JPH07117209A - 製版システム - Google Patents

製版システム

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JPH07117209A
JPH07117209A JP28624593A JP28624593A JPH07117209A JP H07117209 A JPH07117209 A JP H07117209A JP 28624593 A JP28624593 A JP 28624593A JP 28624593 A JP28624593 A JP 28624593A JP H07117209 A JPH07117209 A JP H07117209A
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JP
Japan
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plate
laser block
constant tension
laser
plate material
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Withdrawn
Application number
JP28624593A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Okuda
晋次 奥田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH07117209A publication Critical patent/JPH07117209A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two

Landscapes

  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザブロックの往復動に拘らず、ハーネス
を安定して保持すること。 【構成】 往復動されるレーザブロック34と定位置に
固定された回路基板342との間を接続するフラットケ
ーブル343に定テンション装置339によって定テン
ションを付与することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、電子グラビア
印刷システムに適用するのに最適な製版システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、特開平2−1392
38号公報に見られるように、凹版印刷の一例である電
子グラビア印刷システムでは、ポリエチレン樹脂等の熱
可塑性樹脂で成形された、厚さ200ミクロン程度のシ
ート状の版材(以下、単に版材と記載する)を使用して
いる。
【0003】そして、製版機による製版工程では、この
版材を版胴の外周に巻き付けて高速で回転させながら、
版胴の軸方向に往復動される半射体レーザのレーザビー
ムによって、版材の表面に写真等の凹凸による画像デー
タを製版(刻み込むこと)する。
【0004】次に、印刷機による印刷工程では、前の製
版工程で製版された版材を印刷機の版胴の外周に再び巻
き付ける。そして、版胴を高速で回転させながら、版材
の凹凸による画像データにインキロールによってインキ
を塗布すると共に、被印刷物である紙等を圧胴によって
版材の表面に圧着させながら高速で送るようにして、紙
等の表面に写真等の画像を高速で印刷する。
【0005】この際、カラー印刷の場合には、シアン、
マゼンタ、イエローの3原色の他、必要に応じてブラッ
ク等を用いる多色の重ね刷りを行う。
【0006】そして、電子グラビア印刷システムによれ
ば、半導体レーザから照射されるレーザビームによって
版材の表面に凹凸による画像データをサブミクロンオー
ダで高精度に刻み込むことができるので、写真等の画像
を極めて高精度に印刷することができる。
【0007】ところで、この電子グラビア印刷システム
では、製版工程において、レーザブロック移送機構によ
ってレーザブロックを版胴の軸方向に往復動させる必要
があることから、レーザブロックと定位置に固定された
回路基板との間をハーネスによって接続しておかなけれ
ばならない。
【0008】しかし、従来は、レーザブロックと回路基
板との間を、単に、長さに余裕のあるハーネスによって
接続して、レーザブロックの往復動に追従してハーネス
を引き摺るように動かしていただけであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来は、ハー
ネスが不規則に折れ曲って切れたり、引き摺りによって
摺り切れたり、他物に不測に引っかけられて切れる等の
損傷が発生し易いと言う問題があった。
【0010】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、レーザブロックの往復動にも拘ら
ず、ハーネスを安定して保持することができるようにし
た製版システムを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の製版システムは、シート状の版材が外周に
巻き付けられた版胴と、上記版胴の軸方向に対してほぼ
直角な方向から上記版材の表面にレーザビームを照射す
るレーザブロックと、上記レーザブロックを上記版胴の
軸方向に移送するレーザブロック移送機構とを備え、上
記版材を上記版胴によって回転させながら、上記版材の
表面に上記レーザブロックによってレーザビームを照射
しつつ、このレーザブロックを上記レーザブロック移送
機構によって上記版胴の軸方向に移送して、上記版材の
表面に凹凸による画像データを製版するようにした製版
システムにおいて、上記レーザブロックと定位置に固定
された回路基板との間を接続するハーネスに定テンショ
ン装置を付設したものである。
【0012】
【作用】上記のように構成された本発明の製版システム
は、レーザブロックの往復動に拘らず、レーザブロック
と定位置に固定された回路基板との間を接続するハーネ
スに定テンションを付与させることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を電子グラビア印刷システムの
製版システムに適用した一実施例を図を参照して説明す
る。
【0014】[シート状の版材及び版材ジャケットの説
明]まず、この電子グラビア印刷システムでは、図10
の(A)に示すように、ポリエチレン樹脂等の熱可塑性
樹脂でほぼ方形状に成形された厚さ200ミクロン程度
のシート状の版材(以下、単に版材と記載する)1を版
材ジャケット6内に出し入れ自在に収納して取り扱うよ
うに構成されている。
【0015】[製版、印刷システムの概要説明]次に、
この電子グラビア印刷システムは、まず、製版機によっ
て、1〜4枚の版材1の表面1aに、写真等の凹凸によ
る画像データ2を製版(刻み込むこと)する。但しこの
際シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の色別の画
像データ2を1〜4枚の版材1に別々に製版する。
【0016】次に、その製版された1〜4枚の版材1を
印刷機に供給して、1〜4枚の版材1の表面1aの色別
の画像データ2によってカット紙47に1回〜4回の重
ね刷りを行って、写真等の1色刷り〜4色が合成された
カラー印刷を行うものである。
【0017】そして、この電子グラビア印刷システムで
は、製版前、製版後、印刷前及び印刷後を通して、一貫
して、版材1を版材ジャケット6内に収納して取り扱う
ことにより、版材1の表面1aへの塵埃等の付着や傷の
発生を防止するものである。
【0018】[製版機の概要説明]図10に示すよう
に、製版機27にはジャケット装填テーブル28とその
上部に配置された版材給排装置29が取り付けられてい
る。そして、製版機27の内部には、製版用の版胴30
と、その版胴30の外周に巻き付けられる版材1の表面
1aに、半導体レーザ31から出射したレーザビームL
Bをコリメータレンズ32及び対物レンズ33を通して
照射するレーザブロック34が配置されている。そし
て、レーザブロック34は版胴30の軸方向[図10の
(B)の紙面に対して垂直な方向]に往復動されるよう
に構成されている。
【0019】[製版工程の概要説明]図10の(A)に
示すように、製版前の版材1が内部に収納された版材ジ
ャケット6を製版機27のジャケット装填テーブル28
上に矢印a方向から水平に装填する。すると、版材給排
装置29によって、版材ジャケット6内から版材1が矢
印a方向に自動的に引き出されて、製版機27内の版胴
30の外周に図10の(B)に示すように自動的に巻き
付けられる。この際、図1に示すように、版材1は版胴
30の外周に2列状に形成されているスプロケット30
aによって版胴30の外周に巻き付けられる。
【0020】そこで、図10の(B)に示すように、版
胴30によって版材1を矢印c方向に高速で回転させな
がら、半導体レーザ31によって版材1の表面1aにレ
ーザビームLBを照射しつつ、レーザブロック34を版
胴30の軸方向に往復動させて、レーザビームLBによ
って版材1の表面1aに写真等の色別の画像データ2を
サブミクロンオーダの凹凸によって高精度に直接刻み込
むようにした、いわゆるダイレクト製版を1〜4枚の版
材1について順次行う。
【0021】この際、写真スキャナーやデジタルVTR
等のマルチメディアから取り込んだ写真等の画像のデジ
タル情報を画像処理コンピュータ等にて電子編集して、
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の4色のデジ
タル情報を得る。そして、1〜4枚の版材1を順次交換
しながら、その4色の色別のデジタル情報に基づいてレ
ーザ駆動回路によって半導体レーザ31を駆動して、1
〜4枚の版材1に4色の色別の画像データ2をそれぞれ
別々にダイレクト製版する。
【0022】そして、製版済みの版材1が版材給排装置
29によって版胴30の外周から矢印a′方向に自動的
に送り戻されて版材ジャケット6内に再び収納されて製
版工程を終了する。なお、この後版材ジャケット6をジ
ャケット装填テーブル28上から矢印a′方向に抜き取
って、次の印刷機に装填する。
【0023】[製版機のレーザブロック移送機構の説
明]次に、図1、図8及び図9によって、製版機のレー
ザブロック移送機構を説明する。
【0024】このレーザブロック移送機構223は、レ
ーザブロック34が取り付けられたレーザブロック移動
台224を一対の水平な摺動ガイド225上で摺動させ
るようにして、このレーザブロック移動台224を駆動
モータ226によって回転駆動される送りネジ227に
よって、版胴30の軸方向と平行な方向である矢印s、
s′方向に移送させるように構成したものである。な
お、版胴駆動機構229は駆動モータ230によって伝
動機構231を介して版胴30を矢印c方向に低速で回
転駆動するように構成されている。
【0025】[ダイレクト製版]そして、製版時には、
版胴駆動機構229によって版胴30と一体に版材1を
矢印c方向に高速で回転させながら、レーザブロック3
4の半導体レーザ31によってコリメータレンズ32及
び対物レンズ33を通してレーザビームLBを版材1の
表面1aに照射しつつ、レーザブロック移送装置223
によってレーザブロック34を版材1の製版エリアA内
で矢印s、s′方向に往復移動させるようにして、レー
ザビームLBによって版材1の表面1aに写真等の色別
の画像データ2をサブミクロンオーダの凹凸によって高
精度に直接刻み込む(ダイレクト製版)する。
【0026】この際、図10の(B)で示したように、
ポリエチレン樹脂等の熱可塑性樹脂で成形された版材1
の表面1aにレーザビームLBを照射することによっ
て、版材1の表面1aを融かして飛散又は昇華させるこ
とによって、版材1の表面1aにサブミクロンオーダの
凹凸による画像データ2をダイレクト製版する。
【0027】従って、このダイレクト製版中は、版材1
の表面1aから融けて飛散又は昇華した燃えカスである
粉塵Dや煙等が多量に発生する。
【0028】[製版機の粉塵、煙除去装置の説明]次
に、図8及び図9によって、ダイレクト製版中において
多量に発生する粉塵Dや煙等を除去するための粉塵、煙
除去装置を説明する。
【0029】この粉塵、煙除去装置234は、版胴30
の外周に巻き付けられている版材1の表面1aと、レー
ザブロック34の対物レンズ33の表面33aとの間の
隙間G1 内に、版胴30の接線方向に沿って、かつ、版
材1の製版エリアAの全巾に亘ってエアカーテン235
を形成するものである。
【0030】そのために、製版エリアAの全巾以上の長
さを有する送風手段であるクロスフローファン236を
レーザブロック34の上部に下向きで水平に配置すると
共に、製版エリアAの全巾以上の長さを有する上向きで
水平な吸気ダクト237と、吸気パイプ238及び吸気
ポンプ239とによって構成される吸気手段をレーザブ
ロック34の下部に配置している。
【0031】なお、クロスフローファン236はファン
ケース236a内に軸方向に長い円筒状の羽根車236
bを回転自在に取り付けたものであり、羽根車236b
がモータ236cによって矢印t方向に高速で回転駆動
されて、ファンケース236の下端にその全長に亘って
形成された送風口236dから製版エリアAの全巾に亘
って下向きである矢印u方向に帯状の吐出空気流を発生
する。また、吸気ダクト237には上端にその全長に亘
って吸気口237aが形成されていて、吸気ダクト23
7の下端に接続された吸気パイプ238に吸気ポンプ2
39が取り付けられている。そして、吸気ポンプ239
の作動によって、吸気パイプ238を通して吸気ダクト
237の吸気口237aの全巾に亘って下向きである矢
印v方向の帯状の吸引空気流を発生する。
【0032】そして、吸気パイプ238の吸気ポンプ2
39より下流側に集塵手段である集塵フィルタ240を
備えた集塵器241が接続されている。
【0033】[粉塵、煙除去動作]上記のように、クロ
スフローファン236による矢印a方向の帯状の吐出空
気流と、吸気ポンプ239、吸気パイプ238及び吸気
ダクト237による矢印v方向の帯状の吸引空気流とに
よって、版材1の表面1aとレーザブロック34の対物
レンズ33の表面33aとの間の隙間G1 に、版胴30
の接線方向に沿って、かつ、版材1の製版エリアAの全
巾に亘って矢印u、v方向のエアカーテン235を形成
した状態で、前述したダイレクト製版を行う。
【0034】すると、レーザビームLBによる製版位置
の矢印s、s′方向の変化に拘わらず、ダイレクト製版
時に多量に発生する粉塵Dや煙等を全てエアカーテン2
35内に取り込んで吸気口237aから吸気ダクト23
7内に完全に回収することができる。そして、吸気ダク
ト237内に回収された粉塵Dや煙等は吸気パイプ23
8を通して集塵器241に集塵され、集塵フィルタ24
0によって回収される。
【0035】従って、この粉塵、煙除去装置234は、
ダイレクト製版時に多量に発生する粉塵Dや煙等を周囲
に全く撒き散らすことなく完全に回収することができ
る。従って、粉塵Dや煙等が周囲に撒き散らされること
による他の機構、装置等への影響や臭い等の人体への影
響をなくし、クリーンな環境を維持できる。そして、飛
散した粉塵D等が静電気によって版材1の表面1aに付
着することが全くないので、版材1に画像データ2を高
精度に安定良く刻み込むことができて、高品位なグラヒ
ア印刷が可能である。
【0036】そして、対物レンズ34の前に障害物が全
くないので、対物レンズ33を版材1の表面1aに約1
0mm程度まで著しく近接させることができて、レーザ
ビームLBのパワーロスを少なくしたハイパワーのダイ
レクト製版を行える。
【0037】[対物レンズのカバーガラスの説明]次
に、図4によって、レーザブロック34の対物レンズ3
3の前面を覆うカバーガラス326を説明する。
【0038】まず、対物レンズ33は対物レンズホルダ
ー33aで保持され、レーザブロック34のレーザブロ
ック本体34aの前面に複数の止ネジ33bによって取
り付けられている。そして、対物レンズ33の前面にカ
バーガラス35が交換可能に取り付けられている。
【0039】このカバーガラス35はその外周をカバー
ガラスホルダー35aに接着され、カバーガラスホルダ
ー35aが複数の止ネジ35bによって対物レンズホル
ダー33aの前面に交換可能なように着脱自在に取り付
けられている。なお、カバーガラス35は透明で平らな
ガラス板で構成されていて、前面35cに傷つき防止用
のARコード35dが形成されている。
【0040】[対物レンズのクリーニング装置の説明]
次に、図1〜図4によって、対物レンズ33の前面を覆
うカバーガラス35をクリーニングするクリーニング装
置326を説明する。
【0041】このクリーニング装置326は、レーザブ
ロック34の往復動方向である矢印s、s′方向の原点
位置P1 に配置されている。
【0042】そして、このクリーニング装置326は、
版胴30を回転自在に支持する左右一対の版胴支持フレ
ーム253のうちの一方の側面にブラケット327を介
して下向きで垂直に取り付けられた駆動モータ328
と、そのモータ軸328aの下端に軸継手329を介し
て直結された垂直な回転軸330と、その回転軸330
の外周に取り付けられたクリーニングローラ331とに
よって構成されている。そして、クリーニングローラ3
31は、ゴムやプラスチック等の柔らかいスポンジ状の
パッドで構成されている。
【0043】なお、レーザブロック移送機構223の送
りネジ227の駆動モータ226とは反対側の端部に
は、レーザブロック34の位置検出を行う位置検出手段
であるロータリーエンコーダ228が直結されている。
【0044】[対物レンズのクリーニング動作]前述し
たように、レーザビームLBによる版材1の表面1aの
製版作業が終了する度に、レーザブロック移送機構22
3によって、レーザブロック34が矢印s′方向に復動
されて原点位置P1 で停止され、クリーニング装置32
6のクリーニングローラ331がカバーガラス35aの
前面35cに接触される。
【0045】この時、ロータリーエンコーダ228によ
ってレーザブロック34の原点位置P1 への復動が検出
されて、駆動モータ328が一定時間駆動される。する
と、クリーニングローラ331が一定時間回転駆動され
て、そのクリーニングローラ331によってカバーガラ
ス35の前面35cが機械的に、かつ、自動的に拭き掃
除される。
【0046】従って、製版工程中に、対物レンズ33の
前面を覆っているカバーガラス35の前面35cに付
着、堆積された粉塵や煙等を、クリーニングローラ33
1によって、製版工程が終了する度に自動的にクリーニ
ングして、カバーガラス35の前面35cを常にきれい
な状態に保つことができる。
【0047】従って、レーザビームLBのパワーロスを
未然に防止することができて、高精度な製版を行うこと
ができる。なお、クリーニングローラ331を形成して
いる柔らかいスポンジ状のパッドはカバーガラス35の
前面を傷つけることなく、効果的にクリーニングするこ
とができる。
【0048】そして、カバーガラス35は対物レンズ3
3の傷つきを未然に防止する上に、万一、カバーガラス
35自体が傷ついた時には、複数の止ネジ35cを取り
外して、カバーガラスホルダー35bごと、カバーガラ
ス35を新品と簡単に交換することができる。
【0049】[版材へのエア拭き付け手段の説明]次
に、図1及び図2によって、版材1の表面1aへのエア
拭き付け手段を説明する。
【0050】このエア拭き付け手段はエア拭き付けノズ
ル334によって構成されていて、このエア拭き付けノ
ズル334は、レーザブロック34によって版材1の表
面1aに照射されるレーザビームLBの照射軌跡T1
沿ってエアを版材1の表面1aに数ミリ〜数10ミリの
至近距離からほぼ直角に吹き付けることができるよう
に、レーザブロック34に対して矢印s方向側に偏位さ
れた位置で、レーザブロック移動台224にブラケット
335によってレーザビームLBの光軸LBFと同じ高
さで平行に取り付けられている。
【0051】なお、このエア拭き付けノズル334は定
位置に固定されたエアコンプレッサ(図示せず)にビニ
ールパイプ等の可撓性を有するエアパイプ336によっ
て接続されている。
【0052】そして、前述したように、版胴30によっ
て版材1を矢印c方向に高速回転しながら、レーザブロ
ック34によってレーザビームLBを版材1の表面1a
に照射しつつ、レーザビーム34を矢印s、s′方向に
往復動させて製版を行う際に、エアコンプレッサを作動
させて、エア拭き付けノズル334から版材1の表面1
aでレーザビームLBの照射軌跡T1 に沿ってエアを矢
印w方向から版材1に対してほぼ直角で、かつ、強く吹
き付ける。
【0053】この際、レーザブロック34が矢印s方向
に往動される際に、レーザビームLBが版材1の表面1
aに照射されて製版が行われ、レーザブロック34が矢
印s方向に復動される際には、レーザビームLBの照射
は行われない。
【0054】従って、エア吹き付けノズル334は、レ
ーザビームLBの矢印s方向への横移動時に、そのレー
ザビームLBの照射位置に対して先行されるようにし
て、レーザビームLBの照射軌跡T1 に沿って版材1の
表面1aにエアを強く吹き付けることができて、版材1
の表面1aで、特に、照射軌跡T1 上に静電気によって
付着された粉塵等を確実に吹き飛ばすように除去するこ
とができる。
【0055】この結果、版材1の表面1aのレーザビー
ムLBの照射軌跡T1 を、レーザビームLBに対して先
行しながら、常にきれいにエアクリーニングしつつ、レ
ーザビームLBを照射軌跡T1 に沿って高精度に照射す
ることができて、写真等の画像データ2を版材1の表面
1aに高精度に製版することができる。
【0056】[ハーネス及びエアパイプの定テンション
装置の説明]次に、図1、図2、図5〜図7によって、
ハーネス及びエアパイプの定テンション装置339を説
明する。
【0057】まず、レーザブロック移送機構223によ
って矢印s、s′方向に往復動されるレーザブロック移
動台224にビス止めされて、レーザブロック34と一
体に矢印s、s′方向に往復動されるプリント基板であ
る中継基板340と、シャーシ341上の定位置に固定
されたプリント基板である固定の回路基板342との間
が可撓性を有するハーネスであるフラットケーブル34
3によって接続されている。なお、フラットケーブル3
43の両端343a、343bは中継基板340と回路
基板342とに一対のコネクター344a、344bに
よって接続されている。
【0058】そして、レーザ駆動回路から出されるレー
ザ駆動信号等が回路基板342からフラットケーブル3
43及び中継基板340を介してレーザブロック34に
伝達されて、半導体レーザ31が写真等の画像のデジタ
ル情報に基づいて駆動されて、レーザビームLBによる
版材1の製版工程が行われるように構成されている。
【0059】なお、エアパイプ336がブラケット33
7によってレーザブロック移動台224の中継基板34
0の近傍位置に固定されて、このエアパイプ336もフ
ラットケーブル343とほぼ平行に引き回されている。
【0060】次に、定テンション装置329は、フラッ
トケーブル343及びエアパイプ336を水平で、か
つ、上下方向にほぼU字状に折り返して引き回すガイド
ローラ345と、このガイドローラ345を定テンショ
ンで一方向である矢印s方向に引っ張り付勢する定テン
ションばね350とによって構成されている。
【0061】そして、ガイドローラ345の外周には間
隔が大小異なる3つのフランジ346a、346b、3
46cが一体に形成されていて、間隔の大きい2つのフ
ランジ346a、346b間がフラットケーブル34を
ほぼU字状に引き回すフラットケーブルガイド部345
aに形成されている。また、これに隣接する間隔の小さ
い2つのフランジ346b、346c間がエアパイプ3
36をほぼU字状に引き回すエアパイプガイドローラ部
345bに形成されている。
【0062】そして、ガイドローラ345が平面形状が
ほぼコ字状に形成されたローラホルダー347にローラ
軸348によって回転自在で、水平に取り付けられてい
る。
【0063】次に、定テンションばね350は板ばねか
らなるゼンマイばねで形成されている。そして、シャー
シ341上にブラケット351を介して支軸352を水
平に架設し、その支軸352の外周に合成樹脂等で成形
されたスリーブ353を回転自在に取り付け、定テンシ
ョンばね350の一端に成形されているゼンマイばね部
350aをスリーブ353の外周に巻き付けて圧着し、
定テンションばね350の他端350bを止ネジ354
によってローラホルダー347に連結している。
【0064】この定テンション装置339によれば、ス
リーブ353の外周に巻き付けられて圧着された定テン
ションばね350のゼンマイばね部350aの矢印s2
方向の巻き上げ力によって、ガイドローラ345に矢印
s方向に常時定テンションの引張力を付勢することがで
きる。
【0065】従って、前述した製版工程中に、レーザブ
ロック34がレーザブロック移送機構223によって矢
印s、s′方向に往復動される際に、ガイドローラ34
5によってほぼU字状に引き回したフラットケーブル3
43とエアパイプ336に、矢印s方向の定テンション
の引張力を常時付勢させた状態で、レーザブロック34
の矢印s、s′方向の往復動に追従させるようにしてガ
イドローラ345をレーザブロック34の1/2ストロ
ークで矢印s、s′方向に往復動させながら、そのガイ
ドローラ345によってこれらフラットケーブル343
及びエアパイプ336をシャーシ341から浮かせたま
まで、かつ、常時適度に緊張させたままで無理なく、ス
ムーズに矢印s、s′方向に案内することができる。
【0066】従って、フラットケーブル343及びエア
パイプ336がシャーシ341上で引き摺られることが
ない。また、これらフラットケーブル343及びエアパ
イプ336が不規則に折れ曲って切れたり、他物に不測
に引っかけられて切れる等の損傷が全く発生しない。
【0067】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【0068】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の製版シ
ステムは次のような効果を奏する。
【0069】請求項1は、レーザブロックの往復動に拘
らず、レーザブロックと定位置に固定された回路基板と
の間を接続するハーネスに定テンションを付与させるこ
とができるようにしたので、レーザブロックの往復動に
拘らず、ハーネスを安定して保持することができる。そ
して、ハーネスが不規則に折れ曲って切れたり、引き摺
られて摺り切れたり、他物に不測に引っかけられて切れ
る等の損傷を未然に防止することができて、ハーネスの
耐久性を飛躍的に向上できる。
【0070】請求項2は、上記ハーネスをほぼU字状に
引き回すガイドローラと、上記ガイドローラを定テンシ
ョンで一方向に引っ張り付勢する定テンションばねによ
って上記定テンション装置を構成したので、定テンショ
ン装置の構造が簡単で、動作が安定する。
【0071】請求項3は、上記ハーネスをフラットケー
ブルで構成したので、ガイドローラによるハーネスのほ
ぼU字状の引き回しを安定して行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である製版システムのクリー
ニング装置、エア吹き付け手段、定テンション装置を示
す斜視図である。
【図2】同上のクリーニング装置とエア吹き付け手段と
を示した平面図である。
【図3】同上のクリーニング装置の側面図である。
【図4】同上のレーザブロックのカバーガラスを説明す
る断面平面図である。
【図5】同上の定テンション装置の平面図である。
【図6】図5のA−A矢視での正面図である。
【図7】図5のB−B矢視での拡大断面正面図である。
【図8】同上の粉塵、煙除去装置を説明する概略斜視図
である。
【図9】同上の粉塵、煙除去装置の一部切欠き側面図で
ある。
【図10】図10の(A)は製版機の概略側面図であ
り、図10の(B)は製版原理を説明する概略側面図で
ある。
【符号の説明】
1 版材 1a 版材の表面 2 画像データ 27 製版機 30 版胴 34 レーザブロック LB レーザビーム 339 定テンション装置 340 中継基板 341 シャーシ 342 回路基板 343 フラットケーブル(ハーネス) 345 ガイドローラ 347 ローラホルダー 350 定テンションばね 350a 定テンションバネのゼンマイばね部 352 支軸 353 スリーブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状の版材が外周に巻き付けられた版
    胴と、上記版胴の軸方向に対してほぼ直角な方向から上
    記版材の表面にレーザビームを照射するレーザブロック
    と、上記レーザブロックを上記版胴の軸方向に移送する
    レーザブロック移送機構とを備え、 上記版材を上記版胴によって回転させながら、上記版材
    の表面に上記レーザブロックによってレーザビームを照
    射しつつ、このレーザブロックを上記レーザブロック移
    送機構によって上記版胴の軸方向に移送して、上記版材
    の表面に凹凸による画像データを製版するようにした製
    版システムにおいて、 上記レーザブロックと定位置に固定された回路基板との
    間を接続するハーネスに定テンション装置を付設したこ
    とを特徴とする製版システム。
  2. 【請求項2】上記ハーネスをほぼU字状に引き回すガイ
    ドローラと、上記ガイドローラを定テンションで一方向
    に引っ張り付勢する定テンションばねによって上記定テ
    ンション装置を構成したことを特徴とする請求項1記載
    の製版システム。
  3. 【請求項3】上記ハーネスをフラットケーブルで構成し
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の製版シ
    ステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107415430A (zh) * 2017-05-22 2017-12-01 杭州科雷机电工业有限公司 集自动供版装版扫描成像打孔卸版的一体机及其操作方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107415430A (zh) * 2017-05-22 2017-12-01 杭州科雷机电工业有限公司 集自动供版装版扫描成像打孔卸版的一体机及其操作方法
CN107415430B (zh) * 2017-05-22 2022-10-18 杭州科雷机电工业有限公司 集自动供版装版扫描成像打孔卸版的一体机及其操作方法

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