JPH07114893A - 蛍光表示管およびその製造方法 - Google Patents

蛍光表示管およびその製造方法

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JPH07114893A
JPH07114893A JP28076093A JP28076093A JPH07114893A JP H07114893 A JPH07114893 A JP H07114893A JP 28076093 A JP28076093 A JP 28076093A JP 28076093 A JP28076093 A JP 28076093A JP H07114893 A JPH07114893 A JP H07114893A
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JP
Japan
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cover glass
substrate
electrode
getter film
insulating substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP28076093A
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English (en)
Inventor
Sashiro Kamimura
佐四郎 上村
Shigeki Kikuta
繁樹 菊田
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Noritake Itron Corp
Original Assignee
Ise Electronics Corp
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Filing date
Publication date
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エージング工程を簡素化させることにより、
製造コストを低下させ、ひいては低価格化を実現可能と
する。 【構成】 基板1とカバーガラス10とが封着された気
密容器内には、先端部14a側がカバーガラス10の内
面側角部に被着形成されたゲッター膜13に電気的に接
続され、その他端側が基板1上に延在されカバーガラス
10との封着部を介して外部に導出して電極端子14b
とするほぼL字状の電極14が配設されている。この電
極14は、例えば426合金の板材をプレス成形加工法
などにより形成され、基板1上に実装する他の各電極群
の組立工程と同時に基板1上に固定配置され、気密容器
を形成後の排気を行った後にBaゲッター12の飛散を
行うことにより、カバーガラス10の内面にゲッター膜
13が形成されるとともに電極14の先端部14aとの
電気的な接続が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数字,文字,図形など
の大型画面表示に適用される蛍光表示管に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の蛍光表示管の構成を示す
要部断面図である。同図において、例えばガラス板より
なる基板1の表面には後述する各電極群の引き出し導線
2が選択的に被着形成されている。そしてこの基板1上
の引き出し導線2を含む表面全域には絶縁膜3が被着形
成されている。この絶縁膜3の表面には所望の表面パタ
ーンに対応して被着形成された導電膜からなる陽極4が
設けられており、この陽極4は絶縁膜3を介して対応す
る引き出し導線2にそれぞれスルーホール接続されてい
る。また、この陽極4の表面には蛍光体5が被着形成さ
れ、陽極4と蛍光体5とによって表示セグメント6を構
成している。
【0003】また、基板1上の陽極4および蛍光体5よ
り構成される表示セグメント6から上方に所定距離離間
した位置には、基板1上の短辺側両端部に固定配置され
た一対のフィラメント支持体7間に張架された線状のフ
ィラメント8が配設され、さらにこの表示セグメント6
とフィラメント8との間には各桁毎に電気的に独立した
メッシュ部9aが枠体9bに支持されて構成された制御
電極9が配設されている。
【0004】また、基板1上に配設されたこれらの各陽
極4,フィラメント支持体7および制御電極9などは、
それぞれ図示しないリードピンの一端側が導電性ペース
トまたは溶接などにより電気的に接続され、その他端側
が基板1の外側に導出されており、この基板1上には透
光性のカバーガラス10がその周縁部にフリットガラス
11により気密封着されて気密容器が形成され、図示し
ない排気管から排気されることによって内部が真空封止
された蛍光表示管が構成されている。なお、このカバー
ガラス10の内面には、表示セグメント6による表示に
影響を与えない領域、例えば角部には管内の不要ガスを
吸着するBaゲッター12の飛散により形成されるゲッ
ター膜13が被着形成されている。
【0005】このように構成された蛍光表示管は、基板
1上に表示セグメント6,フィラメント支持体7,フィ
ラメント8および制御電極9などの各種電極構造を実装
した後にこの基板1と透光性のカバーガラス10とをフ
リットガラス11により封着させて気密容器を形成した
後、この気密容器を加熱させながら、真空装置を用いて
図示しない排気管から排気させ、さらにフィラメント8
を規定電圧で所定時間加熱しながら排気させ、所定の真
空度に達した後、排気管をチップオフ(封止切り)する
排気工程が行われる。しかる後、気密容器内に配設され
ているゲッター12を管外から高周波誘導加熱により飛
散させ、カバーガラス10の内面にゲッター膜13を蒸
着形成する。
【0006】また、このように構成された蛍光表示管
は、排気工程後にフィラメント8からの安定した電子放
射性および安定した発光特性を得るためにエージング工
程が行われる。このエージング工程は、フィラメント8
に使用時のフィラメント電圧よりも高い電圧を印加し、
フィラメント8の活性化をより確実にする。このときに
発生するガスはゲッター膜13により完全に吸着され
る。引き続き、各種の条件の組み合わせにより、フィラ
メント8から放射される電子で蛍光体5をたたき、発光
させながら、蛍光体5中の各種のガスを放出させ、再度
ゲッター膜13により吸着させる。
【0007】このようにエージング工程では、使用条件
よりも高い各電極電圧を印加して蛍光体5を電子でたた
き、ガスを放出させるので、使用条件で動作させた場合
のガス放出がなくなり、安定した発光特性が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された蛍光表示管は、気密容器の所定の真空度
を得るためにエージング工程に多大な作業工数がかか
り、製造コストが高価格となるという問題があった。
【0009】したがって本発明は、前述した従来の課題
を解決するためになされたものであり、その目的は、フ
ィラメントの電子放射性および発光特性を全く損なうこ
となく、エージング工程を簡素化させることにより、製
造コストを低下させ、ひいては低価格化を実現可能とし
た蛍光表示管およびその製造方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明による蛍光表示管は、絶縁性基板と、こ
の絶縁性基板上に形成された表示セグメントと、この表
示セグメントの上方に配設された線状フィラメントと、
表示セグメントと線状フィラメントとの間に配設された
制御電極と、絶縁性基板に対向配置されかつ内面の一部
にゲッター膜が被着形成された透明なカバーガラスとを
有し、絶縁性基板とカバーガラスとによって気密容器が
構成された蛍光表示管において、ゲッター膜に所定の電
圧を印加する電圧印加手段を設けたものである。また、
本発明による蛍光表示管の製造方法は、気密容器を構成
した後、エージングを行う際にゲッター膜に所定の電圧
を印加させながら、エージングを行うようにするもので
ある。
【0011】
【作用】本発明における電圧印加手段は、ゲッター膜に
所定の電圧を印加させておくことにより、エージング工
程を行う際に不要ガスがイオン化されてゲッター膜に引
き付け易くなり、エージング中でのガス吸着効果が向上
する。
【0012】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明による蛍光表示管の一実施例
による構成を説明する要部断面図であり、前述した図2
と同一部分には同一符号を付しその説明は省略する。図
1において、図2と異なる点は、基板1とカバーガラス
10とが封着された気密容器内には、先端部14a側が
カバーガラス10の内面側角部に被着形成されたゲッタ
ー膜13に電気的に接続され、その他端側が基板1上に
延在されカバーガラス10との封着部を介して外部に導
出して電極端子14bとするほぼL字状の電極14が配
設されている。
【0013】この電極14は、例えば426合金の板材
をプレス成形加工法などにより形成され、基板1上に実
装する他の各電極群の組立工程と同時に基板1上に固定
配置され、気密容器を形成後の排気を行った後にBaゲ
ッター12の飛散を行うことにより、カバーガラス10
の内面にゲッター膜13が形成されるとともに電極14
の先端部14aとの電気的な接続が行われる。
【0014】このように構成された蛍光表示管は、カバ
ーガラス10の内面に被着形成されたゲッター膜13に
電気的に接続される電極14を設けたことにより、気密
容器を形成した後に行うエージング工程において、基板
1上に設けられた電極端子14bに外部直流電源を接続
し、電極14を介してゲッター膜13に例えば約1KV
程度の正の高電圧を印加しておくことにより、気密容器
内に存在する不要ガスがイオン化され、負にチャージを
帯びた不要ガスがゲッター膜13に引き付けられ易くな
り、ゲッター膜13に効果的に捕捉され、ガス吸着効果
を向上させることができる。
【0015】また、このような構成によれば、電極14
は、その先端部14aをカバーガラス10の内面側に形
成されたゲッター膜13に電気的に接触されることによ
り、このカバーガラス10の内面に生じるチャージアッ
プを防止することができる効果も同時に得られる。
【0016】なお、前述した実施例において、電極14
に印加する直流電圧を約1KVとした場合について説明
したが、この電圧は、フィラメント8に印加されるフィ
ラメント電圧の電圧値以上の電圧であれば良く、例えば
陽極4に印加される電圧を印加しても良い。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように本発明による蛍光
表示管によれば、ゲッター膜に所定の電圧を印加する電
圧印加手段を設けたことにより、エージング工程におけ
る気密容器内の不要ガスの効率的な吸着を行うことがで
きるので、真空度の高い蛍光表示管が生産性良く得られ
る。また、本発明による蛍光表示管の製造方法は、気密
容器を形成した後、エージングを行う際にゲッター膜に
所定の電圧を印加させながら、エージングを行うように
したことにより、エージング中におけるガス吸着効果を
向上させることができるので、エージング時間を短縮で
き、製造コストを低減させ、低価格化が実現可能となる
という極めて優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蛍光表示管の一実施例による構成
を示す要部断面図である。
【図2】従来の蛍光表示管の構成を示す要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 引き出し導線 3 絶縁膜 4 陽極 5 蛍光体 6 表示セグメント 7 フィラメント支持体 8 線状のフィラメント 9 制御電極 9a メッシュ部9a 9b 枠体 10 カバーガラス 11 フリットガラス 12 ゲッター 13 ゲッター膜 14 電極 14a 先端部 14b 電極端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板と、前記絶縁性基板上に形成
    された表示セグメントと、前記表示セグメントの上方に
    配設された線状フィラメントと、前記表示セグメントと
    線状フィラメントとの間に配設された制御電極と、前記
    絶縁性基板に対向配置されかつ内面の一部にゲッター膜
    が被着形成された透明なカバーガラスとを有し、前記絶
    縁性基板とカバーガラスとによって気密容器が構成され
    た蛍光表示管において、 前記ゲッター膜に所定の電圧を印加する電圧印加手段を
    設けたことを特徴とする蛍光表示管。
  2. 【請求項2】 絶縁性基板と、前記絶縁性基板上に形成
    された表示セグメントと、前記表示セグメントの上方に
    配設された線状フィラメントと、前記表示セグメントと
    線状フィラメントとの間に配設された制御電極と、前記
    絶縁性基板に対向配置されかつ内面の一部にゲッター膜
    が被着形成された透明なカバーガラスとを有し、前記絶
    縁性基板とカバーガラスとによって気密容器が構成され
    た蛍光表示管において、 前記気密容器を構成した後、エージングを行う際に前記
    ゲッター膜に所定の電圧を印加させながら、行うことを
    特徴とする蛍光表示管の製造方法。
JP28076093A 1993-10-15 1993-10-15 蛍光表示管およびその製造方法 Pending JPH07114893A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100426234B1 (ko) * 2000-07-28 2004-04-08 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 진공용기 및 표시장치

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KR100426234B1 (ko) * 2000-07-28 2004-04-08 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 진공용기 및 표시장치

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