JPH07116013B2 - シャンプー剤 - Google Patents
シャンプー剤Info
- Publication number
- JPH07116013B2 JPH07116013B2 JP8638089A JP8638089A JPH07116013B2 JP H07116013 B2 JPH07116013 B2 JP H07116013B2 JP 8638089 A JP8638089 A JP 8638089A JP 8638089 A JP8638089 A JP 8638089A JP H07116013 B2 JPH07116013 B2 JP H07116013B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- quaternary nitrogen
- shampoo
- lanolin
- soluble polymer
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- Cosmetics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の利用分野 本発明はシャンプー、さらに詳しくは優れたリンス効果
および高い安全性を有する低刺激性洗浄剤組成物に関す
る。
および高い安全性を有する低刺激性洗浄剤組成物に関す
る。
従来技術およびその課題 従来シャンプーには、アルキルサルフェート、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテルサルフェート、α−オレフ
ィンスルホン酸塩等のアニオン活性剤;脂肪酸アルキロ
ールアミド等のノニオン活性剤;アルキルベタイン型、
アルキルアミドベタイン型、アルキルイミダゾリニウム
ベタイン型、アルキルアミンオキシド型等の両性活性剤
等の界面活性剤が単独で、あるいは混合して配合されて
いる。
シエチレンアルキルエーテルサルフェート、α−オレフ
ィンスルホン酸塩等のアニオン活性剤;脂肪酸アルキロ
ールアミド等のノニオン活性剤;アルキルベタイン型、
アルキルアミドベタイン型、アルキルイミダゾリニウム
ベタイン型、アルキルアミンオキシド型等の両性活性剤
等の界面活性剤が単独で、あるいは混合して配合されて
いる。
しかしながら、前記界面活性剤を配合した従来のシャン
プーでは、洗髪およびススギ気に髪のもつれ、激しいキ
シミ感があり、また乾燥時髪がパサパサした感じになっ
て、髪のまとまりが悪くなる。さらに、櫛通りが悪く、
ヘアフライが生じるなどの問題もある。
プーでは、洗髪およびススギ気に髪のもつれ、激しいキ
シミ感があり、また乾燥時髪がパサパサした感じになっ
て、髪のまとまりが悪くなる。さらに、櫛通りが悪く、
ヘアフライが生じるなどの問題もある。
第四級窒素含有水溶性ポリマーは、洗髪時やススギ時に
アニオン界面活性剤や両性界面活性剤と不溶性の錯塩を
形成し、毛髪表面に吸着膜を形成することが知られてい
る。そこでシャンプーの使用感を改善するために、第四
級窒素含有水溶性ポリマーを添加する提案がなされてい
る。
アニオン界面活性剤や両性界面活性剤と不溶性の錯塩を
形成し、毛髪表面に吸着膜を形成することが知られてい
る。そこでシャンプーの使用感を改善するために、第四
級窒素含有水溶性ポリマーを添加する提案がなされてい
る。
しかしながら、このようなシャンプーは、結膜、虹彩に
対して刺激が強く、また単純な水洗いでは容易に錯塩が
除去できないため、眼に入った場合、眼への刺激が長期
にわたる。さらに、一般に第四級窒素含有水溶性ポリマ
ーとアニオン活性剤との組み合わせにより形成される錯
塩は、洗髪、ススギ時における析出量が十分でないため
使用感改善の効果は低い。
対して刺激が強く、また単純な水洗いでは容易に錯塩が
除去できないため、眼に入った場合、眼への刺激が長期
にわたる。さらに、一般に第四級窒素含有水溶性ポリマ
ーとアニオン活性剤との組み合わせにより形成される錯
塩は、洗髪、ススギ時における析出量が十分でないため
使用感改善の効果は低い。
また、洗髪後の仕上りを改善する他の提案としては、ア
ニオン界面活性剤および/または両性界面活性剤、カチ
オン化ラノリンおよび1−ヒドロキシ−2−ピリドン塩
からなるシャンプー組成物(特開昭58−191797号)もあ
る。しかしながら、洗髪時やススギ時の髪のもつれや激
しいキシミを改善することはできず、また、髪質によっ
ては洗髪乾燥後、ベタツキ感を与える等の問題がある。
ニオン界面活性剤および/または両性界面活性剤、カチ
オン化ラノリンおよび1−ヒドロキシ−2−ピリドン塩
からなるシャンプー組成物(特開昭58−191797号)もあ
る。しかしながら、洗髪時やススギ時の髪のもつれや激
しいキシミを改善することはできず、また、髪質によっ
ては洗髪乾燥後、ベタツキ感を与える等の問題がある。
一方、従来から使用されている直鎖アルキルスルホコハ
ク酸塩と第四級窒素含有水溶性ポリマーを配合した場
合、洗髪時やススギ時に多量の錯塩が析出し毛髪に過剰
に吸着するため、錯塩のビルドアップ現象が起こり、髪
のごわつき、櫛通りが悪くなるという問題がある。ま
た、両性活性剤では、第四級窒素含有水溶性ポリマーと
の錯塩析出現象がpHの影響を大きく受けるため、十分な
析出量を得ようとした場合、剤型設計上の制約がある。
ク酸塩と第四級窒素含有水溶性ポリマーを配合した場
合、洗髪時やススギ時に多量の錯塩が析出し毛髪に過剰
に吸着するため、錯塩のビルドアップ現象が起こり、髪
のごわつき、櫛通りが悪くなるという問題がある。ま
た、両性活性剤では、第四級窒素含有水溶性ポリマーと
の錯塩析出現象がpHの影響を大きく受けるため、十分な
析出量を得ようとした場合、剤型設計上の制約がある。
本発明者らは前記問題点に鑑み鋭意検討を重ねた結果、
前記第四級窒素含有水溶性ポリマーと分枝アルキル基を
有するモノアルキルスルホコハク酸誘導体にさらにカチ
オン化ラノリンを配合することにより、皮膚や粘膜に対
する安全性とリンス効果に優れたシャンプーが得られる
ことを知り、本発明を完成するに至った。
前記第四級窒素含有水溶性ポリマーと分枝アルキル基を
有するモノアルキルスルホコハク酸誘導体にさらにカチ
オン化ラノリンを配合することにより、皮膚や粘膜に対
する安全性とリンス効果に優れたシャンプーが得られる
ことを知り、本発明を完成するに至った。
課題を解決するための手段 すなわち本発明は、 (a)後記式[I]で表されるスルホコハク酸誘導体0.
1〜20重量%、 (b)第四級窒素含有水溶性ポリマー0.01〜2重量%、
および (c)カチオン化ラノリンの一種または二種以上を含有
し、かつ(a)と(b)との配合比b/aが0.005〜10であ
ることを特徴とするシャンプー剤を提供するものであ
る。
1〜20重量%、 (b)第四級窒素含有水溶性ポリマー0.01〜2重量%、
および (c)カチオン化ラノリンの一種または二種以上を含有
し、かつ(a)と(b)との配合比b/aが0.005〜10であ
ることを特徴とするシャンプー剤を提供するものであ
る。
本発明シャンプー剤に配合されるスルホコハク酸誘導体
は下式[I]: 〔式中、M1およびM2は各々別個に水素、アルカリ金属、
NH4またはアルカノールアミンから誘導されるカチオ
ン; Aは−OC2H4−または Xは1〜15の整数;mおよびnは1〜14の整数であり、m
+nは9〜15〕 で表される。
は下式[I]: 〔式中、M1およびM2は各々別個に水素、アルカリ金属、
NH4またはアルカノールアミンから誘導されるカチオ
ン; Aは−OC2H4−または Xは1〜15の整数;mおよびnは1〜14の整数であり、m
+nは9〜15〕 で表される。
かかるスルホコハク酸誘導体としては、例えば、ソフタ
ノールMES−3、ソフタノールMES−7、ソフタノールME
S−12(日本触媒化学工業(株)製)などが挙げられ
る。
ノールMES−3、ソフタノールMES−7、ソフタノールME
S−12(日本触媒化学工業(株)製)などが挙げられ
る。
該誘導体を得るには、特開昭54−24818号公報に開示の
ごとく、無水マレイン酸とアルコール類とを反応させ
て、高純度のマレイン酸モノアルコール類エステルを製
造し、ついで特開昭54−24825号公報に開示の方法によ
りスルホン化を行うことにより得られる。なお、式
[I]において、 の場合は、前記反応においてエチレンオキシドの代わり
にプロピレンオキシドを用いる。
ごとく、無水マレイン酸とアルコール類とを反応させ
て、高純度のマレイン酸モノアルコール類エステルを製
造し、ついで特開昭54−24825号公報に開示の方法によ
りスルホン化を行うことにより得られる。なお、式
[I]において、 の場合は、前記反応においてエチレンオキシドの代わり
にプロピレンオキシドを用いる。
該スルホコハク酸誘導体の配合量は組成物中0.1〜20重
量%、好ましくは0.5〜15重量%である。配合量がこれ
より少ないと、錯塩の毛髪への吸着量が少ない為に十分
なリンス効果を発揮することができない。一方、この範
囲を超えると、ゲル化や分離を起こす可能性があり、好
ましくない。
量%、好ましくは0.5〜15重量%である。配合量がこれ
より少ないと、錯塩の毛髪への吸着量が少ない為に十分
なリンス効果を発揮することができない。一方、この範
囲を超えると、ゲル化や分離を起こす可能性があり、好
ましくない。
つぎに、本発明のシャンプーに配合される他の成分であ
る第四級窒素含有水溶性ポリマーとしては、第四級窒素
含有セルロースエーテル、第四級窒素含有スターチ、第
四級窒素含有ポリ(トリアルキルアミノエチルメタクリ
レート)および第四級窒素含有ポリビニルピロリドン、
ジアリル第四級アンモニウム塩の重合物、第四級窒素含
有グアーガム、第四級窒素含有ポリペプタイド、第四級
窒素含有キチン、第四級窒素含有シリコンを挙げること
ができ、これらの1種または2種以上を混合して使用す
ることができる。これら第四級窒素含有水溶性ポリマー
の分子量は2000〜3,000,000が好ましく、また窒素含有
率は0.2〜5%、好ましくは0.5〜1.5%である。
る第四級窒素含有水溶性ポリマーとしては、第四級窒素
含有セルロースエーテル、第四級窒素含有スターチ、第
四級窒素含有ポリ(トリアルキルアミノエチルメタクリ
レート)および第四級窒素含有ポリビニルピロリドン、
ジアリル第四級アンモニウム塩の重合物、第四級窒素含
有グアーガム、第四級窒素含有ポリペプタイド、第四級
窒素含有キチン、第四級窒素含有シリコンを挙げること
ができ、これらの1種または2種以上を混合して使用す
ることができる。これら第四級窒素含有水溶性ポリマー
の分子量は2000〜3,000,000が好ましく、また窒素含有
率は0.2〜5%、好ましくは0.5〜1.5%である。
かかる第四級窒素含有水溶性ポリマーは水溶性ポリマー
と第四級窒素導入剤を反応させる方法、あるいは第四級
化物を重合、または重合時に4級化する方法(特開昭57
−116006、特開昭58−158799参照)により製造すること
ができる。この場合、水溶性ポリマーとしてはセルロー
スエーテル、スターチ、ポリビニルピロリドン等を挙げ
ることができる。また、第四級窒素導入剤としてはグリ
シジルトリメチルアンモニウムハライドや3−ハロゲノ
−2−ヒドロキシプロピルトリアルキルアンモニウムハ
ライド等を挙げることができる。
と第四級窒素導入剤を反応させる方法、あるいは第四級
化物を重合、または重合時に4級化する方法(特開昭57
−116006、特開昭58−158799参照)により製造すること
ができる。この場合、水溶性ポリマーとしてはセルロー
スエーテル、スターチ、ポリビニルピロリドン等を挙げ
ることができる。また、第四級窒素導入剤としてはグリ
シジルトリメチルアンモニウムハライドや3−ハロゲノ
−2−ヒドロキシプロピルトリアルキルアンモニウムハ
ライド等を挙げることができる。
したがって、これら第四級窒素含有ポリマーとして具体
的には、ガフコート#755(ガフ社製)に代表される第
四級窒素含有ポリビニルピロリドン、ポリマーJR−12
5、JR−400、JR−30M(ユニオンカーバイド社製)に代
表される第四級窒素含有セルロースエーテル誘導体、エ
ポミンP−1000(日本触媒化学工業社製)に代表される
ポリエチレンイミン、セルコートH100、L200(ナショナ
ルスターチ社製)に代表されるジメチルジアリルアンモ
ニウムクロライド誘導体、ナルコ600(ナルコケミカル
社製)に代表されるテトラエチルペンタミンとエピクロ
ロヒドリンの水溶性カチオン性ポリマー、スミフロック
(住友化学社製)に代表される第四級窒素含有ポリ(ト
リアルキルアミノエチルメタクリレート)誘導体、ジャ
ガーC−13S(メイホール社製)、コスメディアグアC
−261(ヘンケル社製)に代表される第四級窒素含有グ
アーガム、レテン220(ハーキュレス社製)に代表され
るβ−メタクリロキシエチルトリメチルアンモニウム誘
導体、プロモイスW−52Q(成和化成社製)に代表され
る第四級窒素含有ポリペプタイドなどが挙げられる。
的には、ガフコート#755(ガフ社製)に代表される第
四級窒素含有ポリビニルピロリドン、ポリマーJR−12
5、JR−400、JR−30M(ユニオンカーバイド社製)に代
表される第四級窒素含有セルロースエーテル誘導体、エ
ポミンP−1000(日本触媒化学工業社製)に代表される
ポリエチレンイミン、セルコートH100、L200(ナショナ
ルスターチ社製)に代表されるジメチルジアリルアンモ
ニウムクロライド誘導体、ナルコ600(ナルコケミカル
社製)に代表されるテトラエチルペンタミンとエピクロ
ロヒドリンの水溶性カチオン性ポリマー、スミフロック
(住友化学社製)に代表される第四級窒素含有ポリ(ト
リアルキルアミノエチルメタクリレート)誘導体、ジャ
ガーC−13S(メイホール社製)、コスメディアグアC
−261(ヘンケル社製)に代表される第四級窒素含有グ
アーガム、レテン220(ハーキュレス社製)に代表され
るβ−メタクリロキシエチルトリメチルアンモニウム誘
導体、プロモイスW−52Q(成和化成社製)に代表され
る第四級窒素含有ポリペプタイドなどが挙げられる。
これら第四級窒素含有水溶性ポリマーのシャンプー組成
物中への配合量は0.01〜2重量%である。配合量が0.01
%より少ないと、錯塩析出効果が十分でないためリンス
効果が発揮され難く、一方、2重量%を超えると錯塩の
毛髪への過剰な付着によりビルドアップ現象が起こり、
髪に“ごわつき感”や“パサツキ感”を生ずる。
物中への配合量は0.01〜2重量%である。配合量が0.01
%より少ないと、錯塩析出効果が十分でないためリンス
効果が発揮され難く、一方、2重量%を超えると錯塩の
毛髪への過剰な付着によりビルドアップ現象が起こり、
髪に“ごわつき感”や“パサツキ感”を生ずる。
さらに、本発明のシャンプー組成物において、前記スル
ホコハク酸誘導体(a)と第四級窒素含有水溶性ポリマ
ー(b)との比(b)/(a)は、0.005〜10である。
かかる配合比が0.005より小さいと、生成する錯塩体が
可溶化してしまうために錯塩の十分な析出をさせること
ができず、リンス効果が十分でない。一方、10を超える
と、錯塩の毛髪表面への吸着量が多すぎる為、錯塩のビ
ルドアップ現象が起こり、十分なリンス効果が得られな
い。
ホコハク酸誘導体(a)と第四級窒素含有水溶性ポリマ
ー(b)との比(b)/(a)は、0.005〜10である。
かかる配合比が0.005より小さいと、生成する錯塩体が
可溶化してしまうために錯塩の十分な析出をさせること
ができず、リンス効果が十分でない。一方、10を超える
と、錯塩の毛髪表面への吸着量が多すぎる為、錯塩のビ
ルドアップ現象が起こり、十分なリンス効果が得られな
い。
さらに、本発明シャンプー剤にはカチオン化ラノリンが
配合される。カチオン化ラノリンはラノリン誘導体を四
級化させたものであり、これらの一種または二種以上を
混合して用いることができる。ラノリン誘導体として
は、ラノリンアルコール、アセチル化ラノリンアルコー
ル、還元ラノリンエーテル、ポリオキシエチレンラノリ
ンエーテル、ポリプロピレンラノリンエーテル、ラノリ
ン脂肪酸アミドアミン、ラノリンポリオキシエチレング
ルコース誘導体、ラノリンポリプロピレングルコース誘
導体などが用いられる。かかるカチオン化ラノリンの代
表的なものとしては、例えばLANOQUAT 50(Emery PCPG
社製)、ラノコートDES50(日光ケミカルズ社製)、カ
チオンLQ(三洋化成工業社製)などが挙げられる。
配合される。カチオン化ラノリンはラノリン誘導体を四
級化させたものであり、これらの一種または二種以上を
混合して用いることができる。ラノリン誘導体として
は、ラノリンアルコール、アセチル化ラノリンアルコー
ル、還元ラノリンエーテル、ポリオキシエチレンラノリ
ンエーテル、ポリプロピレンラノリンエーテル、ラノリ
ン脂肪酸アミドアミン、ラノリンポリオキシエチレング
ルコース誘導体、ラノリンポリプロピレングルコース誘
導体などが用いられる。かかるカチオン化ラノリンの代
表的なものとしては、例えばLANOQUAT 50(Emery PCPG
社製)、ラノコートDES50(日光ケミカルズ社製)、カ
チオンLQ(三洋化成工業社製)などが挙げられる。
カチオン化ラノリンの配合量は、組成物中0.05〜5重量
%である。配合量が上記範囲より少ないと、洗髪乾燥後
のリンス効果が充分でなく、一方、上記範囲を超えると
洗髪ススギ時にキシミや髪のもつれを生じたり、洗髪乾
燥後、髪質によってはベタツキを与えることがあるため
好ましくない。
%である。配合量が上記範囲より少ないと、洗髪乾燥後
のリンス効果が充分でなく、一方、上記範囲を超えると
洗髪ススギ時にキシミや髪のもつれを生じたり、洗髪乾
燥後、髪質によってはベタツキを与えることがあるため
好ましくない。
本発明のシャンプー組成物は、さらに平均分子量5000〜
25000、好ましくは10000〜25000の高分子量加水分解コ
ラーゲンを配合することによりリンス効果が向上し、髪
のまとまりがよくなる。加水分解コラーゲンの分子量が
5000未満のものは毛髪との親和性が低く、リンス効果の
向上が望めない。また刺激緩和効果も小さい。なお、配
合量は好ましくは0.1〜10%、更に好ましくは0.5〜5%
である。かかる加水分解コラーゲンは動物の結合組織を
化学処理あるいは生化学処理して得られ、例えば、GELI
TA−SOL C(ゲリタ社製)などが挙げられる。
25000、好ましくは10000〜25000の高分子量加水分解コ
ラーゲンを配合することによりリンス効果が向上し、髪
のまとまりがよくなる。加水分解コラーゲンの分子量が
5000未満のものは毛髪との親和性が低く、リンス効果の
向上が望めない。また刺激緩和効果も小さい。なお、配
合量は好ましくは0.1〜10%、更に好ましくは0.5〜5%
である。かかる加水分解コラーゲンは動物の結合組織を
化学処理あるいは生化学処理して得られ、例えば、GELI
TA−SOL C(ゲリタ社製)などが挙げられる。
本発明組成物に添加される他の成分としては、アニオ
ン、カチオン、ノニオン、両性の各界面活性剤、香料、
色素、防腐剤、UV吸収剤、酸化防止剤、pH調整剤、薬効
剤、ハイドロトロープ剤、清涼剤、植物抽出エキス、パ
ール化剤、粘度調整剤など、シャンプー組成物の成分と
して公知のものを本発明の効果を損なわない範囲で配合
してもよい。
ン、カチオン、ノニオン、両性の各界面活性剤、香料、
色素、防腐剤、UV吸収剤、酸化防止剤、pH調整剤、薬効
剤、ハイドロトロープ剤、清涼剤、植物抽出エキス、パ
ール化剤、粘度調整剤など、シャンプー組成物の成分と
して公知のものを本発明の効果を損なわない範囲で配合
してもよい。
実施例 つぎに、本発明を実施例および比較例により更に詳しく
説明する。
説明する。
第1表に記載の組成にて常法によりシャンプー剤を調製
した。下記に示す方法により各シャンプーを評価した結
果を第1表に合わせ示す。
した。下記に示す方法により各シャンプーを評価した結
果を第1表に合わせ示す。
(1)しなやかさ、なめらかさ:20g、長さ約10cmの毛束
を10%シャンプー溶液50ml中に40℃、2分間浸漬し、更
に40℃の水を450ml混合し均一とし後に、毛束を取り出
し水洗する。20℃、65RH%にて一昼夜乾燥させる。同様
に、第四級化窒素含有水溶性ポリマーを含まないシャン
プーで処理したものを対照とする。
を10%シャンプー溶液50ml中に40℃、2分間浸漬し、更
に40℃の水を450ml混合し均一とし後に、毛束を取り出
し水洗する。20℃、65RH%にて一昼夜乾燥させる。同様
に、第四級化窒素含有水溶性ポリマーを含まないシャン
プーで処理したものを対照とする。
20℃65RH%におけるパネラー(N=5)の触感テスト ◎:対照に比べしなやかさ・滑らかさを感じる人が5人 ○:対照に比べしなやかさ・滑らかさを感じる人が3人
以上5人未満 ×:対照に比べしなやかさ・滑らかさを感じる人が2人
以下 (2)櫛通り:10g、長さ10cmの毛束を上記(1)と同様
の処理をした。ついで、20℃、65RH%の条件下、平櫛を
ストレインゲージに固定した測定装置を用いて櫛解くと
きの平櫛にかかる力を測定する。対照は上記と同じ。
以上5人未満 ×:対照に比べしなやかさ・滑らかさを感じる人が2人
以下 (2)櫛通り:10g、長さ10cmの毛束を上記(1)と同様
の処理をした。ついで、20℃、65RH%の条件下、平櫛を
ストレインゲージに固定した測定装置を用いて櫛解くと
きの平櫛にかかる力を測定する。対照は上記と同じ。
◎:対照に比べ、かかる力が15%以上少ない。
○:対照に比べ、かかる力が10%以上15%未満少ない。
×:それ以外 (3)ヘアフライ:30g、長さ20cmの毛束を上記処理した
後、20℃、10RH%の12時間以上放置する。ナイロン製の
ブラシで10回連続してブラッシングした直後の毛束先端
の広がりを測定する。
後、20℃、10RH%の12時間以上放置する。ナイロン製の
ブラシで10回連続してブラッシングした直後の毛束先端
の広がりを測定する。
○:15mm以内 ×:15mmより大きい (4)皮膚一次刺激性試験:Hartley系白色モルモットの
雄10匹を1群とする。サンプルの25%水溶液0.1cc塗布
したバッチテスト用絆創膏を剃毛部位に24時間閉塞貼布
する。除去後、試料を拭きとり1時間、24時間及び48時
間後に下記の基準により判定する。
雄10匹を1群とする。サンプルの25%水溶液0.1cc塗布
したバッチテスト用絆創膏を剃毛部位に24時間閉塞貼布
する。除去後、試料を拭きとり1時間、24時間及び48時
間後に下記の基準により判定する。
判定基準(刺激強度): 肉眼的に変化なし − 軽度の紅斑 ± 中程度の紅斑 + 強度の紅斑および浮腫 ++ ○:刺激強度+以上の例数が4以下 ×:刺激強度+以上の係数が5以上 (5)眼粘膜一次刺激性試験:日本白色家兎3羽を1群
とする。サンプル50%水溶液を0.1cc下眼瞼内に投与
し、その後、1.4、24、48、78時間後および4日、7日
後に観察する。
とする。サンプル50%水溶液を0.1cc下眼瞼内に投与
し、その後、1.4、24、48、78時間後および4日、7日
後に観察する。
判定基準:Draizeの眼刺激評価点数表に従う。
○:7日後における平均合計点が15点未満 ×:7日後における平均合計点が15点以上 (6)保存安定性:40℃及び−5℃に1ケ月放置し、外
観、粘度を初期品と比較し判断する。
観、粘度を初期品と比較し判断する。
○:差を認めない ×:差を認める (7)総合評価: ○:(1)〜(6)の項目すべてが○または◎である。
×:(1)〜(6)のうち1つ以上×がある。
なお、第1表中、化合物A〜Eはつぎの化合物を意味す
る。
る。
発明の効果 本発明のシャンプー剤によれば、洗髪乾燥後の毛髪がし
なやかさ、なめらかさに富み、静電気発生によるヘアフ
ライ現象が防止され、櫛通りが顕著に改善されるなど、
優れたリンス効果を示す。また皮膚や眼に対する刺激が
極めて低く安全性が高い。
なやかさ、なめらかさに富み、静電気発生によるヘアフ
ライ現象が防止され、櫛通りが顕著に改善されるなど、
優れたリンス効果を示す。また皮膚や眼に対する刺激が
極めて低く安全性が高い。
Claims (2)
- 【請求項1】(a)下式: 〔式中、M1およびM2は各々別個に水素、アルカリ金属、
NH4またはアルカノールアミンから誘導されるカチオ
ン; Aは−OC2H4−または Xは1〜15の整数;mおよびnは1〜14の整数であり、m
+nは9〜15〕 で表されるスルホコハク酸誘導体0.1〜20重量%、 (b)第四級窒素含有水溶性ポリマー0.01〜2重量%、
および (c)カチオン化ラノリンの一種または二種以上 を含有し、かつ(a)と(b)との配合比b/aが0.005〜
10であることを特徴とするシャンプー剤。 - 【請求項2】平均分子量5000〜25,000の加水分解コラー
ゲンを配合した前記請求項1記載のシャンプー剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8638089A JPH07116013B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | シャンプー剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8638089A JPH07116013B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | シャンプー剤 |
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