JPH07115591A - イメージセンサの暗出力補正方法及び装置 - Google Patents

イメージセンサの暗出力補正方法及び装置

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JPH07115591A
JPH07115591A JP5257409A JP25740993A JPH07115591A JP H07115591 A JPH07115591 A JP H07115591A JP 5257409 A JP5257409 A JP 5257409A JP 25740993 A JP25740993 A JP 25740993A JP H07115591 A JPH07115591 A JP H07115591A
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sensor
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Akira Yamazawa
亮 山沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イメージセンサの暗出力がばらつくことによ
る画像の品質の劣化を防止するために、暗出力ばらつき
を小さくするイメージセンサの暗出力補正方法を提供す
る。 【構成】 暗出力補正するビット数に対応するカウンタ
回路をビット出力クロックに同期させてカウントさせ、
カウンタ回路のデジタル出力をD/A変換しアナログ信
号として差動アンプへ供給する。差動アンプにおいて
は、センサの画像読み取り出力(アナログ信号)からカ
ウンタ回路のデジタル出力をD/A変換したアナログ信
号が各ビットに対応して差し引かれ、補正されたセンサ
の画像読み取り出力(アナログ信号)が得られる。 【効果】 時系列、画素列などに対応して暗出力がほぼ
一様に変化しているイメージセンサにおいて、デジタル
分解能を損なうことなく、かつ高価な回路構成を使用し
ないで暗出力補正がおこなえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタル複写機やフ
ァクシミリなどの画像読み取り装置に使用されるイメー
ジセンサに関する。特に時系列、画素列などに対応して
暗出力がほぼ一様に変化しているイメージセンサのばら
ついている暗出力を均一にする暗出力補正方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】発明者らは長年に渡り、アレイ状の各受
光素子で投影された画像を受像し、受光素子で発生した
電荷を薄膜トランジスタ(TFT)から成るスイッチン
グ素子を使って特定のブロック単位で配線容量に一時蓄
積して、駆動用ICにより電気信号として時系列に順次
読み出すという基本構成により、画像情報を原稿と1対
1で読み取る密着型イメージセンサの開発を続けてい
る。例えば、図9はイメージセンサの読み取り1ビット
分の等価回路図であり図10は図9の回路の各点の転送
波形を示す。全体を符号11で示すセンサ要素は、受光
素子12、電荷リセット用スイッチTFT(RST)1
3、一括転送用一段目スイッチTFT(TRN)14、
順次出力転送用二段目スイッチTFT(MUX)15を
有し、センサ11の出力は半導体素子20を介して外部
へ出力される。センサ11の等価回路中にあって、A点
は受光部、B点は中間転送部、C点は負荷容量部を示
す。各点の容量CA,CB,CCは、図の回路を構成する
各容量の和として次のように示される。 CA=CPD+CADD+CAT+CAR (式1) CB=CST+CBT+CBM (式2) CC=CL+CIC+CCIC (式3)
【0003】本センサは2段転送方式を採用しており、
1段目でアレイ状の各受光素子から画像情報に応じた電
荷を全受光素子から一括で読み出す。一括で読み出した
後、各受光素子をこれも一括でリセットし、転送されず
に残った電荷をゼロにする。そして二段目で順次出力を
読み出す構成になっている。2段転送方式は全受光素子
の読み取りが同時であるため、動いている原稿上のほぼ
同一ライン上の画像が読み出せる。1段転送方式すなわ
ち前記2段転送方式の、二段目以降のみで読み取る場合
には各受光素子間で読み取りタイミングにズレが生じる
ため動いている原稿上の同一ライン上の画像が読み出せ
ず、例えばアレイ状の各受光素子の並び方向にのびる直
線を読んだとしても同じタイミングで直線画像が読み出
せず、読み取りデータがずれる場合がある。本発明者ら
は前記2段転送方式の開発を進めるにあたり、2段転送
方式センサの暗出力を予測した。以下にその論理を示
す。ただし、この論理式は完全転送が行われており、か
つ隣接間のカップリングの影響が無いものと仮定してい
る。一括転送用一段目スイッチTFT(TRN)14お
よび順次出力転送用二段目スイッチTFT(MUX)1
5による転送の過程をQ=CVの関係式から説明する。
【0004】図2において、CAT,CBT,CBM,CCM
ARはそれぞれA点、B点、C点に関与する一括転送用
一段目スイッチTFT(TRN)14、順次出力転送用
二段目スイッチTFT(MIX)15、電荷リセット用
スイッチTFT(RST)13のゲートとドレインもし
くはソースのオーバーラップ容量である。一括転送前に
受光部(A点)に蓄積されている電荷量QA、及び中間
転送部(B点)に蓄積されている電荷量QBTは、 QA=CA×VA (式4) QBT=CB×VBT (式5) で表される。一括転送用一段目スイッチTFT(TR
N)14のゲートがONし、転送が行われたときの平衡
電位VTは、 VT=(QA+QBT)/(CA+CB) (式6) となる。
【0005】次に、ブロック転送前にB点に蓄積されて
いる電荷量QBM、及び負荷容量部(C点)に蓄積されて
いる電荷量QCは、 QBM=CB×VBM (式7) QC=CC×VC (式8) で表される。順次出力読み出し用二段目スイッチTFT
(MUX)14のゲートがオンし、転送が行われた時の
平衡電位VMは、 VM=(QBM+QC)/(CB+CC) (式9) となる。この時各点の転送前の電位VA、VBT、VBM
Cはそれぞれ、各TFTの動作によるフィードスルー
の大きさVf1〜Vf6(後出の式17〜21)を用い
て、 VA=VQ+Vf1−Vf2 (式10) VBT=VM+Vf3−Vf4 (式11) VBM=VT−Vf3+Vf4 (式12) VC=Vf5+Vf6 (式13) で表される。
【0006】半導体素子20入力前のセンサ11の出力
端子の出力電圧Voutは、 Vout=VM−Vf5−Vf6 (式14) であるので、(式3)〜(式14)の連立方程式を解く
と、 Vout=CA・CB/(CA・CC+CA・CB+CB・CC)×(VQ+Vf1− Vf2−Vf3+Vf4−Vf5−Vf6) (式15) となる。暗出力はフォトダイオードでの発生電荷が無い
のでVQ=0となり、 Vout=CA・CB/(CA・CC+CA・CB+CB・CC)×(Vf1−Vf2 −Vf3+Vf4−Vf5−Vf6) (式16) となる。
【0007】この時各TFT及びICのリセットスイッ
チの動作によるフィードスルーの大きさVfn(n=1
〜6)は、ゲート電圧のスイング幅を△VTFTとする
と、 Vf1=CAT/CA×△VTFT (式17) Vf2=CAR/CA×△VTFT (式18) Vf3=CBT/CB×△VTFT (式19) Vf4=CBM/CB×△VTFT (式20) Vf5=CCM/CL×△VTFT (式21) VF6=CIC/CL×△VIC (式22) で表される。
【0008】実際のセンサにおいては、センサ基板にお
いてガラスを採用しており、各着膜工程での熱履歴によ
りガラス基板が縮み、各膜においてある点においてマス
クパターンのアライメントを合致させたとしてもマスク
サイズの範囲内において、アライメントがズレることが
生じる。例えば、前記TFTのゲートを第一のメタルで
構成し前記TFTのドレインとソースを第二のメタルで
構成しているとき、そのオーバーラップ量のCAT
AR、CBT、CBM、CCMは第一のメタルと第二のメタル
のアライメントがズレることによりズレ量に応じて変化
することになる。マスクサイズの範囲内においてはアラ
イメントの一致位置より遠ざかる程アライメントは一様
にズレることになり、それに応じてオーバーラップ量C
AT、CAR、CBT、CBM、CCMは一様に変化して、故にオ
ーバーラップ量CAT、CAR、CBT、CBM、CCM存在する
暗出力はアライメントがズレることによりズレ量に応じ
て一様に変化することになる。暗出力の不均一性が大き
い場合には画像を読み取って再生したときに、忠実な再
現性がえられないことが多い。
【0009】従来、暗出力補正方法として、以下の例が
知られている。特開昭57−42275号公報(従来技
術の1)に示されたものは、第一の期間で記憶された暗
電流と第二の期間で読み出されて走査して得られた信号
との差分をとることによりセンサの暗電流を補正する。
第一の期間でシャッターが閉じて読み出された暗電流信
号はデジタル化され記憶される。第二の期間でシャッタ
ーが開いて読み出された画像に対応する出力信号はデジ
タル化され差分回路に導入されここで第一の期間で記憶
された暗電流信号との差分がとられて暗電流を補正す
る。
【0010】特開昭59−193665号公報(従来技
術の2)に示されたものは、撮像素子が出力する画像に
対応する出力信号の各ビットのレベルに略比例する信号
レベルを、光源の消灯時に記憶手段に記憶しておくこと
により、その信号レベルに応じてレベル補正を行い、素
子の暗電流を十分に補正し画質の向上を図る。蛍光ラン
プが消灯した状態で暗電流を1ライン分読み取り、画信
号対応のアドレス信号を供給し、アンプ、A/D変換を
経由してデジタル記憶回路に記憶する。次にランプを点
灯させて得られた画像に対応する出力信号と、記憶され
ていたデジタルの暗電流信号をD/A変換した信号とを
差分回路に加え暗電流を補正する。
【0011】ところで、このような従来技術の1におい
ては、1ライン分の各ビットの暗電流を一度デジタル化
してデジタル記憶回路に記憶するので、原理上各ビット
がどの様にばらついていても、その補正が可能である
が、ばらつきが非常に大きい場合にはD/A変換器の有
効レンジを超えて補正できないことがありえる。また、
補正できないまでいかなくとも補正することにより、画
像情報に対してのデジタル分解能が悪くなり精度良い画
像の再現性が悪くなるという問題があった。また、従来
技術の2においても同様であるが、暗電流を一度デジタ
ル化して記憶するデジタル記憶回路が必要であり、高価
な回路構成となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、デジタル
分解能を損なうことがなく、メモリー周辺回路を用いな
いためコストが安くでき、かつ充分な効果が発揮できる
暗出力補正手段、すなわち各ビットが一様に変化してい
る暗出力の変化量を補正する方法及び装置を提供する。
昨今のファクシミリや、スキャナーの市場においては価
格競争が激しくメモリー周辺回路の製造コストを節約し
ようとするのが常識であり、センサには暗出力補正を必
要としないレベルの暗出力ばらつきが求められており、
いわゆるランダムな暗出力ばらつきは非常に小さくなっ
てきており、一様な暗出力の変化量を補正するのみで充
分使用に耐えうることが判明した。そこで本発明は、こ
の点に着目して安価かつ充分な暗出力の補正方法と装置
を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の暗出力補正方法
及び装置は、具体的手段として、暗出力補正するビット
数を画像読み取りクロックに同期してカウントする係数
手段と、該係数手段の出力するデジタル信号をアナログ
信号に変換するD/A変換手段と、センサの出力する画
像読み取り信号と該画像読み取り信号のビットに対応す
る前記D/A変換手段の出力信号を入力して、前記画像
読み取り信号から前記D/A変換手段の出力信号を差し
引いて補正された画像読み取り信号を出力する差動増幅
手段を備える。そして、暗出力補正するビット数に対応
するカウンタ回路をビット出力クロックに同期させてカ
ウントさせ、カウンタ回路のデジタル出力をD/A変換
しアナログ信号として差動アンプへ供給する。差動アン
プにおいては、センサの画像読み取り出力(アナログ信
号)からカウンタ回路のデジタル出力をD/A変換した
アナログ信号が各ビットに対応して差し引かれ、新たな
出力(アナログ信号)が得られる。また、D/A変換し
たアナログ信号を差動アンプへ供給する際にもう一度増
幅率が可変のアンプを設けることにより、D/A変換し
たアナログ信号の大きさを一様な倍率で変更することが
できる。
【0014】
【作用】本発明によれば、ビット出力クロックに同期さ
せてカウントしているカウンタ回路のデジタル出力は、
1クロック毎にカウントアップ、もしくはカウントダウ
ンされ、そのデジタル出力はD/A変換されるとビット
出力クロックに同期して一様に漸増もしくは漸減するア
ナログ信号となる。本発明者らのセンサの画像読み取り
出力(アナログ信号)においては一様に漸増もしくは漸
減する暗出力を含んだ形で画像読み取り信号が得られて
いるが、この信号より差動アンプにおいてカウンタ回路
のデジタル出力をD/A変換したアナログ信号を引くこ
とにより、一様に漸増もしくは漸減する暗出力が補正さ
れたセンサの画像読み取り出力(アナログ信号)が得ら
れる。一様に漸増もしくは漸減する暗出力がどのような
割合で漸増もしくは漸減するかには対応できる。D/A
変換したアナログ信号は増幅率が可変のアンプを介して
おり、ここでの増幅率の調整によりD/A変換したアナ
ログ信号は大きさが変えることができる。よって、一様
に漸増もしくは漸減する暗出力がどのような割合で漸増
もしくは漸減するかには対応ができる。
【0015】
【実施例】以下、実施例に基づいて、本発明を具体的に
説明する。図1は実施例の補正手段を適用できるセンサ
の回路ブロック図、図2は実施例の回路ブロック図であ
る。 図1において、全体を符号30で示すイメージセ
ンサは、12×64の受光素子群33を備える、12個
の要素を1つのブロックとして、64個のブロック31
−1、31−2、・・・31−63、31−64に区分
される。各要素の等価回路は、図9で説明したものと同
様であり、それぞれ電荷リセット用スイッチ群34一括
転送用一段目スイッチTFT群35、順次読み出し用二
段目スイッチTFT群36を有する。各要素からの出力
は64ビット読み取りアンプ37で読みとられ、ビット
出力38として送り出される。この作動シーケンスは図
3に示される。
【0016】図3において、受光素子群33で発生した
画情報に基づく電荷は一括転送TFT群35を通じて順
次転送TFT群36の手前まで転送される。一括転送が
終了した受光素子群33はリセットTFT群34により
残っている電荷がゼロにされる。一括転送された電荷は
順次転送TFT群36により各ブロック31−1から3
1−64の1ビットめが64ヶだけ64ビット読み取り
アンプ37に入力され次に各ブロックの2ビットめが6
4ヶだけ64ビット読み取りアンプ37に入力されると
いう様に順次読み取られていく。この時ビット出力38
には64ビット読み取りアンプ37内でパラレルからシ
リアルに変換されて時系列に(1ブロックめ31−1の
1ビット)、(2ブロックめ31−2の1ビット)、
(3ブロックめ31−3の1ビット)、中略、(64ブ
ロックめ31−64の1ビット)、(1ブロックめ31
−1の2ビット)、中略、(64ブロックめ31−64
の2ビット)、中略(1ブロックめ31−1の12ビッ
ト)、中略、(64ブロックめ31−64の12ビッ
ト)、と順次出力が得られる。
【0017】前述の如くの理由によりその暗出力はマス
クのアライメントのズレに応じて一様に漸増もしくは漸
減する。例えば図4に示す如くにマスクのアライメント
のズレがガラス基板の収縮によりおきたとする。前述と
同様に考えればその暗出力はCCMに応じて一様に漸増も
しくは漸減する。具体的なケースとしてTFTのオーバ
ーラップが3μmでマスクのアライメントのズレが大き
いところで1μmであるとすると、アライメントが一致
しているところでのオーバーラップ容量C1とズレが1
μmと大きいところでのオーバーラップ容量C2はC2
1×2/3となり、約33%の差があることになる。
発明者らの計算実験によればこの差が一様に各ビットに
分布しているとき暗出力としては図5の如くなり、約8
00mV一様に漸増する暗出力差となっている。ただし
時系列での信号でみると順次読み出しおよび12ブロッ
ク分割の構成上、64ビット毎に一様に漸増する暗出力
差となっている。12ブロック毎においては64ビット
毎に漸増するその一様性はアライメントのズレが一様で
ある限り、12ブロック毎異なることはない。出力を時
系列で64ビット毎の繰り返し部分のみ示すと、図6と
なる。
【0018】図2においては、図1のセンサの暗出力を
補正するための回路構成を示している。制御回路40を
構成するカウンタ回路41はセンサ45のブロック49
に同期してカウントアップする。カウントは64までで
あり、65クロックめには元にもどり再び下からカウン
トアップし、以降64毎にこの動作を繰り返す。カウン
タ回路41には6ビットカウンタ素子を用いることで構
成できる。カウンタ回路41のデジタル出力信号はD
/A変換器42を経てアナログ信号となり、増幅率可
変のアンプ43を通して適度な大きさのアナログ信号
(暗出力補正用出力46)として差動アンプ44に供給
される。アンプ43からの出力を時系列で64ビット毎
の繰り返しで示すと、やはり、図6と同じになる。差動
アンプ44にはセンサ45の画像読み取り出力信号
(暗出力補正前のセンサ出力48)も供給され差動アン
プ44において適度な大きさのアナログ信号(暗出力
補正用出力46)が差し引かれて、差動アンプ44の出
力即ち暗出力を補正された画像読み取り出力信号(暗
出力補正後のセンサ出力47)が得られる。各信号
を64ビット分の波形で示すと図7の如くなる。
【0019】アライメントのズレはガラスの収縮率によ
り異なるので、製造されてくるセンサ基板によって異な
ることがある。例えば、最大で0.6μmのズレの場合
もあれば最大で0.4μmのズレの場合もありうる。こ
のとき、それぞれのズレのケースにおけるセンサ暗出力
は64ビット毎で時系列に一様に漸増するその度合いが
異なり、64ビット毎の繰り返しで示すと、図8とな
る。いずれのズレの場合においても増幅率可変のアンプ
43の増幅率を変えることにより、適切なアナログ信号
(暗出力補正用出力46)を得ることができ、暗出力
をそれぞれに応じて補正した画像読み取り出力信号
(暗出力補正後のセンサ出力信号47)を得ることがで
きる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く一様に変化
する暗出力をそれぞれのセンサの変化の度合いに応じて
補正することができる。前記従来技術の1のように、デ
ジタルで補正してデジタル分解能を損なうことはなく、
かつ補正パターンを発生せしめる回路としては、簡単な
カウンタ回路とアンプでよく前記従来技術2の様にメモ
リー回路を使い補正データを保持する場合に比べてコス
トメリットが大きい。従来技術の2では8MHz駆動を
仮定するとき、A/D変換器、デジタル記憶回路(メモ
リー8KByte)、D/A変換器を必要とするが、本
発明の実施例ではカウンタ素子、D/A変換器のみを使
用する簡単な構成となり、一様に変化する暗出力を補正
する手段としてはきわめて有効である。また、従来技術
1との併用によりデジタルで補正する際の前処理として
活用することも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用するイメージセンサの全体ブロ
ック図である。1ブロックは12ビットより構成され全
64ブロックでは12×64ビット、すなわち1248
ビットの受光素子がある。
【図2】 本発明の暗出力補正方法を実施する回路を構
成する全体ブロック図である。
【図3】 イメージセンサの全体ブロック図(図1)に
対応するタイミングチャートである。
【図4】 イメージセンサの第一メタルと第二メタルの
アライメントが一致している箇所とアライメントがズレ
ている箇所を模式的に表した図である。
【図5】 イメージセンサの第一メタルと第二メタルの
アライメントがズレている場合の暗出力とアライメント
のズレ量の関係図である。
【図6】 イメージセンサの第一メタルと第二メタルの
アライメントがズレている場合の暗出力と時系列の出力
ビット(64×12ヶ)の関係図である。また、時系列
のアナログ信号(暗出力補正用出力46)の出力であ
る。
【図7】 イメージセンサの第一メタルと第二メタルの
アライメントがズレている場合の時系列画像読み取り出
力(暗出力補正前のセンサ出力48)を時系列のアナ
ログ信号(暗出力補正用出力46)で補正し時系列暗
出力を補正された画像読み取り出力(暗出力補正後の
センサ出力47)が得られることを示す図である。
【図8】 第一メタルと第二メタルのアライメントがズ
レている量が異なる場合に各々の暗出力の様子を示す図
である。
【図9】 イメージセンサの1ビットの等価回路図であ
る。
【図10】 図9のイメージセンサの1ビットの等価回
路図における電荷転送の様子を示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】
11 センサの1ビットモデル、 31 1ブロックめ
の12ビット、 3264ブロックめ12ビット、 3
3 12×64ヶの受光素子群、 34 リセットTF
T群、 35 一括転送TFT群、 36 順次転送T
FT群、 37 64bit読み取りアンプ、 38
ビット出力、 41 カウンタ、 42 D/A変換
器、 43 アンプ、 44 差動アンプ、 45 セ
ンサ、46 暗出力補正用出力、 47 暗出力補正後
のセンサ出力、 48 暗出力補正前のセンサ出力、
49 クロック。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージセンサの暗出力補正方法におい
    て、暗出力補正するビット数に対応するカウンタ回路を
    画像読み取りクロックに同期させてカウントさせ、カウ
    ンタ回路のデジタル出力をD/A変換しアナログ信号と
    して差動アンプへ供給し、差動アンプにおいては、セン
    サの画像読み取り出力(アナログ信号)からカウンタ回
    路のデジタル出力をD/A変換したアナログ信号が各ビ
    ットに対応して差し引かれ、補正されたセンサの画像読
    み取り出力(アナログ信号)が得られることを特徴とす
    る暗出力補正方法。
  2. 【請求項2】 カウンタ回路のデジタル出力をD/A変
    換したアナログ信号を差動アンプに供給する以前におい
    て、あるゲインをもったアンプ回路、もしくはゲインが
    調整可能な回路を通じて差動アンプに供給することを特
    徴とする請求項1記載の暗出力補正方法。
  3. 【請求項3】 イメージセンサの暗出力補正装置におい
    て、 暗出力補正するビット数を画像読み取りクロックに同期
    してカウントする係数手段と、 該係数手段の出力するデジタル信号をアナログ信号に変
    換するD/A変換手段と、 センサの出力する画像読み取り信号と該画像読み取り信
    号のビットに対応する前記D/A変換手段の出力信号を
    入力して、前記画像読み取り信号から前記D/A変換手
    段の出力信号を差し引いて補正された画像読み取り信号
    を出力する差動増幅手段を有することを特徴とする暗出
    力補正装置。
  4. 【請求項4】 イメージセンサの暗出力補正装置におい
    て、 暗出力補正するビット数を画像読み取りクロックに同期
    してカウントする係数手段と、 該係数手段の出力するデジタル信号をアナログ信号に変
    換するD/A変換手段と、 該D/A変換手段の出力信号を入力として、TFTのア
    ライメントのズレによって生じる変化量の割合をゲイン
    として該D/A変換手段の出力信号の大きさを変えて出
    力する増幅手段と、 センサの出力する画像読み取り信号と該画像読み取り信
    号のビットに対応する前記増幅手段の出力信号を入力し
    て、前記画像読み取り信号から前記増幅手段の出力信号
    を差し引いて補正された画像読み取り信号を出力する差
    動増幅手段を有することを特徴とする暗出力補正装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100455395B1 (ko) * 2002-04-30 2004-11-06 삼성전자주식회사 다크 픽셀 센서 메트릭을 이용한 이미지 센서에서 다크레벨 보상을 위한 장치 및 방법

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KR100455395B1 (ko) * 2002-04-30 2004-11-06 삼성전자주식회사 다크 픽셀 센서 메트릭을 이용한 이미지 센서에서 다크레벨 보상을 위한 장치 및 방법

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