JPH07113197B2 - ウェブを支持する織物、同織物の製造方法 - Google Patents

ウェブを支持する織物、同織物の製造方法

Info

Publication number
JPH07113197B2
JPH07113197B2 JP3259985A JP25998591A JPH07113197B2 JP H07113197 B2 JPH07113197 B2 JP H07113197B2 JP 3259985 A JP3259985 A JP 3259985A JP 25998591 A JP25998591 A JP 25998591A JP H07113197 B2 JPH07113197 B2 JP H07113197B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibers
base
fabric
web
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3259985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04281092A (ja
Inventor
クローニン、デニス・カラハン
Original Assignee
ベロイト・コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベロイト・コーポレイション filed Critical ベロイト・コーポレイション
Publication of JPH04281092A publication Critical patent/JPH04281092A/ja
Publication of JPH07113197B2 publication Critical patent/JPH07113197B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/04Arrangements thereof
    • D21F3/045Arrangements thereof including at least one extended press nip
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F7/00Other details of machines for making continuous webs of paper
    • D21F7/08Felts
    • D21F7/083Multi-layer felts

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製紙機械においてウェ
ブを支持する織物、そのような織物の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】製紙技術
において、プレスされたウェブを乾燥部分へ案内する前
に形成されたウェブからできるだけ多量の水分を除去す
るため、形成されたウェブはプレス部分を通って案内さ
れる。典型的な乾燥部分では熱の要求量が非常に多いた
めに、ウェブがプレス部分を通過する間、そのウェブか
らできるだけ多くの水を除去する必要がある。
【0003】従来、プレスされたウェブをプレス部分か
らドライヤー部分まで送る場合に、長期間未解決の問題
があった。理想的には、プレス部分のプレスニップを通
過する間ウェブを支持するプレスフェルトが、その後、
ドライヤー部分の少くとも最初の部分へ向ってウェブを
運ぶようにすればよい。
【0004】しかしながら、この理想的な配置は実際的
でないことがわかった。なぜなら、ウェブとプレスフェ
ルトがプレスニップを通過する間、プレスフェルトは通
常ウェブから多量の水を吸収するので、プレスニップの
すぐ下流で、ウェブとプレスフェルトを互いに分離させ
なければ、ウェブは水を含んだプレスフェルトによって
再度湿潤されることになる。
【0005】従って、従来、典型的なものでは、プレス
ニップのすぐ下流でウェブから分離するように、少くと
も1個のガイドロールのまわりにプレスフェルトが案内
される。次いで、プレスからドライヤーまでの移送フェ
ルトは、ウェブをドライヤー部分へ案内し、かつ、支持
するためにプレスニップの下流でウェブを案内する関係
におかれる。
【0006】また、他のプレスからドライヤーまでの多
くの移送装置においては、ドライヤーフェルトはウェブ
がドライヤーフェルトによって支持され、それによって
ドライヤー部分へ運ばれるように、プレス部分の近くへ
伸長する。
【0007】前記のプレスからドライヤーまでの移送装
置においては、プレスニップとドライヤー部分との間の
或る位置で、ウェブは、プレスフェルトにも、プレスか
らドライヤーまでの移送フェルトにも、ドライヤーフェ
ルトにも支持されない。従って、ウェブがそのように
“オープンドロー”となると、ウェブのテールをプレス
部分から下流のドライヤー部分へ紙通しするためには、
比較的複雑な紙通し技術を必要とした。前記の“オープ
ンドロー”では、また、ウェブが比較的もろくて破断を
受ける時には、ウェブを処理することも必要となる。
【0008】エル・ウィックス(L.Wicks )外の米国
特許第4,483,745号には、ウェブが広幅ニップ
から次のドライヤー部分まで無孔ブランケットによって
運ばれるように、広幅ニップをもつプレス装置から下流
のドライヤー部分まで伸長する無孔ブランケットを利用
した“ドローなし”のプレスからドライヤー部分までの
移送が開示されている。
【0009】しかしながら、ウェブを支持する前記の無
孔ブランケットでは、ウェブが広幅ニップを通って通過
する間、そのウェブからプレスされた水を片側から除去
する必要がある。或る場合には、製造されるウェブに表
裏性(両面の特性が異る)があっても差支えがないが、
製造されるウェブの両面性、即ち表裏面の特性が同じで
あることを必要とする場合には、この方法によれば、ウ
ェブの所望の両面性を達成するために、ウェブを逆転さ
せねばならない。
【0010】本発明は、プレス部分を通ってドライヤー
部分までウェブを支持する織物であって、水分を吸収さ
せることのできる比較的低透水性を有するが、それによ
って支持されたウェブを再湿潤させることがない織物を
提供する。
【0011】前記のような織物の要請がこの分野では長
いこと認識されているけれども、そのような織物を製造
する時、プレスやドライヤーフェルトの製造業者の努力
がとり込まれてこなかった。
【0012】そこで本発明がなされ、そして、米国特許
第4,738,752号に記載の型式の加熱式広幅ニッ
ププレスを通って特定のサンプルフェルトのパッチを通
すことによって、そこから予期しないような結果が得ら
れた。その織物は、1.7ミクロン(15000分の1
インチ)のカリパスを有し、一段と滑らかなウェブ支持
面を有する。その織物が加熱式広幅ニップの下流でウェ
ブを連続的に支持する時、その織物によって水は吸収さ
れたが、ウェブがプレスニップの下流で織物に支持され
て送られる間、そのウェブが織物によって認識できる程
に再湿潤されることはないという予期しない事実が発見
された。
【0013】その結果、そのように再湿潤しない織物が
実現できることが直ちに明らかとなった。そのような織
物の1つの用途は、プレスニップからドライヤー部分の
少くとも最初の部分をまわって直接伸長するプレスフェ
ルトである。そのようなプレスからドライヤーまでの移
送装置は、プレスニップからドライヤー部分まで“オー
プンドロー”なしでウェブを完全に支持することがで
き、前記の再湿潤の問題も生じない。
【0014】さらに、織物の表面が比較的滑らかである
ので、ダブルフェルトプレスの場合、ウェブはその他側
にあるフェルトの比較的目の粗い面ではなく織物の滑ら
かな表面に一貫して従うことがわかった。従って、ウェ
ブはダブルフェルトプレスの場合、プレスニップからド
ライヤー部分を通って自動的に案内され、吸引箱や移送
ブロー箱等を必要としない。
【0015】従って、本発明の第1の目的は、製紙技術
に著しく貢献することができる織物、そのような織物の
製法を提供することである。
【0016】本発明のもうひとつの目的は、水分を吸収
しウェブの再湿潤を防止することができる比較的低透過
性を有する織物を提供することである。
【0017】本発明のもうひとつの目的は、ダブルフェ
ルトプレス配置の下流でフェルトと織物とが互いに分離
する時、ウェブが織物に予期通りに従うようにウェブへ
向って比較的滑らかな表面を有する織物を提供すること
である。
【0018】本発明のその他の目的や効果は添付図面に
関連して説明した後文の詳細な説明からこの技術に熟達
した人にとって明らかとなるであろう。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は織物と、そのよ
うな織物の製法に関する。
【0020】この織物は、第1側と第2側を形成するベ
ースを含む。このベースは複数の(hydrophobic
)テフロンフィラメントで成る。繊維の第1層は、ベ
ースの第1側に隣接して配置され、ベースの第1側に
ードリングされる。繊維の第2層は、ベースの第2側に
隣接して配置され、ベースの第2側にニードリングされ
る。これらの繊維の層のうち、少くとも一方の層は
(hydrophobic )テフロンと親水(hydrophilic )
のガラス繊維との混合物を有する。繊維の層とベース
は、織物が水を吸収できる低透水性を有し、それによっ
てウェブの再湿潤を防止するように組合わされる。
【0021】本発明の特定の実施態様において、ベース
はマシン方向へ配置された第1の複数のフィラメント
と、クロスマシン方向へ配置された第2の複数のフィラ
メントとを有し、マシン方向のフィラメントとクロスマ
シン方向のフィラメントとは織成される。
【0022】本発明の1つの実施態様において、水繊
維はテフロンであり、繊維の層は、ベースのそれぞれ第
1、第2側にニードリングされ、さらに、前記の混合物
は、テフロンとファイバーガラス繊維で構成され、繊維
の第1及び第2層は、前記フィラメントのデニールより
小さいデニールの繊維を有する。
【0023】本発明のもうひとつの実施態様において、
両繊維層の繊維は、テフロンとガラス繊維との混合物を
含む。本発明の好ましい実施態様において、前記混合物
のテフロンとガラス繊維の割合は9:1から2:1の範
囲にある。
【0024】本発明の1つの実施態様において、前記の
繊維の層とベースは圧力と熱を加えることによってとも
に少くとも一部分融合され、この繊維は特に、プレス織
物として、又はプレスからドライヤーまでの移送織物と
して使用される。
【0025】本発明はまた、製紙機械においてウェブを
支持する織物の製造方法を含む。この製造方法は、織ら
れたベースが第1側と第2側を形成するように、第1の
複数のマシン方向のテフロンフィラメントと第2の複数
のクロスマシン方向のテフロンフィラメントとからベー
スを織る工程を含む。
【0026】繊維の第1層はベースの第1側にニードリ
ングされ、繊維の第2層はベースの第2側にニードリン
される。繊維の第1及び第2層はベースと繊維の層が
非圧縮マットを形成するようにテフロン繊維とガラス繊
維の混合物である。
【0027】このマットはそれから高温でプレスされ、
繊維の層とベースが少くとも部分的にともに融合される
ので、そこで生じた織物は比較的滑らかな表面を有し、
かつ、水分吸収能力を有し、ウェブの再湿潤を防ぐ。
【0028】前述の織物の好ましい製造方法において、
非圧縮マットはプレスの加熱ニップを通って送られるの
で、繊維の層とベースは少くとも部分的にともに融合
し、そこで生じたフェルトは少くとも1つの比較的滑ら
かな表面を有し、また水分吸収特性を保持し、その上に
支持されたウェブへ水が流れないようにする。
【0029】本発明による織物は、また、ウェブをプレ
スし乾燥させる製紙装置に使用できる。この装置は、プ
レスと、そのプレスの下流に配置されたドライヤー部分
とを有する。
【0030】プレスはさらに、プレス部材と、そのプレ
ス部材と共働してそれらの間に、プレスニップを形成
し、そこでウェブをプレスするようにした支持ロールと
を有する。
【0031】織物はウェブに接して配置され、プレスニ
ップを通って伸長し、そのニップを通ってウェブを支持
し、案内する。さらに、フェルトはプレスニップを通っ
て伸長し、織物に対してウェブの反対側に配置される。
この織物はウェブへ向って比較的滑らかな表面を有する
ので、ウェブがプレスニップを出て、織物とフェルトが
互いに分離する時、そのウェブは織物の滑らかな表面に
従い、それによってウェブが再湿潤されることはない。
【0032】ドライヤー部分は、上流ドライヤーと、そ
の上流ドライヤーと共働するガイドロールとを有する。
前記織物はプレスニップから上流ドライヤーの加熱外面
の一部分をまわって伸長する。前記織物はガイドロール
によって上流ドライヤーから離れる方向へ案内されるの
で、ウェブはプレスニップからドライヤー部分へオープ
ンドローなしに案内され、織物によってウェブが再湿潤
されることはない。この織物は1.27〜2.54ミク
ロン(1/20000〜1/10000インチ)のカリ
パスを有する。
【0033】本発明の好ましい実施態様において、プレ
スもまた、ウェブからの水が織物を通って支持フェルト
へ送られるように織物を支持するため織物に隣接して配
置された支持フェルトを有する。この織物は、また、ウ
ェブの再湿潤を生ずる支持フェルトから水の流れを妨げ
る。
【0034】
【実施例】図1は製紙機械内においてウェブを支持する
織物の断面図であって、その織物は全体を10で示す。
織物10は全体を14で示すベースを有し、このベース
14は第1側16と第2側18を有する。ベース14
は、また、複数の水フィラメント20,22を有す
る。繊維の第1層24は第1側16に隣接して配置さ
れ、この繊維の第1層はベース14の第1側16に装着
される。
【0035】繊維の第2層26はベース14の第2側に
隣接して配置される。この繊維の第2層26はベース1
4の第2側18に装着される。繊維の層24,26の少
くとも片方の層は、水繊維と親水繊維との混合物を有
し、層24,26とベース14は、織物10が低透水性
であって水を吸収することができ、それによってウェブ
の再湿潤を防止するように仕組まれている。
【0036】図1に示すように、ベース14は、また、
矢印MDで示すようにマシン方向へ配置された第1の複
数のフィラメント28を有する。第2の複数のフィラメ
ント30,31,32,33,34,35は矢印CDで
示すようにクロスマシン方向へ配置され、マシン方向の
フィラメント28とクロスマシン方向のフィラメント3
0〜35は一緒に織られている。
【0037】水繊維28,30〜35はテフロンで形
成され、層24,26はベース14の第1側16と第2
側18へニードリングされる。テフロン(TEFLO
N)(フッソ樹脂(ポリ4フッ化エチレン))はE.
1.デュポン社の登録商標である。
【0038】繊維の第2層26は繊維の混合層である。
繊維の混合層はテフロンとファイバーガラスの繊維を含
み、第1層24及び第2層26の個々の繊維はフィラメ
ント28,30〜35のデニールより小さなデニールを
有する。
【0039】図1に示すように、本発明の好ましい実施
例において、繊維の両層24,26は、テフロン繊維3
6とガラス繊維37の混合層を有する。このテフロンと
ファイバーガラスの繊維の混合比は、9:1〜2:1の
範囲の比率を有する。図2は前記の織物10の製法を示
し、圧力と熱を加えることによって少くとも一部が融合
される層24,26とベース14を示す。
【0040】本発明によれば、織物10は、プレスニッ
プを形成する通常のロール対を通って伸長し、又は長い
ニップを形成するため広幅プレス部材と共働バッキング
ロールとの間に形成された長いニッププレスを通って伸
長するプレス織物である。織物10は、また、プレスニ
ップから下流のドライヤー部分までウェブを完全に支持
するプレスからドライヤまでの移送用織物である。
【0041】図2は製紙機においてウェブを支持する織
物10の製造方法を示す。この製造方法は、織られたベ
ース14が第1側16と第2側18を形成するように第
1の複数のマシン方向のテフロンフィラメント28と、
第2の複数のクロスマシン方向のテフロンフィラメント
30〜35とでベース14を織る工程で成る。
【0042】繊維の第1層24はニードル手段25によ
りベース14の第1側16に刺され、繊維の第2層26
は針手段27によりベースの第2側18に刺される。繊
維の第1層24と第2層26は、テフロン繊維36とフ
ァイバーガラス繊維37との混合物であって、ベース1
4と繊維の層24,26は非圧縮マット38を形成す
る。
【0043】それからマット38はプレス39により高
温でプレスされて繊維の層24,26とベース14は少
くとも一部が合されるので、そこでできた織物は比較
的滑らかな表面40を有し、それは水分吸収能力を保持
し、ウェブの再湿潤を防ぐ。
【0044】好ましくは、マット38は誘導ヒーター4
4によって加熱されるプレス39のニップ42を通って
送られるので、層24,26とベース14は少くとも部
分的に融合する。
【0045】図3は、点線で示すウェブWをプレスし、
乾燥する製紙装置46の側面図である。この装置46
は、広幅ニッププレス47と、プレス47の下流に配置
されたドライヤー部分48とを有する。プレス47はさ
らに、プレス部材50と、このプレス部材50と共働し
それらの間にプレスニップ54を形成してウェブWをプ
レスするバッキングロール52とを有する。
【0046】織物10は後記するように、ウェブWに対
して接して配置され、ニップ54を通って伸長し、そし
てウェブWを支持し、ニップ54を通ってウェブWを案
内する。フェルト56がニップ54を通って伸長し、こ
のフェルト56は織物10に対してウェブWの反対側5
8に配置される。
【0047】織物10はウェブWへ向って比較的滑らか
な表面40を形成し、ウェブWがニップ54を出て、織
物10とフェルト56が互いに拡開する時、ウェブWは
再湿潤されることなしに織物10の滑らかな表面10に
従う。
【0048】乾燥部分48は上流ドライヤ60を有す
る。ガイドロール62は上流ドライヤ60と共働し、織
物10はニップ54から上流ドライヤ60の加熱外面6
6の一部分64の周りに伸長する。織物10は、その
後、上流ドライヤ60から離れるようにガイドロール6
2によって案内されるので、ウェブWはオープンドロー
なしにニップ54からドライヤー部分48へ案内され、
織物10によって再湿潤することはない。
【0049】本発明の好ましい実施例において、織物1
0は1.27〜2.54ミクロン(20000分の1〜
10000分の1インチ)の範囲カリパスを有する。
【0050】本発明の好ましい実施例において、図3に
示すように、プレス47はまた、支持フェルト68を有
し、この支持フィルトは、ウェブWからの水分が織物1
0から支持フェルト68へ送られるように、織物10を
支持するため織物10に接して配置される。織物は、ウ
ェブWを再湿潤させるような支持フェルト68からの水
分の流れを遮断する。
【0051】本発明の多くの変形や修正は、以上の詳細
な説明からこの技術に熟達した人にとって明らかとなる
であろう。しかし、そのような変形や修正は添付の請求
項によって限定される本発明の本旨と範囲内に含まれる
ものである。
【0052】
【発明の効果】本発明は支持されたウェブの再湿潤を防
ぎながら織物に支持されたウェブから水分を吸収できる
ような独特の織物を提供することができる。また、本発
明は、前記の織物を製造する有効な製造方法を提供する
ことができる。
【0053】さらに、本発明は、ウェブをプレスして乾
燥させる製紙装置において、前記織物を用いて、ダブル
フェルトプレス構造の場合に織物へのウェブの予知可能
な移送を保証しながらウェブを再湿潤させることなしに
プレスニップからドライヤーまでウェブを支持すること
を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の織物の断面図、
【図2】ベースを織り、その中の繊維をニードリング
し、そこで生じたマットをプレスする本発明の工程を示
す概略図、
【図3】図1に示す織物を有する本発明の製紙装置の側
面図である。
【符号の説明】
10 織物 14 ベース 16 第1側 18 第2側 20,22 水フィラメン
ト 24 繊維の第1層 26 繊維の第2層 28 第1の複数のフ
ィラメント 30,31,32,33,34,35 第2の複数のフ
ィラメント 36 テフロン繊維 37 ガラス繊維 38 非圧縮マット 39 ロールプレス 40 滑らかな表面 42 ニップ 44 誘導ヒーター 46 製紙装置 47 広幅ニッププレ
ス 48 ドライヤー部分 50 プレス部材 52 バッキングロー
ル 54 ニップ 56 フェルト 60 上流ドライヤー 62 ガイドロール 68 支持フェルト W ウェブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1側と第2側を形成し複数のテトラフ
    ルオロエチレンフィラメントを有するベース; 前記第1側に隣接して配置され前記ベースの前記第1側
    ニードリングされた繊維の第1層; 及び前記ベースの前記第2側に隣接して配置され前記ベ
    ースの前記第2側にニードリングされた繊維の第2層; より成り; 前記繊維の層の少くとも一方の層はテトラフルオロエチ
    レンとガラス繊維との混合物を含み、前記繊維の層と前
    記ベースは圧力と熱を加えることによってともに融合し
    ている; ことを特徴とする製紙機械用プレス織物。
  2. 【請求項2】 前記ベースはさらに; マシン方向へ配置された第1の複数のフィラメント; 及びクロスマシン方向に配置された第2の複数のフィラ
    メント; とを有し; 前記マシン方向とクロスマシン方向のフィラメントは互
    いに織成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    織物。
  3. 【請求項3】 前記繊維の第1及び第2層は前記フィラ
    メントのデニールより小さいデニールの繊維を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の織物。
  4. 【請求項4】 前記混合物のテトラフルオロエチレンと
    ガラス繊維の割合は9:1から2:1の範囲にあること
    を特徴とする請求項1に記載の織物。
  5. 【請求項5】 織って形成されるベースが第1側と第2
    側を形成するように、第1の複数のマシン方向のテトラ
    フルオロエチレンフィラメントと第2の複数のクロスマ
    シン方向のテトラフルオロエチレンフィラメントとから
    ベースを織る工程; ベースの第1側にテトラフルオロエチレンとガラス繊維
    の混合物である繊維の第1層をニードリングし、かつ、
    ベースの第2側にテトラフルオロエチレンとガラス繊維
    の混合物である繊維の第2層の繊維をニードリング
    て、前記ベースと前記繊維の層で非圧縮マットを形成す
    る工程; 及び前記繊維の層と前記ベースがともに融合し、そこで
    生じた織物に滑らかな表面を形成して水分吸収能力を保
    ちながらウェブの再湿潤を防ぐように高温で前記マット
    をプレスする工程; より成ることを特徴とする製紙機械においてウェブを支
    持する織物の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記マットを形成する工程で得られたマ
    ットを前記繊維の層と前記ベースがともに融合、そこ
    で生じたフェルトに少くとも1つの滑らかな表面を形成
    して水分吸収能力を保ちながら、その上に支持されたウ
    ェブへ水を移さないように前記マットをプレスの加熱ニ
    ップを通過させる工程; より成ることを特徴とする請求項5記載の製造方法。
JP3259985A 1990-10-11 1991-10-08 ウェブを支持する織物、同織物の製造方法 Expired - Fee Related JPH07113197B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US59591090A 1990-10-11 1990-10-11
US07/595910 1990-10-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04281092A JPH04281092A (ja) 1992-10-06
JPH07113197B2 true JPH07113197B2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=24385220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3259985A Expired - Fee Related JPH07113197B2 (ja) 1990-10-11 1991-10-08 ウェブを支持する織物、同織物の製造方法

Country Status (4)

Country Link
EP (2) EP0480868B1 (ja)
JP (1) JPH07113197B2 (ja)
CA (1) CA2053088C (ja)
DE (2) DE69131077T2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9220351D0 (en) * 1992-09-25 1992-11-11 Albany Research Uk Improvements in and relating to paper machine felts
SE504975C2 (sv) * 1995-09-08 1997-06-02 Albany Int Corp Torkvira
JP3488403B2 (ja) * 1999-09-20 2004-01-19 市川毛織株式会社 湿紙搬送ベルト及びその製造方法
FI111471B (fi) * 1999-10-13 2003-07-31 Tamfelt Oyj Abp Siirtohihna paperikonetta varten
DE10158456A1 (de) * 2001-11-28 2003-06-18 Voith Paper Patent Gmbh Pressfilz
US20050136763A1 (en) * 2003-12-17 2005-06-23 Dana Eagles Industrial fabric having a layer of a fluoropolymer and method of manufacture
JP4883629B2 (ja) 2007-03-13 2012-02-22 イチカワ株式会社 湿紙搬送用ベルト
DE102008002373A1 (de) * 2008-06-11 2009-12-17 Voith Patent Gmbh Pressanordnung
FI20085668L (fi) * 2008-06-27 2009-12-28 Metso Paper Inc Selluloosan kuivauskone ja menetelmä massarainan kuivaamiseksi
US20150159326A1 (en) * 2013-12-10 2015-06-11 Huyck Licensco, Inc. Felt with cellulosic fibers for forming fiber cement articles
CN113638257B (zh) * 2021-10-15 2021-12-31 潍坊华港包装材料有限公司 一种造纸机的定边及切边引纸水针装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1635472A1 (de) * 1966-05-27 1972-02-24 Breveteam Sa Verfahren zur Herstellung eines aus wenigstens einer Oberschicht und einer Grundschicht bestehenden textilen Flaechengebildes durch Vernadelung der Schichten sowie nach dem Verfahren hergestelltes textiles Flaechengebilde
US3401467A (en) * 1967-06-05 1968-09-17 Orr Felt & Blanket Company Paper makers' felt
JPS50145603A (ja) * 1974-05-10 1975-11-22
US4483745A (en) * 1982-09-29 1984-11-20 Beloit Corporation Method and apparatus of sheet transfer using a nonporous smooth surfaced belt
FI64959C (fi) * 1982-10-08 1984-02-10 Tamfelt Oy Ab Pressfilt foer transport av en fiberbana genom presspartiet i n pappersmaskin och foerfarande foer pressfiltens tillver knng
JPS59106595A (ja) * 1982-12-13 1984-06-20 市川毛織株式会社 製紙用ニ−ドルフエルト及びその製造法
SE455316B (sv) * 1985-12-09 1988-07-04 Nordiskafilt Ab Forfarande och anordning vid pressnyp i presspartiet till pappersmaskiner
JPS6344877A (ja) * 1986-04-02 1988-02-25 Ain Eng Kk 皮革様シ−ト
US4738752A (en) * 1986-08-12 1988-04-19 Beloit Corporation Heated extended nip press apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
EP0665328A1 (en) 1995-08-02
EP0665328B1 (en) 1999-03-31
DE69131077T2 (de) 1999-09-30
CA2053088C (en) 1997-10-14
DE69125781D1 (de) 1997-05-28
JPH04281092A (ja) 1992-10-06
EP0480868B1 (en) 1997-04-23
CA2053088A1 (en) 1992-04-12
EP0480868A1 (en) 1992-04-15
DE69131077D1 (de) 1999-05-06
DE69125781T2 (de) 1997-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5274930A (en) Limiting orifice drying of cellulosic fibrous structures, apparatus therefor, and cellulosic fibrous structures produced thereby
US7662260B2 (en) Method for the manufacture of a fiber web provided with a three-dimensional surface structure
JP3184927B2 (ja) 増大した接触面を有する製紙用ファブリック
US3214326A (en) Paper pressing method, felt and apparatus
EP0342171B1 (en) Method for depositing particles and a binder system on a base fabric
JP2004538390A (ja) 繊維性構造体の乾燥方法
JPH07113197B2 (ja) ウェブを支持する織物、同織物の製造方法
JPH0346594B2 (ja)
KR101514199B1 (ko) 다층 직물 및 이의 제조방법
CN108884637B (zh) 造纸机网毯及其应用和用于制造造纸机网毯的方法
DE69922041T2 (de) Verfahren und vorrichtung zur behandlung von papier oder pappebahnen
RU2276213C2 (ru) Прессовальная ткань
US10745858B1 (en) Through-air drying apparatus and methods of manufacture
AU660632B2 (en) Improvements in and relating to paper machine clothing
CZ9703964A3 (cs) Omezovací hubice s několika zónami na suąení buničitých vláknitých struktur, zařízení a buničité vláknité struktury vyráběné tímto zařízením
EP1300510A2 (de) Bahnführung
US20030194930A1 (en) Flow control within a press fabric using batt fiber fusion methods

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071206

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081206

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees