JPH07114865B2 - 布押え制御装置付きミシン - Google Patents

布押え制御装置付きミシン

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JPH07114865B2
JPH07114865B2 JP6312786A JP6312786A JPH07114865B2 JP H07114865 B2 JPH07114865 B2 JP H07114865B2 JP 6312786 A JP6312786 A JP 6312786A JP 6312786 A JP6312786 A JP 6312786A JP H07114865 B2 JPH07114865 B2 JP H07114865B2
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signal
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悦造 野村
康男 榊原
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は、縫製作業中に、例えば、加工布のターンの
ために布押え用の押え足を自動的に上動させる布押え制
御装置付きミシンに関するものである。
(従来の技術) 従来、この種のミシンでは、第11図に示すような軌跡26
の送り歯の移動に対応して、針下信号発生位置Oまでは
押え足が下動位置を保持し、針下信号の発生と同時に針
が停止されると共に、押え足が上動されるようになって
いた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、針を停止させ、それまでの縫製に引き続き素
早く加工布をターンさせるには、送り歯がターンの邪魔
にならないように下方に没入すると共に、針が加工布に
突き刺さった直後に押え足が上動されるが望ましい(例
えば、第10図の期間X)。しかし、前記のように針下信
号の出力を待ち、その後に押え足が上動される場合に
は、例えば、第10図の期間Yで表されるようなタイムラ
グを生じ、作業者にとってその上動タイミングが遅いと
感じられ、作業リズムが狂って能率が低下するという問
題がある。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであっ
て、押え足の上動タイミングを針下停止時期以前にでき
る布押え制御装置付きミシンの提供を目的としている。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は前記問題点を解決するために、押え足を上下
動させるための押え足移動手段と、押え足を上動する信
号を発生するための第1の信号発生手段と、針がその上
死点付近に対応する針上位置に達したことを検出して針
上信号を発生すると共に、針がその下死点付近に対応す
る針下位置に達したことを検出して針下信号を発生する
ための第2の信号発生手段と、針の上下動に基づく縫目
形成時において、前記第1の信号発生手段から押え足上
動信号が発生した後、前記第2の信号発生手段から針上
信号が発生してから針下信号が発生するまでの期間内で
あって針が加工布に刺さる所定時期に前記押え足移動手
段により押え足を上動させるように制御するための制御
手段とを備えるという構成を採用している。
(作用) 従って、縫目形成時において、第1の信号発生手段から
押え足上動信号が発生されると、それに応じて針が針下
位置に達する前に、制御手段により押え足移動手段が作
動されて押え足が上動される。
(実施例) 以下、この発明を具体化したミシンの一実施例を第1図
〜第11図に基づいて詳説する。
第1図に示すように、ミシンフレーム1のアーム部2内
には、駆動手段としてのモータ3によりベルト4及びプ
ーリ5を介して回転されるミシン主軸6が設けられ、そ
のミシン主軸6の回転によりアーム部2の右端の針棒7
が上下動される。その針棒7の下端には針8が取着され
ている。その針8は加工布支持面11を横切って上下動
し、ベッド部9内に設けた糸輪捕捉器10との協働により
加工布支持面11上の加工布W(第4図に図示)に縫目を
形成する。このように、前記針棒7、針8、糸輪捕捉器
10により縫目形成装置が構成されている。
第5図に示すように、前記プーリ5の左側面には、外周
に円弧状の切欠12を有する第1の反射板13と、リング状
をなし内周に切欠14を有する第2の反射板15とが取り付
けられている。そして、切欠12と第2の反射板15の内周
縁とにより、区画された部分は上下動する針8がその上
死点付近に対応する針上位置に達したことを検出するた
めの非反射部16を構成し、切欠14と第1の反射板13の外
周縁によって区画された部分は、針8がその下死点付近
に対応する針下位置に達したことを検出するための非反
射部17を構成している。又、第2の反射板15の表面に
は、多数の非反射面18が所定の角度間隔をおいて形成さ
れている。
第6図に示すように、両切欠12,14、非反射面18の回転
軌跡とそれぞれ対向するようにアーム部2には針上位置
検出器19、針下位置検出器20、同期信号発生器21がそれ
ぞれ装着されている。そして、針8がそれぞれ第4図に
示す針上位置T及び針下位置Dに達したときに、検出器
19,20が前記非反射部16,17に対向して、第9図に示すよ
うに、針上及び針下の位置検出信号が出力され、又、プ
ーリ5の回転に伴い、前記非反射面18と反射面との交互
通過により、同期信号発生器21から同期信号(タイミン
グパルス)が発生される。このように針上及び針下の位
置検出器19,20の構成により第2の信号発生手段が設け
られている。
第1図及び第4図に示すように、前記アーム部2には、
加工布Wを下方へ押圧する押え足22を取着し、押え足移
動手段としての布押え用ソレノイド(第3図に図示)23
で上下動される押え棒24が支持されている。又、前記押
え足22に対向するようにベッド部9には、押え足22との
協働により加工布Wに送りを付与するための送り歯25が
設けられている。前記送り歯25は、第11図に示すような
軌跡26で移動して加工布Wを正送りする。このように、
前記押え足22、押え棒24、送り歯25により加工布送り装
置が構成されている。
第1図に示すように、アーム部2の前面には操作パネル
27が配設されている。第2図に示すように、この操作パ
ネル27上には押え上げ設定キー28、加算キー29、減算キ
ー30等が設けられると共に、同期信号発生器21からの同
期信号のパルス数等が表示される表示部31が配設されて
いる。
又、第1図に示すように、ベッド部9の下方には、モー
タ3の起動・停止及び糸切り装置(図示しない)の動作
等を指令するための第1の信号発生手段としてのペダル
32が設けられている。
次に、この実施例のミシンにおける電気的構成について
説明する。
第3図に示すように、制御手段を構成する中央処理装置
(CPU)33の入力インターフェイス34には前記針上及び
針下の位置検出器19,20、同期信号発生器21、前記操作
パネル27上の押え上げ設定キー28、加算及び減算のキー
29,30、前記ペダル32が接続されている。又、出力イン
ターフェイス35にはモータ3、前記表示部31、前記布押
え用ソレノイド23、前記糸切り装置を作動させるための
糸切り用ソレノイド36が接続されている。さらに、リー
ドオンリーメモリー(ROM)37にはミシン全体の動作を
制御するためのプログラムが記憶されると共に、ランダ
ムアクセスメモリー(RAM)38には押え足22の上動タイ
ミングの設定データが書き込まれる。
次に、以上のように構成されたミシンの作用について説
明する。なお、第7図及び第8図のフローチャートに示
されたプログラムはCPU33の制御のもとに進行する。
まず、押え足22の上動タイミングの設定について第7図
に基づいて説明する。
ミシンの電源投入に伴い、CPU33はステップS1において
押え上げ設定キー28のオンを待ち、そのキー28がオン操
作されると、ステップS2において押え上げ設定モードを
選択する。次いで、CPU33はステップS3〜ステップS5に
おいて加算又は減算のキー29,30のオンを待つ。それら
キー29,30がオンされる毎に、CPU33はステップS4におい
て、第4図及び第9図〜第11図に示すように、針下信号
発生位置Oを原点として、針8が針上位置Tを経過し、
加工布Wに突き刺さる位置Qに達すると共に、送り歯25
が加工布Wの下方側の位置Pに達するまでのミシン主軸
6の回転量に相当するタイミングパルス数のデータ(こ
の実施例では、第9図に示すように18パルス)が加算又
は減算される。次に、CPU33はステップS5において、再
び押え上げ設定キー28がオンされるのを待ち、そのキー
28がオン操作されると、CPU33はステップS6において前
記パルス数をRAM38の所定のエリアに書き込み、押え足2
2の上動タイミングのデータが設定される。
次に、縫製の一工程の実行を第8図に基づいて説明す
る。
さて、縫製作業に当たりミシンの電源投入状態におい
て、CPU33はステップS7においてペダル32の前方踏み込
みを待ち、そのペダル32が位置Fへ前方踏み込み操作さ
れると、CPU33はステップS8においてモータ3を回転さ
せミシンが運転される。その後、ステップS9においてペ
ダル32が中立位置Nへ踏み返しされるか、あるいは、ス
テップS10においてペダル32が位置Rへ後方踏み込みさ
れるかを待ち、ステップS10においてペダル32が位置R
へ後方踏み込み操作されると、CPU33はステップS11にお
いて糸切り用ソレノイド36を作動させて糸切りを行う。
一方、ステップS9においてペダル32が中立位置Nへ踏み
返し操作されると、CPU33はステップS12においてモータ
3を減速させると共に、ステップS13においてモータ3
の回転数が所定の設定値まで落ちたか否かを判別し、判
別結果がYESになると、CPU33はステップS14,S15におい
て、前記ペダル32が中立位置Nへ踏み返しされた時の針
8のタイミングが第11図に示すように、加工布支持面11
から針下信号発生位置Oまでの区間Aか、針下信号発生
位置Oから加工布支持面11までの区間Bかを判別する。
前記ステップS14の判別結果がYESの場合、すなわち、針
8が区間Aに位置して針8が加工布Wに突き刺さってい
る場合には、CPU33はステップS16において布押え用ソレ
ノイド23を作動させて押え足22を直ちに上動させると共
に、針8を針下停止させる。又、ステップS15の判別結
果がYESの場合、すなわち、針8が区間Bに位置する場
合には、ステップS17において前記パルス数が設定値に
なるのを待ち、すなわち、針8が加工布Wに突き刺さる
のを待ち、パルス数が設定値に達すると、CPU33はステ
ップS16において布押え用ソレノイド23により押え足22
を上動させ、その後針8を針下停止させる。
ところで、この実施例のミシンでは、針8が針下停止す
る以前に、すなわち、送り歯25の作動が停止される前に
押え足22が上動される。ところが、前記送り歯25は、押
え足22が上動される時点では、四運動送りしていても加
工布支持面11の下方に位置している。従って、押え足22
による押圧の解除された加工布Wは、送り歯25が作用す
ることなく、その送り歯25とは無関係にターンが可能と
なる。
以上のように、この実施例では、縫製作業中にペダル32
が位置Fから中立位置Nへ踏み返し操作されると、針8
が針下位置に達する以前に押え足22が上動されるので、
作業者は針8が針下停止するのを待たずにタイミング良
く加工布Wをターンすることができる。従って、縫製作
業をリズミカルに能率良く行うことができる。
発明の効果 以上詳述したように、この発明は押え足の上動を針が針
下位置に達する以前にでき、縫製作業をリズミカルに能
率良くできる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図はこの発明を具体化したミシンの一実施
例を示すものであって、第1図はミシンの略体正面図、
第2図は操作パネルを示す破断正面図、第3図は電気的
構成を示すブロック図、第4図は針と送り歯との位置関
係を示す部分拡大図、第5図及び第6図は針上及び針下
の位置検出と同期信号発生の構成を示す断面図、第7図
は押え足上動タイミングの設定のフローチャート、第8
図は一縫製工程のフローチャート、第9図は信号発生を
示すタイムチャート、第10図は針上下曲線及び送り歯上
下曲線を示す線図、第11図は送り歯の移動軌跡と針位置
等のタイミングを示す図である。 3……モータ、8……針、11……加工布支持面、19……
針上位置検出器、20……針下位置検出器、21……同期信
号発生器、22……押え足、23……布押え用ソレノイド、
28……押え上げ設定キー、32……ペダル、33……CPU、
O……針下信号発生位置、P……位置、T……針上位
置、D……針下位置、W……加工布。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工布支持面(11)上の加工布(W)を貫
    通して上下動される針(8)を含み、前記加工布(W)
    に縫目を形成するための縫目形成装置(7,8,10等)と、 前記加工布支持面(11)上の加工布(W)を押圧する押
    え足(22)を含み、前記加工布(W)に送りを付与する
    ための加工布送り装置(22,24,25等)と、 前記押え足(22)を上下動させるための押え足移動手段
    (23)と、 押え足(22)を上動する信号を発生するための第1の信
    号発生手段(32)と、 針(8)がその上死点付近に対応する針上位置(T)に
    達したことを検出して針上信号を発生すると共に、針
    (8)がその下死点付近に対応する針下位置(D)に達
    したことを検出して針下信号を発生するための第2の信
    号発生手段(19,20)と、 針(8)の上下動に基づく縫目形成時において、前記第
    1の信号発生手段(32)から押え足上動信号が発生した
    後、前記第2の信号発生手段(19,20)から針上信号が
    発生してから針下信号が発生するまでの期間内であって
    前記針(8)が前記加工布(W)に刺さる所定時期に前
    記押え足移動手段(23)により押え足(22)を上動させ
    るように制御するための制御手段(33)と を備えたことを特徴とする布押え制御装置付きミシン。
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JPH07114866B2 (ja) * 1991-03-08 1995-12-13 株式会社アサヒコーポレーション 直線縫いのミシンを使用して靴の甲皮の内周縁部に縁取りテープを縫着する方法および装置
JP5808969B2 (ja) * 2011-07-15 2015-11-10 Juki株式会社 ベルトループ付けミシン

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