に、放射された赤外線を前面方
向に反射する反射板24、24、・・を配設する。この反射
板24、24、・・は、断面が第４図に示すように、屈曲し
て形成し放射管14から発する赤外線をなるべく前方へ放
射するべく反射する。しかもその取付け構造は、前記接
続管14bを支持する支持板14dに固定した反射側板25、25
に固定し、中間部は一切固定していない。なおかつ、反
射板24、24、・・の下端縁を第４図（イ）に示すよう
に、若干屈曲させ、折曲げ部24aを形成している。
さらに前記ベース１の上面には、前記燃焼室13及びその
外筒13aからの放射熱を反射すべく、反射底板26を設け
る。この反射底板26は、前記ベース１の前面を覆う前面
カバー26aを設け、この部にはさらに開口26bを設ける。
そして、ベース１の上面の後部側に至って、屈曲させて
上傾部26cを形成し、前記反射板24に接続する。そうし
て、前記開口26b、前記燃料タンク16と反射底板26との
間、背面カバー23、23と反射板24、24、・・との間を連
続させて、冷却空気の通気路CAを形成する。なお、前記
反射側板25、25は前記左右の側板21、21から間隙を隔て
て設けられ、その間をドラフト気流が上昇しうる構成で
ある。
外筒13aからの放射熱を反射すべく、反射底板26を設け
る。この反射底板26は、前記ベース１の前面を覆う前面
カバー26aを設け、この部にはさらに開口26bを設ける。
そして、ベース１の上面の後部側に至って、屈曲させて
上傾部26cを形成し、前記反射板24に接続する。そうし
て、前記開口26b、前記燃料タンク16と反射底板26との
間、背面カバー23、23と反射板24、24、・・との間を連
続させて、冷却空気の通気路CAを形成する。なお、前記
反射側板25、25は前記左右の側板21、21から間隙を隔て
て設けられ、その間をドラフト気流が上昇しうる構成で
ある。
さらに符号29は、前記放熱部２の背面において、背面カ
バー23を屈曲して形成した凹陥部28に対向させて、前記
左右の側板21、21間に渡した補強部材であって、両端を
固定するとともにそれ以外の中間部を平面視で前記背面
カバー23の後端縁より若干後方に膨出させている。な
お、16aが燃料タンク16の給油口、31は制御部３の操作
パネル32に設けたスイッチである。
バー23を屈曲して形成した凹陥部28に対向させて、前記
左右の側板21、21間に渡した補強部材であって、両端を
固定するとともにそれ以外の中間部を平面視で前記背面
カバー23の後端縁より若干後方に膨出させている。な
お、16aが燃料タンク16の給油口、31は制御部３の操作
パネル32に設けたスイッチである。
次に作用について説明する。
燃料タンク16に給油口16aから燃料を注入する。次い
で、制御部３の操作パネル32のスイッチ31をオンして運
転を開始すると、電磁ポンプ12aが作動して燃料を前記
燃料タンク16から汲み上げ、バーナ12に供給し、バーナ
12は燃焼室13内に向けて噴霧燃焼を行う。そうして生成
した燃焼ガスは、放射管14の直管14a、接続管14bを経
て、上部の煙突14cから外部に排出する。その間、燃焼
によって生じた熱エネルギーを放射管14に伝熱するの
で、放射管14はその外側表面から赤外線、特に遠赤外線
を多く放射する。この放射は前記放射管14の全周から行
われる訳であるが、後方に向けて放射された赤外線は前
記反射板24、24、・・により前方に反射して赤外線が効
率よく前面に向けて照射することになる。
で、制御部３の操作パネル32のスイッチ31をオンして運
転を開始すると、電磁ポンプ12aが作動して燃料を前記
燃料タンク16から汲み上げ、バーナ12に供給し、バーナ
12は燃焼室13内に向けて噴霧燃焼を行う。そうして生成
した燃焼ガスは、放射管14の直管14a、接続管14bを経
て、上部の煙突14cから外部に排出する。その間、燃焼
によって生じた熱エネルギーを放射管14に伝熱するの
で、放射管14はその外側表面から赤外線、特に遠赤外線
を多く放射する。この放射は前記放射管14の全周から行
われる訳であるが、後方に向けて放射された赤外線は前
記反射板24、24、・・により前方に反射して赤外線が効
率よく前面に向けて照射することになる。
又、前記燃焼室13においては、その内部に生ずる熱エネ
ルギーが大きいため過度に赤熱することとなるが、周囲
を覆う外筒13aを間隔をおいて設けたので、外筒13aの外
表面は600℃以下になり、そこから発する赤外線放射
は、他の放射管14部分との格差を縮小し、全体として各
部むらの無い放射となる。加えて、外筒13aに設けた開
口13bにより内側の燃焼室13の赤熱状態が目視できて、
離れた場所からも運転状況が確認できる。又、開口13b
からの直接放射により燃焼室13の温度を下げ、温度過昇
による破損を防止できる。
ルギーが大きいため過度に赤熱することとなるが、周囲
を覆う外筒13aを間隔をおいて設けたので、外筒13aの外
表面は600℃以下になり、そこから発する赤外線放射
は、他の放射管14部分との格差を縮小し、全体として各
部むらの無い放射となる。加えて、外筒13aに設けた開
口13bにより内側の燃焼室13の赤熱状態が目視できて、
離れた場所からも運転状況が確認できる。又、開口13b
からの直接放射により燃焼室13の温度を下げ、温度過昇
による破損を防止できる。
さらに上記運転によって前記反射板24、24、・・も温度
上昇を避けられないが、前記ベース１の前面に設けた開
口26bから前記ベース１の長辺部材1aに設けた抜き穴1c
を経て反射底板26の下側、反射板24、24、・・と背面カ
バー23、23との間に形成した通気路CAを床面に近い冷気
がドラフト効果で流通するので前記放熱部２の背面側の
背面カバー23、23の温度上昇はきわめて少なくて済み、
誤って触れても火傷することがない。
上昇を避けられないが、前記ベース１の前面に設けた開
口26bから前記ベース１の長辺部材1aに設けた抜き穴1c
を経て反射底板26の下側、反射板24、24、・・と背面カ
バー23、23との間に形成した通気路CAを床面に近い冷気
がドラフト効果で流通するので前記放熱部２の背面側の
背面カバー23、23の温度上昇はきわめて少なくて済み、
誤って触れても火傷することがない。
そのうえ前記補強部材29は、若干後方へ膨出しているの
で装置を壁面などに沿わせて設置したとしても、壁面と
の間に必ず空隙を生ずるので、長時間運転しても伝熱が
蓄積しない。そしてこの補強部材29は、運転を停止して
装置を移動する際には把手として機能するとともに、前
記放熱部２の補強として機能するので、他の左右の側板
21、21等を薄板材で形成することができ、装置を軽量化
するのに役立っている。この趣旨に沿って補強部材29の
構成を変更することは可能で、両端の固定部以外の中間
部を部分的にのみ膨出させたり、さらに大きく膨出させ
てデザイン変化を図ることができる。
で装置を壁面などに沿わせて設置したとしても、壁面と
の間に必ず空隙を生ずるので、長時間運転しても伝熱が
蓄積しない。そしてこの補強部材29は、運転を停止して
装置を移動する際には把手として機能するとともに、前
記放熱部２の補強として機能するので、他の左右の側板
21、21等を薄板材で形成することができ、装置を軽量化
するのに役立っている。この趣旨に沿って補強部材29の
構成を変更することは可能で、両端の固定部以外の中間
部を部分的にのみ膨出させたり、さらに大きく膨出させ
てデザイン変化を図ることができる。
又、前記放熱部２の反射板24、24、・・を両端でのみ固
定し、中間部は単に折曲げ部24aを形成しただけである
から、加工組立が簡単であるのに加え、運転中の振動に
伴う雑音の発生が無い。なお、この折曲げ部24aを反射
板24の上端部に形成してもよい。
定し、中間部は単に折曲げ部24aを形成しただけである
から、加工組立が簡単であるのに加え、運転中の振動に
伴う雑音の発生が無い。なお、この折曲げ部24aを反射
板24の上端部に形成してもよい。
第１図はこの出願の発明の実施例を示すもので、前面の
ガードを外した状態の正面図、第２図は同じく、その背
面カバーの一部を切り欠いて示す背面図、第３図は同じ
く、そのベースを示すもので（ア）は（イ）のＡ−Ａ線
での部分断面図、（イ）は（ア）のＢ−Ｂ線での部分断
面図、（ウ）は一部を切り欠いて示す平面図、第４図は
同じく、（ア）は縦断面図、（イ）は部分拡大図、第５
図は従来例を示し、（ア）は正面図、（イ）は側面図で
ある。 １はベース、２は放熱部、３は制御部、４はガード、11
は車輪、12はバーナ、12aは電磁ポンプ、13は燃焼室、1
3aは外筒、13bは開口、14は放射管、14cは煙突、16は燃
料タンク、23は背面カバー、24は反射板、24aは折曲げ
部、26は反射底板、29は補強部材、CAは通気路である。
ガードを外した状態の正面図、第２図は同じく、その背
面カバーの一部を切り欠いて示す背面図、第３図は同じ
く、そのベースを示すもので（ア）は（イ）のＡ−Ａ線
での部分断面図、（イ）は（ア）のＢ−Ｂ線での部分断
面図、（ウ）は一部を切り欠いて示す平面図、第４図は
同じく、（ア）は縦断面図、（イ）は部分拡大図、第５
図は従来例を示し、（ア）は正面図、（イ）は側面図で
ある。 １はベース、２は放熱部、３は制御部、４はガード、11
は車輪、12はバーナ、12aは電磁ポンプ、13は燃焼室、1
3aは外筒、13bは開口、14は放射管、14cは煙突、16は燃
料タンク、23は背面カバー、24は反射板、24aは折曲げ
部、26は反射底板、29は補強部材、CAは通気路である。
Claims (4)
- 【請求項１】次の構成を具備してなる液体燃料燃焼式赤
外線放射装置。 A.略平行四辺形をなす枠体の四隅下面に車輪を設けたベ
ース、 B.前記ベースに固定した燃料タンク、 C.前記ベース上に設け、前記燃料タンクから燃料を汲み
上げるポンプ、 D.前記ポンプから燃料の供給を受けて燃焼させるバー
ナ、 E.前記バーナに連設した燃焼室、 F.前記燃焼室に接続し、燃焼ガスを上部煙突に導く過程
で受熱し、赤外線を放射する放射管、 G.前記放射管を支持するとともに、その背面方向への放
射熱を前面方向へ反射する反射板を備えた放熱部、 H.前記燃焼室を間隙をおいて囲繞するとともに、その周
囲に複数の開口を有する外筒。 - 【請求項２】次の構成を具備してなる請求項１記載の液
体燃料燃焼式赤外線放射装置。 I.前記ベースの上面を覆うもので、該ベースに固定した
前記燃料タンクとこの燃料タンク上面から間隙をおいて
配設する反射底板との間、及び前記反射板と前記放熱部
の背面カバーとの間を連続させて形成した冷却空気の通
気路。 - 【請求項３】次の構成を具備してなる液体燃料燃焼式赤
外線放射装置。 A.略平行四辺形をなす枠体の四隅下面に車輪を設けたベ
ース、 J.前記ベースに配設した、燃料タンクと、該燃料タンク
からポンプにより燃料を汲み上げて燃焼させるバーナ
と、該バーナから燃焼ガスの供給を受けて赤外線を前面
方向へ放射する放射管を配設した放熱部、 K.前記放熱部の背面において、その両端を左右の側板に
固定し、かつその固定部以外の中間部を背面カバーより
平面視で若干後方に膨出せしめた補強部材。 - 【請求項４】次の構成を具備してなる請求項３記載の液
体燃料燃焼式赤外線放射装置。 L.前記放熱部において、左右の反射側板に支持すべく、
両端を固定するとともに、その下端縁に沿って折曲げ部
を形成した複数の反射板。
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|---|---|---|---|
| JP1166162A JPH07117244B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 液体燃料燃焼式赤外線放射装置 |
| EP90112024A EP0405390B1 (en) | 1989-06-28 | 1990-06-25 | Liquid fuel combustion type infrared ray irradiating apparatus |
| DE90112024T DE69002891T2 (de) | 1989-06-28 | 1990-06-25 | Gerät für die Verbrennung von flüssigem Brennstoff für Infrarotstrahlung. |
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| CA002019806A CA2019806A1 (en) | 1989-06-28 | 1990-06-26 | Liquid fuel combustion type infrared ray irradiating apparatus |
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| JP1166162A JPH07117244B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 液体燃料燃焼式赤外線放射装置 |
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