JPH07116769A - Tナットの製造方法 - Google Patents

Tナットの製造方法

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JPH07116769A
JPH07116769A JP26882093A JP26882093A JPH07116769A JP H07116769 A JPH07116769 A JP H07116769A JP 26882093 A JP26882093 A JP 26882093A JP 26882093 A JP26882093 A JP 26882093A JP H07116769 A JPH07116769 A JP H07116769A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 金属板55に膨出部59を形成し、この膨出
部59の先端面部に貫通孔60を設けた後、膨出部59
の先端部72の外径を基部73の外径に比べて比較的小
さくすることにより、先端部72の肉厚を比較的薄くす
る。次いで、基部73の肉厚をほぼ維持しながら、その
外径および内径を縮める。このようにして、先端部72
が比較的肉薄のかしめ予定部分となり、基部73が比較
的肉厚の雌ねじ形成部分となる。 【効果】 金属板に保持されたままの状態で、塑性加工
を適用して、Tナットのための外径が一様であって先端
部の肉厚が比較的薄くされたかしめ予定部分を備える軸
部が形成されることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、Tナットの製造方法
に関するもので、特に、中空の軸部の先端部に肉厚が比
較的薄くされたかしめ予定部分を備えるTナットの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12には、この発明にとって興味ある
従来のTナット1が斜視図で示されている。
【0003】Tナット1は、一体の金属材料からなる、
軸部2およびこの軸部2の第1の端部から外方へ張出す
フランジ部3を備える。軸部2は、中空の筒状をなし、
その内周面上には雌ねじ4が形成される。雌ねじ4は、
軸部2の内周面の全域にわたって形成される。
【0004】フランジ部3には、前記第1の端部とは逆
の第2の端部に向かって延びる2対の爪5および6,7
および8がフランジ部3の径方向に対向して配置され
る。これら爪5〜8の各々は、フランジ部3の外周縁の
一部を切り起こすことによって形成される。
【0005】このようなTナット1は、たとえば木材の
ような固着対象物に予め設けられた穴に軸部2を挿入
し、爪5〜8を固着対象物に打込むことによって、固着
対象物に対して固定される。このように、Tナット1が
固着対象物に対して固定されたとき、Tナット1の回転
が禁止されるとともに、ボルトのようなねじ部材を、軸
部2の内周面上に形成された雌ねじ4に螺合させること
ができる。
【0006】このようなTナット1は、通常、「ホッパ
ーフィードTナット」と呼ばれている。なぜなら、Tナ
ット1は、これを固着対象物に固着するためのナット固
着機に備える供給トラックに沿って円滑に移動させるこ
とができ、Tナットを自動的に供給することができるた
めである。なお、ホッパーフィードTナットの一形式の
詳細は、たとえば、英国特許第1,157,734号明
細書に記載されている。
【0007】図12には、上述したような供給トラック
9が想像線で示されている。供給トラック9は、互いに
対向するように対称的に配置された、断面C字状の1対
の案内レール10および11を備える。これら案内レー
ル10および11の各々によってフランジ部3が受入れ
られ、かつ、これら案内レール10および11の間に爪
5〜8を位置させながら、Tナット1が所定の姿勢で供
給トラック9に沿って移動される。供給トラック9は、
図示しないが、しばしば曲げられ、それによって、Tナ
ット1を所望の姿勢にもたらし、図示しない固着対象物
に設けられた穴に軸部2が整列するようにされる。
【0008】しかしながら、上述したTナット1が固着
対象物に固着された状態は、固着対象物に食込んだ爪5
〜8のみによって実質的に維持されるにすぎないので、
時間の経過とともに、爪5〜8の固着対象物への食込み
状態が緩み、最悪の場合には、Tナット1が固着対象物
から脱落することもある。このような問題を解消するた
め、図13および図14に示すようなTナット12が提
案されている。図13は、Tナット12の正面図であ
り、図14は、Tナット12の下面図である。
【0009】Tナット12は、前述したTナット1と同
様、一体の金属材料からなる、軸部13およびこの軸部
13の第1の端部から外方へ張出すフランジ部14を備
える。軸部13は、中空の筒状をなし、前記第1の端部
とは逆の第2の端部においてかしめが予定された部分1
5を有し、かつ、このかしめ予定部分15を除く内周面
上には、雌ねじ16が形成される。かしめ予定部分15
は、比較的肉薄とされる。
【0010】また、フランジ部14の外周部には、前記
第1の端部から前記第2の端部へ向く方向に延びる2対
の爪17および18,19および20がフランジ部14
の径方向に対向して配置される。これら爪17〜20の
各々は、フランジ部14の外周縁の一部を切り起こすこ
とによって形成される。
【0011】このようなTナット12は、たとえば、図
15に示すように用いられる。図12を参照して、たと
えば木材からなる固着対象物21には、予め貫通孔22
が設けられている。この貫通孔22に、Tナット12の
軸部13が挿入される。この状態で、かしめ機により、
図13に示したかしめ予定部分15にかしめ加工が適用
され、固着対象物21の一方面側においてかしめ部分1
5aが形成される。このとき同時に、爪17〜20が固
着対象物21の他方面に食込む状態とされる。このよう
にして、Tナット12の固着対象物21への固定が完了
する。
【0012】このようなTナット12の取付状態におい
て、Tナット12が固着対象物21に対して回転するこ
とを爪17〜20が禁止するとともに、フランジ部14
とかしめ部分15aとが固着対象物21を挟むことによ
って、Tナット12が貫通孔22から抜けることを禁止
する。したがって、Tナット12は、固着対象物21に
対して強固に固定されるとともに、その固定状態は、半
永久的に維持される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したTナット12
も、また、Tナット1と同様、「ホッパーフィードTナ
ット」として適用される。そのため、Tナット12は、
図12に示したような供給トラック9に沿って移動され
る。しかしながら、複数個のTナット12が供給トラッ
ク9に沿って移動されるとき、その移動が、以下の理由
により、しばしば阻害される。
【0014】Tナット12におけるフランジ部14の形
状に注目すると、それは、爪17〜20を起こす前の段
階では、実質的に円形をなしている。そのため、各対を
なす2個の爪17および18、ならびに19および20
のそれぞれの間は、円弧状の辺23および24で結ばれ
ている。したがって、複数個のTナット12が連なって
供給トラック9(図12)に沿って移動するとき、フラ
ンジ部14が互いに他のTナット12のフランジ部14
上に乗り上げる現象が生じやすい。その結果、供給トラ
ック9に沿うTナット12の供給に、ミスまたは詰まり
をしばしば生じさせる。
【0015】これに対して、図12に示したTナット1
のフランジ部3は、全体として八角形の形状を有してお
り、各対をなす2個の爪5および6、ならびに7および
8のそれぞれの間は、直線状の辺25および26で結ば
れている。したがって、上述したようなフランジ部3が
他のフランジ部3上に乗り上げる現象は、比較的生じに
くい。
【0016】このことから、図13および図14に示し
たTナット12において、そのフランジ部14の円弧状
の辺23および24を、直線状の辺に変更すれば、上述
した乗り上げ現象を低減できることが理解されるが、以
下の理由により、そのような変更は容易には行なえず、
また、実際、そのように変更されたTナットを市場にお
いて見出すことができない。
【0017】Tナット12は、通常、長手の帯状の金属
板を板金加工することによって得られる。帯状の金属板
は、順送りダイに沿って送られながら、所定の加工順序
に従って加工され、Tナット12を得るための加工をあ
る程度終えた段階で帯状の金属板から分離される。この
段階にある中間製品は、軸部13およびフランジ部14
に対応する部分を有しているとともに、爪17〜20を
形成するための切込みを形成している。この中間製品
は、次いで、フランジ部14に相当の部分においてチャ
ックによりつかまれ、その状態で、軸部13に相当の部
分に対して、かしめ予定部分15および雌ねじ16がそ
れぞれ形成される。かしめ予定部分15は、軸部13の
内周面をドリル等の切削工具で切削し肉薄とすることに
より形成される。その後、爪17〜20がフランジ部1
4から起こされ、所望のTナット12が得られる。
【0018】前述したように、フランジ部14が、爪1
7〜20を起こす前の段階で実質的に円形をなしている
のは、かしめ予定部分15を得るための加工において中
間製品をチャックによりつかむことと関連している。す
なわち、チャックによりつかまれるフランジ部14が実
質的に円形であれば、チャックによるつかみに対して方
向性がなく、そのため、軸部13が適正にセンタリング
された状態で、フランジ部14をチャックにより能率的
につかむことができる。また、フランジ部14の外周部
には、角が存在しないため、チャックによりフランジ部
14をつかんだ結果、フランジ部14の外周の一部が潰
されて、バリを生じさせることもない。
【0019】これに対して、図12に示すような実質的
に八角形のフランジ部3では、方向性があるため、チャ
ックによりつかむことが困難であるとともに、軸部2を
センタリングすることも困難である。また、フランジ部
3をチャックによりつかんだ結果、フランジ部3の角の
部分が圧縮変形され、バリを生じさせることがある。こ
のようなバリの存在は、供給トラック9に沿うTナット
1の円滑な移動を阻害する。なお、上述したような問題
を解決するため、特殊な構造のチャックを用いることも
考えられるが、この場合には、チャックでフランジ部3
をつかむとき、フランジ部3を常に一定の向きにしなけ
ればならないという煩雑さに遭遇する。
【0020】このような理由から、図13および図14
に示すように、かしめ予定部分15を備えるTナット1
2にあっては、そのフランジ部14は、爪17〜20を
起こす前の段階において、実質的に円形を有していなけ
ればならない。
【0021】そこで、この発明の目的は、上述した問題
を解決するため、比較的肉薄のかしめ予定部分を切削に
よることなく形成することが可能とされたTナットの製
造方法を提供しようとすることである。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明は、一体の金属
材料からなる、軸部およびこの軸部の第1の端部から外
方へ張出すフランジ部を備え、軸部は、外径が一様な中
空の筒状をなし、第1の端部側において内径が比較的小
さくかつ肉厚が比較的厚くされるとともに内周面上に雌
ねじが形成された雌ねじ形成部分を備え、かつ第1の端
部とは逆の第2の端部側において内径が比較的大きくか
つ肉厚が比較的薄くされたかしめ予定部分を備える、T
ナットの製造方法に向けられる。
【0023】この発明では、上述した技術的課題を解決
するため、金属板を用意し、前記フランジ部となるべき
部分の位置を金属板上に決め、金属板の、フランジ部と
なるべき部分の中心部を、当該金属板の一方主面側へ膨
出させることにより、前記軸部となるべき膨出部を形成
し、この膨出部の先端面部に貫通孔を設け、膨出部の前
記かしめ予定部分に相当する先端部の外径を前記雌ねじ
形成部分に相当する基部の外径に比べて比較的小さくす
ることにより、先端部の肉厚を基部の肉厚より薄くし、
次いで、基部の肉厚をほぼ維持しながら、その外径およ
び内径を縮め、膨出部の基部の内周面上に雌ねじを形成
する、各工程を備えることを特徴としている。
【0024】この発明において、好ましくは、金属板と
して長手の帯状のものが用いられ、前記フランジ部とな
るべき部分の位置を決める工程、前記膨出部を形成する
工程、前記貫通孔を設ける工程、前記先端部の肉厚を基
部の肉厚より薄くする工程、ならびに前記基部の外径お
よび内径を縮める工程は、前記帯状の金属板を順送りダ
イに沿って送りながら実施される。この場合、帯状の金
属板からフランジ部となるべき部分を切り離す工程をさ
らに備えることもある。
【0025】また、前記先端部の肉厚を基部の肉厚より
薄くする工程は、好ましくは、前記先端部の外径の拡大
を規制しながら、前記膨出部の内径を一様に拡大する工
程を備える。
【0026】また、前記外径および内径を縮める工程
は、好ましくは、前記基部の外周面を内方へ押圧する面
を有する成形ダイを、基部に作用させる工程を備える。
この場合、基部の外径および内径を縮める工程は、複数
段階に分けて実施されるのが好ましい。
【0027】
【作用】この発明では、その外径が一様な軸部におい
て、肉厚が比較的厚い雌ねじ形成部分を第1の端部側に
形成しながら、肉厚が比較的薄いかしめ予定部分を第2
の端部側に形成するため、まず、膨出部のかしめ予定部
分に相当する先端部の外径を雌ねじ形成部分に相当する
基部の外径に比べて比較的小さくすることにより、先端
部の肉厚を基部の肉厚より薄くすることが行なわれる。
次いで、基部の肉厚をほぼ維持しながら、その外径およ
び内径を縮めることが行なわれる。これによって、切削
加工によることなく、たとえば鍛造等の塑性加工によっ
て、雌ねじ形成部分となる比較的肉厚の部分とかしめ予
定部分となる比較的肉薄の部分とを軸部に設けることが
できる。
【0028】
【発明の効果】このように、この発明によれば、かしめ
予定部分となる肉薄部分を、切削ではなく、塑性加工に
より形成できるので、Tナットの製造における軸部とな
るべき膨出部の形成等のための塑性加工と一連の工程に
よって、このような塑性加工を実施することができる。
したがって、Tナットの製造を能率的に行なうことがで
きる。特に、金属板として長手の帯状のものを用い、こ
の金属板を順送りダイに沿って送りながら、Tナットを
得るための各種工程を実施するようにすれば、上述した
ようなかしめ予定部分となる肉薄部分を形成すること
も、帯状の金属板の順送りに従って行なうことができ
る。この点において、ばらばらの状態となった中間製品
を取扱う煩雑さがなく、Tナットの製造をより能率的に
行なうことができる。
【0029】また、かしめ予定部分となる肉薄部分を形
成するため、この発明では、ドリル等の切削工具を適用
する必要がなく、そのため、フランジ部をチャックによ
りつかむことがないので、フランジ部の形状を問題なく
角形形状にすることできる。したがって、フランジ部の
外周部には、2対の爪がフランジ部の径方向に対向する
ように配置され、各対をなす2個の爪のそれぞれの間が
直線状の辺で結ばれた角形形状をなすフランジ部を備え
るTナットの製造に、この発明を有利に適用することが
できる。このようなTナットによれば、複数個のTナッ
トが連なって供給トラックに沿って移動されるとき、互
いに隣り合うTナットのそれぞれのフランジ部は、対を
なす2個の爪の間を連結する直線状の辺の部分で互いに
接する状態となる。したがって、一方のフランジ部が他
方のフランジ部の上に乗り上げる現象は生じにくくな
り、その結果、複数個のTナットを供給トラックに沿っ
て円滑に移動させることができる。また、このようなT
ナットによれば、固着対象物に固着された状態では、爪
が固着対象物に食い込み、Tナットが固着対象物に対し
て回転することが禁止されるとともに、かしめ予定部分
をかしめることにより、かしめ部分とフランジ部とで固
着対象物を挟む状態となり、これによって、Tナットが
固着対象物から脱落したり、爪が固着対象物から抜けた
りすることが禁止される。その結果、Tナットの、固着
対象物への取付け状態を強固なものとすることができる
とともに、たとえば木材が乾燥したときに生じる収縮の
ように、固着対象物に時間の経過とともに寸法変化が生
じても、Tナットの固着状態が良好に維持されることが
できる。
【0030】
【実施例】この発明は、本件出願人による特願平5−1
12641号において提案されたTナット、すなわち、
軸部に比較的肉薄のかしめ予定部分を備えるとともに、
フランジ部の外周部に2対の爪がフランジ部の径方向に
対向して配置され、各対をなす2個の爪のそれぞれの間
が直線状の辺で結ばれた角形形状をなすフランジ部を備
えるTナットの製造に有利に適用されることができる。
【0031】図1ないし図4は、この発明の第1の実施
例による製造方法によって得られたTナット31を示し
ている。ここで、図1は、Tナット31の斜視図であ
り、図2は、Tナット31の正面図であり、図3は、T
ナット31の下面図であり、図4は、図3の線IV−I
Vに沿う断面図である。
【0032】Tナット31は、たとえば鉄系の金属板を
板金加工することにより一体に得られるもので、軸部3
2およびこの軸部32の第1の端部から外方へ張出すフ
ランジ部33を備える。
【0033】軸部32は、図13および図14に示した
従来のTナット12と同様、外径が一様な中空の筒状を
なし、その第1の端部側において内径が比較的小さくか
つ肉厚が比較的厚くされるとともに内周面上に雌ねじ3
6が形成された雌ねじ形成部分35を備え、かつ第1の
端部とは逆の第2の端部側において内径が比較的大きく
かつ肉厚が比較的薄くされたかしめ予定部分34を備え
る。かしめ予定部分34と雌ねじ形成部分35における
各肉厚をこのように選ぶことにより、雌ねじ36を形成
する場合、そのためのねじ切りを軸部32の第1の端部
側からでも第2の端部側からでも行なうことができる。
【0034】フランジ部33の外周部には、図12に示
した従来のTナット1の場合と同様、第1の端部から第
2の端部へ向く方向に延びる2対の爪37および38,
39および40がフランジ部33の径方向に対向して配
置される。これら爪37〜40の各々は、フランジ部3
3の外周縁の一部を切り起こすことによって形成され
る。また、爪37〜40のそれぞれには、ギザギザの形
状が与えられている。
【0035】フランジ部33は、図12に示したフラン
ジ部3と同様、全体として実質的に八角形の形状をなし
ている。特に、各対をなす2個の爪37および38、な
らびに39および40のそれぞれの間は、直線状の辺4
1および42で結ばれている。
【0036】図1には、複数個のTナット31を連なっ
た状態で供給するための供給トラック43が想像線で示
されている。供給トラック43は、図12に示した供給
トラック9と同様、対称的に配置された断面C字状の1
対の案内レール44および45を備える。これら案内レ
ール44および45の各々内にフランジ部33が受入れ
られるとともに、これら案内レール44および45の間
に爪37〜40を位置させながら、Tナット31が供給
トラック43に沿って移動される。このとき、Tナット
31は、フランジ部33の直線状の辺41または42
が、これと隣り合うTナット31のフランジ部33の直
線状の辺41または42と対向する状態となる。したが
って、フランジ部33が他のフランジ部33と重なり合
うことが防止される。
【0037】また、Tナット31は、前述した図15に
示すような態様で固着対象物に固着される。すなわち、
固着対象物に予め設けられた貫通孔に、軸部32が挿入
され、この状態で、かしめ予定部分34にかしめ加工が
実施されるとともに、爪37〜40が固着対象物に食込
む状態とされる。このようにして、Tナット31は、固
着対象物に対して強固にかつ半永久的に固着される。
【0038】上述の図1ないし図4に示したTナット3
1は、次のように製造される。図5を参照して、たとえ
ば鉄系材料からなる、長手の帯状の金属板55が用意さ
れる。この金属板55は、矢印56で示すように、その
長手方向に所定のピッチずつ間欠的に順送りされなが
ら、各停止位置において、それぞれ所望の加工が施され
る。
【0039】まず、金属板55には、フランジ部33と
なるべき部分57の位置を決めるため、当該部分57の
周囲に切込み58が形成される。これら切込み58は、
部分57に対して以後の種々の加工が施される間、部分
57が金属板55の他の部分によって保持された状態を
維持するため、部分57の全周にわたって設けられるの
ではなく、部分57の周囲の複数箇所と金属板55の残
りの部分との間で変形可能な連結部分が形成されるよう
に設けられる。
【0040】次いで、上述したフランジ部33となるべ
き部分57の中心部を、金属板55の下方主面側へ膨出
させるべく、金属板55に対して絞り加工が施される。
この絞り加工は、複数段階に分けて実施され、その最終
段階において、軸部32となるべき膨出部59が形成さ
れる。なお、このような膨出部59は、切込み58によ
って囲まれた部分57の材料の一部をもって形成される
ので、切込み58の間隔は拡げられる。
【0041】次に、膨出部59の先端面部に貫通孔60
が設けられる。次に、図5に示した加工区間61におい
て、比較的肉薄のかしめ予定部分34が形成される。図
6には、この加工区間61において施される加工の詳細
が拡大されて示されている。
【0042】図6を参照して、金属板55の下方には成
形ダイ62が配置され、上方にはクランプダイ63が配
置される。成形ダイ62およびクランプダイ63は、同
期して、金属板55に対して近接・離隔するようにされ
る。成形ダイ62側には、各加工ステーションに関連し
て、ノックアウト64、65、66および67が保持さ
れる。クランプダイ63側には、各加工ステーションに
関連して、ポンチ68、69、70および71が保持さ
れる。
【0043】各加工ステーションにおける加工に際して
は、成形ダイ62とクランプダイ63との間に金属板5
5がクランプされた状態で、ノックアウト64〜67の
各々が膨出部59の下端面に当接しながら、ポンチ68
〜71の各々が膨出部59の内周側に突入される。この
ような成形ダイ62、クランプダイ63、ノックアウト
64〜67ならびにポンチ68〜71の動作が達成され
るごとに、金属板55が矢印56(図5)で示すように
順次間欠的に送られ、膨出部59の各々に対して順次所
望の加工が施される。
【0044】図6の最も右側に示した第1の加工ステー
ションでは、膨出部59のかしめ予定部分34に相当す
る先端部72の外径が、雌ねじ形成部分35に相当する
基部73の外径に比べて比較的小さくすることにより、
先端部72の肉厚が基部73の肉厚より薄くされる。よ
り具体的には、成形ダイ62には、大径部74、傾斜部
75および小径部76からなる鍛造面77が設けられて
いて、この鍛造面77によって、先端部72の外径の拡
大を規制しながら、ポンチ68により、膨出部59の内
径が一様に拡大される。
【0045】次に、第2の加工ステーションでは、基部
73の肉厚をほぼ維持しながら、基部73の外径および
内径を縮めることが行なわれる。より具体的には、成形
ダイ62には、上述した大径部74より内径の小さい大
径部78、傾斜部79および小径部80からなる鍛造面
81が設けられ、この鍛造面81によって、基部73の
外周面が内方へ押圧される。ポンチ69は、このとき、
基部73が不所望に変形することを防止する。
【0046】次に、第3の加工ステーションにおいて、
第2の加工ステーションに引続き、基部73の肉厚をほ
ぼ維持しながら、基部73の外径および内径がさらに縮
められる。より具体的には、成形ダイ62には、ストレ
ートな鍛造面82が設けられ、この鍛造面82によっ
て、基部73の外周面がさらに内方へ押圧される。この
場合において、ポンチ70は、上述したポンチ69と同
様の機能を果たす。この第3の加工ステーションにおい
て、膨出部59は、ほぼ一様な外径を有するようにされ
る。
【0047】次に、第4の加工ステーションにおいて、
成形ダイ62に設けられたストレートな鍛造面83によ
って、膨出部59の外周面の一様性がさらに高められ
る。
【0048】その後、図示しないが、フランジ部33の
外周部に、爪37〜40が切り起こしによって形成され
た後、これら中間製品のフランジ部33となるべき部分
57が金属板55から切り離される。これら中間製品
は、その加工の途中で生じたバリを除去するため、バレ
ル研磨される。
【0049】図7には、上述した中間製品84が示され
ている。図7において、中間製品84と完成されたTナ
ット31との対応関係を明らかにするため、図4に示し
た要素に相当する要素には、同様の参照符号が付されて
いる。中間製品84では、軸部32の雌ねじ形成部分3
5(膨出部59の基部73)の内周面上に雌ねじ36が
未だ形成されていない。したがって、次いで、軸部32
の雌ねじ形成部分35の内周面上に、図4に示すよう
に、雌ねじ36を形成するための工程が実施される。こ
のようにして、所望のTナット31が得られる。
【0050】なお、前述したように、中間製品84を金
属板55から切り離す前に、膨出部59の先端部72に
おいてドリルを適用してかしめ予定部分34となる比較
的肉薄の部分を形成することも考えられる。しかしなが
ら、この方法は、ドリルによる切屑が膨出部59内に留
まり、このような切屑の除去に煩雑な手間を要すること
から、実用的ではないことに注目すべきである。
【0051】上述したようなTナット31の製造に適用
された方法と実質的に同じ方法を用いて、以下に述べる
ような他のいくつかの形式のTナットを製造することも
できる。
【0052】図8は、この発明の第2の実施例による製
造方法によって得られたTナット46を示す、図1に相
当の図である。このTナット46は、前述したTナット
31と共通する要素を多く含んでいるので、Tナット4
6に含まれる各要素であって、Tナット31に含まれる
要素に対応する要素には、同様の参照符号を付し、Tナ
ット46の説明に関して、前述したTナット31の説明
を援用する。
【0053】Tナット46の周縁部であって、2対の爪
37および38,39および40を対向させる径方向と
は直交する径方向に対向する各位置に、突起47および
48がそれぞれ設けられる。これら突起47および48
は、爪37〜40と同様、前記第2の端部に向かって突
出する。これらの突起47および48は、たとえば、フ
ランジ部33の外周縁の一部を外方から内方に向かって
押し潰すことにより成形される。フランジ部33の外周
縁には、突起47および48が形成された結果、断面ほ
ぼ半円の切欠きが残されている。
【0054】図8には、供給トラック43が想像線で示
されている。供給トラック43に備える案内レール44
および45の各々内にフランジ部33が受入れられたと
き、突起47および48は、それぞれ、案内レール44
および45内に位置する。この状態において、突起47
および48の存在により、案内レール44および45の
各々内のクリアランスは、ほとんど形成されないように
することができる。
【0055】したがって、Tナット46のフランジ部3
3が、案内レール44および45内において大きく浮き
上がることが防止され、このことも、フランジ部33が
互いに他のフランジ部33と重なり合うことを防止する
ように寄与する。また、突起47および48が案内レー
ル44および45に接触する場合であっても、突起47
および48が尖った先端部を有していれば、その摩擦抵
抗を極めて低くすることができる。このことも、Tナッ
ト46の、供給トラック43に沿う円滑な移動に寄与す
る。
【0056】なお、突起47および48の形成方法は、
上述した方法に限らず、フランジ部33の周縁部の一部
を折曲げたり、あるいは、フランジ部33の一部をその
面方向に直交する方向にプレスすることによって形成し
てもよい。
【0057】図8に示したTナット46は、突起47お
よび48が設けられること以外に、本質的ではない点に
おいて、図1に示したTナット31とは異なっている。
まず、Tナット46の軸部32は、Tナット31の軸部
32に比べてより長くされている。このことは、軸部3
2の長さは、所望に応じて種々に変更されることを意味
している。また、爪37〜40において形成されるギザ
ギザの形状は、Tナット46とTナット31とでわずか
に異なっている。このことは、爪37〜40に与えられ
るギザギザの形状は種々に変更され得ることを意味して
いる。
【0058】図9および図10は、それぞれ、図2の一
部に相当する図であって、この発明の第3および第4の
実施例による製造方法によって得られたTナットの一部
を示している。図9および図10には、それぞれ、爪の
変形例が示されている。
【0059】図9に示した爪49には、フック形状が与
えられている。図10に示した爪50は、ギザギザの形
状もフック形状も与えられておらず、ストレートな形状
とされている。このように、この発明によって得られる
Tナットにおいては、爪の形状は特に限定されるもので
はない。
【0060】図11は、この発明の第5の実施例による
製造方法によって得られたTナットの一部を示す、図4
の一部に相当の図である。図11において、図4に示す
要素に相当する要素には、同様の参照符号を付し、重複
する説明は省略する。
【0061】軸部32であって、雌ねじ形成部分35の
外周面の一部は、内方へ押し潰され、それによって、雌
ねじ形成部分35の外周面の一部には、2個の凹部51
および52が、たとえば180度の角度間隔をもって形
成されている。これらの凹部51および52は、雌ねじ
形成部分35の所定の箇所を1対の適当な工具で挟む状
態としながら、これら工具を雌ねじ形成部分35に向か
って強く押圧することにより形成される。凹部51およ
び52が形成される位置は、フランジ部33に近い方が
好ましい。なぜなら、フランジ部33から遠い位置にお
いて1対の工具を作用させた場合、凹部51および52
をほとんど形成することなく、軸部32の断面が偏平状
に変形しやすいためである。また、凹部51および52
は、フランジ部33に爪37〜40(図1)が形成され
る前の段階で形成されるのが好ましい。なぜなら、爪3
7〜40の存在が、フランジ部33の近くで凹部51お
よび52を形成することを妨害することもあるからであ
る。
【0062】なお、この実施例では、2個の凹部51お
よび52が設けられたが、凹部の数は、2個に限らず、
たとえば、1個または3個以上であってもよい。
【0063】上述した凹部51および52の形成の結
果、雌ねじ36のねじ山の一部が不整化される。この不
整化部分53および54の存在のため、図示しないボル
トが雌ねじ36に螺合するとき、不整化部分53および
54において、ボルトを比較的強く回さなければ、不整
化部分53および54を通過し得ない。このとき、不整
化部分53および54において、ねじ山の一部が潰され
ることもあり得る。その結果、ボルトの雌ねじ36に対
する螺合状態がロックされ、ボルトがTナットから緩む
ことが防止される。
【0064】以上、この発明を、図示したように、フラ
ンジ部33の形状が実質的に八角形であるTナットの製
造方法に関連して説明したが、フランジ部の形状は、各
対をなす2個の爪のそれぞれの間が直線状の辺で結ばれ
る限り、他の角形形状をなしていてもよい。さらに、こ
の発明は、フランジ部の形状が、角形形状以外の、たと
えば実質的に円形形状をなしているTナットの製造にも
適用することができる。さらに、この発明は、フランジ
部に爪を備えないTナットの製造にも適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による製造方法によっ
て得られたTナット31を示す斜視図である。
【図2】図1に示したTナット31の正面図である。
【図3】図1に示したTナット31の下面図である。
【図4】図3の線IV−IVに沿う断面図である。
【図5】図1に示したTナット31を得るために金属板
55に対して順次施される加工状態を示す断面図であ
る。
【図6】図5に示した加工区間61において実施される
加工の詳細を示す拡大断面図である。
【図7】図5に示した加工を経て得られた中間製品84
を示す、図4に相当の断面図である。
【図8】この発明の第2の実施例による製造方法によっ
て得られたTナット46を示す斜視図である。
【図9】この発明の第3の実施例による製造方法によっ
て得られたTナットの爪49を示す正面図である。
【図10】この発明の第4の実施例による製造方法によ
って得られたTナットの爪50を示す正面図である。
【図11】この発明の第5の実施例による製造方法によ
って得られたTナットの軸部32の雌ねじ形成部分35
を示す断面図である。
【図12】この発明にとって興味ある従来のTナット1
を示す斜視図である。
【図13】この発明にとって興味ある他の従来のTナッ
ト12を示す正面図である。
【図14】図13に示したTナット12の下面図であ
る。
【図15】図13に示したTナット12の使用状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
31,46 Tナット 32 軸部 33 フランジ部 34 かしめ予定部分 35 雌ねじ形成部分 36 雌ねじ 37,38,39,40,49,50 爪 41,42 直線状の辺 55 金属板 57 フランジ部となるべき部分 59 膨出部 60 貫通孔 62 成形ダイ 63 クランプダイ 64〜67 ノックアウト 68〜71 ポンチ 72 先端部 73 基部 77,81,82,83 鍛造面 84 中間製品

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体の金属材料からなる、軸部および前
    記軸部の第1の端部から外方へ張出すフランジ部を備
    え、 前記軸部は、外径が一様な中空の筒状をなし、前記第1
    の端部側において内径が比較的小さくかつ肉厚が比較的
    厚くされるとともに内周面上に雌ねじが形成された雌ね
    じ形成部分を備え、かつ前記第1の端部とは逆の第2の
    端部側において内径が比較的大きくかつ肉厚が比較的薄
    くされたかしめ予定部分を備える、Tナットの製造方法
    であって、 金属板を用意し、 前記フランジ部となるべき部分の位置を前記金属板上に
    決め、 前記金属板の、前記フランジ部となるべき部分の中心部
    を、当該金属板の一方主面側へ膨出させることにより、
    前記軸部となるべき膨出部を形成し、 前記膨出部の先端面部に貫通孔を設け、 前記膨出部の前記かしめ予定部分に相当する先端部の外
    径を前記雌ねじ形成部分に相当する基部の外径に比べて
    比較的小さくすることにより、前記先端部の肉厚を前記
    基部の肉厚より薄くし、次いで、 前記基部の肉厚をほぼ維持しながら、その外径および内
    径を縮め、 前記膨出部の基部の内周面上に雌ねじを形成する、各工
    程を備える、Tナットの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記金属板は長手の帯状であり、前記フ
    ランジ部となるべき部分の位置を決める工程、前記膨出
    部を形成する工程、前記貫通孔を設ける工程、前記先端
    部の肉厚を基部の肉厚より薄くする工程、ならびに前記
    基部の外径および内径を縮める工程は、前記帯状の金属
    板を順送りダイに沿って送りながら実施される、請求項
    1に記載のTナットの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記帯状の金属板から前記フランジ部と
    なるべき部分を切り離す工程をさらに備える、請求項2
    に記載のTナットの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記先端部の肉厚を基部の肉厚より薄く
    する工程は、前記先端部の外径の拡大を規制しながら、
    前記膨出部の内径を一様に拡大する工程を備える、請求
    項1ないし3のいずれかに記載のTナットの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記基部の外径および内径を縮める工程
    は、前記基部の外周面を内方へ押圧する面を有する成形
    ダイを、前記基部に作用させる工程を備える、請求項1
    ないし4のいずれかに記載のTナットの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記基部の外径および内径を縮める工程
    は、複数段階に分けて実施される、請求項5に記載のT
    ナットの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記フランジ部の外周部には、前記第1
    の端部から前記第2の端部へ向く方向に延びる2対の爪
    が前記フランジ部の径方向に対向するように配置され、
    前記フランジ部は、各対をなす2個の前記爪のそれぞれ
    の間が直線状の辺で結ばれた角形形状をなしている、請
    求項1ないし6のいずれかに記載のTナットの製造方
    法。
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