JPH0711693A - コンクリート製組立式貯水槽 - Google Patents

コンクリート製組立式貯水槽

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JPH0711693A
JPH0711693A JP5175857A JP17585793A JPH0711693A JP H0711693 A JPH0711693 A JP H0711693A JP 5175857 A JP5175857 A JP 5175857A JP 17585793 A JP17585793 A JP 17585793A JP H0711693 A JPH0711693 A JP H0711693A
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concrete
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skeleton
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Masaaki Oyama
雅朗 尾山
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Nippon Zenith Pipe Co Ltd
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Nippon Zenith Pipe Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は敷地の大きさと形状に適合した大き
さ形状の貯水槽を容易に且つ短期間にて、さらに強固に
組立て形成することのできるコンクリート製組立式貯水
槽を提供することを目的とするものである。 【構成】 本発明は3種の躯体の組合わせにて各種の大
きさと形状の貯水槽を組立て形成するコンクリート製組
立式貯水槽であって、前記各躯体1,2,3の細角柱4
および細角柱4に連続する上下面版5,6の角部を面取
り形成するとともに該面取り面9に縦方向に間隔を置い
て複数本の突出差し筋10をインサート取付けし、各躯体
1,2,3の組立突合い時に生ずる前記面取り面間の囲
繞間隙11にコンクリート12を流し込み埋設することを特
徴とするコンクリート製組立式貯水槽にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンクリート製組立式
貯水槽、詳しくは3種においてプレキャスト形成したコ
ンクリート躯体を現場で組合わせ並列することにより敷
地に即した大きさと形の貯水槽を容易且つ強固に組立て
形成し得るようにしたコンクリート製組立式貯水槽に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の貯水槽としては実公昭63−3
5092号公報、実公平1−8619号公報がある。該
公報はいずれも逆T字形に形成するコンクリートブロッ
クを前後左右に並設し、該ブロックの底部間に底板を現
場打ち形成し、上部間に別途形成する蓋板を配置するこ
とを記載している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記公報
は底板を現場打ち形成することと、また上部間に別途形
成する蓋板を配置し固定する工程を要して、貯水槽の形
成に多くの手間がかかるほか、配置した蓋板にずれ動き
による水洩れと没落のおそれが生ずるという課題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は平面視四角形の
上面版と平行する同形の下面版間の四隅に当該上下面版
と側面を面一にする細角柱を設けて形成する中間躯体
と、前記躯体と同形で上面版と下面版の一面の細角柱間
に側面版を設けて形成する側部躯体と、上面版と下面版
の一角を挟む二面の細角柱間に側面版を設けて形成する
コーナー躯体の3種の躯体の組合わせにて各種の大きさ
と形状の貯水槽を組立て形成するコンクリート製組立式
貯水槽であって、前記各躯体の細角柱および細角柱に連
続する上下面版の角部を面取り形成するとともに該面取
り面に縦方向に間隔を置いて複数本の突出差し筋をイン
サート取付けし、各躯体の組立突合い時に生ずる前記面
取り面間の囲繞間隙にコンクリートを流し込み埋設し
て、かかる課題を解決しようとするものである。
【0005】
【作用】本発明は前後左右方向に並設した中間躯体と、
該中間躯体列を囲むように配列する側部躯体と、角部に
コーナー躯体を配置して、隣接する上面版と下面版の側
面部および細角柱の突合いにより各躯体間を連通し、さ
らに突合いにより生ずる面取り面間の囲繞間隙にコンク
リートを流し込み埋設して突出差し筋を固着一体化して
貯水槽を組立て形成して貯水するようにしたのである。
【0006】
【実施例】以下図面に基づいて実施例を説明する。
【0007】コンクリートにて図1、図2および図3に
示すような中間躯体1と側部躯体2およびコーナー躯体
3をプレキャスト形成する。
【0008】これらの各躯体は四隅の細角柱4の上下端
を挟んで細角柱4と側面を面一にて互いに平行する上面
版5と下面版6とを設けて平面視略四角形を呈して且つ
同じ大きさにおいて形成する。7は細角柱4の上下に設
けた補強ハンチである。
【0009】中間躯体1は細角柱4間の四面を開放して
おり、側部躯体2は上下面版5,6の一面の細角柱4間
に側面版8を設けて一面を閉塞しており、またコーナー
躯体3は一角を挟む2面の細角柱4間に側面版8,8を
設けて閉塞している。
【0010】9は中間躯体1の四隅と中間躯体2の反側
面版8側の二隅およびコーナー躯体3の非側面版8の一
隅の細角柱4と上下面版5,6の角部に予め形成した面
取り面で、面取り面9の縦方向に適宜の間隔を置いて約
半分長を外側に突出し、先部を鉤形とする複数本の突出
差し筋10をインサート取付けしている。
【0011】組立てに際しては強化整備された地盤上に
例えば図4に示すように中間躯体1を前後左右方向に数
列づつにて並列し、次いで該中間躯体1を囲むようにし
て側面板8を外側に向けた側部躯体2を中間躯体1の外
側に添設並列し、残る四隅部分にコーナー躯体3を同様
に側面版8,8を外側にして当て付けして多数の躯体の
並列にてなる貯水槽15を組立てし、次いで図5に示すよ
うに各面取り面9の突合いにて生じた囲繞間隙11にコン
クリート12を流し込み埋設し、各面取り面9より突出し
ている突出差し筋10を内包するようにして細角柱4を1
本化して躯体間を強固に固定するのである。なお、13は
突出差し筋10の先部鉤形の内側に差し入れる補強用の差
込み鉄筋である。また、上下面版5,6と側板8間の衝
合面にエラスチックフィラー等の充填材14を充填して水
漏れを防止する。
【0012】かくして各躯体1,2,3を地形に沿って
組合わせ敷設することによって各躯体間を連通一体と
し、躯体間より水洩れの生じない貯水槽15を地形に合っ
た形状大きさにて容易に形成することができることとな
る。
【0013】なお、図6に示すように各躯体1,2,3
の上下面版5,6の適所に通水孔16を設けて重合させる
ときは該通水孔16より上下方向に貯水が流れるので、上
下2層等に複数層にて貯水槽を組立てることができる。
【0014】図7は中間躯体を細角柱4の中央部にて2
分割してなる同じ半中間躯体1aの組合わせにて構成する
例を示すもので、側部躯体およびコーナー躯体も同様に
構成するときは製造,搬送時の取扱いを至極簡便にする
ことができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のようにして、コンクリー
トを用いて四隅に細角柱を設けた上下面版間の四面を開
放した中間躯体と、上下面版間の一面を閉塞した側部躯
体と、上下面版間の一角を挟む二面を閉塞したコーナー
躯体とをプレキャスト成形したので、これら3種の躯体
を自由に組合わせ並設するという簡単な短期間の作業に
て、各躯体間を連通一体とする貯水槽を敷地の大きさお
よび形状に合わせて容易に組立て形成することができる
という効果を生ずる。
【0016】面取り面の形成と、面取り面に突出する複
数本の突出差し筋を取付け、突合い時の面取り面間に生
ずる囲繞間隙にコンクリートを流し込み埋設して隣接す
る細角柱を一本化し以って躯体間を一体化するようにし
たので、特に躯体間の引張強度は格段に向上し得て組立
式による強度のマイナス面を一掃し、貯水槽の安定安全
性を図ることができるという効果を生じ、また、コンク
リートの流し込み作業に際しても仮枠等が一切不要とな
るので工期を短くして作業することができるという効果
を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 中間躯体を示す斜視図である。
【図2】 側部躯体を示す横断平面図である。
【図3】 コーナー躯体を示す横断平面図である。
【図4】 組立て貯水槽の1例を示す透視平面図であ
る。
【図5】 同、細角柱付合い部の拡大横断面図である。
【図6】 通水孔を設けて2層に組立てた例を示す部分
斜視図である。
【図7】 2分割体にて構成した例を示す中間躯体の斜
視図である。
【符号の説明】
1は中間躯体 2は側部躯体 3はコーナー躯体 4は細角柱 5は上面版 6は下面版 7は補強ハンチ 8は側面板 9は面取り面 10は突出差し筋 11は囲繞間隙 12はコンクリート 13は差込み鉄筋 14はエラスチックフィラー等の充填材 15は貯水槽 16は通水孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視四角形の上面版と平行する同形の
    下面版間の四隅に当該上下面版と側面を面一にする細角
    柱を設けて形成する中間躯体と、前記躯体と同形で上面
    版と下面版の一面の細角柱間に側面版を設けて形成する
    側部躯体と、上面版と下面版の一角を挟む二面の細角柱
    間に側面版を設けて形成するコーナー躯体の3種の躯体
    の組合わせにて各種の大きさと形状の貯水槽を組立て形
    成するコンクリート製組立式貯水槽であって、前記各躯
    体の細角柱および細角柱に連続する上下面版の角部を面
    取り形成するとともに該面取り面に縦方向に間隔を置い
    て複数本の突出差し筋をインサート取付けし、各躯体の
    組立突合い時に生ずる前記面取り面間の囲繞間隙にコン
    クリートを流し込み埋設することを特徴とするコンクリ
    ート製組立式貯水槽。
JP5175857A 1993-06-24 1993-06-24 コンクリート製組立式貯水槽 Expired - Lifetime JP2587369B2 (ja)

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JPH0711693A true JPH0711693A (ja) 1995-01-13
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6266977U (ja) * 1985-10-07 1987-04-25
JPH02139989U (ja) * 1989-04-21 1990-11-22

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6266977U (ja) * 1985-10-07 1987-04-25
JPH02139989U (ja) * 1989-04-21 1990-11-22

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