JPH07115769A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH07115769A
JPH07115769A JP5258096A JP25809693A JPH07115769A JP H07115769 A JPH07115769 A JP H07115769A JP 5258096 A JP5258096 A JP 5258096A JP 25809693 A JP25809693 A JP 25809693A JP H07115769 A JPH07115769 A JP H07115769A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】抵抗チョッパ装置または順変換装置の運転、停
止が繰り返されることが無く、安定に運転を継続して行
うことのできる電力変換装置を得る。 【構成】交流電力を直流電力に変換する順変換装置3の
直流出力電力を半導体スイッチを介して接続された抵抗
で消費する抵抗チョッパ装置5と、3からの直流電力を
交流電力にを供給する逆変換装置8からなるものであっ
て、8がカ行運転している時、3の電流を検出して、予
め設定された電流値以上になったことを検出する電流検
出手段42と、この42から検出信号が入力されると、
予め設定された電流設定値に電流補正値を加え電流設定
値を増加する手段30,31と、予め設定された電流設
定値に電流補正値を加えた電流値以上になったことを検
出する電流検出手段43と、この43から検出信号が入
力されると、抵抗チョッパ装置5を停止し、電流設定値
から電流補正値を差し引く手段とを具備したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は順変換装置を用い直流出
力側に抵抗チョッパ装置を備え、更に逆変換装置の負荷
として例えばリニアモータを接続する電力変換装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は、この種従来の電力変換装置の概
略構成を示す図であり、交流電力系統1から順変換器用
変圧器2を介して直流電流に変換する順変換装置(コン
バータ)3が接続され、順変換装置3の出力側にリップ
ルを軽減する直流リアクトル4を設け、この直流出力側
に直流電力を半導体スイッチを介して接続された抵抗器
6で直流電力を消費するチョッパ装置5と、直流系統に
接続された電圧型インバータ用の電力コンデンサ7と順
逆変換動作可能な逆変換装置(インバータ変換装置)8
からインバータ変換器用変圧器9を介して負荷系統10
に交流電力を供給するようにしている。
【0003】又、各装置3,5,8を制御するための電
流検出器11、12、13や、直流電圧検出器14を設
けている。このような電力変換装置における、各変換器
の制御特性について説明する。
【0004】一般的な順変換装置3の特性を図6に示
し、縦軸に直流電圧、横軸に直流電流としたとき、交流
系統電圧と変換器用変圧器のインピーダンスに依って定
まる制御角α一定制御特性、定電圧制御系により直流電
圧を一定にする定電圧特性、さらに順変換装置3の過負
荷防止のため定電流制御系による直流電圧垂下を行うた
め定電流特性を備えている。
【0005】抵抗チョッパ装置5の特性を図7に示し、
縦軸に直流電圧、横軸にチョッパ電流としたとき、抵抗
器6の特性、定電圧制御系により直流電圧を一定にする
定電圧特性、この定電圧制御系の電圧基準値は順変換装
置3の電圧基準値より数%高く設定している。さらに定
電流制御系による順変換装置3の直流電流制御特性、
又、チョッパ装置5の導通角による運転特性を各々備
え、チョッパ装置5の運転領域は、導通角最小特性、定
電圧特性、導通角最大特性で定まる領域である。
【0006】逆変換装置8の特性を図8に示し、縦軸に
直流電圧、横軸にインバータ電流としたとき、負荷は一
定であると仮定すると逆変換装置8を通過する電力は一
定になり、順変換動作特性(カ行中)、逆変換動作特性
(回生中)は各々双曲線となる。
【0007】次に、図5の電力変換装置の全体制御協調
について、図9、図10を参照して説明する。電流値の
数字のベース値は、順変換装置3の容量ベースとしてい
る。逆変換装置8がカ行運転状態の時を図9に示し、車
両走行を開始してインバータ電流が10%未満で走行中
は各変換器の運転点は(1) で運転され抵抗チョッパ装置
5は電流制御で運転され順変換装置3の電流を10%流
れるように制御している。
【0008】順変換装置3においては、直流電圧制御に
より直流電圧を一定にするように制御している。速度が
上がり、インバータ電流は10%程度になり運転点(2)
を通過し更に、速度が上がりインバータ電流は10%以
上になり運転点(3) になると抵抗チョッパ装置5を停止
状態に移行し、インバータ電流はすべて順変換装置3か
ら供給される。車両が目的地に近づき速度を下げてイン
バータ電流は10%程度になり更に、インバータ電流が
減少した時、抵抗チョッパ装置5を運転状態に移行し運
転点(2) 及び(1) となり順変換装置3の電流が10%流
れるように制御され、インバータ電流の増減は抵抗チョ
ッパ装置5で吸収される。
【0009】一方、インバータが回生運転状態の時を図
10に示し、車両ブレーキがかかり、回生動作に入った
直後は、順変換装置3は運転しているので、各変換器の
運転点は(1)となり、順変換装置3の電流が10%流れ
るよう抵抗チョッパ装置5により制御されている。
【0010】次に、順変換装置3は停止状態に移行し、
運転点(2) となり抵抗チョッパ装置5は順変換装置3の
直流電圧制御基準値より数%高い値(例えば103%)
を直流電圧制御基準値とする定電圧特性により制御し、
直流電圧を抵抗チョッパ装置5が制御して回生電流は抵
抗器6に流れている状態となり、回生電流の増減は抵抗
チョッパ装置5で吸収され、さらに、回生電力が減少し
た場合は順変換装置3を運転状態に移行し、運転点(3)
となる。
【0011】以上述べた協調制御を行うため、抵抗チョ
ッパ装置5において、図12に示す信号制御ブロック図
により制御を行っている。図5と同一符号のものは、同
一構成を示しているので説明を省略する。順変換装置3
の電流を検出する電流検出器11の出力信号、と逆変換
装置8を流れる電流を検出する電流検出器13の出力信
号をそれぞれ加算器47、加算器48に入力する。
【0012】カ行運転中は、電流設定回路(1) 40の出
力信号と、順変換装置3を流れる電流を加算器47で加
算し、電流値が電流設定値と同じ電流が流れたことによ
り、出力するレベル検出回路(LD)42に入力し、レ
ベル検出回路42の出力は、AND回路(論理積回路)
44の片側の信号となる。AND回路44のもう一方の
信号には、逆変換装置8の運転状態信号が入力され、カ
行運転しているときは“1”レベルとなる。
【0013】AND回路44では、各々の入力信号状態
を判別し抵抗チョッパ装置5を運転又は、停止する信号
を出力するようにしている。電流設定回路(2) 41の出
力信号と、逆変換装置8を流れる電流を加算器48で加
算し、電流値が電流設定値と同じ電流が流れたことによ
り出力するレベル検出回路(LD)43に入力し、レベ
ル検出回路43の出力は、AND回路(論理積回路)4
5の片側の信号となる。AND回路45のもう一方の信
号には、逆変換装置8の運転状態信号が入力され、カ行
運転しているときはNOT回路(論理否定回路)46に
より“0”レベルとなる。
【0014】AND回路45では、各々の入力信号状態
を判別し順変換装置3を運転又は、停止する信号を出力
するようにしている。次に抵抗チョッパ装置5の制御装
置について説明する。
【0015】図11は一般的な制御ブロック図を示し、
順変換装置3の電流を検出する電流検出器11の出力信
号と電流基準回路21の出力信号は、加算器27で符号
を反転して加算し、定電流制御回路23に入力し、順変
換装置3に流れる電流を制御する。又、直流電圧を検出
する直流電圧検出器14の出力信号と電圧基準回路20
の出力信号は、加算器26で符号を反転して加算し、定
電圧制御回路22に入力し、直流電圧を一定に制御す
る。
【0016】さらに、抵抗チョッパ装置5の最大及び最
小導通角を定めるリミッタ回路24を設け、各回路2
2,23,24の出力は制御信号選択回路25に入力
し、図7に示す制御特性が得られるようにしている。
【0017】このように構成された電力変換装置におい
て、制御協調運転している時、図9のように、インバー
タ変換装置のカ行電流が10%程度になった場合、抵抗
チョッパ装置5は最小導通角での運転状態となっている
時、抵抗チョッパ装置5が停止すると順変換装置3を流
れる電流が10%以下に減少するため、制御装置におい
て再び抵抗チョッパ装置5が運転されるため10%付近
の運転領域で運転、停止が繰り返される。
【0018】一方、インバータ変換装置8が回生運転状
態の時、車両ブレーキがかかり、図10に示すように回
生動作に入った直後は順変換装置3は運転されていて、
順変換装置3の電流が10%流れるように制御されてい
る。
【0019】次に、順変換装置3は停止状態に移行し、
抵抗チョッパ装置5は順変換装置3の直流電圧制御基準
値より数%高い値(例えば103%)を直流電圧制御基
準値とする定電圧特性により制御し、直流電圧を抵抗チ
ョッパ装置5が制御して回生電流は抵抗器6に流れてい
る状態となる。
【0020】回生電流の増減は抵抗チョッパ装置5で吸
収され、逆変換装置8からの回生電力が抵抗チョッパ装
置5の最小導通角運転時の電力以下であれば、直流電圧
は低下する。この電圧低下を防止するため順変換装置3
は運転されるが、この領域で順変換装置3が運転、停止
が繰り返されるなどの問題点がある。
【0021】そこで本発明の目的は、抵抗チョッパ装置
または順変換装置の運転、停止が繰り返されることが無
く、安定に運転を継続して行うことのできる電力変換装
置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に対応する発明によれば、交流電力を直流
電力に変換する順変換装置と、この直流出力側に直流電
力を半導体スイッチを介して接続された抵抗で消費する
抵抗チョッパ装置と、直流系統に接続された逆変換動作
により得られる交流電力を供給する逆変換装置からなる
電力変換装置において、前記逆変換装置がカ行運転して
いる時、前記順変換装置の出力電流を検出して、予め設
定された電流値以上になったことを検出する第1の電流
検出手段と、この第1の電流検出手段から検出信号が入
力されると、予め設定された電流設定値に電流補正値を
加え電流設定値を増加させる電流補正手段と、予め設定
された電流設定値に電流補正値を加えた電流値以上にな
ったことを検出する第2の電流検出手段と、この第2の
電流検出手段からの検出信号が入力されると、前記抵抗
チョッパ装置を停止し、前記電流設定値から電流補正値
を差し引く手段とを具備した電力変換装置である。
【0023】前記目的を達成するために、請求項2に対
応する発明によれば、交流電力を直流電力に変換する順
変換装置と、この直流出力側に直流電力を半導体スイッ
チを介して接続された抵抗で消費する抵抗チョッパ装置
と、直流系統に接続された逆変換動作により得られる交
流電力を供給する逆変換装置からなる電力変換装置にお
いて、前記逆変換装置が回生運転している時、前記逆変
換装置の入力電流を検出して、予め設定された電流値以
上になったことを検出する第3の電流検出手段と、この
第3の電流検出手段から検出信号が入力されると、前記
順変換装置を停止し、予め設定された電流値以上になっ
たことを検出する第4の電流検出手段と、この第4の電
流検出手段から検出信号が入力されると、前記順変換装
置を運転する運転手段とを具備した電力変換装置であ
る。
【0024】前記目的を達成するために、請求項3に対
応する発明によれば、交流電力を直流電力に変換する順
変換装置と、この直流出力側に直流電力を半導体スイッ
チを介して接続された抵抗で消費する抵抗チョッパ装置
と、直流系統に接続された逆変換動作により得られる交
流電力を供給する逆変換装置からなる電力変換装置にお
いて、前記逆変換装置がカ行運転している時、前記順変
換装置の出力電流を検出して、予め設定された電流値以
上になったことを検出する第1の電流検出手段と、この
第1の電流検出手段から検出信号が入力されると、予め
設定された電流設定値に電流補正値を加え電流設定値を
増加させる電流補正手段と、予め設定された電流設定値
に電流補正値を加えた電流値以上になったことを検出す
る第2の電流検出手段と、この第2の電流検出手段から
の検出信号が入力されると、前記抵抗チョッパ装置を停
止し、前記電流設定値から電流補正値を差し引く手段
と、前記逆変換装置が回生運転している時、前記逆変換
装置の入力電流を検出して、予め設定された電流値以上
になったことを検出する第3の電流検出手段と、この第
3の電流検出手段から検出信号が入力されると、前記順
変換装置を停止し、予め設定された電流値以上になった
ことを検出する第4の電流検出手段と、この第4の電流
検出手段から検出信号が入力されると、前記順変換装置
を運転する運転手段とを具備した電力変換装置である。
【0025】
【作用】請求項1に対応する発明によれば、抵抗チョッ
パ装置は逆変換装置がカ行運転している時、抵抗チョッ
パ装置の電流制御手段に補正信号を制御し抵抗チョッパ
装置の不要な運転、停止を防止できる。
【0026】また請求項2に対応する発明によれば、逆
変換装置が回生運転している時は、抵抗チョッパ装置の
電流レベル検出手段により、運転と停止のタイミングを
制御し順変換装置の不要な運転、停止を防止でき、シス
テムの安定性を確保できる。請求項3に対応する発明に
よれば、順変換装置の運転、停止が繰り返されることが
無く、安定に運転を継続して行うことができる。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の実施例の要部、図5の抵抗チ
ョッパ装置5の概略構成を示すブロック図である。図1
1と異なる点は、加算器27に、新たに電流補正値回路
30の出力を切換スイッチ31を介して加算している。
切換スイッチ31は、図2中のフリップフロップ(F.
F)回路60の出力信号により、投入、開放操作され
る。
【0028】図2は以上述べた図1の抵抗チョッパ装置
の制御装置の概略構成を示すブロック図であり、図12
と異なる点は、新たに電流設定回路401,411、加
算器471,481、レベル検出回路(LD)421,
431、AND回路(論理積回路)441,451,4
52、フリップフロップ(F.F)回路60,61,6
2をそれぞれ付加した点である。
【0029】以下、これについて具体的に説明する。電
流設定回路(11)401は所定の電流設定値の13%の設
定値信号を出力し、この設定値信号と図5の順変換装置
3の出力電流を検出する電流検出器11の検出信号を加
算器471で加算する。レベル検出回路(LD)421
は、加算器471で加算された電流値が、所定の電流設
定値と同じになったときに信号を出力する。
【0030】レベル検出回路421は、AND回路(論
理積回路)441の第1の入力信号となり、設定時限の
間信号が連続している時出力する遅延回路(T.D)6
3にも入力する。遅延回路63の出力は、AND回路4
41の第2の入力信号となり、AND回路441の第3
の入力信号は、インバータ変換装置運転状態信号が入力
される。
【0031】AND回路441の出力は、フリップフロ
ップ(F.F)回路60のリセット信号と、フリップフ
ロップ(F.F)回路61のセット信号として入力され
る。フリップフロップ回路60のセット信号としてAN
D回路44の出力信号を入力している。
【0032】フリップフロップ回路61のリセット信号
としてAND回路44の出力信号を入力している。電流
設定回路(21)411は所定の電流設定値の5.0%の設
定値信号を出力し、この設定値信号と図5の逆変換装置
8の入力電流(インバータ変換装置電流)を検出する電
流検出器13の検出信号を加算器481で加算する。
【0033】レベル検出回路431は、加算器481で
加算された加算信号が、所定の電流設定値と同じになっ
たときに信号を出力する。レベル検出回路431の出力
は、AND回路451の第1の入力信号となり、設定時
限の間信号が連続している時出力する遅延(T.D)回
路64にも入力する。遅延回路64の出力は、AND回
路451の第2の入力信号となり、AND回路451の
第3の入力信号は、インバータ変換装置運転状態で信号
が“1”となり反転入力端子に入力される。
【0034】AND回路451の出力は、フリップフロ
ップ(F.F)回路62のセット信号と、フリップフロ
ップ(F.F)回路62のリセット信号は、AND回路
45の出力信号を入力している。
【0035】フリップフロップ回路61の出力信号は図
示していない抵抗チョッパ装置5の運転、停止操作回路
に導入し、抵抗チョッパ装置5の運転、停止を操作する
ようにしている。
【0036】又、フリップフロップ回路62の出力信号
は、図5の順変換装置3の運転、停止操作回路(図示せ
ず)に導入し、順変換装置3の運転、停止を操作するよ
うにしている。
【0037】以上のように構成された抵抗チョッパ装置
の動作について、逆変換装置8がカ行運転している時、
逆変換装置8が回生運転している時の動作を説明する。
逆変換装置がカ行運転状態の時車両走行を開始して順変
換装置3の出力電流が10%付近で運転中は図2に示す
加算器47には、電流検出器11により検出された順変
換装置3の出力電流が入力され、電流設定回路(1) 40
の設定値の10%以上になったことで、レベル検出回路
42が出力し、AND回路44の条件が成立しフリップ
フロップ(F.F)回路60から図1の切換スイッチ3
1が投入され、順変換装置電流が電流補正回路30によ
り増加した値の13%で制御され、図2に示す加算器4
71には、順変換装置の電流が入力され、電流設定回路
(11)401の設定値の13%以上になった時、レベル検
出回路421が出力し、さらに、遅延回路(T.D)の
設定した時限後、AND回路441の条件が成立しフリ
ップフロップ(F.F)回路61から抵抗チョッパ装置
の停止信号が出力し、図1の切換スイッチ31が開放さ
れる。
【0038】車両が目的地に近づき速度を下げて、順変
換装置電流が10%程度になりレベル検出回路42が出
力し、AND回路44の条件が成立しフリップフロップ
(F.F)回路60から、図1の切換スイッチ31が投
入され、フリップフロップ(F.F)回路61から抵抗
チョッパ装置の運転信号が出力し、抵抗チョッパ装置を
運転状態に移行し順変換装置電流が制御される。
【0039】一方、インバータ変換装置(インバータ)
が回生運転状態の時を図2により説明する。車両ブレー
キがかかり、回生動作に入った直後は順変換装置は運転
されていて加算器481には、インバータ変換装置の電
流が入力され電流設定回路(21)411の設定値5.0%
以下になったことで、レベル検出回路431が出力し、
さらに、遅延回路(T.D)64の設定した時限後、A
ND回路451の条件が成立しフリップフロップ(F.
F)回路62から順変換装置3の停止信号が出力し、抵
抗チョッパ装置5により順変換装置3の直流電圧制御基
準値より数%高い値(例えば103%)を直流電圧制御
基準値とする定電圧特性により制御し、直流電圧を抵抗
チョッパ装置5が制御して回生電流は抵抗器6に流れて
いる状態となり回生電流の増減は抵抗チョッパ装置で吸
収され、さらに、回生電流が減少した場合は、加算器4
8には、インバータ変換装置の電流が入力され電流設定
回路(2) 41の設定値の1.5%以下になったことで、
レベル検出回路431が出力し、AND回路45の条件
が成立しフリップフロップ(F.F)回路62から順変
換装置の運転信号が出力し、順変換装置が運転される。
【0040】本発明の実施例によれば、逆変換装置(イ
ンバータ変換装置)8が小電力でカ行運転している時、
抵抗チョッパ装置5の電流基準値に補正値を加えること
で、抵抗チョッパ装置5が停止した時でも順変換装置3
において、図3に示すように直流電流断続や、抵抗チョ
ッパ装置の不要な運転、停止が繰り返し行われない。
【0041】また逆変換装置(インバータ変換装置)8
が小電力で回生運転している時、抵抗チョッパ装置5の
最小導通角で消費する電力より回生電力量が低下した時
でも、事前に順変換装置3を運転するため、図4に示す
ように順変換装置3の不要な運転、停止が繰り返し行わ
れない。
【0042】なお、前述の実施例では、逆変換装置8の
入力電流を検出し、順変換装置3を運転、停止するよう
にしたが、抵抗チョッパ装置5の電流を検出し、順変換
装置3を運転、停止するようにしても実現することがで
きる。
【0043】又、前述の実施例では、逆変換装置8が力
行運転しているとき、順変換装置3の出力電流を電流検
出器11で検出し、また逆変換装置8が回生運転してい
るとき、逆変換装置8の入力電流を電流検出器13で検
出したが、この代りとして以下のような演算手段(図示
しない)で演算し、この演算値を使用するようにしても
よい。すなわち、演算手段は、逆変換装置8が力行運転
しているとき、順変換装置3の出力電流値(電流検出器
11で検出される電流値)は、抵抗チョッパ装置5の入
力電流値(電流検出器12で検出される電流値)と逆変
換装置8の入力電流値(電流検出器13で検出される電
流値)の和が等しくなるように演算したり、あるいは演
算手段は逆変換装置8が回生運転しているとき、抵抗チ
ョッパ装置5の入力電流値は、順変換装置3の出力電流
値と逆変換装置8の入力電流値の和が等しくなるように
演算するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、抵抗チョッパ装置また
は順変換装置の運転、停止が繰り返されることが無く、
安定に運転を継続して行うことのできる電力変換装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電力変換装置の要部の抵抗チョッ
パ装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】図1の抵抗チョッパ装置の制御装置の概略構成
を示すブロック図。
【図3】図1の電力変換装置におけるインバータ変換装
置のカ行運転中の制御特性図。
【図4】図1の電力変換装置におけるインバータ変換装
置の回生運転中の制御特性図。
【図5】本発明の対象でもある従来の電力変換装置の概
略構成を示すブロック図。
【図6】図5の順変換装置の制御特性図。
【図7】図5の抵抗チョッパ装置の制御特性図。
【図8】図5のインバータ変換装置の制御特性図。
【図9】従来の電力変換装置におけるインバータ変換装
置のカ行運転中の制御特性図。
【図10】従来の電力変換装置におけるインバータ変換
装置の回生運転中の制御特性図。
【図11】図5の従来の抵抗チョッパ装置の概略構成を
示すブロック図。
【図12】図5の従来の抵抗チョッパ装置の制御装置の
概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…交流電力系統、2…順変換器用変圧器、3…順変換
装置、4…直流リアクトル、5…抵抗チョッパ装置、6
…抵抗器、7…電力コンデンサ、8…インバータ変換装
置(逆変換装置)、9…インバータ変換器用変圧器、1
0…負荷系統、11、12、13…電流検出器、14…
直流電圧検出器、20…直流電圧基準回路、21…電流
基準回路、22…定電圧制御回路、23…定電流制御回
路、24…リミッタ回路、25…制御信号選択回路、2
6,27…加算器、30…電流補正回路、47,48,
471,481…加算器、31…切換スイッチ、40…
電流設定回路(1) 、41…電流設定回路(2) 、401…
電流設定回路(11)、411…電流設定回路(21)、42…
レベル検出回路(1) 、43…レベル検出回路(2) 、42
1…レベル検出回路(11)、431…レベル検出回路(2
1)、44,45…AND回路、46…NOT回路、44
1,451…AND回路、60,61,62…フリップ
フロップ(F.F)回路、63,64…遅延回路(T.
D回路)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電力を直流電力に変換する順変換装
    置と、この直流出力側に直流電力を半導体スイッチを介
    して接続された抵抗で消費する抵抗チョッパ装置と、直
    流系統に接続された逆変換動作により得られる交流電力
    を供給する逆変換装置からなる電力変換装置において、 前記逆変換装置がカ行運転している時、前記順変換装置
    の出力電流を検出して、予め設定された電流値以上にな
    ったことを検出する第1の電流検出手段と、 この第1の電流検出手段から検出信号が入力されると、
    予め設定された電流設定値に電流補正値を加え電流設定
    値を増加させる電流補正手段と、 予め設定された電流設定値に電流補正値を加えた電流値
    以上になったことを検出する第2の電流検出手段と、 この第2の電流検出手段からの検出信号が入力される
    と、前記抵抗チョッパ装置を停止し、前記電流設定値か
    ら電流補正値を差し引く手段と、 を具備した電力変換装置。
  2. 【請求項2】 交流電力を直流電力に変換する順変換装
    置と、この直流出力側に直流電力を半導体スイッチを介
    して接続された抵抗で消費する抵抗チョッパ装置と、直
    流系統に接続された逆変換動作により得られる交流電力
    を供給する逆変換装置からなる電力変換装置において、 前記逆変換装置が回生運転している時、前記逆変換装置
    の入力電流を検出して、予め設定された電流値以上にな
    ったことを検出する第3の電流検出手段と、この第3の
    電流検出手段から検出信号が入力されると、前記順変換
    装置を停止し、予め設定された電流値以上になったこと
    を検出する第4の電流検出手段と、この第4の電流検出
    手段から検出信号が入力されると、前記順変換装置を運
    転する運転手段と、 を具備した電力変換装置。
  3. 【請求項3】 交流電力を直流電力に変換する順変換装
    置と、この直流出力側に直流電力を半導体スイッチを介
    して接続された抵抗で消費する抵抗チョッパ装置と、直
    流系統に接続された逆変換動作により得られる交流電力
    を供給する逆変換装置からなる電力変換装置において、 前記逆変換装置がカ行運転している時、前記順変換装置
    の出力電流を検出して、予め設定された電流値以上にな
    ったことを検出する第1の電流検出手段と、 この第1の電流検出手段から検出信号が入力されると、
    予め設定された電流設定値に電流補正値を加え電流設定
    値を増加させる電流補正手段と、 予め設定された電流設定値に電流補正値を加えた電流値
    以上になったことを検出する第2の電流検出手段と、 この第2の電流検出手段からの検出信号が入力される
    と、前記抵抗チョッパ装置を停止し、前記電流設定値か
    ら電流補正値を差し引く手段と、 前記逆変換装置が回生運転している時、前記逆変換装置
    の入力電流を検出して、予め設定された電流値以上にな
    ったことを検出する第3の電流検出手段と、この第3の
    電流検出手段から検出信号が入力されると、前記順変換
    装置を停止し、予め設定された電流値以上になったこと
    を検出する第4の電流検出手段と、この第4の電流検出
    手段から検出信号が入力されると、前記順変換装置を運
    転する運転手段と、 を具備した電力変換装置。
  4. 【請求項4】 順変換装置の出力電流の検出値、逆変換
    装置の入力電流の検出値の代りとして、逆変換装置が力
    行運転しているとき、順変換装置の出力電流値は、抵抗
    チョッパ装置の入力電流値と逆変換装置の入力電流値の
    和が等しくなるように演算した値、あるいは逆変換装置
    が回生運転しているとき、抵抗チョッパ装置の入力電流
    値は、順変換装置の出力電流値と逆変換装置の入力電流
    値の和が等しくなるように演算した値を使用することを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電力変
    換装置。
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