JPH07116372B2 - 2−ニトロ−4−スルフアミル−ジフエニルアミン−染料の製法 - Google Patents

2−ニトロ−4−スルフアミル−ジフエニルアミン−染料の製法

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JPH07116372B2
JPH07116372B2 JP62130041A JP13004187A JPH07116372B2 JP H07116372 B2 JPH07116372 B2 JP H07116372B2 JP 62130041 A JP62130041 A JP 62130041A JP 13004187 A JP13004187 A JP 13004187A JP H07116372 B2 JPH07116372 B2 JP H07116372B2
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09B43/00Preparation of azo dyes from other azo compounds
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は2−ニトロ−4−スルフアミル−ジフエニルア
ミン−染料の改良された製法及びこの染料の合成の際中
間化合物として使用される4−クロル−3−ニトロ−ベ
ンゾールスルホクロリドの改良された製法に関する。
4−クロル−3−ニトロベンゾールスルホクロリドから
の2−ニトロ−4−スルフアミル−ジフエニルアミン−
染料の製造はそれ自体公知である。例えばSU−特許第83
3956号明細書中には4−クロル−3−ニトロベンゾール
スルホクロリドを過剰のアニリン(6%)と縮合性薬剤
(炭酸カルシウム又は炭酸マグネシウム)及び界面活性
剤(ナフタリン−2−スルホン酸とホルムアルデヒドと
の縮合生成物)の存在下20〜100℃の温度に於て反応さ
せ、引き続いて目的生成物を沈殿させて染料2−ニトロ
−1,1′−ジフエニルアミン−4−スルホアニリドを製
造することが記載されている。上記特許明細書中では中
和剤としてのアルカリ金属の塩の使用は副生成物の生成
に導き、その際特に炭酸ソーダの使用の際4−クロル−
3−ニトロベンゾールスルホクロリドのスルホン酸への
部分的加水分解を生じ、このことは方法の非再現性及び
低い染料収率を生ぜしめることが強調されている。
更にCSSR−特許第191522号明細書中には上記のSU−特許
明細書の方法に類似した製法が記載され、その際塩基性
縮合剤としてのアルカリ金属の炭酸塩の使用が開示され
ている。併し純2−ニトロ−4−スルフアミル−ジフエ
ニルアミン−染料の取得には、70〜100℃に於て再結晶
(ナトリウム塩への移行及び塩化アンモニウム又は硫酸
ナトリウムによる中和による安定なα−変態の沈殿)さ
せて上記染料を精製することが必要である。この精製工
程は廃水の高い塩汚染を来たしそして高いエネルギーを
必要とし、これによりこの公知方法は生態学的及び経済
学的な点で欠点を有する。更に、この公知方法に於ては
気体アンモニアが生じ、これは工業的に経費のかかる廃
気洗浄を必要としそして廃水に関して毒物学的問題を提
出する。
驚くべきことに本発明者は、高純度の4−クロル−3−
ニトロベンゾールスルホクロリドの使用の際アルカリ金
属の塩基反応性塩の使用は上記SU−特許明細書に記載の
副反応及びこれと結び付いた欠点例えば低い染料収率及
び方法の非再現性に導かないことを見出した。むしろ高
純度の4−クロル−3−ニトロベンゾールスルホクロリ
ドの使用(本方法による)の際2−ニトロ−4−スルフ
アミル−ジフエニルアミン−染料が良好乃至非常に良好
な収率及び非常に良好な純度〔HPLC(=高性能液体クロ
マトグラフイー)により測定して>99%〕に於て安定な
α−変態で得られ、これにより上記CSSR−特許明細書に
記載されている如き再結晶工程による染料の精製が省け
る。このことは、SU−特許第833956号明細書又はCSSR−
特許第191522号明細書から明かとなつている如き技術水
準に比較して生態学的及び経済学的な点で著しい長所を
生じさせる。例えば本発明による方法の場合空時収率を
著しく改良することができる。
このことから上記染料の合成に使用されるべき4−クロ
ル−3−ニトロベンゾールスルホクロリドを高純度で製
造し得ることが明かである。高純度の4−クロル−3−
ニトロベンゾールスルホクロリドの製造は本発明による
方法の特徴である。
Chem.Ber.24,3185(1891)から公知な、o−ニトロクロ
ルベンゾールのスルホン化による4−クロル−3−ニト
ロベンゾールスルホクロリドの製法及び英国特許第5859
40号明細書から公知な、遊離スルホン酸又はそのナトリ
ウム塩と五塩化燐との反応による上記スルホクロリドの
製法は必要な高純度の生成物に導かない。英国特許第62
5757号明細書及び米国特許第2511547号明細書中にはな
るほどo−ニトロクロルベンゾールと4〜5モル量のク
ロルスルホン酸との反応による4−クロル−3−ニトロ
ベンゾールスルホクロリドの改良された製法が記載され
ているが、併しこれら方法の欠点は著量の廃硫酸の生成
及び使用されるべき高い反応温度にあり、これにより安
全技術的問題が生ずる。
本発明者は、o−ニトロクロルベンゾールをクロルスル
ホン酸で100〜110℃の温度に於てスルホン化しそして得
られるスルホン酸を塩化チオニルで40〜80℃好ましくは
65〜78℃に於て対応するスルホクロリドに変えることに
よつて4−クロル−3−ニトロベンゾールスルホクロリ
ドを高純度で製造し得ることを見出した。この場合クロ
ルスルホン酸2.0乃至3.5モル好ましくは2.5乃至3.0モル
をo−ニトロクロルベンゾール1モルに作用させること
が有利である。クロルスルホン酸の大過剰はなるほど有
利でないが、併し方法の経済性をそこなう。スルホン酸
をスルホクロリドに変えるために有利には塩化チオニル
をo−ニトロクロルベンゾールに対し精々モル量で使用
する。一般に1:0.5乃至1:1.0の量比を使用することで十
分である。1:0.7〜1:0.9の量比が好ましい。何となれば
この場合反応は十分に急速にそして非常に良好な収率で
進行するからである。得られる4−クロル−3−ニトロ
ベンゾールスルホクロリドは常法で氷上で結晶させそし
て工業的湿潤状態で例えば90%湿潤ペーストの形で単離
する。
4−クロル−3−ニトロベンゾールスルホクロリド(ス
リホン酸不含)の収率は純度>99.5%に於て理論値の94
〜97%である(融点59〜60℃)。それ故生成物の収率及
び純度は英国特許第625757号明細書中に記載された方法
(粗収率88%、融点50℃)の場合より著しく高い。
本発明による方法により製造された4−クロル−3−ニ
トロベンゾールスルホクロリドの高純度により2−ニト
ロ−4−スルフアミル−ジフエニルアミン−染料の製造
の際予期されない長所特に収率及び純度に関する該長所
が生ずる。
本発明の方法は次のような構成により特徴づけられる。
すなわち、一般式(1) (式中 R1及びR2は夫々水素、塩素又は臭素原子又はC1−C4−ア
ルキル−、C1−C4−アルコキシ基又はフエノキシ基−こ
れはベンゾール核に於て塩素又は臭素原子又はC1−C4
アルキル−、C1−C4−アルコキシ−3又はトリフルオル
メチル基により置換されていることができる−又はナフ
チルオキシ基を意味し、その際R1及びR2は同一でも異な
ってもよく、そしてR2はさらに又−N(C1−C4−アルキ
ル)2、−NH−C1−C4−アルキル、−NH−C1−C4−アル
カノイル又は−NH−ベンゾイル基であることができ、 R3及びR4は水素原子又はC1−C4−アルキル−、C1−C2
アルコキシ−C1−C4アルキル又はC5−C6−シクロアルキ
ル基を意味し、その際R3及びR4は同一でも異なっていて
もよく、そしてR4はさらにフエニル基であることがで
き、これは塩素又は臭素原子又はC1−C4−アルキル−、
C1−C4−アルコキシ、−N−(C1−C4−アルキル)2
−NH−C1−C4−アルキル、−NH−C1−C4−アルカノイ
ル、−NH−ベンゾイル−、フエノキシ−又はナフチルオ
キシにより置換されていることができ、その際フエノキ
シ基はベンゾール核に於て塩素又は臭素原子又はC1−C4
−アルキル、C1−C4−アルコキシ−又はトリフルオルメ
チル基により置換されていることができる) で示される2−ニトロ−4−スルフアミル−ジフエニル
アミン−染料を製造する方法において、o−ニトロクロ
ルベンゾールをクロルスルホン酸で約100〜110℃の温度
でスルホン化して式(2) で示される4−クロル−3−ニトロベンゾールスルホン
酸とし、これを塩化チオニルと約70〜80℃で反応させて
高純度の4−クロル−3−ニトロベンゾールスルホクロ
リドに変え、生成反応混合物から氷上で後者を結晶析出
させ、得られる4−クロル−3−ニトロベンゾールスル
ホクロリドを塩基性縮合剤の水性溶液中に懸濁又は溶解
した一般式 (式中R1,R2,R3及びR4は前記と同じ意味を持つ) で示される脂肪族又は芳香族アミンとイオン系又は非イ
オン系界面活性剤の存在下まず約5乃至50℃の温度で7.
5乃至12.5のpH−下で、次に塩基性縮合剤の水性溶液中
に懸濁又は溶解した上記一般式(4)の芳香族アミンと
約80℃乃至100℃の温度で上記pH−範囲内で上記の界面
活性剤の存在下それぞれ縮合させることを特徴とする上
記製造方法にある。
高純度の4−クロル−3−ニトロベンゾールスルホクロ
リドと上記式(3)又は(4)のアミンとの反応の場合
の塩基性縮合剤として塩基反応性アルカリ金属塩例えば
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸水素カリウム又は水酸化リチウム、−ナトリウム又
は−カリウムの稀釈水性溶液が使用される。
4−クロル−3−ニトロベンゾールスルホクロリドとの
反応の際先づ即ち第一段階でスルホクロリド基中の塩素
原子は式(3)の脂肪族アミン又は式(4)の芳香族ア
ミンと反応し、引き続いて第二段階で芳香族的に結合し
た塩素原子が式(4)の芳香族アミンと反応する。
又第一段階で芳香族アミンと反応させれば、第一及び第
二段階で使用される一般式(4)の芳香族アミンは同一
であるか又は異なつていてもよい。この方法の長所は、
簡単なワンポツト反応の間でスルホンアミド基の窒素原
子に於て脂肪族又は脂環式又は場合により置換されたフ
エニル残基により置換されていることができる一般式
(1)の2−ニトロ−4−スルフアミル−ジフエニルア
ミン−染料が中間段階物を単離することなしに高収率及
び非常に高い純度で得られることにある。この種類の染
料は従来多数の反応工程に於て例えば4−クロル−3−
ニトロベンゾールスルホン酸を反応させ、生成したジフ
エニルアミンスルホン酸を中間単離させそしてスルホク
ロリドに変え、次いで脂肪族又は場合により置換された
芳香族アミンと反応させて工業的に不利に製造されなば
ならなかつた。
4−クロル−3−ニトロ−ベンゾールスルホクロリドと
上記(3)及び/又は(4)のアミンと縮合させる場合
有利には詳細に次の様に行われる: アミンを塩基性縮合剤の水性溶液中に懸濁するか又は溶
解しそして可溶化性界面活性剤を少量有利には酸クロリ
ドに対し約1乃至10重量%の量で添加する。引き続いて
湿潤した4−クロル−3−ニトロベンゾールスルホクロ
リドを塩基性縮合剤の種類次第で約5乃至45℃に於て分
けて又は連続的に反応成分の水性懸濁液に導入する。次
に反応混合物を35〜45℃に加温しそしてpH7.5乃至12.5
好ましくはpH8.5乃至9.5に於て2乃至5時間攪拌する。
100℃に加温しそして上記の場合に於て7乃至10時間攪
拌する。引き続いて芳香族アミン−これは使用した4−
クロル−3−ニトロベンゾールスルホクロリドに対し1
乃至5%好ましくは2.5%の過剰で使用される−の使用
の場合アミンを蒸気の導入により反応混合物から完全に
除去する。
一般式(1)の染料は水蒸気蒸留中既に晶出しそしてこ
れは反応混合物の冷却後ろ過により湿潤生成物として単
離される。過剰に使用された芳香族アミンを水蒸気留出
物から単離しそして収率及び生成物の純度に不利な影響
を及ぼすことなく次の仕込原料に使用することができ
る。
適当な界面活性剤−その存在下4−クロル−3−ニトロ
−ベンゾールスルホクロリドと上記式(3)又は(4)
のアミンとの縮合が実施される−としては例えば次のも
のが挙げられる:アルキルスルホネート、アルアルキル
スルホネート、アルキルナフタリンスルホネート、ポリ
グリコールエーテル、アルキルフエニルポリグリコール
エーテル、アルキルナフチルポリグリコールエーテル及
びナフタリンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合生
成物(H.Rath著「Lehrbuch der Taxtilchemie」Springe
r-Verlag Berlin/Gttingen/Heidelberg(1963)、第6
56〜672頁参照)。
スルホクロリド生成の段階及びスルホクロリドとアミン
との縮合の廃水は生物学的に分解可能であり、このこと
は生態学的理由から有利である。更に本発明による方法
の場合塩素化剤としての塩化チオニルの使用によつてよ
り少ない廃硫酸が生ずることが有利である。
本方法により得られる2−ニトロ−4−スルフアミル−
ジフエニルアミン−染料は天然又は合成繊維材料例えば
絹、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維又はポリエーテ
ル繊維の染色に適する。更に本染料は価値の高い染料混
合物を製造する際の基本成分として使用される。
次の例により本発明による方法を詳細に説明するが、本
方法はこの例に限定されてはならぬ。
例1(4−クロル−3−ニトロベンゾールスルホクロリ
ド) 丸底フラスコ中でクロルスルホン酸176.5gを窒素ふん囲
下100℃に於て仕込む。約30分間でo−ニトロクロルベ
ンゾール78.8gを滴加した後4時間105〜110℃に於て攪
拌する。70℃に冷却しそして塩化チオニル53.6gを1時
間の間で滴加する。
次に2時間75〜80℃に於て攪拌し、その際生ずる廃ガス
は連続的に接続した、水又は13%苛性ソーダ液を装填し
た2個の洗浄びん中に吸収される。
室温に冷却後反応混合物を1時間の間で氷1500g及び水1
000g上に滴下する。晶出した無色の4−クロル−3−ニ
トロベンゾールスルホクロリドをろ別しそして水2000g
で洗浄する。含水率約10%及び純度>99.5%(乾燥後)
を有する、水で湿潤した4−クロル−3−ニトロベンゾ
ールスルホクロリド138g−これは理論値の97%の収率に
相当する−が得られる。融点は59〜60℃である(乾燥
後)。
例2(4−クロル−3−ニトロベンゾールスルホクロリ
ド) 例1に記載の如く実施するが、クロルスルホン酸176.5g
を仕込む代りに145.6gしか仕込まない点を異にする。含
水率約11%を有する、水で湿潤した4−クロル−3−ニ
トロベンゾールスルホクロリド136g−これは理論値の9
4.9%の収率に相当する−が得られる。
例3(4−クロル−3−ニトロベンゾールスルホクロリ
ド) 例1に記載の如く実施するが、但し塩化チオニル53.6g
の代りに塩化チオニル41.6gを使用する点を異にする。
含水率約10%を有する、水で湿潤した4−クロル−3−
ニトロベンゾールスルホクロリド137g−これは理論値の
95.8%の収率に相当する−が得られる。
例4(2−ニトロジフエニルアミン−4−スルホアニリ
ド) (C.I.ジスパースイエロー42) 水270g中炭酸ナトリウム58.3gの溶液中でアニリン97.6g
及びナフタリンスルホン酸及びホルムアルデヒドからな
る縮合生成物を基剤とする助剤5.0gを懸濁させる。次に
例1により製造された4−クロル−3−ニトロベンゾー
ルスルホクロリド138gを30分間20〜25℃に於て外部冷却
下導入し、引き続いて4時間40℃に於て攪拌する。引き
続いて100℃に加熱し、約9〜10時間攪拌する。反応の
経過をHPLCにより追跡する。中間段階物4−クロル−3
−ニトロベンゾールスルホアニリドが反応混合物中で0.
3〜0.5%より少ない含有率で存在する場合反応を中止す
る。その場合は2−ニトロジフエニルアミン−4−スル
ホアニリドの含有率は約95〜96%である(夫々HPLC−面
積百分率値は較正されない)。室温に冷却後混合物を水
65gで稀釈し、引き続いて過剰のアニリンを水蒸気の導
入により排出する。約25℃に冷却後晶出した2−ニトロ
ジフエニルアミン−4−スルホアニリドを吸引ろ過しそ
して水1000gで洗浄する。純度99.5%を有する(乾燥
後)染料2−ニトロジフエニルアミン−4−スルホアニ
リド(C.I.ジスバースイエロー42)の70%湿潤ペースト
250g−理論値の94%の収率に相当する−が得られる。
融点(乾燥後):154〜155℃。
例5(2−ニトロジフエニルアミン−4−スルホアニリ
ド) 例4に記載の如く実施するが、但しアニリン97.6gの代
りにアニリン102.3gを使用する点を異にする。水で湿潤
した65%2−ニトロジフエニルアミン−4−スルホアニ
リド270.5g−これは理論値の95.2%の収率に相当する−
が得られる。
例6(2−ニトロジフエニルアミン−4−スルホアニリ
ド) 例4に記載の如く実施するが、但し炭酸ナトリウム58.3
gの代りに炭酸水素ナトリウム92.4gを使用する点を異に
する。水で湿潤した69.4g2−ニトロジフエニルアミン−
4−スルホアニリド251.5g−これは理論値の94.5%の収
率に相当する−が得られる。
例7(2−ニトロジフエニルアミン−4−スルホアニリ
ド) 水300g中の炭酸ナトリウム70.6gの溶液中でアニリン10
2.3g及びナフタリンスルホン酸及びホルムアルデヒドか
らなる縮合生成物を基剤とする界面活性剤5.0gを懸濁さ
せる。次に氷による外部冷却下例1により製造された4
−クロル−3−ニトロベンゾールスルホクロリド138gを
最高5〜10℃に於て導入する。1時間以内に室温に加温
し、次になお3時間45℃で攪拌する。引き続いて100℃
に加熱しそして例4に記載の如く実施する。水で湿潤し
た69%2−ニトロジフエニルアミン−4−スルホアニリ
ド237g−これは理論値の89%の収率に相当する−が得ら
れる。
例8(2−ニトロジフエニルアミン−4−スルホ−p−
トルイジド) 水300g中炭酸ナトリウム58.3gの溶液中に4−アミノト
ルオール27.0g及びナフタリンスルホン酸及びホルムア
ルデヒドからなる縮合生成物を基剤とする界面活性剤7g
を懸濁させる。次に例1により製造した4−クロル−3
−ニトロベンゾールスルホクロリド138gを最高20℃に於
て導入し、その後4〜5時間35℃に於て攪拌する。次に
アニリン24.0gを添加しそして100℃に加熱する。反応終
結(HPLC−終点測定)後、例4に記載の如く、後処理す
る。
純度98%(HPLC)を有する、65%湿潤ペーストとしての
2−ニトロジフエニルアミン−4−スルホ−p−トルイ
ジド274g−これは理論値の91%の収率に相当する−が得
られる。
例9(2−ニトロジフエニルアミン−4−(N−ブチ
ル)スルホンアミド) (C.I.ジスパースイエロー59) 水270g中炭酸ナトリウム58.3gの溶液中でn−ブチルア
ミン18.5g及びナフタリンスルホン酸及びホルムアルデ
ヒドからなる縮合生成物を基剤とする界面活性剤5gを懸
濁させる。次に例1により製造した4−クロル−3−ニ
トロベンゾールスルホクロリド138gを15〜20℃に於て導
入する。引き続いて6時間30℃に於て攪拌し、アニリン
24.0gを添加しそして10時間100℃に於て攪拌する。次に
例4に記載の如く後処理する。2−ニトロジフエニルア
ミン−4−(N−ブチル−)スルホンアミド(C.I.ジス
パースイエロー59)(R3−H、R4−n−C4H9)196g−こ
れは理論値の92.8%の収率に相当する−が純度98.5%を
有する85%湿潤ペーストの形で得られる。
融点(乾燥後):134℃。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) (式中、 R1及びR2は夫々水素、塩素又は臭素原子又はC1−C4−ア
    ルキル−、C1−C4−アルコキシ基又はフエノキシ基−こ
    れはベンゾール核に於て塩素又は臭素原子又はC1−C4
    アルキル−、C1−C4−アルコキシ−又はトリフルオルメ
    チル基により置換されていることができる−又はナフチ
    ルオキシ基を意味し、その際R1及びR2は同一でも異なっ
    てもよく、そしてR2はさらに又−N(C1−C4−アルキ
    ル)2、−NH−C1−C4−アルキル、−NH−C1−C4−アル
    カノイル又は−NH−ベンゾイル基であることができ、 R3及びR4は水素原子又はC1−C4−アルキル−、C1−C2
    アルコキシ−C1−C4アルキル又はC5−C6−シクロアルキ
    ル基を意味し、その際R3及びR4は同一でも異なっていて
    もよく、そしてR4はさらにフエニル基であることがで
    き、これは塩素又は臭素原子又はC1−C4−アルキル−、
    C1−C4−アルコキシ、−N−(C1−C4−アルキル)2
    −NH−C1−C4−アルキル、−NH−C1−C4−アルカノイ
    ル、−NH−ベンゾイル−、フエノキシ−又はナフチルオ
    キシにより置換されていることができ、その際フエノキ
    シ基はベンゾール核に於て塩素又は臭素原子又はC1−C4
    −アルキル、C1−C4−アルコキシ−又はトリフルオルメ
    チル基により置換されていることができる) で示される2−ニトロ−4−スルフアミル−ジフエニル
    アミン−染料を製造する方法において、o−ニトロクロ
    ルベンゾールをクロルスルホン酸で約100〜110℃の温度
    でスルホン化して式(2) で示される4−クロル−3−ニトロベンゾールスルホン
    酸とし、これを塩化チオニルと約70〜80℃で反応させて
    高純度の4−クロル−3−ニトロベンゾールスルホクロ
    リドに変え、生成反応混合物から氷上で後者を結晶析出
    させ、得られる4−クロル−3−ニトロベンゾールスル
    ホクロリドを塩基性縮合剤の水性溶液中に懸濁又は溶解
    した一般式 (式中R1,R2,R3及びR4は前記と同じ意味を持つ) で示される脂肪族又は芳香族アミンとイオン系又は非イ
    オン系界面活性剤の存在下まず約5乃至50℃の温度で7.
    5乃至12.5のpH−下で、次に塩基性縮合剤の水性溶液中
    に懸濁又は溶解した上記一般式(4)の芳香族アミンと
    約80℃乃至100℃の温度で上記pH−範囲内で上記の界面
    活性剤の存在下それぞれ縮合させることを特徴とする上
    記製造方法。
  2. 【請求項2】4−クロル−3−ニトロベンゾールスルホ
    クロリドとアミンとの縮合を界面活性剤としてのアルキ
    ルスルホネート、アルアルキルスルホネート、アルキル
    ナフタリンスルホネート、ポリグルコールエーテル、ア
    ルキル−フエニルポリグリコールエーテル、アルキルナ
    フチルポリグリコールエーテル又はナフタリンスルホン
    酸とホルムアルデヒドとの縮合生成物の存在下で実施す
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】4−クロル−3−ニトロベンゾールスルホ
    クロリドとアミンとの反応の際、塩基性縮合剤として炭
    酸ナトリウム、炭酸水素カリウム又は水酸化リチウム、 −ナトリウム又は−カリウムの希釈水性溶液を使用する
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
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