JPH07114699B2 - 酵素精製法 - Google Patents

酵素精製法

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JPH07114699B2
JPH07114699B2 JP60066412A JP6641285A JPH07114699B2 JP H07114699 B2 JPH07114699 B2 JP H07114699B2 JP 60066412 A JP60066412 A JP 60066412A JP 6641285 A JP6641285 A JP 6641285A JP H07114699 B2 JPH07114699 B2 JP H07114699B2
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    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/90Isomerases (5.)
    • C12N9/92Glucose isomerase (5.3.1.5; 5.3.1.9; 5.3.1.18)
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    • Y10S435/814Enzyme separation or purification
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    • Y10S435/816Enzyme separation or purification by solubility

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は水性グルコース・イソメラーゼ溶液の精製、さ
らに詳しくは、該溶液をアミンで処理して酵素活性を有
する不溶性複合体を形成させる方法に関する。
発明の背景 グルコース・イソメラーゼはグルコースをフラクトース
に変える酵素である。グルコース・イソメラーゼを産生
する種々の微生物が知られている。例えばアクチノプラ
ネス(Actinoplnes)、アエロバクター(Aerobacte
r)、アンプラリエラ(Ampullariella)、アースロバク
ター(Arthrobacer)、バチルス(Bacillus)、ラクト
バチルス(Lactobacillus)およびストレプトミセス(S
troptomyces)属の微生物がグルコース・イソメラーゼ
を産生する。一般に、グルコース・イソメラーゼは主に
細胞内で産生され、したがつて、グルコース・イソメラ
ーゼの大部分は微生物の細胞壁内および/または壁上に
見出される。したがつて、可溶性酵素を得るには、酵素
を微生物細胞から抽出する必要がある。この抽出操作
は、細胞外膜の少なくとも一部を崩壊し、酵素および他
の細胞物質を微生物酵素抽出物中に拡散させる。すなわ
ち、酵素抽出物は可溶性および不溶性両方の不純物を含
有している。不溶性不純物は、過または遠心分離のよ
うな公知の方法で容易に分離できる。しかしながら、生
物学的オリゴマーまたはポリマー、例えば、核酸、非酵
素的蛋白またはポリウロン酸のような細胞壁成分などと
考えられる可溶性不純物は、しばしば、所望の産物と同
様な化学的または物理的性質を有するので除去が困難
で、経費がかかる。
微生物酵素抽出物から望ましくない可溶性物質を除去ま
たは分離する方法はよく知られている。これらの方法の
最近の概要はダブリユウ・イー・ジヤコビー編、「メソ
ツド・オブ・エンザイモロジイ)(“Methods of Enzym
ology",ed.W.E.Jakoby,Academic Press,・N.Y.,N.Y.)
第22巻、273〜287頁および476〜556頁に記載されてい
る。溶解度に基く分離、特異親和性に基く分離およびク
ロマトグラフイーによる分離のような種々の酵素精製法
が記載されている。
また、多数の特許が種々の酵素精製法を記載している。
マスダ(Masuda)の米国特許第3769168号は吸着、洗浄
およびイオン溶液による酵素の溶出によるβ−アミラー
ゼの精製を記載している。フイリツプら(Philipp et a
l)の米国特許第3912595号はカラム中の粒状担体上で可
逆的に酵素の複合体を形成させ、ついで、緩衝液で酵素
を溶出させることによる加水分解酵素液の精製を記載し
ている。ヤマダら(Yamada et al)の米国特許第397277
7号は酸カチオン交換樹脂上に選択的に吸着させ、つい
で、緩衝液で樹脂からβ−ガラクトシダーゼを溶出させ
るβ−ガラクトシダーゼの精製法を記載している。これ
らの方法はいずれも、未精製酵素液を、酵素を吸着また
は結合するマトリツクスと接触させ、イオン溶液を添加
して精製酵素をマトリツクスから溶出する操作を含んで
いる。
ジヨンソンら(Johnson et al)の米国特許第4347322号
は酵素精製用のクロマトグラフイーを教示している。バ
イレルら(Vairel et al)の米国特許第4106992号ら
は、粗ウロキナーゼを、DEAE−セルロース樹脂を用いる
クロマトグラフイーに付している。記載された方法は主
としてウロキナーゼからの発熱物質の除去にあてられて
いる。
いくつかの特許が沈澱による微生物酵素抽出物の精製を
教示している。ボルグラム(Borglum)の米国特許第372
8244号は第4級アンモニウム化合物による不純物の沈澱
を教示している。ベルグマイヤーら(Bergmeyer et a
l)の米国特許第3794562号はポリエチレンイミンを用い
る不純物の沈澱を教示している。スノークら(Snoke et
al)の米国特許第4055469号は合成ポリ電解質を用いる
不純物の沈澱を教示する。モリシら(Morisi et al)の
英国特許第1411503号はカチオン界面活性剤による不純
物の沈澱を教示している。これらの特許はいずれも、不
純物を沈澱させて除去し、活性酵素を溶液中に残す方法
を教示している。
少なくとも1つの長鎖炭化水素N−置換基を有する第4
級アンモニウム化合物は界面活性電解質で、溶液中で集
合体またはミセルを形成することができる。これらの化
合物は親水性の第4級アミノ基と、疎水性の炭化水素鎖
によつて特徴づけられる。多くの第4級アンモニウム化
合物は、それらの微生物の不活化または阻止する能力か
ら抗微生物剤としての広範な用途が判明している。この
能力は陽性に帯電した第4級アミンと、陰性に帯電した
微生物表面の間でアニオン−カチオン複合体が形成され
ることによるものと考えられる。
第4級アンモニウム化合物はまた、蛋白のような陰性に
帯電した種々の高分子物質と不溶性のアニオン−カチオ
ン複合体を形成する。沈澱、不活化、変性、再分散およ
び複合体形成はいずれも、蛋白と第4級アンモニウム化
合物との相互作用によつて生じたと報告されている現象
である。
発明の概要 本発明は、水性溶液を式: 〔式中、R1は少なくとも炭素数6のヒドロカルビル基、
R2は炭素数約8〜20のヒドロカルビル基、R3は低級アル
キル、Xはアニオンを意味する〕 で示されるアミン化合物と接触させ、生じた酵素含有沈
澱(析出物)を回収することを特徴とする水性溶液から
のグルコース・イソメラーゼの分離方法に関する。
本発明は水性溶液中のグルコース・イソメラーゼの精製
法を提供するものである。該グルコース・イソメラーゼ
を第3級または第4級アミンと、アミンがイソメラーゼ
と相互作用して不溶性の酵素−アミン複合体を形成する
ような条件下で接触させる。このイソメラーゼ−アミン
複合体は強いイオン性溶液に添加することができ、これ
により、複合体が解離して可溶性の精製、濃縮グルコー
ス・イソメラーゼ調製物が得られる。
意外にも、ある種のアミン化合物がグルコース・イソメ
ラーゼ調製物の精製法において使用できることが判明し
た。
本発明の方法で用いることのできる第3級および第4級
アミン化合物は式: 〔式中、R1は少なくとも炭素数6のヒドロカルビル基、
R2は炭素数約8〜20のヒドロカルビル基、R3は低級アル
キル、R4は水素または低級アルキルを意味する〕 で示される。
ヒドロカルビル基は、好ましくは、アルキル、シクロア
ルキル、アルケン、アリールおよびアラルキルで、例え
ば、クロロおよびブロモのようなハロゲン、ヒドロキ
シ、アルコキシなどのような基で置換されていてもよ
い。また、ヒドロカルビル基には、エーテルまたはチオ
エーテル結合におけるごとく、酵素または硫黄原子で中
断された炭化水素鎖、例えば、ジイソブチルフエノキシ
エトキシエチルおよびジイソブチルクレゾキシエトキシ
エチル基も包含する。
Xはいずれの適当な無機または有機アニオンでもよく、
ハロゲンイオン、硝酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオ
ン、酢酸イオンなどが挙げられる。該アニオンは酵素に
対して不活性である。
前記の式で示される本発明の方法に用いることのできる
アミンの例としては、ジメチルベンジルドデシルアンモ
ニウム、ジメチルジラウリルアンモニウム、ステアリル
ジメチルベンジルアンモニウム、ジステアリルジメチル
アンモニウム、ジエチルジオクタデシルアンモニウム、
ジメチルジドデシルアンモニウム、ジメチルドデシルナ
フチルメチルアンモニウム、ジメチルヘキサデシルジク
ロロベンジルアンモニウムおよびジメチルジイソブチル
フエノキシエチルベンジルアンモニウム塩が挙げられ
る。
発明の詳説 本発明によれば、アミンがグルコース・イソメラーゼと
相互作用して不溶性のイソメラーゼ−アミン複合体を形
成して沈澱する条件下、少なくとも1つの前記アミンを
精製するグルコース・イソメラーゼ水性抽出物に加え
る。ついで、不溶性イソメラーゼ−アミン複合体を
過、遠心分離などの常法により分離する。沈澱物から酵
素を分離するには、イソメラーゼ−アミン複合体をイオ
ン化塩溶液に加える。ここで複合体は解離し、イソメラ
ーゼおよびアミンが再溶解する。ついで、限外過また
はカチオン交換樹脂による処理で酵素溶液からアミン化
合物を分離し、高い特異活性(例えば、mg蛋白当りの活
性)を有する精製、濃縮グルコース・イソメラーゼ調製
物を得てもよい。
沈澱(析出)した酵素−アミン複合体の再溶解に必要な
イオン化塩の量は、適当な電解質、好ましくは、経済
性、入手しやすさから、塩化ナトリウムの種々の濃度、
すなわち、イオン強度の溶液を用いる簡単なテスト法で
容易に決定できる。グルコース・イソメラーゼに不利な
影響を与えない限り、いずれの電解質も使用できる。必
要な塩の量は該沈澱を溶解するのに必要な最少濃度とし
て決定される。塩化ナトリウムは酵素に、目につくよう
な影響は与えないので、沈澱の完全な溶解を保証する濃
度で用いることができる。
場合により、酵素を回収すべき水性酵素溶液は、所望の
酵素の沈澱に先立ち、添加したアミンと沈澱を形成する
不純物を含有しうる。このような場合、アミンの添加を
数回、通常、2回に分けて行なうべきで、最初の添加で
該不純物を析出させ、最後に酵素を析出させる。最初の
添加に必要なアミンの量は、元の酵素溶液のいくつかの
試料を用い、漸変する量のアミン化合物を添加すること
により、容易に決定できる。各添加によつて生じた沈澱
の酵素活性をテストし、いつたん酵素活性が検出された
ら、そのアミンの量が最初の沈澱に必要な量である。
本発明を実施するにおいては、R2が炭素数約8〜18のア
ルキル、R1が炭素数約6〜10の基、R3およびR4が低級ア
ルキルおよびXがハロゲンアニオンの前記一般式で示さ
れる第4級アミンを用いることが好ましい。
もつとも好ましい化合物は式: 〔式中、nは12、14または16の整数、Xはハロゲンアニ
オンを意味する〕 で示される。これらの化合物を含有する製品が米国ニユ
ージヤージー州、ジヤージー・シテイーのオニクス・ケ
ミカル・カンパニー(Onyx Chemical Co.,Jersey City,
New Jersey,U.S.A.)により、BTC−835の商品名で販売
されている。BTC−835は、前記式において、nが14の化
合物50%、nが12の化合物40%およびnが16の化合物10
%からなる混合物である。
本発明を実施するための条件は、イソメラーゼ抽出物の
純度および濃度、実際に用いるアミン化合物によつて変
化しうる。用いるアミンの量は実質的に全ての活性酵素
を沈澱させるに十分な量とすべきで、一般に、W/V基準
で少なくとも100ppmである。好ましい量は少なくとも約
500ppmで、通常、約500〜5000ppmである。もつとも好ま
しくは、約1000〜3000ppmである。
pHは、酵素の等電点(pI)より約1pH単位上で、用いる
アミン化合物のpKaより約1pH単位下の範囲とすべきであ
る。好ましくは、pHは約5.5〜8.5、理想的には、約6.0
〜8.0、もつとも好ましくは、約7.0〜7.4である。
温度は、0℃のような低温から、酵素の熱変性または不
活性が起る温度より下までの広い範囲で変えることがで
きる。一般に、室温で行なうことが都合よい。
本発明の方法の作用機序は完全には判明していない。し
かしながら、アミンがグルコース・イソメラーゼと相互
作用して不溶性のイソメラーゼ−アミン複合体を形成す
るものと考えられる。不溶性のイソメラーゼ−アミン複
合体を高イオン溶液に加えると、イソメラーゼ−アミン
複合体が解離し、イソメラーゼおよびアミンが再溶解す
る。
本発明で得られる結果は実に意外なことである。すなわ
ち、本発明で用いるアミン化合物は、一般に、強力な酵
素不活化剤および変性剤と考えられており、これがグル
コース・イソメラーゼを精製するために使用できるとい
うことは非常に意外なことである。驚くべきことに、第
4級アンモニウム塩の全て、あるいは第3級アミンの全
てが、本発明の特定の第3級アミンおよび第4級アンモ
ニウム塩を用いて得られる結果を与えることができるわ
けではないのである。ヘキサデシルトリメチルアンモニ
ウムクロライドのような公知の第4級アミン塩は本発明
の条件下で全く沈澱を形成せず、一方、他のアミン化合
物、例えば、オクタデシルトリメチルアンモニウムクロ
ライドは、検出できるほどの酵素活性を示さないなずか
な沈澱を形成する。他のアミンは沈澱の形成有無にかか
わりなく、酵素活性を著しく低下させる。特に有効なア
ミン化合物はR1が炭素数7〜10のアラルキル、例えば、
ベンジルおよびナフチルメチル、R2が炭素数12〜16のア
ルキルおよびR3およびR4が、各々、低級アルキル、特に
メチルのものである。また、イソメラーゼ−アミン複合
体が非常に容易に解離して精製活性酵素を生じることも
意外なことである。
本発明の方法の出発物質として用いるグルコース・イソ
メラーゼ抽出物の製造方法は公知である。例えば、グル
コース・イソメラーゼを含有する酵素抽出物は、グルコ
ース・イソメラーゼを産生することが知られている種の
微生物を培養し、菌糸から酵素を抽出し、公知の方法で
不溶物を除去することにより得られる。
好ましいグルコース・イソメラーゼ抽出物はアクチノプ
ラニス、アンプラリエラ、アエロバクター、アースロバ
クター、バチルス、ミクロモノスポラ(Micromonospor
a)、ミクロビスポラ(Microbispora)、ミクロエロボ
スポラ(Microellobospora)、ノルカルジア(Norcardi
a)またはストレプトミセス属の微生物から得ることが
できる。典型的には、グルコース・イソメラーゼ抽出物
はストレプトミセス・ルビゲノサス(Streptomyces ru
bigenosus)、ストレプトミセス・オリボクロモゲネス
(Streptomyces olivochromogenes)、バチルス・コア
ギユランス(Bacillus coagulans)またはバチルス・
ステアロサーモフイルス(Bacillus stearothermophil
us)種の微生物から得られる。
分析法 総蛋白 総蛋白はベツクマン・モデルDK−2A分光光度計を用いて
280mμの波長で測定した。
イソメラーゼ活性(IGLU) IGIUはインターナシヨナル・グルコース・イソメラーゼ
・ユニツトの略で、当初、グルコース2モル/、MgSO
4 0.02モル/およびCoCl2 0.001モル/を含有する
溶液中、pH6.84〜6.85(0.2Mマレイン酸ナトリウム)で
室温および60℃で測定した、1分当り、1マイクロモル
のグルコースをフラクトースに変える酵素の量である。
グルコース・イソメラーゼの測定はエヌ・イー・ルロイ
ドら、シリアル・ケミストリー(N.E.Lloyed et al,cer
eal Chem.)、49巻、5号、544〜553頁(1972年)に記
載される方法で行なつた。
固定化イソメラーゼ活性(FAU) 固定化イソメラーゼ活性はつぎの方法で測定した。
1400〜2200IGIUを含有する固定化イソメラーゼ試料を秤
取した。試料をデキストロース検定溶液(予め65℃に加
温)125mlおよび0.1Mトリス−ヒドロキシメチルアミノ
メタン(THAM)溶液(pH7.8)10mlで250mlフラスコに洗
い込んだ。デキストロース検定溶液はデキストロース3.
33M、硫酸マグネシウム20mM、亜硫酸ナトリウム10mM、T
HAM100mMおよび塩化コバルト1mMを含有する(pH7.8)。
65℃において、このデキストロース溶液はpH7.0を示
す。フラスコを65℃の水浴につけ、1時間振とうした。
混合液を、過助剤1gをプレコートしたガラス繊維フイ
ルターを付した45mm粗ガラス過器を通して真空過し
た。フラスコおよび酵素ケーキを少量の100mMTHAM緩衝
液(pH7.8)で洗浄し、全量を100mlとした。
この洗浄した酵素を、デキストロース検定溶液(予め65
℃で平衡)125mlを含有する250mlフラスコに入れた。洗
浄した酵素を10mMTHAM緩衝液(pH7.8)10mlに定量的に
フラスコに洗い込み、フラスコを正確に60分間振とうし
た。ついで、氷酢酸12.0mlを加え、この酸性化混合液を
さらに15分間振とうした。混合液を、過助剤約1gをプ
レコートしたガラス繊維フイルターを付した45mm粗ガラ
ス過器を通して真空過した。フラスコおよび過器
内容物を、約400mlの液が集まるまで脱ミネラル水で
洗浄した。液を25℃に冷却し、500mlに希釈した。溶
液の旋光度を、25℃にて2dmセルを用いて測定し、R2
した。
酵素を加えない以外は前記と同様に操作してブランク調
製した。ブランクの旋光度も25℃で測定し、R1とした。
異性化度をつぎの式から算出した。
〔式中、aはフラクトースが完全にデキストロースに変
換されたときの比旋光度、Cpは溶液中の糖濃度(0.15g/
ml)、Lは旋光計の管長(2dm)を意味する〕 イソメラーゼ活性の固定活性単位(FAU)は次式より算
出される。
FAU/g=JC/Kftw 〔式中、Kfは速度定数(1.21 Ihr-1FAU-1mgグルコー
ス)、tは反応時間(1時間)、wは試料重量(g)、
Cは反応混合液125ml当りの初期濃度(mg)(75000mgグ
ルコース)、Jはつぎのとおり: (式中、Ieはフラクトースのモル分率で示した平衡時の
異性化度(0.513)、Iはフラクトースのモル分率で示
した異性化度、Cmはグルコースの初期濃度(3.33M)、K
sはグルコースのミハエリス定数(0.7M)、Kpはフラク
トースのミハエリス定数(1.43M)を意味する)〕 1IGIUは15.8FAUに等しい。
実施例 つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 この実施例では不溶性グルコース・イソメラーゼ−アミ
ン複合体の形成、ついで、イオン溶液中での該複合体の
解離による精製グルコース・イソメラーゼ調製物の製造
を説明する。
ストレプトミセス属の選定した株の微生物(ストレプト
ミセス・ルビゲノサス)からグルコース・イソメラーゼ
抽出物を得、pH7.2に調整した。抽出物のイソメラーゼ
活性は40IGIU/mlであつた。9個の容器の各々に酵素抽
出物25ml(合計1000IGIU)を加えた。適当量のBTC−83
5、N−アルキル(C12,C14,C16)−ジメチルベンジルア
ンモニウムクロライド(オニツクス・ケミカル・カンパ
ニー)を室温で各容器に加え、15分官撹拌を続けた。BT
Cの添加により、最低100ppmのレベルで白色凝集沈澱が
形成された。
沈澱を遠心分離により除き、得られた上澄液の一部のイ
ソメラーゼ活性を検定した。結果を第1表に示す。
このデータはBTC濃度が1000ppm以上で可溶性イソメラー
ゼ活性が全く残存していないことを示す。500ppmのBTC
濃度で、可溶性活性の残存率は50%であつた。
容器5からの沈澱を室温で0.5N NaCl5mlに再懸濁し、
撹拌した。沈澱は数分で再溶解した。得られた溶液の0.
5ml部分を0.5N NaCl19.5mlで希釈し、検定したとこ
ろ、イソメラーゼ活性を示した。
実施例2 この実施例では本発明の方法の精製、濃縮グルコース・
イソメラーゼの製造への使用を説明する。
総活性12000 IGIU、比活性2.7IGIU/mg蛋白の、実施例
1のイソメラーゼ抽出物の試料300mlをNaOHでpH7.2に調
整した。BTC−835を加えて最終濃度を1000ppmとし、15
分間撹拌した。形成した沈澱を、過助剤のプレコート
上で過して集めた。フイルターケーキをフイルター
上、水で洗浄し、液試料および洗液のイソメラーゼ活
性を検定した。可溶性活性は検出されなかつた。
フイルターケーキを0.5N NaClで溶出した。この塩化ナ
トリウム溶出液を、XM100メンブラン(分子量カツトオ
フ(MWCO)100000)を用いる米国マサチユーセツツ州ダ
ンバーズ、アミコン・コーポレイシヨン(Amican Cor
p.,Danvers,MA,U.S.A.)のアミコン(Amicon)401撹拌
セルで限外過した。限外過残留物を5倍容の0.5N
NaClで3回透析過(ダイアフイルトレーシヨン)して
残つた未結合BTCを除去した。最後に、残留物を水でく
り返し透析過して脱塩した。最終の残留物は比活性4
3.32IGIU/mg蛋白の、全体で8860IGIUの活性を有してい
た。全体で、出発イソメラーゼ活性の73.8%が回収さ
れ、43.32IGIU/mg蛋白の比活性はこの調製物が蛋白を基
準として少なくともその90%がイソメラーゼであること
を示した。このように、良好な活性の回収で、約20倍も
の精製を行なうことができた。
実施例3 実施例1と同じストレプトミセスの第2回目の発酵で得
られたイソメラーゼ抽出物を用いて実施例2の操作をく
り返す。
イソメラーゼ抽出物500ml(総合14000IGIU)をpH7.2に
調整し、BTC−835を滴下して最終濃度を1000ppmとし
た。得られた懸濁液を、過助剤2gを混合後、過し、
フイルターケーキを水約100mlで洗浄した。液および
洗液はイソメラーゼ活性を有していなかつた。ついで、
洗浄したフイルターケーキをそのまま、3時間を要して
0.5N NaCl300mlでゆつくりと溶出させた。
この塩溶出液をアミコンXM−50(50000MWCO)メンブラ
ンで限外過した。限外過残留物を0.5N NaCl、つい
で、水でよく透析過して残つたBTCおよび塩を除去し
た。最終の残留物は全体で13550IGIU、比活性43.4IGIU/
mg蛋白を有していた。このように、実施例2と同様に比
率よく精製が行なえ、活性の回収(94%)が著しく向上
した。
実施例4 この実施例ではバチルス属の微生物(バチルス・コアギ
ュランス)から得られたイソメラーゼ抽出物を精製する
本発明の方法を説明する。
A.出発酵素限はバチルス全菌体を過助剤担体と混合し
てなる乾燥粉末で、デンマーク国バグスベルド、ノボ・
インダストリ社(Novo Industri A/S,Bagsvaerd,Denmar
k)のノボ(Novo)SP−103イソメラーゼと称されるもの
である。
該粉末を希トリス緩衝液(pH7.0)に懸濁し、リゾチー
ム(200mg/100g乾燥酵素)を添加後、室温で2時間撹拌
して酵素を可溶化した。ついで、過助剤プレコートを
通して過して不溶物を除去し、液を60℃に加熱し、
20分間保持して不純物を沈澱させ、抽出物を殺菌した。
プレコート過して不溶物を除去後、抽出物10ml(262I
GIU)をpH7.2に調整し、BTC−835を加え、最終濃度を15
00ppmとした。ほとんど同時に大量の白色沈澱が生じ、
これを遠心分離して除き、上澄液の一部のイソメラーゼ
活性を検定した。実質的に出発活性(250IGIU)の全て
が可溶性フラクシヨン中にあつた。
B.前記Aのはじめの抽出物の一部をBTC−835(1500pp
m)で処理し、得られた不溶物を去し、すてた。この
処理した抽出の25mlづつ(各555IGIU)に、イソメラー
ゼを沈澱させるに必要なBTC−835の濃度を決定するた
め、種々の量のBTC−835を添加した。BTC添加後、沈澱
を遠心分離で除去し、可溶性相の試料のイソメラーゼ活
性を検定した。結果を第2表に示す。
1500ppmの前処理で非酵素不純物を除去後、BTCを添加す
ると、BTCの濃度2000ppm以上で可溶性イソメラーゼ活性
がほとんど完全になくなつた。1000ppmの添加は可溶性
活性の約半分を沈澱させる。
前記の各試料の沈澱を0.5N NaCl10mlに懸濁した。沈澱
は速やかに再溶解した。溶解した沈澱を含有する溶液を
ため、XM−50メンブランで限外過した。0.5N NaClお
よび水で透析過後、残留物のイソメラーゼ活性および
蛋白濃度を分析した。総活性回収は1103IGIUであつた。
比活性は、紫外部吸収で評価した蛋白基準で4.16IGIU/m
gであつた。
実施例5 この実施例では種々の第4級アンモニウム化合物でのグ
ルコース・イソメラーゼ抽出物の処理を説明する。
同量の実施例3のイソメラーゼ抽出試料をpH7に調整
し、種々の第4級アンモニウム化合物を加え、最終濃度
を2000ppmとした。沈澱の生成を酵素と第4級アンモニ
ウム化合物の間の相互作用の証拠とした。
つぎの第4級化合物をテストした。
(1)BTC−835 アルキル(C12,C14,C16)ジメチルベンジルアミノクロ
ライド (2)アークオード(ARQUAD)18−50 オクタデシルトリメチルアンモニウムクロライド (3)サートリマイド(CERTRIMIDE,CTAB) セチルトリメチルアンモニウムブロマイド (4)BTC−2125M(DUAL QUAT) アルキル(C14,C16,C12,C18)ジメチルベンジルアンモ
ニウムクロライド アルキル(C12,C14)ジメチルエチルベンジルアンモニ
ウムクロライド (5)ハイアミン(HYAMINE)1622 ジイソブチルフエノキシエトキシエチルジメチルベンジ
ルアンモニウムクロライド (6)ハイアミン2389 (メチルドデシルベンジル)トリメチルアンモニウムク
ロライド メチルドデシルキシレンビス(テトラメチル)アンモニ
ウムクロライド (7)マクオート(MAQUAT)DLC1214 アルキル(C12,C14,C16,C18)ジメチル(ジクロロベン
ジル)アンモニウムクロライド (8)BTC−812 オクチルドデシルメチルアンモニウムクロライド (9)ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド 化合物(1)、(4)、(5)および(7)は大量の白
色沈澱を形成し、化合物(8)、(3)および(2)で
は沈澱が少なかつた。一方、化合物(9)および(6)
は透明のままであつた。懸濁液を遠心分離し、沈澱を除
き、透明な上澄液のイソメラーゼ活性を検定した。
沈澱を0.5N NaClに再懸濁させた酵素−第4級アンモニ
ウム化合物複合体を解離させ、酵素を再度可溶化した、
再度可溶化させた沈澱を0.5N NaCl−0.2M Co++で希釈
後、イソメラーゼ活性を検定した。結果を第3表に示
す。
もつとも大量の沈澱を生じた4つの化合物、(1)、
(4)、(5)および(7)はいずれもN−ベンジル置
換基を有している。
2つの長鎖アルキル基を含有するBTC−812、(8)は、
BTC−835および他の沈澱とは物理的に異なつた沈澱を示
した。この場合の活性の回収は非常にすぐれていた。化
合物(6)および(9)は何ら明らかな沈澱を生じず、
酵素の不活化はほとんどなかつた。化合物(3)、
(4)および(7)は著しい活性損失を生じた。
実施例6 この実施例では酵素および第4級アンモニウム化合物の
不溶性複合体が酵素的に活性であることを説明する。
実施例4のイソメラーゼ抽出物の試料をpH7.2に調整
し、BTC−835(1500ppm)で処理し、過助剤と混合
し、不溶性物質を取した。フイルターケーキを水洗
し、混合した。試料の固定化酵素活性をFAU法で検定し
た。結果は、出発可溶性活性29%の表示活性を示した。
実施例7 この実施例では、再溶解したイソメラーゼBTC沈澱からB
TCを除去するための、強酸カチオン交換樹脂を用いる別
法を記載する。
粗酵素抽出物を、HIP100カートリツジ(100000MWCO)を
用いるアミコンCH4濃縮器で限外過して部分精製イソ
メラーゼ濃縮物を調製した。限外過残留物を5倍容の
脱イオン水で透析過して残つた低分子量物質を除去し
た。最終濃縮物は2175IGIU/mlの活性を有し、蛋白濃度
は66.9mg/mlであつた(比活性32.5IGIU/mg)。
この濃縮物10mlを水で300mlで希釈し、pHを7.2に調整し
た。この溶液にBTC−835 300mgを添加し、懸濁液を30
分間撹拌した。形成した沈澱を遠心分離して集め、0.5M
NaCl25mlに再溶解した。この溶液に、湿潤AG50WX4(米
国カリフオルニア州、リツチモンド、バイト・ラド・ラ
ボラトリース(Bio Rad Laboratories,Richmond,CA,U.
S.A.)製カチオン交換樹脂(ナトリウム型)1gdbを加え
た。pHを7.0に調整し、懸濁液をおだやかに30分間撹拌
した。ついで、樹脂を沈降させ、上澄液の一部をとり、
紫外部吸収により可溶性蛋白(280nmでの吸収)およびB
TC(262nmでの吸収)を分析した。この紫外部吸収分析
は可溶性BTCが全て除去されたことを示した。さらに上
澄液の一部をとり、水で10倍に希釈した。この塩濃度の
減少した段階で沈澱のないことは、BTCが樹脂により除
去されたことを示した。残りの上澄液を過して樹脂を
分離し、液を、YM−30メンブランを用いるアミコン20
1撹拌セルで限外過して残つたNaClを分離した。最終
の限外過残留物のイソメラーゼ活性および蛋白濃度を
検定した。イソメラーゼ活性の回収は194000IGIUで、サ
ンプリングロスを修正すると、出発活性の90%以上であ
つた。比活性は40.12IGIU/mg蛋白であつた。
実施例8 この実施例では、本発明の方法における種々の第4級お
よび第3級アミンの使用を説明する。
実験方法は実施例5と実質的に同じである。
良好な酵素の沈澱および少なくとも80%の沈澱活性の回
収がつぎの化合物によつて達成された。
マクオートMC1412 アルキル(C14,C12,C16)ジメチルベンジルアンモニウ
ムクロライド BTC−1010 ジデシルジメチルアンモニウムクロライド BTC−1000 アルキル(C12,C14)ジメチル1−ナフチルメチルアン
モニウムクロライド ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド ハイアミン3500 アルキル(C14,C12,C16)ジメチルベンジルアンモニウ
ムクロライド つぎの化合物を用いた場合は、酵素が全く沈澱しなかつ
たか、不活化が起らなかつた。
バリクオート(VARIQUAT)B−200 ベンジルトリメチルアンモニウムクロライドアークオー
ド12−50 トデシルトリメチルアンモニウムクロライドジメチルド
デシルアミン ジメチルベンジルアミン トリイソオクチルアミン

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水性溶液を式: [式中、R1は少なくとも6個の炭素原子を有するヒドロ
    カルビル基、R2は約8〜20の炭素原子を有するヒドロカ
    ルビル基、R3は低級アルキル、R4は水素または低級アル
    キル、Xはアニオンを意味する] で示されるアミン化合物と接触させ、生じた酵素含有沈
    殿を回収することを特徴とする水性溶液からのグルコー
    ス・イソメラーゼの分離方法。
  2. 【請求項2】該溶液のpHが約5.5〜約8.5である請求項
    (1)記載の方法。
  3. 【請求項3】pHが約6〜約8である請求項(2)記載の
    方法。
  4. 【請求項4】アミン化合物の量が該水性溶液の少なくと
    も500ppmである請求項(1)〜(3)いずれか1つに記
    載の方法。
  5. 【請求項5】アミン化合物において、R1が炭素数約8〜
    約18のアルキル、R2が炭素数約6〜10のヒドロカルビル
    基、R3およびR4が、各々、低級アルキル、Xがハライド
    アニオンである請求項(1)〜(4)いずれか1つに記
    載の方法。
  6. 【請求項6】該水性溶液が式: [式中、R2はCnH2n+1(nは12、14または16の整数)、
    Xはアニオンを意味する] で示されるアミン化合物を含有する請求項(1)〜
    (5)いずれか1つに記載の方法。
  7. 【請求項7】R2がCnH2n+1(nは12、14および16)基の
    混合物である請求項(6)記載の方法。
  8. 【請求項8】該水性溶液のpHが約7.0〜7.4である請求項
    (6)または(7)記載の方法。
  9. 【請求項9】該アミン化合物の量が、該水性溶液の少な
    くとも1000ppmである請求項(6)〜(8)いずれか1
    つに記載の方法。
  10. 【請求項10】さらに、分離した酵素含有沈殿を水性溶
    媒に再溶解する工程を含む請求項(1)〜(9)いずれ
    か1つに記載の方法。
  11. 【請求項11】該水性溶媒がイオン化塩を含有する請求
    項(10)記載の方法。
  12. 【請求項12】アミン化合物がアルキル(C12、C14、C
    16)ジメチルベンジルアンモニウムクロライドである請
    求項(6)〜(11)いずれか1つに記載の方法。
  13. 【請求項13】アミン化合物がオクチルドデシルジメチ
    ルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアン
    モニウムクロライドまたはジデシルジメチルアンモニウ
    ムクロライトである請求項(1)〜(12)いずれか1つ
    に記載の方法。
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