JPH07116961B2 - 燃料噴射器を備えた内燃機関の吸気機構 - Google Patents

燃料噴射器を備えた内燃機関の吸気機構

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JPH07116961B2
JPH07116961B2 JP3251979A JP25197991A JPH07116961B2 JP H07116961 B2 JPH07116961 B2 JP H07116961B2 JP 3251979 A JP3251979 A JP 3251979A JP 25197991 A JP25197991 A JP 25197991A JP H07116961 B2 JPH07116961 B2 JP H07116961B2
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JP
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intake
tubular body
tubular
tubular member
throttle valve
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JP3251979A
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忠雄 柿崎
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は熱式抵抗体を有する内燃機関の
流速計を備えた吸気機構に関する。
【0002】
【背景技術】燃料噴射弁によって燃料を供給する方式の
内燃機関においては、機関の吸気機構を経て吸入される
吸入空気量に応じて噴射弁の開閉を制御するようになさ
れている。この吸入空気量を測定するために、吸気機構
内に吸気流量測定器が設けられている。かかる吸気流量
測定器の一例として、吸気通路内に所定金属線を張設し
これに所定電流を流し、吸気流速の変動に応じた該金属
線の抵抗変化によって吸気流速を検出する方式の熱線流
速計がある。
【0003】かかる熱線流速計を備えた吸気機構の従来
例を図1を参照して説明する。図1において、エアフィ
ルター1を経た空気を燃焼室に導く空気吸入管2の内壁
の一部には熱線3を内部に保持した筒状体4とこれを囲
む外筒5とからなる熱線部6がスロットル弁7から遠く
離れた上流に設けられている。熱線3は空気吸入管2の
外壁にあるコネクタ8の端子を介して熱線部6と共に熱
線流速計を形成する検出回路部(図示せず)に接続され
ている。
【0004】運転者によるアクセルペダル(図示せず)
の踏み込みに応じてスロットル弁7が開くと、エアフィ
ルタ1を経た吸入空気はエンジン回転数に応じる脈動を
伴なって熱線部6を経て機関の燃焼室に導かれる。上記
した構成の吸気機構においては、吸入空気流の乱れによ
って熱線流速計が悪影響を受けないように熱線部6がス
ロットル弁7から遠く離れて設けられている。しかし乍
ら、それでも、熱式流速計による測定結果は、機関燃焼
室に吸入される空気の実際の流速変化に対して誤差が生
ずることは否めず、最適な燃料噴射が得られない結果と
なる。
【0005】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、熱式抵抗体を
配した筒状体内部の吸入空気が均一な流速分布を保って
正確な流速測定をなしとげる吸気機構を提供することで
ある。
【0006】
【発明の構成】本発明による吸気機構は、吸気通路内に
配設されたスロットル弁と、前記スロットル弁の上流で
かつ前記吸気通路の内壁から離隔した位置に配置され熱
式流速計の一部を構成する熱式抵抗体を内部に設けた
状部材と、前記筒状部材の下流部において前記筒状部材
と一体的に配置され前記筒状部材に流入した吸入空気流
をその衝突により前記筒状部材の半径方向外側に向ける
障壁部材と、前記筒状部材と前記障壁部材とにより包囲
される空間の下流側端部でかつ前記筒状部材の軸線に対
し略直角方向外側に向かい前記吸気通路に連通する開口
部と、を有することを特徴としている。
【0007】
【発明の作用】かかる構成の吸気機構においては、機関
燃焼室に吸入される空気の実際の流速が、誤差を伴なう
ことなく熱式抵抗体を有する吸気流速計により測定され
る一方、吸気通路内に設けた筒状部材内を通過した空気
流が障壁部材に衝突した後に出口開口部を経て筒状部材
外の吸気通路内の空気流に対して略直角に合流する。
【0008】以下、本発明による吸気機構の実施例を図
2及び図3を参照して詳細に説明する。図2及び図3に
おいて、スロットル弁7はアクセルペダル(図示せず)
に連動しかつ吸入空気の通路を形成する空気吸入管2の
下流部に配置され、機関へ供給される吸入空気量を制御
するものである。スロットル弁7の近傍上流には、熱式
抵抗部としての熱線部6が配設されており、熱線部6は
貫通孔を有する筒状体4すなわち筒状部材と、この筒状
体4の貫通孔内に張設された熱式抵抗体としての熱線3
とからなっている。熱線3は空気吸入管2の外壁に設け
られたコネクタ8の端子を介して熱線部6と共に熱線流
速計を形成する検出回路部(図示せず)に接続されてい
る。筒状体4の下流端部近傍には筒状体4の貫通孔を通
過した吸入空気をその衝突により筒状体4の半径方向外
側に向ける障壁部材9が配設されている。障壁部材9の
形状は筒状体4に対面している面が筒状体4の下流端部
と好ましくは同一形状をなしこの面を底面とする錐形で
あることをが好ましい。筒状体4の下流端部と障壁部材
9は、熱線3を通過する吸入空気の出口開口部10を形
成する。出口開口部10は筒状体4の外側を流れる吸入
空気流に対し垂直方向に開口している。空気吸入管2の
筒状体4を囲む内壁には環状ベンチュリー部材11が配
設されている。環状ベンチュリー部材11と筒状体4と
によって形成される吸入空気通路の最狭部が出口開口部
10の位置になるようにするのが好ましい。また、環状
ベンチュリー部材11は障壁部材9と一体に形成される
のが好ましい。なお、筒状体4の貫通孔の下流端部には
オリフィス4aが設けられている。
【0009】上記構成の吸気機構において、内燃機関が
作動すると、エアフィルターを経た吸入空気は、オリフ
ィス4aを有する筒状体4を通過して障壁部材9に衝突
した後、出口開口部10から筒状体4の半径方向外側に
向って噴出し、筒状体4の外側を通過した吸入空気と混
合してスロットル弁7の方に導かれる。障壁部材9が存
在することにより、筒状体4内部の熱線3にはスロット
ル弁7あるいは、エンジン回転による吸入空気流内に生
ずる乱流の影響が及ばないのである。上記のように、か
かる構成においては、吸入空気流は障壁部材9との衝突
によりその方向を直ちに筒状体4の半径方向に曲げら
れ、その後速やかに出口開口部10を通って筒状体4の
外側の吸気通路内の空気流に合流する。従って、出口開
口部10の開口面積を管理することにより筒状体4内と
その外側を流れる空気流量比が容易に決定され得、又、
運転状態によってこの空気流量比が変化することもな
く、流速計の安定性が得られ、測定の高精度化が達成
される。更に、上記の構成において、筒状体4を囲む空
気吸入管2の内壁に配設された環状ベンチュリー部材1
1は、筒状体4の外側を通過した吸入空気流の流速を高
め出口開口部10の近傍の空気圧を低下せしめて筒状体
4内外の吸入空気流量比を所定値に保つものである。
【0010】図4は、本発明による吸気構造の変形例を
示している。当該変形例においては、筒状体4の下流端
部の内壁がラッパ状に拡径しており、障壁部材9は該下
流端部内壁の形状に対応した円錐形の側壁を有しかつ下
流側底面は突出した形状となり筒状体4の内部に突出部
分9aが突出している。突出部分9aは、筒状体4の内
壁と共にオリフィス構造を形成している。よって、筒状
体4の下流端部とは障壁部材9との間に形成される出口
開口部10は筒状体4の中心軸に対して僅かに傾斜して
おり、出口開口部10を経た吸入空気流は斜め下流に向
って流出するようになっている。
【0011】上記した図4の変形例においては、筒状体
4内を吸入空気の一部がより円滑に流れるようになって
いる。又、この変形例の構成を具備した吸気機構によっ
ても、前述した図2及び図3に示した構成の吸気機構と
同様の効果が奏される。上記したことから明らかなよう
に、本発明による吸気機構は、熱線3を保持した筒状体
4の下流端部に障壁部材9を一体的に配設し、熱線3を
通過した吸入空気流の方向を筒状体4の半径方向外側例
えばスロットル弁7に向かう方向に対して垂直に曲げて
スロットル弁7やエンジン回転による吸入空気流の乱れ
による悪影響を避けることが出来、スロットル弁7近傍
熱線部6を配設することができて流速測定に誤差
生じないものである。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の吸気機構に
よれば、熱式流速計の一部を構成する熱式抵抗体を内部
設けた筒状部材を吸気通路の内壁から離隔した位置に
配置したことにより、吸気通路内の流量を直接計測する
ことができる。従って、吸気通路の側壁にバイパス通路
を設けてこのバイパス通路内の流量を計測するもの等に
比べ計測精度が向上する。また、筒状部材に流入した吸
入空気流をその衝突により筒状部材の半径方向外側に向
ける障壁部材を、筒状部材と一体的に配置したので、バ
ックファイヤー等の影響を防止でき、筒状部材内に配設
された熱式抵抗体等が汚染されることもなく、所望の性
能を維持できる。さらに、筒状部材下流部と吸気通路と
を連通する開口部が、筒状部材と障壁部材とにより包囲
される空間の下流側端部でかつ筒状部材の軸線に対し略
直角方向外側に向けて形成されているので、エンジン回
転に起因する吸気脈動等が生じた場合でも、慣性効果を
利用して実際の吸気流量に近い平均吸気流量が計測で
、又、吸気流速によって計測精度に変化を生じること
なく安定した計測を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の内燃機関の吸気機構を示す図である。
【図2】 本発明による吸気機構の断面図である。
【図3】 図2に関するA−A断面図である。
【図4】 図2に及び図3に示した吸気機構が具備する
筒状体と障壁部材の変形例の断面図である。
【主要部分の符号の説明】
2……空気吸入管 3……熱線 4……筒状体 4a……オリフィス形状 6……熱線部 7……スロットル弁 9……障壁部材 10……出口開口部 11……環状ベンチュリー部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気通路内に配設されたスロットル弁
    と、前記スロットル弁の上流でかつ前記吸気通路の内壁
    から離隔した位置に配置され熱式流速計の一部を構成す
    る熱式抵抗体を内部に設けた筒状部材と、前記筒状部材
    の下流部において前記筒状部材と一体的に配置され前記
    筒状部材に流入した吸入空気流をその衝突により前記筒
    状部材の半径方向外側に向ける障壁部材と、前記筒状部
    材と前記障壁部材とにより包囲される空間の下流側端部
    でかつ前記筒状部材の軸線に対し略直角方向外側に向か
    い前記吸気通路に連通する開口部と、を有することを特
    徴とする燃料噴射器を備えた内燃機関の吸気機構。
JP3251979A 1991-09-30 1991-09-30 燃料噴射器を備えた内燃機関の吸気機構 Expired - Lifetime JPH07116961B2 (ja)

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US3314290A (en) 1965-07-26 1967-04-18 Technion Res & Dev Foundation Shunt flow meter

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