JPH07116956A - 車載用ケレン装置ユニット - Google Patents

車載用ケレン装置ユニット

Info

Publication number
JPH07116956A
JPH07116956A JP26485193A JP26485193A JPH07116956A JP H07116956 A JPH07116956 A JP H07116956A JP 26485193 A JP26485193 A JP 26485193A JP 26485193 A JP26485193 A JP 26485193A JP H07116956 A JPH07116956 A JP H07116956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
device unit
vehicle
keren
cleaning
vertical wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26485193A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsu Maruyama
克 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruyama Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Maruyama Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruyama Kogyo Co Ltd filed Critical Maruyama Kogyo Co Ltd
Priority to JP26485193A priority Critical patent/JPH07116956A/ja
Publication of JPH07116956A publication Critical patent/JPH07116956A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 縦壁面や天井面等でも容易にケレン作業を行
うことができる車載用ケレン装置ユニットを提供する。 【構成】 車両にケレン面3としての縦壁面3aをケレ
ンするケレン装置ユニット4が搭載され、該車両を走行
させながらケレン装置ユニット4にて縦壁面3aをケレ
ンする車載用ケレン装置ユニットであって、前記車両に
は、前記ケレン装置ユニット4を所定の位置に移動可能
となるように支持する支持装置2が配設され、該支持装
置2には、前記ケレン面3に対して離接する方向に平行
移動可能で該ケレン面3側に付勢されるベースプレート
15が配設され、該ベースプレート15と前記ケレン装
置ユニット4とは自在継手7により連結されると共に、
該支持装置2と前記ケレン装置ユニット4との間には該
ケレン装置ユニット4をケレン面3に接触させる姿勢に
付勢するコイルスプリング8が配設された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両を走行させなが
らケレン装置ユニットにて縦壁面や天井面等のケレン作
業を行うことができる車載用ケレン装置ユニットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、トンネルの縦壁面や天井面等の
ケレン作業は、作業者がサンダー装置を手で持ち、ディ
スクサンドペーパを回転駆動部により回転させて床面等
のケレン面に押し当てて表面に浮きでた汚れ等を削り取
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、作業者が一基のサンダー装
置しか操作することができず、作業効率の向上には限度
があると共に、作業者が直接サンダー装置を手に持って
作業を行うものであるため、作業姿勢に無理があり重労
働を招来していた。特に、床面と異なり、縦壁面や天井
面等のケレン作業を行うのは、サンダー装置を持ち上げ
る必要があり、大変である。
【0004】そこで、この発明は、縦壁面や天井面等で
も容易にケレン作業を行うことができる車載用ケレン装
置ユニットを提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、請求項1に記載された発明
は、車両に縦壁面,傾斜面,天井面等のケレン面をケレ
ンするケレン装置ユニットが搭載され、該車両を走行さ
せながらケレン装置ユニットにてケレン面をケレンする
車載用ケレン装置ユニットであって、前記車両には、前
記ケレン装置ユニットを所定の位置に移動可能となるよ
うに支持する支持装置が配設され、該支持装置には、前
記ケレン面に対して離接する方向に平行移動可能で該ケ
レン面側に付勢されるベースプレートが配設され、該ベ
ースプレートと前記ケレン装置ユニットとは自在継手に
より連結されると共に、該支持装置と前記ケレン装置ユ
ニットとの間には該ケレン装置ユニットをケレン面に接
触させる姿勢に付勢するスプリングが配設された車載用
ケレン装置ユニットとしたことを特徴としている。
【0006】また、請求項2に記載された発明は、ケレ
ン装置ユニットは、ケレン面をケレンするケレン用ディ
スクが着脱自在に装着された回転体と、該回転体を駆動
させる駆動部とを有するケレン機本体を、ボックス体内
に棒状バネにより可動自在に支持したことを特徴として
いる。
【0007】さらに、請求項3に記載された発明は、前
記棒状バネは、略ひし形状に折曲されて、途中にバネ性
を確保する捻り部が形成されたことを特徴としている。
【0008】
【作 用】かかる手段によれば、例えばケレン面として
の縦壁面をケレンする場合には、車両をこの縦壁面に沿
わせた後、支持装置を操作して、ケレン装置ユニットを
縦壁面に当てる。
【0009】この状態からケレン装置ユニットを駆動さ
せると同時に、車両を走行させることにより縦壁面がケ
レンされることとなる。
【0010】この際、縦壁面にいわゆる波揺れがある場
合には、支持装置とケレン装置ユニットとの間に設けら
れた自在継手やスプリングにてその凹凸等が吸収され、
ケレン装置ユニットを縦壁面に適格に追従させることが
できる。
【0011】また、車両が多少蛇行して走行した場合や
縦壁面に大きな凹凸がある場合には、ベースプレートが
縦壁面に対して離接する方向に平行移動することによ
り、この蛇行走行等も吸収されることとなる。
【0012】さらに、請求項2に記載された発明によれ
ば、ケレン機本体をボックス体内に棒状バネにより可動
自在に支持することにより、縦壁面に上記より小さな凹
凸がある場合には、ケレン機本体が可動することによ
り、その凹凸に対してケレン用ディスクを良好に追従さ
せることができ、良好な仕上げ面とすることができる。
しかも、棒状バネでケレン機本体を支持することによ
り、コイルスプリングで支持するものと比較すると、可
動性を確保した上で、縦壁面をケレンする場合のケレン
機本体の垂れ下がりを防止でき、ケレン用ディスクを良
好に縦壁面に当接させることができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0014】図1乃至図7は、この発明の一実施例を示
すものである。
【0015】まず構成を説明すると、図1中符号1は車
両で、この車両1には、支持装置2を介してケレン面3
である縦壁面3aをケレンするケレン装置ユニット4が
支持されている。
【0016】この支持装置2は、図1に示すように、三
次元的に駆動するクレーン部5と、このクレーン部5の
先端部に配設された支持部6とから構成され、ケレン装
置ユニット4を任意の位置に移動させることができるよ
うになっている。なお、図1には支持部6が概略的に示
されており、詳細は図2に示されている。
【0017】そして、この支持部6に対して図1及び図
2に示すようにケレン装置ユニット4が自在継手7を介
して連結されると共に、この支持部6とケレン装置ユニ
ット4との間に計4つのコイルスプリング8が配設さ
れ、これらコイルスプリング8によりケレン装置ユニッ
ト4を縦壁面3aに接触させる姿勢に付勢している。
【0018】詳しくは、支持部6は、以下のような構成
となっている。すなわち、クレーン部5の先端部に固定
された第1モータ9により図2中上下方向に沿う上下軸
10を中心に矢印A方向にケレン装置ユニット4側が回
転自在にされると共に、第2モータ11により図2中水
平方向に沿う水平軸12を中心に矢印B方向にケレン装
置ユニット4側が回転自在に設定されている。
【0019】そして、この第2モータ11と一体に設け
られた板体13に複数本のロッド14を介してベースプ
レート15が図2中水平方向に沿ってスライド自在に配
設されている。また、この板体13とベースプレート1
5との間には、中間板16が第3モータ17により雄ネ
ジ21を介して矢印C方向に移動自在に設けられ、この
中間板16とベースプレート15との間には、圧縮スプ
リング18が配設されている。これにより、ベースプレ
ート15は、縦壁面3aに対して離接する方向に平行移
動可能で、この縦壁面3a側に付勢されている。
【0020】さらに、このベースプレート15に、第4
モータ19により、矢印C方向に沿う軸を中心として回
転自在に回転板20が配設され、この回転体20に、前
述のように、前記ケレン装置ユニット4が自在継手7及
びコイルスプリング8を介して揺動自在に配設されてい
る。
【0021】一方、ケレン装置ユニット4は、フレーム
22にケレン面3を転動するローラ23が計4箇所設け
られていると共に、このフレーム22にケレン装置本体
24が着脱自在にネジ止めされて構成されている。
【0022】このケレン装置本体24は、四角形のボッ
クス体25の中に、図2及び図3に示すように、計4基
のケレン機本体26…が交互に向きを変えて平行に配設
されて構成されている。
【0023】これらケレン機本体26は、図3乃至図5
に示すように、ケレン面3をケレンするための「ケレン
用ディスク」としてのディスクサンドペーパDが着脱自
在に装着された回転体27と、この回転体27を回転さ
せる回転駆動部28とを有している。そして、このケレ
ン機本体26は、回転駆動部28の図4中左側が、棒状
バネ29を介してブラケット31に取付けられ、回転駆
動部28の図4中右側が、「弾性体」としての円環状の
ゴム部材30を介してブラケット31に取り付けられて
いる。そして、このブラケット31は、複数のネジ32
が突設され、このネジ32にナット33が螺合されてボ
ックス体25に固定されている。このゴム部材30のバ
ネ定数は、棒状バネ29のバネ定数より大きく設定され
ている。
【0024】具体的には、そのブラケット31は、断面
コ字状を呈して一対の側壁面部31aが形成され、前記
棒状バネ29がその側壁面部31aとケレン機本体26
との間に配設されている。その棒状バネ29は、直径が
2mm程度に棒状が大略ひし形に折曲されて形成され、
図6等に示すように、ブラケット31にネジ止めされる
内径5mm程度に1回捻られた計4箇所のブラケット側
固定部29a…、中央部に設けられてケレン機本体26
にボルト35止めされる内径20mm程度に1回捻られ
たケレン機側固定部29bが形成されると共に、両端部
には内径20mmの大径捻り部29c,29cが形成さ
れ、この大径捻り部29cと前記ケレン機側固定部29
bとの間に内径5mmの小径捻り部29dが形成されて
いる。
【0025】各ブラケット側固定部29aの間隔は20
mm程度、このブラケット側固定部29aと大径捻り部
29cとの間隔は40mm程度、大径捻り部29cとケ
レン機側固定部29bとの間隔は70mm程度、ケレン
機側固定部29bとブラケット側固定部29aとの間隔
は40mm程度であり、このケレン機側固定部29bの
部分の角度は150°程度、大径捻り部29cの部分の
角度は30°程度に形成されている(図6参照)。
【0026】さらに、このボックス体25の周縁部に
は、図4に示すように、全周に渡ってゴム部材からなる
スカート部材34が設けられている。このスカート部材
34の先端部が、ケレン面3に接触してボックス体25
内を密閉するようにしている。
【0027】そして、このような4つのケレン機本体2
6…が、図3に示すように、各回転体27が千鳥上に並
ぶように配設され、進行方向に向かって回転体周縁部が
重なり合うように設定されている(図3中斜線部参
照)。
【0028】また、ボックス体25のゴム部材30取付
部位には、図4に示すように、空気取入口25aが形成
され、この空気取入口25aからの新鮮な外気が円環状
のゴム部材30を通して回転駆動部28に供給されてモ
ータ等を冷却するようにしている。
【0029】さらに、ボックス体25には、図3に示す
ように排気管25bの一端部が接続され、この排気管2
5bの他端部は図示省略の吸引装置としての真空掃除機
に接続されている。
【0030】次に、かかる構成よりなる車載用ケレン装
置ユニットの作用について説明する。
【0031】まず、車両1を道路の縦壁面3aに沿わ
せ、支持装置2のクレーン部5を操作してケレン装置ユ
ニット4をその縦壁面3aに接近させると共に、支持装
置2の支持部6を介して各軸10,12等を中心にケレ
ン装置ユニット4側を回動させてローラ23を縦壁面3
aに当接させる。ローラ23は、その転動方向が略水平
方向に沿うようにケレン装置ユニット4側の向きを調整
する。このように調整することにより、各ケレン機本体
26…は長手方向が水平方向に沿うようにセットされ
る。
【0032】この状態では、ケレン機本体26は、その
重量により、下方に垂れ下がろうとするが、一対の棒状
バネ29により、その垂れ下がりが防止できて、ディス
クサンドペーパDが縦壁面1aに略面接触した状態とな
る。ちなみに、棒状バネ29の代わりに単なるコイルス
プリングを配設した場合には、ケレン機本体26に垂れ
下がりが生じ、ディスクサンドペーパDが縦壁面3aに
片当りすることにより、削り残し等を生じる虞がある。
【0033】その後、ケレン機本体26の回転駆動部2
8を駆動させ、回転体27を回転させると同時に、車両
1を縦壁面3aに沿って走行させることにより、ディス
クサンドペーパDにより縦壁面3aが車両進行方向に沿
って削れられてケレン作業が行われる。
【0034】この場合に、縦壁面3aに凹凸がある場合
でも、ケレン機本体26を可動自在に支持することによ
り、この凹凸形状に追従して可動し、ディスクサンドペ
ーパD面が縦壁面3aに適切に当接する。従って、切削
面がきれいで削り残しがなく、良好なケレン作業を行う
ことができる。
【0035】特に、ケレン機本体26の可動は、棒状バ
ネ29のバネ定数を、ゴム部材30のバネ定数より小さ
くすることにより、主に、このゴム部材30側を中心に
して回転体27側が縦壁面3aに略垂直に回動すること
により、この回転体27に設けられたディスクサンドペ
ーパDが縦壁面3aの凹凸に適格に追従できる。勿論、
上下に一対配設された棒状バネ29が各々独立して弾性
変形するためケレン機本体26が凹凸に応じて傾くこと
となる。
【0036】そして、このディスクサンドペーパDの切
削により発生するほこりは、スカート部材34等により
ほとんど外部に漏れることがなく、排気管25bを介し
て、真空掃除機に吸い込まれるため、作業を衛生的に行
うことができる。
【0037】一方、縦壁面3aにいわゆる波揺れがある
場合には、コイルスプリング8や自在継手7を介して、
ケレン装置ユニット4全体が揺動して縦壁面3aへの当
接状態を維持できるため、波揺れが吸収されることとな
るまた、車両1が多少蛇行して走行した場合や、縦壁面
3aに大きな凹凸等がある場合には、縦壁面3aからの
反力を受けて、ベースプレート15が縦壁面3aに対し
て離接する方向に平行移動することにより、この蛇行等
も吸収されることとなる。
【0038】さらに、大きな蛇行を生じ、中間板16と
縦壁面3aとの間隔が狭く成りすぎたり、大きく成りす
ぎたような場合には、センサで検出された値に基づき、
板体13の位置を動かさずに、中間板16を第3モータ
17等を介してスライドさせることにより、その間隔が
所定の値になるように制御することにより、圧縮スプリ
ング18による付勢力が一定の範囲に保たれ、ケレン装
置ユニット4の縦壁面3への当接力が適当な値に制御さ
れることとなる。
【0039】さらにまた、ケレン機本体26が大きく傾
き過ぎたような場合には、ブラケット31の側壁面部3
1aにボルト35の頭部が当たることにより、それ以
上、ケレン機本体26が大きく傾くのを防止できる。
【0040】勿論、この実施例の装置で、傾斜面3bや
天井面3cも同様にケレン作業を行うことができる。
【0041】また、図8乃至図10には、この発明の第
2実施例を示す。
【0042】この実施例は、支持装置40が上記第1実
施例と異なっており、この支持装置40に第1実施例と
同様に自在継手7及びコイルスプリング8を介してケレ
ン装置ユニット4が支持されている。
【0043】この支持装置40は以下のように構成され
ている。すなわち、長方形の枠状の固定パイプ41が車
両1に固定され、この固定パイプ41の鉛直パイプ部4
1aに上下動部材42が上下方向に移動自在に設けら
れ、この上下動部材42は、ウインチ43によりワイヤ
44,プーリ45を介して上下動されるようになってい
る。更に、この上下動部材42には、回動パイプ46が
軸47を中心に回動可能で任意の回動位置で固定できる
ようになっている。そして、この回動パイプ46には、
スライドパイプ48がスライド自在に配設されている。
【0044】このスライドパイプ48の先端部にベース
プレート49が配設され、このベースプレート49に自
在継手7及びコイルスプリング8を介してケレン装置ユ
ニット4が配設されている。
【0045】そして、このスライドパイプ48が図8中
右方向に引張スプリング50により付勢されている。
【0046】かかる構成によれば、縦壁面3aをケレン
するには、図8に示すように行う。
【0047】すなわち、引張スプリング50によりスラ
イドパイプ48が縦壁面3a側に付勢されて、ケレン装
置ユニット4のローラ23が縦壁面3aに当接される。
【0048】この状態から車両1を縦壁面3aに沿って
移動させると共に、ウインチ43で上下動部材42を上
下動させることにより、縦壁面3a全体を良好にケレン
することができる。
【0049】また、傾斜面3bをケレンするには、図9
に示すように、上下動部材42を所定の高さまで移動さ
せると共に、回動パイプ46を斜めの位置まで回動させ
て停止させ、引張スプリング50で付勢することによ
り、ケレン装置ユニット4を傾斜面3bに押圧した状態
で、車両1を走行させてケレン作業を行う。
【0050】さらに、天井面3cをケレンするには、図
10に示すように、回動パイプ46を上下方向に沿う位
置まで回動させて停止させ、引張スプリング50により
ケレン装置ユニット4を天井面3cに押圧した状態で、
車両1を走行させてケレン作業を行う。
【0051】かかる場合でも、第1実施例と同様に、各
面3a,3b,3cの小さな凹凸に対しては、棒状バネ
29やゴム部材30によりケレン機本体26が可動され
て、この凹凸形状に追従して可動し、ディスクサンドペ
ーパD面が各面3a,3b,3cに適切に当接する。従
って、切削面がきれいで削り残しがなく、良好なケレン
作業を行うことができる。また、各面3a,3b,3c
の波揺れに対しても、第1実施例と同様に、コイルスプ
リング8や自在継手7で対応でき、更に、大きな蛇行走
行等に対しては、ベースプレート49が平行移動するこ
とにより、蛇行等が吸収されることとなる。
【0052】さらに、図11及び図12には、この発明
の第3実施例を示す。
【0053】この実施例は、ケレン装置本体54が上記
各実施例のケレン装置本体24と異なっている。
【0054】すなわち、このケレン装置本体54は、主
にケレン面の仕上げように使用されるもので、排気管5
5aを有するボックス体55内に、5基のケレン機本体
56がブラケット57を介して配設されている。詳しく
は、ブラケット57は、図13に示すように、断面がコ
字状を呈し、底面部に一対のネジ58が設けられ、この
ネジ58によりボックス体55に取り付けられるように
なっている。そして、このブラケット57の一対の側面
部57aに計4本の複数の棒状バネ59を介してケレン
機本体56が支持されている。そして、これらケレン機
本体56が斜めに配設されている(図11参照)。
【0055】このケレン機本体56を駆動させることに
より、このケレン機本体56の表面のサンドペーパ56
aを微小な円運動をさせてケレン面をケレンする。これ
らケレン機本体56は、図11に示すように、進行方向
に対して斜めに配設することにより、各ケレン機本体5
6の間に削り残しを生じるようなことがない。ちなみ
に、各ケレン機本体56が進行方向に沿って平行に配設
されている場合には、各ケレン機本体56の間に削り残
しを生ずる場合がある。
【0056】また、棒状バネ59によりケレン機本体5
6を支持しているため、ケレン機本体56は、その重量
により、下方に垂れ下がろうとするが、その一対の棒状
バネ59により、その垂れ下がりが防止できて、サンド
ペーパ56aがケレン面に略面接触した状態となる。ち
なみに、棒状バネ59の代わりに単なるコイルスプリン
グを配設した場合には、ケレン機本体56に垂れ下がり
が生じ、サンドペーパ56aがケレン面に片当りするこ
とにより、削り残し等を生じる虞がある。
【0057】他の構成及び作用は上記各実施例と同様で
あるので説明を省略する。
【0058】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、支持装置とケレン装置ユニットとが自在継手及び
コイルスプリングで連結されているため、ケレン面に波
揺れがある場合でもケレン面に良好に追従させることが
できる。また、車両が多少蛇行して走行した場合や、ケ
レン面に大きな凹凸等がある場合には、ケレン面からの
反力を受けて、ベースプレートがケレン面に対して離接
する方向に平行移動することにより、この蛇行等も吸収
することができる。
【0059】また、縦壁面等をケレンする場合には、ケ
レン機本体は、その重量により、下方に垂れ下がろうと
するが、棒状バネにより、その垂れ下がりが防止でき
て、ケレン用ディスクがケレン面に略面接触した状態と
することができる、という実用上有益な効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す全体斜視図であ
る。
【図2】同実施例に係る支持装置やケレン装置ユニット
を示す概略図である。
【図3】同実施例に係るケレン装置ユニットの斜視図で
ある。
【図4】同実施例に係るケレン装置ユニットに断面図で
ある。
【図5】同実施例に係るケレン機本体をブラケットに取
り付けた状態を示す斜視図である。
【図6】同実施例に係る棒状バネの正面図である。
【図7】同実施例に係る棒状バネをブラケットに取り付
けた状態を示す斜視図である。
【図8】この発明の第2実施例を示す縦壁面をケレンす
る状態の図である。
【図9】同第2実施例を示す傾斜面をケレンする状態の
図8に相当する図である。
【図10】同第2実施例を示す天井面をケレンする状態
の図8に相当する図である。
【図11】この発明の第3実施例を示すケレン装置本体
の斜視図である。
【図12】同第3実施例を示すケレン機本体をブラケッ
トに支持した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 車両 2 支持装置 3 ケレン面 4 ケレン装置ユニット 7 自在継手 8 コイルスプリング(スプリング) 15,49 ベースプレート 24,54 ケレン装置本体 25,25 ボックス体 26,56 ケレン機本体 27 回転体 28 回転駆動部 29,59 棒状バネ 29c 大径捻り部 29d 小径捻り部 30 ゴム部材(弾性体) D ディスクサンドペーパ(ケレン用ディスク)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に縦壁面,傾斜面,天井面等のケレ
    ン面をケレンするケレン装置ユニットが搭載され、該車
    両を走行させながらケレン装置ユニットにてケレン面を
    ケレンする車載用ケレン装置ユニットであって、 前記車両には、前記ケレン装置ユニットを所定の位置に
    移動可能となるように支持する支持装置が配設され、該
    支持装置には、前記ケレン面に対して離接する方向に平
    行移動可能で該ケレン面側に付勢されるベースプレート
    が配設され、該ベースプレートと前記ケレン装置ユニッ
    トとは自在継手により連結されると共に、該支持装置と
    前記ケレン装置ユニットとの間には該ケレン装置ユニッ
    トをケレン面に接触させる姿勢に付勢するスプリングが
    配設されたことを特徴とする車載用ケレン装置ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記ケレン装置ユニットは、ケレン面を
    ケレンするケレン用ディスクが着脱自在に装着された回
    転体と、該回転体を駆動させる回転駆動部とを有するケ
    レン機本体を、ボックス体内に棒状バネにより可動自在
    に支持したことを特徴とする請求項1記載の車載用ケレ
    ン装置ユニット。
  3. 【請求項3】 前記棒状バネは、略ひし形状に折曲され
    て、途中にバネ性を確保する捻り部が形成されたことを
    特徴とする請求項2記載の車載用ケレン装置ユニット。
JP26485193A 1993-10-22 1993-10-22 車載用ケレン装置ユニット Pending JPH07116956A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26485193A JPH07116956A (ja) 1993-10-22 1993-10-22 車載用ケレン装置ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26485193A JPH07116956A (ja) 1993-10-22 1993-10-22 車載用ケレン装置ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07116956A true JPH07116956A (ja) 1995-05-09

Family

ID=17409104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26485193A Pending JPH07116956A (ja) 1993-10-22 1993-10-22 車載用ケレン装置ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07116956A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1293659A2 (en) 2001-09-18 2003-03-19 Nissan Motor Company, Limited Control system and method for an internal combustion engine
JP2010264541A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Ihi Corp ブラシ装置
JP2012172363A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Towani:Kk 解体機
KR20200063804A (ko) * 2018-11-28 2020-06-05 주식회사 카라 반자동 멀티 폴리싱 장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57205066A (en) * 1981-06-10 1982-12-16 Hitachi Zosen Corp Holding device for grinding tool in grinding machine
JPH02279268A (ja) * 1989-04-21 1990-11-15 Katsu Maruyama ケレン装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57205066A (en) * 1981-06-10 1982-12-16 Hitachi Zosen Corp Holding device for grinding tool in grinding machine
JPH02279268A (ja) * 1989-04-21 1990-11-15 Katsu Maruyama ケレン装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1293659A2 (en) 2001-09-18 2003-03-19 Nissan Motor Company, Limited Control system and method for an internal combustion engine
US6595186B2 (en) 2001-09-18 2003-07-22 Nissan Motor Co., Ltd. Control system and method for an internal combustion engine
JP2010264541A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Ihi Corp ブラシ装置
JP2012172363A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Towani:Kk 解体機
KR20200063804A (ko) * 2018-11-28 2020-06-05 주식회사 카라 반자동 멀티 폴리싱 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4317314A (en) Surface finishing machine
JPH071243Y2 (ja) 板ガラス面取り機
JP5063359B2 (ja) 硬質の表面、特にガラス表面を研磨するための装置
KR101631683B1 (ko) 쇼트 처리 장치
JPH05506817A (ja) とくに木材製品のサンダ仕上げに使用されるサンダ仕上げ方法およびサンダ仕上げ装置
JPH07116956A (ja) 車載用ケレン装置ユニット
US5730646A (en) Oscillating blast cleaner
US4426747A (en) Wheel rim buffer
JP2514569B2 (ja) ボルト研磨機
US4381911A (en) Portable hand controlled cement finishing machine
JPH04310362A (ja) 床面研磨機等の研磨装置
JPH0722884B2 (ja) 自動グラインダ装置
JP2513504B2 (ja) ケレン装置
JP2005036520A (ja) 壁面移動装置
US5791004A (en) Floor cleaning device
JP2813545B2 (ja) 清掃装置
JP3544496B2 (ja) トロリ線の摺動面切削装置
JPH078059Y2 (ja) 足場研掃機
JPH0924006A (ja) ワックス掛け床面研磨研削装置
CN212534967U (zh) 具有随动机架的抹光机
JPS5935334Y2 (ja) 定盤清掃装置
CN217043820U (zh) 一种多晶硅还原炉底盘激光清洗设备
JPS601977Y2 (ja) 厚板表面部分研削機
JP2816652B2 (ja) 清掃ケレン装置
JP2503887Y2 (ja) 床面研磨清掃機