JPH07115295B2 - 磁気研磨装置用磁性工具 - Google Patents

磁気研磨装置用磁性工具

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JPH07115295B2
JPH07115295B2 JP41415090A JP41415090A JPH07115295B2 JP H07115295 B2 JPH07115295 B2 JP H07115295B2 JP 41415090 A JP41415090 A JP 41415090A JP 41415090 A JP41415090 A JP 41415090A JP H07115295 B2 JPH07115295 B2 JP H07115295B2
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプのような被加工
物に対しその軸線の周りに相対的に移動する磁界を利用
して被加工物の円形の内面を研磨する磁気研磨装置用の
磁性工具に関する。
【0002】
【従来の技術】磁性砥粒と回転磁界とを用いて被加工物
の表面を研磨する装置が特開昭62−102969号公
報に記載されている。しかし、この装置では、磁性砥粒
自体を工具として用い、回転磁界により移動させるか
ら、研磨効率が悪い。
【0003】円形の内面すなわち被研磨面を有する非磁
性の被加工物内に研磨のための磁性工具を配置し、この
工具を被加工物の軸線の周りを回転する磁界により被加
工物内で回転させ、それにより被研磨面を研磨する内面
磁気研磨装置は、精密工学会誌第55巻第10号148
〜153頁に記載されている。
【0004】この種の内面磁気研磨装置において、工具
を回転させる磁界を発生する手段は、鉄心にコイルを巻
き付けた複数の電磁石を備える。電磁石は、その鉄心が
被加工物の軸線に関して放射状に伸びかつ鉄心の端面す
なわち磁極面が被加工物の軸線の側となるように、被加
工物の軸線の周りに等角度間隔に配置されている。
【0005】三相交流のような交流が電磁石のコイルに
供給されると、磁界発生手段により発生される磁界は、
被加工物の周りに回転される。磁界の回転により、工具
は、被研磨面に接触した状態で、被加工物の軸線の周り
に回転され、その結果被研磨面は研磨される。
【0006】しかし、従来の内面磁気研磨装置で用いる
磁性工具では、被研磨面に当接される接触部が平滑な面
であるから、研磨屑、摩耗砥粒等が工具の接触部と被研
磨面との間に入り込み、研磨を妨げる。また、被研磨面
に接触する総面積が広く、砥粒が接触面全体にわたって
一様に供給、分散されない。また、接触部と被研磨面と
の総接触面積が広いと、被研磨面への工具の押圧力すな
わち工具と被研磨面との間の面圧が小さくなり、その結
果研磨効率が低い。
【0007】電磁式表面処理装置用の工具の1つとし
て、円柱状の主体部の両端部外周に砥粒層を形成したも
のがある(特開昭62−188663号公報)。しか
し、この工具は、全体的に円柱状であるから、これを回
転磁界により円形の内面研磨装置に適用すると、工具が
被加工物の内面に接触しつつ内面の軸線の周りを回転
(公転)することに起因する工具と内面との間の摩擦力
により、工具自体が自身の軸線の周りに回転(自転)す
るいわゆる転動減少が生じ、その結果研磨効率が著しく
低下する。
【0008】
【解決しようとする課題】本発明は、研磨屑、摩耗砥粒
等が研磨の妨げになることを防止し、また新しい砥粒を
含む加工液が工具の接触部に供給されるようにし、さら
に工具と被研磨面との間の面圧を大きくするとともに工
具が転動し難い形状にし、もって研磨効率を高めた、磁
気研磨装置用磁性工具を提供することを目的とする。
【0009】
【解決手段、作用および効果】本発明の磁気研磨装置用
磁性工具は、磁性を有する工具主体を含む。工具主体
は、被加工物の円形の被研磨面に直接的または間接的に
当接される弧面状の複数の接触部と隣り合う接触部間の
平面部とを外表面に有するとともに、少なくとも1つの
溝を前記接触部に有する。
【0010】研磨時、工具は、磁界発生手段から発生さ
れる回転磁界により、接触部が直接的または間接的に被
研磨面に接触した状態で、被加工物の軸線の周りを回転
(公転)される。工具は、弧面状の複数の接触部と隣り
合う接触部間の平面部とを外表面に有するから、被研磨
面に接触した状態で被加工物の軸線の周りの回転運動
(公転運動)をしても、転動(自転運動)し難い。
【0011】工具の回転時、溝は、研磨屑、摩耗砥粒等
に逃道として作用するから、研磨屑、摩耗砥粒等が研磨
の妨げにならない。また、溝は、新しい砥粒を含む加工
液を工具の接触部に供給する作用をする。さらに、工具
本体の接触部のうち、被研磨面に直接的または間接的に
当接する面積が溝の分だけ少なくなるから、工具と被研
磨面との間の面圧が大きい。
【0012】上記のように、本発明によれば、研磨屑、
摩耗砥粒等が研磨を妨げず、新しい砥粒を含む加工液が
工具の接触部に常に供給され、しかも、工具と被研磨面
との間の面圧が大きいとともに、転動運動すなわち自転
運動をし難い形状であるから、研磨効率が著しく向上す
る。
【0013】複数の第1の溝と、該第1の溝の間にあっ
て該第1の溝の幅および深さより小さい複数の第2の溝
とを前記接触部に形成することができる。
【0014】さらに、少なくとも前記接触部を覆うよう
に前記工具本体に配置されたカバー部材を含むことがで
きる。この場合、前記溝に対応された切欠部をカバー部
材に形成することが好ましい。
【0015】接触部の表面と前記溝とにより規定される
複数の角部を前記接触部に形成すれば、工具に回転力を
与える磁束が各角部に分散されるから、工具と被加工物
との面圧が高くなる。
【0016】
【実施例】図1および図2を参照するに、後に符号70
を付して詳細に説明する磁性工具を用いる磁気研磨装置
10は、該磁気研磨装置のための電源装置を収容してい
るボックス状のフレーム12を含む。フレーム12は、
その下面に取り付けられた複数のキャスタ14を利用し
て、床上を任意な位置へ移動させ、その位置に解除可能
に据え付けることができる。
【0017】フレーム12の上には、回転磁界を発生す
る磁界発生器16が取り付けられている。磁界発生器1
6は、磁性体からなる環状のヨーク18と、ヨーク18
に等角度間隔に配置された複数(図示の例では6つ)の
電磁石20とにより構成されており、また、ヨーク18
の軸線がほぼ水平に伸びるように複数のブラケット22
によりフレーム12に取り付けられている。
【0018】図3〜図7に示すように、各電磁石20
は、鉄心24と、該鉄心がその長手方向へ移動不能に貫
通する電気的絶縁材料製のボビン26と、四角錐台形と
なるようにボビン26に巻き付けられたコイル28とを
備える。
【0019】各鉄心24は、ヨーク18の半径方向へ伸
びるように、コネクタ30によりヨーク18に取り付け
られているとともに、ヨーク18に磁気的に接続されて
いる。
【0020】図示の例では、各鉄心24は、帯状の複数
の磁性板を互いに電気的に絶縁して積層したものである
が、丸柱状または角柱状のものであってもよい。各鉄心
24の先端は、四角形の磁極面として作用する。
【0021】磁極面は、その内側に被加工物32を受け
入れる空間を互いに共同して規定する。被加工物32
は、パイプのように円形の内面すなわち研磨面を有して
おり、また、ステンレスのような非磁性材料からなる。
【0022】図示の例では、1つの磁界発生器16を用
いているが、複数の磁界発生器16を被加工物32の軸
線方向へ順次配置してもよい。
【0023】フレーム12の上には、また、被加工物3
2を把持し、被加工物をその軸線方向へ移動させ、さら
に被加工物32をその軸線の周りに回転させる駆動機構
34が配置されている。
【0024】図3に示すように、駆動機構34は、ヨー
ク18の中心軸線と平行な方向へ移動可能のスライダ3
6を備える。スライダ36は、フレーム12に固定され
たレール組立体38に支承されている。
【0025】レール組立体38は、図示の例では、互い
におよびヨーク18の中心軸線と平行に伸びる一対のレ
ール40をフレーム12に固定された一対のブラケット
42に支持させており、また、スライダ36をレール4
0に支持している。
【0026】被加工物32を把持するチャック44は、
スライダ36から互いに平行に上方へ伸びる一対の支持
部材46に配置されており、また、支持部材46に取り
付けられた図示しないベアリングにより、被加工物32
の軸線の周りに回転可能に支持されている。
【0027】図3に示すように、被加工物32をその軸
線方向へ移動させる移動機構50は、電動機および減速
機を備える回転源52と、その回転軸に取り付けられた
カム円板54と、カム円板54の回転運動を被加工物の
軸線方向への往復運動に変換するクランクシャフト56
とを備える。
【0028】クランクシャフト56の一端部はカム円板
54の外周縁部に連結されており、他端部はブラケット
58を介してスライダ36に連結されている。このた
め、スライダ36は、回転源52の回転により被加工物
32の軸線方向へ往復移動され、それによりチャック4
4も同方向へ往復移動される。
【0029】図3に示すように、被加工物32をその軸
線の周りに回転させる回転機構60は、電動機および減
速機を備える回転源62と、その回転軸に取り付けられ
たプーリ64と、チャック44の外周面に取り付けられ
たプーリ66と、両プーリ64,66に巻き掛けられた
無端ベルト68とを備えており、回転源62の回転によ
りチャック44を被加工物32の軸線の周りに回転させ
る。
【0030】図4に示すように、磁性工具70は、磁性
材料または永久磁石材料を含む直方体状の工具主体72
を含む。工具主体72は、弧面とされた4つの接触部す
なわち部位74,74,76,76を有しており、部位
74,74または76,76が被研磨面に当接するよう
に被加工物32内に配置される。隣り合う部位74,7
6の間は、平面部である。
【0031】部位74,74,76,76のそれぞれに
は、複数の溝78が形成されている。図示の例では、溝
78は、図5の(A)に示すように対応する部位の弧面
の周方向へ伸びかつ互いに平行な溝である。しかし、溝
は任意な形状とすることができる。また、工具主体の外
表面全体に溝を形成してもよい。
【0032】図5の(B)に示す溝80は、対応する部
位の弧面の周方向と直角の方向へ伸びるとともに互いに
平行である。また、図5の(C)に示す溝82は、対応
する部位の弧面の周方向に対して交差する方向へ伸びる
とともに互いに交差する。さらに、図5の(E)および
(B)に示す溝84および86は、それぞれ、互いに共
同して特殊なパターンを形成する。
【0033】工具主体72は、それ自体を磁性材料また
は永久磁石材料とすることにより形成することができる
し、粒状の磁性材料または永久磁石材料を合成樹脂材料
とともに成形することにより形成することができる。工
具主体72が永久磁石材料を含む場合、その永久磁石材
料を磁化させ、工具主体72を永久磁石として作用させ
る。
【0034】図1に示すように、研磨に先立って、被加
工物32は、チャック44と、鉄心24の磁極面により
規定される空間とを貫通して伸びるとともに水平に対し
わずかに傾斜するように、チャック44に把持される。
【0035】次いで、工具70が被加工物32内に配置
されるとともに、砥粒を含む液体すなわち加工液が注入
器88により被加工物32内にその長手方向の一端から
所定量供給される。
【0036】注入器88は、加工液の供給量を調節する
バルブ等の調節具を備えることが好ましい。加工液とし
て、砥粒を含むスラリーを用いることができる。
【0037】被加工物32は、注入器88が配置されて
いる側の部位の高さ位置がその反対の側の部位の高さ位
置よりわずかに上方となるように支持されている。この
ため、加工液は、時間の経過とともに被加工物32内を
移動する。
【0038】研磨時、電磁石20の各コイル28に、鉄
心24の磁極面から回転磁界を発生させるべく三相交流
が供給される。コイル28と三相交流電源との接続法
は、たとえば、特開昭62−102969号公報に記載
されている。
【0039】これにより、電磁石20の極性が変化する
ことにより回転磁界が発生され、被加工物32内に配置
された工具70は回転磁界の移動にともなって、被加工
物32の内面に接触した状態で被加工物32の内面に沿
って周方向にすなわち被加工物32の軸線の周りに回転
される。被加工物32の軸線の周りにおける工具70の
回転速度は、電磁石に供給する交流の周波数を変えるこ
とにより変更することができる。
【0040】研磨の間、スライダ36が移動機構50に
より工具70の回転周波数より低い周波数で往復移動さ
れる。これにより、被加工物32はその軸線方向へ往復
移動される。
【0041】しかし、被加工物32内に配置された工具
70は、磁界発生器16により発生される磁束に拘束さ
れて磁界発生器16に対し被加工物32の軸線方向へ変
位しない。このため、被加工物32と工具70との間に
被加工物32の軸線方向への相対的な移動が生じる。
【0042】研磨の間、また、チャック44が回転機構
60により工具70の回転周波数より低い周波数で被加
工物32の軸線の周りに回転される。これにより、被加
工物32はその軸線の周りに回転される。
【0043】被加工物32の軸線の周りにおける工具7
0の回転周波数、被加工物32の往復運動周波数および
被加工物32の回転周波数は、たとえば、それぞれ、3
0〜50Hz,1〜2Hzおよび0.1〜1Hzとする
ことができる。
【0044】被加工物32の回転方向は、被加工物32
の軸線の周りにおける工具70の回転方向と同じであっ
てもよいし、逆であってもよい。また、被加工物32の
回転および往復運動は、連続的であってもよいし、間欠
的であってもよい。
【0045】被加工物32内の加工液は、被加工物32
がこれの軸線の周りに回転されても、自重により被研磨
面の底部に集まるから、被加工物32の回転にともなっ
て、被研磨面の周方向全体に付着する。また、被加工物
32内の加工液は、被加工物32と工具70との相対的
な往復運動によりおよび被加工物32が水平線に対しわ
ずかに傾斜されていることにより、被加工物32の長手
方向へ移動される。これらの結果、被加工物32内の加
工液は、被研磨面全体にわたって均一に付着する。
【0046】工具70が被加工物32の内面に接触した
状態で、被加工物32および工具70が被加工物32の
軸線の周りに回転されると、工具70と被加工物32の
内面との間の摩擦力により、工具70を転動(自転)さ
せようとする力が生じる。しかし、工具70は、複数の
部位74,76と、隣り合う部位74,76間の平面部
とを有するから、自転し難い。
【0047】被加工物32の軸線の周りにおける工具7
0の回転と、被加工物32の往復運動とにより、被加工
物32と工具70との間には、工具70が被研磨面上に
螺旋状の軌跡を描くような、相対的な移動が生じる。被
加工物がその軸線方向における一方へ移動されるときの
工具の軌跡と他方へ移動されるときの工具の軌跡とは、
互いに交差する。
【0048】移動機構50による被加工物32のストロ
ークの範囲内の研磨が終了すると、チャック44への被
加工物32の把持位置が変更されて、次の範囲内の研磨
が行われる。
【0049】被加工物32の往復移動の範囲は、たとえ
ば、カム円板54へのクランクシャフト56の取付け位
置を変更可能とすることにより、調節することができ
る。
【0050】研磨の間、加工液を連続的または間欠的に
被加工物32内に供給することが好ましい。また、被加
工物32から流出する加工液を受けるシュートおよび容
器を注入器88と反対の側に配置することが好ましい。
【0051】工具70によれば、工具70の回転時、被
加工物32内の研磨屑、摩耗砥粒は、溝78を通り、研
磨の妨げにならない。また、工具本体の接触部のうち、
被研磨面に直接的または間接的に当接する面積が溝の分
だけ少なくなるから、工具と被研磨面との間の面圧が大
きい。さらに、新しい砥粒を含む加工液が工具の接触部
に供給される。さらにまた、工具自体が被加工物内で転
動し難い。これらがあいまって、研磨効率が著しく高く
なる。
【0052】工具の接触部および溝は、複数の角部が接
触部の表面と溝とにより接触部に形成される形状である
と、工具に回転力を与える磁束が各角部に分散されるか
ら、工具と被加工物との面圧が高くなる。
【0053】工具主体は、直方体以外の他の任意な形状
としてもよい。
【0054】図6に示す工具主体90は、二等辺三角形
の断面形状を有する。工具主体90は、二等辺三角形の
底辺の両端に対応する角部分に接触部すなわち弧面92
を有しており、また、両弧面92が被研磨面に当接する
ように被加工物内に配置される。したがって、工具主体
90も、両弧面すなわち両接触部92に溝94を有す
る。
【0055】工具主体に形成する溝の形状および大きさ
は任意である。たとえば、溝が四角形または三角形の断
面形状を有する場合、溝の幅および深さは、1〜3mm
程度とすることができる。
【0056】図7に示す工具主体96は、四角形の断面
形状を有する複数の第1の溝98と、該第1の溝の間に
形成されかつ三角形の断面形状を有する複数の第2の溝
100とを有する。第2の溝100は、第1の溝98の
幅および深さより小さい。このため、第1の溝98が研
磨屑および摩耗砥粒の逃道として作用し、第2の溝10
0が砥粒の貯留部として作用する。
【0057】たとえば、第1の溝98の幅および深さは
1〜3mm程度とすることができ、第2の溝100の幅
および深さは0.01〜0.2mm程度とすることがで
きる。
【0058】図8に示す磁性工具102は、さらに、工
具主体104の周りに配置されたカバー部材106を有
する。カバー部材106は、フエルト、布、皮等、加工
液を貯留する機能を有する材料からなり、また、工具主
体104に形成された溝108に対応する切欠部110
を有する。
【0059】カバー部材106は、錫、銅等、砥粒に近
い硬度を有する金属材料であってもよい。また、カバー
部材106は、少なくとも工具主体の接触部を覆うよう
に配置すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁性工具を用いる磁気研磨装置の一実
施例を示す正面図である。
【図2】磁界発生器の一実施例を示す拡大図である。
【図3】駆動機構の一実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の磁性工具の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図5】溝の各種の形状を示す拡大図である。
【図6】磁性工具の他の実施例を示す斜視図である。
【図7】溝の他の実施例の一部を拡大して示す断面図で
ある。
【図8】磁性工具のさらに他の実施例の一部を拡大して
示す断面図である。
【符号の説明】
10 磁気研磨装置 16 磁界発生器 20 電磁石 32 被加工物 70,102 磁性工具 72,90,96,104 工具主体 74,76,92 接触部 78,80,82,84,86,94,98,100,
108 溝 106 カバー部材 110 切欠部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物の円形の内面を研磨する磁気研磨
    装置用の磁性工具において、磁性を有する工具主体を含
    み、該工具主体は、前記被加工物の内面に直接的または
    間接的に当接される弧面状の複数の接触部と隣り合う接
    触部間の平面部とを外表面に有するとともに、少なくと
    も1つの溝を前記接触部に有する、磁気研磨装置用磁性
    工具。
  2. 【請求項2】前記工具主体は、前記接触部に形成された
    複数の第1の溝と、該第1の溝の間に形成されかつ該第
    1の溝の幅および深さより小さい複数の第2の溝とを有
    する、請求項1に記載の磁性工具。
  3. 【請求項3】さらに、少なくとも前記接触部を覆うよう
    に前記工具本体に配置されたカバー部材を含み、該カバ
    ー部材は前記溝に対応して形成された切欠部を有する、
    請求項1または2に記載の磁性工具。
  4. 【請求項4】前記接触部は、その表面と前記溝とにより
    形成される複数の角部を有する、請求項1、2または3
    に記載の磁性工具。
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