JPH07116686B2 - 高架道路の支柱と基礎体との組立方法及び構造 - Google Patents

高架道路の支柱と基礎体との組立方法及び構造

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JPH07116686B2
JPH07116686B2 JP26234593A JP26234593A JPH07116686B2 JP H07116686 B2 JPH07116686 B2 JP H07116686B2 JP 26234593 A JP26234593 A JP 26234593A JP 26234593 A JP26234593 A JP 26234593A JP H07116686 B2 JPH07116686 B2 JP H07116686B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交通量の多い都市にお
ける既存の道路上に高架道路などを建設する場合に適す
る、高架道路の支柱と基礎体との組立方法及び構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、都市部における既存道路の上に高
架道路又は陸橋などを増設する場合、まず道路に既製の
基礎杭、例えばコンクリート杭、鋼杭又は現場打ち杭な
どを地中に打ち込み、杭の上部に鉄筋コンクリートの基
礎体を打設し、更に鉄筋コンクリートの基礎体の上に高
架道路又は陸橋の橋脚として鉄筋コンクリートの支柱を
打設する。そして最後に鉄筋コンクリートの支柱の上に
道路橋のような橋床部分を施工して高架道路又は陸橋を
完成していたところである。しかし、かかる従来の工法
だと、杭を地中に打ち込んでから、鉄筋コンクリートの
基礎体の上に鉄筋コンクリートの支柱の打設が完成する
までの工期が非常に長くかかり、その間、工事現場の道
路は長期間に渡ってフェンスによって囲まれ工事のため
に占用されてしまい、特に交通量の多い都市部の道路で
は、市民に大きな不便をもたらすばかりでなく、杭打ち
の際に発生する騒音、振動なども道路周辺の商店や住民
にとって非常に迷惑なところであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、都市部の道路がほぼ共通して良好な地盤条件を有す
ることに着目し、その既存道路の路面上に高架道路又は
陸橋などを建設する場合に、杭打ちと深い基礎体の打設
が不要で、且つ極く短い期間で組み立てられる、高架道
路の支柱と基礎体との組立方法及び構造を提供すること
によって、従来の施工方法による工期の長さ、騒音、振
動などの問題を解消することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の高架道路の支柱と基礎体との組立方法は、
既存の道路路面の所定位置に所定深さの矩形凹部を掘削
形成し、この掘削矩形凹部の内周縁に沿う床面に更に所
定深さと所定幅を有する凹溝部を掘削形成し、該凹溝部
の床面に接着剤を塗布し、中空で断面形状がほぼ“口”
字形状を呈しその一面からフランジ部を延出してなる所
定幅の長尺の鋼製枕台部材にて矩形枠形状の枕台を形成
するとともにフランジ面を下側にして前記凹溝部の床面
の上に設置して前記接着剤によって枕台を凹溝部に固着
し、前記矩形凹部の床面を凹溝部に固着された枕台の上
面と同一水平面になるように矩形凹部の床面を平らに整
地して後、該床面に全面的に接着剤を塗布し、上面に多
数の平行の波状凹溝が形成された所定厚さの鋼板製基礎
体を矩形凹部の床面及び枕台の上面の全面を覆って敷
き、接着剤によって基礎体を矩形凹部の床面に固着する
と共に、該基礎体を枕台にボルトにて一体に締付固定
し、さらに中空で断面形状がほぼ“日”字形状を呈し、
その両端部の両側面にアングルフランジが設けられた少
なくとも1本の鋼板製の支柱をボルトにて基礎体の上面
所定位置に鉛直に締付固定し、最後にアスファルト混合
物で前記矩形凹部内の枕台のフランジ部上面と基礎体の
上面を舗装し、その舗装したアスファルト混合物を既存
道路の路面と同一面になるように整地することを特徴と
する。
【0005】本発明の高架道路の支柱と基礎体との組立
構造は、既存の道路路面の所定位置において掘削形成さ
れた所定深さの矩形凹部内周縁に沿った床面に更に掘削
形成された所定深さと所定幅を有する凹溝部に接着剤に
よって固定された、中空の断面形状がほぼ“口”字形状
を呈しその一面からフランジ部を延出してなる所定幅を
有する長尺の鋼製枕台部材からなる矩形枠形状の枕台
と、所定厚さを有し上面に多数の平行の波状凹溝が形成
され、前記矩形凹部の床面と枕台の上面を覆い接着剤に
よって固着されると共にボルトにて枕台に一体に締付固
定された鋼板製の基礎体と、該基礎体の所定位置上面に
鉛直に立つようにボルトにて締付固定され、中空で断面
形状がほぼ“日”字形状を呈し、その両端部の両側面に
アングルフランジが設けられた少なくとも1本の鋼製の
支柱と、前記矩形凹部内の枕台のフランジ部上面と基礎
体上面とに舗装されたアスファルト混合物の舗装層とか
らなることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記のような本発明の高架道路の支柱と基礎体
との組立方法及び構造によれば、杭打ちと深い基礎体の
打設を不要とし、且つ鋼板製の枕台部材からなる枕台
と、板状の鋼板製の基礎体部材からなる基礎体と、連結
部材と、鋼板製の支柱などの製作及びボルト用孔の加
工、鋼材の防錆処理などについて、予め設備の整った工
場内で製作しておくことができるので、道路上の工事現
場で組み立てる際に、単に浅い矩形凹部と凹溝部を掘削
形成して、枕台を接着剤などで凹溝部に固着し、鋼板製
の基礎体を接着剤などで矩形凹部の床面に固着すると共
に基礎体の縁部に沿って設けられたボルト用孔からボル
トで枕台に一体的に締付固定し、更に鋼板製の支柱を基
礎体の上面から鉛直に立つようにボルトによって基礎体
の上面の所定の位置に締付固定し、最後にアスファルト
混合物を使用して矩形凹部内の残された空間を舗装すれ
ば極く短い施工期間で支柱と基礎体とを組み立てること
ができるので、従来の杭打ちと深い基礎体を打設する方
法よりも大幅に作業日数を短縮でき、且つ、騒音や振動
などの問題も生じない。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例について図面を
参照して詳細に説明する。本発明の組立構造の構成は基
本的には、枕台と、基礎体と、支柱とボルトとからなる
ものである。図1は本発明の高架道路の支柱と基礎体と
の組立構造の構成の一部を示す分解斜視図である。この
実施例では、4本の枕台部材10からなる枕台1と、2
枚の基礎体部材21を3枚の連結部材22で連結してな
る基礎体2と、2本の支柱3と、多数のボルトTなどを
含む構成であるが、図1では省略化したので、単に3本
の枕台部材10と、2枚の連結部材22と、1本の支柱
8だけを示している。
【0008】まず、前記図1に示す本発明の各構成要素
について詳しく説明する。基礎体2の取付台として用い
られる枕台1を構成する4本の枕台部材10は、例えば
厚さ30mm、JIS規格のSM41の鋼板製で、中空
のほぼ“口”字形状の断面を呈する筒状部の断面の幅と
高さがそれぞれ例えば15cm×15cmで、その一面
からほぼ15cm幅のフランジ部11を延出している。
従って、この枕台部材10はフランジ部11を有する一
面の幅は約30cmとなっている。かかる枕部材104
本を溶接することによって矩形枠の形状を形成したもの
である。この実施例では、枕台1の大きさは、例えば対
向した枕台部材同士10,10の段部までの長さは15
m、幅は6m、対向した枕台部材同士10,10のフラ
ンジ部11までの長さが15.3m、幅が6.3mとな
っている。なお、この枕台部材10の上面にその長手方
向に沿って所定の間隔、例えば50cmおきに多数のボ
ルト用孔12を工場において予め穿設してある。
【0009】基礎体2は、1枚だけの基礎体部材21か
ら構成しても差し支えないが、あまり大きい寸法になる
と、運搬上の問題があるので、運搬時の便利性を考慮し
て、本実施例では、基礎体2は2枚の基礎体部材21を
3枚の連結部材22と複数のボルトTによって一体に連
結している。その全体の長さと幅寸法は前記枕台1の大
きさに対応して、ちょうど該枕台1の4本の枕台部材1
0の上面を覆うことができる寸法となっている。すなわ
ち、長さと幅がそれぞれ15mと3mを有する基礎体部
材21を2枚合わせたものを採用しているので、基礎体
2全体の長さと幅が上述した15mと6mとなってい
る。
【0010】基礎体部材21は、例えば厚さ60〜10
0mm、JIS規格SS41の鋼板を使用して形成され
たもので、その上面には所定間隔をおいて長手方向に平
行した多数の凹溝23が形成されている。凹溝23の幅
は約10cm、深さは約1.5cmとなっている。各基
礎体部材21の幅方向の両側にはその長手方向に沿って
所定間隔、例えば50cmおきに多数のボルト用孔24
を工場において予め穿設してある。2枚の基礎体部材2
1を連結するのに用いた3枚の連結部材22は、基礎体
部材21とほぼ同じ厚さを有する同材質の鋼板を使用し
て形成されたもので、その上面と下面にも基礎体部材2
1と同じように所定間隔をおいて長手方向に平行した多
数の凹溝25が形成されている。凹溝25の幅と深さも
それぞれ同じ約10cmと約1.5cmとなっている。
また、各連結部材22の全周縁部にも基礎体部材21と
同じ間隔、すなわち50cmおきに多数のボルト用孔2
7が工場において予め穿設しているものである。
【0011】2枚の基礎体部材21を一体に連結する場
合、この2枚の基礎体部材21、21を並べ合わせて枕
台1の上に置き、2枚の基礎体部材21を継ぎ合わせた
部分の上から3枚の連結部材22を、それぞれ所定位
置、例えば長手方向の両端部と中央部にちょうど基礎体
部材21の凹溝23と連結部材22の下面の凹溝25間
の凸部26とに互いに嵌め込むように配置し、ボルトT
で連結部材22を基礎体部材21の上に締付固定するこ
とによって2枚の基礎体部材21と3枚の連結部材22
を一体に連結することができる。
【0012】支柱3は、例えば厚さ38mm以上のJI
S規格のSM41の鋼板を溶接することによって、断面
形状がほぼ中空の“日”字形状を呈した、例えば長さ×
幅×高さ=2.0m×0.5m×5mの4角形筒体で、
その筒体内部の中央に補強リブ32が溶接によって設け
られている。また、この支柱3の下端部の両側面にそれ
ぞれ溶接又はリベット接合によって“L”字形状のアン
グルフランジ31,31が支柱3と一体に設けられてい
る。この“L”字形状のアングルフランジ31は、例え
ば厚さ50mm以上のJIS規格のSM41の鋼板から
形成したものである。図3に示すように、支柱3の上端
部の両側面にも同じ“L”字形状のアングルフランジ3
1,31が設けられている。また、この“L”字形状の
アングルフランジ31の水平方向のフランジ部311に
工場において予め多数のボルト用孔を開設してある。
【0013】Tは共通のボルトで、例えばJIS規格の
M32P2のステンレス鋼材を使用して形成したもの
で、本実施例では、例えば2枚の基礎体部材21を連結
部材22で一体に連結して基礎体2を形成する場合と、
基礎体2を枕台1に固定する場合と、支柱3を基礎体2
の上に固定する場合のいずれもステンレス製の共通のボ
ルトTを使用している。
【0014】図2は、本発明の組立方法の施工手順を示
すもので、この施工手順は、例えばある既存道路の路面
において新たに高架道路を増設したい場合、この道路に
沿って例えば20〜40mの間隔で高架道路の支柱と基
礎体とを設置する場合の施工手順の一例である。まず、
図2(a)に示すように、道路の所定位置の路面から図
示しないパワーショベルなどの掘削機械によって例えば
長さ15.3m,幅6.3m,深さ15cmの矩形凹部
5を形成するように掘削する。8は道路の路盤を示し、
52は掘削された矩形凹部5の床面を示す。
【0015】次に図2(b)に示すように、この矩形凹
部5の内周縁に沿う床面52から更に例えば幅30c
m,深さ15cmの凹溝部を形成するように掘削する。
51はその凹溝部の床面を示す。凹溝部の床面51の上
に全面的に高分子樹脂系または歴青と高分子樹脂混合の
接着剤を塗布して接着層53を形成する。その接着層5
3の上に図2(c)に示すように前記基礎体2の取付台
として用いられる、4本の枕台部材10からなる枕台1
を配置する。前記接着層53を利用して枕台1をそのフ
ランジ部11を有する面から強く固着する。
【0016】次に、前記矩形凹部5の床面52を凹溝部
の床面51に固着されている枕台1の上面と同一水平面
になるように平らに整地してから、該床面52を全面的
に高分子樹脂系または歴青と高分子樹脂混合の接着剤を
塗布して接着層54を形成する。
【0017】次に図2(d)に示すように、前記床面5
2の接着層54と枕台1の上に前記2枚の基礎体部材2
1、21を並べ合わせて置き、更に2枚の基礎体部材2
1の継ぎ合わせた部分の上から3枚の連結部材22をそ
れぞれ所定の位置、例えば長手方向の両端部と中央部に
ちょうど基礎体部材21の凹溝23と連結部材22の下
面の凹溝25間の凸部26と互いに嵌め込むように配置
し、共通のボルトTで連結部材22を基礎体部材21の
上に締付固定することによって2枚の基礎体部材21と
3枚の連結部材22を一体に連結して基礎体2を形成す
る。この形成された基礎体2の枕台1と重なっている縁
部に沿って更に共通のボルトTで枕台1に締付固定す
る。即ち、基礎体2と床面52との間は接着層54を利
用して粘着すると共に、基礎体2と枕台1との間は共通
のボルトTによって締結しているので、この基礎体2と
枕台1は路盤8に非常に強く固定されている。
【0018】次に図2(e)に示すように、基礎体2の
上面の所定の位置に、例えば前記連結部材22同士の間
の位置に、工場で予め製作しておいた鋼板製の支柱3を
上記基礎体1の上面から鉛直に立つように、共通のボル
トTによって支柱3の下端部の両側面に設けられた
“L”字形状のアングルフランジ31の水平方向のフラ
ンジ部311にて締付固定する。
【0019】最後に図2(f)に示すように、アスファ
ルト混合物4で前記矩形凹部5内の枕台のフランジ部1
1の上面と基礎体2の舗装をし、その舗装したアスファ
ルト混合物4を既存道路の路面と同一面になるように整
地して、支柱3と基礎体2との組立を完成する。
【0020】図3は、本発明の支柱と基礎体との組立構
造を説明するための斜視図で、右側の支柱3の下方は既
に舗装済の様子を示しており、左側の支柱3の下方は舗
装前の様子を示している。この図では例えば、基礎体2
の上に所定の間隔をおいて平行した2本の支柱3,3が
立設された場合を示している。各支柱3の上端部にも2
つの“L”字形状のアングルフランジ31,31が設け
られているので、これによって例えば2点鎖線で示した
ような高架道路又は陸橋の横梁9を支持することができ
る。
【0021】図4は、図3の一部を省略して示すA−A
線拡大断面図である。右側は、基礎体2と枕台1との連
結する部分、及び枕台1と路盤8との固着する部分を示
している。これに対し、左側は、基礎体部材21,21
と連結部材22との連結部分を示している。
【0022】図5は、図3のB−B線拡大断面図で、図
6は、図3のC−C線拡大断面図である。いずれも支柱
3の“L”字形状のアングルフランジ31,31の水平
方向に延出しているフランジ部311を基礎体2に共通
のボルトTによって締付固定しているのを示している。
これらの図面からも分かるように、本発明では、鋼板材
同士の間の連結はいずれもステンレス製の共通のボルト
Tを使用している。そして、鋼板材と路盤との間は高分
子樹脂系または歴青と高分子樹脂混合の接着剤による接
着方式を利用しているので、施工は容易で極く短い期間
で支柱と基礎体とを組み立てることが可能である。
【0023】図7は、本発明の高架道路の支柱と基礎体
との組立構造が完成後の使用例を示している。例えば、
2本の支柱3,3の間は2車線の道路として利用し、2
本の支柱3,3のそれぞれの外側も1車線の道路として
利用することができる。また、支柱3,3によって支持
されている横梁9の上にもう1本の高架道路を建設する
ことができるので、既存の道路を有効に利用することが
できる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、上述のように、既存道
路の路面の上に高架道路又は陸橋などを建設する場合
に、従来のような杭打ちと深い基礎体の打設などが不要
となり、且つ鋼板製の枕台部材からなる枕台と、板状の
鋼板製の基礎体部材からなる基礎体と、連結部材と、鋼
板製の支柱などの製作及びボルト用孔の穿設、鋼材の防
錆処理などについて、予め設備の整った工場で製作して
おくことができるので、実際の道路の工事現場で組み立
てる際に、単に浅い矩形凹部と凹溝部を掘削して、枕台
を接着剤などで凹溝部に固着し、鋼板製の基礎体を接着
剤などで矩形凹部の床面に固着すると共に基礎体の縁部
に沿って設けられたボルト用孔からボルトで枕台と一体
に締付固定し、更に鋼板製の支柱を基礎体の上面から鉛
直に立つようにボルトによって基礎体の上面の所定の位
置に締付固定し、最後にアスファルト混合物を使用して
矩形凹部内の残された空間を舗装すれば極短い施工期間
で支柱と基礎体とを組み立てることができるので、従来
の杭打ちと深い基礎体を打設する方法より大幅に作業日
数を短縮できる。また、騒音、振動などの問題も生じな
いので、特に交通量の多い都市部の道路に高架道路又は
陸橋などを建設する場合に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る高架道路の支柱と基礎体
との組立構造の構成の一部を示す分解斜視図である。
【図2】同上の支柱と基礎体との組立方法の施工手順を
説明する断面図である。
【図3】同上の支柱と基礎体との組立構造を説明するた
めの斜視図である。
【図4】図3のA−A線拡大断面図である。
【図5】図3のB−B線拡大断面図である。
【図6】図3のC−C線拡大断面図である。
【図7】同上の高架道路の支柱と基礎体との組立構造の
応用例を示す図である。
【符号の説明】
1 枕台 2 基礎体 3 支柱 4 アスファルト混合物 5 矩形凹部 8 路盤 10 枕台部材 11 枕台部材のフランジ部 12 ボルト用孔 21 基礎体部材 22 連結部材 31 アングルフランジ 32 補強リブ T ボルト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既存の道路路面の所定位置に所定深さの
    矩形凹部を掘削形成し、 この掘削矩形凹部の内周縁に沿う床面に更に所定深さと
    所定幅を有する凹溝部を掘削形成し、 該凹溝部の床面に接着剤を塗布し、 中空で断面形状がほぼ“口”字形状を呈しその一面から
    フランジ部を延出してなる所定幅の長尺の鋼製枕台部材
    にて矩形枠形状の枕台を形成するとともにフランジ面を
    下側にして前記凹溝部の床面の上に設置して前記接着剤
    によって枕台を凹溝部に固着し、 前記矩形凹部の床面を凹溝部に固着された枕台の上面と
    同一水平面になるように矩形凹部の床面を平らに整地し
    て後、該床面に全面的に接着剤を塗布し、 上面に多数の平行の波状凹溝が形成された所定厚さの鋼
    板製基礎体を矩形凹部の床面及び枕台の上面の全面を覆
    って敷き、接着剤によって基礎体を矩形凹部の床面に固
    着すると共に、該基礎体を枕台にボルトにて一体に締付
    固定し、 さらに中空で断面形状がほぼ“日”字形状を呈し、その
    両端部の両側面にアングルフランジが設けられた少なく
    とも1本の鋼板製の支柱をボルトにて基礎体の上面所定
    位置に鉛直に締付固定し、 最後にアスファルト混合物で前記矩形凹部内の枕台のフ
    ランジ部上面と基礎体の上面を舗装し、その舗装したア
    スファルト混合物を既存道路の路面と同一面になるよう
    に整地することを特徴とする高架道路の支柱と基礎体と
    の組立方法。
  2. 【請求項2】 前記基礎体は、少なくとも2枚以上の基
    礎体部材を連結部材によって組み合わせてなる請求項1
    に記載の高架道路の支柱と基礎体との組立方法。
  3. 【請求項3】 前記矩形凹部の深さを15〜20cm、
    凹溝部の深さ及び幅をそれぞれ15〜20cm及び30
    〜40cm、枕台部材の幅を30〜40cm、基礎体の
    厚さを6〜10cmとしてなる請求項1、又は2に記載
    の高架道路の支柱と基礎体との組立方法。
  4. 【請求項4】 既存の道路路面の所定位置において掘削
    形成された所定深さの矩形凹部内周縁に沿った床面に更
    に掘削形成された所定深さと所定幅を有する凹溝部に接
    着剤によって固定された、中空の断面形状がほぼ“口”
    字形状を呈しその一面からフランジ部を延出してなる所
    定幅を有する長尺の鋼製枕台部材からなる矩形枠形状の
    枕台と、 所定厚さを有し上面に多数の平行の波状凹溝が形成さ
    れ、前記矩形凹部の床面と枕台の上面を覆い接着剤によ
    って固着されると共にボルトにて枕台に一体に締付固定
    された鋼板製の基礎体と、 該基礎体の所定位置上面に鉛直に立つようにボルトにて
    締付固定され、中空で断面形状がほぼ“日”字形状を呈
    し、その両端部の両側面にアングルフランジが設けられ
    た少なくとも1本の鋼製の支柱と、 前記矩形凹部内の枕台のフランジ部上面と基礎体上面と
    に舗装されたアスファルト混合物の舗装層とからなるこ
    とを特徴とする高架道路の支柱と基礎体との組立構造。
  5. 【請求項5】 前記基礎体は、少なくとも2枚以上の基
    礎体部材を連結部材によって組み合わせてなる請求項1
    に記載の高架道路の支柱と基礎体との組立構造。
  6. 【請求項6】 前記矩形凹部の深さは15〜20cm、
    凹溝部の深さ及び幅はそれぞれ15〜20cm及び30
    〜40cm、枕台部材の幅は30〜40cm、基礎体の
    厚さは6〜10cmとしてなる請求項1又は2に記載の
    高架道路の支柱と基礎体との組立構造。
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CN103255693B (zh) * 2013-05-23 2015-09-16 苏州荣生大方路桥建设工程有限公司 一种装配式立体城市道路系统及快速安装工法

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